朝ドラ【あんぱん】ネタバレ・吹き出し・最終回結末予想!70歳頃のアニメ開始まで描く?

2025年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)は「あんぱん」です。主演は今田美桜。「アンパンマン」を生んだ漫画家・やなせたかしさん、小松暢(のぶ)さん夫妻の人生をモデルにしたストーリーです。

今回は朝ドラ【あんぱん】あらすじネタバレ・吹き出し・最終回結末予想について紹介します。

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本記事はストーリーのネタバレを含みます。ご注意ください。

目次

朝ドラ【あんぱん】のネタバレ・吹き出し

第1週「人間なんてさみしいね」

時は昭和初期。高知の町中をものすごい勢いで走る少女、「ハチキンおのぶ」こと朝田のぶ(永瀬ゆずな)は父・朝田結太郎(加瀬亮)から「女子も大志を抱け」と教育を受けて育つ。一方、嵩(木村優来(ゆら))は父・清(二宮和也)を病気で亡くし、母・登美子(松嶋菜々子)に連れられて柳井医院を営む伯父・柳井寛(竹野内豊)の家に引っ越してくる。駅でのぶと嵩はぶつかる。さらに嵩は転校先の小学校で、のぶと再会する。

【あんぱん】第1週のあらすじを詳しく!

伯父の寛が嵩に語った言葉↓

柳井寛(竹野内豊)

「生きちゅうき、悲しいがや。生きちゅうき、苦しいがや。生きちゅうき、いつか元気になって、きっと笑える日が来るがや」

第1話(3月31日)のぶと嵩の出会い

1927年(昭和2年)9月、家族の愛情をたっぷり受けて育った少女が高知の町中を勢いよく駆けていく。「ハチキンおのぶ※」こと朝田のぶ(永瀬ゆずな)である。商事会社で国内外を飛び回る父・結太郎(加瀬亮)を迎えに駅舎に駆け込んだのぶは、勢い余って少年にぶつかってしまう。少年の名は柳井嵩(木村優来)。父・清(二宮和也)を病気で亡くし、母・登美子(松嶋菜々子)と共に伯父・寛(竹野内豊)を頼って高知県長岡郡御免与町(※2)にやってきたのだ。これが2人の出会いだった。

※ハチキンとは男勝りの意味。
※2 御免与町(ごめんよちょう)は架空の都市。モデルは高知県南国市(なんこくし)御免町(ごめんちょう)。

第2話(4月1日)女子も大志を抱け

屋村草吉(阿部サダヲ)が作ったパンのおいしさを夢見心地に話すのぶ(永瀬ゆずな)だが、嵩(木村優来)に「東京に帰れ」と言ってしまったことがずっと気になっていた。のぶは嵩の弁当を奪おうとするクラスの悪ガキたちを追い払い、嵩に東京に帰れと言ったことを取り消す。そんなのぶに、嵩はやさしく微笑むのだった。ある夜、自分の夢を語った結太郎(加瀬亮)は、のぶに「女子(おなご)も大志を抱け」と話す。

第3話(4月2日)うちが守っちゃる

ある日、のぶ(永瀬ゆずな)は千尋(平山正剛)とシーソーに乗る嵩(木村優来)を見かけて、3人で一緒に楽しくこぐ。家に帰ってその様子を描く嵩に、寛(竹野内豊)は「こじゃんと絵を描け※」と語る。翌日、しばらく留守にすると言って出ていく登美子(松嶋菜々子)を、嵩と千尋が追いかけ見送る。のぶは大人たちが嵩は母親に置き去りにされたと話すのを聞く。のぶは、シーソーに座り込む嵩を見つけ、シーソーの反対側に飛び乗り、「嵩はうちが守っちゃる」と励ます

※「こじゃんと」…土佐ことばで「すごい、たくさん」などの意味。

第4話(4月3日)結太郎(加瀬亮)が急逝

結太郎(加瀬亮)が出張でひと月家を空けると知り、寂しいのぶ(永瀬ゆずな)は同時に母親(松嶋菜々子)がいなくなった嵩(木村優来)を案じる。結太郎出発の日。駅まで見送りにきたのぶに、結太郎は「夢はゆっくり見つけたらえい」と話し、離れがたい様子ののぶの頭に自分のソフト帽を載せる。嵩と草吉(阿部サダヲ)はそんな親子の姿を遠くから見つめていた。それからひと月後のある晩、柳井医院に電話のベルが鳴り響く。

