【ちむどんどん】のネタバレ・あらすじを最終回まで!沖縄料理店は成功する?
黒島結菜・主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)第106作、2022年度・前期(4月~9月頃)放送の【ちむどんどん】全エピソードのあらすじネタバレを最終回まで紹介!
ヒロインの夢は東京で沖縄料理店を開くこと。果たしてその結末は?
リンク先の各週・各回のネタバレでプラス・アルファな解説・考察も!
今回は【ちむどんどん】のネタバレ・あらすじについて!
*本ページの情報は2022年6月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
- 【ちむどんどん】のネタバレ・あらすじ:直近週
- 【ちむどんどん】のネタバレ・あらすじ
- 【ちむどんどん】第1週「シークワーサーの少女」のネタバレ・あらすじ
- 【ちむどんどん】第2週「別れの沖縄そば」のネタバレ・あらすじ
- 【ちむどんどん】第3週「悩めるサーターアンダギー」のネタバレ・あらすじ
- 【ちむどんどん】第4週「青春ナポリタン」のネタバレ・あらすじ
- 【ちむどんどん】第5週「フーチャンプルーの涙」のネタバレ・あらすじ
- 【ちむどんどん】第6週「はじまりのゴーヤーチャンプルー」のネタバレ・あらすじ
- 【ちむどんどん】第7週「ソーミンチャンプルーVSペペロンチーノ」のネタバレ・あらすじ
- 【ちむどんどん】第8週「再会のマルゲリータ」のネタバレ・あらすじ
- 【ちむどんどん】第9週「てびち!てびち!てびち!!」のネタバレ・あらすじ
- 【ちむどんどん】第10週「あの日、イカスミジューシー」のネタバレ・あらすじ
- 【ちむどんどん】第11週「ポークとたまごと男と女」のネタバレ・あらすじ
- 【ちむどんどん】第12週「古酒(くーす)交差点」のネタバレ・あらすじ
- 【ちむどんどん】第13週「黒砂糖のキッス」のネタバレ・あらすじ
- 【ちむどんどん】第14週「渚の、魚てんぷら」のネタバレ・あらすじ
- 【ちむどんどん】第15週「ー」のネタバレ・あらすじ
- 【ちむどんどん】全体のあらすじ
- 【ちむどんどん】最終回結末のネタバレ(予想+考察)
- 【ちむどんどん】暢子(黒島結菜)のネタバレ
- 【ちむどんどん】賢秀(竜星涼)のネタバレ
- 【ちむどんどん】良子(川口春奈)のネタバレ
- 【ちむどんどん】歌子(上白石萌歌)のネタバレ
- 【ちむどんどん】大城房子(原田美枝子)のネタバレ
- 【ちむどんどん】比嘉家の借金ネタバレ
- 【ちむどんどん】タイトルの意味は?
- 【ちむどんどん】沖縄ことば
- 【ちむどんどん】出演者
- 人気のNHK朝ドラを全話ネタバレ
【ちむどんどん】のネタバレ・あらすじ:直近週
【ちむどんどん】第12週ネタバレ
第56話:6月27日(月):和彦の結婚話の態度
第57話:6月28日(火)
第58話:6月29日(水)
第59話:6月30日(木)
第60話:7月1日(金)
【ちむどんどん】第13週ネタバレ
第13週のあらすじネタバレ:暢子は房子と酒をかわして話すうち、和彦への恋心を自覚。生まれて初めての恋愛感情を知った暢子は仕事が手につかなくなる。一方、順調に見えたはずの和彦と愛の関係にも変化が。
第61話:7月4日(月)
第62話:7月5日(火)
第63話:7月6日(水)
第64話:7月7日(木)
第65話:7月8日(金)
※次作の朝ドラは「舞いあがれ」。
【ちむどんどん】のネタバレ・あらすじ
朝ドラ『ちむどんどん』のネタバレ・あらすじを最終回まで紹介!
【ちむどんどん】第1週「シークワーサーの少女」のネタバレ・あらすじ
第1週のあらすじ:1964年、沖縄本島北部やんばる地域。小学生の比嘉暢子(稲垣来泉)は美味しいものが大好き。ある日、転校生・青柳和彦(田中奏生)がやってくる。暢子にとって、初めて見る東京の人だった。母・優子(仲間由紀恵)と父・賢三(大森南朋)も共に、和彦の父・史彦(戸次重幸)と家族どうしの付き合いが始まるが、肝心の和彦はやんばるでの暮らしが楽しくなさそう。暢子は何とか和彦の心を開かせようと試みるが…
第1週の各話ネタバレ↓↓
1話:4月11日(月)ヤマトンチュは靴下をはく
2話:4月12日(火)優子の涙
3話:4月13日(水)アババがラフテーに?
