【全領域異常解決室】4話の考察!豊玉妃花(福本莉子)はヒルコ?神?SPECホルダー?

全領域異常解決室4話

【全領域異常解決室(ぜんりょういきいじょうかいけつしつ)】4話の考察!豊玉妃花(福本莉子)はヒルコ?神?SPECホルダー?
フジテレビ水10ドラマ【全領域異常解決室】(通称:全決)4話「原因は縊鬼!?大手町連続エリート飛び降り事件」が10月30日(水)に放送されました。

今度は飛び降り自殺が連続して起こるの?それもヒルコの仕業?

ヒルコと言えば、福本莉子さん演じる豊玉妃花がヒルコなのかしら。いかにも怪しい雰囲気だから私はむしろ違うんじゃないかと思うんだけど。

ヒルコかどうかはともかく、豊玉妃花がなんらかの特殊能力を持っていることは確かなようだよね。TBSドラマの『SPEC』を思い出す視聴者も多いみたいだよ。

ヒルコの謎もさることながら、登場人物それぞれが本当は何者なのかというヒントがあちこちに散りばめられていて、ますます面白くなってきました。
それでは、【全領域異常解決室4話の考察をお届けしていきます。

目次

【全領域異常解決室】4話の考察

豊玉妃花福本莉子)はヒルコなのか?

雨野小夢(広瀬アリス)は、ヒルコが犯行声明を出したすべての事件現場に豊玉妃花福本莉子)が現れていることから、彼女こそがヒルコであると考えています。
一方、宇喜之民生小日向文世)は豊玉に「あまり派手に動かないでください。そろそろ気づかれますよ」と釘を刺していますから、豊玉が陰でどんな動きをしているかを把握しているのでしょう。
しかし宇喜之は小夢に対しては、自分が豊玉と繋がっていることを伏せているようです。
では興玉雅(藤原竜也)はどうでしょうか。
興玉も豊玉のことを知っているような雰囲気があります。
ただ、小夢の前ではそういう素振りを見せません。
もしかしたら、豊玉も全領域異常解決室(全決)のメンバーなのでしょうか?
もしそうならなぜそれを小夢に隠しているのでしょう。

大手町の連続飛び降り事件

東京・大手町のビジネス街で、4件の飛び降り自殺が連続して起こりました。
死亡した4人はいずれも国の未来を担うビジネスに携わっていて、内閣では国家の中枢に近いビジネスパーソンを狙った連続殺害テロである可能性が高いと判断。
内閣官房国家安全担当審議官の直毘吉道柿澤勇人)自ら、「全決」の興玉たちに事件の解決を依頼します。
自殺した4人は同じ大学出身で、同じポイントカードを持っていました。
4人目の自殺者・香取吉信吉田宗洋)の妻・柘植朝日橋本マナミ)は元モデルで、今はテレビのコメンテーターとしても活躍。
二人は同じビルの同じフロアでそれぞれ会社を経営していて、SNSでの仲睦まじいおしゃれな生活ぶりは世間の憧れの的でした。

縊鬼(いつき)の仕業?

ヒルコは、「相次ぐ飛び降りは堕落したビジネスマンたちへの天罰であり、縊鬼(いつき)という妖怪に取りつかせることで自殺に追い込んだ」という犯行声明を出しました。
縊鬼とは、憑りついた人間の精神をむしばみ自殺に追い込むと古来より恐れられてきた妖怪です。
「小豆棚」「太平御覧」「聊斎志異」といった中国の古書や、幕末の旗本文士・鈴木桃野の随筆「反古のうらがき」にも縊鬼についての記載があります。
柘植は「亡くなる数日前、(夫の)香取が“縊鬼に会ってしまった”と言っていた」と証言しました。
その後、他の遺族たちも相次いで同じような証言をします。
やはり、ヒルコが縊鬼を使って飛び降りるように仕向けたのでしょうか。
亡くなった4人が持っていたポイントカードの店、パンのキッチンカーを興玉と小夢が訪れると、外国人女性マイカ・バーナルメラニー)と、アルバイトの女性・豊玉が働いていました。
その時、すぐ近くで戸塚茂若林秀敏)が自殺します。
戸塚もまた他の4人と同じ大学出身で同じポイントカードを持っていました。
解剖の結果、戸塚の体内からはコカインが検出され、調べた結果、香取以外の自殺者のロッカーや鞄からも薬物反応が。
そして、半グレ組織のフロント企業であるフードコンサルティング会社が丸の内で会員制クラブをしており、そこが薬物の取引先になっているという情報も入ります。
興玉と小夢は柘植のもとを訪れ、「香取が自殺した直後、オフィスから薬物を回収したのでは」「他の自殺者遺族に、死ぬ前に縊鬼を見たと言っていたと話すよう口裏を合わせていたのでは」と尋ねますが、柘植は認めません。
興玉は芹田正彦迫田孝也)に、マイカのパン屋で違法薬物を買うよう依頼します。
興玉は、客はポイントカードに1万円を挟んでマイカに渡し、そこに薬物の入ったパケを挟んで返していると推理したのでした。

