【君が心をくれたから】最終回ネタバレと考察!メリーバッドエンドなラストに「夢を叶えた」「結局死ぬの?」と賛否

君が心をくれたから最終話

月9ドラマ【君が心をくれたから】(君ここ)最終話が2024年3月18日(月)に放送されました。

ついに雨が五感を失う時が…。雨と太陽が背負った過酷の奇跡の結末は?

放送後、メリーバッドエンドなラストに「夢を叶えた」「結局死ぬの?」と賛否!

様々に仕掛けられた小道具や伏線回収も考察します。

今回は【君が心をくれたから】最終回のあらすじ・ネタバレ・考察・感想・視聴率・出演者スタッフなどについて!

この記事でわかること
・君が心をくれたから最終回のあらすじとネタバレ。
・君が心をくれたから最終回の感想。
・君が心をくれたから最終回の考察。

第1話第2話第3話第4話第5話
第6話第7話第8話第9話10話
最終話

『君が心をくれたから』の動画はFOD(フジテレビオンデマンド)で最新話まで全話、配信中

目次

【君が心をくれたから】最終回のあらすじ

【君が心をくれたから】最終回のあらすじです。

ある晴れた日。日下(斎藤工)が教会から出てきて、階段を降りている。

太陽のナレーション「雨、一人前のパティシエになってね。沢山の人を幸せにする、そんなお菓子を作ってほしいんだ。雨ならできる!絶対できるよ!」

2024年3月24日。桜まつりの夜、逢原雨(永野芽郁)は、朝野太陽(山田裕貴)が作った最初で最後の花火を見ることができなかった。視覚を失うタイムリミットに間に合わなかったのだ。それに気付いた太陽は嗚咽した。

桜まつりからの帰り道、太陽は雨をおぶって「俺、伝えるね。雨に言葉を。五感を取り戻す間での間、寂しくならないように伝えたいんだ。雨の心を支える言葉を」と約束する。

聴覚を失うのは1週間後の16時

寝室にて。雨は日下に、この3か月もっと時間が欲しいと思い、1時間が、1分が、大切だと知ったと告げる。

雨「もう遅いけど」

日下「あなたにはまだ時間がある」

雨「大切にします。最後の1秒まで」

日付が変わる午前0時。五感のうち残された最後のひとつ「聴覚」が失われるまでのタイムリミットが表示される。

リビングにて。日下は太陽に「1週間後の3月31日午後4時。逢原雨さんの聴覚は奪われます」と告げる。

君が心をくれたから最終話

寝室にて。雨は太陽と話す。雨は太陽に、聴覚がなくなるとき最後に聴くのは「支える言葉」がいいと太陽に頼む。それまでの間ふたりでたくさん楽しもうと約束する。

雨と太陽の思い出巡り

君が心をくれたから最終話

雨と太陽は、アラビアンナイトの本を読み聞かせたり、長崎孔子廟や眼鏡橋を訪れたり、もう一度観覧車に乗ったりして幸せな時を過ごす。

太陽は神社の絵馬に「50年後も雨の心に『愛してる』って届けられますように」と書いた。

思い出の地を巡るその間も、雨に伝える言葉をノートに書きながら考え続ける太陽。

雨「いつか降らすね。天国の雨。人って、死んじゃったらほんの少しのわずかの時間だけ雨を降らせることができるんだって。大切な人に思いを届けるために。だから届けるね、太陽くんに私の雨」

