【大奥(2024)】のあらすじとネタバレを最終回まで!儚い愛はどんな結末を迎える?
【大奥(2024)】のあらすじとネタバレを最終回まで!
小芝風花さんがフジテレビドラマ初主演を務める『大奥(2024)』は、第10代将軍・徳川家治と愛のない政略結婚を強いられた皇室の血を引く公家の娘が主人公。
将軍正室として男子禁制の”大奥”へ入ると、そこでは女たちの壮絶な戦いの火蓋が切られることに。
フジテレビの連続ドラマとしては約20年ぶり、『大奥』シリーズ完結作の放送からは約5年ぶりとなる令和版『大奥』は、“愛”をテーマにした最も切なく美しいラブストーリー。
儚い愛はどんな結末を迎えるのでしょうか?
今回は、【大奥(2024)】のあらすじ・ネタバレを最終回まで紹介していきます。
2024年3月28日更新
【大奥(2024)】のあらすじ・ネタバレ
『大奥(2024)』全話のあらすじ・ネタバレを最終回まで、まとめていきます。
1話のあらすじ・ネタバレ
#1 この牢獄で生きていけるのかー渦巻く愛と陰謀!
2024/01/18 放送
1話のあらすじ
公家の姫である五十宮倫子(小芝風花)は、徳川家治(亀梨和也)との婚儀を控え、付き人のお品(西野七瀬)と支度に追われていた。倫子は幼い頃に一度だけ会ったことのある家治が「蛇のように冷たい目をしていた」とお品に話し、婚儀に気乗りしない。準備が整うと、大奥総取締役・松島の局(栗山千明)に導かれ、倫子たちは婚儀の間へ。居並ぶ重鎮の幕臣や奥女中たちが一斉に自分に平伏する様に驚く倫子。そこへ家治が威風を帯び、現れる。だが、家治の目がやはり冷酷に見える倫子は目を合わすことができない。
その頃、家治の父で第9代将軍・徳川家重(高橋克典)は家治の婚儀に顔を出すこともなく、女中を侍らせて酒を飲んでいた。挙げ句の果てには寝だした家重を見て、側用人・田沼意次(安田顕)は「悪人には、いずれ天罰が下る」と口にする。
一方、家治と倫子の婚儀には田安宗武(陣内孝則)と松平定信(宮舘涼太)が顔を出す。定信は倫子に、これから暮らす大奥は、その地位を妬み追い落とそうとする者もいると忠告し…。また、京の頃より倫子に仕えるお品がいるにも関わらず、松島は倫子の付き人にお知保(森川葵)をつけると言いだし――。
1話のネタバレ
あの時のトンボのように。逃れたくても逃れられない。自由を奪われ、誇りを奪われ。やがて生きる気力を奪われていく。
公家の娘とはいえ、なかなか和歌の一句も詠めない倫子。
将軍家へ嫁ぐことも信じられないでいた。
そこへ久我信道(鈴木仁)がやって来る。
信通「寂しくなったら西を見ろ。変わらず私がいる。どんなに離れていても、そなたの一番の味方だ」
二人は抱き合い離れた。
江戸幕府誕生から150年余り。度重なる天変地異や狭窄・疫病の萬栄により、幕府経済は悪化の一途をたどり、民に課せられる税は増すばかり。質素・倹約・勤労の日々を強いられ、我慢の限界を迎えた民による暴動が江戸の町の平和を脅かしておりました。人々は待ち望んでおりました。この貧しいのに光を灯し、暮らしを豊かにしてくれる将軍の登場をー。
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2話のあらすじ・ネタバレ
#2 仕掛けられた罠ーそして側室を巡る争いが始まる…
2024/01/25 放送
2話のあらすじ
五十宮倫子(小芝風花)は久我信通(鈴木仁)に大奥から逃げる手助けを頼むが、返書で信道が倫子の姉と結婚したことを知り、お品(西野七瀬)の腕の中で泣き崩れた。そんな倫子とお品に、松島の局(栗山千明)やお知保(森川葵)たちは“大奥のしきたり”と、さまざまな嫌がらせを続ける。
徳川家治(亀梨和也)は田沼意次(安田顕)を老中首座に任命。裏で田沼とつながる松島は、倫子が世継ぎを身籠る前に、家治に自分たちの息のかかった側室をあてがうべく田沼と密談していた。
