【祈りのカルテ】の原作・あらすじ&ネタバレを最終回まで!良太(玉森裕太)が適性外の科を選んだ訳!

【祈りのカルテ】の原作・あらすじ&ネタバレを最終回まで!良太(玉森裕太)が適性外の科を選んだ訳!

【祈りのカルテ 研修医の謎解き診断記録】(以下、祈りのカルテ)の放送が開始。

「相手の顔色を読むこと」に長けた研修医・諏訪野良太(玉森裕太)が患者の嘘を見抜くハートフル医療ミステリー。

原作の良太は最終的に適性とは関係ない診療科へ。一体なぜ適性外の診療科を選んだのでしょうか?

更に謎の患者・広瀬(原田泰造)の正体も気になります。

今回の記事ではドラマ【祈りのカルテ】の原作、ドラマ版のあらすじ・ネタバレを最終回までお届け。

更新情報:2022年11月27日、第9話のあらすじを追記。

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【祈りのカルテ】配信情報

【祈りのカルテ】は放送後からhuluで配信予定。

さらにhuluでは日本テレビ系の名作ドラマも多数配信中。

目次

【祈りのカルテ】あらすじ・ネタバレを最終回まで

ドラマ【祈りのカルテ】で描かれるエピソードのあらすじ・ネタバレを最終回までまとめていきます。

【祈りのカルテ】1話のあらすじとネタバレ

祈りのカルテあらすじ01

1話あらすじ

主人公・諏訪野良太(玉森裕太)は、純正医科大学附属病院の研修医。彼は「相手の顔色を読むこと」に長けていた

2年間の初期研修期間中は約1か月ごとに様々な科で実務経験を積む。仕事内容や自身の適性を見極めながら将来進むべき診療科を決める

良太は親友でお調子者の冴木裕也(矢本悠馬)、意識の高い曽根田みどり(池田エライザ)、エリートの谷川聖人(楊宇騰YU)ら同期と共に忙しい研修をこなす。

次の研修先は精神科。指導医の立石聡美(松雪泰子)は「精神科の診察は患者さんの話を聞くことから始まる」と説く

良太は早速、山野瑠香(仁村紗和)という女性を担当することになる。

瑠香は「睡眠薬をたくさん飲んだ」と自ら119番通報し、緊急搬送されてきた。彼女は同じことを2年間も繰り返していた。

良太はカルテや瑠香の話から彼女の隠し事に迫っていく

1話ネタバレ

瑠香は睡眠薬を飲んではいなかった。

彼女が病院に運ばれて来るのは毎月5日。生活保護の支給日。

実は瑠香は元夫の岡部彰(ねりお弘晃)にDVを振るわれており、逃げるために入院と退院を繰り返していた

「優しいあの人に会いたいの!!」と瑠香はひどい目にあいながらも元夫に依存していた。

良太は「瑠香の隠し事を暴いたのは正しかったのか?」と頭を悩ませる。

そんな中、瑠香が再び緊急搬送されてくる。元夫に別れを切り出し、暴力を振るわれたが断ち切ることが出来た

瑠香は自分の隠し事に気づいた良太のおかげで勇気が出た。

「ありがとうございました」と瑠香から感謝され、良太の精神科での研修は終了した。

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【祈りのカルテ】2話のあらすじとネタバレ

祈りのカルテあらすじ02

2話あらすじ

諏訪野良太は(玉森裕太)の外科で研修指導医は冴木真也(椎名桔平)、親友・裕也(矢本悠馬)の父親だ。

真也は特に優秀な医師。彼の厳しい指導に良太はなんとか食らいついていく。

良太と真也は老齢の患者・近藤玄三(伊武雅刀)に手術の説明。胃がんではあるが切開をしない内視鏡手術が可能。

これには玄三、娘・幸子と孫・真緒は一安心。

だが、しばらくして玄三は「手術受けない」と言い出した。良太は理由を問いただすも、玄三は「これは癌じゃないからです」の一点張り

