ドラマ【太陽の子】のキャストとあらすじ!柳楽優弥×有村架純×三浦春馬で科学者の苦悩描く!
ドラマ【太陽の子】のキャストとあらすじ!柳楽優弥×有村架純×三浦春馬で科学者の苦悩描く!
柳楽優弥×有村架純×三浦春馬の出演ドラマ『太陽の子』がNHK総合・BS8K・BS4Kにて終戦記念日の8月15日に放送!
時は第二次大戦の末期。京都大の物理学研究室に海軍から密命が!
それは、核分裂のエネルギーを使った新型爆弾の開発!?時代にほんろうされる科学者たち。
そして柳楽・三浦の兄弟が想いを寄せる世津(有村)。史実に基づき描く青春群像劇…。
今回は、ドラマ【太陽の子】のキャストとあらすじなどについて。


ドラマ【太陽の子】の主要キャスト
柳楽優弥(役:石村修)
石村修(いしむら・しゅう) – 京都大学の物理学研究室で純粋に実験を取り組んできたが…。
柳楽優弥さんのコメント
「科学は人間にとって善にも悪にもなり得る。きっと主人公も思い悩んだであろう問題に僕自身も真剣に向き合いました。
この役を演じることへの責任を今でも感じています。
全スタッフ、全キャスト一丸となって丁寧に取り組んだ作品です。
ご期待ください。」出典NHK
「とても重大な事実をベースにしたストーリーということで、撮影が始まる前は正直とても怖かったです。その中で、演出の黒崎博さんが勉強する機会を設けてくださったり、有村さんや春馬くんほか、何度か共演させていただいたキャストの方々が多かったので、とても心強く感じました。スタッフ・キャストの皆さんと一緒になって、しっかり学びながら撮影に挑むことができました」
・三浦春馬さんとの共演シーンについて
「春馬くんへのビンタの撮影は、朝日を狙ってて1回しかできない撮影だったので、僕もビンタするキャラクターではないなって監督とずっと話してて、それで撮影が進んだんですけど、春馬くんが(優しいビンタだったと)そう思ってたって知らなくてごめんね。優しくなっちゃった。でも確実にいいシーンが撮れたという達成感があります。」
・三浦春馬さんと印象に残っていることは?
「どうしても僕がみんなを盛り上げるという引っ張るタイプでないんですけど、春馬くんはいるだけでみんなを笑顔にできるし、常にみんなが求めているところを感じ取って、それをしっかり解消していく、人として素晴らしい方だなと思っています。」・戦争を伝える意味は?
「今、この作品を見ることで普通に友達と会えて笑いあえていた時間は幸せなんだって感じられましたし、絶やさずに事実を語り継いでいくことを勇気をもって作品を作り続けていかないといけないですし、みなさんに見て頂ければありがたいなと思います。」
・作品について
「全キャスト、全スタッフが全身全霊をかけて挑んだ作品なので、ぜひご期待ください。」
出典:NHK土曜スタジオパーク(2020.08.08)
有村架純(役:朝倉世津)
朝倉世津(あさくら・せつ) – 石村修(柳楽優弥)と、その弟・石村裕之(三浦春馬)の幼馴染み。
有村架純さんのコメント
「人が亡くなる悲しみよりも、明日は自分が死ぬかもしれないという恐怖。次第に何事にも無感動になり人間としての感覚が麻痺まひしていく。
明日を今日をどう生き抜くか、人々が必死に毎日を耐え忍んだそんな状況下でも、幾いくつもの美しい朝を迎え、澄んだ空を見上げた人々がいたはずだと私は思いました。戦争が起きていることが嘘うそみたいに、その時ばかりは一瞬でも忘れられる。世津はその一人。今日を生きたことを後悔しないように、毎日訪れてくれる日常を愛いとおしく噛かみ締めた女性。そう生きることが彼女なりの覚悟として捉え演じました。
飲み込んだ言葉もきっとたくさんあったはず。戦争を経験していない、生きたことのない時代をイメージするには限界があるかもしれませんが、女性の凄すごみはいつの時代も変わらずにあるということを学びました。」出典NHK
「完成した作品を見たときに、今だからこそ見ていただきたい作品だと強く思いました。新型コロナウィルスなどの影響で世界中が変わりつつある中、国同士、人間同士の混乱も生じており、改めて平和について考える時だと思います。構想から制作まで十数年と温められ、今このタイミングで『太陽の子』を見ていただけるのは奇跡だと思いますし、そこに参加することができてとても光栄です」
・三浦春馬さんとの撮影へのコメント
「裕之が戦地に戻る前夜で、台本になかったんですけど、最後に裕之さんの手を取って、修さんの手をとって、ぬくもりを感じたかったというか。本音というか言葉にはしないけど想いが伝わったらいいなと思います。」
・三浦春馬さんと印象に残っていることは?
