【全領域異常解決室】全話ネタバレ・あらすじ!原作・結末は?

【全領域異常解決室(ぜんりょういきいじょうかいけつしつ)】全話ネタバレ・あらすじ!原作・結末は?
水10ドラマ【全領域異常解決室】(略称:ゼンケツ)が10月9日(水)スタート!
藤原竜也主演の本格ミステリーで、バディ役は広瀬アリスです。

「全領域異常解決室」って警察ではないの?



内閣府直轄の捜査機関で、警察も手に負えないような不可解な異常事件を解決していく組織だそうだよ。「神隠し」や「キツネツキ」などの超常現象を扱うらしい。



不思議な世界観のドラマになりそうね。完全オリジナルストーリーなので、展開や結末を予想しながら見るのが楽しみだわ。
この記事では、【全領域異常解決室】のネタバレ・あらすじを最終回まで全話お届けしていきます。
(放送後に随時更新します)
◎この記事でわかること
ドラマ【全領域異常解決室】
・全話のあらすじ・ネタバレ
・最終回の予想
・見どころ
【全領域異常解決室】のあらすじ・ネタバレを最終回まで
【全領域異常解決室】のあらすじ・ネタバレを最終回までまとめていきます。
1話「シャドーマンと神隠し事件」
放送日:10月9日(水)22:00~23:09(初回15分拡大)
1話のあらすじ
警視庁音楽隊カラーガードの雨野小夢(広瀬アリス)は、ある日「全領域異常解決室」、通称「全決」への出向を命じられた。
室長代理の興玉雅(藤原竜也)の説明によると「全決」とは大和朝廷時代からある世界最古の捜査機関で超常現象のような“不可解な事件”を捜査する内閣官房直轄の機関だと言う。
小夢は自分がなぜこんな所に配属されたのか不思議に思う。
興玉が現在捜査しているのは「神隠し事件」。
半年ほど前に起こった事件の現場には服と持ち物と大量の血液のみが残されていて遺体は見つからなかった。
その後、ネット上に「これは『神隠し』である」「私は神の一柱、ヒルコである」という犯行声明が出る。
その後も同じような事件が続くたびにヒルコがその声明を発表し、世間では徐々にヒルコの存在を信じる人々が増えていった。
興玉と小夢は「全決」の局長・宇喜之民生(小日向文世)に指示され、警視庁捜査一課の荒波健吾(ユースケ・サンタマリア)、二宮のの子(成海璃子)、北野天馬(小宮璃央)と合同で捜査することになった。
荒波は興玉と小夢に、重要人物として捜査している松宮瑠偉(吉村界人)についての説明をする。
元々メン地下アイドルグループに所属していた松宮は、解散後はファンの女性とデートして稼いでいた。
これまで起こった8件の神隠し事件のうち、松宮は直近の3件の第一発見者であり、被害者の3人は松宮とデートを重ねる熱狂的なファンだった。
だが、松宮は犯行時刻にアリバイがある。
松宮は事件の後「ヒルコが見える」と話すようになり、松宮がヒルコの話をする動画サイトは登録者数800万人以上の人気チャンネルになっていた。
松宮は「ヒルコが近づくと空間が歪んで見える」と話す。
犯行現場近くの防犯カメラには、崩れたモザイクのような人間の影が移動する様子が映っていた。
しかし興玉は「ヒルコではなくシャドーマン(光る人型UMA)かもしれませんね」と言う。
果たして興玉たちは真相を突き止められるのか。
1話のネタバレ
宇喜之民生(小日向文世)が局長を務め、興玉雅(藤原竜也)が室長代理を務める、内閣官房直轄の機関「全領域異常解決室」、通称「全決」に、雨野小夢(広瀬アリス)が警視庁音楽隊カラーガードから出向してきた。
宇喜之は、内閣官房国家安全担当審議官の直毘吉道(柿澤勇人)から、世間を騒がせている「神隠し事件」の解決を要請される。
「神隠し事件」とは、現場に被害者の服と持ち物と大量の血液のみが残されていて遺体は見つからない連続事件で、事件が起こるたびにネット上に「これは『神隠し』である」「私は神の一柱、ヒルコである」という犯行声明が出ていた。
ヒルコの存在を信じ恐怖する国民が増えていくことを政府は案じていた。
興玉と小夢は、「神隠し事件」の真相究明のため、捜査一課の荒波健吾(ユースケ・サンタマリア)、二宮のの子(成海璃子)、北野天馬(小宮璃央)と合同捜査することに。
興玉は独自の捜査で、直近の事件3件はメン地下アイドルだった松宮瑠偉(吉村界人)とそのファン3人がヒルコの神隠し事件を模倣した自作自演だったことを突き止める。
すべては松宮をスターダムに押し上げるためにやったことだった。
しかし自分が一番のファンであると自負する駿河美鶴(工藤美桜)が裏切り、ほかの2人を殺害してしまった。
そして実は、松宮と3人のファンに自作自演のアイデアを教えたのは、松宮の妻・ひより(志田未来)だったのだ。
3件の事件は解決したが、元々のヒルコの事件についてはまだ何もわかっていない。
1話の考察と視聴率はこちら↓


