朝ドラ【オードリー】のキャスト・相関図・ネタバレあらすじ!モデルは大石静さん、BSで再放送!

オードリー

岡本綾主演のNHK朝ドラ(連続テレビ小説)【オードリー】が2024年4月、BSで再放送されます。

舞台は京都・太秦。アメリカ帰りの父から“オードリー”と呼ばれて育った佐々木美月(岡本綾)の映画作りにかけた挫折と成功の物語。主人公・美月のモデルは本作の脚本も務める大石静さんです。

今回は【オードリー】キャスト・相関図・ネタバレあらすじについて!

目次

朝ドラ【オードリー】のキャスト

朝ドラ【オードリー】の主なキャスト・登場人物↓

  • 岡本綾…役:佐々木美月(ささき みづき)-主人公。愛称オードリー。芸名:吉岡美月。
  • 賀来千香子…役: 佐々木 愛子(ささき あいこ) – 美月の実母。
  • 段田安則…役:佐々木 春夫(ささき はるお) – 美月の父。
  • 長嶋一茂…役:錠島直也(じょうじま なおや) – 大部屋俳優。
  • 堺雅人…役:杉本英記(すぎもと ひでき) – 助監督。
  • 佐々木蔵之介…役:幹 幸太郎(みき こうたろう) – 大京の新鋭スター役者。
  • 石井正則…役:関川 徹(せきかわ とおる) – プロデューサー。
  • 茂山逸平(幼少期:奥村紫龍、少年期:小谷力) …役:佐々木 梓(ささき あずさ) – 美月の弟。
  • 林与一…役:桃山剣之助(ももやま けんのすけ) – 大京のスター俳優。愛称:モモケン。
  • 國村隼…役:黒田 茂光(くろだ しげみつ) – 大京映画撮影所の社長。
  • 藤山直美(少女期:大橋絵里加)…役:宮本君江(みやもと きみえ) – 「椿屋」の住み込み。
  • 舟木一夫…役:栗部金太郎(くりべ きんたろう) – 大京のスター俳優。愛称:クリキン。
  • 沢田研二…役:麻生祐二(あそう ゆうじ) -滝乃の元恋人。
  • 大竹しのぶ(少女期:戸田恵梨香)…役:吉岡滝乃(よしおか たきの)- 美月の養母。老舗旅館「椿屋」女将。

朝ドラ【オードリー】の相関図

オードリー相関図1
オードリー相関図2

画像出典アメブロ

朝ドラ【オードリー】のネタバレあらすじ

京都・太秦に生まれた佐々木美月(岡本綾)は、アメリカ帰りの父・春夫(段田安則)から“オードリー”と呼ばれて育った。

美月の家庭環境は、父に加え、母・愛子(賀来千香子)と老舗旅館の女主人・吉岡滝乃(大竹しのぶ)の3人に育てられる複雑なもの。

そんな中、美月は映画に興味を持ち、両親の反対をよそに、大部屋女優になる。

そして、友人の杉本英記(堺雅人)の監督作品に出演。その後、挫折を経て、再び映画の世界に舞い戻る美月。

戦後の映画・テレビの歴史を描きつつ、主人公の美月が女優から映画監督になるまでのストーリー。

第1週(1話~6話)

昭和28年(1953年)9月、雨上がりの満月の夜、春夫(段田安則)と愛子(賀来千香子)の間に産まれた女の子は、隣に住む旅館のおかみ・滝乃(大竹しのぶ)によって美月と名付けられ、アメリカ帰りの父・春夫は英語でオードリーと呼ぶ。滝乃は勝手に美月を連れ出しては、自分の部屋でミルクを飲ませたりして、愛子をいらだたせる。愛子は、滝乃が連れ出すのをやめさせたいが、春夫は「滝さんにはお世話になってるから」と言うだけで…。

美月が滝乃(大竹しのぶ)に連れ出されて、愛子(賀来千香子)はまた春夫(段田安則)に当たる。愛子が春夫を連れて滝乃のところへ行くと、君江(藤山直美)が美月をあやしていて、滝乃は大京映画の黒田社長(國村淳)と関川(石井正則)の相手をしていた。大京映画では、2大スターの栗部金太郎(舟木一夫)と桃山剣之助(林与一)をしのぐスターを発掘しようとしていて、白羽の矢が立ったのが、幹幸太郎(佐々木蔵之介)だった。

