朝ドラ【あんぱん】のネタバレあらすじを吹き出しありで全話紹介するとともに、最終回結末予想を紹介していきます。
2025年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」は、主演・今田美桜、脚本・中園ミホ(原作なし)でおくる、やなせたかしさん・小松暢さん夫妻をモデルにしたオリジナルドラマです。
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※本記事はストーリーのネタバレを含みます。ご注意ください。
朝ドラ【あんぱん】ネタバレあらすじ・吹き出し
第1週のネタバレあらすじ・吹き出し
- 第1週タイトル「人間なんてさみしいね」
- 放送回:第1回~第5回
- 放送日:2025年3月31日~4月4日
<第1週あらすじ>時は昭和初期。高知の町中をものすごい勢いで走る少女、「ハチキン(=男勝り)おのぶ」こと朝田のぶ(永瀬ゆずな)は父・朝田結太郎(加瀬亮)から「女子も大志を抱け」と教育を受けて育つ。一方、嵩(木村優来(ゆら))は父・清(二宮和也)を病気で亡くし、母・登美子(松嶋菜々子)に連れられて柳井医院を営む伯父・柳井寛(竹野内豊)の家に引っ越してくる。駅でのぶと嵩はぶつかる。さらに嵩は転校先の小学校で、のぶと再会する。
伯父の寛が嵩に語った言葉↓
「生きちゅうき、悲しいがや。生きちゅうき、苦しいがや。生きちゅうき、いつか元気になって、きっと笑える日が来るがや」
第1話(3月31日)のぶと嵩の出会い
第1話あらすじ:1927年(昭和2年)9月、家族の愛情をたっぷり受けて育った少女が高知の町中を勢いよく駆けていく。「ハチキンおのぶ※」こと朝田のぶ(永瀬ゆずな)である。商事会社で国内外を飛び回る父・結太郎(加瀬亮)を迎えに駅舎に駆け込んだのぶは、勢い余って屋村草吉(阿部サダヲ)と少年にぶつかった。だが、のぶの方が「ボケ」と怒る。その少年の名は柳井嵩(木村優来)。父・清(二宮和也)を病気で亡くし、母・登美子(松嶋菜々子)と共に伯父・寛(竹野内豊)を頼って東京から高知県長岡郡御免与町(※2)にやってきたのだ。これが2人の出会いだった。
第1話ネタバレ:嵩は寛の元に引き取られた弟・千尋が自分や母のことを忘れてしまったことを嘆く。翌日、のぶの尋常小学校のクラスに嵩が引っ越してきた。「たまるか!※3」と驚くのぶ。昼休み、外で嵩が豪華なお弁当を食べていると、いじめっ子の岩男らに奪われる。正義感の強いのぶが助けたが、弱虫の嵩に「へなちょこ!しゃんしゃん東京にいね」※4と怒る。その後、のぶは親から嵩の父が亡くなったことを聞き謝りに向かう。すると嵩は、屋村草吉(阿部サダヲ)からあんぱんをもらっていた。のぶはこんなにおいしそうなパンを初めて見て目を輝かせる。
初回から「あんぱん」登場でタイトル回収!?
朝田のぶが走り回って勝ち気で、ザ・朝ドラヒロインですね(笑)。
明るい作風で、今後が楽しみです。
【あんぱん】1話あらすじと感想!のぶはチンピラだが相手の立場を想像できる?!
第2話(4月1日)女子も大志を抱け
第2話あらすじ:屋村草吉(阿部サダヲ)が作ったパンのおいしさを夢見心地に話すのぶ(永瀬ゆずな)だが、嵩(木村優来)に「東京に帰れ」と言ってしまったことがずっと気になっていた。翌日のぶは嵩の弁当を奪おうとするクラスの悪ガキたちを追い払い、嵩に東京に帰れと言ったことを取り消す。そんなのぶに、嵩はやさしく微笑むのだった。ある夜、自分の夢を語った結太郎(加瀬亮)は、のぶに「女子(おなご)も大志を抱け」と話す。
第2話ネタバレ:のぶにまた助けられた嵩は「きみは乱暴なところもあるけれど、やさしい人なんですね」と理解を示す。一方、草吉がパンを無料配布したのは子供だけで、のぶの祖父・釜次(吉田鋼太郎)は高くて手が出なくて怒り心頭。釜次は草吉のことをよそ者扱いして批判する。そんな草吉は、嵩に「おまえもこの町に居場所がないんだなあ」と話しかける。のぶは屋村草吉という名前を知り「ヤムおんちゃん(ヤムおじさん)※」と呼ぶ。草吉はパンの作り方を秘密にするが、嵩は銀座で食べたことがあるという。その後、結太郎に夢を尋ねられたのぶは銀座でおいしいものを食べると語る。一方、嵩は父・清(二宮和也)や母・登美子と銀座で「美村屋」のパンを食べたことを思い出す。
第2話で二宮和也さんが朝ドラ初登場です。自然に登場してきました(笑) 「嵐」の時のオーラを封印し当時の知識人になりきっていますね。
【あんぱん】2話あらすじと感想!二宮和也が初登場で話題はこちら
第3話(4月2日)うちが守っちゃる
第3話あらすじ:ある日、のぶ(永瀬ゆずな)は千尋(平山正剛)とシーソーに乗る嵩(木村優来)を見かけて、3人で一緒に楽しくこぐ。のぶは体重が軽い小さな子とシーソーで遊ぶことを不思議がる。嵩は千尋(平山正剛)が嵩の弟で、寛に子供がいないから養子になったことを明かす。家に帰って絵を描く嵩に、寛(竹野内豊)は「こじゃんと絵を描け。好きなものはやればやるばあ、こじゃんと好きになる※」と語る。翌日、しばらく留守にすると言って出ていく登美子(松嶋菜々子)を、嵩と千尋が追いかけ見送る。
第3話ネタバレ:実は、寛の妻・千代子(戸田菜穂)が見つけた置き手紙によると、登美子が再婚するために出て行ったとわかる。清(二宮和也)の一周忌を迎えてもいないのに嵩を置き去りにしたのだ。のぶは大人たちが嵩は母親に置き去りにされたと噂するのを聞く。のぶは、シーソーに座り込む嵩を見つけ、シーソーの反対側に飛び乗り、「シーソーは二人で乗るもんやで。学校、どうして休んだん?ずる休みはいかん。たっすいがはいかん」※2 と言う。元気のない嵩を、のぶは、「しゃあない。嵩はうちが守っちゃる」と励ます。2人はギッコンバッタン、ギッコンバッタンと言いながらシーソーをこぐ。
3話目にして嵩が実の母に置き去りにされる、切ない展開。心の準備が間に合いません。そばに、のぶがいてくれたのは良かったですけど。
第4話(4月3日)結太郎(加瀬亮)が急逝
第4話あらすじ:結太郎(加瀬亮)が海外出張でひと月家を空けると知り、寂しいのぶ(永瀬ゆずな)は同時に母親(松嶋菜々子)がいなくなった嵩(木村優来)を案じる。のぶは、嵩に「弁当をよこせ」と絡む同級生と揉み合い、相手が頭から血を流す怪我をする。のぶはケガをさせたことを謝るが自分が悪いとは思っていない。そんなのぶに羽多子(江口のりこ)は、「恨みは恨みしか生まんがよ」と諭した。そして、結太郎出発の日を迎える。
第4話ネタバレ:結太郎出発の日。駅まで見送りにきたのぶに、結太郎は「夢はゆっくり見つけたらえい」と話し、のぶの頭に自分のソフト帽をかぶせる。嵩と草吉(阿部サダヲ)はそんな親子の姿を見つめていた。それからひと月後のある晩、柳井医院の電話のベルが鳴り響き、医師の寛(竹野内豊)が出た。その後、朝田家を訪問した寛は「結太郎さんが、帰りの船の上で、心臓発作を起こいて、息を引き取られたそうです」と告げる。のぶたち家族は絶句した。
まだ4話なのに、ヒロインの父が急逝!!