芹田正彦(迫田孝也)の能力

柘植は情報番組に出演し、夫の香取は薬物の取引に関わっていた、連続自殺の原因は縊鬼などではなく薬物で錯乱状態になったことだと話し、涙ながらに謝罪します。
「まったく人間っていうやつは。こうなるとマイカさんが危ないかもしれません」
そう興玉が呟いた矢先に、芹田から男たちがマイカを車で拉致したと連絡があります。
興玉は芹田に、その車を追って自分を案内するようにと伝えました。
「あなたなら追えるはずです」
芹田には、すでに走り去った車の位置を把握できる神のような能力がある、ということでしょうか。
そしてその通り、芹田は感じ取った方向へ自転車を走らせ、マイカを連れ去った車を見つけるのでした。

興玉雅(藤原竜也)の能力

追跡されていることに気づいた男たちに芹田は包囲されてしまいますが、タクシーで追いかけて来た興玉があっという間に男たちを制圧します。
人間の能力を超えた力とスピードで倒したように見えました。
そういえば興玉はオーガニックのパンを食べながら「昔はこんなの当たり前でしたけど」と言っていましたね。
実は興玉は、見た目の年齢よりもずっと長く生きているのでしょうか。

橋本マナミの好演

保護したマイカを取り調べて、事件のあらましがわかります。
2年前、開業の資金を稼ぐためにバーでバイトをしていたマイカはそこで戸塚たちと出会い、パン屋を開く援助を受けました。
ところが実は彼らは半グレ組織と組んでいて、マイカの店を薬物の取引場所にすることを計画。
最初は抵抗していたマイカでしたが、弱みを握られ従うしかなかったのです。
しかし柘植の夫の香取だけは薬物に手を出しておらず、マイカを心配して助けようとしていました。
妻の柘植からDV被害に遭っていた香取は、愛するマイカと一緒に彼女の母国に逃げる計画を立てていたのです。
香取が死を選んだのは、柘植からのメッセージを見たからでした。
柘植は、「あとで話しましょう」と香取とマイカの密会写真にメッセージを書きこんで彼のデスクの引き出しに入れておいたのでした。
夫が亡くなった後、自身のDVと夫とマイカの関係を世間に知られたくなかった柘植は、他の自殺者と同じように夫も薬物中毒だったと嘘の証言をします。
興玉は、半グレ組織がマイカを始末してくれるということまで算段していたのではと推理します。
柘植が何よりも守りたかったのは、理想の夫婦という美しいイメージと自分のプライドだったんですね。
幸せだった頃の写真を投げつける顔は苦しみと虚しさにゆがんでいて、橋本マナミさんの迫力に驚きました。

豊玉妃花がキッチンカーにいた理由は

“違法薬物の影響だけで自殺者が集中するのはおかしい、ヒルコが腐ったエリートたちに天罰を与えたのでは”
そんなネットの声に対し、興玉は薬物に加えて「麦角アルカロイド」も自殺の原因ではないかと指摘します。
麦角病にかかった小麦を摂取すると、幻覚や錯乱、手足の壊死も生じると言うのです。
そして、興玉が言う通り、5人目の自殺者・戸塚から麦角アルカノイドが検出されます。
マイカは、パンに麦角アルカロイドが混入することはあり得ない、あるとすればアルバイトの女性の仕業ではないかと話しました。
その女性の履歴書は嘘だらけ、防犯カメラの映像は彼女の周りだけ歪んでいます。
きっと、戸塚に渡したパンに麦角アルカロイドを仕込んだのは豊玉だったのでしょう。
連続飛び降り事件を科学的に説明して世間を納得させるするために。

