朝ドラ【虎に翼】あらすじネタバレ・吹き出し・最終回結末予想!
伊藤沙莉主演のNHK連続テレビ小説『虎に翼』(とらにつばさ)のあらすじネタバレを最終回までざっくりとまとめます。
これまでの全話を振り返ると共に最終回の結末も予想!
結末は寅子が女性初の裁判所所長になるまでを描く?
今回は朝ドラ【虎に翼】のネタバレあらすじ・吹き出しについて紹介します。
【虎に翼】のあらすじ
昭和初期、日本初の女性が学べる法律学校が設立。そこに集ったのは、あふれ出す何かを抱えた女性たち。主人公・猪爪寅子(いのつめ ともこ)(伊藤沙莉)も、そのひとり。周囲から“魔女部”と陰口をたたかれた女性だけの学び舎で、彼女たちは自分たちの道を切り開く法律を学んでいく。
そして昭和13年(1938)、卒業生から寅子をはじめ、日本初の女性弁護士が誕生。しかし「法学」という社会に羽ばたく翼を得たはずが、時代は戦争へと突き進んでいく…。寅子は法律家として活躍する場を失う。。
戦後、焼け野原に立つ寅子。すべてを失った中で明日生きるために頼れるのは、かつて学んだ「法律」だけ。彼女は裁判官になることを決意する。戦争で親を亡くした子どもや苦境に立たされた女性たちのため、家庭裁判所の設立にも奔走していく。
【虎に翼】のあらすじネタバレ・吹き出しを最終回まで
朝ドラ【虎に翼】のあらすじを全話ざっくりと解説!詳細が読める各話ネタバレは吹き出しで分かりやすく紹介します。
第1週「女賢くて牛売りそこなう?」
女学校に通う猪爪寅子(読み:いのつめともこ)(伊藤沙莉)は、父・直言(岡部たかし)と母・はる(石田ゆり子)に次々とお見合いをさせられる。女学校を出たら結婚し、子を産み、家庭を守るべしとという考えからだ。
寅子は納得できない中、猪爪家の下宿人・優三(仲野太賀)が通う明津大学に弁当を届けに行き、教授・穂高重親(小林薫)、裁判官・桂場等一郎(松山ケンイチ)と出会う。穂高の言葉から女性が法律を学ぶ場所があると知った寅子は、母の反対をよそに、弁護士への道を歩み始める。女性初の弁護士、のちに裁判官となった女性とその仲間たちの物語がスタート!
第2週「女三人寄ればかしましい?」
寅子は明律大学女子部法科に入学する。そして華族令嬢の桜川涼子(桜井ユキ)、最年長の学生で既婚の大庭梅子(平岩紙)、朝鮮半島からの留学生の崔香淑(ハ・ヨンス)らと出会う寅子。さらに法律の道を志すきっかけとなった穂高重親とも再会した。
学長は「女性に弁護士資格が認められる法改正は間も無く」と言った。息まく寅子だが…。男装の学生・山田よね(土屋志央梨)は同級生と群れることを嫌い、寅子にうっとうしいと言う。そんなある日、寅子は思いがけない形で、本物の裁判を初めて傍聴する。
第3週「女は三界に家なし?」
生徒数が激減したため、明律大学女子部法科が存続の危機になる。そこで2年生の寅子たちは3年生と合同で法廷劇を上演することに。脚本は涼子が書いたが、よねは酷評する。寅子とよねは言い争いに… 迎えた法廷劇の上演日。男子学生・小橋(名村辰)らの妨害で中止になり、よねも負傷してしまう。よねを介抱した女子部の人々は、よねが働きながら弁護士を目指す苦学生である事実を初めて知る。
第4週「屈み女に反り男?」
寅子たちは本科と呼ばれる法学部に進学した。法改正が行われ、女性も正式に弁護士になるための試験を受けられるようになったことで、 寅子たちはやる気になっていた。本科では花岡悟(岩田剛典)らが待ち受けていたが、意外にも寅子たち女子学生に好意的だった。
そんな中、女子学生と男子学生が親睦を深めるためにハイキングに行くことになる。 当日、梅子は息子の光三郎(石塚陸翔)も連れてきた。 男子学生の小橋が光三郎に「お父上は妾を囲って立派だよ」とニヤニヤ話す。 憤った寅子は花岡を押してしまい、花岡は山道から転落した。見舞いに行った寅子は花岡の本当の姿を知る。