このまま手術を受けないのは危険。だが、患者が拒否した以上、医者が強要することはできない。

その夜、玄三と同室の患者・若宮(前原滉)は外科のスタッフステーションに侵入。こっそりとパソコンを操作しだした。

2話ネタバレ

当直をしていた良太が玄三と若宮を発見。「ガンであるとはっきりさせたかったんです」としか玄三は理由を答えない。

その後、玄三は「来週までに開腹手術をして欲しい」と訴えてきた。彼が考えを変えたのは病院でスーツの男と会っていた日。

実は玄三はガン保険に加入していた。スーツの男は保険の営業マン。玄三は彼から「来週の誕生日までに悪性ガンであると証明できなければ、保険金は下りない」と説明された。

孫娘の大学進学費用で玄三はどうしても保険金が欲しかった

冴木は彼の願いを聞いて緊急手術を執り行う。その結果、僅かだが悪性のガンと判明する。

保険金が下りることになり、玄三は礼を述べるのだった。

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【祈りのカルテ】3話のあらすじとネタバレ

祈りのカルテ あらすじ03
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3話あらすじ

諏訪野良太(玉森裕太)の次の研修先は産婦人科。指導医は元ヤンキーと噂があり、パワフルな女性・木佐貫英子(斉藤由貴)

妊娠25週目の女性・小野文香(矢田亜希子)が切迫早産で緊急搬送されてくる。

翌日、元夫の正和(森田甘路)がお見舞い来るが、文香は「あなたとは何の関係もない」と言い放つ。

更に現在の交際相手である岡田俊一(内藤秀一郎)がやってくる。

正和と岡田は共に「お腹にいるのは自分の子供である」と主張

文香はどちらが父親のなのかは答えない上に、子供の検査を拒否。更に「直ぐに帝王切開をして欲しい」と要求。

良太はカルテから彼女の本当の思いに迫っていく。

3話ネタバレ

良太は文香が子宮頸がんを患っていると気づく

岡田との不倫関係も嘘。病院にいる間だけ、夫のふりをして貰っていた。

お腹の子供は正和の子。子宮頸がんと知れば、正和は自分のことを責めるに違いない。

大切な人」だから正和を苦しめたくなかった。不妊治療の末に授かった彼の子供をどうしても産みたかった。

2人の覚悟を感じた木佐貫はガン手術と帝王切開を行う。無事に2人の赤ちゃんが誕生した。

一方、みどりは冴木から沙智の病状について聞かされる。沙智は腎臓を移植する必要がある。だが、ドナー探しは難航していた

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【祈りのカルテ】4話のあらすじとネタバレ

祈りのカルテ あらすじ04
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4話あらすじ

訪野良太(玉森裕太)は親友の冴木裕也(矢本悠馬)と共に総合診療科で研修。総合診療科とは他の科で病気の判断がつかない患者を専門に診察する。

指導医は自らをシャーロック・ホームズと名乗る変わり者の榊健太郎(小手伸也)

総合診療科に病名不明の患者・工藤香織(堀田真由)がやってくる。香織は同期で争っている佐々原雅人から渡されたコーヒーを飲んだ途端に倒れた。

香織は「佐々原が自分の邪魔をするために薬を盛った」と訴える。それ以外だと母・佳代(加藤貴子)とナッツをつまみに赤ワインを飲んだこと以外に心当たりはない、という。

翌日、裕也は佐々原が香織の病室を覗いているのを発見。尾行をする。

検査の結果、香織は異常なし。「大事なプレゼンがあるから」と香織は強引に退院しようとする。

果たして香織の発作の原因は?