そんな折、高岳(田中道子)たちが“御台様に上様の御渡りがない”とうわさ話に興じていると、それが倫子たちの耳に入る。倫子は「そのようなことでしか人の価値を測れないなど、哀れな方たち」と高岳たちに告げるが、大奥は将軍家の子孫繁栄のための場所なので、勤めを果たせず妻と言えるのかと反論されてしまう。
ある日、お品はお知保から松島に届けて欲しいと言われ箱を預かる。だが、松島が中を確認すると、箱に入っていた焼き物が割れていたのだ。お品は自分の過ちではないと伝えるが、聞き入れてもらえない。焼き物を金に替え、女中たちに新しい懐紙入れを支給するつもりだったと言う松島は、経費を賄うため、お品に暇を取らせるしかないと言い出す。それが狙いだと察した倫子は経費分を賄えばいいのだろうと、懐紙入れを自分たちが作ると返すが…。
2話のネタバレ
月が沈めば陽が昇る。表があれば裏もある。某と上様は表裏一体。そうであろう。
勝手に起きることも許されない倫子。
食事も硬く冷たいものだった。
大奥のしきたりは過酷なものばかり。
誰とも目が合わないことを気にする倫子。
夫婦らしい生活は何一つなく、閉ざされた城の中で生きる意味を見出せずにいる姫様なのでした。
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3話のあらすじ・ネタバレ
#3 側室の座は誰が…近づく倫子と家治に衝撃の事態が
2024/02/01 放送
3話のあらすじ
五十宮倫子(小芝風花)の身だしなみを整えるお品(西野七瀬)が昨晩の御渡りについて問いかけると、倫子は「何もなかった」と口にし、徳川家治(亀梨和也)のことがよく分からないと話し出す。
早速、家治に抱かれなかったことで高岳(田中道子)ら女中の間で“添い寝姫”とあざ笑われる倫子。お品は怒ろうとするが、倫子に制される。倫子はお品にこの先自分の身に何があっても言い返してはだめだと命じており、倫子はお品が酷い目に遭って欲しくなかったのだ。
一方、倫子のもう一人の付き人、お知保(森川葵)は宿下がりで里帰りしていた。そんな折、倫子が家治と仏間で手を合わせていると、松島の局(栗山千明)が口を開く。なんと、松島は倫子の目の前で家治に側室を設けるよう迫ったのだ。だが、家治は「側室は必要ない」と返す。将軍家の血筋を絶やすことになると食い下がる松島に、家治は何も答えず去る。
倫子から次第を聞いたお品は、女中たちのうわさとして家治の父・徳川家重(高橋克典)と母・お幸の方(紺野まひる)に関する悲しい過去を話す。倫子は家治のつらい身の上に思いを馳せ…。
家治が世継ぎを望まぬという話は松平定信(宮舘涼太)も知ることとなり、父の田安宗武(陣内孝則)に告げる。また、家治が田沼意次(安田顕)の言いなりになっていると定信から報告を受けた宗武は、いいことを思いついたと不敵な笑みを漏らし――。
3話のネタバレ
将軍家の血筋を絶やさぬよう設けられた大奥。まさにこの場所で、お世継ぎを巡るおぞましい戦いが、まさに始まろうとしているのでした。
家治は両親の冷え切っていた夫婦関係が原因で、愛のない親の元に産まれる子供を作りたくないのではないだろうか。
そんな中、家治は大奥へ。
すると、倫子が1人仏間で手を合わせ、母・お幸の命日の供養をしていた。
「なぜ、そなたが?」
「夫婦(めおと)、ですので」
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4話のあらすじ・ネタバレ
#4 正室vs側室のバトル始まる!定信の秘められた恋
2024/02/08 放送
4話のあらすじ