4話:4月14日(木)和彦と4兄妹の文通
5話:4月15日(金)賢三倒れる
【ちむどんどん】第2週「別れの沖縄そば」のネタバレ・あらすじ
第2週のあらすじ:やんばる小中学校の運動会の日がやってきた。足の速い暢子(稲垣来泉)は、例年通り一等賞間違いなしと思われていた。しかし意外なアクシデントに見舞われてしまう。母・優子(仲間由紀恵)が見守る中、後を走る兄妹たちも気持ちの入った走りを見せる。さまざまな思いを抱えながら走る4兄妹たちの運動会の行方は…。そして優子の元に遠い親戚からある一通の手紙が送られてきて…
第2週の各話ネタバレ↓↓
6話:4月18日(月)賢三の最期
7話:4月19日(火)アババの呪い
8話:4月20日(水)アべべになった賢秀
9話:4月21日(木)東京に行きたい
10話:4月22日(金)子役ロス
【ちむどんどん】第3週「悩めるサーターアンダギー」のネタバレ・あらすじ
第3週のあらすじ:時は1971年。比嘉家の母・優子(仲間由紀恵)は今は村の共同売店で働いている。そして4兄妹はそれぞれ成長し、暢子(黒島結菜)は高校生になった。暢子は相変わらず足が速くて、活発な性格だ。そして暢子は今、卒業後の進路をどうするか考えていた。兄・賢秀(竜星涼)、姉・良子(川口春奈)、妹・歌子(上白石萌歌)もそれぞれに大きくなり、やんばるを舞台に兄弟の新たな物語が始まる…。
第3週の各話ネタバレ↓↓
第11話:4月25日(月):大人キャストへ
第12話:4月26日(火):仕事場は給湯室
第13話:4月27日(水):歌子の初恋
第14話:4月28日(木):良子の涙
第15話:4月29日(金):大嫌いな自分
【ちむどんどん】第4週「青春ナポリタン」のネタバレ・あらすじ
第4週のあらすじ:暢子(黒島結菜)は決まりかけていた就職を断って、ふさぎ込む日々。そんなある日、料理の腕を見込まれて料理部の助っ人を頼まれた。一方、長男・賢秀(竜星涼)は家族のため、一獲千金を夢見てチャンスを狙っていた。長女・良子(川口春奈)は友人・石川(山田裕貴)への想いが上手くいかない。末っ子・歌子(上白石萌歌)は音楽教師の下地(片桐はいり)から逃げ回る日々で…。
第4週の各話ネタバレ↓↓
第16話:5月2日(月):騙されるフラグ
第17話:5月3日(火):下地が比嘉家に
第18話:5月4日(水):石川と里美の結婚
第19話:5月5日(木):ポパイのほうれん草
第20話:5月6日(金):形勢逆転へ
【ちむどんどん】第5週「フーチャンプルーの涙」のネタバレ・あらすじ
あらすじ:暢子(黒島結菜)は料理大会に助っ人として参加。その会場で「東京に行って料理人になりたい!」と爆弾発言をする。すっかりその気になっていた暢子だが、そのころ、比嘉家は怪しい雲行きになっていた。長男・賢秀(竜星涼)が投資で儲けられる話だと思っていたものは、投資詐欺だったのだ。絶望した賢秀は荒れに荒れた。そしてその余波は、比嘉家に大きくのしかかって…。
第5週の各話↓↓
第21話:5月9日(月):優子が賢秀を隠す
第22話:5月10日(火):賢吉の正論
第23話:5月11日(水):最高の妹
第24話:5月12日(木):賢秀がボクサーに
第25話:5月13日(金):暢子の旅立ち
【ちむどんどん】第6週「はじまりのゴーヤーチャンプルー」のネタバレ・あらすじ
あらすじ:時は1972年(昭和47年)5月15日、沖縄(琉球諸島及び大東諸島)の施政権がアメリカ合衆国から日本国に返還された。そんな年の5月。高校を卒業した暢子(黒島結菜)は料理人を夢見て上京。大都会・東京の人の多さや行き交う自動車に衝撃を受ける。
そして銀座のレストランの西洋料理に驚いた。すると、大城房子(原田美枝子)らに失笑される。その後、賢秀(竜星涼)がいるはずの場所を訪れた暢子だが、衝撃の事実が待ち受けていた。上京初日から暢子に人生最大のピンチが訪れて…。
第6週の各話↓↓
第26話 5月16日(月):賢秀のお金の真相
第27話 5月17日(火):博夫の気持ち
第28話 5月18日(水):暢子の髪が気になる
第29話 5月19日(木):就職決定・兄発見
第30話 5月20日(金):入浴シーン
【ちむどんどん】第7週「ソーミンチャンプルーVSペペロンチーノ」のネタバレ・あらすじ
あらすじ:暢子はレストラン「アッラ・フォンターナ」で働くことになったが、いきなりオーナーの房子から厳しい連続勤務を言い渡される。シェフの二ツ橋(高嶋政伸)に心配されながらも、暢子は「絶対にくじげない」と誓って、一生懸命に働く。一方、沖縄の比嘉家では良子が石川に思いを寄せる中、喜納金吾からしつこく求婚を受け続けており、困惑していた。
第7週の各話↓↓
第31話:5月23日(月):交通費・電話代
第32話:5月24日(火):オーナーと対決
第33話:5月25日(水):手切れ金を要求
第34話:5月26日(木):賢秀が詐欺
第35話:5月27日(金):人生初の雪
【ちむどんどん】第8週「再会のマルゲリータ」のネタバレ・あらすじ
あらすじ:暢子が沖縄を出てから1年。暢子も、ある程度仕事ができるようなった。だが、オーナーの房子(原田美枝子)から突然衝撃の通告を受ける。その内容は…。沖縄の実家では良子(川口春奈)が妊娠して間もなく出産を迎える。そして母・優子(仲間由紀恵)と暮らす歌子(上白石萌歌)は、誰にも言えないある秘密の想いがあり…。
第8週の各話↓↓
第36話:5月30日(月):暢子の料理知識
第37話:5月31日(火):史彦のセリフ死
第38話:6月1日(水):田良島が叱る
第39話:6月2日(木):良子の出産
第40話:6月3日(金):暢子の復帰
【ちむどんどん】第9週「てびち!てびち!てびち!!」のネタバレ・あらすじ
あらすじ:暢子が「アッラ・フォンターナ」に勤めて2年。仕事には慣れてきていた。そんなある日、房子からとある店舗の経営立て直しを命じられる暢子。意気揚々と出向いた先は…。暢子は和彦たちに相談しながら試行錯誤する。そのころ、賢秀は東京で怪しいビジネスに手を染め始めていた。一方、沖縄の比嘉家では、優子のもとに夫婦関係に問題を抱える良子がやってきて、衝撃の告白をする。
第9週の各話↓↓
第41話:6月6日(月):ニーニーと我那覇
第42話:6月7日(火):房子と比嘉家の関係