3月30日、雨が最後に行きたいと言ったのは、ふたりが出会った場所、長崎県立長崎高校だった。太陽は「許可とっておくよ」と答えた。

雨と春陽との約束

君が心をくれたから最終話

最後のデート当日、雨は春陽(出口夏希)にメイクをしてもらった。

雨は「ありがとう、春陽ちゃん。今まで仲良くしてくれて。今日でバイバイだけど、嬉しかったよ」

君が心をくれたから最終話

春陽はバイバイしたくないと涙。

雨「春陽ちゃん、大事にしてね。夢も時間も。辛くなったら思い出して、今日もどこかで私が春陽ちゃんを応援してるのを」

春陽「私、花火師になるね。絶対になるからね」

春陽は雨と指切りをして、約束をした。

君が心をくれたから最終話

兄と違い、母との約束がない春陽にとっては大切な約束です。きっと今後の人生にくじけそうなときに勇気をくれるはずです。

その後、雨は、太陽と一緒に長崎県立長崎高校を訪れる。最初に太陽が雨に話しかけた下駄箱の近くで、当時の緊張を思い出す2人。中に入り、放送室の前へ。そして教室へ行く……。

春陽ちゃんとの約束、グッときたわ。
花火師になる夢、諦めないでほしいと思ってたから嬉しいよ。

そしていよいよ最後に訪れる場所へ。ドキドキの展開ね。

【君が心をくれたから】最終回のネタバレ

【君が心をくれたから】最終回のネタバレです。

雨が五感を失う

最後の時間を過ごす雨と太陽。

教室にて。時計は午後3時まで残り3分を示している。タイムリミットまであと1時間だ。

君が心をくれたから最終話

雨は、線香花火の勝負で勝ったから、と言って太陽にひとつお願い事をする。

雨「会いに来ないで。もう会いに来ないでほしいの。私のこと、二度と思い出さないで。これが私の最後のお願い

太陽は「俺、嫌だよ。どうして?」とすがる。

雨「これでおしまい。私たちの恋は、今日でもうおしまい。約束ね?さようなら。太陽くん」

そう言っていた雨は動かなくなり、視線も一点を見つめている。太陽の呼びかけにも雨は無反応だ。

太陽が教室の時計を見ると午後3時のはずだ。

太陽は雨の腕時計を見ると、何も表示されていない。

雨が五感を失ったのだ。

太陽は「どうして!雨!なんで?」と号泣して、雨を抱きしめた。

本当のタイムリミットは午後3時で、雨が太陽を気遣って日下を通して4時だと太陽に伝えていたのだ。

切なすぎる展開。
本当に五感を失うとは思わなかったから衝撃!

グラウンドにて。車椅子の雨と泣き疲れて呆然としている太陽。そこに日下がやってきた。

太陽は日下に「助けてください」と頼む。

日下は「まだ奇跡は終わっていません」と告げて…。

太陽君が死亡

雨が目覚めると、自宅のベットにいた。なぜか赤色のミサンガが手首に巻かれていて、雨は五感を取り戻していた。

そこへ望田司(白洲迅)がやって来て、「太陽君は亡くなったんだ」と告げる。

教会での葬儀が終わった。朝野煙火の職員によると、太陽は急性心不全で亡くなったという。

(回想)太陽は午前0時になったら死亡することを陽平(遠藤憲一)、春陽、司に告げた。陽平は信じなかったが、春陽は信じた。

太陽は春陽に母からの伝言(※10話を参照)を伝えた上で、「俺もそう思ってる。お前は強くて、優しくて、だけどすっげえ生意気な、俺の最高の妹だ」と褒める。

太陽は「最後に、頼み聞いてくれないか」と春陽と陽平にあるお願いする。

(現在)春陽は兄に頼まれ物を雨に手渡して…。

太陽が亡くなった理由

雨は春陽から受け取ったものはメモ用紙。そこには「シンディーに魔法の呪文を唱えてみて 指輪の精より」と書かれていた。

雨はシンディー(※シンディーはAmazon AlexaのようなAI音声認識サービスと思わる)に「イフタフヤーシムシム(日本語訳:開けごま)」と声をかける。

するとシンディーから太陽の声がして、何があったのか説明をする。

太陽は雨を助けたい一心で日下に助けを求めた。

日下「先ほど天から最後の言葉を授かりました。奇跡とは、与えられた奇跡に対し君たちが何を想い、どんな選択を取るか見つめるために存在する。逢原雨は心を捧げる選択をした。次は君の番だ。彼女が差し出したその心を受取るか否か」