昭和29年(1954年)、弟の梓が産まれた。梓が入院して、春夫(段田安則)と愛子(賀来千香子)が梓につきっきりになっている間に、滝乃(大竹しのぶ)は自宅を改装して美月の部屋を作り、美月を寝泊まりさせていた。愛子は再三春夫に、美月を連れ出さないよう、滝乃にはっきり言うようにと文句を言うが、春夫は意に介さない。そんなある日、美月が熱を出し、滝乃は愛子には知らせず、医者を呼び、隣家の騒ぎに気付いた愛子が乗り込んで…。

昭和30年(1955年)、バナナが高級品だった当時、佐々木家では滝乃(大竹しのぶ)からもらって食卓に並んでいた。大京映画では、黒田(國村隼)の目論見が当たり、幹幸太郎(佐々木蔵之介)の人気が高まり、撮影所にファンが押しかけて新聞記事になるほど。その頃、オードリー・ヘプバーンの『ローマの休日』のリバイバル上映があり、春夫(段田安則)は滝乃とまだ一歳の美月を連れて見に行く。愛子(賀来千香子)は家で洗濯しながら…。

5歳になった美月(岸由紀子)は、椿屋と佐々木家の渡り廊下を通って、両家を自由に行き来するようになっていた。父・春夫(段田安則)とは英語で会話するバイリンガルのような生活。ある日、滝乃(大竹しのぶ)が夕食を佐々木家で取った時、美月の将来について話しが対立。美月を男女共学の公立学校にいかせて社会に出て働く女性に育てたい愛子(賀来千香子)と、私立の女子校からいい家に嫁入りさせたい滝乃の間で、小さないさかいが起こる。

昭和33年(1958年)。春夫(段田安則)は美月(岸由紀子)に、オードリーはママ(賀来千香子)とお母ちゃま(大竹しのぶ)の二人いて幸せだ、と英語で語る。美月の幼稚園の面接で、美月の短所を聞かれた春夫は、「欠点は無い、親が子供を誉めないでどうする、自分が好きな日本語は親バカだ。」と主張し、これで不合格になった、と愛子は内心喜ぶが、予想に反して美月は合格。愛子は不満だが、自分の思い通りになって嬉しい滝乃は喜び…。

第2週(7話~12話)

昭和34年(1959年)4月、美月(岸由紀子)が一人で椿屋の前で遊んでいると、撮影所の子供達が来て、美月に焼き芋を渡す。すると滝乃が(大竹しのぶ)焼き芋を奪って子供たちを追い返す。滝乃は撮影所の子供たちとは遊ばないよう言い聞かせるが、美月は納得できない。幼稚園の入園式では、春夫(段田安則)が美月を「オードリー」と呼び、美月は固まってしまう。同年代の子供たちに慣れていない美月のことを愛子(賀来千香子)が指摘し…。

美月(岸由紀子)は、幼稚園へ行きたくないとごねる。愛子(賀来千香子)と滝乃(大竹しのぶ)がなんとか連れ出そうと声をかけていると春夫(段田安則)が理屈で説得しようとする。滝乃がとりあえず幼稚園を休ませるが、春夫は美月の気持ちがわからない。椿屋の下働きの君江(藤山直美)が美月を元気づけようと、大京映画のオープンセットに連れて行く。君江がエキストラを頼まれて目を離したすきに、美月はセット内を歩き回り…。

撮影所内をさまよった美月(岸由紀子)は、クリキン(舟木一夫)に可愛がられたりしながら楽しく過ごす。君江(藤山直美)と一緒に椿屋に戻った美月は、動物園で楽しく過ごした、明日から幼稚園に行く、と明るく宣言し、愛子(賀来千香子)と滝乃(大竹しのぶ)は喜ぶ。美月は幼稚園で明るく過ごして先生たちも胸をなでおろすが、春夫(段田安則)が幼稚園でフラフープを披露し、オードリーと呼ぶので、美月はまた春夫を拒絶する。