第43話:6月8日(水):房子の若い頃
第44話:6月9日(木):房子の過去
第45話:6月10日(金):基本とアイデア
【ちむどんどん】第10週「あの日、イカスミジューシー」のネタバレ・あらすじ
あらすじ:暢子は、銀座の西洋料理店「アッラ・フォンターナ」に勤めて5年目の秋。シェフの二ツ橋は温厚で確かな技術を誇る厨房の中心人物。その二ツ橋が突然「店を辞めるかも」と言い出し、オーナーの房子もなぜかそれを止めようとしない。一方、沖縄やんばるの実家では、歌子の体調不良が続いて、優子は東京の病院に診てもらう決意を固める。
第10週の各話↓↓
第46話:6月13日(月):ストーブ前
第47話:6月14日(火):歌子の退職
第48話:6月15日(水):暢子が鈍感
第49話:6月16日(木):田良島の名言
第50話:6月17日(金):生きてて良かった
【ちむどんどん】第11週「ポークとたまごと男と女」のネタバレ・あらすじ
あらすじ:暢子はフォンターナでシェフの二ツ橋に見守られ修行を続け、厨房の花形「ストーブ前」をこなせるまでに成長していた。そんなある日、二ツ橋が大けがをして入院するという大事件が起こる。二ツ橋を失った厨房は大混乱に…。
第11週の各話↓↓
第51話:6月20日(月):テンパる矢作
第52話:6月21日(火):良い上司
第53話:6月22日(水):三郎の助言
第54話:6月23日(木):三郎の10円玉集め
第55話:6月24日(金):大逆転劇
【ちむどんどん】第12週「古酒(くーす)交差点」のネタバレ・あらすじ
あらすじ:暢子はひょんなことから和彦と愛が、まもなく結婚することを知ってしまう。やんばるでは、良子と石川が、和解することができずにいた。暢子は和彦と愛が結婚に向けて動き出したことに、動揺。同じころ、智は食品卸として上京以来の念願である独立起業を果たし、暢子へのアプローチを強めて…。
第12週の各話↓↓
第56話:6月27日(月):和彦の結婚話の態度
第57話:6月28日(火)
第58話:6月29日(水)
第59話:6月30日(木)
第60話:7月1日(金)
【ちむどんどん】第13週「黒砂糖のキッス」のネタバレ・あらすじ
あらすじ:暢子は房子と酒をかわして話すうち、和彦への恋心を自覚。生まれて初めての恋愛感情を知った暢子は仕事が手につかなくなるほど、振り回されてしまう。しかしフォンターナで起きたある大事件をきっかけに、暢子の心境の変化がしていく。一方、和彦と愛の縁談は進んでいき、関係にも変化が…。智は独立を機に、改めて暢子へ気持ちを伝える。
第13週の各話↓↓
第61話:7月4日(月)
第62話:7月5日(火)
第63話:7月6日(水)
第64話:7月7日(木)
第65話:7月8日(金)
【ちむどんどん】第14週「渚の、魚てんぷら」のネタバレ・あらすじ
あらすじ:暢子は和彦・愛・智たちと濃密な1日を過ごした。そして吹っ切れたように元気に働き始める暢子。だが、そんな暢子の思いに関係なく、智は暢子に思いを告げる。それぞれの恋模様が大きく動き出して…。一方、沖縄では優子にある騒動が巻き起こる。
第14週の各話↓↓
第66話:7月11日(月)
第67話:7月12日(火)
第68話:7月13日(水)
第69話:7月14日(木)
第70話:7月15日(金)
【ちむどんどん】第15週「ー」のネタバレ・あらすじ
あらすじ:1978年8月。沖縄のお盆は本土と同じく3日間ある。その最終日が「ウークイ」で、祖先をお送りする日。そんな重要な日に、賢秀・良子・暢子・歌子が久々に沖縄やんばるに集まった。4兄妹が集合した目的は、母・優子の話を聞くこと。4人は、これまで知らなかった優子の「過去」を知ることに。一方、和彦は大きな仕事が舞い込んで、急きょ沖縄へ…。
第15週の各話↓↓
第71話:7月18日(月)
第72話:7月19日(火)
第73話:7月20日(水)
第74話:7月21日(木)
第75話:7月22日(金)
※放送回数、最終回の日程は未定。
※2021年度前期の『エール』は撮影中止もあり全130回(26週)から全120回(24週)へ短縮。今回『ちむどんどん』は9月末で区切って全25週か?
※全25週の場合の最終回(125話)は2022年9月30日(金)。
【ちむどんどん】全体のあらすじ
朝ドラ【ちむどんどん】の全体のあらすじ↓
幼少期編
時は沖縄がアメリカ軍の統治下にあった1964年。舞台は沖縄本島北部の山原(やんばる)と呼ばれる地域。主人公・比嘉暢子の一家はサトウキビ畑を営んでいた。両親は畑で働き、暢子と兄、姉、妹はけんかをしながらも仲良く過ごす日々。
暢子(稲垣来未)は、おてんばで食いしん坊な10歳の少女。家は貧しかったが、地域の人々と助け合いながら大自然の中で明るくのびのびと過ごしていた。その頃の暢子にとっての「遊び」とは野山で何かを採って食べること。だが、木になっているシークワーサーの実に届かない、まだ小さな女の子だった。
ある日、暢子たちは東京からやってきた中学生・青柳和彦(田中奏生)の父子と出会う。初めはテレビも遊び場もないやんばる地域の生活が不満で冷たい態度の和彦だったが、暢子はあきらめなかった。やがて比嘉家に招待された和彦は、暢子が父・賢三(大森南朋)と作った沖縄そばを食べたことを機に打ち解けていく。
そして和彦の父・史彦(戸次重幸)から那覇のレストランに招待された暢子たち家族。初めて食べた西洋料理の美味しさに暢子は「ちむどんどん」した。
ある日。賢三が農作業中に心臓発作で倒れた。最後のお別れを家族に言えたものの、500ドル[注1]の借金を残したまま賢三が急逝。借金返済のお金と生活費を稼ぐため、母・優子(仲間由紀恵)は工事現場の賄い担当として働き始める。やがて力仕事をするようになり体力を消耗していく優子。子どもたちが家事を分担するも、疲弊していく。
悪ガキ・島袋たちから貧乏なことでいじめられる比嘉家の子供たち。やがて優子は心身の苦労もあり、貧血で倒れる。そんなとき、東京に住む賢三の叔母から四兄妹のうち一人だけ引き取りたいとの手紙が届く。
暢子が涙をためて「ウチ、東京に行きたい!」と志願。暢子は東京へ帰る青柳家と一緒にバスに乗ったが、兄妹たちが追いかけてきて、家族一緒に幸せになりたいと母や大叔父に訴える。優子も同意して訴えたため、大叔父の賢吉は何も言えなかった。