加瀬亮さんの演技まだまだ見たかったです(涙)
【あんぱん】4話あらすじと感想!加瀬亮が退場で視聴者も朝ドラ受けも絶句
第5話(4月4日)のぶ、嵩の絵に涙
5話あらすじ:結太郎が心臓発作で亡くなった。朝田家は悲しみに暮れるが、のぶ(永瀬ゆずな)は一粒の涙も流さない。のぶを元気にしたいと悩む嵩(木村優来)に、寛(竹野内豊)は「それが生きちゅうことや」と優しく語る。あくる日、表情なく居間に座り込んでいたのぶは、不意に立ち上がって駅まで全力で走り、息を切らせながら必死に父のことを捜す。駅に居合わせた嵩が歩み寄りある1枚の絵を差し出す。
5話ネタバレ:嵩が差し出した絵は、のぶと結太郎の幸せな姿を描いた絵だった。嵩の絵を見たのぶは結太郎が死んでから初めて涙を流す。その後、嵩から訃報を聞いたパン職人・屋村草吉(阿部サダヲ)が、朝田家に焼きたてのあんぱんを届ける。釜次(吉田鋼太郎)、くら(浅田美代子)、羽多子(江口のりこ)が「美味しい」と口を揃え、結太郎にも食べさせてやりたかったと涙。羽多子やのぶは「ここ(胸)がホカホカする」と笑顔を見せるのだった。
朝田家の人々が「あんぱん」で心がホカホカに。
何も食べれなかったくらばあも食べれて良かった!
そういえば初回ラストのパンは中身がないパンだったのですね。
第1週ラストでドラマタイトル回収となりました!
【あんぱん】5話あらすじと感想!あんぱんの日にタイトル回収が秀逸!はこちら
第2週のネタバレあらすじ・吹き出し
- 第2週タイトル:「フシアワセさん今日は」
- 放送回:第6回~第10回
- 放送日:4月7日~4月11日
<第2週のあらすじ>祖父・釜次(吉田鋼太郎)が不慮の事故で腕を負傷。のぶ(永瀬ゆずな)はなんとかしようと屋村草吉(阿部サダヲ)を朝田家へ連れていく。一度は釜次に追い返されるが、母・羽多子(江口のりこ)の力添えによって草吉は朝田家であんぱんを焼いて商売をすることに。一方、柳井家には、音信不通だった母・登美子(松嶋菜々子)から便りが届く。弟・千尋(平山正剛)は熱を出して母に会いたがっている。嵩(木村優来)は弟のため、母を探しに行く。
のぶがヤムおんちゃん(ヤムおじさん)にお願いするセリフ↓
「お願いします。釜じいはうちが説得するき。ヤムおんちゃんのあんぱんは、悲しい人を元気にして、笑顔にする力があるき。力を貸してほしいがよ」
第6話(4月7日)嵩と漫画の出会い
6話あらすじ:朝田家は草吉(阿部サダヲ)のあんぱんを食べて、生きる力をもらった。羽多子(江口のりこ)は内職の仕事を始め、釜次(吉田鋼太郎)たちは石屋の仕事を頑張り、結太郎の死を乗り越えようとしていた。一方、嵩(木村優来)は母・登美子(松嶋菜々子)が帰らず不安がる。寛(竹野内豊)は清(二宮和也)が出版社勤務時代に作った少年雑誌を嵩に渡す。嵩は漫画の世界に没頭する。
6話ネタバレ:ある日、メイコ(永谷咲笑)が釜次の作業場に入り込む。のぶは「そっち行ったらいかん!」と大きな声を上げる。作業中だった釜次の弟子・原豪(細田佳央太)がメイコを作業場の外に連れて行こうとするが大きな石材を支えていた板に足を引っかけてしまう。2人に石材が崩れてくる。とっさに釜次が「どけ!」と飛び出す。
釜次が下敷きになっちゃう?!心配!
【あんぱん】6話あらすじと感想!不穏なラスト!フシアワセは、釜次の退場?
第7話(4月8日)釜次(吉田鋼太郎)が負傷
7話あらすじ:石材の下敷きになった釜次(吉田鋼太郎)が腕を怪我して、石屋の仕事は思うように回らない。さらに、羽多子(江口のりこ)の内職の仕事もなくなり、米びつをのぞく羽多子とくら(浅田美代子)は不安な顔だ。のぶ(永瀬ゆずな)は経済的に不安な朝田家をなんとかしたいと、草吉(阿部サダヲ)を家に連れていき、アンパンを焼いて売ってほしいと頼む。しかし、釜次は猛反対し、草吉も願い下げとばかりに去ってしまう。諦めきれないのぶは、もう一度草吉を説得すべく勢いよく走り出す。
7話ネタバレ:のぶは駅で草吉を見つけ、改めてお願いする。しかし、草吉は「人生はな、思いどおりにはならないもんなんだよ」と改札を通っていく。のぶと嵩(木村優来)がしょんぼりと駅の待合室のベンチに腰かけていると、汽車に乗って去ったはずの草吉が戻ってきて「団子屋呼んでこい。あんこがなきゃ、あんぱんにならねぇだろ」と言う。のぶはキラキラ目を輝かせ、猛ダッシュで団子屋に向かうのだった。
釜次さん、ケガで済んで良かったけど、家計が心配だね。
やむおんちゃん、汽車に乗ったと思ったら、戻ってきてくれた!
のぶちゃん、うれしいね。
でもせっかく買った切符がもったいないな。改札通ったし払い戻しもできないよね?(と、変なところ気になっちゃう 笑)
【あんぱん】7話あらすじと感想!のぶの頼みにヤムおんちゃんの答えは?
第8話(4月9日)「朝田パン」開店へ
8話あらすじ:元気のない家族のために力を貸してほしいというのぶ(永瀬ゆずな)の頼みに、草吉(阿部サダヲ)は1回きりの約束であんぱんを作ることに。不服顔の釜次(吉田鋼太郎)をよそに、桂(小倉蒼蛙)らの協力を得て即席のパン窯を作り始める草吉。そうして無事に焼き上がったあんぱんは10銭から2銭に値下げしたこともあり、次々と売れた。のぶは改めて草吉に頭を下げる。羽多子(江口のりこ)も釜次にパン屋をやらせてほしいと頭を下げ、釜次もしぶしぶ了承。草吉は豪(細田佳央太)と納戸で寝起きし、朝田家に住み込みで「朝田パン」を営むことに。
8話ネタバレ:翌朝、のぶが起きると、草吉の姿がなかった。のぶと嵩(木村優来)が必死に探すが見つからない。やがて戻ってきた草吉は本気でパン作りをするため道具をそろえてきたという。その後、のぶや蘭子たちは草吉に教わりながらパン生地をこねるのを手伝う。そんな中、嵩の元にしばらく音信不通だった母・登美子(松嶋菜々子)からハガキが届く。
嵩の弟・千尋があんぱんを食べて父や母のことを思い出した描写がありました。ハガキも届いたことだし、千尋を母に会わせたい、と嵩が思う流れになりそうですね。
【あんぱん】8話あらすじと感想!しょくぱんまん声優がサプライズ登場!
