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【全領域異常解決室】6話の考察！主要人物はみんな神様？物語は更なる深遠へ

フジテレビ
kazyu

フジテレビ水10ドラマ【全領域異常解決室（ぜんりょういきいじょうかいけつしつ）】（通称：全決）6話「神VS神 全面戦争！ここですべてがつながった」が11月13日（水）に放送されました。

5話のラストで、興玉はこの世界にはたくさんの神が人間とともに暮らしているという話をしていたよね。

人知を超えた能力を持つ神が起こした不可思議な事件を丸く収めて解決に導くのが「全領域異常解決室」の役割だったのよね。でも今の「全決」は謎の神「ヒルコ」との戦争状態にあるって言ってたわ。

6話では全決のメンバーの本当の姿が明らかになるんだね。壮大な話になってきたな。

それでは、【全領域異常解決室】6話の考察をお届けしていきます。

目次

【全領域異常解決室】6話の考察

全決のメンバーは神の集まり！

興玉雅（藤原竜也）は雨野小夢（広瀬アリス）に、この世界にはたくさんの神々が人間の姿で暮らしていると話します。
神の魂は人間の身体に宿りますが、その人間の寿命が尽きると魂は新たに生まれた赤子の身体に移り物心つく頃に神の記憶が蘇る、そうやって太古の昔から何度も新たな人生を送ってきたのだそうです。
全領域異常解決室（全決）のメンバー、興玉、豊玉妃花（福本莉子）、宇喜之民生（小日向文世）、芹田正彦（迫田孝也）は皆、神だというのです。
これまで怪しい動きをしてきた豊玉でしたが、実は豊玉神社に参拝した者の願いを叶えながらヒルコをおびき出すという意図があっての行動でした。

神隠し事件の被害者５柱は重要な神々だった

1話の神隠し事件で被害に遭った５柱（神を数える単位は“はしら”）は重要な神様でした。
（6番目以降の事件は模倣犯によるもの）
では、神隠し事件で被害に遭った神々をまとめてみましょう。

◆大守浩志（ 藤岡大樹）
関東医科大学理事長。4月5日に神隠し。
◆石狩愛実（清水なな）
ジュエリーデザイナー・貴金属ネット通販会社CEO。5月14日に神隠し。
◆健実和生（西将輝）
政治家・元格闘家。6月23日に神隠し。
◆大月比呂佳（田山由起）
料理研究家。7月16日に神隠し。
◆刀田楓真（ジャン・裕一）
大手広告代理店代表取締役社長。9月5日に神隠し。


神が相手の額に手を当てて「事戸を渡す」と唱えると神に関する記憶が全て消えてしまいますが、それは人間だけではなく、神にも有効。
別れの儀式「事戸渡し」で神としての記憶を消された状態で肉体が死ぬと、神の魂も身体ごと永遠に消え去ってしまう、それが「神隠し」。
ヒルコによって消された重要な神5柱は、神としての記憶も肉体もなくなってしまったので、永遠に戻ることはないのです。
「神が減れば不幸が増え世の中は荒廃していく」と興玉は言います。
それを聞いた小夢は、ヒルコの反乱を止めなければならないと固く決意しました。
「ヒルコを捕まえることが私の使命のような気がします」
ところで、4番目に犠牲になった大月比呂佳は、警視庁捜査一課ヒルコ専従班の荒波健吾（ユースケ・サンタマリア）と小・中学校が一緒でした。
名前から予想すると、彼女は古事記に出てくる食物の女神、オオゲツヒメでしょうか。
荒波とのエピソードも今後出てきそうですね。

