【ちむどんどん】79話|「中原中也に謝れ」詩の引用にツッコミの声!

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ちむどんどん79話

【ちむどんどん】79話(79回)

朝ドラ【ちむどんどん】第79話(第79回)が2022年7月28日に放送されました。

放送後「中原中也に謝れ」詩の引用にツッコミの声が…?!

今回は【ちむどんどん】79話のあらすじネタバレと感想について。

*本ページの情報は2022年7月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

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目次

【ちむどんどん】79話のあらすじネタバレ

【ちむどんどん】79話のあらすじネタバレです。

賢秀が台無しに!?

暢子(黒島結菜)は和彦(宮沢氷魚)との結婚に反対する、和彦の母・重子を翻意させるために、あまゆに来てもらい美味しい料理でもてなそうとする。

だが、当日、事情を知らない賢秀(竜星涼)がその場に現れて、料理を食べながら競馬中継に夢中。しかし賭けていたイチバンボシボーイは負けてしまう。「酒をくれ」と荒れる賢秀。

そこへ和彦と重子(鈴木保奈美)がやってきて鉢合わせ。「何見てるか。おばさん!」と野蛮な対応をしてしまう賢秀。和彦の母と知って態度を変えても後の祭り。

重子は住む世界が違うことを実感して「あまゆ」を後にした。

和彦は暢子を祝うために競馬に手を出したそうだ。もう結婚式にも出ないと言って「あまゆ」を出る賢秀。暢子は外まで追いかけた。賢秀は今どこで何をしているのか。牛飼いではないという。暢子はお金を数万円渡して送り出す。

やんばるにて

やんばるにて。夜。良子は博夫(山田裕貴)と晴海とまた一緒に暮らしている。

良子は晴海の寝顔を見ながら、石川家で御三味(うさんみ)を作るよう言われたことを思い出していた。

翌日。めげない暢子は和彦の実家に行って、フォンターナに来て欲しいと伝えてくださいとお手伝いさんに伝言を頼む。

そのころ。和彦は喫茶店へ行き、昨日のことを重子に謝った。

重子:「仕事と家事が両立できるわけがない。あなたは、騙されている。」

和彦:「僕は、母さんのような奥さんが欲しいわけではない。むしろ、そんな女性は嫌だ。暢子には夢があり、やりがいのある仕事をしている。僕は暢子の人生を肯定しているし、結婚してもそのままの暢子でいたもらいたい。暢子の人生は、いつもキラキラして輝いてる。」

重子は共働きを否定。和彦は暢子に働いて欲しいと言う。そこまではまだ良かった。暢子の仕事をする人生がキラキラしていると言ったことで、火に油を注ぐ結果に。

重子の人生を否定したことになってしまって、また仲たがいしてしまう。

同じ世界に住んでいる

電話で近況報告し合う和彦と暢子。

暢子は和彦に手紙を書いたらどうかと提案する。※

暢子「諦めないで。お願い。和彦君が諦めたら和彦君のお母さんも悲しいんだはず。だって、うちたちは同じ世界に住んでいるんだのに。」

※新聞社と「あまゆ」での電話のやり取りでした。暢子は月曜日もまた休みなのでしょうか。日曜夕方に重子を招待したということは、日曜の仕事を休んだと思うのですが、連休?それとも月曜は午後からの半休か。

79話の結末

青柳家にて。重子はお手伝いさんの波子(円城寺あや)に和彦の子供の頃を聞く。

波子「とても物わかりのよい、お行儀のよい坊ちゃまでした。」

重子:「愛情をかけて世話をして、自分の命よりも大切だと思いながら尽くしても、大人になるとコロッと忘れられて。あの子が子どもを持ったらどんな親になるかしら?親をもったら初めて分かる。親にならないと分からないことがたくさんあるのに。母親なんて、むなしい人生ね。」

波子:「そんなことおっしゃらないでください。私の人生は、奥様やおぼっちゃまのお側にいさせてもらったおかげで、充実したものになりました。」

重子は波子に変なことを言ったことを謝った。

重子は、中原中也の詩「修羅街輓歌」(しゅらがいばんか)を口ずさむ。(争いの絶えない世界に生きる悲しみを詠った詩)

東洋新聞社にいる和彦が、遠い日の記憶を探るように中原中也の詩「別離」の一節を朗読。

重子は、「子守唄よ」の冒頭部分〈母親はひと晩ぢう、子守唄をうたふ/母親はひと晩ぢう、子守唄をうたふ/然しその声は、どうなるのだらう?たしかにその声は、海越えてゆくだらう?/暗い海を、船もゐる夜の海を〉を読み上げる。

和彦は手紙を書き始める。

重子は「和彦は渡さない」と、きつい表情で振り返る。

(つづく)

【ちむどんどん】79話の感想

「中原中也に謝れ」詩の引用にツッコミの声!

中原中也に謝れとツッコミが!

亡き幼子への詩がこの場面に合っているのか疑問というツイートも。

もちろん好意的な声もありましたが↓

中原中也の詩の解説

「修羅街輓歌」中原豊さんの解説(抜粋)↓

重子が読んでいた第四節の「それよかなしきわが心」以下の部分は、「修羅街」に生きる悲しみや苦しみが最も深まっている部分といえると思います。そのためについ人に辛く当たってしまって、それが悲しみや苦しみをさらに深めていく。誰にもそんな時があるのではないでしょうか。

https://www.nhk.or.jp/chimudondon/topics/interview/23.html

私(筆者)の解説:「修羅街」というのは争いの世界のこと。息子と争ってしまう世界というか現状を嘆いている重子さん。そんな自分の苦しみに当てはめて読んでいるのですね。

「別離」中原豊さんの解説(抜粋)↓

和彦が読んでいた第二節の「僕はなんでも思ひ出します」というところは、思い出すことはいろいろあるけれども、その中でも特別な思い出があって、それは特別であるがゆえに簡単に語れないという部分ですね。別れの瞬間にはそれまで過ごしてきた時間が凝縮されます。そういう厚みのある時間の中に、今まで気づかずにいた大切なものが隠されているのかもしれません。

https://www.nhk.or.jp/chimudondon/topics/interview/23.html

私(筆者)の解説:和彦と母は長い時間を過ごしてきました。特別な思い出がたくさんあるのでしょう。視聴者には重子さんが今週急に登場したので思い出はありませんが(笑)和彦にとっては凝縮された時間。そんな時間を思い出しながら朗読していたのでしょうか。

●「子守唄よ」の中原豊さんの解説(抜粋)↓

子どもを失った中也自身の悲しみもそうですし、かつて弟が亡くなったときに自分の母親が感じたであろう悲しみ、奥さんが文也を亡くして感じている悲しみまでがそこに込められているように感じられます。

https://www.nhk.or.jp/chimudondon/topics/interview/23.html

私(筆者)の解説:中原中也の悲しみと重子さんの嘆きは、ちょっと違うんじゃないの?と中原豊館長の解説を読んで思ってしまいました。母親はひと晩中、子守唄を唄うけど…それを聴く子供が亡くなっている悲しみと、和彦が結婚して暢子に取られる悲しみは重ならないと思うんですよね。みなさんどう思いましたか?

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画像出典:NHK、スポニチ

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