4話ネタバレ

榊は香織の病状を「急性間欠性ポルフェリン症」と診断。

香織が病になるように仕向けたのは母・佳代だった。ワインとナッツが病を引き起こすのを知っていた。

更に彼女は処方された薬に睡眠薬を混ぜていた。

香織は仕事に打ち込みかなり無理をしていた。過労の末になくなった夫と同じ道を辿って欲しくなかったから。

全ては娘のことを思う母の愛情だった

初めて知らされた時、香織は怒ったものの母の愛情は伝わった。

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【祈りのカルテ】5話のあらすじとネタバレ

祈りのカルテ あらすじ05
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5話あらすじ

諏訪野良太(玉森裕太)と曽根田みどり(池田エライザ)は循環器内科で研修指導医は上林晃太郎(高橋努)

2人は上林に連れられて最上階の特別病棟(VIP病棟)。特発性拡張型心筋症で入院している女優の愛原絵理(成海璃子)を担当する。絵里が入院しているのは極秘、誰かに話してはならない。

絵理は心機能がかなり低下し、補助人工心臓装置が繋がれている状態。アメリカでの心臓移植を希望していた。

移植手術も高額であり、良太たちの仕事はアメリカにいくまでの間、面倒を見ることだけ。

絵里の本名は四十住。実は入院していた沙智(豊嶋花)の姉。絵里は家族にも入院に付いて話していなかった。

その後、絵里の極秘入院がマスコミで報道され、大騒ぎに。研修医の良太とみどりが情報を漏らした、と疑われてしまう。

果たして絵里の入院をリークしたのは誰なのか?

5話ネタバレ

事務所の久米社長は絵里の治療費の寄付を募る。だが、十分に集まったところで社長の横領疑惑が報じられてしまう。

2つの情報を流したのはマネージャーの横溝。そして、全ては絵里が仕組んでいた

社長は治療費を出さないと判断。世間の同情を買って寄付金を集めた。

絵里は自身のを悟っており、同じ病気で苦しむ子供たちの為に寄付をするのが目的だった

その後、絵里は脳死状態になってまい、彼女の腎臓は妹の沙智に移植された

絵里は生前、沙智に本当の思いを綴った手紙を残していた。

良太は絵里の思いと生きていた証しとしてカルテを書き上げるのだった。

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【祈りのカルテ】6話のあらすじとネタバレ

祈りのカルテ あらすじ06
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6話あらすじ

諏訪野良太(玉森裕太)の研修は2年目に突入。順調に成長し、製薬会社の営業マン・灰崎も一目置く。

良太と谷川(YU)は小児科で研修。指導医は指導医・志村雄一(勝村政信)。無表情で不気味な人物。

小児科に急患の姫井姫子(金子莉彩)という8歳の女の子が運ばれてくる。姫子は強いぜんそく発作を起こし、入退院を繰り返していた

検査の結果、姫子の血液から処方した薬の成分が検出されなかった。薬を管理している母親と父親はちゃんと薬を渡したと言う。

もしかして虐待?谷川が不安を抱く中、姫子が姿を消してしまう。

小児科では志村が不気味な笛の音色と共に子供を連れ去ってしまう、というがあるが

6話ネタバレ

実は病院に出入りしている営業マンの灰崎が姫子の実の父親。姫子は彼に会うために病室を抜け出していた。

1年前に両親が離婚し、会うことが許されていなかったが病院で再会。

姫子はワザと薬を捨てていた。病状が悪化し入院が長引けば、それだけお父さんに会えるから。

子供は時に大人の想像を超えることがある。

その思いに動かされ、母親は週一回2人が会うことを許す。

志村に関する噂は彼がオカリナを使って子供たちの心を掴んでいたのが真相

「自分にあうやり方を見つけて下さい」と志村は良太に説くのだった。

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【祈りのカルテ】7話のあらすじとネタバレ

祈りのカルテ あらすじ07
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7話あらすじ

諏訪野良太(玉森裕太)と牧村(濱津隆之)は救命救急科で研修。指導医は柚木慧(観月ありさ)

