朝ドラ【あんぱん】キャスト一覧と相関図!主演・今田美桜、モデルはやなせたかしとその妻!
2025年度前期放送のNHK「連続テレビ小説」第112作は『あんぱん』。昭和・平成を代表する漫画家やなせたかしとその妻・小松暢を主人公のモデルとしたフィクションで、ドラマオリジナル作品。
今回は朝ドラ【あんぱん】のキャスト一覧と相関図について紹介していきます!
朝ドラ【あんぱん】のキャスト一覧
今田美桜(役:朝田のぶ)
キャスト:今田美桜(いまだ・みお)…1997年3月5日生まれ。福岡県出身。2015年 『罪の余白』で映画デビュー。2018年のドラマ『花のち晴れ 〜花男 Next Season〜』(TBS)で真矢愛莉役を演じ反響を得た。2021年の映画『東京リベンジャーズ』で第45回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞。2022年、ドラマ『悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』(日本テレビ)でドラマ初主演を務める。近年もドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ)など出演作多数。朝ドラへの出演は、2019年の『おかえりモネ』以来の二度目となる。
※ヒロイン朝田のぶ役は、3365人の応募者の中からオーディションで今田美桜さんに決定。
登場人物:朝田のぶ(あさだ・のぶ)…高知で祖父母・両親の愛情をたっぷり受けて育つ。三姉妹の長女。県大会で優勝するほど足が速く、行動力とスピード感にあふれ、人生の荒波をパワフルに乗り越えていくヒロインで、持ち前の男勝りで勝気な性格から「ハチキンおのぶ」「韋駄天おのぶ」とも呼ばれる。ちょっと気が弱くて自信のない柳井嵩(やない・たかし)と出会って激動の時代を共に生き、どんな時も励まし、けん引し続けた。
※モデルはやなせたかしの妻である小松暢。
北村匠海(役:柳井嵩)
キャスト:北村匠海(きたむら・たくみ)…1997年11月3日生まれ。俳優、歌手、モデル。東京都出身。スターダストプロモーション制作3部所属。
登場人物:柳井嵩(やない・たかし)…幼少期に新聞社の特派員だった父を亡くして伯父の家に引き取られ、転校先の学校でのぶに出会う。若いころから漫画や絵を愛した。製薬会社の宣伝部に就職するも、徴兵され戦争に出征することになる。戦後、高知の新聞社でのぶと再会する。のぶを追って上京後、百貨店の宣伝部での勤務を経て、のぶの後押しもあり思いきって漫画家として独立し、さまざまな活動をしていくようになる。
※モデルは漫画家やなせたかし。
朝田家の人々
加瀬亮(役:朝田結太郎)
キャスト:加瀬亮(かせ・りょう)さんは、本作で連続テレビ小説初出演。
登場人物:朝田結太郎(あさだ・ゆうたろう)…のぶの父。商事会社に勤め、仕事で各地を飛び回る。妻と娘3人をとても大切にしている。
<加瀬亮さん コメント>
今回、主人公のぶの父、朝田結太郎を演じます。台本を読む限り、マイペースな穏やかな、それでいて芯のある人のように思いました。結太郎は実父が望む生き方の外を選んで歩いた人ですが、のぶ自身も当時の価値観の外で自由に息をしている子です。彼女が彼女らしくあれるように暖かく見守っていける存在になれたらと思っています。
江口のりこ(役:朝田羽多子)
キャスト:江口のりこ…連続テレビ小説出演歴 「マッサン」
登場人物:朝田羽多子(あさだ・はたこ)…朝田家を支え続ける、家庭的で趣深い母。夫を尊敬し、子どもたちには平等に接する。
<江口のりこさん コメント>
ヒロインのぶの母である羽多子さんは、明るくてたくましい女性です。家族の笑顔を喜びに、日々ハツラツと動き回ります。名前の通り「アンパンマン」でいうところのバタコさんでしょうか。素敵な共演者の家族の中で、私自身もその家族の笑顔を喜びにして、撮影に励んでいきたいと思います。
河合優実(役:朝田蘭子)
キャスト:河合優実…連続テレビ小説初出演
登場人物:朝田蘭子(あさだ・らんこ)…真面目で器用なしっかり者の次女。誰が何を考えているかを察し、的確な行動をする。
<河合優実さん コメント>
蘭子は、にぎやかな朝田家の中でもひときわ冷静で、多くを語らない人物に見えますが、そんな彼女の中にも、表に出せない熱い気持ちが折に触れて湧き上がることは確かにあるのだと思います。人と一緒に生きていくために、想いを伝えたり、かかわり合ったりする、そういうことに彼女なりのやり方を見つけていくことが、蘭子の人生と並走するひとつのテーマかもしれないと今は感じています。たっぷり長い時間をかけて見つけていけることが私もすごく楽しみです!