時は進み、7年後の1971年[注2]。暢子(黒島結菜)は17歳に成長。シークワーサーの実を自分で取れるようになった。
高校生編
1971年9月、暢子は眞境名商事への就職が内定した。商談で東京に行けるかもと、ちむどんどんしていた暢子。ある日、兄・賢秀(竜星涼)が同社の社長の息子・英樹(時任勇気)に暴行(正しくは人助け)したことで、謝罪しに会社へ行く暢子。そこで謝罪後に業務内容を聞いた。すると、お茶出しなどの雑用が主な仕事と知ってしまう。
ある日、暢子は英樹にからまれ「玉の輿目当て」「お前の代わりはいる」と揶揄される[注3]。暢子が殴りかかろうとしたことで、暢子は優子と謝罪のために眞境名商事を訪れることに。そこで社長と専務の、「女のくせに」という発言を聞いた暢子は、カッとなって入社を自分から断った。
「カッとなる自分が嫌だ、この村も女であることも嫌い、自分には何もやりたいことがない」と嘆く暢子。優子は「暢子は暢子のままで上等。大嫌いな自分も大事な自分だからね。いつかきっとこの村に生まれてよかったって、女に生まれてよかったって思える日が来ると思うよ」と伝えた。
暢子は料理部の手伝いで地域の産業まつりに参加し、ピンチもあったがアイデアや兄の協力などで乗り越えて優勝する。この料理大会を通して、「食べることも喜びだが人に食べてもらう喜びもある」と知った暢子は「東京に行って料理人になる」と宣言。ついに夢を見つけた。
しかし賢秀が詐欺の被害に遭った。賢秀に突き飛ばされた音楽教師・下地は告訴すると言い出すが、歌子の歌唱で許してくれた。だが、貸した金が戻らないと知った賢吉が賢秀に「体を使って働け」と怒った。暢子の上京は許さない状況になる。賢秀は「部にして返す」と書き置きして旅立つ。
1972年2月。早苗は東京の大学へ合格したが、暢子は地元の企業・内間食品に就職を決める。暢子は夢を諦めた。けれど母・優子と良子が給料前借りをして、暢子に東京へ行かせようと奔走。そんな時、賢秀がプロボクサーになって60万円(1ドル360円換算で約1666ドル)を比嘉家へ仕送り。すべての借金返済と暢子の東京行きも可能になった。[注4]
1972年5月15日。沖縄が本土復帰の日。暢子は家族や友人に別れを告げ、東京へ旅立つ。(この時、父の包丁を持参)
東京・鶴見編
1972年5月15日。上京初日。暢子は兄をあてにして上京した。だが、兄はジムの会長や仲間に多額の借金をして失踪していた。兄を探していたとき沖縄県人会会長・平良三郎(片岡鶴太郎)に出会い、住まいや働き口のレストランを紹介してくれる。
レストランの就職テストでナポリタンを作ったが不合格になった暢子。だが、シェフの手助けもあり再試験を受けさせてもらった。父との思い出の味「沖縄そば」を作った暢子は見事に合格。
暢子は神奈川県横浜市の鶴見(※)の沖縄居酒屋「あまゆ」の2階で下宿しながら、東京のイタリア料理店「アッラ・フォンターナ」で、シェフになるための修行へ。そんな中、思いがけず兄・賢秀が「あまゆ」に来て再会を果たす。だが、賢秀は暢子のお金を黙って借りたまま姿を消してしまう。
暢子は初日から10連勤を乗り越える。だが、昇級審査も兼ねる「まかない」当番になれない暢子は不満をためる。そこで、房子とクビをかけてペペロンチーノ対決をすることに。[注5] 暢子は完敗したが謝罪して今後は命令を聞くなどの条件を受け入れて働かせてもらえることになった。
沖縄の比嘉家では、賢秀の借金に悩んでいた。良子が御曹司の金吾にプロポーズされ、悩んだ末に金吾との結婚を決心。歌子は姉の為に石川の元へ行き、「姉の結婚を止めてください」とお願いする。賢秀は金吾の父に架空のストーカーの手切れ金(10万円)を要求。[注6]そして比嘉家と喜納家の顔合わせの日、石川が乱入しプロポーズ。良子は石川と無事に結ばれた。
半年後、良子と石川は結婚式を挙げた。そのころ、賢秀は「養豚場」経営者の猪野寛大に出会う。
1973年10月。暢子の上京後、約1年半。暢子は房子の指示で新聞社に働きへ。そこで記者の和彦と再会を果たす。良子は妊娠・出産へ。歌子は暢子の励ましもあり、新人歌手発掘のオーディションを受けるが落選。自分の体の弱さを嘆く歌子。
そんな中、産気づいた良子が「歌って」と歌子にお願いする。良子は女の子を出産し晴海と名付けられた。歌子は歌い続けることを決心。暢子は接客マナーや料理への知識を深め、レストランへ復帰する。
1974年。暢子の上京後2年。春。高校を卒業した歌子は事務仕事をしている。11月、暢子は房子の指示で屋台のおでん屋の経営立て直しへ。そして「料理の基本」があってこそ新しいアイデアがいきると学んだ。
1976年。秋。歌子が職場で倒れた。優子は歌子を東京の病院で診てもらうため一緒に上京する。歌子は原因不明という診断結果に心乱れた。だが、母や暢子に受け止めてもらい元気を取り戻す歌子。暢子の勤める「アッラ・フォンターナ」料理長・二ツ橋が辞表を出す。暢子は歌子のために新たなメニューを提案する。そのメニューが二ツ橋の心に響き、退職をやめた。
1977年6月。二ツ橋が入院。暢子がシェフ代行へ任命された。しかし暢子が強気な態度に出たからか厨房をうまくまとめられない。一方、新聞社では和彦が「男と女の役割」問題に巻き込まれる。暢子は家族の助言を受けて態度を改める。「ありがとう」「ごめんなさい」をちゃんと言い始めた暢子にスタッフが協力するようになり、うまくいった。和彦のトラブルは、房子のアイディア(匿名の投書で内部告発)のおかげで大逆転。沖縄では、優子の支えも得て良子(川口春奈)が再び学校の先生として働きはじめる。
暢子は和彦と愛が結婚に向けて動き出したことに、動揺。同じころ、智は食品卸業で独立。起業を果たし、暢子との将来のためにがむしゃらに働き始める。しかし智は働き過ぎで倒れてしまい、暢子・和彦たちが穴を埋める。一方、良子は学校での子供との問題に直面。
暢子は和彦・愛のキスシーンを目撃。その後、お酒を飲みながら房子と会話し、和彦へ「恋愛感情」に気づく暢子。しかしフォンターナで起きたある大事件をきっかけに、暢子は変化。一方、和彦と愛の関係にも変化が…。
暢子・和彦・愛・智たちの恋模様が大きく動き出していく。一方、沖縄では優子にある騒動が巻き起こる。