第5話(4月4日)のぶ、嵩の絵に涙

結太郎が心臓発作で亡くなり、朝田家は悲しみに暮れる。しかし、のぶ(永瀬ゆずな)は一粒の涙も流さない。そんなのぶを元気にしたいと悩む嵩(木村優来)に、寛(竹野内豊)は「それが生きちゅうことや」と優しく語る。あくる日、表情なく居間に座り込んでいたのぶは、不意に立ち上がって駅まで全力で走り、息を切らせながら必死に父を捜。駅に居合わせた嵩がのぶに歩み寄り、のぶと結太郎の幸せな姿を描いた絵を差し出す。嵩の絵を見たのぶは結太郎が死んでから初めて涙を流す。

第2週「フシアワセさん今日は」

祖父・釜次(吉田鋼太郎)が不慮の事故で腕を負傷。のぶ(永瀬ゆずな)はなんとかしようと屋村草吉(阿部サダヲ)を朝田家へ連れていく。一度は釜次に追い返されるが、母・羽多子(江口のりこ)の力添えによって草吉は朝田家であんぱんを焼いて商売をすることに。一方、柳井家には、音信不通だった母・登美子(松嶋菜々子)から便りが届く。弟・千尋(平山正剛)は熱を出して母に会いたがっている。嵩(木村優来)は弟のため、母を探しに行く。

【あんぱん】第2週のあらすじを詳しく!

のぶがヤムおんちゃん(ヤムおじさん)にお願いする↓

朝田のぶ

「お願いします。釜じいはうちが説得するき。ヤムおんちゃんのあんぱんは、悲しい人を元気にして、笑顔にする力があるき。力を貸してほしいがよ」

第6話(4月7日)嵩と漫画の出会い

朝田家は草吉(阿部サダヲ)のあんぱんを食べて、生きる力をもらった。羽多子(江口のりこ)は内職の仕事を始め、釜次(吉田鋼太郎)たちは石屋の仕事を頑張り、結太郎の死を乗り越えようとしていた。一方、嵩(木村優来)は母・登美子(松嶋菜々子)が帰らず不安がる。寛(竹野内豊)は清(二宮和也)が出版社勤務時代に作った少年雑誌を嵩に渡す。嵩は漫画の世界に没頭する。そんなある日、メイコ(永谷咲笑)が釜次の作業場に入り込む。豪(細田佳央太)がメイコを石材から守ろうとするが、2人に石材が崩れてくる。とっさに釜次が飛び出す。

第7話(4月8日)釜次(吉田鋼太郎)が負傷

石材の下敷きになった釜次(吉田鋼太郎)が腕を怪我して、石屋の仕事は思うように回らない。さらに、羽多子(江口のりこ)の内職の仕事もなくなり、米びつをのぞく羽多子とくら(浅田美代子)は不安な顔だ。のぶ(永瀬ゆずな)はそんな朝田家をなんとかしたいと、草吉(阿部サダヲ)を家に連れていき、パンを焼いて売ってほしいと頼む。しかし、釜次は猛反対し、草吉も願い下げとばかりに去ってしまう。諦めきれないのぶは、もう一度草吉を説得すべく勢いよく走り出す。

第8話(4月9日)「朝田パン」開店へ

元気のない家族のために力を貸してほしいというのぶ(永瀬ゆずな)の頼みに、草吉(阿部サダヲ)は1回きりの約束であんぱんを作ることに。不服顔の釜次(吉田鋼太郎)をよそに、桂(小倉蒼蛙)らの協力を得て即席のパン窯を作り始める草吉。そうして無事に焼き上がったあんぱんは次々と売れ、のぶは改めて草吉に頭を下げる。羽多子(江口のりこ)も釜次にパン屋をやらせてほしいと頭を下げ、釜次はしぶしぶ了承する。草吉は豪(細田佳央太)と納戸で寝起きし、朝田家に住み込みで「朝田パン」を営むことに。

第9話(4月10日)登美子からの便り

「朝田パン」が開店し、のぶ(永瀬ゆずな)と羽多子(江口のりこ)は張りきって呼び込みをする。しかし、パンを食べる習慣がないこの町では、思うように売れず苦戦する。一方、しばらく音沙汰のなかった登美子(松嶋菜々子)から葉書が届き、嵩(木村優来)は心が明るくなる。そんな嵩を見てのぶもうれしい。嵩は、熱を出して母に会いたがる千尋(平山正剛)のためにも登美子を捜そうと、葉書の住所を頼りに高知の町へ向かう。