第9話(4月10日)登美子からの便り
9話あらすじ:「朝田パン」が開店し、のぶ(永瀬ゆずな)と羽多子(江口のりこ)は張りきって呼び込みをする。しかし、パンを食べる習慣がないこの町では、思うように売れず苦戦する。一方、しばらく音沙汰のなかった登美子(松嶋菜々子)から葉書が届き、嵩(木村優来)は心が明るくなる。そんな嵩を見てのぶもうれしい。嵩は、熱を出して母に会いたがる千尋(平山正剛)のためにも登美子を捜そうと、葉書の住所を頼りに高知の町へ向かう。
9話ネタバレ:嵩が行き先を告げずに出かけたことで伯母の千代子(戸田菜穂)が心配する。女中・しん(瞳水ひまり)が嵩を探しまわり、朝田家にも声をかけて去る。のぶは自分だったら母親を連れてくると言い、嵩の背中を押したことを思い出す。くらは嵩の母が再婚したという噂を話す。一方、嵩は葉書の住所に到着し、玄関に向かって「ごめんください!」と大きな声で叫ぶ。すると、登美子が出てきてくれたが「嵩…」と困ったような表情をしていた。
ラスト、嵩が母・登美子と感動の再会…というわけにはいかなそうな不穏な雰囲気が漂う中、9話の幕が閉じました。無音のツーショットの余韻が残り、せつないです。
【あんぱん】9話あらすじと感想!嵩と母が再会するも不穏な雰囲気
第10話(4月11日)あんぱんで元気に
10話あらすじ:嵩(木村優来)は久しぶりに母・登美子(松嶋菜々子)の顔を見て胸がいっぱいになるが、登美子は困惑した表情だ。実は登美子は再婚していたのだ。登美子は再婚相手に嵩を「親戚の子」と説明し、番頭に連れられた娘は登美子を「お母様」と呼ぶ。登美子は嵩を抱きしめ、「ここに来ちゃもういけないの」と告げ、お金を手渡そうとする。嵩は受け取らず、走り去る。一方、のぶ(永瀬ゆずな)はいなくなった嵩が心配でたまらない。そんなのぶを、羽多子(江口のりこ)が売れ残ったあんぱんを売りに行こうと外に連れ出す。
10話ネタバレ:羽多子とのぶは道にへたり込む嵩を見つけて、あんぱんと水筒を差し出す。嵩はあんぱんを夢中で頬張る。腹の底から力が湧いてきた嵩は、力強く歩きだした。柳井家に戻ると、寛(竹野内豊)が「ちょっとした冒険だった」と嵩を許し、ずっと心配していた千代子(戸田菜穂)が優しく嵩を家に迎え入れる。その晩、嵩は登美子の後ろ姿を描いた絵を破った…。時が過ぎ、昭和9年(1934年)秋、嵩(北村匠海)は心優しい漫画少年の中学生(※)に成長。のぶは高等女学校(※2)4年生になっている。のぶは「漫画読みながらノロノロ歩きよったら遅刻するで、ボケ!」と相変わらず乱暴な言葉を吐きながら、走っていく。
予想通り残酷な展開となってしまいましたが、嵩が「あんぱん」に元気をもらう展開はベタですけど心に刺さりました!さあ、子役パートも終了。今田美桜ちゃん本格登場で楽しみです。
【あんぱん】10話あらすじと感想!母が嵩を「親戚の子」呼びが残酷
第3週のネタバレあらすじ・吹き出し
- 第3週タイトル:「なんのために生まれて」
- 放送回:第11回~第15回
- 放送日:4月14日~4月18日
<第3週あらすじ>昭和10年(1935年)、のぶ(今田美桜)は高等女学校5年生、嵩(北村匠海)は中学5年生になった。家業の「朝田パン」も続いている。のぶは貴島中尉(市川知宏)と再会し、町内で開催されるパン食い競争のパンの発注を受け、朝田パン開店以来の大きな注文に活気づく。当日ひょんなことから、のぶは嵩の代役でパン食い競争に出場し一等になるが…。そんな折、8年も音沙汰なしの登美子(松嶋菜々子)が街に帰っくる。
寛が嵩と千尋に語った言葉↓
「なんのために生まれて、なにをしながら生きるがか。なにがおまんらの幸せで、なにをして喜ぶがか。見つかるまで必死に考え!」
第11話(4月14日)朝田パン店が活気づく
11話あらすじ:昭和10年(1935年)、高等女学校の5年生になったのぶ(今田美桜)は、ある日、貴島中尉(市川知宏)と再会し、祭りのパン食い競走で使うあんぱん200個の注文を受ける。「朝田パン」開店以来の大仕事に朝田家が活気づく一方、親しげなのぶと貴島の様子に動揺を隠せない嵩(北村匠海)。そんな嵩は、将来何をしたいのかわからずにいた。悩む嵩に、寛(竹野内豊)はこれやというものが見つかるまで必死に考えるよう助言する。
11話ネタバレ:たまたまパンを買いに来た嵩(北村匠海)と千尋は、のぶと貴島が話をしている場面を目撃。嵩は二人を見て動揺し、寛に診察してもらうが「英語でジェラシー。世界中の人がかかる厄介な病気や」という。祭りの前日、貴島が朝田家にやってきて、パン食い競争の景品がラジオなので隣町からも出場者がくると話す。のぶは足に自信があるので参加したいと言い出す。釜次たちは女子がそんなもんにでてはいけないと大反対。のぶは「女子が出てはいけないというルールがあるのか?」と疑問だ。
第12話(4月15日)のぶがパン食い競争に出場
12話あらすじ:のぶ(今田美桜)はパン食い競走の出場を許してもらえず、「女子(おなご)はつまらん」と話す。嵩(北村匠海)はのぶにかける言葉が見つからない。祭り当日。あんぱんも無事焼き上がり、広場に続々と若者が集まる若者。そこには千尋(中沢元紀)や豪(細田佳央太)の姿もあった。いよいよパン食い競走が始まり、急いであんぱんを運ぶのぶ。すると嵩は「お腹が痛い」からと、自分のたすきをのぶに預けて去る。最終組がスタート。のぶが選手の群れの後方から走る。
12話ネタバレ:女子は出られないはずなのに、のぶが飛び入り参加したことで会場は騒然。小学校教師の伊達も怒るが、貴島中尉(市川知宏)が参加を認める。のぶは網の障害物をかいくぐり、パンが吊るされた場所に到着。慌てた岩男がひじでパンの紐を揺らすという暴挙に出る。すると、のぶの妹たちが激怒。特に次女の蘭子(河合優実)が「こすい!食パンの角に頭ぶつけて死んでしまえ!」と絶叫した。のぶがバランスを崩すが誰かに助けてもらう。その後、のぶは岩男を抜いて1等でゴールした。
【あんぱん】12話あらすじと感想!蘭子(河合優実)の暴言は不適切にもほどがある!?
第13話(4月16日)女子だから失格なんておかしい
13話あらすじ:のぶ(今田美桜)はパン食い競走に出場し1位でゴールしたが、女子のため失格に。肩を落とすのぶの前で、嵩(北村匠海)が「みんな女の子に負けたのが悔しいんだ。あいつらこそ男らしくないよ」と腹を立てる。そんな彼を見て、のぶは嵩がパン食い競走の選手走を譲ってくれたのだと気付く。そこに岩男の反則で繰り上げになり1等となった千尋(中沢元紀)が現れ、「1等賞はのぶさんや。これはのぶさんが受け取ってください」と優勝賞品のラジオを譲る。嵩は「のぶちゃん、良かったね。元気100倍だね」と優しく語りかける。朝、ラジオをかけながら、家族や近所の子供たちにラジオ体操を教えるのぶ。それを見ていた嵩に、のぶは「うち、見つけたかもしれん」と瞳を輝かせる。
13話ネタバレ:学校の先生という夢を見つけたのぶは「子どもらに体操や勉強の楽しさを教えたいがです。お父ちゃんがうちに教えてくれた大切なこと。思いっきり夢を追い掛ける心を教えたいがです」と釜次(吉田鋼太郎)に伝える。しかし釜次は「嫁に行きそびれる」「女子は女子らしゅうしろ」と大反対する。だが、蘭子(河合優実)や羽多子(江口のりこ)がのぶの夢を応援する。さらに、メイコ(原菜乃華)も祖父に父の帽子をかぶせてお願いする。こうして、のぶは学校の先生を目指すことになった。一方、嵩(北村匠海)は新聞社に出した漫画が入選する。
【あんぱん】13話あらすじと感想!嵩(北村匠海)の「元気100倍だね」発言が話題
第14話(4月17日)のぶと千尋が急接近?!
14話あらすじ:嵩(北村匠海)は新聞社に出した漫画で賞金をもらい、ご機嫌だ。一方のぶ(今田美桜)は、パン食い競走で転びそうになったところを助けてくれたのは千尋(中沢元紀)だったことを知る。ある配達の帰り、砂浜でかき氷を食べる草吉(阿部サダヲ)とのぶ、蘭子(河合優実)、メイコ(原菜乃華)。そこに、草吉に呼ばれた嵩と千尋がやってくる。のぶは千尋にお礼と感謝を伝える。向き合って話す2人の様子を見て、嵩の心は落ち着かない。
14話ネタバレ:助けてくれた感謝を伝えたのぶは「それにうちね、あの時、一等になれたおかげで大切なこと思い出したがよ。女子でも思いっきり夢を追い掛けてえいがやって」と、別件の感謝を伝える。そして配達の残りのあんぱんをプレゼント。千尋は「わし、大好きです。……朝田パンのあんぱん」という。遠くで見ていたメイコは「たまるかー!お姉ちゃんのことかと思った」と驚いていた。その後、気持ちが落ち着かない嵩は「何か、俺めちゃくちゃ暴れたくなった」と千尋と取っ組み合いを始めるのだった。
【あんぱん】14話あらすじと感想!千尋の「大好きです」は、のぶのことも?