昭和39年(1964年)になると、大河ドラマ「赤穂浪士」も始まり、映画の観客動員数は、33年のピークからわずか5年で半減していた。美月(大橋梓)は小学5年になり、滝乃(大竹しのぶ)の自家用車で送迎されて、弟の梓(小谷力)は、愛子(賀来千香子)の教育方針で、近所の公立学校へ通っていた。愛子は、美月と少しでも一緒にいるために、椿屋の手伝いをしている。役員たちに喝を入れ、大京映画の起死回生を図る黒田(國村隼)は…。

美月(大橋梓)は、小学校の保護者参観日のお知らせを春夫(段田安則)に隠していたが、部屋を掃除に入った君江(藤山直美)が隠していた紙を見つけ、春夫にばらしてしまう。小学校にかけつけた春夫が教室に入ってきたとたん、それまでの快活さとは打って変わって元気がなくなる美月。春夫が気にせず教室で場を盛り上げるので、落ち込んだ美月は部屋に帰って閉じこもり、愛子(賀来千香子)と滝乃(大竹しのぶ)は困惑する。

部屋に閉じこもったまま寝ていた美月(大橋梓)は、悪夢を見て隣室の滝乃(大竹しのぶ)に抱きつく。滝乃は、君江(藤山直美)と楽しそうに笑う美月を思い出し複雑な気持ちだが、抱きしめる。美月のことが心配で眠れなかった愛子(賀来千香子)が心配して様子を見に行くが、眠りながら滝乃に抱きつく美月を見て、ショックを受ける。翌日、お茶の稽古に君江と出かけた美月は、撮影所の前で君江を振り切って、撮影所に駆け込んで…。

第3週(13話~18話)

滝乃(大竹しのぶ)は、美月(大橋梓)が使用人の君江(藤山直美)と仲良くすることに腹を立てていた。君江と美月が映画に出たのが気に入らないのだ。滝乃は美月に、映画の世界に近づかず、お嬢様として生きることを約束させる。たまたまその映画を見ていた春夫(段田安則)が愛子(賀来千香子)に、美月が映画に出ていたと話すと、愛子は滝乃に話を聞きに行く。愛子は美月に、撮影所に行きたかったら内緒にせずに私に言えと…。

大京映画の黒田(國村隼)が椿屋で、大事な接待だからと滝乃(大竹しのぶ)に、美月(大橋梓)に顔を出してもらうよう頼む。滝乃も愛子(賀来千香子)も驚くが、クリキン(舟木一夫)が美月を気に入ってるから、というのが理由だった。黒田の狙いは、クリキンとモモケン(林与一)にテレビに出てもらうことだったが、二人とも断る。「私の夢」という絵を描く宿題で、撮影所の絵を描いた美月に滝乃は、絵を描き直すよう説得する。

美月(大橋梓)が部屋で宿題の絵を描いていると、春夫(段田安則)が部屋に来て、自分の人生は自分で決めればいい、と諭す。美月は愛子(賀来千香子)、春夫、滝乃(大竹しのぶ)がそれぞれ違うことを言うので混乱し、倒れてしまう。滝乃は、愛子と春夫を部屋に呼び出し、三人がそれぞれ違う意見を言うのはやめた方がいいと提案し、「私の考えが違うと思ったら私に直接言え」と、二人に頭を下げて頼む。その晩愛子は家に帰らず…。

美月(大橋梓)の11歳の誕生日。プレゼントを渡し終えて、お母ちゃまとして滝乃(大竹しのぶ)がケーキを持って現れる。「愛子(賀来千香子)がお母ちゃんじゃないの?」と子供たちは一瞬混乱するが、滝乃が「私は、若いおばあちゃんだから、お母ちゃまと呼ばせてる」と説明し、愛子も美月も安心する。美月は春夫(段田安則)が来ないことを祈っていたが、春夫は8ミリカメラで撮影しながら現れ、春夫のカメラをプレゼントする。