2話「ほこら破壊!キツネツキ」
放送日:10月16日(水)22:00~22:54
2話のあらすじ
名門進学校として知られる葛乃葉(くずのは)女子高等学校で、1ヶ月ほど前から集団失神が相次いでいた。
今回も謎の神ヒルコを名乗る人物から犯行声明が出され、「全決」の興玉雅(藤原竜也)と雨野小夢(広瀬アリス)は調査のため学校に赴く。
二人は、2ヶ月前に当時の生徒会長・白石一香(井上音生)が飛び降り自殺していたことを知った。
現在の生徒会長である剣持日向(清乃あさ姫)と白石は生徒会長と副会長で、さらに同じ生物部の親友だったという。
興玉が自殺の原因を尋ねるが、剣持は言葉を濁す。
1ヶ月ほど前には「イケメン先生」と呼ばれ大人気だった歴史教師・池神春来(中尾暢樹)も失踪していた。
興玉は、学校の敷地の一画にあったはずの祠(ほこら)がなくなっていることに気づき、なぜ解体したのか聞くと、剣持は「ボロボロだったので生物部で解体した」と話す。
祠の残骸を見た興玉は、「これが祟りの正体です」とつぶやく。
そして翌日、興玉は全校生徒の前で事件の原因は「キツネツキ」だと話した。
その時生物教師・山杉幹夫(林泰文)が突然叫びながら倒れる。
2話のネタバレ
名門進学校として知られる葛乃葉女子高等学校では、集団失神が相次いでいた。
今回も「ヒルコ」を名乗る人物から犯行声明が出され、直毘吉道(柿澤勇人)は「全決」の局長・宇喜之民生(小日向文世)に事件の究明を要請する。
「全決」の興玉雅(藤原竜也)と雨野小夢(広瀬アリス)は調査のため学校を訪れた。
この学校では、2ヶ月前に当時の生徒会長・白石一香(井上音生)が飛び降り自殺していた。
現在の生徒会長である剣持日向(清乃あさ姫)と白石は同じ生物部の親友だったという。
1ヶ月ほど前には「イケメン先生」と呼ばれ大人気だった歴史教師・池神春来(中尾暢樹)も失踪していた。
興玉は、学校の敷地内にあったはずの祠(ほこら)がなくなっていることに気づく。
剣持から、ボロボロだったので生物部で解体したと聞くと、興玉は「これが祟りの正体です」とつぶやいた。
興玉は全校生徒を集めて、集団失神事件の原因は「キツネツキ」だと説明する。
祠が壊れたことでお稲荷様の怒りを買ったので、全ての罪を認めてお祓いする必要があると言い、罪を懺悔するための目安箱を設置すると告げた。
その時、生物教師・山杉幹夫(林泰文)が大声をあげて倒れる。
興玉は祝詞を唱えて鎮めると、これがまさにキツネツキですと説明した。
目安箱にはさまざまな告白や証言が寄せられたが、その中に「お稲荷様の下に祟りの正体が眠っています」というメモが。
警視庁ヒルコ専従班の荒波健吾(ユースケ・サンタマリア)と二宮のの子(成海璃子)、北野天馬(小宮璃央)が合流し、祠を掘り出すとそこには池神が埋められていた。
小夢は、山杉が殺したのだと推理する。
剣持と白石がメイドカフェで働いているところを偶然目撃した山杉が口外しない代わりに性的もしくは金銭的な要求をしていたが、耐え切れなくなった白石が自死、剣持から相談を受けていた池神を山杉が口封じのために殺したのではないかと。
しかし興玉は、それだけなら祠を壊す必要はないし、万物に宿る精霊や霊魂を信じる山杉が祠を壊すとは考えられないと話し、事件の真相に迫っていく。
祠の下にはかつて井戸があった。
井戸を埋める時は中にいる神様に失礼がないようお祓いをし神様が息ができるように配管や竹を使って息抜きをするのが作法。
この学校の祠も竹で息抜きをして祠を建てて祀っていた。
しかし祠が壊された時に息抜きがふさがれたことでメタンガスが発生してしまった。
集団失神の原因は、メタンガスだったのだ。
そして、池神を死に至らしめ、祠を壊したのは、剣持だった。
剣持と白石がメイドカフェで働いているのを知った池神が、二人に更衣室を盗撮をするよう脅してネットで売りさばいていた。
その罪を山杉になすりつけようとした池神と拒む剣持がもみ合っているうちに、池神がきつねの石像に頭をぶつけて死んでしまう。
山杉は、剣持をかばって全ての責任を引き受けていたのだった。
2話の考察はこちら↓


3話「空から足が降ってきた!時空を超えた殺人事件」
放送日:10月23日(水)22:00~22:54
3話のあらすじ
都内の高層マンションの庭園に、空から何者かの左足と小型機の一部が落ちてくる怪事件が起こり、今回もヒルコから犯行声明が出された。
「全決」の興玉雅(藤原竜也)は、これはタイムホールによるものかもしれないと言う。
タイムホールとは過去や未来と繋がる異次元媒介装置。
興玉と雨野小夢(広瀬アリス)は事件の究明に乗り出す。
DNA鑑定の結果、発見された左足は研究者・真鍋哲(神保悟志)のものとわかった。
真鍋は重力理論の世界的権威でタイムホール研究の第一人者で、4年前に小型機での移動中に機体ごと失踪していた。
警視庁ヒルコ専従班の荒波健吾(ユースケ・サンタマリア)たちはマンション高層階の住戸を調べたが、事件に繋がるものは見つからなかった。
4年前に、真鍋と主任研究員・常見真紀(山口紗弥加)は、タイムホールに繋がる時空制御に成功したと発表。
ところが一ヶ月後、常見がデータを捏造していたことが発覚する。
真鍋は即座に常見を解雇し、タイムホールの研究も打ち切った。
その後常見は姿を消したが、真鍋の小型機が失踪したのはその1カ月後だった。
興玉と小夢は、真鍋が所属していた研究室を訪れる。
現在の室長・片桐凛太朗(森下能幸)たちに話を聞いていると、そこに常見から電話がかかってきた。
3話のネタバレ


切ないラブストーリーでした。
都内の高層マンションの庭園に、空から物体が落ちてくるという怪事件が起きた。
その中には何者かの左足と小型機の一部も含まれていた。
全領域異常解決室(全決)の興玉雅(藤原竜也)は、これは「タイムホール(過去や未来と繋がる異次元媒介装置)」によるものかもしれないと話す。
今回もヒルコから犯行声明が出され、興玉と雨野小夢(広瀬アリス)は事件の究明に乗り出す。
DNA鑑定の結果、発見された左足は研究者・真鍋哲(神保悟志)のものだった。
真鍋は重力理論の世界的権威で、タイムホール研究の第一人者だったが、4年前、小型機での岩手県花巻市への移動中に機体ごと失踪していた。
興玉と小夢は、真鍋らがいた研究室へ向かい、現在の室長・片桐凛太朗(森下能幸)、研究員の古庄時実(山田キヌヲ) に話を聞いていると、そこに常見真紀(山口紗弥加)から電話がかかってくる。
常見は4年前にタイムホールにつながる時空制御に成功した主任研究員だった。
だが、その後研究データをねつ造したことが報道され、真鍋に解雇されてしまう。
常見はそのまま行方知らずになってしまったが、真鍋も飛行機事故で姿を消してしまった。
今回、事故から4年経って真鍋の足と小型機の部品が空から降って来たことになる。
タイムホールを通ってということなのだろうか。
興玉と小夢が常見に呼ばれて常見の家を訪れるがそこは足が落ちて来たマンションだった。
そして興玉と小夢はそこでハウスメイドとして働く豊玉妃花(福本莉子)に出会う。
常見はマンションの一室にラボを作り、密かにタイムホールの研究を続けていた。
ある日、河原で古庄の右手が発見される。
常見のタイムホールの研究がねつ造だとマスコミに嘘の情報を流したのは古庄だった。
古庄は常見の才能に嫉妬していたのだ。
その古庄を殺したのは、常見を尊敬していた片桐だった。
常見を解雇した真鍋を許せず、小型機に爆弾を仕掛けたのも片桐の仕業だった。
興玉に指示された芹田正彦(迫田孝也)や村主虎飛矢(名村辰)の活躍で片桐に自供させることができ、事件は解決する。
真鍋の足や古庄の手が空から降って来たのは「ファフロツキーズ現象」だと興玉は説明した。
常見が最も解明したい疑問は、“なぜ真鍋が捏造の濡れ衣を自分に着せて研究室を辞めさせたのか”ということだったが、それについて興玉は自分の想像を話す。
スパイ企業に狙われている常見を守るために真鍋は研究から外したのではないか、と。
その後、常見のもとに真鍋からメッセージが届く。
「まずおめでとうと言わせてほしい。君が発見したタイムホールは実証された。
2032年11月3日、我々は再会する。」
3話の考察はこちら↓