第15話(4月18日)登美子(松嶋菜々子)が柳井家に帰る
15話あらすじ:8年間音沙汰のなかった登美子(松嶋菜々子)が突然帰ってくる。嵩(北村匠海)は登美子に対してわだかまりが残ってはいるものの、自分の漫画を褒められて嬉しくなる。一方、兄のようには喜べないとシーソーに座って本を読む千尋(中沢元紀)を、通りがかりののぶ(今田美桜)が見つける。商店街で談笑する嵩たち親子の前に思いつめた表情でやってきたのぶは、嵩を置き去りにした登美子を許せず激しく責める。そんなのぶに嵩は「もうやめてくれ。のぶちゃんに何が分かるんだよ」と怒る。のぶは何も言えなくなり立ち去った。
第15話ネタバレ:食事の席にて。千尋は医学でなく法律を学びたい、と父・寛(竹野内豊)に伝える。母・千代子(戸田菜穂)は医院を誰が継ぐのかと心配する。だが、そこで登美子が割って入り、息子の嵩が継ぐからご心配なくと言い出す。寝耳に水の嵩は困惑するが、登美子は「やればできる子なんです」という。
【あんぱん】15話あらすじと感想!千代子VS登美子の女のバトルが開幕
第4週のネタバレあらすじ・吹き出し
- 第4週タイトル:「なにをして生きるのか」
- 放送回:第16回~第20回
- 放送日:4月21日~4月25日
第4週あらすじ:教師になる夢を見つけたのぶ(今田美桜)は「女子師範学校」合格へ向けて勉強する。一方、進路に悩む嵩(北村匠海)は自分への苛立ちから弟・千尋(中沢元紀)と喧嘩してしまう。その晩、千尋と寛(竹野内豊)と話をした嵩は高知一番の難関高校を目指す。受験後、のぶと嵩の合否はハッキリ明暗が分かれてしまう。
のぶが嵩を励ます台詞↓
「泣いても笑うても陽はまた昇る。嵩、絶望の隣はねや、希望じゃ
第16話(4月21日)寛と千尋の話し声
なりたい夢を見つけたのぶ(今田美桜)は、女子師範学校合格に向けて猛勉強をし始めるが、成績が思わしくなく頭を抱える。同じく嵩(北村匠海)も、通知簿を見た千代子(戸田菜穂)にたしなめられる。しかし、羽多子(江口のりこ)からのぶに勉強を教えてほしいと頼み込まれた嵩は、断り切れず引き受けてしまう。夜、苦手な数学に悪戦苦闘する嵩が廊下に出ていくと、寛(竹野内豊)の書斎から、寛と千尋が話す声が聞こえてきた。千尋が嵩に後継ぎを譲ると言っていた。
【あんぱん】16話あらすじと感想!のぶに結婚話、蘭子が怒る姿が可愛い
第17話(4月22日)兄弟喧嘩
のぶ(今田美桜)が勉強のため柳井家にやってくると、嵩(北村匠海)の姿が見当たらない。嵩は線路沿いを歩きながら、昨晩聞こえてきた会話を思い出していた。そして線路に耳をつけて汽車の音を聞く嵩。そこに通りかかった草吉(阿部サダヲ)は汽車が近づくのにぼんやりしている嵩を助けた。その後、嵩は草吉に子どものころ千尋と川を泳いだ思い出を語る。同じころ、部屋で嵩を待っていたのぶは、千尋から嵩への思いを聞いていた。夕方、どこに行っていたのかと問う千尋に嵩は自嘲めいた物言いで答え、ついには取っ組み合いに。そこにのぶが駆けつける。嵩は「病院を継げばいいだろ!俺に譲ったりするな」と怒り、千尋は「兄貴はなんでおふくろの言いなりになるがな?」と言い返す。
第18話(4月23日)何をして生きるのか
けんかした嵩(北村匠海)と千尋(中沢元紀)に、寛(竹野内豊)は改めて後継ぎはいらないと告げる。そして、何をしながら生きるのか、見つかるまで必死でもがけと言い聞かせる。なりたいものがまだわからない嵩は、母の喜ぶ顔が見たくて高知で一番の難関校・高知第一高等学校の受験を決意。のぶ(今田美桜)と嵩はそれぞれ勉強に励む。そして迎えた受験の日。のぶが家族に見送られていると、登美子(松嶋菜々子)が現れる。嵩が受験票を忘れたという事態を把握したのぶは意を決して走り出す!
【あんぱん】18話あらすじと感想!嵩(北村匠海)が難関校を受験する理由とは?
第19話(4月24日)合格発表
ハプニングを乗り越え、無事試験を終えたのぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)。表情が明るい嵩とは対照的に、肩を落とすのぶ。その様子に、羽多子(江口のりこ)たちは明るく励ます。柳井家では、合格の前祝いにと登美子(松嶋菜々子)と千代子(戸田菜穂)が赤飯が用意し、嵩は困惑する。寛(竹野内豊)から「今日ぐらいしたいことだけすればいい」と言われた嵩は、夢中で漫画を描く。そして、ついに合格発表の日がやってくる。
【あんぱん】19話あらすじと感想!のぶと嵩の合否は予想に反して…
第20話(4月25日)嵩が行方不明に
受験したのぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)の明暗が分かれる。静まり返った柳井家で、寛(竹野内豊)たちに頭を下げる嵩。そこに、のぶと草吉(阿部サダヲ)があんぱんを届けに来る。朝田家はうれしいときもしんどいときもあんぱんを食べると話すのぶに、登美子(松嶋菜々子)が…。翌朝、御免与町を去ろうとする登美子を追いかける嵩。そして、草吉に自分は何のために生まれて来たのかと尋ねた嵩は、その夜、家に帰らず、自分は何のために生きているのか一晩中考え、線路の枕木を枕にして寝てしまう。
【あんぱん】20話あらすじと感想!ヤムおじさん&寛の名言に反響
第5週のネタバレあらすじ・吹き出し
- 第5週タイトル:「人生は喜ばせごっこ」
- 放送回:第21回~第25回
- 放送日:4月28日~5月2日
第5週あらすじ:昭和11年(1936年)、のぶ(今田美桜)は女子師範学校の寮に入る。教師の黒井雪子(瀧内公美)の軍国教育に、のぶとうさ子(志田彩良)は圧倒される。一方、浪人生の嵩(北村匠海)は医者になる自分を想像できず、千尋(中沢元紀)に本音をぶつけ、美術系の学校に進みたいと決める。朝田家では次女・蘭子(河合優実)が岩男(濱尾ノリタカ)から求婚され、朝田家に住み込みで働く豪(細田佳央太)にどうしたらいいか相談する。
銀座のパンを買いに行った寛が嵩に告げた言葉↓
「なんのために生まれて、なんのために生きるか。わしは人を喜ばせるためやと思うがよ。今日、嵩がわしを喜ばせてくれた。おまんの嬉しそうな顔を見て、わしも嬉しかった。人生は喜ばせごっこや」
第21話(4月28日)共亜事件
昭和11年、家族や嵩(北村匠海)に見送られ、のぶ(今田美桜)は女子師範学校の寮に入る。軍国主義の担任・黒井雪子(瀧内公美)や、先輩たちの厳しさにたじろぐのぶとうさ子(志田彩良)。こうして、のぶたちの生活は一変した。一方、浪人生の嵩は、千尋(中沢元紀)から将来についての熱い思いを聞く。すると突然、自分の心の内を叫ぶ嵩。千尋に触発されて、嵩はようやく自分がどうしたいのか、本当の思いを吐き出す。
【あんぱん】21話あらすじと感想!「虎に翼」にも出てきた共亜事件
第22話(4月29日)嵩は絵を描く為に生まれて来た人やき
寛(竹野内豊)に背中を押され、嵩(北村匠海)は美術の学校を受験することを決意する。しかし、苦手な数学の試験もあると知って頭を抱える。同じ頃、弱音を吐いて泣き出すうさ子(志田彩良)を励ましながら、せっせと先輩の洗濯物を洗うのぶ(今田美桜)。そこに現れた担任の黒井(瀧内公美)は、「御国のために強くなりなさい」と言い放つ。そんな中、ひと月ぶりに朝田家に帰ってきたのぶに、嵩は絵を描いて生きていくと伝える。
【あんぱん】22話あらすじと感想!のぶに「嵩の一番の理解者」と反響
第23話(4月30日)蘭子と岩男の縁談
蘭子(河合優実)がある男から結婚を申し込まれる。ひとり作業する豪(細田佳央太)に、蘭子は縁談についてどう思うか尋ねる。豪の返答に蘭子は…。女子師範学校では、薙刀(なぎなた)の授業中にのぶ(今田美桜)がうさ子(志田彩良)を助け、黒井(瀧内公美)と対じ。黒井に圧倒されたのぶとうさ子は、一緒に強くなろうと約束する。そのころ、数学の問題に苦戦する嵩(北村匠海)は、寛(竹野内豊)に問題を解くためのコツを教わる。
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第24話(5月1日)誰に嫁いでも同じ
縁談の返事をするため出掛けた蘭子(河合優実)はのぶ(今田美桜)に連れ戻され、のぶに本心を明かす。秋になり、うさ子(志田彩良)は薙刀(なぎなた)の腕を上げていた。週末も稽古をしていたという彼女に、のぶは圧倒される。年が明け、嵩(北村匠海)の受験の日。家族の応援と草吉(阿部サダヲ)の合格あんぱんを受け取った嵩は、夢に向かって出発する。2校のうち1校があっけなく散った嵩は、いちるの望みをかけ、東京高等芸術学校の試験に臨む!
