【君が心をくれたから】ネタバレ・あらすじを最終回まで!原作の結末は?
【君が心をくれたから】ネタバレ・あらすじを最終回まで!原作の結末は?
永野芽郁主演のフジテレビ月9ドラマ【君が心をくれたから】(君ここ)を最終回まで全話紹介!原作(関連書籍)についてもネタバレ。ドラマ最終回の予想&考察もします。
今回は【君が心をくれたから】のネタバレ・あらすじ・原作の結末について。
『君が心をくれたから』の動画はFOD(フジテレビオンデマンド)で最新話まで全話、配信中。
※最終話(11話)のネタバレはこちら。
ネタバレなし|【君が心をくれたから】のあらすじ
主人公の逢原雨(永野芽郁)は、悲しい過去から自分に自信が持てず、人に心を開けないでいました。しかし、故郷の長崎に戻ったある日、かつてただ一人心を通わせ、今も忘れられない男性・朝野太陽(山田裕貴)と再会します。しかし、再会を喜んだのもつかの間、太陽は事故に遭ってしまい……。
悲しみに暮れる雨の前に、あの世からの“案内人”と名乗る男が現れて、「君が“心を差し出す”ならば、今から奇跡を起こしてあげよう」と告げます。しかし、案内人が提示した“心を差し出す”という条件は、雨にとって、あまりにも過酷なもので…。
- 君が心をくれたからはどんな話?
-
「君が心をくれたから」は異国情緒あふれる長崎を舞台に、永野芽郁演じる主人公・逢原雨(あいはら・あめ)が、愛する朝野太陽(山田裕貴)のために自分の「心を差し出す」宿命を背負うことから始まるファンタジーラブストーリーです。
【君が心をくれたから】1話のネタバレ・あらすじ
1話の放送日:01.08(月)21:00~22:24※初回30分拡大。
1話のタイトル:「赤い傘と花火の約束」
1話のあらすじ
大雨の中、逢原雨(永野芽郁)が重傷を負った朝野太陽(山田裕貴)を抱きしめ、助けを呼んでいる。するとそこに“あの世からの案内人”を名乗る男・日下(斎藤工)が現れ、「君が“心を差し出す”ならば、今から奇跡を起こしてあげよう」と告げる。
2013年、長崎。高校1年生の雨は、その珍しい名前から“ザー子”と呼ばれてからかわれ、自分に自信が持てない性格から、他人とは関わらないようにして生きていた。ある雨の日、傘がなく困っていた雨に、高校3年生の太陽が赤い折りたたみ傘を差しだし、「もしよかったら、入らない?」と声をかける。たびたび自分を気にかける太陽のことを、最初は疎ましく思っていた雨だったが、明るくて真っ直ぐな太陽と接するうちに次第に心をひかれていく。
しかし、2人は10年後の約束を交わしたまま遠距離恋愛になり、いつしか疎遠になってしまう。
約束とは、雨はパティシエに、太陽は花火師になり、10年後の大晦日に太陽があげる花火を一緒に見ようというもの。雨はパティシエの夢を叶えるために上京、太陽は地元に残って花火師の修行をしていたのだが…。
それから10年後。雨は長崎に帰省していた。祖母・逢原雪乃(余貴美子)に迎えられ、東京の職場のことを話に出されると、雨はそそくさと逃げていく。一方、太陽は、大晦日の花火大会を任されないことを不満に思い、父であり師匠でもある朝野陽平(遠藤憲一)と衝突していた。お互いに過去と現在への葛藤を抱く中、かつて思いを語り合った眼鏡橋で、太陽は赤い折りたたみ傘を取り出した雨の姿を見かける…。
10年後、約束したのに挫折した男女の再会。
切ないテーマね…。
1話のネタバレ
母から虐待を受けていた雨は自信がなく、暗い性格。そんな雨を「必要だ」と勇気づけてくれて、友達になってくれたのが太陽だった。それから10年後の大晦日。雨は太陽が打ち上げる花火を見に、太陽から借りた赤い傘を持って帰郷。しかし上京した雨はパティシエの夢に挫折していた。一方、太陽も赤色を識別できない色覚異常があり、花火を任せてもらえていなかった。
2023年の大晦日。太陽は雨と再会し、「雨は必要だ」と告げる。そして眼のせいにせず、もう一度、花火師を目指すことを決めた。雨もパティシエの夢に再挑戦することを決意。改めて約束する二人。
そんな再会を喜んだのもつかの間、太陽は交通事故に遭ってしまう…。悲しみに暮れる雨の前に、あの世からの“案内人”と名乗る男・日下(斎藤工)が現れてこう告げる。 「君が“心を差し出す”ならば、今から奇跡を起こしてあげよう」。
しかし、案内人が提示した“心を差し出す”という意味は、五感を奪うという、雨にとってあまりにも過酷な宿命だった。けれど、雨はその条件を受け入れた。なぜなら太陽が…君が心をくれたから。そうして太陽は奇跡的に回復。2人はまた会う約束をした…。
1話のネタバレ要点
- 2013年、雨と太陽は10年後の約束をした。
- 2024年大晦日、雨と太陽は再会。
- 太陽は事故に遭って、重体に。
- 雨は心(=五感)を差し出して太陽の命を救った。
詳しいネタバレはこちら↓
【君が心をくれたから】2話のネタバレ・あらすじ
2話の放送日:01.15(月)21:00~21:54
2話のタイトル:「マカロンは恋と夢の味」
2話のあらすじ
雨(永野芽郁)は太陽(山田裕貴)のためにその“奇跡”を受け入れた。
最初に奪われる五感は味覚。日下は、雨の味覚はあと14日ほどで失われてしまうと告げ、奇跡のことや案内人のことは口外してはならない、と忠告する。真実を話してもいいのは太陽だけだという。
もうひとりの案内人・千秋(松本若菜)は、ひとりで乗り越えられるほど五感を失うことは簡単ではないから、正直に話すべきだと雨に助言する。しかし雨は、真実を話せば太陽が自分を責めてしまう、と言って拒否する。
太陽を見舞った雨は、彼の妹・春陽(出口夏希)が差し入れで持ってきたマカロンをもらう。マカロンは、高校時代に太陽がある“お菓子言葉”と共にくれた、想い出の味だった。
雨は、味覚を失う前に好きなものを食べよう、と食べ歩きに出かける。そんな折、週末に「長崎スイーツマルシェ」が開催されることを知る。そのゲストに招かれていたのは、パティスリー『レーヴ』のパティシエ・田島守(ジャン・裕一)。田島は、かつて雨に「必要ない」と告げた人物で…。
2話のネタバレ
雨はパティシエ・田島守(ジャン・裕一)に会った。田島は雨にパティシエの才能があったからこそ厳しくしたと説明する。その上で厳しすぎたことを謝られた雨…。
太陽の母・明日香が亡くなった火事は、5才だった太陽の火遊びが原因だった。太陽はショックを受けて家を出る。春陽(出口夏希)から連絡を受けた雨は、太陽を探し出す。そして太陽に「今度くじけたら太陽くんのこと許さないから」「私は逃げないから、あなたも逃げないで」と叱咤激励した。
雨はいつか自分が作ったお菓子で母を喜ばせることが目標だった。そこで味覚がなくなる前に、雨は母と会う。母・霞美(真飛聖)は「佐世保こころの病院」にいた。主治医から許可が出ず、母と娘はまだ会えなかった。しかし雨は祖母を介して自分で作ったマカロンを母に渡す。マカロンの“お菓子言葉”とは「あなたは特別な人」。霞美はマカロンを食べた後、携帯電話で雨に連絡し、お礼と感謝を述べた。