4話「原因は縊鬼!?大手町連続エリート飛び降り事件」
放送日:10月30日(水)22:00~22:54
4話のあらすじ
東京・大手町のビジネス街で飛び降り自殺が4件連続して起こった。
ヒルコから「堕落したビジネスマンたちへの天罰として《縊鬼》という妖怪に憑りつかせて自殺に追い込んだ」という犯行声明が出される。
縊鬼とは、古来より、憑りついた人間の精神をむしばみ自殺に追い込むと恐れられてきた妖怪。
死亡した4人はいずれも国家的なビジネスに関わっていることから、内閣では連続殺害テロである可能性が高いと判断した。
内閣官房国家安全担当審議官の直毘吉道(柿澤勇人)は自ら全領域異常解決室に赴いて興玉雅(藤原竜也)たちに事件の解決を依頼する。
4人目に亡くなった香取吉信(吉田宗洋)の妻・柘植朝日(橋本マナミ)は元モデルで、今はテレビのコメンテーターとして活躍する人物。
同じフロアでそれぞれ会社を経営している二人は入籍はしていないものの「夫婦を超えた夫婦」とも呼ばれ、SNSで発信されるおしゃれなライフスタイルは人々の憧れの的となっていた。
興玉と雨野小夢(広瀬アリス)は高層ビルの防犯カメラを確認した後、柘植に話を聞く。
すると柘植は、「(香取が)亡くなる数日前、『縊鬼に会ってしまった』と言っていた」と明かす。
柘植の発言後、他の遺族からも相次いで同じような証言が。
連続自殺は、本当に妖怪の仕業なのか。
4話のネタバレ


ついに小夢が豊玉と対峙する!
東京・大手町のビジネス街での連続飛び降り事件が起こる。
ヒルコは「堕落したビジネスマンたちへの天罰として縊鬼(いつき)という妖怪に憑りつかせて自殺に追い込んだ」と犯行声明を出す。
内閣官房国家安全担当審議官・直毘吉道(柿澤勇人)からの依頼を受け、全領域異常解決室(全決)の興玉雅(藤原竜也)と雨野小夢(広瀬アリス)は事件解明に乗り出す。
4人の自殺者に共通していたのは、同じ大学の出身であること、いずれも国の未来を担うビジネスに携わっているエリートであること、同じポイントカードを持っていたことだった。
4人目の自殺者・香取吉信(吉田宗洋)の妻・柘植朝日(橋本マナミ)は元モデルで、今はテレビのコメンテーターとしても活躍している。
二人はお洒落で仲の良い夫婦として世の憧れの的だった。
興玉たちが調べを進めていく中で、また飛び降り事件が起こる。
その男も4人と同じ大学出身で同じポイントカードを持っていたが、さらには体内からコカインが検出される。
そのポイントカードの店は大手町のパンのキッチンカーのものだったが、そこに事件のカギがあった。
店主のマイカ・バーナル(メラニー)は自殺した男たちに利用され、キッチンカーを違法薬物の取引場所にされていたのだった。
だが、柘植の夫の香取だけは薬物に手を出さず、半グレ組織と組んだ男たちからマイカを守ろうとしていた。
実は香取は妻の柘植からDV被害に遭っていて、愛するマイカと一緒に彼女の母国に逃げる計画を立てていたのだった。
柘植は、情報番組で夫が他の4人と同様に薬物中毒で死んだと話したが、それは自身のDVと夫とマイカの関係を隠すための嘘。
香取は、妻にマイカとの関係を知られたことを苦にして飛び降りたのだった。
他の4人は違法薬物の影響で飛び降りたということだったが、世間は薬物だけで自殺者が続いたことに納得しない。
ネットでは“ヒルコが腐ったエリートたちに天罰を与えたのでは”という声が上がっていた。
興玉は薬物に加えて「麦角アルカロイド」も自殺の原因ではないかと指摘する。
そして興玉が言う通り、5人目の自殺者から麦角アルカノイドが検出されたと警視庁から発表された。
マイカのパン屋には豊玉妃花(福本莉子)がバイトしていた。
自殺者に渡したパンに麦角アルカロイドを混入できるのは豊玉しかいない。
キッチンカーの中に「豊玉神社」のお札が貼られていることに気づいた小夢は豊玉神社に走る。
豊玉と会った小夢が「あなたはヒルコなの?」と聞くと、
豊玉は「私は神なの」と答えて、小夢に手をかざす。
すると小夢は呼吸ができなくなり倒れてしまった。
4話の考察はこちら↓


5話「連続爆破!首都大パニック!千里眼VS爆弾魔」
放送日:11月6日(水)22:00~22:54
5話のあらすじ
東京都内で4件の爆破予告が次々とあり、その都度ヒルコから犯行声明が出された。
だがそれぞれの爆発の1時間前にマスコミに向けて予告があり、直後に警察に場所を伝える電話があったため爆発は未遂に防ぐことができていた。
「全決」と警察による捜査会議では、現場の映像全てに謎の女性・豊玉妃花(福本莉子)の姿を確認することができ、雨野小夢(広瀬アリス)たちは彼女がヒルコではないかと推測。
一方、興玉雅(藤原竜也)はマスコミに予告する人間と警察に通報している人間は別だと推理していた。
また新たな爆破予告が届いたが、今度は爆破まで30分の猶予しかなかった。
すぐに爆破場所を伝える電話が警察に入り、一同は現場へと向かう。
人々が避難している真っ最中の現場に薬剤師・生嶋未智(星野真里)がやってきて爆発物が入ったカバンを見つける。
その後逃げ遅れた子どもを見かけて助けたために未智は爆風に巻き込まれ病院へと搬送された。
幸い命に別条はなく、病室で取り調べが行われる。
現場から5キロほど離れた薬局で働いていた未智は、爆破予告のニュースを見た直後に薬局を飛び出していた。
その後公衆電話からどこかへ電話をかけている映像が残っている。
なぜ爆弾の位置が分かったのかと聞かれた未智は「私には“千里眼”の能力がある」と話す。
やがて未智の娘で小学1年生の未琴(諸林めい)が教師に連れて来られた。
新たな次元の世界へ!
5話のネタバレ
東京のあちこちで4件の爆破予告が連続して起こり、ヒルコから犯行声明が出される。
すべての事件で爆発の1時間前にマスコミに向けて予告があり。その直後に警察に爆発物の場所を伝える電話があったため、爆発を防ぐことができていた。
全領域異常解決室(全決)と警察による捜査会議では、謎の女性・豊玉妃花(福本莉子)が全ての現場の映像に映っていることを確認、雨野小夢(広瀬アリス)たちは、彼女がヒルコではないかと推測する。
一方、興玉雅(藤原竜也)はマスコミに予告している人間と警察に通報している人間は別だと考えていた。
新たな爆破予告があったことが報道されると、薬剤師・生嶋未智(星野真里)が自転車で現場に駆け付ける。
未智はその直前に警察に場所を通報していた。
実は、未智の娘の未琴(諸林めい)が千里眼の能力を持っていて、母に爆弾の設置場所を通報してもらっていたのだ。
未琴の能力を知ったヒルコは、信者たちに命じて未琴を拉致する。
その時、一緒に捕まった興玉と小夢と未智は信者たちに殺されそうになるが、その時豊玉が現れた。
小夢は、やはり豊玉がヒルコなのかと絶望するが、実は豊玉は全決の一員で、全決の局長・宇喜之民生(小日向文世)によって皆を救出するために派遣されたのだった。
豊玉によって犯人たちは制圧された。
芹田正彦(迫田孝也)も駆けつける。
興玉と豊玉と芹田が「事戸(ことど)を渡す」と唱えることでヒルコ信者たちの記憶は消された。
未琴は、市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)という神であり、これまでも予知の力で何度も人々を救ってきたという。
あまりにも信じられない展開に、小夢は興玉に説明を求める。
興玉は、この世界には未琴だけでなく八百万の神々がいて、何度も何度も新たな人生を繰り返しそれぞれの時代の人間の姿をして普通に暮らしていると言う。
人知を超えた能力を持った神が起こした不可思議な事件を人間たちに気づかれないように丸く収めることが全領域異常解決室の本来の仕事だったが、ヒルコの登場で全てが変わってしまった、と。
「僕らは今、謎の神・ヒルコとの戦争状態にある」と興玉は告げる。
5話の考察はこちら↓