【あんぱん】24話あらすじと感想!蘭子が縁談を受け入れた理由とは?
第25話(5月2日)嵩の合格発表
東京高等芸術学校合格発表の日。嵩(北村匠海)は結果を見る勇気が出ず、ひとりベンチに座っていた。そこに寛(竹野内豊)が現れる。嵩の表情に、「絶望の隣は希望や」と励ます寛だったが、まだ結果を見ていなかった。寛は嵩の腕をつかみ急いで掲示板に向かう。その頃、のぶ(今田美桜)は嵩の合否が気になって薙刀(なぎなた)の稽古に身が入らずにいた。うさ子(志田彩良)に試合をして負けたのぶに、黒井は信念のない己に負けたのだと言う。
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第6週のネタバレあらすじ・吹き出し
- 第6週タイトル:「くるしむのか愛するのか」
- 放送回:第26回~第30回
- 放送日:5月5日~5月9日
第6週あらすじ:東京高等芸術学校に入学した嵩(北村匠海)は自由な発想の図案科教師・座間(山寺宏一)の指導の下、新しくできた友人・健太郎(高橋文哉)と共に刺激的な日々を送っていた。同じ頃、二年生になったのぶ(今田美桜)とうさ子(志田彩良)は黒井(瀧内公美)から忠君愛国の精神を叩きこまれる日々だが、のぶは納得できずにいた。そんなある日、豪(細田佳央太)に召集令状が届く。
豪ちゃんが蘭子に告げたセリフ↓
蘭子さん。無事に帰ってきたら、わしの嫁になってください
第26話(5月5日)銀座は美人が多い?!
東京高等芸術学校に入学した嵩(北村匠海)は、受験の際に出会った健太郎(高橋文哉)と再会する。担任の座間(山寺宏一)から銀座に行って世の中を感じてこいと命じられた嵩たちは、さっそく銀座を散策。洗練された街並みと人々に心が躍る。一方、女子師範学校の二年生になったのぶ(今田美桜)は、指導に一層力が入る黒井(瀧内公美)から愛国心を叩き込まれるが、どこか腑に落ちない。そんなのぶに、嵩から手紙が届く。
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第27話(5月6日)図案科の歌
のぶ(今田美桜)は体育大会に応募したいと申し出るが、志願する理由をうまく答えられず黒井(瀧内公美)に一蹴されてしまう。一方、嵩(北村匠海)は、デッサンの授業で圧倒的な画力の同級生を前に落ち込むも、刺激を受けて目を輝かせる日々。不思議な歌詞の『図案科の歌』をみんなで歌いながら楽しく過ごしていた。
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第28話(5月7日)羽多子と結太郎の馴れ初め
ある日、嵩(北村匠海)は銀座のパン屋で草吉(阿部サダヲ)らしき人が写る写真を見つける。朝田家では、豪(細田佳央太)の壮行会をにぎやかにやろうと話す釜次(吉田鋼太郎)たち。蘭子(河合優実)の豪への思いを知るのぶ(今田美桜)は、後悔してほしくないと羽多子(江口のりこ)たちに相談する。その夜、蘭子は羽多子に両親のなれそめを尋ねる。
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第29話(5月8日)豪の求婚に蘭子は?
豪(細田佳央太)の壮行会の日。蘭子(河合優実)はのぶ(今田美桜)に背中を押され、勇気を出して豪のもとへ。しかし、互いに思いを伝えることができず、ぎこちない空気が流れる。その後、壮行会が盛大に行われ、豪は挨拶の席で朝田家の人々に感謝を伝える。のぶたち三姉妹がよさこい節を歌って盛り上がる中、たまらず豪は席を外す。
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第30話(5月9日)のぶと嵩がケンカ
のぶ(今田美桜)の発案で、女子師範学校の生徒たちはお国のために命がけで働く人たちに慰問袋を作ることに。休日には献金を呼びかけるなど、意欲的に取り組む生徒たち。その様子がのぶの写真付きで新聞に載ると、のぶは“愛国の鑑”として注目を集める。一方、図案コンクールで佳作に入選し賞金をもらった嵩(北村匠海)は、銀座のカフェから柳井家に電話をかける。千尋(中沢元紀)から、のぶが新聞に載ったことを聞いた嵩は…。
第7週のネタバレあらすじ・吹き出し
第7週あらすじ:のぶ(今田美桜)はすっかり盲信的な軍国少女となり、慰問袋を作る活動が新聞に掲載されたことで「愛子の鑑(かがみ)」として注目されることに。夏休みになり、のぶは久しぶりに実家に帰省。同じく夏休みで帰ってきた嵩(北村匠海)は、健太郎(高橋文哉)を連れてくる。電話中にのぶを怒らせたことを気にする嵩だが、のぶは嵩と会おうとしない。見かねたメイコ(原菜乃華)らがのぶと嵩を海に連れ出す。
嵩がのぶに言ったセリフ↓
美しいものを美しいと思ってもいけないなんて、そんなのおかしいよ。悲しいよ。のぶちゃんは子供たちにそんな風に教えるの?僕の知ってるのぶちゃんは正直で面白い女の子だったのに…。
第31話(5月12日)
夏休みで帰省したのぶ(今田美桜)は、銀座のパン屋について草吉(阿部サダヲ)に尋ねるが、はぐらかされてしまう。羽多子(江口のりこ)はあまり詮索してはいけないとのぶをたしなめる。その夜、蘭子(河合優実)から嵩(北村匠海)が帰ってくると聞き、電話で言い過ぎたと浮かない表情ののぶ。2日後、土産を抱えた嵩が健太郎(高橋文哉)を連れて帰ってくる。嵩たちを待っていたのは、のぶではなくメイコ(原菜乃華)で…。
【あんぱん】31話あらすじと感想!原菜乃華と高橋文哉に「2人かわいい」の声
第32話(5月13日)
のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)を仲直りさせようと、健太郎(高橋文哉)とメイコ(原菜乃華)は千尋(中沢元紀)と共に2人を海に連れ出す。嵩を天才だと言う健太郎に、嵩の絵は見た人がやさしい気持ちになると話すのぶ。その言葉がうれしい嵩。そんな2人に、健太郎たちは胸をなでおろす。そしてメイコは…。
【あんぱん】32話あらすじと感想!恋するメイコ・原菜乃華が可愛い!