柚木のモットーは「考えるな、感じろ」。様々な症状の患者が運ばれてくる救命救急科で迷いが命取りだから。

良太と牧村が夜勤をしていると元ヤクザの秋田竜也(やべきょうすけ)という男が意識障害で運ばてくる。検査の結果、秋田に意識障害の原因は見当たらない。

実は秋田は1年前にも緊急搬送。症状は軽かったが強引に消化器内科への入院を要求。要注意患者としてマークされていた。

秋田には薬物の疑いがあるので尿検査を実施。検査を終えた途端、秋田はまた意識を失ってしまった

7話ネタバレ

秋田は糖尿病を患っており、インセリンの注射を打っていた。意図的に意識障害を起こして病院に入院しようとしていた

秋田がそこまでした理由は消化器内科に入院している母親に会うため

元ヤクザの自分じゃ表立って会えない。母親が誕生日のうちにそうしても会いたかった。

柚木は母親と会うことを許可する。何十年会って無くても息子の顔は忘れない。親子の絆は変わらなかった。

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【祈りのカルテ】8話のあらすじとネタバレ

祈りのカルテ あらすじ08

8話あらすじ

初期研修1年10か月目。良太(玉森裕太)と同期の橘(堀未央奈)は皮膚科で研修

指導医の桃井佐恵子(りょう)はおっとりしながらも優雅で大人の気品溢れる女性。身だしなみにも厳しい。

そんな中、守屋春香(山崎紘菜)という女性が右ふくらはぎに大やけどを負って運ばれてくる。春香は調理中に誤って油をかけてしまった、という。

橘は春香の不自然な点に気づく。彼女は搬送時に搬送時にロングスカートを履いていた。なのにスカートに油のシミがなかったから。

更に春香の婚約者で教師の鍋島義人(岩井拳士朗)も耳の難聴と目眩を訴える。診断を勧めるが、カルテに自らのことを細かく書かれると知った途端、鍋島は「何でもありません」と言い出した。

果たして春香と鍋島が抱える秘密とは?

8話ネタバレ

鍋島は教師ではなく、本当は在宅でデザインの仕事をしている。春香に気に入られたくて付いた

春香は昔太ももに入れた元カレの名前タトゥーを消すために自分で油をかけていた。心から信用できる鍋島に知られたくなく、消すお金もなかったから。

春香のやり方は最悪命を落としかねない危険なもの。良太は「自分を大切にして欲しい」と訴える。

お互いの秘密を打ち明ける春香と鍋島。そんなことで2人の仲が裂けることはない

一方、広瀬(原田泰造)は自宅で吐血し、倒れてしまった

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【祈りのカルテ】9話のあらすじとネタバレ

祈りのカルテ あらすじ09

2022年12月3日はお休みです。

9話あらすじ

広瀬(原田泰造)は純正医大に緊急搬送され、意識を取り戻す。だが、彼は末期のガンに侵されていた

良太(玉森裕太)と冴木医師(椎名桔平)が目を離したすきに広瀬は姿を消してしまう

初期研修1年11か月目、良太は腎臓内科で研修。指導医は院内のムードメーカーである大賀寛太(片桐仁)

良太と大賀は末期腎不全の患者・桐生鈴音(植原星空)を担当。彼女は母親の麗香(松永玲子)から腎臓の移植手術を受ける予定。

だが、肝臓の数値に異常が見つかってしまい、手術は延期となる。一体どうして

一方、良太の義父である幸一(矢柴俊博)の転勤が決まる。幸一は一緒に暮らすことを望んでいるが。

9話ネタバレ

広瀬は再び倒れてしまい、再入院する。強引に退院しようとする彼を同期の立石(松雪泰子)が説得。広瀬に自分の本音を出して欲しかった

鈴音の検査結果を改ざんしたのは臨床検査技師の小笠原一博(若林時英)。2人は本気で愛し合っており、手術を延期することで鈴音の婚約を破綻させようとしていた。

患者側が納得しているので警察には被害届を出さないことになった。

良太は幸一に「一緒にはいかない」と本音を打ち明ける。お互い気を使っていたがこれからは本音で言い合う。それが本当の家族になることだから

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【祈りのカルテ】最終回のあらすじとネタバレ

https://www.youtube.com/watch?v=gVenB6Y3j2c&t=1s

最終回あらすじ

初期研修最終月。良太は(玉森裕太)緩和ケア科で最後の研修を受ける。指導医は窪啓太郎(髙嶋政宏)