五十宮倫子(小芝風花)は、お知保(森川葵)が徳川家治(亀梨和也)の側室になったことを知り、動揺する。家治が田沼意次(安田顕)に強要されて側室を持つに至ったことを知らない倫子は心中穏やかではない上、早速御渡りがあると聞かされ、ショックを隠しきれない。
そんな折、増上寺代参が行われることになる。松島の局(栗山千明)は「忙しい上様、御台様に代わって、奥女中たちが代参を務める」と切り出すが、倫子は御台所の大事な公務であるとし、自分も共に参ると発する。松島は御台様が出向くなど前例がないことだと反論するが、家治は倫子に「頼んだ」と言い、代参を認める。
倫子がお品(西野七瀬)を伴って無事に参拝を終えると、猿吉(本多力)が倫子の好物である白みそ煎餅を持って現れる。それは、お品が葉山貞之助(小関裕太)に頼み、特別に作ってもらったものであった。そして、倫子が茶屋で休んでいると、松平定信(宮舘涼太)に声を掛けられる。そこで、定信から“賢丸”という幼名を聞いた倫子は、定信がかつての幼なじみであったことを思い出す。そして、二人は幼い頃に戻ったかのように、江戸の町を散策して楽しんでいたが…。
4話のネタバレ
側室になったお知保が、どこか母・お幸に似た雰囲気を持っていると田沼から言われた家治。
家治「これで満足か?そなたには人の心がないのか」
田沼「はて。そのようなもので、この将軍家を守れるのでしょうか。天下泰平のよう保てるのでしょうか。次のご誕生、心よりお待ち申し上げております。亡き母上の為に」
一方の倫子は、すれ違ったお知保からまた心苦しくなることを言われる。
お知保「これより、上様の夜伽のお相手はわたくしにお任せくださいませ。ご苦労様にございました」
そして、お知保の元に家治がやって来る。
その頃、家治から貰った懐中時計を見つめる倫子がいるのだったー。
姫様の中で、今までに感じたことのない嫉妬の炎が、燃え始めているのでした。
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5話のあらすじ・ネタバレ
#5 運命の再会…城を出るか!?禁断の恋に揺れる倫子
2024/02/15 放送
5話のあらすじ
五十宮倫子(小芝風花)は徳川家治(亀梨和也)が側室のお知保(森川葵)へ御渡りしたことに、つらい思いを募らせる。幸せそうなお知保に倫子はうつむくことしかできない。そんな中、家治はオランダ商館長を江戸城に招く折、もてなしに琴を披露したいと告げる。多くの者が名乗り出る中、「御台はどうだ」と促す家治にも倫子はうつむいたまま。すると、松島の局(栗山千明)の推挙もあり、お知保が名乗りをあげたことで、琴の演奏はお知保に任されることに。琴なら倫子も得意だと悔しがるお品(西野七瀬)だが、今の倫子は「上様がお知保を選んだ」と力なく返すだけで…。
お品は倫子が優しすぎると猿吉(本多力)に愚痴をこぼす。そこに、葉山貞之助(小関裕太)が通りがかり、お品にもっとゆっくり話がしたいと蔵の鍵を渡し、そこで待っていると告げる。
倫子を家治から遠ざけようとする松島。そして、暗い過去を持つ家治を脅して政治の実権を握ろうとする田沼意次(安田顕)のたくらみは続き、田沼は武家伝奏に久我信通(鈴木仁)を就任させたのだ。信通の姿に動揺する倫子。家治も信通が倫子の手紙の相手だと気付く。田沼が倫子と信通は知り合いだろうと言うと、家治は、知り合いならこの後二人で話すが良いと口にする。倫子と話す機会を得た信通は、倫子に彼女の母親が病に伏せっていることを話す。そして、一緒に京に帰らないかと倫子に告げ…。
5話のネタバレ
ほろ苦いこの殿方との再会を機に、姫様は大きな人生の岐路に立たされることになるのでした。
手紙を貰ってから、助けに行けなかったことを謝る信通。
倫子「傷つきました。でも、もういいのです。姉上のお相手が信通様なら安心です。父上も母上もお喜びでしょう。まだ何か隠しておられるのですか?嘘をおやめください」