太陽は父(遠藤憲一)に花火作りを教えて欲しいと頼む。父は条件として「何があっても、くじけるな」と言った。
雨の味覚が奪われる直前の朝。雨はマカロンを太陽に渡す。マカロンは太陽との思い出が詰まっている。恋と夢の味がするマカロン。でも、太陽から一つもらったマカロンからはもう味がしない。
味覚を失った雨はパティシエの夢が断たれて、「もっと頑張ればよかった」と過去を後悔し、涙する。一方、太陽は案内人の2人を海岸で見かけて「あなたたちって、もしかして」と告げる。(つづく)
お菓子言葉があるなんて知らなかった。
素敵ね♪
2話のネタバレ要点
- マカロンのお菓子言葉は「あなたは特別な人」。
- 雨は母にマカロンを祖母を介してプレゼント。
- 高校時代、雨が東京へ面接に行くとき、太陽はマカロンをくれた。
- ラスト、雨は味覚を失う。思い出のマカロンの味もしない。
詳しいネタバレはこちら↓
【君が心をくれたから】3話のネタバレ・あらすじ
3話の放送日:01.22(月)21:00~21:54
3話のタイトル:「初恋の思い出」
3話のあらすじ
冬の夜空を極彩色に染める『長崎ランタンフェスティバル』。その名物のひとつが、恋愛成就の願い事を書くとそれが叶うという『恋ランタン』だった。
高校時代、雨(永野芽郁)は、太陽(山田裕貴)と恋ランタンの話をした。その際、太陽には初恋の人がいたことを知って、雨は悔しがった。祖母の雪乃(余貴美子)は、そんな雨に「大事なのは最初の人になることじゃない」といってある助言をして…。
それを聞いた雨は、閉まりかけていた長崎孔子廟まで全速力で走り、手に入れた恋ランタンにある願い事を書く。
『味覚』を失った雨は、パティシエになるという夢が失われた。雪乃から「健康な心と体があるうちはちゃんと働きなさい。時間を無駄にしたら勿体ない」と言われ、思わず「無駄になんかしてないよ!」と反論してしまう雨。
そんな雨の前に現れた日下(斎藤工)は、ひとつの五感が失われるとその翌日の深夜0時に次に失われる感覚とタイムリミットが腕時計に表示されると告げる。
深夜0時。雨の時計には『鼻』のマークと11日後の午後9時というタイムリミットが表示される。次に奪われるのは嗅覚だ。雨は視覚や聴覚でなかったことにホッとした。日下は、嗅覚はただ匂いを感じるだけのものではなくもっと大切な意味があると告げ……。
3話のネタバレ
嗅覚はただ匂いを感じるだけのものではなく、思い出と結びついているものだと、雨は気づく。
雨は高校時代に太陽と見た夕陽のことも思い出すことがなくなってしまう。雨は結婚式場のアルバイトをするが、結婚式を通してある思いに至る…。この先、五感を失った自分が相手を幸せにすることはできない、と。
それでも案内人の千秋(松本若菜)に背中を押された雨は、太陽が待つ椿橙祭へ。太陽との思い出作りのために。
その場で、太陽は雨の手を握り「この世界で誰よりも一番、人生で一番、君のことが大好きだ」と自分の思いを告白した。
しかし雨は「他に好きな人がいる」と嘘をついて、太陽をふった。
2014年、高校時代。雨は恋ランタンに2つの願い事を書いた。それは「好きな人の最愛の人になる」「初恋の人と手を繋ぐ」の2つ。2024年、雨はその願いを2つともかなえた。けれど涙が止まらない。
雨が降る中、びょしょ濡れの雨に傘を差し出しのは望田(白洲迅)だった。雨は望田に五感を失うことを明かす。望田は涙する雨を抱きしめた…。(つづく)
恋ランタン、ロマンティック!
でも雨ちゃんの切ないウソで、泣いちゃう。
3話のネタバレ要点
- 味覚の次は嗅覚が奪われることが決定。
- 雨は嗅覚は思い出と密接であると気づく。
- 大事なのは最初の人になることじゃなく最愛の人になること。
- 雨は「好きな人がいる」と言って、太陽を振る。
- 雨は好きな人の最愛の人になり、手を繋げて、願いが叶った。
詳しいネタバレはこちら↓
【君が心をくれたから】4話のネタバレ・あらすじ
4話の放送日:01.29(月)21:00~21:54
4話のタイトル:「青い春の香り」
4話のあらすじ
2016年2月。卒業式を間近に控えた雨(永野芽郁)は、東京でひとり暮らしを始める準備のため、太陽(山田裕貴)と一緒に観覧車があるショッピングセンターに買い物に行く。雨が卒業式の翌日には上京してしまうことを知った太陽は、「卒業記念に何か欲しいものない?」と尋ねた。
太陽が卒業する時、制服の第2ボタンをもらい損ねたことを残念に思っていた雨は、代わりに良い匂いがするマーガレットの小さな花束を買ってもらう。太陽は、この花の香りをふたりの“思い出の香り”にしないか、と雨に言ったーーー。
2024年1月。雨に自分の思いを告白したものの、「他に好きな人がいる」と断られてしまった太陽は、ずぶ濡れで帰宅する。告白が成功するものと思い込んでいた妹の春陽(出口夏希)や柳田達夫(螢雪次朗)ら花火職人たちは、太陽が振られたことを知って驚く。
雨は市役所職員の望田司(白洲迅)に、自身の“奇跡”について、五感を失ってしまう珍しい病気で、すでに味覚がないと打ち明ける。司は、「太陽にその話はしたのか」と問う。雨は「太陽のことが好きだから言うつもりはない」と答える。
そんなある日、雨が庭の植物に水やりをしていると、祖母の雪乃(余貴美子)が買い物から帰って来て、辛そうに腰をさすっていた。雨とともにその姿を見ていた日下(斎藤工)は、五感のことは雪乃に伝えるべきではないか、と雨に告げて…。
4話のネタバレ
春陽(出口夏希)は「お兄にはお母さんとの約束があるんです。だから邪魔しないで」と、かつて雨に言ったことを後悔していた。春陽は雨に「お兄にもう一度チャンスを」と懇願。雨はOKした。
しかし雨は最低な子だなと太陽に思わせて最後のデートにする気だった。彼の人生を邪魔しないために…。
デート当日。雨は望田も呼んだ。雨は太陽に、望田のことが好きだから援護してほしいと頼む。雨と望田は2人で船に乗った。そこで私と付き合うふりをして欲しいと頼む雨。望田は承諾。その代わり、観覧車に太陽と乗るよう伝える。
観覧車にて。太陽は雨に、望田のどこが好きなのか尋ねる。雨は太陽を望田に置き換えて好きなところを話した。太陽は「おめでとう。幸せになってね」と祝福。2人は泣いた。その後、雨は傘を太陽に返し「私のことはもう忘れて」と告げて、別れた。
タイムリミットが過ぎ、雨が持つマーガレットから匂いがしなくなった。「さようなら私の青春時代」とつぶやく。
雨は太陽の服からボタンをこっそりもらっていた。雨は五感を失うことを祖母に話そうと決心する。
そんな中、祖母が自宅で倒れていて…。
おばあちゃん大丈夫かな?
