【スタンドUPスタート】ネタバレ・あらすじ最終回まで！訳アリ人材が経営者⁈今までにはないリアルな起業ドラマ！

三星大陽（竜星涼）は「資産は人なり」をモットーに、可能性を見出した人に投資をする人間投資家。人懐っこく、憎めない大陽だが、実は三ツ星重工の前会長の息子で、現社長の三星大海（小泉孝太郎）の弟である。大海は副社長の叔父の義知（反町隆史）とともに会社を支えていた。

ある日、大陽はゲーム会社の社長・小野田虎魂（吉野北人）と飲んでいると林田利光（小手伸也）という男子と知り合う。林田はかつてメガバンク『みその銀行』の融資部門次長だったが、左遷され、今は子会社『リリーフ保険』に出向していた。『みその銀行』時代の栄光にしがみつく林田に大陽は興味を抱いた。

兄・三星大海（小泉孝太郎）が社長を務める『三ツ星重工』の定例株主総会に出席した三星大陽（竜星涼）は、4年前のリストラで失業した造船所の現場責任者・武藤浩（塚地武雅）に声をかけ起業を勧めた。

株主総会の数か月前、イベント会社『エンジョイ・メーカーズ』の副社長・福島あかね（岡本玲）と出会っていた。『エンジョイ・メーカーズ』は今でこそ大きくなったが、社長の東城充（野村周平）と福島が大学時代に始めた小さな会社だった。SNSバブルで大きく飛び跳ねたが、今では大きなイベントはすべて東城が仕切り、あかねは地方の会社や町内会などの小さなイベントばかりだった。
傲慢な東城は意見してくる福島を疎ましく思い、勝手に子会社を作り福島をそこへ追いやった。福島は大陽と共に子会社を乗っ取る計画をたてる。

三星大陽（竜星涼）は、林田利光（小手伸也）を呼び、同級生の御手洗光一（内藤秀一郎）が銀行から融資が受けられるようにマッチアップを頼み事にした。
御手洗光一はパチンコグループを経営しているが、ファミリーで楽しめる複合施設を作るため社内起業しようとしていたのだ。
御手洗の事業計画書を見た林田は、パチンコグループの経営も問題ないし、融資は可能と判断した。
しかし、『みその銀行』の融資担当・羽賀佳乃（山下美月）は「パチンコ」に不快感を表し融資を下ろさなかった。
羽賀の母はギャンブル依存症で、羽賀はパチンコを憎んでいたのだ。

ゲーム会社「ハイパースティック」の開発者であり、社長でもある小野田虎魂（吉野北人）は出資者の三星大陽（竜星涼）を兄のように慕う。
「ハイパースティック」は順調に利益を上げていたが、製作している社員たちは謀殺だった。
最善の方法を見つけられず、嫌気がさした虎魂は「社長やめたい。」とグチを溢す。
その場に居合わせたM&Aアドバイザーの野本優作（竹財輝之助）は虎魂に会社の売却を提案する。
虎魂は大陽に野本に勧められたM&Aの話を相談した。
大陽は「オレに頼るな」と言い、虎魂を突き放す。

三ツ星重工業の造船所の責任者だった武藤（塚地武雅）は造船所の閉鎖に伴い、リストラされていた。造船所のある長崎の風汐が活気をなっていく様子に耐えられなかった武藤は、大陽にスタートアップを持ち掛けられる。
大陽と造船所跡地に巨大ネットスーパーを作る計画をたてた。
しかし、地元商店街の賛同が得られず、なかなか話が進まない状況だった。
優秀なブレーン確保のため大陽は三ツ星を退職した「山谷コンビ」も誘い強引に長崎に連れて行く。
武藤は弱音を吐いていたが「信頼関係が大切」と加賀谷に解かれ再度奮起する。
商店街の人々を集め、ネットスーパーへの理解を得ようとするが、1度目の説明会は失敗に終わった。しかし、大陽のアドバイスで間違いに気が付いた武藤は再度説明会を開き、自分の言葉で思いを伝える。