原菜乃華(役:朝田メイコ)
キャスト:原菜乃華…連続テレビ小説初出演
登場人物:朝田メイコ(あさだ・めいこ)…天真爛漫(らんまん)で、歌うことが好きな三女。朝田家の皆を幸せな気分にさせる。
<原菜乃華さん コメント>
子どものころはおもちゃも食器も靴もパジャマもすべてアンパンマンなくらい大好きでした!なので、初めての朝ドラ出演がこの『あんぱん』に決まったときは飛び跳ねるくらいうれしかったです。私が演じるメイコはおっとりした性格で愛嬌(あいきょう)たっぷりの末っ子感のある可愛(かわい)らしい女性です。THE愛されキャラ!を演じるプレッシャーもありますが、明るく朗らかに楽しんで撮影できたらと思います。素晴(すば)らしいスタッフ、キャストの皆様とご一緒できるのが今から楽しみでなりません!
精一杯がんばります!よろしくお願いいたします!!
吉田鋼太郎(役:朝田釜次)
キャスト:吉田鋼太郎…連続テレビ小説出演歴 「花子とアン」
登場人物:朝田釜次(あさだ・かまじ)…のぶの祖父。「朝田石材店」三代目で、その道一筋の石工。手先は器用だが、人への接し方は不器用。
<吉田鋼太郎さん コメント>
非常に重要な役をいただき、責任の重さと同時に大いなるやり甲斐(がい)を感じています。どうすれば自分なりの血の通わせ方が出来るのか、生き生きとした人物像になるのか、模索中です。
浅田美代子(役:朝田くら)
キャスト:浅田美代子…連続テレビ小説出演歴 「さくら」「花子とアン」
登場人物:朝田くら(あさだ・くら)…のぶの祖母。釜次とともに「朝田石材店」を支えてきた“くらばあ”。おっとりしていて、ややとぼけている。
<浅田美代子さん コメント>
おばあちゃんというより、子供っぽくて茶目(ちゃめ)っけのある人。
堅苦しい。ではなく明るい。演じるのがとても楽しみです。
面白がって、楽しく演じたいと思っています。
細田佳央太(役:原豪)
キャスト:細田佳央太…連続テレビ小説初出演
登場人物:原豪(はら・ごう)…釜次の弟子。釜次のことを尊敬してやまない、若き石工。
朝田家の一部屋に住まわせてもらっている。
<細田佳央太さん コメント>
豪は決して口数が多い子ではありません。そういう意味では、賑やかな朝田家とは対照的に見えるかもしれませんが、彼自身の心はしっかりと動いています。だからこそ、彼自身が持つ朝田家への愛情や、その時に抱いた感情を丁寧に表現することができるよう精一杯努められればと思います。また、時間が経(た)ち、年齢を重ねてからの豪は人としての可愛らしさが出る場面もあるので、豪の人としての魅力を余すことなく伝えられるよう頑張ります。
柳井家の人々
柳井家は、嵩(北村匠海)の家族です。
松嶋菜々子(役:柳井登美子)
キャスト:松嶋菜々子さんは、連続テレビ小説出演歴「ひまわり」(主演)、「なつぞら」。
登場人物:柳井登美子(やない・とみこ)…嵩の母 。文化的な教養が豊かであり、美しく勝ち気で利発。嵩が幼い頃に夫の清を亡くす。奔放な振る舞いで、嵩を翻ろうする。
<松嶋菜々子さん コメント>
やなせたかしさんをモデルにした柳井嵩のお母さん役をやらせていただきます。夫を早く亡くし、子供2人を親類に預けて離れて暮らした期間があるとうかがいました。家族の在り方が作品にも反映されていて、やなせさんの思いが詰まった『アンパンマン』という物語に大きな影響を与えたお一人だと思います。やなせさんの家族愛や人生観をより深く理解しながら大切に演じたいと思っています。
二宮和也(役:柳井清)
キャスト:二宮和也…連続テレビ小説初出演
登場人物: 柳井清(やない・きよし)…嵩の父 。出版社を経て新聞社での海外赴任時代に病死。文学や絵に造詣が深い、嵩が大好きな父。清は既に他界しているところから物語は始まる。
<二宮和也さん コメント>
本当に驚きました。なんとなく感覚的ではありますが、あの連続テレビ小説に自分が出演できるとは考えてもいなかったので、ご期待に応えられる様、共演者の方々とふっくらと柔らかい作品を作っていけたらと思います。
中沢元紀(役:柳井千尋)
キャスト:中沢元紀…連続テレビ小説初出演
登場人物: 柳井千尋(やない・ちひろ)…嵩の弟。幼少期は体が弱く、兄の陰に隠れるような弟だったが、大きくなるにつれ、家族思いで優しく、文武両道の青年となる。
<中沢元紀さん コメント>
僕にとって、朝ドラに出演することは役者としての一つの大きな目標だったので、出演が決まった時は心の底からうれしかったです。
千尋は、強くて逞(たくま)しく、細かな気遣いもできる心の優しい青年です。
皆さんと過ごす中で生まれてくる気持ちを大事にしながら、全身全霊で臨み、千尋とともに僕自身も成長していければと思います!