第5週「朝雨は女の腕まくり?」
穂高教授が寅子の父・直言の弁護人になることになる。しかし直言は贈賄を「やった」と自白する。寅子たちが懸命に調べるて問い詰めると、直言は高井理事に頼まれたと明かす。だが裁判では会社や寅子たちのために「やった」と証言するという。寅子から話を聞いた穂高は無罪を主張することに決める。しかし寅子と花岡が暴漢に襲われ、危機一髪で命拾いした。その後、直言は娘が襲われたことを知り、罪を否認する。
第6週「女の一念、岩をも通す?」
昭和12(1937)年。法学部最終学年となった寅子(伊藤沙莉)は初めて高等試験に挑む。しかし筆記試験で不合格になった。最終的に合格したのは花岡(岩田剛典)と稲垣(松川尚瑠輝)だけだった。はる(石田ゆり子)は寅子が仕事をすることを条件に大学卒業後も勉強を続けることを認める。
試験の結果を受け、大学は来年以降の女子部の募集中止を発表。しかし寅子たちが直談判した結果、女子学生のうち誰かが高等試験に合格すれば、女子部の募集が再開されることになる。
第7週「女の心は猫の目?」
昭和14(1939年)年、春。優三(仲野太賀)が猪爪家を出ることに。直言(岡部たかし)が経営する工場で住み込みで働くことが決まったのだ。一方、花岡(岩田剛典)は正式に裁判官になることが決まった。そして寅子と二人だけでお祝いの会をすることに。その話を聞いたはる(石田ゆり子)と花江(森田望智 )は花岡が寅子にプロポーズするのではないかと期待する。しかし花岡は佐賀地裁への赴任が決まり東京を離れることを寅子に告げるのだった。寅子は社会的な信頼度を得るためにお見合い相手を探す。そこで優三が結婚相手に立候補し、寅子がOK。寅子と優三は結婚することになった。
第8週「女冥利に尽きる?」
昭和17(1942)年。仕事が順調に増え続ける寅子だが、妊娠が判明。喜びに包まれるが、常に体がだるいことが寅子の悩みだ。一方、久保田(小林涼子)と中山(安藤輪子)が二人とも、仕事と家庭に両立に疲れ果たことで弁護士をやめると言い出す。寅子は二人の分も頑張ろうと決意する。
第9週「男は度胸、女は愛嬌?」
昭和20年(1945年)3月10日、東京は大空襲に見舞われる。寅子と花江(森田望智)は子供たちとともに疎開していたため無事だった。しかし花江は両親を亡くした。同年7月、夫の直道(上川周作)が戦死したという知らせが花江のもとに届く。同年8月。終戦を迎えて寅子が疎開先から登戸に戻る。すると、軍の仕事を受注していた直言の工場は廃業。猪爪家は着物などを売って食べ物を手に入れていた。
第10週「女の知恵は鼻の先?」
昭和22年(1947年)3月、寅子はある決意を固めて法曹会館の人事課に足を運ぶ。(※注釈:この場面は第1話冒頭部分)寅子は桂場(松山ケンイチ)に裁判官として採用してほしいと頼む。桂場は寅子を追い返そうとするが、その場に居合わせた裁判官で民法調査室主任の久藤頼安(沢村一樹)が寅子のことを気に入る。そして久藤の提案で、寅子は久藤が所属する民法調査室で働くことが決まった。
第11週「女子と小人(しょうじん)は養い難し?」
昭和23年(1948年)10月。桂場が初代最高裁人事課長に就任。そんなある日、寅子は桂場(松山ケンイチ)に呼び出される。そして寅子は家庭裁判所設立準備室への異動を命じられる。大正時代から続く少年審判所と新設間もない家事審判所を合併させ、翌年1月1日に家庭裁判所を発足させることが寅子の任務だった。
第12週「家に女房なきは火のない炉のごとし?」