第33話(5月14日)
久しぶりにみんなでラジオ体操をしたのぶ(今田美桜)は、改めて子どもたちに体操の楽しさを教えたいと思う。一方、嵩(北村匠海)が大事そうに抱えていた土産が部屋にあるのを見て、健太郎(高橋文哉)はのぶに渡さなくてよいのかと心配する。千尋(中沢元紀)からも後悔しないようにと言われた嵩は、翌日、のぶを呼び出し、のぶにお礼がしたかったと言って土産を渡す。箱を開けたのぶは、「こんな美しいもん…」と息をのむ。
【あんぱん】33話あらすじと感想!価値観の対立で、のぶと嵩がまた喧嘩に!?
第34話(5月15日)
嵩(北村匠海)は渡せなかった土産を千尋(中沢元紀)に差し出す。同じころ、何も手につかないのぶ(今田美桜)は、偶然会った健太郎(高橋文哉)に嵩のことをよろしくと言って頭を下げる。団子を食べながらのぶの様子を話す健太郎の横で、好きな人ができたと言うメイコ(原菜乃華)。家に戻ったメイコは、嵩が最終の汽車で帰ることを伝える。時計を気にしていたのぶは、意を決して飛び出していく!
【あんぱん】34話あらすじと感想!メイコの思いは絶対伝わってないよね?
第35話(5月16日)
卒業が近づいてきたある日、のぶ(今田美桜)は黒井(瀧内公美)から手紙の差出人「柳井嵩子」が偽名なのではと指摘される。関係を怪しむ黒井に、嵩(北村匠海)の絵に救われたことなどを話すのぶ。そして、もう手紙がくることはないと思うと言ってうつむく。黒井は「あなたは、やっぱり弱い」と言って…。そんな中、のぶの卒業後の配属先が決まる。そして昭和13年(1938年)3月、のぶは女子師範学校を卒業し、新たな一歩を踏み出す!
第8週のネタバレあらすじ・吹き出し
第8週あらすじ:母校の御免与尋常小学校の教師になったのぶ(今田美桜)に、いくつもの縁談が持ち込まれる。一方、嵩(北村匠海)は卒業制作に精を出すが…。ある日、朝田家にある婦人が訪れる。
若松次郎(中島歩)がのぶにかけた言葉↓
終わらん戦争はありません。今のうちから夢を持つがです。
ゆっくりと考えればえいです。のぶさんは足が速いき、すぐ追いつきます。
第36話 5月19日
のぶ(今田美桜)が母校の御免与尋常小学校の教師になって1年半。のぶは生徒たちに愛国の心を教え込んでいた。一方、嵩(北村匠海)は卒業制作に精を出すはずが、ため息ばかりの日々。見かねた健太郎(高橋文哉)は、のぶのことを忘れるようあえてキツイ言葉をぶつける。そんな中、政府が結婚十訓を発表したこともあり、のぶのもとにはいくつもの縁談が持ち込まれる。まだ子どもたちに教えたいと、結婚を考えられないのぶだが…。
【あんぱん】36話あらすじと感想!豪ちゃんにフラグ立ってると話題
第37話 5月20日
朝田家に上品な婦人(神野三鈴)が訪ねてくる。その婦人は、夫が結太郎(加瀬亮)にあるお願いをしていたと話す。後日、のぶ(今田美桜)は結太郎と話したことがあるという婦人の息子・次郎(中島歩)に会いに行く。次郎の口から結太郎のソフト帽の話が出て、のぶは顔をほころばせる。そのころ、嵩(北村匠海)は便せんを前にペンを握りしめるも、なかなか手紙を書くことができないでいた。そんなある日、朝田家にある知らせが届く。
【あんぱん】37話あらすじと感想!豪ちゃん戦死に視聴者号泣!
第38話 5月21日
豪(細田佳央太)の戦死という悲しい知らせに、涙する朝田家。皆が口々に「彼は立派だった」と言う中、蘭子(河合優実)は押し黙る。一晩中眠れない蘭子に、のぶ(今田美桜)はかける言葉がない。
【あんぱん】38話あらすじと感想!河合優実の慟哭に視聴者もらい泣き
第39話 5月22日
嵩(北村匠海)のもとに千尋(中沢元紀)から手紙が届く。のぶ(今田美桜)に縁談が来ていることが書かれた手紙を読んだ嵩は…。そんな中、朝田家に次郎(中島歩)がのぶの写真を持って訪ねてくる。
【あんぱん】39話あらすじと感想!「行き遅れたら迷惑や」蘭子なりの優しさに反響
第40話 5月23日
昭和14年(1939年)12月、柳井家に嵩(北村匠海)から手紙が届く。卒業制作を最高傑作にすると力強く書かれた手紙に、うれしそうに笑う寛(竹野内豊)。そのころ、のぶ(今田美桜)には海の上の次郎(中島歩)から手紙が届いていた。
【あんぱん】40話あらすじと感想!のぶと次郎の結婚にネット祝福の声
第9週のネタバレあらすじ・吹き出し
第9週あらすじ:のぶの祝言の話が進む一方、そうとは知らず、東京で卒業制作に没頭する嵩。そんな嵩のもとにとある電報が届き…。
嵩の伯父さんに感謝する台詞↓
絶望の隣は希望ですから。伯父さんの言葉を僕は信じて、生きていきます。
第41話 5月26日
昭和15年1月、朝田家ではのぶ(今田美桜)の祝言の話が進み、釜次(吉田鋼太郎)たちは胸を弾ませる。同じころ、嵩(北村匠海)は卒業制作を仕上げたらのぶに会って気持ちを伝えようと、作業に没頭していた。そんな嵩のもとにとある電報が届く。
【あんぱん】41話あらすじと感想!寛(竹野内豊)退場でロスの視聴者続出
第42話 5月27日
悲しみに暮れる柳井家。千代子(戸田菜穂)はのぶ(今田美桜)と弔問に来た羽多子(江口のりこ)を誘って献杯する。草吉(阿部サダヲ)は、帰って来たのぶに、嵩(北村匠海)に持っていくようにとあんぱんを渡す。そのころ嵩は、空き地のシーソーにポツンと座っていた。寛(竹野内豊)の言葉が次々に浮かび、涙を流す嵩。そんな嵩に、のぶはそっとあんぱんを差し出し、寛への後悔を口にする嵩に寄り添う。
【あんぱん】42話あらすじと感想!嵩(北村匠海)の寛への後悔とは?