「春馬さんが笑ったら本当にみんなが笑顔になるくらい笑顔が輝いていて、自分自身がこれいいと思ったら、必ず伝えてくれるんですね。春馬さんが印象的だったというシーン(世津が未来を語る場面)が終わったら、あのシーンは刺激をもらった、学ばせてもらったって連絡をくださったり…。背中を押してくれる一言を必ずかけられる方だったし、本当にまっすぐな方だなあという印象です。」
・作品について
「一緒に平和について学んでいきましょう。」
出典:NHK土曜スタジオパーク(2020.08.08)
三浦春馬(役:石村裕之)
出典https://artist.amuse.co.jp/artist/miura_haruma/
石村裕之(いしむら・ひろゆき) – 石村修(柳楽優弥)の弟。
三浦春馬さんのコメント
「散ることを見据え、残された日々をどう過ごすべきか…
家族に対して気丈に振る舞う学徒出陣兵がどれだけつらかったか…
若くして、自分が居ない未来に希望を託す青年の想いを役を通して考えさせられました。
世界で唯一の被爆国の日本ですが、私たち日本人も原子力爆弾を用いて戦争を終わらそうとしていた事実を、この作品で私同様多くの方が知ることになったあと、今まで以上に日本が平和と希望を願える美しい国になるよう祈ります。」出典NHK
「太平洋戦争を描いた作品は数多く存在しますが、『太陽の子』は当時を力強く生き抜いた科学者の視点を強く描いた作品であり、これまでとはまた 違った側面・角度から見返すことができました。このドラマは、戦争、そして平和という大きなテーマが掲げられていると思います。僕たちの仕事は想像力を皆様に届ける仕事ですし、この作品を通して皆さんが戦争というものを考える大きなきっかけになればと思っています」
Q戦争を伝えるドラマに今かかわることに意味は?
「まったく戦争を経験したことのない僕たちが、イマジネーションをはたらかせて、文献をもとにいろんなスタッフ、研究者の協力を経て、ひとつの台本になっているので、その台本を使い大きな想像力をお客様に届けていく…ということが、今後あってはならない(戦争への)大きな流れを始めさせないきっかけになるんじゃないか、とどこか信じていたい。そんな思いで作られてる方が多いと思います。そんな(ドラマの)働きの一部になれればと思いました。」
Q柳楽さんとの印象に残るシーンは?
「自暴自棄の裕之を(海から)戻す、その目を覚まさせるために、平手打ちをしたらどうかって、監督に自分が提案したんです。柳楽さんはそれすごくいいねって言ってくださったんですけど、どうしても柳楽君の優しさが出てしまって、どうしても優しく子犬をなでるような芝居になってしまったのが印象的なんですけど(笑)
もちろん本番は海沿いでやってくださったんですけど、それでも優しさを感じましたね。まさに修のキャラクター性も乗ってると思うので、どちらの想いも感じたなあって思いました。」Q有村さんとの印象に残るシーンは?
「物語の後半で3人で未来の話しをするシーンがあるんですけど、男2人は戦時中をどう乗り越えるかっていう話をするんですけど、世津は2人とも戦後のことは考えてないのかって叱咤されるんですよね。戦後、誰が子供たちのことを教えていくのかって。有村さんの涙ながらに、だからこそ2人も生きてもらわないと困るし、一生懸命に研究してもらわないと困るしっていうことを訴えかける芝居がすごく素晴らしかったなあって思います。」
出典:NHK土曜スタジオパーク(2020.08.08)内、VTR出演より
その他のキャスト
- 三浦誠己…役:木戸貴一(京大助教授)
- 宇野祥平…役:岡野(京大の科学者)
- 尾上寛之…役:清田(京大の科学者)
- 渡辺大知…役:花岡(京大の科学者)
- 葉山奨之…役:堀田(京大の科学者)
- 奥野瑛太…役:村井(京大の科学者)
- イッセー尾形…役:澤村(京都・五条坂の陶器屋「釜いそ」の主人。 釉薬として用いる硝酸ウランを修に提供)
- 山本晋也…役:朝倉清三(世津の祖父。 世津と二人暮らし)
- 國村 隼…役:荒勝文策(京都帝国大学理学部教授。海軍の依頼で原爆の開発に挑む。)
- 田中裕子…役:石村フミ(修と裕之の母。軍人の夫を亡くし女手ひとつで2人を育てる。)
ドラマ【太陽の子】のあらすじ
イントロダクション
第二次世界大戦末期、京都大学の物理学研究室に海軍から下された密命は、核分裂のエネルギーを使った新型爆弾を作ること。日本を救うため研究を進める一方で、科学者として兵器開発をすすめるべきなのか苦悩する研究者たち。研究好きの石村修(柳楽優弥)は、純粋に実験に取り組もうとするが、時代の波に翻弄されていく。弟の裕之(三浦春馬)もまた、戦争の真実に向き合わざるを得ない。そして、兄弟が秘かに想おもいを寄せる朝倉世津(有村架純)は未来を語ろうとするが…。史実をもとに描く、若者たちの戦争の悲劇の物語。
出典NHK
あらすじ
太平洋戦争末期、京都帝国大学の物理学研究室で原子の核分裂について研究している石村修(柳楽優弥)は、海軍から命じられた核エネルギーを使った新型爆弾開発のための実験を続けていた。空襲の被害を防ぐための建物疎開で家を失った幼なじみの朝倉世津(有村架純)が、修の家に居候することになる。そこに修の弟の裕之(三浦春馬)が戦地から一時帰宅し、久しぶりの再会を喜ぶ。爆弾開発の実験がなかなか進まないなか、研究室のメンバーは研究を続けていく事に疑問を持ち始める。そして、裕之が再び戦地へ行くことになったやさき、広島に原子爆弾が落とされたという知らせが届く。研究者たちは広島に向かい、そこで焼け野原になった広島の姿を目撃するのだった。
出典NHK
ドラマ【太陽の子】のみどころ
本作は国際共同制作で、豪華キャストが集結した期待のドラマです。
さらに、史実をもとにしている、ということも見どころでしょう。
しかし日本で原子爆弾を開発していたなんて、本当なのでしょうか。教科書に載っていませんよね。
日本は世界で唯一の被爆国なのですが、研究もしていたなんて…。
しかし「京大、物理学、原爆、海軍…」などのワードでネット検索してみると意外にも事実らしい!?