6話「神VS神 全面戦争!ここですべてがつながった」
放送日:11月13日(水)22:00~22:54
6話のあらすじ
雨野小夢(広瀬アリス)は興玉雅(藤原竜也)から、この世界にはたくさんの神が人間とともに暮らしているという話を聞く。
予知能力を持つ小学生・生嶋未琴(諸林めい)は市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)という神だった。
人知を超えた能力を持つ神が起こした不可思議な事件を丸く収めて解決に導くのが「全領域異常解決室(通称:全決)」の役割だったが、現在「全決」は謎の神「ヒルコ」との戦争状態にある。
ヒルコの正体を暴かなければと小夢は強い使命感を覚える。
そんな時、美容系の有名インフルエンサーばかりが連続して亡くなる奇妙な事件が発生した。
そしてヒルコから「犬神(いぬがみ)の呪い」が原因であるという犯行声明が出される。
被害者たちは皆、過食により気道が塞がって窒息死しており、部屋からはピンク色のサプリメントが見つかっていた。
興玉は、今回の事件には「犬神筋(いぬがみすじ)」が関わっているかもしれないと考えていた。
憑りつかれると心身を喪失して大食いになってしまう犬の霊を呪術で操る家系が犬神筋。
興玉は、ヒルコの仲間に犬神筋の人間がいる可能性を考える。
警部・荒波健吾(ユースケ・サンタマリア)たちから情報を得て捜査資料を見た興玉は、被害者たちが通っていた美容整形外科医・大隈邦男(吉田鋼太郎)の写真に目を止める。
小夢も神だった!
6話のネタバレ
興玉雅(藤原竜也)は雨野小夢(広瀬アリス)に、この世界にはたくさんの神々が人間の姿で暮らしていると話し、全領域異常解決室(全決)のメンバー、興玉、豊玉妃花(福本莉子)、宇喜之民生(小日向文世)、芹田正彦(迫田孝也)は皆、神であることを説明する。
神の魂は人間の身体に宿り、その人間の寿命が尽きると魂は新たに生まれた赤子の身体に移り、物心つく頃に神の記憶が蘇る。
神々はそうやって太古の昔から何度も新たな人生を送ってきた。
しかし神といえど、事戸渡しで記憶を消された状態で肉体の命を奪われると、もう戻ることができない。
神隠し事件で被害に遭った神々は、魂も肉体も消えてしまったのだった。
美容系の有名インフルエンサーばかりが過食による窒息死をするという連続事件が起こる。
興玉と小夢が被害者たちが通っていた美容整形外科医・大隈邦男(吉田鋼太郎)を訪ねるが、彼は病気で余命僅かだった。
実は大隈は大国主命(オオクニヌシノカミ)。
現在のパートナー、犬塚真澄(関めぐみ)が全国から人魚の剥製を取り寄せて不老長寿の研究に没頭していることを、大隈は自分を利用して好き勝手やっていると感じて悲しんでいたが、実は犬塚の研究は大隈の命を助けたい一心でやっていたことだった。
大隈は誤解したまま亡くなってしまったが、小夢は長く生きていればまた生まれ変わった大隈ときっとまた会えると慰める。
犬塚は人魚を食べ不老不死を手に入れた八百比丘尼で、90年前にも大隈の魂を持つ人物とパートナーだったのだ。
興玉が事戸を渡して犬塚の記憶を消すが、その直前、犬塚は必ずまた大隈と出会ってみせると告げる。
美容系インフルエンサーの連続事件の黒幕は、大隈の元パートナーだった八代路子(原日出子)。
ヒルコの指図で動いていたのだった。
事件はひとまず解決するが、小夢は自分も天宇受売命という神だと気づき、興玉たちメンバーにそれを告げる。
6話の考察はこちら↓