受け取ったら太陽は死なない。しかし拒否すれば、雨に五感は戻り、太陽は死亡する。

太陽は選択を迫られる。

太陽は本来なら大晦日に亡くなるはずなのに猶予をもらったと振り返り、「俺は十分もらったから」と迷いもなく雨に心を返すことを選択する。

太陽の声「こんな大事な決断、勝手にしてごめんね。でも俺全然後悔してないよ。だから雨、お願いだから泣かないで。俺は笑っている雨が好きだよ。大好きだよ。ありがとう、雨。あの日俺の傘に入ってくれて。今日まで一緒に生きてくれて、本当に、本当にありがとう」

雨は涙が止まらない。

太陽の声「ごめん。俺も湿っぽくなっちゃったね。そうだ。約束しよう。未来の約束。雨、一人前のパティシエになってね。沢山の人を幸せにする、そんなお菓子を作ってほしいんだ。雨ならできる!絶対できるよ!それでいつか君の夢が叶ったら天国の雨を降らすよ。ありったけの心を込めて。その時、あの傘をさしてくれたら嬉しいな。だからもう一度、約束」

(回想)太陽が五感を失った雨の手首に赤いミサンガを巻いている。

雨は見えない太陽に向かって、小指を差し出して、約束の指切りをした。

君が心をくれたから最終話・未来の約束

【君が心をくれたから】最終回の結末ネタバレ

【君が心をくれたから】最終回の結末は?

太陽が作った花火

2024年4月16日。雨は朝野家の墓参りをする。

雨は爆竹を取り出す。

太陽はかつて「あの爆竹、天国にいる大事な人を呼ぶために鳴らすのかなって」と持論を述べていた。

雨は爆竹を鳴らしてみた。でも何も起きない。するとスマホが鳴って…。

陽平(遠藤憲一)からの電話だった。陽平は雨に太陽の花火を見てほしいという。

太陽は、桜まつりの時、予備で用意していた。

だから最後の夜、太陽は父に雨に花火を見せてほしいと頼んでいたのだ。

夜。太陽の花火が打ちあがる。雨はその花火を見て、涙した…。

真っ赤な赤い傘をイメージした花火だ。

雨は満面の笑みを浮かべた。

その後、雨は赤い傘を持参し、東京へ。お菓子作りの夢のために…。

数年後の結末

数年後。パティシエになった雨のお店「Pâtisserie Sun& Rain」がオープンした。(※このお店のシーンは劇中で使われてきた小道具がいっぱいです。考察の欄で紹介します)

雨は最高傑作のマカロンを客に提供。「おいしい」と褒めてもらえた。

晴れているのに、雨が降って来た。客は「変な天気」と言っている。

雨は外に出た。太陽君から「雨」と呼ばれた気がして、赤い傘をさし、空を見上げてこう言った。

雨「叶えたよ。2つとも。赤い傘と未来の約束

雨のナレーション
「太陽君。私と友達になってくれて、ありがとう。
恋人になってくれて、ありがとう。
あなたと出会ってからの十年間は、人生で一番嬉しい時間でした。
おおげさじゃなくて、本当に本当に、そう思ってるよ。
どうしてなんだろう?
…そんなの決まってるね。
太陽君が私を必要としてくれたから。
たくさん笑ってくれたから。
一緒に生きてくれたから。
それと、君が心をくれたから」

雨は満面の笑みで空を見上げている。(おわり)

雨ちゃんが夢を叶えて笑顔になる、
そんな爽やかなラストだったけど…。
太陽くんが不憫な気もする。
雨ちゃんと太陽くん両方が幸せに生きる展開にならなかったのは残念…。

【君が心をくれたから】最終回の考察

【君が心をくれたから】最終回の考察です。

初回サブタイトルとの繋がり

初回との繋がりが感じられる最終回となりました。

第1話のサブタイトルは「赤い傘と花火の約束」でした。

第1話では、赤い傘で雨と太陽が出会い、10年後の花火の約束を交わしました。

1話ラストで雨が赤い傘を返却する約束もしたことで、また太陽と会う約束をしたということだったのですが…。

この1話サブタイトル、最終回にも繋がっていました。

雨は最終回ラスト、天国から雨を降らせたら「赤い傘」をさしてほしいという太陽との約束を果たします。

その前に、最終回終盤、太陽が作った花火を太陽の父を通じて雨が見届けて、太陽との高校時代に交わした「花火の約束」をついに叶えました。

最終話もまさに「赤い傘と花火の約束」でしたね。

雨の音色って何?