京大の物理学者・荒勝 文策(あらかつ ぶんさく)さんのことにたどり着くと…
1941年5月、日本海軍より原子核分裂の技術を用いた爆弾の開発を依頼された。時期としては、アメリカの原爆開発開始と比べても決して遅れたものではなかった。この計画には湯川秀樹らも加わっていた。一方で、日本陸軍は理研の仁科芳雄に原爆の開発を依頼し、「海軍-京大」「陸軍-理研」という2つの研究開発が別々に並行して進められた。もともと工業力や人的資源の厚みに劣る日本にとって、このような計画は無謀であったと言えよう
荒勝氏たちの原爆開発は「Fission(核分裂)」の頭文字から「F研究」と呼ばれています。
しかもノーベル賞を獲った湯川秀樹さん(1907~81年)も(日記を通して)F研究に参加していたことも分かっています。(Wikipediaの記述は事実でした)
湯川は原爆研究への関与を公的な場では認めていなかったが、45年6月に原爆開発についての会議に出席していたことが今回、本人の自筆記録で初めて裏付けられた。
一説では資源の不足から実現はしなかったとは言われていますが、研究レベルは米国と同等とも言われています。
そんな中で描かれる科学者たちの苦悩。想像を絶する展開になりそうです。
三浦春馬さん演じる裕之が思い詰めて海に入っていくシーンでは、柳楽さん有村さんも含め、(日の出の光りも演出に使うため)撮り直しができない緊張のシーン。さらに、原爆を落とされた広島を科学者たちが訪れるシーンもドラマのポイントとしてメイキングで紹介されていました。
ドラマ【太陽の子】のスタッフ
作・演出:黒崎 博(映画『セカンドバージン』の監督、朝ドラ『ひよっこ』チーフ演出など)
音楽:Nico Muhly(ニコ・ミューリー)
制作統括:土屋勝裕、浜野高宏、山岸秀樹
共同プロデューサー:Ko Mori(コウ・モリ)、佐野昇平
共同制作:ELEVEN ARTS Studios
ドラマ【太陽の子】の放送日
ドラマ版『太陽の子』
放送予定:2020年8月15日(土)
放送局:NHK総合/BK8K/BS4K
放送時間:19:30〜20:50
メイキング番組「『太陽の子』に挑む ~撮影現場の記録~」
放送予定:2020年8月15日(土)
放送局:NHK総合/BK8K/BS4K
放送時間:↓
中国地方向け:2020年8月6日(木) 午後0時20分~午後0時45分
中国地方向け(再):同年8月10日(月) 夜10時45分~夜11時10分
中国地方向け(再):同年8月14日(金) 午後0時20分~午後0時45分
中国地方向け(再):同年8月15日(土) 午前7時30分~午前7時55分
全国放送(中国地方を除く) :2020年8月8日(土) 午前9時00分~午前9時25分
全国放送(中国地方を除く) (再):2020年8月12日(水) 深夜25時15分~25時40分
内容:ドラマ「太陽の子」で、時代に翻弄された若者たちを演じたのは柳楽優弥、有村架純、三浦春馬らの俳優陣。番組では2か月におよぶ撮影の舞台裏に密着。「戦争とは何か」という問いに向き合いながら、広島の原爆ドームや原爆資料館にも足を運び、75年前の現実に迫ろうとする姿をドキュメント。俳優、そしてスタッフたちの葛藤を記録したメイキング決定版。
映画『太陽の子』
国際共同制作映画『太陽の子』は、2021年公開予定。
テレビドラマ版とは違う視点で描く予定。
ドキュメンタリー番組「“F号研究”に関わった科学者たち」→「原子の力を開放せよ ~戦争に翻弄された核物理学者たち~」
放送局:NHK BS1
放送予定日:2020年08月16日 午後10:00 ~ 午後11:50 (110分)
内容:ドラマ「太陽の子」の背景にある真実の物語を、科学者の日記や新発見の資料をもとにつづる番組。
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