第10話(4月11日)あんぱんで元気に

嵩(木村優来)は久しぶりに母・登美子(松嶋菜々子)の顔を見て胸がいっぱいになるが、登美子は困惑した表情だ。実は登美子は再婚していたのだ。のぶ(永瀬ゆずな)はいなくなった嵩が心配でたまらない。そんなのぶを、羽多子(江口のりこ)は売れ残ったあんぱんを売りに行こうと外に連れ出す。すると、道にへたり込む嵩の姿があった。羽多子とのぶが見守る中、あんぱんを夢中で頬張る嵩。腹の底から力が湧いてきた嵩は、力強く歩きだす。時が過ぎ、昭和9年(1934年)、嵩(北村匠海)は心優しい漫画少年の中学生(※)に成長。のぶは高等女学校(※2)4年生になっている。

※旧制中学校で、5年制。尋常小学校(6年制)を経て進学する学校。
※2:高等女学校は女子にとって旧制中学と同じ位置付け。

第3週「なんのために生まれて」

昭和10年(1935年)、のぶ(今田美桜)は高等女学校5年生、嵩(北村匠海)は中学5年生になった。家業の「朝田パン」も続いている。のぶは貴島中尉(市川知宏)と再会し、町内で開催されるパン食い競争のパンの発注を受け、朝田パン開店以来の大きな注文に活気づく。当日ひょんなことから、のぶは嵩の代役でパン食い競争に出場し一等になるが…。そんな折、8年も音沙汰なしの登美子(松嶋菜々子)が街に帰っくる。

第3週「なんのために生まれて」
第11話 4月14日
第12話 4月15日
第13話 4月16日
第14話 4月17日
第15話 4月18日

柳井寛(竹野内豊)

「なんのために生まれて、なにをしながら生きるがか。なにがおまんらの幸せで、なにをして喜ぶがか。見つかるまで必死に考え!」

第4週「なにをして生きるのか」

教師になる夢を見つけたのぶ(今田美桜)は「女子師範学校」合格へ向けて勉強する。一方、進路に悩む嵩(北村匠海)は自分への苛立ちから弟・千尋(中沢元紀)と喧嘩してしまう。その晩、千尋と寛(竹野内豊)と話をした嵩は高知一番の難関高校を目指す。受験後、のぶと嵩の合否はハッキリ明暗が分かれてしまう。

第4週「なにをして生きるのか」
第16話 4月21日
第17話 4月22日
第18話 4月23日
第19話 4月24日
第20話 4月25日

朝田のぶ

「泣いても笑うても陽はまた昇る。嵩、絶望の隣はねや、希望じゃ」

第5週「人生は喜ばせごっこ」

昭和11年(1936年)、のぶ(今田美桜)は女子師範学校の寮に入る。教師の黒井雪子(瀧内公美)の軍国教育に、のぶとうさ子(志田彩良)は圧倒される。一方、浪人生の嵩(北村匠海)は医者になる自分を想像できず、千尋(中沢元紀)に本音をぶつけ、美術系の学校に進みたいと決める。朝田家では次女・蘭子(河合優実)が岩男(濱尾ノリタカ)から求婚され、朝田家に住み込みで働く豪(細田佳央太)にどうしたらいいか相談する。

第5週「人生は喜ばせごっこ」
第21話 4月28日
第22話 4月29日
第23話 4月30日
第24話 5月1日
第25話 5月2日

柳井寛(竹野内豊)

「なんのために生まれて、なんのために生きるか。わしは人を喜ばせるためやと思うがよ。今日、嵩がわしを喜ばせてくれた。おまんの嬉しそうな顔を見て、わしも嬉しかった。人生は喜ばせごっこや」

第6週「くるしむのか愛するのか」

第6週 「くるしむのか愛するのか」
第26話 5月5日
第27話 5月6日
第28話 5月7日
第29話 5月8日
第30話 5月9日

豪(細田佳央太.)