母親のことは何も聞いていなかった倫子だが、一緒に帰ることなどできない。
倫子「将軍家に嫁いだ私は、もう2度とこの城から出られないのです」
信通「私が逃げる算段をいたします。その後のことも倫子様が生活に困らないよう私が」
倫子「そんなことをすれば信通様の立場が」
信通「あの文を出してから、ずっと後悔しておりました。そなたの事が心配で心配で仕方がなかった。倫子様を1人残して、私だけ幸せになれません。必ずお助けします。3日後の夜、裏口の門にてお待ちしております」
一方で、松島と田沼は信通に倫子と家治の仲が上手くいっていない、と吹き込んでいた。
「まんまと逃げだすに決まっている」
御台を追いやれる、そう2人は確信していた。
そして、倫子はこの件をお品に相談する。
「私は倫子様がどんな決断をされようと、ついてまいります」
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6話のあらすじ・ネタバレ
#6 第二章開幕!激化する世継ぎ争い…側室に子が誕生
2024/02/22 放送
6話のあらすじ
五十宮倫子(小芝風花)は、打ち掛けの裾を踏まれて倒れてしまったお知保(森川葵)に慌てて駆け寄る。倫子は女中たちを糾すが、逆に徳川家治(亀梨和也)の子を宿せぬことを揶揄(やゆ)されてしまう。身籠ってからは家治のお知保への御渡りはない、所詮(しょせん)は腹を貸し出しただけとかばうお品(西野七瀬)を倫子はたしなめる。騒ぎの中、やってきた家治は次第を聞き、松島の局(栗山千明)にしかるべき処分をするよう命じる。
倫子は家治の御渡りはあるものの、一向に妊娠の気配がなく焦っていた。「そんなにお子が欲しいのですか」と問いかけるお品に、倫子は家治と家族を作り、愛する人の子を自分の手で育てたいと返す。そんな倫子のために、お品はいつもの蔵で倫子の食事について葉山貞之助(小関裕太)に相談。だが、相談を終え、それぞれに蔵を出るお品と貞之助の姿を朝霧(華耀きらり)に目撃されてしまう。
ほどなくしてお知保は家治の子どもを出産。祝いを述べる倫子に、家治は子に会っていないと言う。そんな中でも、倫子はなぜ自分には子どもができないのかと悩んでいた。
その頃、療養中の田安宗武(陣内孝則)のそばには、心配そうに控える松平定信(宮舘涼太)がいた。そんな定信を近くに呼び寄せ、宗武は耳元で何かを告げ――。
6話のネタバレ
時は流れ、名実ともに側室となられたお知保さまは、出産の時を迎えようとしておりました。
もうすぐ、お知保の子が生まれる。
若君、男児であれば将軍家は安泰であると沸く女中たち。
一方で、落ち込む倫子に女中は新たなお香を焚いていた。
上様の妻として生きると決めた姫様。しかし、一向に妊娠の兆しが見えず、いや応のない劣等感にさいなまれているのでした。
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7話のあらすじ・ネタバレ
#7 禁断の恋の代償は倫子への裏切り!黒幕・定信動く
2024/02/29 放送
7話のあらすじ
五十宮倫子(小芝風花)に長らく子ができなかったのは、お梅(小南満佑子)がすり替えていたお香が原因ではないかとお品(西野七瀬)が告げる。そのお香には、子をできにくくする薬草が使われていたという。命じた者を探ろうにも、肝心のお梅が姿を消してしまう。なんと、お梅を動かしていたのは松平定信(宮舘涼太)だったのだ。
倫子が倒れた件について、徳川家治(亀梨和也)は「誰の仕業か調べはついたのか」と田沼意次(安田顕)に問いかける。田沼は松島の局(栗山千明)ではないかと注進するも、家治は応じない。それは、お知保(森川葵)を側室に進めたのは松島と田沼だったからで、家治は自らこの件を調べると言い放つ。