7話「犯人は神か人間か!?そして、新たなる神登場!」
放送日:11月20日(水)22:00~22:54
7話のあらすじ
雨野小夢(広瀬アリス)は、自分が天宇受売命という神だと気づき、興玉雅(藤原竜也)たち「全決」のメンバーに告げた。
物語は4カ月前にさかのぼり、これまでに何があったのかを振り返る。
謎の神「ヒルコ」による神隠し事件の被害に遭った大月比呂佳(田山由起)は糧食を司る大宜津比売神だった。全決で美味しい食事をふるまってくれていた彼女を失い全決メンバーは悲しむ。
そして必ずヒルコの正体を暴くと決意を新たにするのだった。
神隠し事件の最初の被害者と2人目の被害者には交流があり、その後の2人目と3人目の被害者にも個別に親交があったことがわかる。
興玉たちは、「ヒルコは神隠しをする前に、知り合いの神を聞き出しているのかもしれない」と考え、大月と親しくしていた人物へ会いに行く。
また、飛鳥時代、厳しい修行の果てに、神としての記憶を消す「事戸渡し」を習得した人間がいたことから、ヒルコの正体は神ではなく人間かもしれないと、推理を広げてみる。。
ある日、ヒルコから「芹田正彦(迫田孝也)に天罰を下した」という犯行声明が届いた。
石田ひかりさん、野間口徹さん登場!
7話のネタバレ
雨野小夢(広瀬アリス)は、自分が天宇受売命(アマノウズメノミコト)という神だと気づき「全領域異常解決室(通称:全決)」の興玉雅(藤原竜也)たちに告げる。
興玉はこれまでの経緯を小夢に話すのだった。
4か月前、料理研究家の大月比呂佳(田山由起)が「神隠し事件」の4人目の被害者になった。
彼女は糧食を司る大宜津比売神(おおげつひめのかみ)で、「全決」を頻繁に訪れて食事をふるまってくれていた。
当時、警視庁音楽隊カラーガードの仕事をしながら「全決」の室長を務めていた小夢は、謎の神「ヒルコ」の正体を暴く決意を新たにする。
「ヒルコは神隠しをする前に、知り合いの神を聞き出してその神を次に狙っているのかもしれない」と興玉は推理し、小夢とともに、大月と親しくしていた広告代理店社長・刀田楓真(ジャン・裕一)に会いに行く。
小夢が呼び出しの鈴を鳴らして足踏みをすると、刀田は大急ぎで2人の元へと駆けつけるのだった。
小夢は、大月をはじめ神が次々と消されているのでくれぐれもヒルコに気をつけるよう刀田に伝えた。
その帰り、食事をしながら小夢は興玉に、ヒルコの正体は人間ではないかと仮説を立てる。
飛鳥時代、厳しい修行の果てに、神としての記憶を消す「事戸渡し」を習得した「役小角(えんのおづぬ)」という人間がいたという。
小夢は今の時代にも役小角が生きていて、ヒルコを名乗っているかもしれないと話した。
そんな2人の会話を、ある男がAIで解析していた。
彼は国内最大のインターネット企業・テミスホールディングスのCEOである寿正(野間口徹)。
国家安全保障会議のIT部門メンバーでもあった。
数日後、ヒルコによって小夢は何らかの神器で脇腹を刺され出血多量で生命の危機に陥る。
豊玉妃花(福本莉子)の力で一時的に止血して、一同は小夢を「全決」へと運んだ。
「全決」では、佃未世(石田ひかり)が小夢の到着を待っていた。
彼女は夜を統べる神・月読命(ツクヨミノミコト)で、月明かりの下で時間を操ることができ、その力によって小夢の傷は跡形もなく消えていった。
ただ、小夢は事戸を渡されており神の記憶も能力も消えてただの人間になっていた。
医薬の神・少名毘古那神(スクナビコナノカミ)である村主虎飛矢(名村辰)による手当てで容体が安定した小夢は、眠ったまま自宅に戻されることになった。
一方、連続神隠し事件を受け、内閣官房はテミスホールディングスに調査協力を要請する。
興玉は宇喜之民生(小日向文世)に、内閣官房に働きかけて小夢を警視庁広報課から「全決」に異動させるよう提案した。
同じ頃、直毘吉道(柿澤勇人)が新たに内閣官房国家安全担当審議官に就任。
宇喜之は早速直毘に小夢の異動について要望した。
神としての記憶を消された小夢は人間として「全決」へ異動したのだった。
全てのことを興玉から聞いた小夢は、「全決」の室長としてみんなの思いに応えたいと話す。
興玉は小夢が天宇受売命(アマノウズメノミコト)だった時に使っていた呼び出しの鈴を、お守りとして渡した。
その頃、警視庁では過食窒息事件の証拠として押収された人魚のミイラが一体、紛失していた。
憤然とする荒波健吾(ユースケ・サンタマリア)。
一方、ある場所で寿が佃に人魚のミイラを渡し、人魚を蘇らせるよう依頼していた。
寿は、「修理固成」、「神の総入れ替え」が目的だと話す。
7話の考察はこちら↓


8話「人間の罪×神の暴走 犯したタブー」
放送日:11月27日(水)22:00~22:54
8話のあらすじ
普通の生活を送り食事をとっていた人がたった一晩で餓死してしまう不可解な事件が東京で4件続けて起こった。
ヒルコからは「修理固成が終わろうとしている。この世は間もなく生まれ変わる」という声明が出され、神隠し事件が解決しないままの連続餓死殺人事件に世情は不安に満ちる。
興玉雅(藤原竜也)、雨野小夢(広瀬アリス)、荒波健吾(ユースケ・サンタマリア)たちの捜査で、餓死した4人に接点はないことがわかったが、どういうわけか4人とも腕時計の時間が狂っていた。
さらに現場付近の防犯カメラには同じ女性の姿が映っていた。
興玉は、これは「ヒダル」の仕業かもしれないと話す。
ヒダルとは、とり憑かれると空腹感や疲労を覚え、死んでしまうこともある悪霊の一種だ。
警察が立ち去った後、興玉と宇喜之民生(小日向文世)は、防犯カメラに映っていた女性は月読命、佃未世(石田ひかり)ではないかと話し合う。
彼女は月の光の下で時間を操ることができ、人間を餓死させることもできるのだ。
犯行が行われたのは全て月が出ている夜だった。
一方、過食窒息事件で大隈美容クリニックから押収した人魚のミイラが1体、盗まれていることがわかった。
警察内部の者が盗んだ可能性が高い。
荒波は「全決」を疑って、直毘吉道(柿澤勇人)から情報を聞き出そうとする。
興玉の正体がわかる!
8話のネタバレ
普通の生活を送っていた人が、たった一晩で餓死してしまうという不可解な事件が4件連続して起こる。
ヒルコから「修理固成が終わろうとしている。この世は間もなく生まれ変わる」という声明が出された。
「全領域異常解決室(通称:全決)」の興玉雅(藤原竜也)たちと、荒波健吾(ユースケ・サンタマリア)らヒルコ専従班が集まり、状況を確認する。
餓死した4人に接点はなかったが、4人とも腕時計の時間が狂っていた。
現場付近の防犯カメラに月読命(ツクヨミノミコト)である佃未世(石田ひかり)が映っていることに、興玉と宇喜之民生(小日向文世)は気づく。
一方、過食窒息事件で大隈美容クリニックから押収した人魚のミイラが盗まれていることが判明。
警察内部の者が盗んだ可能性が高く、荒波らは雨野小夢(広瀬アリス)を疑っていた。
興玉と小夢は、佃が経営するスナックへ行くが佃は不在だった。
店にいたホステス・片岡遥香(宍戸美和公)から話を聞くと、佃には恵真(太田夢莉)というひとり娘がいたという。
恵真は奨学金を返すために六本木のラウンジでアルバイトをしながら公認会計士を目指して勉強していた。
ある日どこかのラウンジ嬢が同伴の男性と高級鉄板焼き店で騒いでいる動画が拡散され、炎上する。
SNS上でそのラウンジ嬢探しが始まったのだが、無関係の恵真がなぜか犯人だと断定されてしまった。
恵真の個人情報が晒され、佃の店も嫌がらせを受けるようになり、苦悩した恵真は自ら命を絶ってしまう。
餓死事件の被害者4人は、SNSで恵真への誹謗中傷を行った者たち。
佃の復讐だった。
4ヵ月前に佃が小夢の命を救ったあと、寿正(野間口徹)から接触があり「恵真を殺した人間の情報を渡す」という連絡が。
情報をもらった見返りに佃は人魚のミイラを蘇らせ、寿は人魚のミイラを使って不老不死の薬を完成させた。
人間を4人殺したこと、ヒルコに協力したことで、佃は天石門別神(アメノイワトノワケノカミ)によって、黄泉の国へ送られることになった。
天石門別神の正体は誰も知らない。
執行の時刻、全決の独房に座る佃の前に現れたのは、興玉だった。
興玉が天石門別神だったのだ。
これまで偽名を使って興玉神(おきたまのかみ)のふりをしていたのだった。
興玉は、時期が来たらまたこちらの世界に戻れるよう働きかけをしますと言うが、佃は、現代の人間への深い絶望について語る。
興玉が黄泉の国へ送ろうとした直前、荒波と二宮のの子(成海璃子)が現れた。
佃は連行されるが、月の力で二宮を脱水症状にして逃亡。
佃は、興玉が天石門別神であることを寿に連絡し、その報酬として初めに嘘の書き込みをした高橋亘来(水石亜飛夢)の情報をもらった。
これまで高橋の情報だけもらえなかったのだった。
芹田正彦(迫田孝也)に道案内をしてもらい、興玉たちは佃のもとへ行くが、そこには道に倒れた佃の姿が。
佃が高橋を餓死させようと近づいた時、ヒルコから「餓死事件の犯人に狙われている」と連絡があったという高橋が佃をナイフで刺したのだった。
全てを諦め絶望した佃は、生まれ変わることも拒否し、自分自身に事戸を渡してそのまま息絶える。
佃の身体が消えてしまい、小夢は泣き叫んだ。
翌日、宇喜之が寿の元を訪れる。
「興玉雅…天石戸別神を消してください」
寿が命じた。
8話の考察はこちら↓