心配。
4話のネタバレ要点
- 雨は太陽に「私の好きな人は望田司」とウソを教える。
- 観覧車デートで、雨は太陽に別れを告げる。
- ラスト、雪乃が倒れる。
詳しいネタバレはこちら↓
【君が心をくれたから】5話のネタバレ・あらすじ
5話の放送日:02.05(月)21:00~21:54
5話のタイトル:「すべて魔法のせいにして」
5話のあらすじ
雨(永野芽郁)は太陽(山田裕貴)に別れを告げた。味覚・嗅覚を失った雨は、“案内人”日下(斎藤工)の助言に従って、祖母の雪乃(余貴美子)に五感を失ってしまうことを打ち明け、これから先のことを話し合おうと決意する。そんな矢先、帰宅した雨が目にしたのは、腰を押えてうめいている雪乃の姿だった。
病院に搬送された雪乃は、ガンであることを雨に告白する。苦しいのはごめんだと抗がん剤治療も拒否してきた雪乃は、余命2ヵ月、早ければ数週間の命だと宣告されているという。激しいショックを受ける雨。雪乃はそんな雨を抱きしめ、生きている間は雨の笑顔をたくさん見せてほしいと告げる。
太陽の父・陽平(遠藤憲一)は、雨にフラれてしまった太陽を励まそうとする。陽平は、亡き妻・明日香と出会った頃の話をする。陽平はフラれた男ができることは3つだけだ、とアドバイス。
雨は、もうひとりの“案内人”千秋(松本若菜)に、雪乃を奇跡で助けて欲しいと頼む。しかし千秋は、奇跡は誰にでも起きるわけではないし自分たちにも与える権限はない、と返す。そこに日下が現れ、午前0時になったことを告げる。雨の腕時計に表示されたのは「手」のマーク。次に雨が失うのは「触覚」だった…。
5話のネタバレ
雨は触覚を失ったら歩行困難になる可能性があると知り、司(白洲迅)に障がい者施設を紹介してもらう。一方、太陽は春陽(出口夏希)と外で食事をして話す。太陽は雨の「指輪の精」になって魔法で願いを叶えたいと思っていた。でも太陽は指輪を草むらに捨てた。
翌日、春陽が指輪を探し出して雨に渡した。そんな中、雪乃は司にあることを頼んだ。その後、司は太陽に会って自分は恋人でないこと、雨が五感を失う病気であることを明かす。そして雪乃から頼まれたもの<雨が高校時代に書いたラブレター>を太陽に渡す。
太陽は雨に会う。しかし雨は離れがたくなってしまうからと、バスに乗って逃げた。けれど太陽は追いかける。日下は「魔法のせいにして」心を開き、幸せな後悔を選択してほしいと案内人らしくない助言をする。
雨はバズを降りた。雨は指輪をはめて、太陽に、五感すべてを失っても私を好きでいて欲しいと願い事をした。太陽はずっと好きでいることを誓う。
雨の“指輪の精”になりたいって、
太陽くんの発想が可愛すぎる(笑)
5話のネタバレ要点
- 雪乃は余命数か月だった。
- 雨が次に奪われる五感は「触覚」と決定。
- 司が太陽に自分は恋人でないこと、雨の病気のことを話す。
- 雨は、太陽が渡し損ねていた指輪を春陽を介して受け取る。
- 雨は太陽にずっと好きでいてほしいと頼み、太陽も受け入れた。
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【君が心をくれたから】6話のネタバレ・あらすじ
6話の放送日:02.12(月)21:00~21:54
6話のタイトル:「声の手ざわり」
6話のあらすじ
雨(永野芽郁)は、太陽(山田裕貴)と付き合い始めた。雨の祖母・雪乃(余貴美子)がガンの闘病で入院中。雨のことが心配になった太陽は、雪乃の家で彼女と一緒に暮らし始める。
しかし雨は、太陽との生活にまだ慣れない様子。そんな雨に太陽は「これからは『雨』って呼びたい」と申し出る。自分の名前が苦手な雨は少し考えさせてほしいと保留に。
雪乃の部屋を掃除していた雨は、古いボイスレコーダーを見つける。雪乃と雨は、そのボイスレコーダーを使って互いにメッセージを録音し、声の交換日記をしていたことがあった。当時小学生だった雨にとって、優しくて温かい雪乃の声は一番大切な宝物だった。
雪乃が入院している病院から容態が急変したとの知らせが入る。病院へ駆けつける雨。雪乃は、家に連れて帰ってほしいと雨に頼む。病院からもし何かあっても責任は取れないと告げられた雨は悩む。駆けつけた太陽は「大丈夫、俺もいるから」と雨を励ます。そうして、雪乃は帰宅することに…。
あと何日もつかどうかと予感していた雪乃は、雨の母・霞美(真飛聖)を連れて、最初で最後の家族旅行に出かけたいと雨に頼む。
6話のネタバレ
雪乃は、雨と霞美が親子に戻ってほしいと願い、最初で最後の家族旅行へ。浜辺で、じゃんけんをしながら質問をしあう雨と霞美。雨は「最低な母親だよ。でも最低だけど心から嫌いにはなれなかった」と打ち明けた。
霞美は「雨」という名前の由来を明かす。霞美が雨を産んだ時、雨天だった。赤ちゃんは雨を見て笑った。雨があたなを笑顔にしてくれるようにと願って名付けたという。
帰りのフェリーにて。雪乃は霞美に「自分のことを愛して、雨の母になるように」と伝えた。その後、雪乃は他界した。
案内人は、人は死んだら思いを込めて雨を降らすことができると雨に教えた。
雨が降ってきた。
雪乃は最後に交換日記のボイスレコーダーを残してくれた。祖母の声に包まれ、抱きしめられて、雨は生きる勇気をもらった。
ラスト。自分の名前を好きになろうと思った雨は、太陽に呼び捨てで呼んでほしいと頼む。太陽は「雨」と呼んでみたが、ぎこちない。そんな中、望田司と太陽は五感を失う病気なんてないことに気づき、他の理由を疑う。
おばあちゃんとの別れは、
泣いちゃうよおー。
6話のネタバレ要点