1978年8月。沖縄のお盆の最終日「ウークイ」に、賢秀・良子・暢子・歌子の4兄妹が集合。4人は優子の「過去」を知る。一方、和彦は大きな仕事が入り、沖縄へ…。
比嘉家の四人兄妹はそれぞれに異なる道を歩み、ときに気持ちが離れることもあるが、それでもふるさと・沖縄の味や思い出が、四人の心をつなぐ。
そして四兄妹は傷つきながら、励まし合いながら、大人への階段をのぼっていく。
暢子はさまざまな人とふれあい、恋をして、料理人として成長するなかで、「東京で沖縄料理の店を開きたい」と感じ始めて…。
解説
注1:500ドルの借金の内訳は、比嘉賢吉・和恵夫妻から100ドル、銀行から400ドル。賢吉夫妻が保証人になっている。1964年当時のやんばる地域の物価は、瓶コーラが10セント、中学生用体育服が1ドル40セント、優子が働く工事現場の賄い担当の日当が50セント。
注2: 借金返済はどうしたのか何の説明もなく7年経過した。比嘉家のサトウキビ畑は手放したようだが家はそのまま。そのため、賢吉夫婦がすっかり登場しなくなったこともあり「借金を返せずに消されたのか」「賢吉が家を売って工面した」などSNSで憶測を呼んだ。
注3:幼少期編の島袋・高校生編の眞境名は、典型的な悪役として登場。彼らの動機や背景は描かれていない。悪いことをするためだけの役であり、SNSでも「ワンパターン」「主役を引き立たせるためだけの役」「いじめる理由が知りたい」などと批判がある。一方、「現実のいじめに理由はない」「ただ気に食わないだけじゃないか」と擁護する声もある。ただし、眞境名英樹の場合は“この親にしてこの子あり”と思える親子なので、父親の影響も読み取れる。
注4:賢秀がプロボクサーになった大逆転劇に対してSNSでは「そんな簡単にプロボクサーなれる訳ないだろ」「人生ゲーム実写版」「一発逆転の仕方が桃鉄」とツッコミの嵐に。
注5:ペペロンチーノを試食した房子が出したNGに対し、暢子が「オーナーは自分で料理しないくせに偉そうです!みんなそう思っています」と意見を述べた。試作したのは先輩だが、もちろん先輩はそんなこと思っていない様子。朝ドラ受けでは博多華丸さんが「謝れ、暢子!まだ間に合う!」と呼びかけ、博多大吉さんは「ごめんな。オーナーを心から応援している自分がいる。これで勝負に勝って『ワー!』とはならんて」と房子の味方に?!SNSでもヒロインへ「失礼すぎる」「応援できない」と批判が殺到した。
注6:手切れ金10万は両家顔合わせの日に受け渡しがあるはずだった。しかし受け渡し場面は本編中になし。SNSでは「10万円どうなった?」「受け取った?」「まだ受け取ってない?」「ニーニー返してなさい」など、物議をかもしました。
【ちむどんどん】は沖縄が本土復帰50年を迎える2022年に放送。ふるさと沖縄の料理に夢をかけたヒロインと、支えあう兄妹たちによって繰り広げられる「食」がテーマの物語を送ります。
※横浜市鶴見区は、沖縄出身者が多く暮らす街です。かつて京浜工業地帯として全国から人が集まる地域でした。中でも大正から昭和初期の沖縄はサトウキビの凶作や砂糖価格の暴落などにより、生活難に陥る農民らが続出。働き口を求め、鶴見に移住する沖縄県民が増え、以降、「横浜・鶴見沖縄県人会」の設立等を経て、コミュニティとして定着。沖縄料理店や沖縄の物産店などが多々できたことから、「沖縄タウン」と呼ばれるようになりました。
【ちむどんどん】最終回結末のネタバレ(予想+考察)
ヒロインの暢子は、沖縄本島北部「やんばる地域」で育ち、やがて上京。レストランで修行し、やがて東京で沖縄料理店を開きたいという夢を抱きます。
暢子役は『マッサン』『スカーレット』を経て、ついに黒島結菜さんが朝ドラヒロインを務めます!黒島さん自身も沖縄出身で、方言や心情も含め、リアルな演技が期待できそうですね。
はたして最終回で、暢子の沖縄料理店は成功するのでしょうか?
オリジナルストーリーなので結末は不明です。なので以下はあくまで予想です。
成功するかの前に…ヒロインの夢が変化してしまうパターンもあります。例えば、過去の朝ドラ『半分、青い。』では漫画家を目指して上京したのに、挫折して起業家になり、最終的に「株式会社スパロウリズム」を起業して、そよ風の扇風機を開発しました。
【ちむどんどん】では序盤から「食」がテーマ。西洋料理のシェフを目指していたものの沖縄料理店を開きたいと軌道修正します。けれど、そこからまったく違う方向に変化することはないでしょう。
ただし東京で飲食店を成功させるのは難しいかもしれません。観光客向けに地元・沖縄で沖縄料理をだすなど軌道修正はあるかも? どちらにしても「食」からブレることはなさそうです。
暢子が沖縄料理店を開き、成功する展開、ハッピーエンドを予想します。
【ちむどんどん】暢子(黒島結菜)のネタバレ
【ちむどんどん】主人公の暢子(黒島結菜)のネタバレを紹介。
暢子の進路
小学生時代:暢子は、東京の親戚の元へ行く決意をしますが、兄妹に引き止められて残りました。そして7年後。
高校3年時:暢子は料理大会で「東京でコックになる」夢を見つけます。しかし賢秀が詐欺師に騙され、比嘉家の貯金がなくなり、賢吉夫婦にも借金。夢を諦めかけました。しかし賢秀から手紙が来て、賢秀のおかげで上京が決まります。
社会人1年目:1972年5月。暢子は西洋料理のシェフを目指し上京。沖縄出身者が多い横浜市鶴見で暮らし、東京のイタリア料理店「アッラ・フォンターナ」で働き始めます。
社会人2年目:1973年10月。暢子はオーナーの房子の指示で、新聞社で働く。和彦と再会する。
社会人3年目:1974年。暢子は房子の指示で、屋台のおでん屋の立て直しへ。
社会人5年目:1976年秋。暢子はストーブ前を目指して新作料理を考えて成功。
社会人6年目:1977年6月。暢子はシェフ代行を務める。
西洋料理から沖縄料理へ:暢子は遠く離れても沖縄の家族と絆をつなぎ、大人への階段をのぼる中で故郷の料理を見直す。そして東京で沖縄料理の店を開くため奮闘へ。
暢子の結婚相手ネタバレ(予想)
ヒロインの結婚相手は誰か、ネタバレありで予想します。
青柳和彦(宮沢氷魚)との恋・結婚
和彦(宮沢氷魚)は、暢子が小学生時代に東京から来た転校生。家族ぐるみで仲を深めて、再会を約束した2人。
和彦はヒロイン・暢子の結婚相手の第一候補。まさに運命の相手!