皆さんとお会いできるのが今からとても楽しみです!
瞳水ひまり(役:宇戸しん)
キャスト:瞳水ひまり さんは連続テレビ小説初出演。
登場人物: 宇戸しん(うと・しん)…柳井家の女中 。高知で柳井診療所を営む柳井家を献身的に支える。
柳井家の面々からも慕われている。
<瞳水ひまりさん コメント>
出演が決まったときは「まさか私が!?」とびっくりしたと同時に、故郷である高知県へ恩返しができると本当にうれしくなりました。柳井家に仕えている “おしんちゃん”は、柳井家のみなさんを心から信頼し尊敬しているなと感じます。私が考える「生きる喜び」とは、見返りを求めることなく相手に喜んでもらうために生きることです。彼女の、いつも誰かのためにと動くその姿勢は、決して目立ちはしないけれど、ものすごく大きな愛に満ち溢(あふ)れています。おしんちゃんが皆様に愛されるよう、精一杯彼女とともに生きようと思います!
戸田菜穂(役:柳井千代子)
キャスト:戸田菜穂さんは連続テレビ小説出演歴 「ええにょぼ」(主演)、「なつぞら」。
登場人物:柳井千代子(やない・ちよこ)…嵩の伯母。厳しさと優しさを持ち合わせた女性。夫の寛とともに、おいっ子の嵩と千尋を預かることになる。
<戸田菜穂さん コメント>
出演が決まったとき、とてもとてもとてもうれしかったです!
私は18歳で連続テレビ小説「ええにょぼ」のヒロインを演じさせていただきました。いつの日かお母さんとして帰ってきたいなあと夢見ていました。
私の役は育ての母ですが、やなせたかしさんの心の襞(ひだ)を育んだ女性です。
そのことを心して、感性豊かな女性を演じたいと気の引き締まる思いでおります。頼もしい監督と、素晴らしい共演者、スタッフの皆様と心ふるえる優しさに溢れる作品になるよう、全力で取り組む気持ちです。
竹野内豊(役:柳井寛)
キャスト:竹野内豊さんは、連続テレビ小説初出演。
登場人物:柳井寛(やない・ひろし)…嵩の伯父。柳井診療所の院長をつとめる町医者。嵩や千尋にとっての育ての父で、どんな時も二人を励まし続け、生きる道しるべを示す。
<竹野内豊さん コメント>
今回のように実在の人物をモデルとした役を演じる場合は楽しみでありながらも、ご本人を知る方々の期待を裏切らないように取り組みたいと思っています。私が演じる伯父の柳井寛という人物は、私たちが生きる上で根底に必要となる部分、忘れてはならないものを、日々の生活の中であたたかく思い出させてくれるような人物なのではないかと感じます。
朝ドラ【あんぱん】の相関図
朝田家
柳井家
朝ドラ【あんぱん】の内容
昭和のはじめごろ、高知の町中をものすごい勢いで走る少女がいました。「ハチキンおのぶ」こと、朝田のぶです。
一方、幼いときに父を病気で亡くした柳井 嵩は、叔父の家に引き取られ、そこでのぶに出会います。二人を結びつけたのは、一個のあんぱんでした。
戦争の足音が近づくころ、女学校に通っていたのぶは周りと同様に、妄信的な軍国少女になっていました。やがて戦争が始まり、嵩は出征。嵩は弟・千尋を戦争で亡くし、のぶも最愛の人を亡くしました。女学校を卒業し、のぶは戦争で全ての価値観が変わり、「何が正しいかは自分で見極めなければならない」と新聞社に女性初の記者として就職。戦後、クズ拾いの仕事を辞めた嵩が新聞社に入社してきて、二人は同じ雑誌の担当に。嵩は東京で漫画家を目指したい気持ちがありつつも、生活していけるか不安でした。のぶはそんな嵩に「あなたもあとから来なさいよ。先に東京に行って待ってるわ」と告げ、新聞社を辞め上京。のぶを追いかけ上京した嵩と、六畳一間のオンボロアパートでの生活が始まります。お風呂はなく、トイレは共同。トイレの天井には穴があき、雨の日は傘をさして入らなければいけないが、晴れた夜には星が見える。そんな暮らしをおもしろがり、「どんな環境でも楽しめるこの人と一緒にいたい」と二人は結婚。『手のひらを太陽に』『アンパンマン』が世に出るのは、まだまだ先のことです──。