昭和39年(1964年)の東京オリンピックに合わせて、椿屋はカラーテレビを入れる。開会式のテレビ画面の写真を撮る美月(大橋梓)。途中春夫(段田安則)が来て、「オリンピックの何が素晴らしいのか」と言って水を差すが、美月たちは気にしない。一方、モモケン(林与一)・クリキン(舟木一夫)両御大の大河ドラマの出演依頼を大京映画の黒田(國村隼)は断るが、モモケンとクリキンは「なぜ相談しない」と腹を立て、フリー宣言をする。

編集者の吉村(中川浩三)に熱を上げる住み込み従業員の泰子(内田直)に、高望みするな、と釘を刺す滝乃(大竹しのぶ)。美月(大橋梓)は「高望み」を辞書で調べる。泰子は愛子(賀来千香子)に、滝乃の言うことはおかしいと訴え、愛子は「恋愛は、その人が責任を取れれば自由」と答えるが、滝乃は愛子に、泰子に無責任なことは言うな、と注意する。春夫(段田安則)は美月に、写真はアングルが大事と言い、映画の招待券を渡す。

第4週(19話~24話)

昭和40(1965年)夏、6年生になった美月(大橋梓)は新聞部で学校から帰るのも遅くなることが多くなり、帰りに撮影所に寄ってもバレなかった。滝乃(大竹しのぶ)と愛子(賀来千香子)は相変わらず言うことは正反対で、滝乃は「いい家にお嫁に行け」と言いながら茶道の稽古をし、愛子は「世間を知っておいてほしい」と八百屋で野菜の選び方を教える。君江(藤山直美)は杉本(堺雅人)への思いが募って、滝乃に「暇をください」と…。

美月(大橋梓)と君江(藤山直美)が二人で書いた、杉本(堺雅人)へのラブレター。撮影所でのエキストラの時に君江は杉本へ渡せず、美月が代わりに渡す、と預かる。美月は幸太郎(佐々木蔵之介)に、「あのカチンコを持ってる人に渡してほしい」と託し、手紙はその時カチンコを持っていた黒田(國村隼)に渡ってしまう。中身を確認した黒田は、手紙を滝乃(大竹しのぶ)に渡し、滝乃は愛子(賀来千香子)と春夫(段田安則)に…。

君江(藤山直美)と滝乃(大竹しのぶ)のことを思って眠れない美月(大橋梓)。自分もテレビ禁止、外出禁止にして、と滝乃に頼む。春夫(段田安則)は気になって椿屋へ行こうとするが、愛子(賀来千香子)に止められる。翌日、なんとか学校へ行った美月は、帰りに晋八(柴田光)に会い、芝居してるところを写真に撮ってくれと頼まれる。撮影所にはズボンをはいてこい、と言われた美月は滝乃にズボンを買ってくれと頼むが断られ…。

晋八(柴田光)の付き人になって美月(大橋梓)は、ロケに付いていく。晋八が橋から川に落ちる大事なカットだが、泳げないのを黙っていた晋八は、直前で泣き出し撮影が続行できなくなってしまう。助監督の杉本(堺雅人)に頼まれて、美月が吹き替えをすることになり、代わりに飛び込む美月。撮影はうまくいき、晋八と一緒に帰っているところを、滝乃(大竹しのぶ)に見つかってしまう。撮影所に近づいたらダメだと言う滝乃は…。

晋八(柴田光)が美月(大橋梓)にうどんを持ってくるが、滝乃(大竹しのぶ)は話も聞かず追い返す。美月が追いかけようとするのを滝乃が止めるので、美月は椿屋を出て佐々木家へ戻ってしまう。いつまでも椿屋に戻らないので、滝乃が美月に謝りに来るが、美月は春夫(段田安則)の部屋に閉じこもり会おうとしない。椿屋の仕事で滝乃が動けない時間があるのを聞きつけた美月は、その間に撮影所に行こうと君江(藤山直美)を誘い…。

佐々木家にいる美月(大橋梓)に、愛子(賀来千香子)は嬉々として料理や洗濯など家事を教える。会食会で滝乃(大竹しのぶ)がかかりきりになっている間に、君江(藤山直美)と椿屋を抜け出した美月は、撮影所で幹幸太郎(佐々木蔵之介)に、将来いい女優になれる、と声をかけられる。晋八(柴田光)と仲直りできた美月は、君江と椿屋に戻る。椿屋では滝乃が待ち構えていて、君江に出て行けと言い、春夫(段田安則)と愛子に…。