昭和24年(1949年)1月。家庭裁判所開所記念式典が行われ、寅子は東京家庭裁判所判事補に任ぜられ、ついに裁判官になった。そんなある日、寅子は上野の路上でスリの少年グループと遭遇。少年を追う寅子がたどり着いたカフェ「燈台」では、轟(戸塚純貴)とよね(土居志央梨)が『轟事務所』を開いていた。轟は寅子との再会を喜ぶが、妊娠を機に仕事をやめた寅子を信じられなくなっていたよねは寅子に「もうここには来ないで」と突き放した。
第13週「女房は掃きだめから拾え?」
昭和24年(1949年)4月。寅子は特例判事補として家事部の審判も担当することになり、家に仕事を持ち帰らねばならないほど多忙に。一方、はる(石田ゆり子)が亡くなってから寅子と家事を分担していた花江(森田望智)は、多忙の寅子の分も家事を引き受けるものの、はるのように要領よくこなせなかった。
ある日、遺産相続の争いで家庭裁判所にやってきた家族の中に梅子(平岩紙)がいた。梅子と再会した寅子は、調停を進めていく。
第14週「女房百日、馬二十日?」
ひょんなことから有名人になった寅子(伊藤沙莉)は、ますます仕事が多忙になる。猪爪家の家事を花江(森田望智)に任せきりになっていることが気になる寅子だが、初代最高裁判所長官・星朋彦(平田満)の本の改稿作業を引き受けてしまった。寅子は長官室を訪ねて、星朋彦の息子・航一(岡田将生)と出会う。
一方、家庭裁判所では日本人男性とフランス人女性の離婚調停を担当。息子の栄二(中本ユリス)は窃盗事件を起こして、両親ともに栄二の親権を手放したがっていた。栄二の心を開くことができない中、寅子は穂高(小林薫)の退任記念の祝賀会に出席する。
第15週「女房は山の神百国の位?」
昭和26年(1951年)。アメリカに視察に行っていた寅子(伊藤沙莉)が帰国する。そして雑誌の取材を受けて、多岐川(滝藤賢一)とラジオにも出演。それぞれ「家庭裁判所の母」「家庭裁判所の父」と呼ばれ、後輩もできて、万事順調に進んでいた。
そんな中、福田慶太(中村無何有)・瞳(美山加恋)夫妻の離婚調停を担当することになった寅子。妻が不貞行為をしたことで夫が離婚を申し立てている。どうやら瞳は寅子が担当することで自分に有利な判断をしてもらえると考えているようで…。
第16週「女やもめに花が咲く?」
寅子は、桂場(松山ケンイチ)や多岐川(滝藤賢一)らに送り出され、新潟地家裁三条支部に赴任する。そして支部の職員たちや地元の弁護士・杉田太郎(高橋克実)らから大歓迎される。家では娘・優未(竹澤咲子)との親子2人で生活が始まる。娘との溝を埋めようとする寅子だが、なかなか上手くいかない。
そんな中、山の境界線をめぐる現地調停で、書記官の高瀬(望月歩)と申立人の間にトラブルが発生。高瀬は何か事情があるようだ。寅子は断られる覚悟で高瀬にぶつかる。
第16週!女やもめの寅子に花が咲く?(7/15~7/19放送)
第17週「女の情に蛇が住む?」
新潟本庁にて。寅子(伊藤沙莉)は裁判官の星航一(岡田将生)と再会した。航一に喫茶ライトハウスを紹介された。店を経営しているのは寅子の同期・涼子(桜井ユキ)・玉(羽瀬川なぎ)だった。涼子は寅子の大学時代の同期だったが結婚のために法の道を断念した。玉は涼子の付き人だった。寅子は、14年ぶりの再会を喜んだ。
新潟本庁では、寅子が初めて受け持つ刑事事件の裁判が始まる。それは、19歳の少年・元木(山時聡真)にカバンをひったくりされた20歳の青年・水上(林裕太)が起こした暴行事件だった。一方、優未(竹澤咲子)と親子2人の生活に悪戦苦闘する寅子のもとに、花江(森田望智)からの援軍が届いて…。
第17週あらすじ!涼子様と玉が再登場!車椅子の玉が抱える思いとは?(7/22~7/26放送)
第18週「七人の子は生すとも女に心許すな?」
杉田太郎(高橋克実)は寅子(伊藤沙莉)と優未(竹澤咲子)の姿を見て号泣、実は、杉田は長岡空襲で娘と孫を失っていた。
そんな中、放火事件が発生。火災があった現場の経営者である朝鮮人が逮捕された。寅子は裁判の傍聴席に三条支部の事務員で、かつて朝鮮人の恋人がいた小野(堺小春)が座っていることに気付く。
