【虎に翼】第2週ネタバレと考察!「女三人寄ればかしましい?」の意味は?

虎に翼

伊藤沙莉主演の朝ドラ(連続テレビ小説)【虎に翼】(トラつば)第2週「女三人寄ればかしましい?」(4月8日から12日放送)のあらすじネタバレと考察を吹き出しありで紹介します。

ヒロイン寅子がついに大学の女子部で法律を学びます。早速、裁判を見学して、議論して…。

今回は【虎に翼】第2週のあらすじネタバレと考察について。

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【虎に翼】第2週ネタバレ

【虎に翼】第2週のあらすじネタバレです。

入学式

1932年(昭和7年)春。寅子は明律(めいりつ)大学女子部法科に入学する。下宿人の優三(仲野太賀)は高等試験(現在の司法試験)に落ちて、司法浪人2年目に突入。花江(森田望智)は寅爪家に嫁入りし直道(上川周作)と新婚生活を送っている。

入学式には、60名の新入生が集っていた。学長の挨拶に続き、華族令嬢の桜川涼子(桜井ユキ)が新入生代表として挨拶した。

涼子

年齢も生い立ちも違うわたしくしたちですが、
志は皆同じでございます。

入学式後。寅子は法律の道を志すきっかけとなった穂高重親(小林薫)と再会した。桂場(松山ケンイチ)は東京地裁で判事をしていて寅子が夜学で会ったときは臨時講師だったと聞く。寅子は安堵した。

寅子は穂高とともに、帝都新聞の竹中(高橋努)からインタビューを受けた。

寅子ら新入生は昨年入学した1期生の久保田(小林涼子)や中山(安藤輪子)に迎らえる。

1期生は70名から7名に激減していた。また、女子部は男子から「魔女部」と呼ばれ、嫁の貰い手がなくなるとからかわれていることを知る寅子。

寅子は思い空気を換えたくて自己紹介がてら歌おうとすると、男装の学生・山田よね(土屋志央梨)が「うっとうしいと言った。圧倒されてしまう寅子。

新入生は3クラスに分けられた。寅子は3組になり、涼子、最年長の学生で既婚の大庭梅子(平岩紙)、朝鮮半島からの留学生の崔香淑(ハ・ヨンス)と出会う。寅子を含めた4人はお弁当を食べる仲になった。子供がいる梅子は毎日おにぎりを作って配ってくれているが、同級生と群れることを嫌うよねは受け取らなかった

女子部は馬鹿にされている

帝都新聞の記事は女子部を小馬鹿にしていた。ショックを受ける寅子。しかし女子部のみんなどこか諦めている様子だ。今回も女性の弁護士資格を認める法改正は見送りになったらしい。次の議会に期待しよう!と息まく寅子に、よねは・・・

よね

全員うっとうしい!やめちまえ!!

立ち去ったよね。寅子がよねを追いかけていくと、東京地裁にたどり着く。

初めての裁判所にオロオロしている寅子。すると裁判の傍聴好きな笹山(田中要次)が案内してくれた。よねは寅子が来たことに驚く。

初めての法廷

寅子は初めて法廷を見学する。

妻の峰子は夫の暴力から逃げるため実家に帰り、離婚裁判を起こして勝訴した。しかし夫・東田が控訴した。そんな中、峰子は嫁入りの時に持参した母の着物を取り返す訴訟を起こしていた。

寅子は峰子を応援した。結審は来週となった。よねは着物は戻らないと言う。

女は常に虐げられ馬鹿にされている。
私はその怒りを忘れないためココに来ている。

裁判について議論

翌日。寅子は穂高に裁判の件を話した。

峰子が勝つのは本当に難しいのでしょうか

穂高は「法廷に正解はない」からと勝敗を答えなかった。そして寅子たちならどう弁護をするのか、宿題にする。

穂高の授業で、寅子たちは着物を取り返せないと結論づけた。

しかし寅子は民事訴訟法第185条(※)を持ち出す。それは「裁判所は判決をするに当たり、口頭弁論の全趣旨及び証拠調べの結果をしん酌して、自由な心証により、事実についての主張を真実と認めるべきか否かを判断する」というもの。いわゆる自由心証主義だ。

※注釈:令和四年法律第四十八号では、第二百四十七条に自由心証主義が記されています。

寅子は裁判所へ仲間を誘う。

裁判の結末

裁判結果は、なんと着物を取り戻すことができる。つまり原告である峰子の勝訴だった。

裁判長は、夫が妻の財産を管理することが法律で定められているが、悪用してはいけないと判断したのだった。

穂高は新しい視点の判決だと褒めた。

一方、よねは「甘い」「あの男は反省しない」とバッサリ斬る。

よねは法は悪い人を殴る武器だと思っている。しかし寅子は違う。

法は弱い人を守るものだと思う

よねは「分かり合えない」とバッサリ。それでも寅子は「女のくせに法律を学ぶ同志でしょ!ともに戦うの!」と、よねを受け入れるのだった。(つづく)

【虎に翼】第2週の考察

「女三人寄ればかしましい?」の意味は?

週タイトル「女三人寄ればかしましい?」の意味は、女はおしゃべりだから三人集まればやかましいということ。

まあ、聞いたことある言葉ですね。

「女」という字を三つ合わせると「姦」(さわがしいの意)という字になるそうです。なぜさわがしい?というのは語源の歴史的背景になってきてややこしいので割愛します。

また、「かましい」の漢字は囂しい/姦しい/喧しい(かしましい)と3つあるようです。

喧騒(けんそう)の文字が入っている「喧(かしま)しい」の方が現代では良さげですね(笑)

この週タイトル、ストーリー展開やセリフでは、うまく回収はされてないようです。

まあ、一応、よねが「うっとうしい」と叫ぶことにリンクはしていると思います。

法律は何のためにある?

第2週にして、早くも法律の議論を女子学生たちがします。この議論、みどころですね。

北川景子主演のフジテレビ・月9ドラマ『女神[テミス]の教室~リーガル青春白書~』(2023年1月-3月)でも法科大学院(ロー・スクール)の生徒たちが議論をあれこれして、私はとても興味深かったです。法科大学院にしては「浅い」という意見もありましたけど。

寅子は「法律は弱い人を守るもの」との持論を語ります。

寅子は女性の地位が低いから法律で守りたいのだと思います。まあ法律は武器にも盾にもなりそうですから、よねの言ってることも間違いではありませんけどね。

法律は何のためにあるのか?ドラマをきっかけに自分事として考えたいと思います。

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画像出典NHK

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