一方、最終回のサブタイトルは「雨の音色と未来の約束」です。

未来の約束は、雨がパティシエになって、天国からの雨のときに赤い傘をさすという約束ですね。

では、「雨の音色」って何でしょうか。

音色(ねいろ)とは、音の質を表現するために用いられる用語です。楽器の音色がどうのとか言いますよね。

「雨の音色」なので、降る雨が奏でる音ってことでしょう。

雨ちゃんの特色と解釈もできますが、私(筆者)は降る雨の方で解釈したいと思います。

振り返れば、第1話で太陽は雨に「雨音を聞くと優しい気持ちになる」と言って、雨という名前が変じゃないと元気づけていましたね。

最終話ラスト、太陽くんは天国から雨を降らせました。雨ちゃんはその雨の音色をどんな風に聞いていたのでしょう。優しい気持ちになったのだろうと、ラストカットの雨ちゃんの笑顔で想像できますが…。

タイトルは雨と太陽のダブル視点

「君が心をくれたから」というタイトルは、ラスト、雨がモノローグで「君(太陽)が心をくれたから」人生で一番嬉しい時間だったという趣旨のことを語っていました。

自分に心をくれた君(太陽)を救うために雨が奇跡を受け入れた、とタイトルの解釈をすることも可能です。

しかし最終話では、太陽が雨の心(五感)を取り戻すため自らの命を落としました。太陽くんの目線で考えたら「君(雨)が心をくれたから」返すという展開。

ドラマタイトルは雨の目線でも、太陽の目線からでもダブルの視点で解釈できるものとなっていますね。

田島守からの開店祝い

最終回の終盤も終盤。残り数分の放送時間となった21時48分頃、数年後が描かれました。

雨ちゃんが念願だったスイーツ店を開店します。

そこでは、これまでの思い出が蘇る仕掛けがたくさんありました。それぞれについて考察、紹介していきましょう。

陽平、春陽、司から開店祝いの花が贈られていました。さらに、雨がクビになったパティスリー「レーヴ」の田島守(ジャン・裕一)からも花が届いています。

第2話の「長崎スイーツマルシェ」にて、雨は田島守と再会。その時、田島は、雨にはパティシエとして見込みがあったから厳しく指導してしまったことを謝っていましたね。こうして雨の店をお祝いすることから、その後も雨を気にかけていたことが分かります。