吉田鋼太郎と関めぐみの切ないラブストーリー

美容系の有名インフルエンサーばかりが連続して亡くなり、その原因が皆過食による窒息死という奇妙な事件が発生します。
ヒルコからは「犬神（いぬがみ）の呪い」が原因であるという犯行声明が出されました。
興玉は、被害者たちが通っていた美容整形外科医・大隈邦男（吉田鋼太郎）を訪ねますが、彼は病床に臥せっていて命が尽きるところでした。
実は大隈は、かの有名な大国主命（オオクニヌシノカミ）。
大隈が前世で愛した女性に瓜二つの女性が犬塚真澄（関めぐみ）という名で今世に現れパートナーとなってから、やり手の犬塚のおかげで美容事業が拡大しました。
しかし、大隈が余命宣告を受けた時から犬塚の態度が変わり、人魚の肉を食べて不老長寿を獲得したという伝説の八百比丘尼の研究に没頭するようになったのだそう。
大隈は、自分が亡くなった後は全財産を元パートナーの路子（原日出子）に譲ることになっていることから、犬塚は自分が生きている間に好き勝手に美容研究に没頭して好き勝手をしているのでは、と悲しみます。
興玉は、被害者のインフルエンサーたちが飲んでいたピンクのサプリメントが怪しいと考え、医薬の神である村主虎飛矢（名村辰）に成分を調べてもらうと、その中には人魚の剥製から採取した物質が入っていることがわかります。

ついには人魚まで出て来たわね！ただこのドラマは、人魚とされている剥製の写真を、所蔵している博物館を明示して出しているところが良いなと思うわ。

興玉と小夢は犬塚を疑いますが、真の黒幕は大隈の以前のパートナー、路子でした。
路子はヒルコに利用されていたのです。
若く才能豊かな犬塚に大隈をとられて憎しみを抱いていた路子に、ヒルコは近づいたんですね。
ヒルコの狙いは、不老不死の薬でした。

神であるヒルコがなぜ不老不死の薬を欲しがってるんだろう。


そして、犬塚こそが不老長寿を叶えた八百比丘尼だったのです。
前世で大隈と結ばれていた女性は犬塚自身でした。
犬塚は大隈の病気を知ってから、必死で命を助けようと不老不死の薬の研究に没頭していました。
けれど願いは叶わず、大隈は犬塚を美の欲望に取りつかれて自分を利用した女だと誤解したまま亡くなってしまいます。

大隈（大国主命）は、神がずっと人間を守ってきたのに裏切られ続けたことを虚しく思ってたよね。「ヒルコも神であることに嫌気がさしたんじゃないのか」なんて言ってたし。


犬塚は小夢から、大隈が神様であること、90年前にパートナーだった人物の魂も大隈だったことを知ります。
生き続けていたらまた大隈の魂を持った人物に出会えるかもしれないことも。
けれど、興玉が事戸を渡したことで、犬塚は神に関しての記憶を失いました。
生まれ変わった大国主命が、犬塚が不老不死の研究をしていたのは自分のためだったことに気づけたらよいのですが。
不老長寿と輪廻転生という壮大な話でありながら、吉田鋼太郎さんの重厚な演技と関めぐみさんの繊細な表情によって切なくも美しいラブストーリーとして視聴者の胸を揺さぶりました。

また、二人が出会えますように。
今度こそ幸せになってほしいな。

昭和初期のシーンは九十九夜町だったね。
『嘘解きレトリック』とのシェアードユニバース嬉しかったよ。

ラストの小夢の言葉が衝撃！

ひとまず今回の事件が解決して全決のメンバーが揃った時、小夢は芹田におもむろに聞きます。
「あなたは今でも私の夫なんですか？」
芹田、興玉、宇喜之、豊玉は言葉を失いました。
小夢は、天宇受売命（アメノウズメノミコト）だったのです。
彼女も神の一柱でした。
ではなぜ今までそれを知らなかったのでしょう。
小夢はヒルコに事戸を渡されたのでしょうか？

小夢はいつから自分が神だと知っていたのか

大国主命である大隈邦男が最初に小夢を見た時、「そうか、本当だったんだな」と興玉に言います。
小夢は「はい？」と聞き返しますが、大隈は気にしないで良いと言って説明しませんでした。
その時の小夢は何か考えるような表情になるんですよね。
もしかすると、この時のことがきっかけで小夢は自分のことを調べたのでしょうか。
それとも、興玉から全決の使命の話を聞き自分もその役割を担う存在であることを認識した時から、なんとなく感じていたのかもしれません。
「私は人間を信じているんです」、「こんなにきれいな人間もいるじゃないですか」など、6話の小夢は随所で自分が人間ではないことを知っているかのような発言をしていますね。