蘭子さん。無事に帰ってきたら、わしの嫁になってください

第7週「海と涙と私と」

第7週「海と涙と私と」
第31話 5月12日
第32話 5月13日
第33話 5月14日
第34話 5月15日
第35話 5月16日

嵩(北村匠海)

美しいものを美しいと思ってもいけないなんて、そんなのおかしいよ。悲しいよ。のぶちゃんは子供たちにそんな風に教えるの?僕の知ってるのぶちゃんは正直で面白い女の子だったのに…。

第8週「めぐりあい わかれゆく」

第8週「めぐりあい わかれゆく」
第36話 5月19日
第37話 5月20日
第38話 5月21日
第39話 5月22日
第40話 5月23日

若松次郎(中島歩)

終わらん戦争はありません。今のうちから夢を持つがです。
ゆっくりと考えればえいです。のぶさんは足が速いき、すぐ追いつきます。

第9週「絶望の隣は希望」

第9週「絶望の隣は希望」
第41話 5月26日
第42話 5月27日
第43話 5月28日
第44話 5月29日
第45話 5月30日

嵩(北村匠海)

絶望の隣は希望ですから。伯父さんの言葉を僕は信じて、生きていきます。

第10週「生きろ」

第10週 「生きろ」
第46話 6月2日
第47話 6月3日
第48話 6月4日
第49話 6月5日
第50話 6月6日

朝田のぶ

「嵩。必ずもんでこい(戻ってこい)。お母さんのために、生きてもんてこい。死んだら承知せんき!」

第11週「軍隊は大きらい、だけど」

第11週「軍隊は大きらい、だけど」
第51話 6月9日
第52話 6月10日
第53話 6月11日
第54話 6月12日
第55話 6月13日

柳井千尋

この戦争さえなかったら…。愛する国のために死ぬより、わしは、愛する人のために生きたい。

第12週「逆転しない正義」

第12週「逆転しない正義」
第56話 6月16日
第57話 6月17日
第58話 6月18日
第59話 6月19日
第60話 6月20日

清(二宮和也)

こんなバカげた戦争で大切な息子たちを死なせてたまるか。こんな惨めでくだらない戦争を始めたのは、人間だ。でも人間は美しいものを作ることもできる。いいか、嵩、お前は父さんの分まで生きて、みんなを喜ばせるものを作るんだ。

第13週「サラバ 涙」

第13週「サラバ 涙」
第61話 6月23日
第62話 6月24日
第63話 6月25日
第64話 6月26日
第65話 6月27日

嵩(北村匠海)

正義なんか信じちゃいけないんだ。そんなもの簡単にひっくり返るんだから…。でも、もし逆転しない正義があるとしたら…すべての人を喜ばせる正義なんて、この世にあるかどうか分からないけど、僕はそれを見つけたい。

第14週~最終週

第14週 あらすじ
第15週 あらすじ
第16週 あらすじ
第17週 あらすじ
第18週 あらすじ
第19週 あらすじ
第20週 あらすじ
第21週 あらすじ
第22週 あらすじ
第23週 あらすじ
第24週 あらすじ
第25週 あらすじ
第26週 あらすじ

ヒロインの結婚相手は?(ネタバレあり)

  • 朝田のぶ(今田美桜)の最初の結婚相手は若松次郎(中島歩)。
  • のぶは次郎と死別。
  • のぶは柳井嵩(北村匠海)と再婚。

主な登場人物の死亡者は?(ネタバレあり)

  • 柳井清(二宮和也)は放送開始時点で他界。
  • のぶの父・結太郎(加瀬亮)が第1週で病死。
  • 蘭子が結婚を約束していた原豪(細田佳央太)が第8週で戦死。
  • 嵩の伯父・寛(竹野内豊)が第9週で病死。
  • 岩男(濱尾ノリタカ)が第12週で戦死。
  • 嵩の弟・千尋(中沢元紀)が第13週で戦死していたと判明。
  • のぶの夫・次郎(中島歩)が第13週で病死。

のぶと嵩の年表(ネタバレあり)