「アラビアンナイト」の本

雨の店内には、雨が幼少期によく読んでいた童話「アラビアンナイト」が置いてありました。

太陽が、最終話のメモ用紙で「指輪の精より」と残していました。

太陽がランプの精でなく指輪の精になりたいと言う発言もしていましたが、それはこの本からきてますね。

雨を裏切らず、助ける指輪の精になりたいって。

祖母の雪乃が幼いころの雨に教えた魔法「イフタフヤーシムシム」もこの本からです。

太陽くんや雪乃さんを思い出す小道具ですね。

赤いミサンガ

雨の店内で、 「アラビアンナイト」の次に画面に映し出されたのは、切れた赤色のミサンガ。

元々は、雨が太陽のために作ったものです。

最終回では、太陽が、五感を失ってベッドで横たわる雨にこのミサンガを巻いていましたね。

ミサンガは糸が自然に切れると願いが叶うと言われています。

なので、雨ちゃんの夢が叶いミサンガは切れたということでしょう。

ちなみに、赤色のミサンガは愛情や情熱、活力の象徴とされていて、恋愛関係を強化したり、目標達成に向けてモチベーションを高めるのに適しているそうですよ。

マカロン

数年後の場面で、アラビアンナイトの次に映された思い出の小道具がマカロンです。

雨がマカロンを客に提供しました。

マカロンは、第2話で印象的に登場していたアイテムです。

高校時代に太陽が“お菓子言葉”(あなたは特別な人)と共に雨にくれたのがマカロンであり、雨にとって想い出の味です。

さらに雨が施設にいる母親に渡したのもマカロン。

そして、雨が味覚を失うタイミングで太陽に渡したのもマカロン。

そして雨が太陽から一口もらったけど何の味もしなくなっていたのもマカロンでした…。

雨の第二ボタン

君が心をくれたから最終話・第二ボタン

パティシエになった雨のユニフォームの第二ボタンは1つだけ白色で種類が違いました↑

劇中では白色の第二ボタンが一瞬だけアップになったので気づいた人も多いことでしょう。

そのボタンは第4話で、太陽のアウターから雨がこっそり持ち帰っていたボタンです。

雨は太陽君と今でも一緒なのでしょうね。

「どれも私の最高傑作」と笑顔で挨拶

雨の店で、雨はマカロンを客に提供して、「美味しい」と言われます。

雨は「ありがとうございます。どれも私の最高傑作ですから」と笑顔で答えていました。

これも伏線回収です。

第9話で、太陽は「いつか見たい景色がある」と雨に話していました。

東京の行列のできる大人気のパティスリーでパティシエの制服を着た雨が客に挨拶に来て、客の太陽がお礼を言うと「君が嬉しそうに笑うんだ。それで言うんだよ。『そうでしょう。どれも私の最高傑作だもん』って」…と太陽は未来を妄想していましたね。

さすがにまだ行列は出来てないようですけど…。

天気雨

最終回ラスト。数年後の雨のお店のシーンで、天気なのに雨が降ってきます。

これは太陽君が雨のパティシエになる夢が叶ったら天国から雨を降らせるよと言っていたことの伏線回収です。

これから変な天気のときは、誰かが大切な人を思って雨を降らせているのかもと思っていまいすね♪

マーガレット

雨の店の外に飾られていたのはマーガレットの花。

第5話の小道具として印象的な花です。花言葉は「真実の愛」「信頼」など。

雨が高校時代に太陽くんからもらった花であり、“思い出の香り”ですね。

さらに、雨がマーガレットで観覧車に乗る乗らないを花びらで占っていたのも印象的でした。

店名が雨と太陽

雨が開店した店の名前は「SUN&RAIN」でした。

太陽と雨の名前をつけたのですね。

赤い傘

ラスト。雨は太陽との約束通り、2人が出会ったときに相合傘をした「赤い傘」をさしました。

赤い傘で始まり、赤い傘で終わるのもロマンティックです。

以上、最終回は、これまで登場した様々なアイテムやセリフなどで、雨と太陽のこれまでを回想できる仕掛けが施されていました。

雨ちゃんのとなりに太陽くんがいないことが切なくて苦しいけれど、物語全体には愛が溢れていたと思います。

【君が心をくれたから】最終回の感想

【君が心をくれたから】最終回の感想です。

メリーバッドエンドなラストに「夢を叶えた」「結局死ぬの?」と賛否

最終回のラストはメリーバッドエンド(略称:メリバ)ともいえるものでした。

メリーバッドエンド(和製英語: merry bad end)とは、受け手の解釈によって結末が変わるストーリーの結末のこと。あるいはその結末の物語のこと。

愉快なことを指す英語「merry」と、不幸な結末を指す和製英語「バッドエンド」を掛け合わせた言葉ですね。

具体的には、主人公にとっては幸せであるが、その周囲の人や受け手からはそうではないと思われる結末なことが多いです。

そんなメリーバッドエンドに解釈できるラストに対しSNSでは「夢を叶えた」「結局死ぬの?」と賛否があって…↓

主人公の雨にとっては幸せな結末なのは明らかです。五感が戻って、パティシエになる夢を叶えることができたのですから。

しかし太陽くんの立場になると、奇跡が起きて助かったのに、結局、死亡してしまいました。事故に遭っても変わらなかったのでは?という意見も、まあ、結果だけをみればその通りです。