判決後、杉田の言葉を受けて、星航一(岡田将生)は自らの過去を語り始めて…。
第18週あらすじと考察!航一(岡田将生)の秘密とは?(7/29~8/2放送)
第19週「悪女の賢者ぶり?」
寅子(伊藤沙莉)は星航一(岡田将生)の過去の苦しみを知り、寄り添いたいと思うが、その感情をうまく整理できない。同じ頃、新潟市内である事件が発生。森口(俵木藤汰)の娘・美佐江(片岡凛)がその事件に深く関わっているのではないかという疑惑が持ち上がる。寅子は美佐江に心を開いてもらおうと努めるが、対応を完全に失敗してしまう。
一方、高瀬(望月歩)と小野(堺小春)が「友情結婚」を報告。寅子は自身の過去の結婚と重ねて、慎重に考えた方が良いと2人に忠告する。
第19週あらすじ!寅子と航一が恋仲に!?(8/5~8/9放送)
第20週「稼ぎ男に操り女?」
昭和30年(1955年)、寅子(伊藤沙莉)と星航一(岡田将生)は東京に戻ることになった。杉田(高橋克実)らに盛大に見送られた寅子は、登戸の猪爪家に戻ってくる。するとそこでは、花江(森田望智)と直明(三山凌輝)の意見が対立していた。花江は結婚したら家を出るべきだという。一方、直明は結婚しても同居を続けたいと主張。
頭を悩ませる寅子は航一に相談する。そんな中、寅子は東京地裁の判事として「原爆裁判」を担当することに。
第20週あらすじ|東京編再スタート、よねや轟に新展開!
96話!結婚は幸せの選択肢か終着点か?
97話!法とは何か?寅子の考えが変化!
98話!原爆裁判へ。雲野の「もしも」はフラグか
99話!直人が「いい子すぎる」と話題
100話!家族裁判決着&轟の恋人役は和田正人!
第21週「貞女は二夫に見えず?」
寅子(伊藤沙莉)は星航一(岡田将生)からのプロポーズに戸惑い、自分の気持ちを整理しようとする。寅子を見守る花江(森田望智)は、寅子の選択に任せるつもりではあるが、いまひとつ状況を分かっていない寅子の様子に不安を募らせる。
そんな中、寅子と優未は星家を訪れ、継母・百合(余貴美子)、長男・朋一(井上祐貴)、長女・のどか(尾碕真花)と対面する。そして猪爪家では花江の息子たちも、直人が司法試験、直治はサックス修行へとそれぞれ将来の道を選び始めていた。
寅子と航一は「夫婦のようなもの」になる。寅子は優未の中学進学に合わせ、優未とともに星家に引っ越す。航一の子供たちとの間にはまだ溝があるが家族になる挑戦中だ。
【解説】寅子と航一は2人なりの結婚&夫婦のカタチを見つけました。モデルの三淵嘉子さんがした再婚とは違い、現代でいう「事実婚」を選びました。
101話!寅子は結婚の意味を見出せない
102話!名字変更の悩みは夫婦別姓への伏線?
103話!寅子が轟の仲間の集まりに参加
104話!寅子・航一は事実婚(夫婦のようなもの)を選択
105話! 寅子の結婚式が大学の同窓会に!?
第22週「女房に惚れてお家繁盛?」
星家で暮らしはじめた寅子(伊藤沙莉)と優未(毎田暖乃)。航一(岡田将生)の長男・朋一(井上祐貴)、長女・のどか(尾碕真花)とはまだぎこちない。そんな中、寅子は朋一とのどかに家事のことで苦言を呈す。ある日、直明(三山凌輝)の頼みで、法律に関心がある中学生を集めた勉強会が開かれる。そこで「女性は働かなくてもいい」という意見が出る。一方、判事補の秋山(渡邉美穂)は妊娠し、先輩の寅子に相談する。
106話あらすじと感想!秋山(渡邉美穂)が寅子に懐く
107話あらすじと感想!航一は子供との溝を埋めたい
108話あらすじと感想!「女性は働かなくてもいい」という意見が出る
109話あらすじと感想!女性法曹のために労働環境の改善を!
110話あらすじと感想!優未(毎田暖乃)とのどかがマージャン勝負?!