家治の子である竹千代の教育係となり大奥、さらには幕政を専横せんとする松島から裏切られた田沼は、高岳(田中道子)一派に接近。田沼の新たな企みは、倫子やお品を巻き込み、予期せぬ方向に進もうとしていた。
そんなある日、倫子は料理の味が変わったのではないかと口にする。すると、お品は倫子の料理を全てこしらえていた葉山貞之助(小関裕太)が長らくお休みを取られているようだと返す。お品は、真面目な貞之助が倫子に与えられた役目を投げ出すわけがないと心配し…。
7話のネタバレ
3ヶ月後ー。
誰かがまた、牢に閉じ込められていた…。
そして、松島の天下となっていく大奥ー。
お品の気持ちに気付く倫子。
「恋は贅沢」と言うお品だった。
そんな時、貞之助を待つお品の元に田沼がやって来て牢へと連れていくと、そこには変わり果てた貞之助の姿が。
田沼「上様以外の殿方と情を通じるなど、あるまじき大罪ですぞ」
お品「申し訳ございませんでした。全て私の落ち度にございます。どんな処分もお受けいたしますので、どうか」
田沼「ほう…。どんな処分でも…。聞いておられましたか?」
高岳「えぇ、もちろん」
田沼と高岳は、今回の一件を不問にする策があると、お品に上様の側室となってお子を産む企みを話す。
御台様の付き人である自分はそんなこと出来るはずがない、と拒むお品。
貞之助を死罪にさせないため、お品はこの条件を飲むしかないのか。
そんな中、眠気が続いている倫子。
心配した家治が医師に診てもらうよう促す。
医師「ご懐妊にございます」
倫子「お子を…、私が…!?」
姫様のところに、ようやく訪れたコウノトリ。しかし、このご懐妊が新たな悲劇の幕開けとなるのでした。
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8話のあらすじ・ネタバレ
#8 母たちの野心…次の将軍は誰の子に!?迫る魔の手
2024/03/07 放送
8話のあらすじ
急に産気づいた五十宮倫子(小芝風花)を心配し、徳川家治(亀梨和也)が駆けつける。子を産むにはまだ早い時期で、家治は倫子に手を伸ばすも、その手を倫子に退けられてしまう。そして倫子は子を出産するが、悲しいものとなってしまった。お知保(森川葵)に薬を渡して倫子に飲ませようとした松島の局(栗山千明)だったが、お知保から薬を飲ませなかったと聞き、お知保の本心がどこにあるのか疑う。
その頃、松平定信(宮舘涼太)は隠密を相手に将棋を指し、「最初にあらゆるものを奪ったのは、あの男だ」と漏らす。その思いが定信を突き動かし、家治の血を根絶やしにして、自らが幕府の中枢に就くことへと向いていた。
そんな折、なんとお品が懐妊する。お品の子を将軍世継ぎにせんとする田沼意次(安田顕)と高岳(田中道子)の意気は上がる。一方、竹千代を愛でるお知保は、傷心の倫子を気にしていた。家治も倫子に会いに行くが、倫子は今は一人にしておいてほしいと、深い悲しみに暮れていた。
そんな倫子に、定信から贈り物が届く。その贈り物には文が隠されており、倫子を元気づけんとする内容だったが、定信は新たな企てを仕掛けようとしていて――。
8話のネタバレ
新たなお世継ぎ候補の出現により、大きく揺れ動く大奥。そして、到底受け入れきれない深い悲しみが、姫様の心を、めおとの中を、蝕んでいくのでした。
定信からの文ー。
”今宵、夜空をご覧ください。どんな暗闇にも花は咲きます”
夜、空には花火が上がった。
定信「倫子殿には悪いことをしたのう。しかし、あの男が次々に側室を設けたわけは、田沼の差し金だったか。これ以上、無能な将軍にこの国を任せてはおけぬ。狼煙は上がった」
季節は巡り、お品様は出産の時を迎えておりました。
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9話のあらすじ・ネタバレ