第5週(25話~30話)

滝乃(大竹しのぶ)は「美月(大橋梓)を養女にしたい」と愛子(賀来千香子)と春夫(段田安則)に頭を下げる。美月は目を覚まし、話を聞きたいと言う。愛子が滝乃の言うことを聞くはずもなく、滝乃はこのことは愛子と春夫でよく話し合ってくれと言い残し、椿屋へ戻る。美月は椿屋へ戻るが、滝乃の部屋には入らず、君江(藤山直美)がいる女中部屋に入る。部屋では旅支度をした君江が立っていて、美月とはもう二度と会えない、と…。

椿屋を出た君江(藤山直美)と美月(大橋梓)は、「続・葉隠仙鋭」の話をしながら夜の京都を歩いていく。そのまま夜汽車に乗り、美月が知らない話の続きを語り始めるので、君江は驚き、美月は映画を作ったらいい、と言いながら寝てしまう。翌日、椿屋にも佐々木家にも美月がいないことがわかり、愛子(賀来千香子)も滝乃(大竹しのぶ)も慌てて探し出す。そのまま熊本の君江の故郷に着いた君江と美月は、話の続きを語りながら…。

美月(大橋梓)と君江(藤山直美、少女時代・大橋絵里加)は、祖母・スエ(津島道子)と別れて京都へ出てきた頃のことを話す。一方、京都では滝乃(大竹しのぶ、少女時代・戸田恵梨香)と春夫(段田安則)が、君江との出会いからのエピソードを語る。椿屋では、大京映画が勝新と市川雷蔵の接待をするという。その頃君江の故郷・山鹿を目指す愛子(賀来千香子)。君江は、祖母に会いづらいのか、色々寄り道して帰ろうとしない。

山鹿から滝乃(大竹しのぶ)に電話する愛子(賀来千香子)。電話を替わり滝乃に、君江(藤山直美)は京都に戻らない、すぐに熊本へ来て、と言う美月(大橋梓)。すぐには無理、と答える滝乃に美月は、「お母ちゃまは、私より椿屋が大事」と言い電話を切る。ショックを受ける滝乃。スエ(津島道子)の手料理を囲み、穏やかなひと時を過ごした翌日の灯篭踊りの日。美月が君江の灯篭踊りを見て京都へ帰る、と愛子に話していると…。

深夜の飛行機でやってきた滝乃(大竹しのぶ)。美月(大橋梓)は泊まっていけないのかと聞くが、滝乃は、夕方までには帰ってお客様を迎えなければならない、と言う。美月をめぐる話し合いは続き、美月に自分の力で自立して強く生きていける子に育ってほしいと願う愛子(賀来千香子)と、出来るだけ苦労させずに育てたい滝乃(大竹しのぶ)の気持ちはぶつかる。「もう撮影所には行かないから干渉しないで」と滝乃に頼む美月は、6年後…。

昭和46年(1971年)、美月(岡本綾)は18歳。翌3月、高校の卒業式の帰り道で美月は、「大学へは行かない。女優になる」と滝乃(大竹しのぶ)、愛子(賀来千香子)、春夫(段田安則)の前で宣言し、6年間封印していた撮影所へ向かう。「葉隠仙鋭」の現場では、幹幸太郎(佐々木蔵之介)が美月にコーラを渡し、歓迎する。何度か椿屋で顔を合わせていた杉本(堺雅人)は驚かないが、幸太郎が共演しようと言うと、顔色を変える女優たち…。

第6週(31話~36話)

卒業式の後、そのまま大京映画に向かった美月(岡本綾)は、社長室で黒田(國村隼)と関川(石井正則)に、「大京映画で映画女優になりたい」と頭を下げる。黒田は断るが、美月は諦めない。もみじ(三田篤子)たち大部屋の女優は、幸太郎や英記と親し気な美月が気に入らない。楽屋で錠島(長嶋一茂)や晋八(仁科貴)を問い詰める。椿屋では、滝乃(大竹しのぶ)、愛子(賀来千香子)、春夫(段田安則)を前に美月が決意を述べる。