朝ドラ【あんぱん】のスタッフ
- 原作:なし(小松暢とやなせたかしをモデルとたフィクション)
- 脚本:中園ミホ(連続テレビ小説『花子とアン』、大河ドラマ『西郷どん』他)
- 制作統括:倉崎憲
- プロデューサー:川口俊介
- 制作・著作 – NHK
■中園ミホさんのコメント
「ハチキンおのぶ」「韋駄天おのぶ」こと、小松 暢さんをモデルにした朝田のぶがこのドラマのヒロインです。
ハチキンとは、土佐弁で男勝りの女性のこと。県大会で優勝するほど脚が速く、行動力とスピード感にあふれ、人生の荒波をパワフルに乗り越えていくヒロインです。
彼女は、あの『アンパンマン』に登場する『ドキンちゃん』のモデルといわれています。いつも好奇心に目を輝かせ、「おなかがすいた~!」というのが口癖のチャーミングな妖精です。
そして、暢さんが生涯のパートナーとして選んだ男性は、漫画家で詩人の柳瀬 嵩(やなせたかし)さん。彼ははっきり言って遅咲きの人です。日本中の子どもたちの間でアンパンマンが大人気となり、漫画家として世間に認められたのは、なんと70歳になってからでした。
幼い時に父を病気で亡くしたやなせさんは、高知県の後免町にある伯父の家に引き取られ、やがて戦争が始まり、出兵します。
終戦後の混乱期、二人は高知新聞社の編集部で記者として働いていましたが、暢さんは「私、先に東京へ行ってるから」と言い残し、さっさと新聞社を辞めていなくなります。彼女を追いかけるようにやなせさんも上京し、漫画家となるきっかけをつかむのです。
こうして、暢さんは持ち前の行動力と飽くなき好奇心で、さまざまな職場を渡り歩き、手塚治虫、赤塚不二夫、いずみたく、向田邦子、青島幸男……などなど、才能豊かで個性的な人たちと出逢い、関わり合いながら、ちょっと気が弱くて自信のないやなせさんを励まし続けます。
やなせさんの才能がいつか必ず開花することを信じていたパートナーの存在がなかったら、アンパンマンがこの世に誕生することもなかったかもしれません。「正義は逆転することがある。信じがたいことだが。
じゃあ、逆転しない正義とは何か?
飢えて死にそうな人がいれば、一切れのパンをあげることだ」これはアンパンマンの神髄であり、二人が逆境や失敗をいくつも乗り越えて、つかんだ人生のテーマです。二人が最も輝いていたはずの青春期、戦争が始まりました。やなせさんはたった一人の弟(千尋さん)を戦争で亡くしました。戦場にも日本中にも飢えて死にそうな人があふれていました。
だからこそ、晩年になってアンパンマンを書かずにいられなかったのだと思います。おなかをすかせて弱っている人に自分の頭をかじらせて元気にするヒーローです。
初めは「自分の頭を食べさせるなんてグロテスク」とか「太っていてカッコわるい」と、まるで人気がなかったアンパンマンですが、たった一人、暢さんだけは応援し続けたのです。最後に、とても個人的な打ち明け話をします。
アンパンマンが誕生するずっと前、小学生の私は、やなせさんと文通をしていました。『愛する歌』という詩集に感動して手紙を送ったところ、すぐにお返事をくださったのです。何度かお目にかかったこともあります。やなせさんはいつもやさしい笑顔を浮かべ、「元気ですか? おなかはすいていませんか?」と声をかけてくれました。
戦後80年、放送開始から100年目にあたる2025年、連続テレビ小説で、のぶと嵩のお話を書かせていただけることに、今、私は幼いころのように胸を高鳴らせています。ドキンドキンと──。
朝ドラ【あんぱん】の放送日
朝ドラ【あんぱん】の放送日は2025年3月30日(月)スタートです。
画像出典NHK_PR
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