年代のぶと嵩の歩み
戦前
1927年(昭和2年)9月御免与尋常小学校:のぶと嵩が同級生
同年朝田結太郎が死去
1935年(昭和10年)のぶが高智(こうち)高等女学校5年生。
嵩が中学校5年生。
1936年(昭和11年)4月のぶが女子師範学校に入学。
嵩が浪人。
1937年(昭和12年)4月のぶが女子師範学校・最終学年。
嵩が東京高等芸術学校・図案科に入学。
戦中(日中戦争&第二次大戦)
同年7月日中戦争が勃発。
同年蘭子と原豪が婚約。原豪が出征。
1938年(昭和13年)4月のぶが母校の小学校の教師に。
1939年(昭和14年)秋のぶが若松次郎とお見合い。
同年・秋豪が戦死。
同年・12月のぶと次郎が婚約。
1940年(昭和15年)1月柳井寛が死亡。
同年2月のぶと次郎が結婚。
1941年(昭和16年)4月嵩が製薬会社に入社。
尋常小学校が国民学校になり、軍国教育が行われていく。
同年12月日本が真珠湾攻撃。太平洋戦争突入。
1942年(昭和17年)嵩や健太郎が出征。
船乗りの次郎は軍事の輸送に関わる。
同年夏嵩が小倉連隊・内務班に配属。
1944年(昭和19年)嵩は伍長に。
千尋は海軍中尉になり、駆逐艦に乗船。
同年嵩が所属する小倉連隊が中国へ。
嵩は宣撫班で紙芝居を担当。
1945年(昭和20年)中国で岩男が戦死。
同年7月4日高知大空襲。
同年8月15日玉音放送。日本が負けて戦争が終わる。
戦後
1946年(昭和21年)1月のぶが教師をやめる。
のぶの夫・次郎が急逝。
千尋の戦死も判明。
同年のぶが高知新報に入社。
嵩が高知新報に入社。のぶと同じ雑誌の担当になる。
嵩が漫画家を目指し、のぶと上京。

朝ドラ【あんぱん】最終回結末・予想

本作は原作なし、モデルありのドラマオリジナル作品です。

モデルの人物を参考に、最終回結末を予想していきます。

モデル・やなせたかしの年表

モデル・やなせたかし(本名:柳瀬嵩、読み方は同じ)について、年表で確認しましょう。

西暦年齢出来事
1919年0歳2月6日、東京府北豊島郡滝野川町(現:東京都北区)に誕生
1921年2歳弟・ 千尋(ちひろ)が誕生
1924年5歳父・清(きよし)が32歳の若さで転勤先の中国で死去。家族は高知に移住。
1926年7歳母・ 登喜(とき)が再婚。弟と共に伯父(父の兄)・寛に引き取られる。
1937年18歳東京高等工芸学校図案科(現在の千葉大学工学部デザイン学科)に入学
1940年21歳東京田辺製薬(現:田辺三菱製薬)宣伝部に就職
1941年22歳徴兵されて軍隊へ入隊
戦時中野戦重砲兵として日中戦争に出征。乙種幹部候補生に合格し、暗号班に配属。暗号解読のかたわら宣撫工作(せんぶこうさく)をした。紙芝居を作って、地元民向けに演じたりもした。
弟・千尋はフィリピン沖で戦死。
1945年26歳中国の上海近くで終戦を迎える
1946年27歳高知新聞に就職
同僚の小松暢(こまつ のぶ)と出会う
1947年28歳高知新聞社を退社。暢と上京。三越に入社し宣伝部でグラフィックデザイナーとして活動。
1948年29歳小松暢と結婚
1953年34歳三越を退社。まんが家となる
1966年47歳詩集『愛する歌』刊行
1967年48歳脚本担当のラジオドラマ「やさしいライオン」が放送。
週刊朝日漫画賞(4コマ漫画「ボオ氏」)
1969年50歳毎日映画コンクール大藤信郎賞(「やさしいライオン」)
1973年54歳雑誌 『詩とメルヘン』を立ち上げ、編集長を務める。
月刊絵本『キンダーおはなしえほん』に「あんぱんまん」を発表
1988年69歳アニメ「それいけ!アンパンマン」が日本テレビで放送開始
1990年71歳第19回日本漫画家協会賞大賞受賞(「アンパンマン」)
1993年74歳妻・暢が永眠
1996年77歳出身地の高知県香美市に「アンパンマンミュージアム」が開館。
2000年81歳日本漫画家協会理事長に就任。以降、2012年まで務める。
2001年82歳第31回日本童謡賞受賞(詩集「希望の歌」)
2007年88歳「横浜アンパンマンこどもミュージアム&モール」開館。
かまくら春秋社から季刊誌『詩とファンタジー』を立ち上げ、「責任編集」を務めた(※2003年に『詩とメルヘン』が休刊)
2009年90歳「それいけ!アンパンマン」が単独のアニメーションシリーズでの最多キャラクター数(1768体)で、ギネス世界記録に認定。
2011年92歳東日本大震災が発生。「アンパンマンのマーチ」が復興のテーマソング的扱いをされたり、「子供たちがアンパンマンを見て笑顔を取り戻した」といった話を聞いたことで、引退を撤回。奇跡の一本松をテーマにしたCDを自主制作する。
2013年94歳10月13日:永眠