三ツ星重工の造船所の現場責任者だった武藤浩（塚地武雅）は、三ツ星重工のエースだった山口浩二（高橋克実）と加賀谷剛（鈴木浩介）と共に『ワカラン社』を設立。
造船場跡地に巨大ネットスーパーの実現を目指す。
しかし、造船場跡地の土地購入には課題があった。すでに豊光水産の豊光幸男（小沢和義）が購入を表明をしているため、手を引いてもらう必要があった。
大陽たちは交渉をするが、よそ者に土地は譲らない、と門前払いされてしまう。

ある日、三星大陽（竜星涼）のもとに、洋菓子店『クレヨン・ドゥ・クルール』から出資してほしい、という話が。
洋菓子店『クレヨン・ドゥ・クルール』は若い世代から圧倒的な支持を受けており、社長の永野凛子（白石聖）はスイーツコンクールの世界大会で優勝するほどの実績を持つ。今回はパリに2号店を出店するために大陽に出資を願い出た。
社長の凛子の姉・絵美（大西礼芳）は大陽の幼馴染であり老舗洋菓子店『ながの製菓』の社長でもある。
凛子自身も、3年前までの『ながの製菓』の商品開発部で働いていたが、意見の合わない姉の絵美とケンカになり、退社していた。
実は大陽は年々業績を落としている『ながの製菓』へ出資しようと考えていた。その事を知った凛子は「あんな会社に出資するのに自分の店への出資が嫌とは言わせない」と自信満々だった。しかし、何の戦略もない凛子に大陽は出資を断る。

三星大陽（竜星涼）のところに、三ツ星重工業の社長室長・高島瑞貴（戸次重幸）が訪ねてきた。高島は大陽に、自身が三ツ星銀行で勤務していた時の元上司・轟彰（佐野史郎）を紹介した。
どうやら轟の再就職先を世話してほしいようだが、営業部長だった轟はプライドが高く、就職先の条件は「能力や経歴に相応のもの」であること。快く引き受けた大陽だったが、そんなにうまくいくものだろうか…。再就職探しは難航していく。
一方、三ツ星重工業に戻った高島は、社長の三星大海（小泉孝太郎）と副社長の三星義知（反町隆史）に呼び出される。
社長室長のポストを渡せ、というのだ。後任は元経産省エネルギー庁長官で、勇退後に『三ツ星エネルギー』の副社長に就任した篠田博康（岩城滉一）。
これまで三星兄弟をよく知り、尽くしてきた高島はどうなってしまうのか。

三星大陽（竜星涼）は、あるイベント会場に小野田虎魂（吉野北人）、音野奈緒（安達祐実）、そして『株式会社ワカラン』の、武藤浩（塚地武雅）、山口浩二（高橋克実）、加賀谷剛（鈴木浩介）を呼び出し、ベンチャーサミットへ参加することにした。
実は、ワカラン社が使っている、電気メーターの稼働から在宅状況を把握する『宅・システム』を改良し、どの家電の使用料が把握できる『宅・システム・メーター』を完成させたのだ。
大陽は、このシステムを使えば要介護一歩手前のフレイルという状態の進行を発見できるのではないかと考え、音野が管理しているシニア向けマンションに設置して実証実験を行っていた。
結果、実用性が証明され、今後、大きなビジネスチャンスを生み出す可能性が出てきた。
ベンチャーサミット終了後、東京英明大学の学生・三上珠緒（田鍋梨々花）と、准教授の河野幸（星野真里）から声をかけられた太陽。聞けば三上たちは動物の声を比較することで異常個所を感知する研究を行っており、自分たちに投資してくれる投資家を探していた。

大陽は、『三ツ星重工』の社長の座を追われた兄・大海（小泉孝太郎）に、「スタートアップしよう！」と持ちかける。虎魂（吉野北人）や林田（小手伸也）、羽賀（山下美月）、武藤（塚地武雅）、山口（高橋克実）、加賀谷（鈴木浩介）の面々など、これまで大陽が出会ってきた最高の仲間と言う名の“資産の力”を結集させて、国交省による次世代型インフラ長寿化技術のプロポーザルに応募し、『三ツ星重工』との一騎打ちに挑む。そのためには東京英明大学の三上珠緒（田鍋梨々花）と准教授の河野幸（星野真里）の研究の応用結果が不可欠だ。
しかし国交省へのプレゼンを目前にしてもまだ成功していなかった。