滝乃(大竹しのぶ)は黒田(國村隼)に、「美月(岡本綾)を大京映画に入れてやってくれ」と頼む。東京に出ていかれるより、手元に置いておいた方がいい、という考えだった。美月は芸名「吉岡美月」として、大京映画の大部屋女優となり、初日から先輩の女優たちからの様々な嫌がらせを受ける。春夫(段田安則)も愛子(賀来千香子)も美月のことが気になって、春夫は、愛子が声をかけると、「うるさい」と怒鳴り返してしまい…。

撮影所で散々だった美月(岡本綾)が帰っていると、気にして待ち伏せていた晋八(仁科貴)が声をかける。家に帰ると、美月を気遣って滝乃(大竹しのぶ)がケーキを持って現れ、続けざまに梓(茂山逸平)が入ってくる。梓は、春夫(段田安則)が自分の行きたい進路を認めてくれない、と相談に来たのだった。佐々木家で愛子(賀来千香子)も交えて、「何で俺には英語の名前が無いんや?」と子供のころからの思いを打ち明ける梓。

雀蓮(三林京子)に次回作の企画のお告げを聞きに行く黒田(國村隼)と関川(石井正則)。黒田は椿屋で滝乃(大竹しのぶ)に作品の執筆について、先生の世話をよろしく頼み、滝乃は撮影所での美月(岡本綾)の様子を聞き出そうとするが、黒田は「大部屋女優のことなどいちいち覚えてない」と言い捨てる。美月が帰りに大部屋の掃除をしていると、先輩の樹里(井元由香)が、幸サマと東山寺で待ち合わせがあるから、と帰っていく。

大京映画の超大作「無頼人」のキャストが発表され、美月(岡本綾)はセリフは一言だが「役付き」に抜擢される。新入りの美月が選ばれたことに複雑な思いの大部屋俳優陣。美月は帰って、愛子(賀来千香子)と春夫(段田安則)に役の説明をする。滝乃(大竹しのぶ)は黒田(國村隼)に、抜擢した真意を聞く。黒田は、これで大部屋連中のイジメがエスカレートして、耐えられなくなった美月は滝乃の望み通りやめるだろう、と言うが…。

椿屋の前で、「オードリー」と呼ばれた美月(岡本綾)。撮影所で大部屋俳優たちからオードリーと呼ばれてからかわれるが、杉本(堺雅人)だけは、「いいじゃないか」と肯定的だった。愛子(賀来千香子)は関川(石井正則)から美月のイジメの様子を聞くが、途中で滝乃(大竹しのぶ)が声をはさみ、電話を切られてしまう。無頼人の撮影が始まり、夜中まで見学して帰る美月に、「うどん食ってかないか?」と杉本が声をかけて…。

第7週(37話~42話)

錠島(長嶋一茂)のおかげで、失敗せずに済んだ美月(岡本綾)。疲れ切って椿屋に帰ると、熱を出して倒れてしまう。カツドウ屋では、もみじ(三田篤子)たち大部屋俳優が、なぜ、錠島が美月を助けたのかと騒ぎ、今から追加シーンの撮影があるからと、電話で美月をだまして撮影所に呼び出す。滝乃(大竹しのぶ)と愛子(賀来千香子)が止めるのも聞かず出ていく美月。誰もいないので俳優会館に行くと、そこでは錠島が一人で…。

倒れて、錠島(長嶋一茂)の部屋で目覚めた美月(岡本綾)。錠島の部屋から出てきたところを晋八(仁科貴)が目撃する。美月が家に帰ると、滝乃(大竹しのぶ)と愛子(賀来千香子)が質問を浴びせるが、美月は答えずに、疲れたと言って部屋に籠もる。晋八は大部屋に駆け付け、大部屋で一人夜を明かした錠島に、美月に何をした、どうして美月を助けた、と詰め寄る。錠島は、くだらないいたずらで映画を壊す奴が許せない、と答える。