第23週「始めは処女の如く後は脱兎の如し」
時は昭和34年(1959年)。直明(三山凌輝)と妻・玲美(菊池和澄)の間に子供が生まれた。猪爪家は、ますます賑やかとなる。一方、星家では寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)が百合(余貴美子)を支えていた。
東京地裁では「原爆裁判」の準備手続(口頭弁論以外で、争点や証拠の整理のために設けられる準備の手続き)が終了した。いよいよ裁判で口頭弁論が開かれる。そんな時、担当弁護士の雲野(塚地武雅)が倒れてしまう。そこで、原告の吉田ミキ(入山法子)が出廷を決意する。
一方、和菓子作りの修行中である梅子(平岩紙)にも転機が訪れる。
・月曜の内容:雲野(塚地武雅)が急逝する。
・火曜の内容:昭和35年2月、「原爆裁判」の口頭弁論が始まる。
・水曜の内容:竹中(高橋努)の記事で「原爆裁判」が世間に注目される。
・木曜の内容:優未の家出に悩む寅子。
・金曜の内容:寅子が百合と向き合う。
111話あらすじと感想!百合(余貴美子)の様子がおかしい
112話あらすじと感想!「原爆裁判」の口頭弁論が開始
113話あらすじと感想!百合(余貴美子)の認知症が進行
114話あらすじと感想!吉田ミキ(入山法子)が法廷に立つ
115話あらすじと感想!「原爆裁判」の判決が言い渡される
第24週「女三人あれば身代が潰れる?」
ガンを患った多岐川(滝藤賢一)が、入院して治療することに。ある日、寅子は多岐川の見舞いに行く。多岐川は、少年犯罪の厳罰化が世間から求められていることが気がかりだと寅子に伝える。
昭和44年(1969年)、日本全国で学生運動が激化。 そんな中、寅子は、香子(ハ・ヨンス)と汐見(平埜生成)の娘・薫が事件に巻き込まれて逮捕されたことを聞く。
よね(土居志央梨)と轟(戸塚純貴)は、尊属殺人の罪に問われた美位子の弁護を担当する。 かつて、尊属殺人の判決に対し穂高(小林薫)が異を唱えた頃から時代は変化している。 そんな中、尊属殺人の重罰規定に関する事件が最高裁に持ち込まれた。
1950年(昭和25年)10月、穂高重親(小林薫)が最高裁判事を務めていたころ、殺人事件の裁判で、最高裁は「尊属殺重罰規定は合憲」という判決を下しました。事件の概要は、父親に暴力を振るわれていた息子が鉄瓶を投げ返し、その父親が亡くなったという事件です。
尊属殺とは、自分より年上の親族を殺すこと。尊属殺は他の殺人より重い刑になっています。年上を敬うことは道徳的には良いことですが、憲法では「法の下の平等」を明記しています。つまり憲法に違反するのでは?と問題になったのです。
当時、15人いる最高裁判事の内、2人だけが違憲と判断。その1人が穂高教授でした。それから19年、また最高裁の判断が求められています。
116話あらすじと感想!多岐川(滝藤賢一)を見舞う
117話あらすじと感想!桂場が最高裁長官に!
118話あらすじと感想!学生の裁判&美位子(石橋菜津美)の第一審
119話あらすじと感想!のどか(尾碕真花)の婚約者・誠也(松澤匠)が星家に
120話あらすじと感想!多岐川(滝藤賢一)の元に懐かしい人たちが集合
第25週「女の知恵は後へまわる?」
梅子(平岩紙)と道男(和田庵)は寿司と甘味を提供する店「笹竹」(竹もとの後継店)に大五郎という少年を迎えることにした。一方、梅子と道男は気になっていることがあった。「竹もと」時代の常連客だった最高裁判所長官・桂場(松山ケンイチ)が顔を見せなくなっていたのだ。
寅子(伊藤沙莉)が法制審議会少年部会の委員となった。寅子は、はじめから法改正ありきで議論を進める部会のやり方を受け入れられず、いら立つ。そんな中、長崎に赴任していた朋一(井上祐貴)に異動が言い渡される。その異動先は寅子にとっても予想外だった。そして、その人事は桂場(松山ケンイチ)の意向なのか、寅子は勘繰る。
最高裁長官となった桂場による人事に違和感を抱く寅子。もしかすると史実の「ブルーパージ」を描くのかもしれません。
「ブルーパージ」とは青年法律家協会(略称:青法協)所属の裁判官に対する差別人事のこと。「ブルー(青色)」とは青法協を指し、「パージ」とは追放、浄化、一掃などの意味があります。青法協はリベラルな裁判官の集まりで、立法や行政に対する司法の独立を訴えました。桂場のモデルといわれる第5代最高裁長官・石田和外氏は1960年代後半から青法協の裁判官を左遷するなどして排除しています。