9話「神々の戦い最終局面!神の命の危機に現る救世主」
放送日:12月11日(水)22:00~22:54
9話のあらすじ
直毘吉道(柿澤勇人)から話を聞いた荒波健吾(ユースケ・サンタマリア)は、興玉雅(藤原竜也)とヒルコの関係に不信感を抱いて興玉に事情を聴く。
その中で、興玉は警察の資料から月読命・佃未世(石田ひかり)が何者かに「天石戸別神は興玉雅」とメッセージを送っていたことを知った。
全決に戻った興玉は、突然の襲撃に遭って天之加久矢の矢尻で刺されてしまう。
それは、雨野小夢(広瀬アリス)が襲われた時にも使われた特別な神器だった。
傷口からの出血が止まらず、徐々に弱っていく興玉。
興玉は、やって来た全決メンバー、豊玉妃花(福本莉子)、芹田正彦(迫田孝也)、村主虎飛矢(名村辰)は興玉から自らが“天石戸別神”であることを打ち明けられて驚く。
天石戸別神が生き残るためには一度、興玉としての人生を終わらせ、新たに生まれ変わった赤子に神の魂を移すのが最善の策。
しかしヒルコは、興玉が死んだら「小夢を殺す」という。
興玉を助けるために、小夢は芹田とともにある場所へと向かった。
二宮がヒルコ!?
9話のネタバレ
直毘吉道(柿澤勇人)から話を聞いた荒波健吾(ユースケ・サンタマリア)は、興玉雅(藤原竜也)とヒルコの関係に不信感を抱いて興玉に事情を聴く。
その時、興玉は警察の資料から佃未世(石田ひかり)が何者かに「天石戸別神は興玉雅」とメッセージを送っていたことを知った。
佃を刺し殺した高橋亘来(水石亜飛夢)が自首してきて、雨野小夢(広瀬アリス)は高橋に怒りを爆発させる。
佃の通信履歴から、彼女が何者かに「天石戸別神(アメノイワトノワケノカミ)は興玉雅」とメッセージを送っていたことが分かった。
その後、「全領域異常解決室(通称:全決)」に戻った興玉は宇喜之民生(小日向文世)に突然襲われる。
宇喜之は呪符を貼られてヒルコに乗っ取られていたのだった。
小夢が襲われた時にも使われた神器・天之加久矢(あめのかくや)の矢尻で刺され傷口からの出血が止まらず徐々に弱っていく興玉。
その時、豊玉妃花(福本莉子)、芹田正彦(迫田孝也)、村主虎飛矢(名村辰)がやって来る。
自ら呪符を外し、宇喜之は正気を取り戻した。
興玉は、自らが天石戸別神であることを「全決」メンバーに打ち明ける。驚く一同。
天石戸別神が生き残るためには、興玉雅としての人生を終わらせ、再度その魂を生まれ変わらせるのが最善の策だが、ヒルコは興玉が死ねば小夢を殺すという。
興玉がヒルコに襲われたと知った小夢は、芹田とともに病気やケガを治す力を持つ建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)の元へと向かう。
現代の建速須佐之男命は佐野速雄(岩川晴)という少年だった。
父親から虐待を受けている速雄の傷を見て、小夢「人間のせいでごめんなさい」と涙を流して謝り、興玉を救ってくれるよう頼む。
速雄の力により、興玉は一命を取りとめた。
「全決」メンバーは直毘審議官の元を訪れ、警察に「『全決』に佃がいることを教えた人物を教えるよう迫るが、直毘は口を割らない。
興玉は、別の人間に変身する能力を持つ一言主神(ひとことぬしのかみ)・古戸沼人志(草野イニ)に協力してもらい、直毘の外見になった古戸沼によって荒波から情報を聞き出そうとするが、荒波はすぐ偽物だと見破る。
ただ、直毘が寿から情報を得ていることはわかった。
興玉は荒波を「全決」に呼び、ヒルコとの対決に力を貸してほしいと頼む。
興玉は、「神隠し事件」の被害者の大月比呂佳(田山由起)から聞いた、小学生時代の荒波とのエピソードを話し、荒波を信頼していることを伝えた。
心が動きかける荒波だが、協力するとは言わずに去っていく。
興玉たちは、寿に直接会ってヒルコかどうかを確かめることに。
寿は自らをヒルコだと語るが、興玉はそれが嘘だと見抜く。
ヒルコの正体について聞き出そうとした時、寿の手下たちが現れ戦闘に。
しかし興玉と豊玉と芹田はすぐに捕らえられてしまった。
「全決」とつながっていた興玉のスマホを手にし、村主を乗っ取っているヒルコと話す寿。
「新たな神々を招集し、選別を実施します」と話す寿に、ヒルコは「私も出席します」と応じる。
小夢は助けを求めるために警察に向かう。
そこへ現れた二宮のの子(成海璃子)は、速雄が父親から暴行を受け意識不明の重体で病院へ搬送されたと話す。
ショックを受ける小夢に、二宮は「新たな神々が必要だ」「愚かな人間たちを選別して新たな世界を作らなければならない」と話し、「おめでとう。お前には新しい神になる資格がある」と小夢を抱き締めて首筋に呪符を貼りつけた。
二宮とともに、小夢は歩き出す。
9話の考察はこちら↓