- 雨と母・霞美が和解。
- 雨と名付けられた理由が判明。
- 雪乃は逝去。
- 雨は祖母の声に抱きしめられた。(※映像では祖母の霊に抱きしめられている)
- 雨は自分の名前を好きになる。
- 太陽たちが五感を失う病気はないと気づく。
詳しいネタバレはこちら↓
【君が心をくれたから】7話のネタバレ・あらすじ
7話の放送日:02.19(月)21:00~21:54
7話のタイトル:「明日を生きる理由」
7話のあらすじ
雨(永野芽郁)は味覚・嗅覚に続き、触覚を失うのだが…そのタイムリミットはあと1日半ほどに迫っていた。
千秋(松本若菜)は、祖母・雪乃(余貴美子)を亡くしたばかりの雨のことを気遣う。
日下(斎藤工)は、先のことを考えて不安になっている雨に「触覚が教えてくれることがあるはずだ」と助言。
太陽(山田裕貴)の家を訪れた雨は、太陽の父・陽平(遠藤憲一)や従業員たちから歓迎される。望田司(白洲迅)も招待されていた。
陽平たちは「太陽の恋人の初披露」にはしゃぐ。だが司は、太陽の様子がおかしいと気付く。春陽(出口夏希)はそんな司に「サッカーをやっているならミサンガを作ってあげる」と言って、雨にも手伝いを頼む。
席を外して外のベンチでビールを飲んでいた太陽は、やってきた司に「五感を失う病気がないなら雨の症状の原因は何だろう?」と悩みを打ち明ける。
司は医師の友人の話をして「何らかの後遺症で感覚を失い、それを五感を失う病気だと思い込んでいるのかもしれない」と太陽に話す。雨の誤解かもしれないと聞いて少し安堵する太陽。
太陽は雨に見せるために『桜まつり』で自分の花火を上げたいと陽平に申し出ていた。しかし、そのためには音頭をとる長崎花火協会の会長の審査を受け、認めてもらう必要がある。陽平はまだ早いと拒否。
その話を聞いた雨は、太陽にチャンスをあげてほしいと頼むが……。
7話のネタバレ
陽平からのチャンスを太陽は拒否した。そんな中、触覚を失う夜がくる。雨は太陽と一緒にベッドに入り、彼の体温を感じて過ごした。翌朝、雨は階段から落下してしまい病院へ。
病院のベッドで、雨は太陽に奇跡のことを明かした。自責の念にかられる太陽。雨はそんな太陽に、あなたは価値がある、太陽は必要だ…と勇気づけた。自分がかつて太陽に言われたように…。
3月24日の「桜まつり」の日までに雨の視覚が奪われることが通知される。雨は、私が明日を生きる理由はたった一つだ、と思った。雨は「あなたの花火を私に見せて」と頼んだ。そして「自分に負けるな」と太陽を励ます。太陽は必ず花火をあげることを約束して…。
触覚を失う夜に添い寝だけって
ピュアすぎるやろ。
演出上は、いわゆる朝チュンでいいから
肌と肌で触れ合って
男女の営みして欲しかったかも…。
7話のネタバレ要点
- 雨は触覚を失う夜を太陽と同じベッドで過ごす。
- 触覚を失った雨は転倒して、病院へ搬送される。
- 雨は真実を太陽に明かす。
- 太陽は自分なんかのためにと激しくショックを受けるが、雨が励ます。
- 次に奪われるのは視覚に決定。
- 太陽は雨の視覚がなくなる前に、自分が作った花火を見せると決心。
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『君が心をくれたから』永野芽郁の触覚を失った演技に賞賛の声!
詳しいネタバレはこちら↓
【君が心をくれたから】8話のネタバレ・あらすじ
8話の放送日:02.26(月)21:00~21:54
8話のタイトル:「きっと誰よりも幸せな今」
8話のあらすじ
雨(永野芽郁)は、千秋(松本若菜)から「“今”って何秒間だと思う?」と問われる。わからないと首を振る雨に千秋は、それにはいろいろな説があるが、今は十秒間、というのが一番しっくりくると話す。続けて千秋は、この十秒間を精一杯、幸せに生きることだけを考えてみてはどうかと助言し……。
一方、太陽(山田裕貴)は、望田司(白洲迅)に会い、雨が触覚を失ったこと、あとひと月で視覚も失ってしまうことを打ち明ける。太陽は、ちょうどその頃に行われる桜まつりで雨に自分が作った最初で最後の花火を見てもらいたい、と宣言。
太陽は、桜まつりが終わったら花火師を辞めて、雨を支えようと決意していた。司を呼んだのも、自宅でできる仕事があれば紹介してもらおうと思ったからだった。
そんなある日、太陽は雨が睡眠導入剤を服用していたことを知り、ショックを受ける。千秋は、太陽が自分のために花火師を辞めると知ったら雨が悲しむ、と告げる。すると太陽は、雨には言わないつもりだと返す。
日下(斎藤工)は、太陽の選択を否定するなど案内人としてあってはならない、と千秋を批判した。
太陽は、父親の陽平(遠藤憲一)と妹の春陽(出口夏希)に、今夜雨にプロポーズすると伝える。そこで太陽は、雨が五感を失ってしまうことを陽平たちにも打ち明けるが……。
8話のネタバレ
太陽は祭りでの花火を最後に花火師を辞めようとしていた。それを知った春陽は雨と会い、兄が花火師を続けられるよう、結婚しないでほしいと頼む。
雨は太陽のプロポーズをOKした…ふりをした。婚姻届にサインしたが、太陽には役所に出しておくと嘘をついて、婚姻届を破る。その後、雨は退院する母に長崎以外で暮らしたいと電話で伝えた。つまり、太陽の元から去るのだ。
雨は太陽と結婚式ごっこをした。きっと誰よりも幸せな今だと雨は思った。
春陽は父から実家にあったという亡き母の写真をみせてもらう。それは案内人の千秋の姿。一方、千秋は太陽の母として太陽と雨の“今”が幸せであることをを願った。(つづく)
やっぱり千秋さんは太陽君の母親!