しかし社会人時代。和彦は大野愛(飯豊まりえ)という恋人がいます。
大野愛は和彦を通して暢子とも知り合い、大切な友人になっていきます。
まさか友人の恋人をヒロイン・暢子が奪うなんて…そんな展開は考えにくいです。
それとも大野愛が身を引くパターンもあるか。注目です。
矢作知洋(井之脇海)との恋・結婚
矢作知洋(井之脇海)は暢子が働くイタリア料理店の先輩。
新人の暢子に厳しく、ちょっと意地悪に当たる役です。
この「最初の印象が悪い」パターンって和彦もそうでしたけど、恋愛モノの王道。
紆余曲折を経て「暢子の重要な仲間」になっていく人物ですが…恋愛・結婚もありそうですよね。
和彦よりも、暢子と知洋の結婚の方が可能性大だと思います。(第5週時点の予想)
第12週で、矢作は既婚者と判明。19歳の時に結婚したそうです。
暢子との結婚の可能性は、ほぼ消滅しました。
砂川智(前田公輝)との恋・結婚
砂川智(さとる)(前田公輝)は、比嘉兄妹の幼なじみで、村の豆腐店の息子。家業を継いだものの、いつか自分でもっと大きな商売をしたいという野望を抱いています。
実は、暢子に想いを寄せている人物。そんな智に片思いしているのが歌子(上白石萌歌)です。
暢子は智の恋心を気づいていません。
智は一応、上京も決意しており、暢子の結婚相手の候補ではありますが、一番可能性が低いかも。
【ちむどんどん】賢秀(竜星涼)のネタバレ
【ちむどんどん】主人公の兄・賢秀(竜星涼)のネタバレを紹介!
賢秀の進路
高校時代:賢秀は高校に進学したものの、喧嘩とボクシングに明け暮れて高校中退。
その後は日雇いで働くことはあっても基本的に無職。
1971年。賢秀は詐欺の被害に遭って、比嘉家に多額の借金を残したまま家出する。
1972年2月。東京でプロボクサーとしてデビュー。60万円を比嘉家に送り、借金返済した。
1972年5月。ボクシングジムからいなくなる。実は、仕送りの60万円は会長や仲間からの借金だった。
その後、放浪の末に関東近郊の「猪野養豚場」にたどり着き、そこで働く。*幼少期の賢秀は豚の世話をしていた。
1974年春。猪野養豚場の給料を前借りしてどこかへ行く。賢秀は我那覇と再会。怪しげな飲料を売るビジネスに手を染める。テレビコマーシャル費用のために母からお金を借りるが、我那覇は逃げてしまう。
賢秀の結婚相手ネタバレ(予想)
賢秀の結婚相手は誰でしょうか。
予想する相手が少ないですが、あり得そうな女性キャストは一名います。
賢秀の結婚相手予想は猪野清恵(いのきよえ)(演:佐津川愛美)一択です。
賢秀とは丁々発止の口喧嘩を繰り広げられる相手ですが…。
最悪の出会いから恋の相手に発展する王道パターンを予想します。
【ちむどんどん】良子(川口春奈)のネタバレ
【ちむどんどん】主人公の姉・良子(川口春奈)のネタバレを紹介!
良子の進路
良子は高校へ進学。みんなのマドンナだった。
高校卒業後は那覇の短大に進学。アルバイトしながら勉強した。
1971年春から念願の小学校の先生になっている。*母校の山原(やんばる)小中学校の教員。
1973年10月~。女の子を出産。出産後は教員をやめて専業主婦をすることに。
1977年。優子の支えを得て、再び学校の先生として働きはじめる。
良子の結婚相手ネタバレ(予想)
良子の結婚相手は誰か、ネタバレありで予想します。
石川博夫(山田裕貴)との恋・結婚
良子は石川博夫(山田裕貴)に片思い。
博夫は良子の学生時代からの友人で、比嘉家の村からバスで30分ほどいった那覇の名護東小学校の教師です。
1971年時点でも勉強会仲間としてお互いに頻繁に教育論を交わす仲。
博夫は、同じ学校の教員・里美(松田るか)が結婚話をちらつかせて良子にマウントを取ったとき、怒りました。(そのシーンはなくて博夫の語りで判明)
博夫は明らかに良子へ恋心があります。
なのに「付き合ってください」と博夫が言わないし、良子からも言わないのでハッキリしません。
ちなみにネタバレですが…NHKドラマガイド「ちむどんどん」Part1の32ページでは、畳のある和室で博夫と良子が並んで正座。博夫が両手をついて何かを頼もうとしている画像が掲載されています。
博夫は父と祖父が教師だったという家柄。もしかしたら場所は博夫の家。場面は【親への結婚あいさつ】かも?(予想です)
ともかく、良子の結婚相手の第1候補は石川博夫なのは間違いないなしです。(第5週放送時点の記述)
第7週で、良子は石川博夫と無事に結ばれます。(確定です)
喜納金吾(渡辺大知)との恋・結婚
良子の結婚相手の第2候補は喜納金吾(渡辺大知)です。
金吾は製糖工場の息子。村では有数の裕福な家の跡取りです。
良子に熱く片思いをしており、ノーガードな求愛を繰り広げます。口癖(?)は「ピース」。
とにかく明るく楽しそうなムードメーカー。
山原小中学校に寄付金をしているからか学校の職員室にやってきて求愛行動もとります。
第6週では金吾が良子に求婚(プロポーズ)!
金吾は「お金持ち」な点がプラス材料ですが、迷惑がっている良子につきまとう点はマイナスか。
貧しくても愛があれば幸せ…という考えはセンチメンタルすぎて私(筆者)は好きじゃないです。
ただしお金ゼロでは生きられないし、個人的には幸せには「ほんの少しのお金」が必要だとは思っています。(チャップリンの名言「人生は恐れなければ、とても素晴らしいものなんだよ。人生に必要なもの。それは勇気と想像力、そして少しのお金だ。」の影響です笑)
また、お金があれば多くの好きなことが出来るし、可能性・選択肢が増えます。けれどお金イコール幸せではありません。お金で得られるのは幸せではなくて「自由」です。
…と言っても、賢秀が第6週でまた借金してしまい困窮する比嘉家。
貧困というケースならば、金吾と結婚するのもありですが、果たして?(第5週放送後の記述です)
第7週で、両家顔合わせまで進んだものの、破局へ。(確定です)
【ちむどんどん】歌子(上白石萌歌)のネタバレ
【ちむどんどん】主人公の妹・歌子(上白石萌歌)のネタバレを紹介!