そして、良太は末期がんに侵されている広瀬(原田泰造)を担当する。

良太のもとに警視庁捜査一課の刑事・櫻井(山崎一)がやって来る。24年前、広瀬は窃盗の罪で逮捕、服役していた。

だが、冤罪の可能性がある。息子である良太は「刑事と会うように説得して欲しい」と頼まれる。

思わぬ所で自分と広瀬の本当の関係を知り、衝撃を受ける良太。広瀬は家族に迷惑をかけないように死んだことにしていた。

過去の事件の真相は?医者として息子として広瀬に出来ることは?良太が選ぶ進路は?

【祈りのカルテ】完結。

最終回ネタバレ

広瀬の冤罪を証明するには金の行方を見つけ出すしかない。

良太は広瀬の病気の原因から金の在り処を推理し、見事に的中。ビルの天井裏に金が隠されていたのでアスベストが漏れていた。

良太は広瀬のことを「父さん」と呼ぶ。

広瀬は冤罪が証明され、良太の成長が見られたので心残りはない。安心して旅立てる

そして、良太は循環器内科に進む。「立派な医者になる」という父との約束のため、良太は業務に取り組むのだった

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【祈りのカルテ】の原作をネタバレ

現役の医師が書いた医療小説

【祈りのカルテ】の原作は知念実希人による同名の医療ミステリ小説。

2022年8月10日に続編となる「祈りのカルテ 再会のセラピー」が発売されました。

知念実希人さんはなんと現役の医師。だからこそ医療現場での患者との関わり方とリアルに描けるのです

原作小説「祈りのカルテ」、続編「祈りのカルテ 再会のセラピー」は【DMMブックス】で購入できます。

DMM

原作をネタバレ

※原作「胸に嘘を秘めて」のネタバレは記事の後半で。

「彼女が瞳を閉じる理由」のネタバレ

主人公の研修医・諏訪野良太は精神科で研修。

真夜中に山野瑠香という女性が緊急で運ばれてくる。彼女は大量の睡眠薬を服用し、自分で救急車を呼ぶ。こんなことを繰り返していた。

さらに良太は瑠香の腕に「あ き ら」とタバコの跡(火傷)があることに気づく。

良太は指導医の立石聡美と共に瑠香への問診。睡眠薬の服用や火傷の理由を尋ねるも瑠香に「元旦那、優しいあの人に会いたかっただけなの!何も知らないくせに!!」と怒鳴られてしまう。