目線が優しかったもんね♪
8話のネタバレ要点
- 雨と太陽は婚姻届を書く。
- 雨は婚姻届を破り捨て、花火まで偽りの夫婦をしてから、身を引くことを決める。
- 雨と太陽は自宅で結婚式ごっこをする。
- 千秋は太陽の亡き母親だった。(※千秋は旧姓だった)
詳しいネタバレはこちら↓
【君が心をくれたから】9話のネタバレ・あらすじ
9話の放送日:03.04(月)21:00~21:54
9話のタイトル:「いつか見る景色のために」
9話のあらすじ
雨(永野芽郁)は、太陽(山田裕貴)からのプロポーズを受け入れ、ふたりだけで結婚式をした。だが、実は雨はふたりで用意した婚姻届を出していなかった。雨は、あと1ヵ月したら太陽の前から姿を消す決意をしていたのだった。結婚に反対する春陽(出口夏希)にもあと少し夫婦のふりをさせてほしいと頼んだ。
太陽は、妹の春陽から、母・明日香の写真を渡される。父親の陽平(遠藤憲一)が、母の顔を知らない春陽のため、明日香の実家に頼んで送ってもらっていのだ。それを見て驚く太陽。写真に写っていた母の姿は、千秋(松本若菜)だった。
太陽は、雨にも千秋の写真を見せる。「これからは伝えたいことを伝えられるね」と喜ぶ雨。するとそこに案内人の日下(斎藤工)が現れ、止めた方がいいと忠告する。もし太陽が生前にまつわる会話を千秋としたり、千秋のことを「母さん」と呼んだら、千秋は月明かりに溶けて消えてしまうと言う。
一方、望田司(白洲迅)は、春陽に会いに行き、雨が婚姻届を出していないことを伝える。春陽は、雨から連絡をもらって知っていると返すと、全部自分のせいだと嘆く。司は、自責の念にかられる春陽に、雨が桜まつりのころには視覚を失い、次は聴覚も失ってしまうと告げ、伝えたいことがあるのなら、雨と意思の疎通ができる時にしておくべきだと助言するが…・
9話のネタバレ
雨は五感が奪われたら死なせてほしい…と日下に頼む。しかし日下はできないと拒否。そして日下は自身も奇跡体験で恋人を救ったが、その恋人にフラれ、20年間、脚本家になる夢も恋人も失って孤独に生きたことを話す。
太陽は千秋が亡き母だと知る。しかし、太陽が千秋のことを「お母さん」と呼んだり、生前にまつわる会話をすると、千秋が月明かりに溶けて消えてしまうと分かる。
太陽は千秋に会って、天国があるならば母に「火事に巻き込んでごめんなさい」と伝えてほしいとお願いした。一方、千秋も太陽に「見たい景色がある」とお願いする。太陽は父・陽平(遠藤憲一)、妹・春陽(出口夏希)と鍋を囲む。千秋が見たい景色は家族団らんだった。
太陽は母の分も鍋からよそった。陽平と春陽は千秋を見ることはできない。しかし、その食卓に千秋も座った。太陽と春陽がアイスを買いに外出。陽平は、見えない千秋に「太陽と朝野煙火を守ってくれてありがとう」と感謝を語った。陽平は火事を消した雨は千秋が降らせてくれたと信じていた…。
太陽は雨に「必ず五感を取り戻す」と告げて、希望を灯した。雨は、太陽が花火師になって誰かと結婚して幸せに暮らす未来を遠くから見たいという。雨はそんな「いつか見る景色のために」奇跡に負けず生き続けることを決心した。
日下は亡き恋人が残した絵を発見し涙。一方、太陽はついに花火が審査され…。
朝野家の家族団らんシーンで号泣!
母親用の椅子に座るのって、
ルール的にOKなのか少し気になるけどね(笑)
9話のネタバレ要点
- 千秋は見たかった家族団らんの景色を見る。
- 千秋は亡くなった時、雨を降らせて、朝野煙火と太陽を守った。
- 日下もかつて奇跡を受け入れた。
- 日下は恋人の絵を見て、意味があったことを知る。
詳しいネタバレはこちら↓
【君が心をくれたから】10話のネタバレ・あらすじ
10話の放送日:03.11(月)21:00~21:54
10話のタイトル:「人生いちばんの笑顔で」
10話のあらすじ
雨(永野芽郁)は、太陽(山田裕貴)が桜まつりの花火大会で打ち上げる花火の審査に合格したことを聞かされ、歓喜。トップバッターが太陽の父・陽平(遠藤憲一)で、太陽の花火はその次だという。雨は、どんな花火にしたのかと尋ねた。太陽は当日までのお楽しみと答えつつ、「俺の人生で一番大切だった十秒間かな」とヒントを出した。
桜まつり当日。雨は、望田司(白洲迅)に頼み、母・霞美(真飛聖)が入院している病院まで車を出してもらう。やってきた雨が杖をついていることに驚く霞美。雨は、触覚を失い、もうすぐ視覚も失ってしまうことを霞美に打ち明ける。雨のために何もできない、と泣きじゃくる霞美に、「お母さんの笑顔が見たい」と頼む雨。
花火大会の会場では、太陽たち朝野煙火工業の面々が打ち上げの準備を進めていた。離れた場所でその様子を見つめていた千秋(松本若菜)は、美術館で「自分の人生は今日この瞬間のためにあったのかもしれない」と言っていた日下(斎藤工)の言葉を借り、太陽の作った花火を見届けることができたらもう思い残すことはない、と日下に伝える。
雨は、霞美と別れて司とともに花火大会の会場へと向かう。だが会場では次第に分厚い雲が広がり強い風が吹き始めていた…。
10話のネタバレ
視覚を失う日、雨は霞美と会って話す。霞美は「私の子に生まれてきてくれて、ありがとう」と涙し、雨を抱きしめた。
太陽は倒れてきた機材の下敷きになり病院に搬送された。しかし命に別条はなかった。そんな中、強い雨風のため、花火大会は中止になる方向に。しかし雨が視覚を失うの今夜20時だ。
太陽は花火を上げるためなら命も差し出すと案内人に進言。しかし案内人には奇跡は起こせない。すると千秋(松本若菜)はルールを破れば私が月明りに消えるから晴れると言い出す。
千秋は「私ね。 あなたのお母さんなの」と太陽に告げ、ルール違反をする。そして雨雲が消えた。太陽と千秋は涙ながらに親子で最後の会話をかわす。直後、千秋は月明りに包まれ…。
太陽は病院を抜け出して雨との約束の場所へ。一方、雨は渋滞にはまっていたため5キロほどを徒歩で向かう。触覚のない雨は歩行がままならない。そこへ望田司に頼まれた春陽(出口夏希)がやってきて、雨に肩を貸す。後悔していた春陽は雨に謝った。
花火大会の会場にて。雨と太陽が再会する。太陽は自分にとって人生で一番大切な10秒間は雨に声をかけて赤い傘で相合傘をした日だという。それをイメージした赤い花火らしい。
トラブルで予定より少し遅れ、太陽が作った花火が打ち上がる。赤い傘のような花火だ。
雨は「キレイ。良かったあ、見れて」と告げる。しかし太陽が雨の腕時計を見るとゼロを示している。
雨は「時間だ。でもギリギリセーフだったよ。太陽くんが心で見ている赤い色と私が見ている赤い色。あの傘と一緒の赤い花火だったよ」と笑顔で告げる。
太陽は、間に合わなかったのだと気づいて、嗚咽した。
雨にとって人生で大切な十秒間は、あの日の約束が叶った今だ。だから雨は太陽に人生一番の笑顔で感謝を述べた。実は、雨は花火を見れなかったけれど…。(つづく)
なんてラスト。
神様、残酷すぎます
10話ネタバレ要点
- 花火大会は雨天中止になる予定だったが…。