歌子の進路
暢子の妹。四兄妹の三女。幼少期から身体が弱く熱を出すことが多い。三線を弾ける。
歌子は山原高校へ進学。…音楽教師・下地に追いかけられ悩むが、下地が石垣島の学校へ異動する前に、どんな状況下や場所に置かれても歌うことをやめてはいけないと言われた。
1973年10月~。新人歌手発掘のオーディションを受けたが落選。それでも歌い続けることを決意。
1974年春。高校卒業。普久原運輸の事務職へ。
1976年秋。病欠が続いたため、普久原運輸を退職。
1977年6月。実家の家事に専念中。
歌子の結婚相手ネタバレ(予想)
歌子の結婚相手は誰か、ネタバレありで予想します。
歌子が好きな人は、砂川智(前田公輝)です。豆腐店の息子ですね。
歌子が智を好きになった理由は第13話で明かされました。小学生時代に智からもらった手作りのメダルを高校生の歌子が大切に持っていたのです。そのとき以来ずっと片思いしているようです。
ちなみに他に有力な結婚相手候補は第6週時点でいません。
第9週で歌子は勤め先の男性が気になり始めます。結婚相手の候補か?→第9週・47話にて、職場の同僚・花城真一(細田善彦)は同僚社員の伊志嶺利佳(南野巴那)と結婚。花城は候補からハズレました。
【ちむどんどん】大城房子(原田美枝子)のネタバレ
【ちむどんどん】主人公の上司・大城房子(原田美枝子)のネタバレを紹介!
房子の進路
房子は横浜で生まれた沖縄二世。
学歴は小学校卒。しかし深い教養があり、大学教授とも話せるレベル。
料理人としては戦後の闇市から苦難の道を切り開き、一膳飯屋から和食や中華・洋食と、さまざまな料理を経験したのち本場イタリアで修行。
その後、銀座にレストラン「アッラ・フォンターナ」を開業しました。
房子と比嘉家の因縁
房子と比嘉家には因縁があるようです。
房子と三郎は、暢子の父・比嘉賢三のことを知っているもよう。
おそらく、房子は暢子の親戚なのでは?と予想されます。
下記で「比嘉家の親戚説」を考察しました。参照してみてください↓
第9週で、房子は賢三の叔母で、暢子の大叔母と判明。暢子が小学生時代に引き取りたいと言ってきた親戚でした。
*ちなみに「叔母」は父母の妹のことで「伯母」は父母の姉のことを指します。賢三の両親のうちどちらかの妹が房子さんです。「大叔母」とは祖父母の姉妹のことです。
房子の家族関係の考察
第9週44話で、房子は家族(両親と妹)を亡くしていることが判明。両親は戦前、妹は空襲で亡くなりました。
正確には遺体を見たわけではありません。第45話で、房子本人が妹とは空襲のときに生き別れたと語っています。「2年後、妹の最期を看取った人に会って諦めがついた」と房子が言っているので、亡くなっていることになっています。まさか妹は生きていたパターンもある?
ちなみに「叔母」(=父または母の妹)なので、房子には兄または姉がいるはず。その兄または姉が賢三の父母なのか?と思われましたが…第45話の中では、両親と妹しかいなかったとなっています。
叔母と伯母の違いを意識しない字幕表記だったのかもしれません。すると、空襲で亡くなった妹が賢三の母?しかし第45話で「あなた(暢子)と同じくらいの年頃だった」と房子が言っており、賢三を産んだにしては若すぎるような…。
房子の姓は「大城」なので賢三にとって「義理のおば」(叔父嫁?)なのかもしれません。叔父の配偶者も「叔母」と呼ぶ場合があるそうです。父母の弟の妻ということ。それなら遠い親戚で暢子たちと付き合いがなくても不思議でありませんが…。
房子と賢三の過去
第10週で、房子と賢三の過去が明かされました。
終戦直後、復員して間もない賢三が房子の店を手伝ってくれていたそうです。房子は彼を息子のように思っていて、一緒に商売をしようと誘いました。そんな約束が破られてしまいます。
いったん沖縄に戻った賢三が二度と帰って来なかったのです。賢三と優子が沖縄で出会って結婚したことを、房子は後から聞きました。
それを知らずに「裏切られた」と思い込んでいた房子がひどい内容の手紙を出してしまったそうです。
お互いにすれ違いがあったようですね。
房子と三郎と二ツ橋の過去
第10週で房子・三郎・二ツ橋の過去が明かされました。
房子と三郎は戦前、結婚を約束した関係でした。しかし三郎は別の人と結婚。
1976年時点の約10年前、二ツ橋が房子にプロポーズしましたが断られました。房子は家庭がある三郎を好きだったのです。叶わない恋をしている房子は二ツ橋を振りました。
戦争を境に房子の運命が変わってしまったのでしょうか…。
【ちむどんどん】比嘉家の借金ネタバレ
【ちむどんどん】比嘉家の借金のネタバレを紹介!