朝ドラの桂場は「共亜事件」の際、貴族院議員・水沼淳三郎(森次晃嗣)の圧力に負けず、無罪判決を出しました。そのため、冷遇されてしまいます。そんな桂場が権力をつかんだ時、差別人事をしてしまうのか。その時、寅子はどう対応するのか。注目です。
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最終週ネタバレ「虎に翼」
放送日:9/23 – 9/27
法制審議会少年法部会の委員となった寅子(伊藤沙莉)は、少年法の対象年齢の引き下げに対して慎重な姿勢を示す。その一方、寅子は自分が犯した過ちに苦悩する。 かつて救うことが出来なかった美佐江(片岡凜)が、3歳の娘・美雪を残して自殺し、成長した美雪が亡き美佐江と同様に非行を繰り返しているからだ。
寅子は、更生施設での試験観察を終えた美雪と面会。祖母と故郷に帰る美雪を見送った寅子は、家裁の改革への決意を新たにする。
美位子(石橋菜津美)の事件をめぐって尊属殺規定が違憲か否かを問う裁判で、ついに最高裁の判決が下される。 最高裁長官の桂場(松山ケンイチ)は「尊属殺規定は違憲」と判決。そして美位子には執行猶予が付いた。
ほどなくして、美位子は新潟の涼子(桜井ユキ)の店で人生をやり直すことを決め、寅子とよね(土居志央梨)にお礼を述べ、新潟へと旅立つ。
寅子が亡くなって15年後の平成11年(1999年)。50歳になった優未から寅子の思い出話を聞かされた航一は、寅子が女性初の裁判所長に就任 した日のことを思い出していた。 その日、寅子を祝うために明律大学の卒業生たちが「笹竹」に集まった。寅子はその場に居合わせた桂場と法談義をした。
背後から聞こえる懐かしい声に振り返った寅子は、「地獄の道は楽しかった?」と尋ねられた。寅子は「最高だった」と答えた。
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【虎に翼】の最終回結末は寅子が女性初の裁判所長に!?
朝ドラ【虎に翼】は原作なしのフィクションです。
モデルは日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ女性・三淵嘉子(みぶち・よしこ、1914年~1984年)さん。三淵さんの実話に基づくオリジナルストーリーとなっています。
三淵嘉子さんは、昭和13年に今の司法試験にあたる「高等文官試験司法科」に合格し、女性初の法律家になった1人(※)です。(※中田正子さん、久米愛さんも同じ試験で合格し、女性初の弁護士になりました)
女性初の弁護士のひとり、女性初の判事や裁判所所長になったりと華麗な業績です。
しかし戦中戦後を生きて、夫の戦死、疎開など大変な時期もドラマで描かれそう。もちろん「女性初」という苦労をどう描くのかも注目です。
三淵さんは戦前に弁護士、戦後に裁判官になり、家庭裁判所の所長にもなっています。
となると、【虎に翼】の最終回結末は寅子が女性初の裁判所所長になると予想。
女性で裁判所所長に就任したのは三淵さんが初めてなので、その姿までは描くと予想します。(以上、放送前の時点)
[追記]三淵嘉子さんは1972(昭和47)年6月、新潟家裁所長に就任しています。
※三淵嘉子さんの戦後の経歴(講師や教授など教育の仕事は除く)は………司法省民事部・民法調査室→事務局民事部第三課(家庭局)→東京地裁民事部の判事捕(女性の裁判官としては2番目の採用)→アメリカで家庭裁判所を視察→名古屋地裁に異動し初の女性判事→東京地裁・同家裁→新潟家裁所長(女性として初の裁判所所長)→浦和家裁所長(昭和48年11月~53年1月)→横浜家裁所長(昭和53年1月~)。
朝ドラでは史実の名古屋地裁を割愛し、第16週から新潟編に入りました。寅子が東京の家裁から新潟家裁三条支部・支部長に人事異動となりました。
モデルの三淵嘉子さんが新潟家庭裁判所の所長(わが国初の女性裁判所長)として着任したのは、三淵乾太郎との再婚(1956年)や「原爆裁判」(1955年~1963年)後の昭和47年(1972年)のことであり、しかも単身赴任なので朝ドラの新潟編はドラマオリジナルの展開です。
まあ、三淵さんが名古屋地裁で判事をしていたころをドラマでは新潟家裁三条支部パートに改変したということになりますね。ということは、再婚(事実婚)や原爆裁判を描いた後、寅子が新潟家裁の裁判長になる結末もありそうですね。(23週時点の予想)