10話(最終回)「その答えは、神のみぞ知る-悠久の時を超えた絆」
放送日:12月18日(水)22:00~22:54
10話(最終回)のあらすじ
寿正(野間口徹)が開発したSNSを見続けた人間が次々と命を絶っていき、東京は一夜にして大混乱に陥る。
謎の神・ヒルコによる「選別」が始まったのだ。
政府は「全決」がヒルコと深い関係にあると断定。
直毘吉道(柿澤勇人)は、「全決に強制捜査が入った」と語る。
荒波健吾(ユースケ・サンタマリア)や北野天馬(小宮璃央)ら警察は集団自殺の捜査に当たるが、あまりの事態に途方に暮れる。
その中に、二宮のの子(成海璃子)の姿はない。
一方、興玉雅(藤原竜也)、芹田正彦(迫田孝也)、豊玉妃花(福本莉子)の3人は激しい戦闘の末、寿に捕らえられていた。
寿は、「私はヒルコ様に最初に選ばれた人間です」とヒルコと出会った経緯について話し始める。
ついに「全領域異常解決室」率いる八百万の神 vs 謎の神・ヒルコの最終決戦が幕を開けた!
10話(最終回)のネタバレ
ヒルコとはなんだったのか?
謎の神・ヒルコによる「選別」が始まる。
寿正(野間口徹)が開発したSNSアプリを見続けた人間が次々と命を絶っていき、日本は大混乱に陥った。
政府は「全領域異常解決室(通称:全決)」がヒルコと深い関係にあると断定し、強制捜査に踏み切る。
一方、全決の興玉雅(藤原竜也)、芹田正彦(迫田孝也)、豊玉妃花(福本莉子)は戦いの末、寿に捕らえられていた。
寿は「自分はヒルコに最初に選ばれた人間だ」と話す。
ヒルコは神の居場所を探るよう寿に依頼し、寿はテクノロジーを駆使して神と思われる人物を特定した。
そしてヒルコが「神隠し」を実行。
また寿は、人魚のミイラから不老不死の薬を開発するとともに、新たな神候補となる優秀な人間をスカウトしていた。
新たな神候補となった人々が集まる場所に連れて来られた興玉たち。
そこへ二宮のの子(成海璃子)が現れ、人々は「ヒルコ様!」と感動する。
二宮は寿や人々に不老不死のカプセルを飲むよう促した。
しかしその後寿は二宮の首に呪符が貼られていることに気づく。
やがて人々は血を吐いて倒れていった。
カプセルには毒が入っていたのだ。
浅はかな人間に失望したと二宮は告げた。
裏切られたことを知った寿は拳銃で二宮を撃つ。
一度倒れた二宮だがすぐに立ち上がり寿を射殺した。
ヒルコに乗っ取られている二宮は興玉を連れて行こうとするが、撃たれた身体がもう使い物にならなくなっているため、興玉に呪符を貼って思い通りにしようとする。
そこへ宇喜之民生(小日向文世)が「全決」京都の室長・火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)である日野克己(溝端淳平)と大綿津見神(おおわたつみのかみ)である大和田光男(真壁刀義)を伴ってやって来た。
寿の手下たちはたちまち制圧されるが、二宮は興玉に「全決」の部屋の画像を見せ、一柱で来るように言う。
そこには縛りつけられた雨野小夢(広瀬アリス)が映っていた。
「約束を守らなければ小夢を殺す」と言い、二宮は自らの呪符を剥がして倒れる。
もしも天石戸別神(アメノイワトノワケノカミ)である興玉が消えたら、全ての神々が黄泉の国へ送られてしまう。
小夢ひとりのためにそんな危険を冒させるわけにはいかないと日野と大和田が制しようとするが、宇喜之たちの活躍で興玉はひとり抜け出すことができ、小夢とヒルコがいる全決へ向かう。
興玉を待ち構えていたのは直毘吉道(柿澤勇人)だった。
興玉は、ヒルコとは厳しい修行の果てに神通力を獲得した役小角(エンノオヅヌ)ではないかと言う。
神以外で唯一事戸渡しを行うこともできる人間で、人魚の肉を食べて不老不死になり飛鳥時代から生き続けている役小角、それが直毘であることを見破る興玉。
自らの寿命を感じ始めた直毘は、科学の発展とともに傲慢になっていく人間の姿が許せなくなり、人間を甘やかす神を一掃して自らが新たな神・ヒルコとなり修理固成を成し遂げようとしていた。
興玉はどれだけ人間が愚かでも神は人間を守る責務から逃れることはできない、と話す。
興玉の願いは、小夢を天宇受売命(アメノウズメノミコト)という神に戻すことだった。
しかし直毘は、自分には戻すことはできないと告げる。
小夢は、直毘が自分に呪符を貼って記憶を探り天石戸別神(アメノイワトノワケノカミ)の正体を掴もうとした時、興玉を守るために自らに事戸を渡したのだった。
直毘が興玉に呪符を貼り事戸を渡そうとした時、荒波健吾(ユースケ・サンタマリア)が助けに来て直毘に発砲する。
だが直毘に神通力で抑えられる荒波。
小夢は呼び出しの鈴で必死に天石戸別神(アメノイワトノワケノカミ)を呼び、その声が興玉に届いて自ら呪符を剥がす。
戦いの末、ようやく直毘を制圧することができたが、興玉は小夢を神に戻せなかったことで悲嘆にくれる。
興玉を抱きしめる小夢の姿を荒波は静かに見つめていた。
直毘は人間の司法制度で裁かれることになり、一連の事件は、寿たちカルト集団による犯行として報じられた。
神のことを知った人間たちはすべて事戸を渡されることになる。
小夢も全決のメンバーに別れを告げ興玉によって事戸渡しをされるが、その瞬間興玉の指が少し動いたようにも見えた。
翌日、興玉と小夢は街ですれ違うが二人とも目を合わさない。
だが小夢は歩きながら呼び出しの鈴を取り出して、ほんの少し微笑んだかのようだった。
一方、入院していた二宮は、病室のベッドの上に葦で編んだ小舟を残し姿を消していた。
10話(最終回)の考察はこちら↓