制作発表時の全体あらすじ

制作発表時のあらすじも確認しましょう。

昭和のはじめ頃、高知の町中をものすごい勢いで走る少女がいました。「ハチキンおのぶ」こと、朝田のぶ(あさだのぶ)です。
一方、幼い時に父を病気で亡くした柳井嵩(やないたかし)は、伯父の家に引き取られ、そこでのぶに出会います。二人を結びつけたのは、一個のあんぱんでした。
戦争の足音が近づく頃、女学校に通っていたのぶは周りと同様に、妄信的な軍国少女になっていました。やがて戦争が始まり、嵩は出征。嵩は弟・千尋(ちひろ)を戦争で亡くし、のぶも最愛の人を亡くしました。女学校を卒業し、のぶは戦争で全ての価値観が変わり、「何が正しいかは自分で見極めなければならない」と新聞社に女性初の記者として就職。戦後、クズ拾いの仕事を辞めた嵩が新聞社に入社してきて、二人は同じ雑誌の担当に。嵩は東京で漫画家を目指したい気持ちがありつつも、生活していけるか不安でした。のぶはそんな嵩に「あなたも後から来なさいよ。先に東京に行って待ってるわ」と告げ、新聞社を辞め上京。のぶを追いかけ上京した嵩と、六畳一間のオンボロアパートでの生活が始まります。お風呂はなく、トイレは共同。トイレの天井には穴があき、雨の日は傘をさして入らなければいけないが、晴れた夜には星が見える。そんな暮らしをおもしろがり、「どんな環境でも楽しめるこの人と一緒にいたい」と二人は結婚。『手のひらを太陽に』『アンパンマン』が世に出るのは、まだまだ先のことですー。

『あんぱん』制作決定!より

タイトルは夫婦を結びつけたもの

事前あらすじに、朝田のぶと柳井嵩の2人を結びつけたものは、一個のあんぱん…とあります。

本作のタイトルも「あんぱん」。

きっと夫婦を結びつけた思い出の食べ物だから、タイトルになったのでしょうね。

70歳頃のアニメ開始&「アンパンマンのマーチ」作詞まで描く?

本作は、遅咲きの漫画家・やなせたかしとその妻の生涯が題材。

やなせさんは1919年〈大正8年〉2月6日生まれ。

「アンパンマン」は1988年(昭和63年)10月3日に日本テレビで放送開始。

やなせさんが69才のころにテレビアニメになったのですね。

ドラマでは「70歳にして生きる喜びを書いたアンパンマンのマーチの歌詞を生み出した背景」とありますが、正確には69才ですね。

アンパンマンのマーチは『それいけ!アンパンマン』のオープニングテーマ曲として放送開始以来ずっと使用され続けています。

ということで、最終週では、やなせさんが70歳頃のアニメ開始、「アンパンマンのマーチ」を作詞する頃までは描くと予想します。

東日本大震災での「アンパンマンのマーチ」の反響を描く?

2011年3月11日に発生した東日本大震災。地震発生後に東京FMで「アンパンマンのマーチ」が繰り返し流され、Twitterで反響がありました。

やなせたかしさんは、イラストとともに被災者へのメッセージを送りました。↓

 「そうだ うれしいんだ 生きる よろこび」で始まるこの歌は、自分を力づけるために作りました。この歌で元気づけられている人がいるのなら、うれしいことです。

 「なんのために 生まれて なにをして 生きるのか」という歌詞があります。今、そのことが分からない人がとても多く、年間3万人もの自殺者がいるのです。

 でも、生きていることが大切なんです。今日まで生きてこられたなら、少しくらいつらくても明日もまた生きられる。そうやっているうちに次が開けてくるのです。今回の震災も永遠に続くことはありません。

 イラストのアンパンマンは、いつものニコニコ顔ではありません。げんこつを握りしめ、戦う姿勢です。地震と戦うことはできないけれど、自分自身の中にある弱い心をやっつけてしまいなさい-というアンパンマンからのメッセージです。

サンスポより

紆余曲折あった漫画家やなせさんが被災者を勇気づける!そんな最終回もあるのかもと予想しておきます。

しかし震災を扱う場合は朝ドラ「おむすび」のように事前告知をするかもしれません。発表がないと、2011年までは描かないと思います。

朝ドラ【あんぱん】の内容

「あんぱん」の内容は?