第43話 5月28日
嵩(北村匠海)はのぶ(今田美桜)に思いを告げられないまま、東京へ戻ることに。帰り際、嵩が朝田家の前を通りかかると、次郎(中島歩)が訪ねてくる。そこで初めてのぶが結婚することを知った嵩は、のぶに精いっぱいの作り笑顔を向ける。意気消沈して戻って来た嵩を、健太郎(高橋文哉)は銀座へ連れ出す。すると、衝撃の再会が待っていて…。
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第44話 5月29日
朝田パンに軍に納める乾パンの注文が入る。名誉なお役目と、沸き立つ釜次(吉田鋼太郎)たち。さっそくのぶ(今田美桜)は草吉(阿部サダヲ)に乾パンを焼いてほしいとお願いするが、断られてしまう。頑なに拒む草吉に釜次らがなぜ断るのかと首をかしげる中、蘭子(河合優実)だけはわかる気がすると言い…。羽多子(江口のりこ)は草吉に無理強いはできないと、依頼を断ることに。しかし、そう簡単に済むことではなかった。
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第45話 5月30日
乾パン作りを断ったことで、朝田パンは陸軍に逆らったといううわさが広がってしまう。釜次(吉田鋼太郎)は草吉(阿部サダヲ)に乾パンを焼いてほしいと頭を下げる。翌日、朝田家になぜか乾パンの材料が運ばれてくる。やって来た憲兵に、すぐに乾パンを作るよう命じられ、戸惑う釜次たち。そこに草吉が現れる。
第10週のネタバレあらすじ・吹き出し
第10週あらすじ:草吉(阿部サダヲ)が朝田家を去る。のぶは釜次から草吉の辛い戦争体験を聞いて、言葉を失う…。
のぶが、戦争に行く嵩にかけた言葉↓
「嵩。必ずもんでこい(戻ってこい)。お母さんのために、生きてもんてこい。死んだら承知せんき!」
第46話 6月2日
草吉(阿部サダヲ)は朝田家から去っていった。釜次(吉田鋼太郎)から草吉が乾パン作りを拒んでいた理由を聞いて、言葉を失うのぶ(今田美桜)。無理強いしてしまったことを悔いるのぶに、釜次はのぶのせいで出ていったのではないと言って聞かせる。そんな中、草吉が残していった乾パンのレシピを見つけた羽多子(江口のりこ)は、娘たちと共に乾パンを焼き続けようと奮起する。
第47話 6月3日
戦争が激化し、太平洋戦争が開戦。小麦粉が配給になり、朝田パンは休業に追い込まれる。嵩(北村匠海)は東京の製薬会社に勤めて1年が過ぎようとしていた。そんな中、健太郎(高橋文哉)に赤紙が届き、嵩は生きてまた会おうと言って見送る。一方、のぶ(今田美桜)のもとには、航海が取りやめになったと次郎(中島歩)が帰ってくる。
第48話 6月4日
のぶ(今田美桜)と次郎(中島歩)が朝田家を訪れる。その帰り、のぶは次郎に戦争が終わったらしたいことを話す。つかの間の楽しい時間を過ごし、やってきた次郎の出発の日。何か話していないことがあるのではと次郎に尋ねるのぶ。次郎はようやく胸の内を明かし、カメラをのぶに託して旅立っていく。
第49話 6月5日
のぶ(今田美桜)は、兄に赤紙が届き不安がる生徒に勇ましい言葉をかける。しかし、次郎(中島歩)の言葉が引っかかり心の中は震えていた。次郎にも同じようなことを言ったのではと図星を指す蘭子(河合優実)に、のぶは本心を言う勇気がなかったと意気消沈する。そして嵩(北村匠海)にも、とうとう赤紙が届く。
第50話 6月6日
坊主頭の嵩(北村匠海)を見て全てを悟ったのぶ(今田美桜)は、「おめでとうございます」と頭を下げる。迎えた出征の日。町の人たちに激励される嵩に、千代子(戸田菜穂)も必死に言葉を絞り出す。すると、そこにとある人物が現れ…。
第11週のネタバレあらすじ・吹き出し
第11週「軍隊は大きらい、だけど」のあらすじ
第51話 6月9日
第52話 6月10日
第53話 6月11日
第54話 6月12日
第55話 6月13日
この戦争さえなかったら…。愛する国のために死ぬより、わしは、愛する人のために生きたい。
第12週のネタバレあらすじ・吹き出し
第12週「逆転しない正義」のあらすじ
第56話 6月16日
第57話 6月17日
第58話 6月18日
第59話 6月19日
第60話 6月20日
倒れた嵩が夢をみたとき、清(二宮和也)に言われた言葉↓
こんなバカげた戦争で大切な息子たちを死なせてたまるか。こんな惨めでくだらない戦争を始めたのは、人間だ。でも人間は美しいものを作ることもできる。いいか、嵩、お前は父さんの分まで生きて、みんなを喜ばせるものを作るんだ。
第13週のネタバレあらすじ・吹き出し
第13週「サラバ 涙」のあらすじ
第61話 6月23日
第62話 6月24日
第63話 6月25日
第64話 6月26日
第65話 6月27日
正義なんか信じちゃいけないんだ。そんなもの簡単にひっくり返るんだから…。でも、もし逆転しない正義があるとしたら…すべての人を喜ばせる正義なんて、この世にあるかどうか分からないけど、僕はそれを見つけたい。
ヒロインのぶの結婚相手は?(ネタバレあり)
- 朝田のぶ(今田美桜)の最初の結婚相手は若松次郎(中島歩)。
- のぶは次郎と死別(病死)。
- のぶは柳井嵩(北村匠海)と再婚。
主な登場人物の死亡者は?(ネタバレあり)
- 柳井清(二宮和也)は放送開始時点で他界。
- のぶの父・結太郎(加瀬亮)が第1週で病死。
- 蘭子が結婚を約束していた原豪(細田佳央太)が第8週で戦死。
- 嵩の伯父・寛(竹野内豊)が第9週で病死。
- のぶと嵩の同級生・岩男(濱尾ノリタカ)が第12週で戦死。
- 嵩の弟・千尋(中沢元紀)が第13週で戦死していたと判明。
- のぶの夫・次郎(中島歩)が第13週で病死。
のぶと嵩の年表(ネタバレあり)
年代 | のぶと嵩の歩み |
---|---|
戦前 | |
1927年(昭和2年)9月 | 御免与尋常小学校:のぶと嵩が同級生 |
同年 | 朝田結太郎が死去 |
1935年(昭和10年) | のぶが高智(こうち)高等女学校5年生。 嵩が中学校5年生。 |
1936年(昭和11年)4月 | のぶが女子師範学校に入学。 嵩が浪人。 |
1937年(昭和12年)4月 | のぶが女子師範学校・最終学年。 嵩が東京高等芸術学校・図案科に入学。 |
戦中(日中戦争&第二次大戦) | |
同年7月 | 日中戦争が勃発。 |
同年 | 蘭子と原豪が婚約。原豪が出征。 |
1938年(昭和13年)4月 | のぶが母校の小学校の教師に。 |
1939年(昭和14年)秋 | のぶが若松次郎とお見合い。 |
同年・秋 | 豪が戦死。 |
同年・12月 | のぶと次郎が婚約。 |
1940年(昭和15年)1月 | 柳井寛が死亡。 |
同年2月 | のぶと次郎が結婚。 |
1941年(昭和16年)4月 | 嵩が製薬会社に入社。 尋常小学校が国民学校になり、軍国教育が行われていく。 |
同年12月 | 日本が真珠湾攻撃。太平洋戦争突入 |
1942年(昭和17年) | 嵩や健太郎が出征。 船乗りの次郎は軍事の輸送に関わる。 |
同年夏 | 嵩が小倉連隊・内務班に配属。 |
1944年(昭和19年) | 嵩は伍長に。 千尋は海軍中尉になり、駆逐艦に乗船。 |
同年 | 嵩が所属する小倉連隊が中国へ。 嵩は宣撫班で紙芝居を担当。 |
1945年(昭和20年) | 中国で岩男が戦死。 |
同年7月4日 | 高知大空襲。 |
同年8月15日 | 玉音放送。日本が負けて戦争が終わる。 |
戦後 | |
1946年(昭和21年)1月 | のぶが教師をやめる。 のぶの夫・次郎が急逝。 千尋の戦死が判明。 |
同年 | のぶが高知新報に入社。 |
ー | 嵩が高知新報に入社。のぶと同じ雑誌の担当になる。 |
ー | 嵩が漫画家を目指し、のぶと上京。 |
朝ドラ【あんぱん】最終回結末・予想
本作は原作なし、モデルありのドラマオリジナル作品です。
モデルの人物を参考に、最終回結末を予想していきます。
モデル・やなせたかしの年表
モデル・やなせたかし(本名:柳瀬嵩、読み方は同じ)について、年表で確認しましょう。
西暦 | 年齢 | 出来事 |
---|---|---|
1919年 | 0歳 | 2月6日、東京府北豊島郡滝野川町(現:東京都北区)に誕生 |
1921年 | 2歳 | 弟・ 千尋(ちひろ)が誕生 |