500ドルの借金
1964年。暢子の幼少期。父・賢三が急死し500ドルの借金が残りました。借金の内訳は、銀行に400ドル、賢吉に100ドルです。ちなみに賢吉は銀行の保証人になっているので切実な問題です。
そのころ1ドル=360円のため、500ドルは18万円です。*
*現在では大卒初任給(公務員)が約23万円、1971年当時の大卒初任給(公務員)は約4万円。現在の給料は約5.75倍。なので当時の18万円を現代に単純に置き換えると約104万円に相当します。
その後いわゆる「口減らし」のため、暢子が東京の親戚へ行くことになりますがドタキャン。
7年後。借金問題はどうなったのか説明なく高校生パートがスタートへ。
てっきり何かしらで返し終わったのかと思われましたが…。
960ドルの借金
1971年。賢秀は詐欺の被害に遭って960ドル(1ドル360円の場合*、34万5600円)を失います。
この960ドルは賢吉おじさんから借りた金と比嘉家の貯金を足したもの。
賢吉は優子に「せめて600ドルあれば」と返済を求めます。なので600ドル以上貸していたようです。
優子が共同売店から300ドル、良子が学校から300ドル、それぞれ給料の前借りをして返そうとしましたが…
賢秀(竜星涼)が60万円(1ドル360円の場合*、1666ドル66セント)を比嘉家に送って来ます。
賢吉への借金600ドル以上を完済。
このとき「借金、銀行の分も、返せる?「十分返せるさー!」「じゃあ、暢ネーネーの東京行きのお金も?」「お釣りが来るね。」との会話があります。
あの「500ドル」は7年前から残っていたことが判明しましたが、この60万円で銀行への借金も完済。
しかし「銀行に借りた分は返さなきゃ」と焦っていた7年前が嘘のように、銀行が待ってくれていたとは(笑)
お釣りがくるということは…1666ドル-賢吉の600ドル以上-銀行の借金分-渡航費用=お釣り
銀行の利息分は?と考えるとややこしいですが、まあチャラになったのですね。
というか上京費用も出るくらいプラスになったということ。賢秀に渡した比嘉家の貯金分もなくても大丈夫ということでしょう。共同売店や学校への借金はそのまま返せばいいですしね。
*注:1971(昭和46)年8月15日、ニクソン米大統領が「米ドルと金の地金(じがね)との交換を停止する」と突然発表。 ドルの価値は揺らぎ、13日後の8月28日に、日本は1ドル=360円の固定相場制を廃止しています。ドラマでは良子が1ドル360円換算で1666ドルと発言していましたが、厳密には1ドル320円~330円くらいと思われます。ややこしいのでカットしたのでしょうね。
60万円の借金
第26話にて、賢秀が実家に仕送りした60万円は借金と判明。ボクシングジムの会長と仲間から借りていたのです。
借金ゼロになった比嘉家ですが、また借金60万円を抱えます。(借金ゼロというより正確には、借金を借金で返していただけでした)
第7週では、良子が御曹司と結婚して借金を返そうとしますが、これまたドタキャン。
第30話にて、借金問題はどうなったか説明なしのまま半年後へ。良子は教員の石川と結婚式へ。
ちなみに暢子は沖縄での挙式に参列。往復の渡航費をどうしたかは説明なし。
賢秀は一度実家に戻って金吾の父に詐欺をしかけましたが未遂かもしれません。その後、放浪の旅へ。結婚式には戻らず、手紙では「みんなの暮らしを楽にするため、ビッグなビジネスの順びをちゃくちゃくと進めています。」と近況報告。危険ですね(笑)
…果たして比嘉家の借金問題は解決するのでしょうか。
→第8週・第36話では、1973年10月に時が進んでいます。ボクシングジムへの借金がどうなったのかは説明なし。現在、優子・良子・暢子の3人が働いているので少しずつ返しているのでしょうか?
→第8週・第40話では、1974年春に時が進みました。社会人になった歌子が家に電話線を引いて、黒電話を購入。この給料の使い方からして、(説明はないですが)ボクシングジムの会長と仲間から借りていた60万円はさすがにもう返したのでしょう(笑)
15万円
第9週43話にて。我那覇から「コマーシャルを作る制作費が、 ちょっとだけ不足してる」と言われた賢秀。
その後、母に【15万円】を「これが最後の頼みヤサ。もう母ちゃんに心配かけたくない。 15万あれば、一発逆転! 今まで 迷惑かけた分も、まとめて返す!」と言って頼みます。
そのときの電話では良子が断ったはずですが・・・
44話にて。賢秀は母から借りたお金を我那覇に持ち逃げされました。金額は明らかになっていませんが、我那覇に頼まれた「15万円」と予想されます。
ちなみに44話の1974年の消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合)をもとに貨幣価値(物価)を計算すると、2019年時点では2.1倍。15×2.1=31.5…15万円は今で31万5千円くらいになるようです。
45話にて。賢秀は暢子に600円を返却しました。
【ちむどんどん】タイトルの意味は?
【ちむどんどん】のタイトルの意味は、沖縄の言葉で「胸がどきどき、わくわくする気持ち」のこと。
「心」=ちむ、「高鳴る」=どんどん ということです。
沖縄では若者たちまで知っている有名なことばで、前向きで肯定感に満ちた「わくわく感」という意味合いもあります。
ちなみに企画当初のタイトルは「ウチナーグチ」(沖縄語)や新緑の季節を意味する「うりずん」が考えられていました。
結果的に、若者たちが「ちむどんどん」させる物語なので、ストレートにこのタイトルにしたそうです。
【ちむどんどん】沖縄ことば
【ちむどんどん】で登場する「沖縄ことば」の一部を紹介!
沖縄ことば指導の藤木勇人さんによると、本作の沖縄ことばは「ウチナーヤマトグチ」だそうです。
「ウチナーヤマトグチ」とは沖縄の方言と標準語が混ざった話し方で、戦後生まれを中心に沖縄の日常で話されていることばです。
●「なんくるないさ」…どうにかなるよ。なるようになるよ。本来は前に「まくとぅそーけー」(正しい事や、まことの事をしていれば)をつける。「まくとぅそーけー、なんくるないさー」で人事を尽くして天命を待つという意味になる。
●「チバリヨー」…気張る、から変化したことばで「頑張れー」の意味。
●「デージ、マーサン」…とっても美味しいという意味。
●「アキサミヨー」…驚いた時につい出ることば。良いときも悪いときも両方使う。英語の「オーマイガー!」に似ている?!
●「まさかやーしんけん?」…標準語の「まさか?真剣?」、現代語の「マジで?」に同義。
●「まーさん」…美味しいの意味。「まーさんやー」で美味しいねの意味。
●「はっさ」…あらまあ、の意味。
【ちむどんどん】出演者
ヒロイン | 黒島結菜 |
---|---|
ヒロインの家族 | 仲間由紀恵、大森南朋、竜星涼、川口春奈、上白石萌歌 |
沖縄の人々 | 宮沢氷魚、山田裕貴、前田公輝、山路和弘、戸次重幸、石丸謙二郎、片桐はいり、川田広樹、渡辺大知、きゃんひとみ、あめくみちこ、高田夏帆、秋元龍太朗、松原正隆、田久保宗稔、ほか |
鶴見・東京の人々 | 片岡鶴太郎、長野里美、志ぃさー、しるさ、高嶋政伸、飯豊まりえ、山中崇、井之脇海、中原丈雄、佐津川愛美、ほか |
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2022年度前期 | ちむどんどん |
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2020年度前期 | エール |
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2019年度前期 | なつぞら |
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2018年度前期 | 半分、青い。 |
2017年度後期 | わろてんか |
2017年度前期 | ひよっこ |
当記事画像出典:NHK