#9 狙われた命!松平定信の恋と罪
2024/03/14 放送
9話のあらすじ
増上寺代参の日、五十宮倫子(小芝風花)は徳川家治(亀梨和也)にあいさつをして出かけるが、どこかよそよそしい。そんな倫子が門を出て行く様子を猿吉(本多力)が物陰から見送っていた。
約束通り、松平定信(宮舘涼太)と浜御殿で会った倫子は、文や贈り物で気うつな自分を励ましてくれた礼を述べる。すると、定信は世継ぎがお知保(森川葵)の子・家基に決まったことで大奥も安泰だと口にする。
その頃、田沼意次(安田顕)は高岳(田中道子)から、お品(西野七瀬)の子・貞次郎が世継ぎに指名されなかったことを責められていた。どうするのかと問われた田沼は「家基に消えていただくしかない」と答え…。
定信のおかげで倫子は楽しいひとときを過ごしていた。帰り際、定信は倫子に自分ならつらい思いをさせないと告げ、思わず抱きしめる。そして、倫子たちが大奥に戻ってくると、女中たちが何やら騒いでいて――。
9話のネタバレ
平賀源内を呼び出した家治。
食物飢饉にそなえ意見を聞いた。
幕府が支援しサツマイモの研究に財を投じると。
倫子から話を聞いていた源内は、その時の話を家治にした。
騒ぎになっていた大奥。
家基が池に落ちてしまっていたという。
家治もやってくるが、家基は亡くなってしまった。
松島は田沼らの仕業だと。
お世継ぎのお命が失われ、大奥の権勢が大きく変わろうとしているのでした。そして、このお二人のご関係も…。
池にて、家基から貰った松ぼっくりを見ていた倫子は、そのあとやって来たお品が微笑んでいるのを見て衝撃を受けるのだった…。
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10話のあらすじ・ネタバレ
#10 家治VS定信!倫子への愛と権力を巡る最期の闘い
2024/03/21 放送
10話のあらすじ
「わしは、将軍家の子ではない」――。
五十宮倫子(小芝風花)は、徳川家治(亀梨和也)から自身の秘密を打ち明けられた。倫子は家治から田沼意次(安田顕)にこの秘密を握られ、言いなりになるほかなかったと聞かされる。困惑する倫子だったが、そんな中、家治は体調を崩してしまう。田沼はお品(西野七瀬)の子、貞次郎を世継ぎに指名することを迫るが、家治は将軍家の血を引かない自分の子でよいものかと苦悩する。さらに、田沼は松島の局(栗山千明)を大奥総取締から追い落とし、自分の意のままになる高岳(田中道子)を据えようとする。
家治の見舞いに行った松島は、倫子との会話を聞いてしまったことを話す。動揺する家治は、その話は聞かなかったことにしてくれと松島に頼み込み…。
一方、倫子のもとに松平定信(宮舘涼太)から贈り物が届く。中にはいつものように文が隠されていた。だが、その文には、驚くべき内容が記されていて――。
10話のネタバレ
出自を巡る秘密。この大きな秘密を前に、なす術を見出せずにいる姫様なのでした。
松島は母・お幸から家治のことを任されていた。
松島「それからは、あなた様が、私の生きる意味となりました。上様をお守りするためならば、鬼にでもなろうと決めたのです。それ故もし、上様が田沼殿に長年にわたり、苦しめられてきたのだとしたら、断じて許すわけには参りませぬ!」
家治は松島の気持ちも、分かっているのだった。
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最終回のあらすじ・ネタバレ
#最終回(11) 大奥燃ゆ!倫子VS定信…家治がついた最後の嘘
2024/03/28 放送
最終回のあらすじ
五十宮倫子(小芝風花)は、松島の局(栗山千明)から徳川家治(亀梨和也)が倒れたことを聞かされる。高熱にうなされる家治の容体を、御匙が必死に診ていた。