- 千秋はルール違反をして、月明りに消え、晴れさせる。
- 雨と太陽が再会し、太陽の花火が打ちあがる。
- しかし雨はあと少しのタイミングで視覚を失い、太陽の花火を見ることができなかった。
- 雨が観覧客とぶつかって軽く転んだことが花火を見れなかった原因かも。
詳しいネタバレはこちら↓
【君が心をくれたから】最終回のネタバレ・あらすじ
最終回(11話)の放送日:03.18(月)21:00~21:54
最終回(11話)のタイトル:「雨の音色と未来の約束」
最終回(11話)のあらすじ
前回ラスト。3月24日、桜まつりの夜、逢原雨(永野芽郁)は、朝野太陽(山田裕貴)が作った最初で最後の花火を見ることができなかった。視覚を失うタイムリミットに間に合わなかったのだ。それに気付いた太陽は、悔しさを堪えきれずに嗚咽。そんな太陽に、雨は「十年間願い続けた夢を叶えてくれて、本当に本当に、ありがとう」と伝えて笑顔を見せた――。
帰り道。太陽は雨をおんぶしながら、太陽は「雨の心を支える言葉を伝えるよ」と約束していた。
日付が変わる午前0時。五感のうち残された最後のひとつ「聴覚」が失われるまでのタイムリミットが表示される。それは1週間後の3月31日午後4時だった。日下(斎藤工)からそれを教えられた雨は、雨は、聴覚がなくなるとき最後に聴くのは太陽からの「心を支える言葉」がいい、と太陽に頼む。太陽は承諾し、それまでの間ふたりでたくさん笑おうと約束する。
雨と太陽は、長崎孔子廟や眼鏡橋を訪れたり、もう一度観覧車に乗ったりして幸せな時を過ごす。その間も、雨に伝える言葉を考え続ける太陽。
そして3月31日、雨が最後に行きたいと言ったのは、ふたりが出会った場所だった。雨は春陽(出口夏希)にメイクをしてもらった。春陽は雨に花火師になってインタビューで雨ちゃんのおかげだと答えるからと約束をする。その後、雨は太陽と一緒に長崎県立長崎高校を訪れて…。
■あらすじのポイント↓
- 「聴覚」が失われるのは1週間後の3月31日午後4時。
- 雨が太陽に頼み事をする。聴覚がなくなるとき支えとなる言葉を最後に聴かせてほしい、と。
- 3月31日当日。雨と太陽は、ふたりが出会った長崎県立長崎高校を訪れる。
最終回(11話)の事前考察
最終話前の10話で千秋(松本若菜)が月明りに消えて、退場。残す希望は案内人・日下(斎藤工)ではないか?日下が何か奇跡を起こして、ハッピーエンドがあるのではないか?気になる日下のセリフもあったので、事前考察&予想を別記事でしてみました↓
最終回(11話)のネタバレ
気になるポイントは?
- 雨が五感を奪われた後の展開。
- 結末で何かしら別の奇跡が起きて、ハッピーエンドはあるか?
2024年3月31日。雨と太陽は母校の教室へ。雨は太陽に出会えてからの日々が幸せだったと感謝を述べる。太陽は涙ぐむ。あと3分で午後3時。タイムリミットまであと1時間だ。
雨は線香花火の勝負で勝ったから今使いたいと言って太陽にひとつ頼み事をする。
雨「会いに来ないで。もう会いに来ないでほしいの。私のこと、二度と思い出さないで。これが私の最後のお願い」
太陽「待ってよ。やだよ」
雨「私たちの恋は今日でもうおしまい。約束ね。さようなら太陽君」
そういうと雨から表情が消えた。まだ午後3時なのに…なんで?
雨は日下にウソの時間を太陽に話すようお願いしていたのだ。太陽君の言葉を聞いたら辛くなってしまうから。
グラウンドで呆然とする太陽の元に日下が来て「奇跡はまだ終わっていません」と告げる。
雨は自宅のベッドで目を覚ます。目が見える。腕時計がない。階段も歩ける。なぜか味覚も残っている。チャイムの音も聞こえた。望田司(白洲迅)がやってきて…。
司「戻ったんだね、五感。落ち着いて聞いてほしい。太陽君は亡くなったんだ」
回想:太陽は陽平(遠藤憲一)と春陽、司に午前0時に自分が死ぬことを告げて「最後に頼み、聞いてくれないか」とお願いした。
現在:教会にて。太陽の葬儀が行われる。春陽が兄の残した手紙を雨に渡す。
手紙ではシンディ(Amazonの「Alexa」、Appleの「Siri」のような機器)に魔法の呪文を唱えるよう指示があった。自宅に戻った雨が「イフタフ・ヤー・シムシム」と言うと、シンディから太陽の声が聞こえてきた。
雨は太陽の録音データを聴いた。あの日、教室での後、太陽は日下に言われた。奇跡とは対象者が何を思い、どんな選択をするかを見届けるもの。雨は太陽に心を捧げた。今度は太陽がその心を受け取るか否かを選択する番だ。もし心を受け取れば太陽は天寿を全うできる。しかし断れば翌午前0時、太陽は死亡して雨の心は戻る、と。
太陽は雨と生きる時間という猶予をくれたことに感謝し、「俺はもう、充分、もらったから。返します。雨に心を」と日下に告げる。
現在。太陽は音声で「約束しよう。未来の約束。一人前のパティシエになってね。たくさんの人を幸せにするお菓子を作ってほしい。雨ならできる。絶対できる。いつか君の夢が叶ったら天国の雨を降らすよ。その時、あの傘をさしてくれたら嬉しいな。だからもう一度、約束」と告げる。
雨は小指を差し出し、見えない太陽と指切りをする。
最終回(11話)の結末ネタバレ
花火の約束
2024年4月16日。雨は太陽の墓参りに行く。
雨は、かつて太陽が「天国にいる人を呼ぶために鳴らすのかな」と言っていた爆竹を鳴らしてみた。
すると陽平から電話がきて「太陽の花火を見せたい」と言う。
夜。太陽の花火が海に上がった。
(回想)スピーカーから流れる太陽の声:「最後にあの言葉を伝えるよ。雨の心を支える言葉。『雨はこの世界に必要だよ』」
太陽の花火は赤色だった。雨は涙ぐみつつ、笑顔で、花火を見つめた。
後日。雨は母・霞美(真飛聖)に見送られて、東京へと出発する。
途中、雨は赤い傘を取り出し「頑張るね。太陽君」と声をかける。
未来の約束
数年後。雨の手がけた店「Sun&Rain」が開店へ。陽平や春陽、司、パティシエの田島守らから開店祝いの花が届き、飾られている。アラビアンナイトの絵本なども店内にある。
パティシエになった雨がマカロンを客に提供する。雨の服装のボタンのひとつは太陽からもらった第二ボタンだ。
すると、天気なのに雨が降ってきた。
雨は外へ出て、あの赤い傘をさす。
雨「叶えたよ。2つとも。赤い傘と未来の約束」
雨は空を見上げて、太陽君にそう声をかけた。
雨にとって太陽君と出会ってから10年間は大げさでなく人生で一番うれしい時間だった。どうしてなんだろう?と思う。
雨のナレーション「決まってるね。…君が心をくれたから」
(おわり)
- 君が心をくれたから最終回どうなった?
-
君が心をくれたから最終回は雨が五感すべてを失います。しかし雨に心を返した太陽が死亡。雨は五感を取り戻しました。雨は太陽の残した打ち上げ花火を見る夢が叶います。また、数年後、雨はパティシエになる夢を叶えます。雨ちゃんと太陽くんが高校時代に約束し合った、お互いの夢が叶うという結末になりました。
【君が心をくれたから】原作の結末は?