美月(岡本綾)が通りかかるのを待ち伏せていた晋八(仁科貴)と出勤し、一緒に大部屋の掃除をしながら美月は晋八から錠島(長嶋一茂)の経歴を聞く。衣裳部屋から戻り、支度をしていると、幸太郎(佐々木蔵之介)の部屋に呼び出される。幸太郎は「無頼人は当たると思うか?」と聞き、美月は「質は高いと思う」と答える。出て行こうとする美月に、「この映画もあとわずか。幸太郎の芝居、しっかり焼き付けておけ」と言い付ける。

カツドウ屋で錠島(長嶋一茂)に美月(岡本綾)が声をかけようとすると、晋八(仁科貴)が帰ってきて、錠島に声がかけられない美月。帰っても様子がおかしい美月に対して滝乃(大竹しのぶ)は、美月に好きな男でもできたのかと愛子(賀来千香子)に相談する。翌日、撮影が終わって、お茶を出すと、いつもと反応が違うもみじ(三田篤子)たち。帰りがけに編集室を覗いた美月は杉本(堺雅人)に「無頼人」はどう思う、と聞かれて…。

大京映画の運命がかかった超大作「無頼人」のクランクアップの日。黒田社長(國村隼)に言われて、美月(岡本綾)は幸太郎(佐々木蔵之介)に花束を渡す。記念写真を撮ろうと一同スタンバイしていると、スーツ姿で幸太郎が現れ、大京映画を辞めると宣言する。カツドウ屋では、大部屋俳優たちとスタッフの打ち上げが開かれて、杉本(堺雅人)は大京映画の存続は「無頼人」にかかっている、と言う。美月は完成した映画を見て…。

朝ドラ【オードリー】の見どころ

  • 脚本はベテラン・大石静さん。第55作「ふたりっ子」に続き、朝ドラ2作目。2024年の大河ドラマ「光る君へ」も手掛けています。
  • 主人公・美月のモデルは、作者の大石静本人である。実際の大石静さんは青年座研究所を経て、永井愛さんと結成した劇団「二兎社」にて舞台女優や舞台脚本・演出などをしていた。その後、(美月の目指した映画監督ではなく)脚本家になっている。
  • 劇中劇の殺陣は、実際に1950年代から東映京都撮影所で活躍した殺陣師の上野隆三が指導。
  • 専属の看板スターや、情熱的な活動屋たちの古きよき華やかな映画の世界を再現。

朝ドラ【オードリー】のスタッフ

  • 【作】大石静
  • 【音楽】溝口肇
  • 【主題歌】「Reach for the sky」(GIZA studio) 作詞・歌 – 倉木麻衣、作曲 – 大野愛果、編曲 – Cybersound
  • 【語り】 岡本綾(佐々木美月役を兼任)
  • 【制作統括】内藤愼介
  • 【演出】長沖渉、高橋陽一郎、柳川強、訓覇圭、黒崎博

朝ドラ【オードリー】の再放送日

初放送日:2000年10月2日 ~2001年3月31日

再放送日:2024年4月1日(月)~

再放送の時間:あさ7:15~7:30(15分間)、月曜から土曜まで。

再放送の放送局:NHK BS

※毎週日曜あさ8時から9時30分までその週の6話分を再々放送。

※放送日時はあくまで予定です。

歴代朝ドラのネタバレ記事

放送クール(通算作品数)作品名
2024年度前期(第110作)虎に翼
2023年度後期(第109作)ブギウギ
2023年度前期(第108作)らんまん
2022年度後期(第107作)舞いあがれ
2022年度前期(第106作)ちむどんどん
2021年度後期(第105作)カムカムエヴリバディ
2021年度前期(第104作)おかえりモネ
2020年度後期(第103作)おちょやん
2020年度前期(第102作)エール
2019年度後期(第101作)スカーレット
2019年度前期(第100作)なつぞら
2018年度後期(第99作)まんぷく
2018年度前期(第98作)半分、青い。
2017年度後期(第97作)わろてんか
2017年度前期(第96作)ひよっこ
2001年度前期(第64作)ちゅらさん
2000年度後期(第63作)オードリー

画像出典NHK

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