全領域異常解決室の役割

直毘によると、ヒルコが掲げる“修理固成(世界の再生)”という言葉が若年層を中心に広がりを見せ、ヒルコは社会現象になりつつあります。
神隠し事件をはじめ不可思議な事件への犯行声明を出して国民を煽動してきたヒルコ。
これ以上ヒルコが国民への影響力を持つことは国家にとって避けたい事案です。
全領域異常解決室の役割は、不可解な異常事件についてあくまで現実的な説明、科学的根拠で結論づけることで国民を納得させることにあるのでしょうね。
“ヒルコが神の力で起こした事件”などと信じる者がいなくなるように。
「丸く収めるのが我々の役目です」と宇喜之が言っていました。
国の安寧を守ることが全領域異常解決室の任務ということですね。

豊玉妃花の正体とは?

パンのキッチンカーの中に「豊玉神社」のお札が貼られていることに気づいた小夢は、ケサランパサランを持っていた葛乃葉女子高等学校の生物教師・山杉幹夫林泰文)が同じ神社のお札を持っていたことを思い出し、部屋を飛び出しました。
豊玉神社で、ついに豊玉妃花と雨野小夢の直接対決です。
小夢が「あなたはヒルコなの?」と聞くと、
豊玉は「あなたの目の前に神がいると言われたら信じる?」「私は神なの」と言い、豊玉を連行しようとする小夢に手をかざします。
その瞬間小夢は呼吸ができなくなり、その場に倒れ込んでしまいました。
意識朦朧の小夢に何かを伝える豊玉。
興玉が助けに来た時には豊玉は姿を消していました。
彼女は何と言ったのでしょうか。
「そうだよ、ヒルコだよ」と言ったようにも
「そうだよ、偽ヒルコだよ」と言ったようにも見えます。
福本莉子さんは、映画『室井慎次 敗れざる者』でも存在感を示していますね。
ミステリアスな役が本当に魅力的です。

全決のメンバーは神々?

人間以上の能力を持っていると思われる興玉芹田
すべてを把握しているはずの局長・宇喜之
そして謎に包まれている豊玉
彼らは人間の姿をした神なのでしょうか。
何かの素質を見込まれて全決に呼ばれた小夢も、もしかしたら自分で気づいていないだけで特殊能力の持ち主なのかもしれません。
小夢は他の人は感じない“何か”を感じ取ることができるんですよね。
興玉は、小夢が覚醒するのを待っているようにも見えます。
全決のメンバー以外の主な登場人物たちも皆それぞれ日本神話に登場する神や神社の名とよく似た名前です。
ここから物語はどう進んで行くのか、壮大な展開になりそうですね。

ウカノミタマは穀物・食物の神様だから、宇喜之局長は料理上手なのかなぁ。

なるほど!サルタヒコは道案内の神様だから、芹田正彦は興玉たちを案内できたのかしら。

二宮と北野の関係性

二宮のの子成海璃子)は「二宮神社 」、北野天馬小宮璃央)は「北野天満宮」からのネーミングだと思いますが、二宮神社に神として祀られている「藤原時平」は北野天満宮に神として祀られる「菅原道真」を大宰府へ追いやった政敵です。
道真は日本三大怨霊とされています。
捜査一課・ヒルコ専従班の二宮と北野の関係性は今のところ悪くなさそうですが、この先二人に何か変化があるかどうか気になります。

【全領域異常解決室】4話の出演者

藤原竜也、広瀬アリス、柿澤勇人、
福本莉子、小宮璃央、成海璃子、
迫田孝也、ユースケ・サンタマリア、
小日向文世、ほか。

4話ゲスト
橋本マナミ、吉田宗洋、
メラニー、ほか。

【全領域異常解決室】4話のまとめ

様々な仕掛けで楽しませてくれている【全領域異常解決室】、この先、全決のメンバーVSヒルコの闘いが待っているのは間違いないはず。
次回は物語が大きく動きそうですね。
5話の放送は11月6日(水曜)夜10時からです。
どうぞお楽しみに!

記事内画像出典:全領域異常解決室公式サイト

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