- 君が心をくれたからは原作がある?
-
「君が心をくれたから」の原作は、ありません。ドラマオリジナルストーリーです。しかし関連書籍ともいえる小説『この恋は世界でいちばん美しい雨』があります
ドラマ【君が心をくれたから】は原作なしです。
しかし本作の脚本を担当する宇山佳佑さんは「本作は、2018年に刊行した拙著『この恋は世界でいちばん美しい雨』(集英社刊)の世界観を受け継いでおり、“案内人”や“奇跡”など、共通の要素が用いられています」とコメントしています。
つまり、「案内人」等の世界観が同じ、関連書籍ともいえる小説『この恋は世界でいちばん美しい雨』があります。
この小説を簡単にネタバレしましょう。
あらすじ
関連書籍『この恋は世界でいちばん美しい雨』のあらすじ↓
恋人たちを襲う、残酷すぎる“奇跡”──。
雨の日に始まった、運命の恋の行方は。
『桜のような僕の恋人』の宇山佳佑が贈る、胸を打つ長編小説!
駆け出しの建築家・誠と、カフェで働く日菜。雨がきっかけで恋に落ちた二人は、鎌倉の海辺の街で同棲中。いつか日菜に「夢の家」を建ててあげたいと願う誠だが、ある雨の日、二人は事故で瀕死の重傷を負う。"案内人"と名乗る男女の提案によって誠と日菜は二人で二十年の余命を授かり、生き返ることに。しかしそれは、愛し合う二人が互いの命を奪い合う苛酷で切ない日々のはじまりだった──。
ネタバレ
ここから関連書籍『この恋は世界でいちばん美しい雨』のネタバレです。
案内人の提案とは、二人で合計二十年分の命を十年ずつシェアする「ライフシェアリング」のことでした。
なんと、幸せを感じたら相手の命を1年奪うことになり、逆に不幸なことを感じたら自分の命が1年減ります。
最初は順調だった2人ですが、なかなか過酷な日々。相手が幸せを感じると自分の命を奪われてしまうため、2人は会話もデートも少なくなり疎遠になっていきます。しかし、なんとか2人は気持ちを確かめあい、落ち着いていき…。
2人は、やがて結婚へ至りました。しかし2人の「夢の家」(家族がいなかった日菜のため7軒くらいが「家族」のように過ごしている中の一つの家)を誠が建築し完成するために、日菜がわざと自分の余命をゼロにします。日菜の余命は残り1日へ。
しかし誠は裏技を使います。ライフシェアリングを放棄して、誠の方が死亡。放棄した罰として、日菜(とこの世界)は誠の存在を忘れてしまいました。それでも日菜は生きていくのですが…。
原作の結末ネタバレ
ラスト。案内人になった誠が亡くなった日菜と再会。しかし日菜が誠を思い出すことはありません。日菜は幼馴染と結婚し子供も出産。子供が大人になる前に死亡したのですが、幸せな生涯を送りました。そして(誠の設計図で建てた)「家」で暮らしたことが幸せだったと語る日菜。
誠の生きた証は「家」として残っていて、日菜のその後の人生とともにあったのです。誠は涙します。
死亡した人は特典として雨を降らせることができます。雨は誰か大切な人を思って降らす恋の涙…。日菜は案内人=誠の提案もあり、(誠が設計した)四阿(あずまや)(庭園などに眺望、休憩などの目的で設置される簡単な建物)に雨を降らすことにしました。そこは日菜の家のそばにあり、水瓶があって、その時の雨粒によって音色が違います。
こうして、四阿に、誠と日菜の恋を、世界でいちばん美しい雨に変えて降らしたのでした…。終わり。
原作(関連書籍)としてのポイントは…「ライフシェアリング」そして「雨」の意味は恋の涙。ドラマでは「心を差し出す」という放送前の情報ですがライフシェアリングのことでしょうか?そしてドラマでも雨がポイントになりそうですね。
(追記)ドラマでの案内人が出した条件は「心を奪う」というもの。心とは具体的には「五感」のことでした。さすがに関連書籍とはパターンを変更してきたようです。
追記;ドラマ第6話の祖母の死に関連して、「人は死んだらほんのわずかな時間だけ雨を降らすことができる」「雨に心を込めて大切な人に思いを届ける」という、小説『この恋は世界でいちばん美しい雨』の設定が登場しました。
【君が心をくれたから】最終回ネタバレ予想
【君が心をくれたから】最終回ネタバレ・予想です。
結末予想(放送前)
【君が心をくれたから】は原作なしのオリジナルストーリーです。その結末を予想しましょう。
気になるポイントは以下の3つ↓
- “奇跡”と引き替えに雨が奪われる“心”とは、何を意味するのか?
- あの世から来た案内人が起こす“奇跡”によって、雨と太陽の2人に何が起こるのか?
- 雨と太陽との間に待ち受ける切ない宿命とは?
ドラマの正式発表の時点(’23.11.08)で予想すると…
(1)雨が奪われる“心”とは太陽への恋心か?
(2)“奇跡”によって事故死した太陽が生き返る。または意識不明の重体から目覚める。
(3)切ない宿命とは…雨と太陽は再会できても、心を奪われた雨は太陽と恋人になれない?そして最終回で永遠の別れと気持ちを確かめ合うことを決断することに…と予想。
心を失った雨ですが、引き換えに最愛の人=太陽が生き返って再会。雨は失った恋心を取り戻していきながら、最終的に別れを選択しなくてはならない…というストーリー展開と結末を予想しておきます♪
結末予想の答え合わせ(ネタバレあり)
初回が放送されたので、事前予想の答え合わせをしていきましょう。
(1)ハズレ:雨が奪われる“心”とは恋心ではなく、雨の五感。
(2)ほぼ正解:“奇跡”によって事故死寸前の太陽が、命を取り留める。
(3)ハズレ?:切ない宿命とは…五感を失うことで太陽のこと等を感じることができなくなることか。
奪われる心とは、まさかの五感!つまり視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚。3か月かけて1つずつ失うようですが、すべて失うと肉体で何も感じることができないということですよね…。それって魂はあるけれど、生きていると言えるのでしょうか。
さて、ここは最終回予想の欄です。最終回、心=五感を奪われた雨がそれでも「第六感」で太陽のことを感じていて、雨と太陽がともに暮らしていく…なんて、トンデモ予想をしておきます。
第六感というと、霊感のことをイメージしますね。テレパシーみたいに雨と太陽が以心伝心できると良いのですが…。まさかそんなコミュニケーションができるようになる? ちなみに微弱な電気を感じ取る能力、磁気(地磁気)を感じ取る能力(磁覚)なども第六感だそうです。電気や磁覚でコミュニケーションを取る?