【予想の答え合わせ】最終週で、寅子は横浜家庭裁判所の所長に就任しました。(新潟家裁所長や浦和家裁所長はドラマでは描かれませんでした)
【虎に翼】の見どころ
【虎に翼】の見どころを3つ紹介します。
一つは、主人公が開拓者な点。女性の立場が弱かった時代に法律を学び、女性初の弁護士になって道を切り拓いてきました。時代の先駆者、開拓者です。
二つ目は、法廷ものとしての魅力もあり、考えさせられる展開も期待します。楽しく見ながら、勉強にもなるといいなと思います。
三つめは、魅力的なキャスト陣。物語を通して松山ケンイチさん、小林薫さんといったベテランが脇を固めます。物語後半も岡田将生さん、沢村一樹さんといった人気俳優が登場。期待しちゃいますね。
もちろん恋愛要素も少しはあります。演技力ある仲野太賀さん、がんちゃんこと岩田剛典さんとの恋模様も注目です。後半では岡田さんとの関係も期待されます。でも「結婚は女の幸せではない」と思ってる主人公なので、恋愛要素はメインにならなそうですね(笑)
【虎に翼】のタイトルの意味とは?
タイトルの『虎に翼』とは、中国の法家・韓非子の言葉で、「鬼に金棒」と同じく「強い上にもさらに強さが加わる」という意味があります。
五黄の寅(ごおうのとら)年の生まれで“トラママ”と呼ばれたという三淵嘉子さん。その三淵さんにちなみ、主人公の名前は寅子(ともこ)で、あだ名は“トラコ”。
法律という翼を得て力強く羽ばたいていく寅子が、その強大な力にとまどい、時には悩みながら、弱き人々のために自らの翼を正しく使えるよう、一歩ずつ成長していく姿がタイトルにイメージされています。
つまりドラマタイトルは、韓非子の言葉の意味と、トラコに法律の翼というさらに強さが加わるという意味ですね。
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【虎に翼】の基本情報
【放送予定】 2024年4月1日(月)から9月28日(土)まで放送/全26週(130回) ※土曜日は1週間を振り返り。 【放送局/放送時間】 NHK総合・あさ8時、ほか
【キャスト】 伊藤沙莉 / 石田ゆり子、岡部たかし、仲野太賀、森田望智、上川周作 / 土居志央梨、桜井ユキ、平岩 紙、ハ・ヨンス、岩田剛典、戸塚純貴 / 塚地武雅、岡田将生、平埜生成、沢村一樹、滝藤賢一 / 松山ケンイチ、小林 薫 ほか
【作】吉田恵里香 【音楽】森優太【主題歌】米津玄師「さよーならまたいつか!」 【語り】尾野真千子 【法律考証】村上一博 【制作統括】尾崎裕和 【プロデューサー】石澤かおる、舟橋哲男、徳田祥子 【取材】清永聡 【演出】梛川善郎、安藤大佑、橋本万葉 ほか
歴代朝ドラの記事
放送クール(通算作品数) | 作品名 |
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2025年度後期(第113作) | ばけばけ |
2025年度前期(第112作) | あんぱん |
2024年度後期(第111作) | おむすび |
2024年度前期(第110作) | 虎に翼 |
2023年度後期(第109作) | ブギウギ |
2023年度前期(第108作) | らんまん |
2022年度後期(第107作) | 舞いあがれ |
2022年度前期(第106作) | ちむどんどん |
2021年度後期(第105作) | カムカムエヴリバディ |
2021年度前期(第104作) | おかえりモネ |
2020年度後期(第103作) | おちょやん |
2020年度前期(第102作) | エール |
2019年度後期(第101作) | スカーレット |
2019年度前期(第100作) | なつぞら |
2018年度後期(第99作) | まんぷく |
2018年度前期(第98作) | 半分、青い。 |
2017年度後期(第97作) | わろてんか |
2017年度前期(第96作) | ひよっこ |
2001年度前期(第64作) | ちゅらさん |
2000年度後期(第63作) | オードリー |
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画像出典NHK「虎に翼」HP
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