【全領域異常解決室】の最終回予想(最終回後追記)
張り巡らされた伏線
本作は前半に伏線が張り巡らされているそうで、1、2、3話を撮影しながら、同時に6話も撮っているとのこと。
つまり、ストーリーが進んだ後半になってから回想シーンで「実はあの時こうだった」という事実がわかるということですね。
どんな仕掛けがあるのでしょうか。
細かいエピソードも心に留めながら見ていきたいと思います。
このドラマは少し風変わりなミステリーのように始まりましたが、実は骨太の人間ドラマであり、ファンタジーでもあり社会派ドラマでもありました。
何よりも日本神話が根幹にあることで壮大な世界観を作っていました。
本記事やキャスト記事でも触れましたが、登場人物の名前が皆、古事記や日本書紀に出てくる神の名前や神社の名前に似ていることがストーリーを読み解く大きな手掛かりでしたね。
思えば、興玉雅(藤原竜也)や宇喜之民生(小日向文世)は随所で「人間は~」とか「人間を~」とかまるで自分は人間ではないような物言いをしていました。
事実、人間ではなかったわけなんですが。
3話で常見真紀(山口紗弥加)がヒルコから「新しい神になりませんか?あなたにはその資格があります」というメールを受け取ったエピソードも、最終回を見終えた今なら、これは直毘の命により寿が“新たな神候補”として常見を勧誘していたのだということがわかります。
常見はスルーしましたが、その話を聞いた宇喜之は激昂していましたよね。
また、構成の妙も素晴らしかったです。
5話で、これまで「不思議だけれどなんとか理屈で解明できる事件」として処理してきた事件が実は本当に謎の神・ヒルコの仕業だったこと、そして日本には八百万の神々が存在することが明らかになります。
また、6話で全決のメンバーは神の集団であることも説明されました。
更に、7話にして初めて雨野小夢(広瀬アリス)がなぜ神の記憶を失ってしまったのかというエピソードゼロが描かれました。
7話を見てから1話を見直すと、神としての仲間を失った興玉たちが“人間の小夢”を全決のメンバーとして受け入れる表情にグッときます。
キャストの皆さん、それぞれ小夢を見る時に実に深い慈愛に満ちた表情をしているんですよね。
豊玉妃花(福本莉子)が序盤ではヒルコかと疑われていたのも今では懐かしいです。
ヒルコをおびき寄せるために豊玉が仕掛けた不思議な現象もいろいろありましたね。
ヒルコの正体は
「警視庁捜査一課・ヒルコ専従班」が追うヒルコとはいったい何者なのでしょう。
1話で犯行声明を出したヒルコは自らを「神の一柱」だと言います。
全ての事件はこの人物から始まっているのでしょうか。
視聴者もヒルコの謎を追っていくことになりそうですね。
ヒルコの正体は、内閣官房国家安全担当審議官である直毘吉道(柿澤勇人)でした。
彼は飛鳥時代に厳しい修行の果てに神通力を獲得した役小角(エンノオヅヌ)という人間。
人魚の肉を食べて不老不死になり今も生き続けているのです。
彼は神以外で事戸渡しを行うことができる唯一の人間で、重要な神の5柱に事戸を渡して殺したのは直毘でした。
穢れを払い禍(まが)を直す神・直毘神(ナオビノカミ)を想起させる名前から、彼がおごり高ぶった人間たちに失望し世界を再生する「修理固成」を目指しているヒルコではないかと考察する人も多かったと思います。
ただ、直毘は「ヒルコ」という神ではありません。
彼は「ヒルコ」と名乗って、寿たちを操りながら数々の犯罪を犯してきた人間です。
目標達成のために内閣官房国家安全担当審議官という地位につくためどんなに努力を重ねてきただろうと想像するとその情熱と執着に心震えます。



柿澤勇人さん名演だったわね。本当に素晴らしい俳優さん。
ラストにどんな景色が待っているのか
【全領域異常解決室】は、俳優陣も口々に「今までに見たことがない作品」「確実に皆さんが見たことのないビックリするドラマ」と話していて、結末も想像できないものになりそうです。
1話完結のドラマですが、全体を通す縦軸のストーリーもあるので、最後にどんな謎が解き明かされるのか楽しみです。
「ヒルコ」と名乗る黒幕の正体が直毘吉道であることが明らかになり、一連の事件は終わったかのように見えます。
ただ、直毘に操られていた二宮のの子(成海璃子)はまだ洗脳が解けていないようですね。
それとも、自らが内包している何かが反応してしまったのか。
二宮が姿を消してしまったことは何を意味するのでしょう。
もしかしたら次は彼女がヒルコとなって世界を変えようとするのでしょうか。
ヒルコの物語はまだ終わっていないようです。
そして、興玉の叶えられなかった願い「小夢を神に戻すこと」は、本当に不可能なのかどうか。
興玉が小夢の記憶を消さなかったようにも解釈できる最終回。
二人の物語は、そして【全領域異常解決室】のドラマは、これからもゼンケツを愛する人たちの心の中でずっと続いていくのでしょう。



視聴者の心の中だけじゃなくて普通にシーズン2として続けてほしいよ!



映画化でも嬉しいわ!
【全領域異常解決室】の見どころ
【全領域異常解決室】は原作なし、完全オリジナルストーリー
【全領域異常解決室】には原作はありません。
サスペンスミステリーの名手である黒岩勉さんのオリジナル脚本です。
演出は、ミステリーをはじめコメディーや社会派ドラマなど数々のヒット作を手掛けて来た石川淳一さん。
ヒットメーカーの黒岩さんと石川さんが作る世界観に大いに期待したいです。
また、企画・プロデュースは、『ほんとにあった怖い話 25周年スペシャル』のプロデューサー・大野公紀さんです。
数々の事件を取材した報道記者の経験を生かしてドラマにリアリティーや深みを与えてくれることでしょう。
オリジナルストーリーの展開を存分に楽しんでいきたいと思います。
UMA(未確認生物)を追う


各話の中で、シャドーマンやキツネツキといったUMA(未確認生物)について追究していく場面があるようで、知的好奇心が刺激されるドラマになりそうですね。
UMAは事件とどのように関係していくのでしょうか。
物語に隠された設定とは?
キャスト紹介記事にも書きましたが、興玉雅、直毘吉道、豊玉妃花、ヒルコなど、登場人物の中には日本神話を思い起こさせる名前の人が何人もいます。
深遠なテーマが隠されていそうですね。
メンバーそれぞれの過去にも何かありそうです。
「たくさんの隠れた設定も入っていますので、細かくチェックしながら見て下さい!」
と藤原竜也さんも言っていますので、注意深く見ていきたいと思います。
藤原竜也と広瀬アリスのバディ


初共演の藤原竜也さんと広瀬アリスさんは、撮影を通じて信頼関係ができ、頼もしいパートナーになったそうです。
興玉雅は、不可思議な事件を解決へ導く“超常現象のスペシャリスト”。
オカルトを信じていない雨野小夢は、興玉雅に振り回されてばかり。
そんな二人が事件を解決しながらどんなバディになっていくのか見守っていくドラマだと思っていたら、実は元々強い絆で結ばれた仲間を“神”として取り戻そうとする話でした。
「神」と名乗っても説得力がある唯一無二の存在、藤原竜也さん。
「神」→「何も知らない人間」→「自分が神であったことを知らされる人間」と、変化していく表現が見事だった広瀬アリスさん。
興玉と小夢はお互いをどんなに大切に思っているのかよく伝わってくる素晴らしいバディでした。
二人の全領域異常解決室での活躍をまた見ることができますように。
3カ月間、本当に楽しかったです。
ありがとうございました。
記事内画像出典:全領域異常解決室公式サイト


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