1924年 | 5歳 | 父・清(きよし)が32歳の若さで転勤先の中国で死去。家族は高知に移住。 |
1926年 | 7歳 | 母・ 登喜(とき)が再婚。弟と共に伯父(父の兄)・寛に引き取られる。 |
1937年 | 18歳 | 東京高等工芸学校図案科(現在の千葉大学工学部デザイン学科)に入学 |
1940年 | 21歳 | 東京田辺製薬(現:田辺三菱製薬)宣伝部に就職 |
1941年 | 22歳 | 徴兵されて軍隊へ入隊 |
戦時中 | 野戦重砲兵として日中戦争に出征。乙種幹部候補生に合格し、暗号班に配属。暗号解読のかたわら宣撫工作(せんぶこうさく)をした。紙芝居を作って、地元民向けに演じたりもした。 弟・千尋はフィリピン沖で戦死。 |
|
1945年 | 26歳 | 中国の上海近くで終戦を迎える |
1946年 | 27歳 | 高知新聞に就職 同僚の小松暢(こまつ のぶ)と出会う |
1947年 | 28歳 | 高知新聞社を退社。暢と上京。三越に入社し宣伝部でグラフィックデザイナーとして活動。 |
1948年 | 29歳 | 小松暢と結婚 |
1953年 | 34歳 | 三越を退社。まんが家となる |
1966年 | 47歳 | 詩集『愛する歌』刊行 |
1967年 | 48歳 | 脚本担当のラジオドラマ「やさしいライオン」が放送。 週刊朝日漫画賞(4コマ漫画「ボオ氏」) |
1969年 | 50歳 | 毎日映画コンクール大藤信郎賞(「やさしいライオン」) |
1973年 | 54歳 | 雑誌 『詩とメルヘン』を立ち上げ、編集長を務める。 月刊絵本『キンダーおはなしえほん』に「あんぱんまん」を発表 |
1988年 | 69歳 | アニメ「それいけ!アンパンマン」が日本テレビで放送開始 |
1990年 | 71歳 | 第19回日本漫画家協会賞大賞受賞(「アンパンマン」) |
1993年 | 74歳 | 妻・暢が永眠 |
1996年 | 77歳 | 出身地の高知県香美市に「アンパンマンミュージアム」が開館。 |
2000年 | 81歳 | 日本漫画家協会理事長に就任。以降、2012年まで務める。 |
2001年 | 82歳 | 第31回日本童謡賞受賞(詩集「希望の歌」) |
2007年 | 88歳 | 「横浜アンパンマンこどもミュージアム&モール」開館。 かまくら春秋社から季刊誌『詩とファンタジー』を立ち上げ、「責任編集」を務めた(※2003年に『詩とメルヘン』が休刊) |
2009年 | 90歳 | 「それいけ!アンパンマン」が単独のアニメーションシリーズでの最多キャラクター数(1768体)で、ギネス世界記録に認定。 |
2011年 | 92歳 | 東日本大震災が発生。「アンパンマンのマーチ」が復興のテーマソング的扱いをされたり、「子供たちがアンパンマンを見て笑顔を取り戻した」といった話を聞いたことで、引退を撤回。奇跡の一本松をテーマにしたCDを自主制作する。 |
2013年 | 94歳 | 10月13日:永眠 |
制作発表時の全体あらすじ
制作発表時のあらすじも確認しましょう。
昭和のはじめ頃、高知の町中をものすごい勢いで走る少女がいました。「ハチキンおのぶ」こと、朝田のぶ(あさだのぶ)です。
一方、幼い時に父を病気で亡くした柳井嵩(やないたかし)は、伯父の家に引き取られ、そこでのぶに出会います。二人を結びつけたのは、一個のあんぱんでした。
戦争の足音が近づく頃、女学校に通っていたのぶは周りと同様に、妄信的な軍国少女になっていました。やがて戦争が始まり、嵩は出征。嵩は弟・千尋(ちひろ)を戦争で亡くし、のぶも最愛の人を亡くしました。女学校を卒業し、のぶは戦争で全ての価値観が変わり、「何が正しいかは自分で見極めなければならない」と新聞社に女性初の記者として就職。戦後、クズ拾いの仕事を辞めた嵩が新聞社に入社してきて、二人は同じ雑誌の担当に。嵩は東京で漫画家を目指したい気持ちがありつつも、生活していけるか不安でした。のぶはそんな嵩に「あなたも後から来なさいよ。先に東京に行って待ってるわ」と告げ、新聞社を辞め上京。のぶを追いかけ上京した嵩と、六畳一間のオンボロアパートでの生活が始まります。お風呂はなく、トイレは共同。トイレの天井には穴があき、雨の日は傘をさして入らなければいけないが、晴れた夜には星が見える。そんな暮らしをおもしろがり、「どんな環境でも楽しめるこの人と一緒にいたい」と二人は結婚。『手のひらを太陽に』『アンパンマン』が世に出るのは、まだまだ先のことですー。
タイトルは夫婦を結びつけたもの
事前あらすじに、朝田のぶと柳井嵩の2人を結びつけたものは、一個のあんぱん…とあります。
本作のタイトルも「あんぱん」。
きっと夫婦を結びつけた思い出の食べ物だから、タイトルになったのでしょうね。
69歳のアニメ開始&「アンパンマンのマーチ」作詞まで描く?
本作は、遅咲きの漫画家・やなせたかしとその妻の生涯が題材。
やなせさんは1919年〈大正8年〉2月6日生まれ。
「アンパンマン」は1988年(昭和63年)10月3日に日本テレビで放送開始。
やなせさんが69才のころにテレビアニメになったのですね。
ドラマでは「70歳にして生きる喜びを書いたアンパンマンのマーチの歌詞を生み出した背景」とありますが、正確には69才です。
アンパンマンのマーチは『それいけ!アンパンマン』のオープニングテーマ曲として放送開始以来ずっと使用され続けています。
ということで、最終週では、やなせさんが70歳頃のアニメ開始、「アンパンマンのマーチ」を作詞する頃までは描くと予想します。
東日本大震災での「アンパンマンのマーチ」の反響を描く?
2011年3月11日に発生した東日本大震災。地震発生後に東京FMで「アンパンマンのマーチ」が繰り返し流され、Twitterで反響がありました。
やなせたかしさんは、イラストとともに被災者へのメッセージを送りました。↓
「そうだ うれしいんだ 生きる よろこび」で始まるこの歌は、自分を力づけるために作りました。この歌で元気づけられている人がいるのなら、うれしいことです。
「なんのために 生まれて なにをして 生きるのか」という歌詞があります。今、そのことが分からない人がとても多く、年間3万人もの自殺者がいるのです。
でも、生きていることが大切なんです。今日まで生きてこられたなら、少しくらいつらくても明日もまた生きられる。そうやっているうちに次が開けてくるのです。今回の震災も永遠に続くことはありません。
イラストのアンパンマンは、いつものニコニコ顔ではありません。げんこつを握りしめ、戦う姿勢です。地震と戦うことはできないけれど、自分自身の中にある弱い心をやっつけてしまいなさい-というアンパンマンからのメッセージです。
サンスポより
紆余曲折あった漫画家やなせさんが被災者を勇気づける!そんな最終回もあるかも、と予想しておきます。
しかし震災を扱う場合は朝ドラ「おむすび」のように事前告知をするかもしれません。発表がないと、2011年までは描かないと思います。
朝ドラ【あんぱん】放送情報
「あんぱん」 | |
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出演者 | 今田美桜,北村匠海 / 江口のりこ,河合優実,原菜乃華,細田佳央太,浅田美代子,吉田鋼太郎 / 中沢元紀,瞳水ひまり,戸田菜穂,竹野内豊 / 阿部サダヲ,松嶋菜々子,二宮和也 / 高橋文哉 , 志田紗良, 山寺宏一, 大森元貴,妻夫木聡, 他 |
脚本 | 中園ミホ(『Doctor-X 外科医・大門未知子』シリーズ、『連続テレビ小説 花子とアン』『大河ドラマ 西郷どん』他) |
演出 | 柳川強、橋爪紳一朗、野口雄大、佐原裕貴 ほか |
音楽 | 井筒昭雄 |
主題歌 | RADWIMPS「賜物」 |
語り | 林田理沙 |
制作統括 | 倉崎憲 |
プロデューサー | 中村周祐、舩田遼介、川口俊介 |
放送期間 | 2025年度前期(3月31日から9月下旬予定) |
放送局 | NHK総合、NHK BS |
放送時間 | NHK総合:月曜 - 金曜 8:00 - 8:15(15分) NHKBS:月曜 - 金曜 7:30 - 7:45(15分) |
画像出典NHK、モデルプレス
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