そういえば、太陽が自分の命と引き換えに雨が五感を失ったことを知る場面がいつか来そうですよね。初回の今からしんどいです。どうなってしまうやら…。
願わくば、もう一度ちがう「奇跡」が起きると良いのですが…。
案内人の正体予想&答え合わせ
謎のキャラクター「あの世からの案内人」についての正体を予想してみました↓
結論だけ述べると、日下(斎藤工)は雨の父、千秋(松本若菜)は太陽の亡き母という予想です。
原作(関連書籍)でも案内人は元々人間で、登場人物の関係者でもありました。ということはドラマでも?
詳しくはこちら↓
千秋の答え合わせ
[答え合わせ]第8話で、千秋は太陽の母であることが判明しました。
日下の答え合わせ
[答え合わせ]第9話で、日下は過去に奇跡を体験し恋人を救ったものの、その恋人に裏切られた悲しい過去があることが判明しました。
五感を失うことは口外してOK(3話放送後)
第3話にて、雨は公務員の望田に五感が奪われることを明かしました。
「あれ?言っていいんだ」と思った視聴者も多いと思います。筆者もアレ?って思ったので(笑)
案内人や奇跡のことを太陽くん以外に口外してはならないルールなのですが…。
五感を失うことそれ自体は他人に言ってもいいようです。
望田が雨ちゃんを支える役割を担うようですが…まあ明らかに当て馬ですね(笑)
最終的には雨が太陽に奇跡のことを打ち明けることになる…あるいは、雨たちに肩入れしている案内人・千秋によってか、どちらかで、太陽が真実を知ることになるはず。
物語後半は、雨と太陽が2人でどう生きていけばいいか悩みながら、この過酷な奇跡に立ち向かうと予想します。では、どう立ち向かうのでしょうか。
代償のシェアリングでハッピーエンド?
雨と太陽がこの奇跡に対し、どう立ち向かうのかについて予想します。
3話放送後時点ですが、あまりに切なすぎる展開に対し、多くの視聴者が「ハッピーエンド」を望んでいます。
終盤、原作(関連書籍)のライフシェアリングをここで採用して、命を分け合って生きる展開もアリか?と思います。
命とは別に、雨が聴覚を太陽が視覚を失うなど「失う五感」を分け合うパターンも予想されます。
それならばパートナー同士で補いながら生きることで、雨が五感なしの真っ暗闇になる結末より2人とも幸せに生きていけそうですが…。
ともかく何かしら別の奇跡やルール変更(修正?)があると筆者は予想します。心(太陽)が差し出してはいけないというルールは言ってませんしね(笑)
それとも雨が五感を全て奪われていくストーリーで最後まで通すのでしょうか。先の展開が読めなくて筆者も(ストーリーはしんどいけど)楽しみながら視聴していきたいと思います♪
奇跡が終わるまで太陽は何もできない?!
第7話にて、太陽が日下に「俺の五感を雨に渡してください。それで奇跡を終わらせてください」と懇願。
しかし日下は「できません」と拒否。一度、奇跡を受け入れたらすべての五感を失うまで終われないとのこと。
また、太陽が自殺したとしても雨に五感を返せないし、奇跡が続いているうちに太陽が亡くなったら雨の命も失われるそうです。
つまり、太陽は奇跡が終わるまで何もできないことが第7話で判明。
しかし、裏を返すと雨がすべての五感を失ったら奇跡が終わるということ。そして、奇跡が終わったのちに太陽は自死しても雨は亡くならないということになります。
だから何だって感じですけどね(笑)太陽が死んでも雨の五感が戻らないのはずっとなのか不明なため当てずっぽうなのですが、関連書籍『この恋は世界でいちばん美しい雨』の流れから考察すると…、奇跡が終わったのちに太陽が亡くなって雨の五感が戻る大逆転があるのかも。いや、大逆転といえるのか。それもそれで辛い展開ですけどね。
デスノートの死神のパターンもあり得そう
太陽の犠牲はつらいので…別パターンも考えられます。
対象者に情があるようにみえる「案内人」が犠牲になって新たな奇跡が起きるパターンもあるかなと予想。
SNSでも大人気漫画・映画を思い出して予想する声もあります↓
松本若菜さんが、デスノートの死神みたいに情が暴走して、自分が無になる代わりに永野芽郁さんの五感を取り戻しそう。#君が心をくれたから
— 現代軍師 あり丸 (@arimaru117) February 12, 2024
デスノートのレムが弥海砂を助けるため死ぬみたいに
案内人が雨を助けるため死ぬとかはないかな?#君が心をくれたから— セント🥜🍼🐴🐺🐮 (@babuttobu) February 20, 2024
千秋(松本若菜)の正体は太陽の亡き母・明日香ではないか?との考察は以前しました。
しかし、名前が朝野明日香なので、千秋と呼ばれるのはおかしいのですが…。
漫画&ドラマ「のだめカンタービレ」の登場人物である千秋 真一(ちあき しんいち)(演:玉木宏)の苗字は千秋。
千秋明日香。つまり旧姓だった可能性はありますね。
千秋は息子・太陽のことを想って、雨を助ける展開になるのか。それとも日下さんが何かするのか。注目です♪
【追記】第9話で千秋は太陽の花火を打ち上げさせるため、ルール違反をして、月明りに消えました。雨を助ける展開とはなりませんでした。
【君が心をくれたから】雨が奪われた五感の順番とその意味(ネタバレあり)
【君が心をくれたから】雨が奪われた五感の順番とその意味を整理し、まとめておきましょう。(ネタバレあり)
- 「味覚」…第2話で失う。味覚を失ったことでパティシエという「夢」も失うことに。
- 「嗅覚」…第3話~第4話で失う。嗅覚を失うことで太陽との思い出を(思い出すきっかけを)失う意味もある。
- 「触覚」…第5話~第7話で失う。
- 「視覚」…第7話~第10話
- 「聴覚」…最終話(11話)にて最後に失う感覚。
【君が心をくれたから】のタイトルの意味(ネタバレあり)
初回で雨が案内人に心を差し出した理由は、太陽が「心をくれたから」です。初回からタイトル回収してきましたね。2013年と2023年において、心が壊れかけていた雨に対し、太陽が「雨は必要だ」と勇気づけてくれました。そう、二度も。
もちろん太陽の視点からすると「君が心をくれたから」命が助かったということにもなります。
つまり、タイトル【君が心をくれたから】は雨と太陽の両方の視点で解釈できるものとなっています。
一応、2つ以上の解釈が可能なのでダブル・ミーニングといえそうです。
【君が心をくれたから】ネタバレ・あらすじは毎週更新
【君が心をくれたから】は過酷な奇跡が引き起こすファンタジーラブストーリー。初回放送後に明らかにされたのは、あまりにむごい奇跡の代償。視聴者も驚愕でした。切なすぎる条件なので、ハッピーエンドを望む声が多いのですが、果たしてどんな結末を迎えるのか注目ですね。
【君が心をくれたから】はフジテレビ系で毎週月曜日よる9時から放送。
本記事では【君が心をくれたから】のネタバレ・あらすじを最終回まで更新予定です。また見に来てください♪
■番組公式SNS(外部リンク)
月9ドラマのネタバレ
当記事画像出典フジテレビ「君が心をくれたから」
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