松平武元(橋本じゅん)から家治の子細を聞いた松平定信(宮舘涼太)は、ようやく自分たちの出番がきたと笑う。そして、定信は新たな手立てを思いついたと言い…。
そんな折、浅間山が噴火し、江戸にも火山灰が舞い降りた。さながら黒い雪のような火山灰に、お知保(森川葵)らは思わず驚く。暗雲立ち込める幕府、そして倫子も不吉な予兆を感じずにはいられない。
この事態を何とかせねばと考えた家治は、自ら蟄居閉門を命じた田沼意次(安田顕)を呼び寄せ――。
最終回のネタバレ
その年、不吉な未来を予兆するかのように、浅間山が火を噴いたのでした。この国に、そして大奥に、かつてない危機が迫っているのでした。
「田沼を…呼んでくれ」
家治は「儂の代わりに政を任せたい。勘違いするな。わしは…断じてそなたを許さん!しかし…この国のため…力を貸してくれ…」と涙した。
田沼も目に涙を溜め「ご下命、しかと承りました」と、返事をした。
家治に会えなく不安な倫子だったが、一方で松島の心労の心配もする。
松島「御台様のそういうところ、忌み嫌っておりました。そのような清廉潔白なお振る舞いを見ていると、こちらの心が汚れていることをまざまざと見せつけられるようで…。しかし、そんな御台様ゆえに…今では感謝しております」
一方の田沼は、家治からの命を受け、各地の被害に対し諸国から米を集め、米の値を安定させることに励む。
その頃、家治の体は弱り切っていて、御匙に「御台を呼んでくれ」と頼んでいた。
急いで向かう倫子。
家治「どうやら儂は、この肉体を…離れる時が来たらしい。幾度も…泣かせたな。今も…。されど…。泣き顔さえも…いとおしい」
涙をぬぐう。
倫子「上様…嫌でございます。もっと…もっと、おそばに…」
激しいせきをする家治。
家治「儂には、やり残したことが…たくさんある。子供たちを…あやめた者を捕らえねばならぬ…。もっと…この国を…豊かにせねばならぬ…。そなたと…。もっと…。い…生きたかった…。三つ葉…。葵のように…」
倫子「上様?上様。あ…上様…」
泣きじゃくる。
身まかられた、とお知保にも松島が知らせ、2人も泣き出す。
定信「時は来た。動き出すとしましょうか」
田沼は休むことなく働いていた。
「上様に託されたのだ」と尽力。
しかし、そこへ息子・意知が佐野という旗本に切り殺されたという知らせが入る。
定信がやって来て「喪に服してください」と言われるがが、田沼は家治から任された最後の役目だと断った。
定信「まだ分かりませぬか。そなたはもう、用済みだと申しておるのです。老中職を罷免いたす。徳川御三家、御三卿の合議によりそう決まりましてござります。幼い頃、私はあなたによって、この城を追われました。そして今日、ここを去るのはあなたです」
田沼もまた、定信のよって追い出された…。
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【大奥(2024)】の最終回・予想
今作は、『ナイト・ドクター』『女神の教室〜リーガル青春白書〜』などを手掛けた、大北はるかさんの脚本によるストーリーです。
皇室の血を引く公家の娘と第10代将軍・徳川家治は、どんな夫婦になっていくのでしょうか。
当記事でも最終回や展開を予想していきます。
主軸となる2人の恋愛状況
令和版『大奥』のテーマは、「愛」です。
たった一つの愛を得ようともがく女たちの、熾烈な戦いの火蓋が切られる”大奥”。
そんな大奥に将軍正室として渡ることとなった倫子。
だが、倫子には思いを寄せていた幼馴染・久我信通がいました。
一方の家治は、幼いころからエリート教育を受け祖父である吉宗のような将軍になることだけを考え、必死に幕府を立て直そうとしています。
倫子と婚礼を交わすまでは愛を知らなかった?
