【虎に翼】3話ネタバレ・吹き出し/寅子が女子部法科に出願を企む!

伊藤沙莉さん主演の朝ドラ【虎に翼】第3話が4月3日（水）に放送されました。

優三に弁当を届けた大学で講義を聞き、法律に興味を持った寅子（伊藤沙莉）。教授の穂高（小林薫）に「明律大学女子部」への進学を勧められ、親を説得して出願しようと企み…。

今回は【虎に翼】3話あらすじネタバレ・吹き出しと感想について。

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【虎に翼】3話のあらすじネタバレ

寅子、違和感の理由がわかる

寅子（伊藤沙莉）は大学の教室から臨時講師の裁判官・桂場等一郎（松山ケンイチ）と学生が「婚姻状態にある女性は無能力者」と言ってやりとしているのを聞いて、思わず「は？」と大声で反応してしまった。

優三（仲野太賀）があわてて寅子を帰そうとすると、教授の穂高重親（小林薫）が現れた。

穂高に引き止められた寅子は、無能力者とは女性が無能ということなのか？と尋ねる。

穂高ではなく桂場が質問に答える↓

桂場は法律上、責任能力がないという説明をした。だが、寅子は納得できなかった。そんな寅子に穂高は講義を聞いて帰るよう勧めた。

寅子は講義を聞いた。講義終了後、穂高は寅子に感想を求めた。寅子は結婚に後ろ向きだったこと、母が公の場ではスンとしていることなど嫌だと思っていたことの理由が分かったという。

穂高は弁が立つ寅子に探求心や向上心もあると賞賛し、法律家に向いてるから「明律大学女子部法科」へ来いと勧めた。

そこは、まもなく女性も弁護士になれる時代が来ることを見越した女性のための法律の学校だった。

はるの居ぬ間に既成事実を

希望を見出した寅子は父・直言（岡部たかし）に話した。直言は寅子が嫌がるお見合いをすすめていたことに気が引けていて、寅子の進学に賛成してくれた。そこで寅子と直言は、母・はる（石田ゆり子）が実家に帰っている間に出願しようと企む。

いわゆる『はるの居ぬ間に既成事実を作ってしまおう作戦』を決行。顔写真を撮影し、女学校の内申書を手に入れて、明律大学の女子部に出願した。女学校の担任教師（伊勢佳世）は女子部に3年通って法学部に進むと最低6年かかって卒業することになるので嫁の貰い手がなくなることを心配した。だが、直言は寅子を好きなようにさせてやりたがった。

したたかにいきなさい

はる（石田ゆり子）が香川から戻って１か月が過ぎ、12月になった。味方のはずの直言（岡部たかし）も頼りにならず、寅子（伊藤沙莉）ははるに大学受験の話を切り出せない。年が明ければ入学試験があるというのに。女学校の卒業者の試験は面接と作文だけだ。寅子は穂高（小林薫）の著書『民法読本』を隠れて読んでいるから合格する自信がある。

寅子は優三（仲野太賀）に「倒す敵はもう少しなのに」と愚痴をこぼす。もう母に言いに行こうと決心する寅子。そこへ花江（森田望智）が訪ねてきて、「はい～やめてくださ～い！」と止めた。

花江は結婚式前だからお義母さんの機嫌を損ねたくないから式が終わるまで黙っていてほしい、と寅子にお願いする。

花江は自分の話をする。形式的にはお見合い結婚だが、直道が2年前、家に遊びにきた花江を好きになり、両親に頼んで花江との縁談をセッティングしてもらった。しかし実は花江の方が一目ぼれしたのだと明かす。

直道が女学校に寅子に忘れ物を届けにきたとき、花江は直道を遠くからみた。女子学生から水を間違ってかけられた直道は「大丈夫！　気にしないで！」と笑って許していた。その時から花江はこの人と結婚しようと思って、したたかに好きになってもらえるよう情報収集するなどして取り組んでいたのだった。

寅子は親友の花江を「えげつない女」と思ったが…

花江は寅子にアドバイスを送った。

（つづく）

【虎に翼】3話の事前レビュー

3話で早くもヒロイン寅子が法律に出会い、教授から大学に誘われるというスピード展開。この速度なら1週目の終わりには大学に入ってそうですね(笑)

さて。寅子は父に進学のことを話します。すると賛成してくれました。時代背景的に女の幸せは結婚だったので、まさかな展開です。

父・直言のモデルは武藤貞雄（むとうさだお）さん。娘・嘉子さんが生まれたとき、貞雄さんは台湾銀行・シンガポール支店に勤務していました。

その後、貞雄さんは東京支店へと転勤。武藤家の一家で東京に引っ越しました。嘉子さんは女学校の卒業が近づいたとき、父・貞雄さんの勧めもあって法律を学びに進学したといわれています。

海外勤務もする貞雄さんだから、女性でも進学を勧めたのかもしれないですね。しかし母親・ノブさんは反対したそうです。

朝ドラでも史実通り、父が賛成し母が反対するストーリー展開になりそうですね。

【虎に翼】3話の感想

花江は策士だった

3話では寅子が母の帰省中、大学の女子部に出願。しかし、母には言えないでいるという展開。ラストには、花江のしたたかな本性が明らかにもなりました。

花江は、寅子から直道の話を少しずつ聞き出し、「お見合いの話が進むのをひたすら待って今に至るの」と説明していました。

したたかな策士でしたが、ちゃんと直道も花江に恋をして成就したのだから、お見合い結婚というよりほとんど恋愛結婚のような両想い。

ただ、自分からアプローチせず、待っていたというのがしたたか。でも直道のことを研究してハートを射止めたのだと思います。

劇中では寅子の家に遊びにきたとき、直道にスマイルを送って一目ぼれさせましたが…。どう笑えば落とせるのか、どんなタイプが好きなのか、研究をしたのでしょう。

上品に笑う、あまり出しゃばりすぎない。親しみやすい笑顔で挨拶する程度でいい…。

あくまで寅子から「情報を聞いた」という要素だけでの考察ですけどね(笑)

女学校の教師のワンシーンが切ない

あさイチで、鈴木アナが「朝ドラを見ていたら、高校時代の同級生が出てきていて」「伊勢佳世って言うんですけど。つい先月もメールしていたし、ときどき会っていたのに、ひとことも何もないのでビックリしちゃって」と語っていました。

どうやら担任の先生を演じた伊勢さんは、鈴木アナの法政大学女子高時代の同級生のようです。

この教師、寅子に6年も大学で学んだら卒業するころは20代なかばになり、嫁の貰い手がなくなる…と心配してましたね。それを父・直言が「貰い手、ありますよ」と反論し、押し切りました。

寅子と直言が帰った教室で、ひとりポツンといた担任の先生のワンシーンがとても印象的でした。セリフも何もなく、ほんの数秒のカットなので、ながら見してたりして見逃した方はもう一度見てほしいのですが…。

本当に出願書類を渡して良かったのだろうかと逡巡している先生の思いが伝わってきます。女性の教師としてこれまで批判もあったり、結婚も上手くいかなかったのかもしれないと思い、切ない場面でした。セリフがないのであくまで私（筆者）の想像にすぎませんが…。みなさんはどう感じましたか？

【虎に翼】3話の出演者・スタッフ

【出演】伊藤沙莉，石田ゆり子，岡部たかし，仲野太賀，森田望智，上川周作，田中真弓，松山ケンイチ，小林薫，【語り】尾野真千子

【作】吉田恵里香【音楽】森優太

画像出典NHK