のぶは戦後、地元の新聞社で記者として働いた後、入社してきた嵩と同じ雑誌の担当に。その後、のぶは東京へ。漫画家を目指す嵩ものぶを追いかけ上京し、2人は共同トイレ・風呂なしのオンボロアパート(六畳一間)で暮らすようになる。やがて2人は結婚するが、「アンパンマン」が世に出るまでには、それから長い月日がかかり…。何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語です。

朝ドラ【あんぱん】の原作

「あんぱん」の原作は?

原作なしモデルは「アンパンマン」の原作者・やなせたかしさんと、小松暢(のぶ)さん夫妻。やなせさんは2013年、暢さんは1993年に他界しています。「連続テレビ小説 花子とアン」も執筆した中園ミホさんのオリジナル脚本で、夫妻の人生を波乱万丈の物語として大胆に再構成してドラマ化。あくまでフィクションのドラマです。

朝ドラ【あんぱん】の舞台

【あんぱん】の舞台は?

高知県と東京が舞台となっていきます。
やなせたかしさんは、東京都北区滝野川生まれ。しかし父の死後、やなせさんが5歳頃、父母の故郷である高知県へと移り住みます。
中学まで高知で過ごし、東京高等工芸学校に進学。東京田辺製薬に就職。戦後(1946年)、高知新聞社に入社。翌年(1947年)退職し、同僚の小松暢(こまつ のぶ)と上京。その後は、ずっと東京が拠点のようです。

朝ドラ【あんぱん】の時代

「あんぱん」が描く時代は?

劇中の放送当初の時代設定は、戦争の足音が近づく昭和初期です。
テレビアニメ『それいけ!アンパンマン』が日本テレビで放送を開始したのが、1988年(昭和63年)。
昭和は1989年(昭和64年)1月7日までです。ということは昭和後期や平成初期ぐらいまでは描きそうです。

朝ドラ【あんぱん】出演者・スタッフ

「あんぱん」
出演者今田美桜・北村匠海 /(朝田家)加瀬亮、江口のりこ、河合優実、原菜乃華、吉田鋼太郎、浅田美代子、細田佳央太、阿部サダヲ / (柳井家)松嶋菜々子、二宮和也、中沢元紀、瞳水ひまり、戸田菜穂、竹野内豊 / (その他)高橋文哉、志田彩良、濱尾ノリタカ、瀧内公美、ソニン、中島歩、妻夫木聡、大森元貴 他
脚本中園ミホ
演出柳川強、橋爪紳一朗、野口雄大、佐原裕貴 ほか
音楽井筒昭雄
主題歌RADWIMPS「賜物」
語り林田理沙
制作統括倉崎憲
プロデューサー中村周祐、舩田遼介、川口俊介
放送期間2025年度前期(3月31日から9月末)
放送局NHK総合、NHK BS
放送時間NHK総合:月曜 – 金曜 8:00 – 8:15
NHKBS:月曜 – 金曜 7:30 – 8:45

歴代朝ドラ

放送クール(通算作品数)作品名
2026年度前期(第114作)風、薫る
2025年度後期(第113作)ばけばけ
2025年度前期(第112作)あんぱん
2024年度後期(第111作)おむすび
2024年度前期(第110作)虎に翼
2023年度後期(第109作)ブギウギ
2023年度前期(第108作)らんまん
2022年度後期(第107作)舞いあがれ
2022年度前期(第106作)ちむどんどん
2021年度後期(第105作)カムカムエヴリバディ
2021年度前期(第104作)おかえりモネ
2020年度後期(第103作)おちょやん
2020年度前期(第102作)エール
2019年度後期(第101作)スカーレット
2019年度前期(第100作)なつぞら
2018年度後期(第99作)まんぷく
2018年度前期(第98作)半分、青い。
2017年度後期(第97作)わろてんか
2017年度前期(第96作)ひよっこ
2011年度後期(第85作)カーネーション
2001年度前期(第64作)ちゅらさん
2000年度後期(第63作)オードリー

画像出典NHK、モデルプレス

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「あんぱん」ネタバレ

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