また、雨ちゃんと太陽くんが幸せになることがハッピーエンドだと思っていた視聴者からすると、不幸に見える結末となっています。

ハッピーエンドと思いたい

メリーバッドエンドな結末とはいえ、この3ヶ月の猶予期間がなかったら、あのまま雨は母と上手くいかない人生を続けていて、パティシエの夢にも絶望したままだったことでしょう。

太陽を延命させたことで、雨と太陽は気持ちをお互いに伝えられて、雨ちゃんに花火を観せるという約束を(死後ですけど)果たせました。雨のパティシエになる夢も叶えさせることができました。

数年後にジャンプして、パティシエになって店を持つまで過程の苦労が省かれているので、結果だけをみれば第1話の事故に戻っただけやん!とツッコミを入れられやすくなっているのかもしれません。

でも筆者(私)は、雨は太陽と未来の約束をしたから果たそうとして懸命に頑張ったから叶ったのだと想像します。だから2人でパティシエになる夢を叶えたのだと思いたいです。

雨ちゃんが五感を差し出したから、こんな奇跡が起きたのだと思います。

太陽くんが雨ちゃんに花火を観せる約束。そして雨ちゃんがパティシエになる夢を叶える約束。

2人の約束を叶える事ができた奇跡が起きたので、ハッピーエンドともいえると私は思います。そう思いたいです。

キャスト&スタッフの皆様、3か月間、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

【君が心をくれたから】最終回の視聴率

【君が心をくれたから】最終回の視聴率は世帯6.6%、個人3.8%でした。

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【君が心をくれたから】最終回の出演者・スタッフ

出演者:永野芽郁 山田裕貴  白洲迅 出口夏希 ・ 斎藤工 松本若菜 ・ 真飛聖  遠藤憲一 余貴美子

スタッフ:【脚本】 宇山佳佑  【主題歌】 宇多田ヒカル  【音楽】 松谷卓  【演出】 松山博昭(『ミステリと言う勿れ』シリーズ、『信長協奏曲』他)  【プロデュース】 草ヶ谷大輔(『ミステリと言う勿れ』シリーズ、『コンフィデンスマンJP』シリーズ他)

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まとめ

以上、【君が心をくれたから】最終回のネタバレと考察を紹介しました。

<まとめ>
●【君が心をくれたから】ネタバレ
➀雨は太陽にウソのタイムリミットを伝える。
②太陽は雨の心を支える言葉を用意していたが、伝えられないまま、雨の五感すべてが失われる。
③日下が太陽に決断を迫る。
④太陽は雨に心を返す決断をして死亡。雨の五感は戻った。
⑤太陽は録音データを残していて、雨にパティシエの夢を叶えること、夢が叶ったら‟赤い傘をさす”ことを約束。
⑥雨は、太陽が作った予備の打ち上げ花火を見る。(太陽は高校時代の雨との約束を果たす)
⑦数年後、雨はパティシエになる。(雨は高校時代の太陽との約束を果たす)
⑧太陽が天国から雨を降らせる中、雨は約束の赤い傘をさした。
●【君が心をくれたから】最終回の考察
(1)「初回サブタイトルとの繋がり」があった。
(2)「雨の音色」はは天国から降る雨が奏でる音が優しいということか。
(3)ドラマタイトルは雨と太陽のダブル視点から解釈可能。
(4)数年後のシーンには伏線回収となる小道具やセリフが詰まっていた。
●【君が心をくれたから】最終回の感想:結末はハッピーエンドと捉える人もいれば、バッドエンドと解釈している声もあり、賛否両論でした。当記事筆者はハッピーエンドと解釈したい派です。

画像出典フジテレビ番組HP

君が心をくれたから最終話

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