瑠香は結婚していたが、過度な瑠香の依存で夫婦生活は二年で破綻。現在彼女は生活保護を受けている。

すると元旦那の岡部彰がやってくる。「支えることが出来ない、重すぎる」と彰。

良太は瑠香のカルテを読む。「もしかして」と知り合いの法医学教室の沢井に電話してあることを確かめる。

その後、良太は瑠香と話をする。瑠香は月初めか月末に睡眠薬を飲み、必ず5日で退院する。生活保護が支給される日。

瑠香は元旦那の彰からDVを受けており、火傷の痕もそう。彰は失業し、生活保護を受けている瑠香を金づるにしていた。

彼女は彰から逃れるために入院と退院を繰り返していた。それでもDVをする男に依存するのは治らなかった。

後日、傷だらけの瑠香が運ばれてくる。彰に別れ話を切り出し、暴行を受けた。彰は逮捕され、縁を切ることができた。

その後、瑠香は外来で心の治療を続けている。きっといつか彼女の傷は癒えるだろう。

「悪性の境界線」のネタバレ

良太は外科で研修。指導医は親友の裕也の父親である冴木真也。

早期胃癌の手術を受ける可能性がある近藤玄三を担当する。視鏡的粘膜切除術を受ければ玄三は良くなるはずだ。

良太は病室で玄三とスーツ姿の男が何かを話しているのを目撃。どうも様子がおかしい。

すると玄三は手術を受けることを拒否。良太と真也、娘の幸子が説得するも玄三は聞く耳を持たない。

その後、玄三は手術を受けるが、内視鏡ではなく胃を摘出する方法に切り替えてくれと要求。しかも来週中に、できなければ直ぐに退院すると言いだした。

幸子から事情を聞く。再来週の始めが玄三の誕生日。何か関係があるのだろうか?

良太はスーツ姿の男を発見。彼は保険の営業マンだった。良太は玄三が手術の方法に拘っていた理由にたどり着く。

玄三は3000万円が下りる癌の保険に入っていた。だが、受け取るには来週の誕生日までに癌が悪性であると証明する必要がある。

娘には迷惑をかけ続けた。手術の方法を変えてでも保険金を受け取りたかったのだ。

真也は病院中で頭を下げて誕生日前に手術を受けられるように手配する。

手術は無事成功。僅かながら悪性の傾向が見られた。玄三は「ありがとうございます」とお礼を言うのだった。

「冷めない傷跡」のネタバレ

良太は皮膚科で研修。緊急も少なく、比較的暇。

指導医の桃井佐恵子は「皮膚科は育休、産休も整っていて女性に優しい」とする。

良太は足からふくらはぎににひどい火傷を負った患者・守谷春香を担当する。彼女は女で一つで娘・花南を育てるシングルマザー。

春香は足に油が掛かったと説明。だが、良太は違和感。彼女はロングスカートを履いていたので油が掛かるはずない。

良太は7年前の春香の入院記録を確認する。右耳が聞こえなくなり耳鼻科に数週間入院。突発性難聴と診断されたが、なぜかMRIが撮られていなかった。

春香の上司の鍋島がやってきて花南を引き取る。春香と鍋島は仲むつまじい様子。

その後、良太は春香の火傷が広がっていることに気づく。入院後に自分でやったのか?良太は7年前の入院記録からある事実にたどり着く。

春香は足に別れた夫の名前をタトゥーとして入れていた。これを隠そうと自分でやけどを負った。愛する鍋島に見られたくなかったから。

その後、桃井の説得もあり、春香は鍋島に全てを打ち明ける。「全て許すよ」と鍋島。2人の愛はこんなことでは揺るがなかった。

「シンデレラの吐息」のネタバレ

良太は小児科で研修。指導医は志村病棟長。

良太は喘息発作の急患・姫井姫子を担当することになる。

姫子は幼いが薬の量が多い。だが、血液検査の結果、テオフェリンが検出されなかった。つまり、彼女は薬を飲んでいないことになる。

土曜日、良太はMRの灰崎に姫子の話をする。灰崎も薬を止める危険性に驚く。

良太は母・裕子に薬の管理に付いて尋ねる。朝は自分がしているが、夕方は余裕がある方、最近は夫の洋介に任せていると言う。

良太は友達から姫子に宛てられた手紙を発見。何か違和感を感じる。

その後、姫子の容態が急変。ゴミ箱に錠剤が捨てられていた。姫子は昨日の夕方の飲んでいない。両親のどちらかが虐待をしているのか?