徳川家、異例の愛妻家だった!?
家治は”愛妻家”としても知られ、倫子との間に男子は生まれなかったが2女を儲けました。
「将軍家の一大事=側室を迎えて出産させる」のが当たり前だったため、家臣たちが側室を薦めるも嫌がり首を縦に振らず、選ぶことはなかったといいます。
最終手段で、田沼意次が薦めると「田沼も側室を持つこと」を条件に迎えました。
無事に側室が男子を出産するも、その後は”お役御免”といったかのように側室のところへは全く通わなくなります。
さらに側室が出産した子供・家基は、倫子の元で育てさせました。
このように、徳川将軍家では珍しい”愛妻家”だった家治だからこそ、大奥の費用は”必要のないもの”と感じ、祖父である吉宗のように大奥の出費を削減したともいわれています。
それほどまでに、倫子のことを愛していたということではないでしょうか。
倫子も初めは思いを寄せていた幼なじみが忘れられず、などといったことになるでしょうが家治の”愛”に心奪われること間違いなし!!
連ドラ後に、スペシャルドラマ確定?
これまでフジテレビで制作されたシリーズ
- 『大奥』(2003年 火曜時代劇) 主演:菅野美穂
- 『大奥スペシャル~幕末の女たち~』(2004年 スペシャルドラマ) 主演:菅野美穂
- 『大奥~第一章~』(2004年 木曜劇場) 主演:松下由樹
- 『大奥~第一章~桜散る』(2005年 スペシャルドラマ) 主演:松下由樹
- 『大奥~華の乱~』(2005年 木曜劇場) 主演:内山理名
- 『大奥~華の乱~ 悲恋の果てに』(2005年 スペシャルドラマ) 主演:内山理名
- 『大奥スペシャル~もうひとつの物語~』(2006年 スペシャルドラマ) 主演:深田恭子
- 『大奥 第一部~最凶の女~/第二部~悲劇の姉妹~』(2016年 スペシャルドラマ) 主演:沢尻エリカ
- 『大奥 最終章』(2019年 スペシャルドラマ) 主演:木村文乃
これまでのシリーズを見ると、連ドラのあとにスペシャルドラマ、という流れが見えます。
2024年令和版『大奥』も、スペシャルドラマ確定!?
【大奥(2024)】のみどころ
京都で全編オールロケ!映像美・荘厳な舞台セット・衣装に注目!
本家本元、フジテレビの『大奥』が令和の木曜劇場で復活!
東映とタッグを組み、豪華で荘厳な衣装やセットはもちろん、全編オール京都ロケを実施します。
<注目ポイント!>
- クオリティーの高い世界観
- 映像美
- 豪華なキャスティング
- 圧倒的なスケール
- 錚々たる顔ぶれのキャストたち
- 豪華絢爛な衣装
演出・脚本陣はこの方々!
『科捜研の女』シリーズ・『相棒』シリーズ、テレビ朝日系のドラマで高い評価を受けている兼﨑涼介監督を演出に迎え、脚本は2016年『好きな人がいること』・2018年『グッド・ドクター』を手がけた大北はるかさんが担当。
登場人物の繊細な心情が描かれることでしょう。
亀梨和也さん、初となる時代劇!
ファンの方々の間でも「将軍様のうちわを作りたい!」と話題になっている今作。
亀梨さんは過去にソロ曲”1582”をコンサートで披露するなど、織田信長ファンと明言していたことも。
人物は違えど、歴史上の人物を演じられるということで、期待大といったところではないでしょうか。
【大奥(2024)】は2024年01月(木曜)スタート。放送が楽しみですね。
画像出典:大奥(2024) 公式HP
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