これまでに判明した神々の一覧

6話までで明らかになった“神様”の一覧です。

◆豊玉妃花（とよたまひめか）⇒豊玉毘売命（トヨタマビメノミコト）
海の神である大海神（オオワタツミ）の娘で、浦島太郎が竜宮城で出会った乙姫のモデル。水を自在に操る能力を持っていて、空気中の水分を集めて空間をゆがんだように見せたり人間の体内の血液を動かすこともできる。
◆宇喜之民生（うきのたみお）⇒宇迦之御魂神（ウカノミタマノカミ）
農耕や食物の神。稲荷神（お稲荷さん）として広く信仰されている。
◆芹田正彦（せりたまさひこ）⇒猿田毘古神（サルタビコノカミ）
天照大御神の孫である邇邇芸命（ニニギノミコト）が高天原から地上に降りて来た時に道案内した神。交通安全の神で、デリバリースタッフの仕事をしながら街の安全を守っている。
道案内の特殊能力を持ち、目的地がわからなくても依頼人が行きたい場所へ誘導することができる。
◆興玉雅（おきたまみやび）⇒興玉神（オキタマノカミ）
猿田毘古神が宿った岩が神格化した神。善悪を分かつ能力を持ち、人から漏れ出す悪意と善意を見定めることができる。
◆村主虎飛矢（すぐりこびや）⇒少名毘古那神（スクナビコナノカミ）
医薬の神で薬草に詳しい。全決のメンバーからは“コビー”と呼ばれている。
◆雨野小夢（あまのこゆめ）⇒天宇受売命（アメノウズメノミコト）
天岩戸の前で派手な踊りをして、隠れてしまっていた天照大御神を外へ連れ出すことに成功した芸能の神。猿田毘古神の妻。
◆生嶋未琴（いくしまみこと）⇒市寸島比売命（イチキシマヒメノミコト）
5話に登場。予知能力で国の災いを鎮め、人々を救ってきた神。
◆大隈邦男（おおくまくにお）⇒大国主命（オオクニヌシノカミ）
6話に登場。出雲の国を創った神。病気平癒の力を持つ。

他のレギュラー陣に神はいる？

内閣官房国家安全担当審議官の直毘吉道（柿澤勇人）については、宇喜之が神ではなく人間であると明言しています。
しかし「直毘」という名前は「直毘神（ナオビノカミ）」を想起させます。
捜査一課・ヒルコ専従班の荒波健吾は、「荒波吐（アラハバキ）」の可能性もあります。
二宮のの子（成海璃子）は「二宮神社 」、北野天馬（小宮璃央）は「北野天満宮」を想像させますが、二宮神社に神として祀られている「藤原時平」は北野天満宮に神として祀られる「菅原道真」を大宰府へ追いやった政敵です。
この4人にも、何か隠された設定があるかもしれません。

次回から、石田ひかりさんが月の神役で登場することが発表されているわね。これからまだまだ神様は増えていくのかしら。

ヒルコは誰？

最も怪しいと思われていた豊玉はヒルコではありませんでした。
今後も登場人物が増えていきそうなので、まだ予想をすることは難しいですね。
一つ気にかかっているのが二宮のの子についてです。
鹿児島県にある「蛭児（ひるこ）神社」は、「にのみやさん」の愛称で親しまれている神社。
ヒルコの犯行声明文でも「蛭子」ではなく「蛭児」となっていることから、捜査一課の二宮がヒルコではないかという視聴者の声も増えてきました。
成海璃子さんのクールな演技の裏に、何か隠されたものがあるのでしょうか。

【全領域異常解決室】6話の出演者

藤原竜也、広瀬アリス、柿澤勇人、
福本莉子、小宮璃央、成海璃子、
迫田孝也、ユースケ・サンタマリア、
小日向文世、ほか。

6話ゲスト
吉田鋼太郎、原日出子、関めぐみ、
ほか。

【全領域異常解決室】6話のまとめ

「この物語は7話から始まります」という黒岩さんの言葉にドキドキしますね。
1話から見返すと新たな発見がありそうです。
次回の放送は11月20日（水曜）夜10時から。
どうぞお楽しみに。

記事内画像出典：全領域異常解決室公式サイト

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