良太は手紙に姫子の名字が書いていないことに気づく。姫子と父・洋介とは血の繋がりがなく、友達は名字を知らなかった。

その後の調べでMRの灰崎が実父と判明。姫子は病院なら実父と会うことが出来るので薬を飲まなかった。

裕子は「貴方が会ったせいよ!!」と灰崎を責める。良太は「姫子のためになっているのでしょうか?」と説得。

その結果、灰崎は一週間に一回、娘との面会を許された。

原作とドラマの違い

ドラマ版では主人公・良太(玉森裕太)の同期となる研修医4名追加。

ドラマで追加された同期

  • 曽根田みどり(池田エライザ)
  • 牧村康雄(濱津隆之)
  • 橘麻友(堀未央奈)
  • 谷川聖人(YU)

※冴木裕也(矢本悠馬)は原作でも同期。

良太の家族が登場。義理の父親との関係から良太の特性がどう築かれたか、を描く。

【祈りのカルテ】最終回・結末(予想+考察)

【祈りのカルテ】は毎回主人公・諏訪野良太(玉森裕太)が向かう研修先が異なります。

  • 【コード・ブルー】:救急医療
  • 【ラジエーションハウス】:放射線科

など他の医療ドラマとは大きく異なる点です。

良太が様々な診療科で経験を積みながら自分が進むべき道を見出す、ここがドラマの見どころです。

良太は最終的にどの診療科を選ぶのでしょうか?

諏訪野良太(玉森裕太)の適性は?

ドラマの諏訪野良太(玉森裕太)は研修を積み各指導医の判断の下、自分の適性を見極めていきます。

ポイントは良太の特技「相手の顔色を伺い、微妙な変化を読み取る。この特技が活かせるかどうか?

○第1話「精神科」

指導医の立石は「良太は精神科に向いていない」と判断。

精神科は患者とある程度距離を置き、客観的に治療をする必要がある。

良太は患者に感情移入しすぎて抱え込み過ぎる。良太の体と心が持たなくなるから、精神科には向いていない。

○第2話「外科」

外科の仕事に興味を持ち始めた良太。

指導医の冴木は「手術に専念するなら大歓迎だ」とする。ですが原作だと「外科には向いていない」とする

正確には外科では良太の特性が活かせない。外科は手術が中心で患者と接する機会が少ないから。

○第3話「産婦人科」

良太は産婦人科の仕事に興味を持ち始める。

木佐貫は良太を歓迎。適性はあるようです

諏訪野良太(玉森裕太)は循環内科へ!その理由は?

ドラマは原作通りに進み、良太は最終的に循環器内科に進む可能性が高い

循環内科は主に血液の流れに関する病気を扱う科。

精神科などと比べると良太の特技「相手の顔色を読む」はあまり活かせません。

なぜ、良太は適性とは外れた循環内科を選んだのでしょうか?それには研修中に担当した患者・四十住絵理が大きく関わっています。

「胸に嘘を秘めて」のネタバレ

良太は指導医・上林の下、循環器内科で研修。ある日、VIP室に入院中の患者・四十住絵理を担当する。

四十住絵理は女優・愛原絵理として活動。人気女優であったが、3年ほど前からトラブルを起こし最近では干されていた。

絵理は特発性拡張型心筋症を発病。心臓移植が必要だったが難航していた。また、絵里には腎不全で透析治療を受けた女子高生の妹・紗千がいた。

絵理の極秘入院がバレ、世間に大々的に報じられてしまう。絵里の女性マネージャー・横溝と事務所の社長・久米は治療費の寄付を募る。

寄付は順調に集まり、絵理は悲劇のヒロインとして世間の注目を集める。

ところが社長・久米の横領疑惑が報じられてしまう。

絵理の入院と横領疑惑の情報を流したのは同じ人物である可能性が高い。良太はある真実にたどり着く。

情報を流したのはマネージャーの横溝。絵理も知っての上だった。

社長・久米は絵理の為に治療費を払わないと判断。そこで絵理と横溝は久米に寄付金集めを提案。

久米の横領を暴くことで集めた寄付金を小児心臓病の研究に流れるようにした。絵理は自分と同じ病気の子供たちを救いたかった。

その後、絵理の容態が急変。脳死と判定されてしまう。

絵理はドナー登録をしており、彼女の腎臓は妹の紗千に移植されることになった。

移植手術当日。「さようなら絵里さん」と良太は他人の為に全てを捧げた女性を見送るのだった。

良太は四十住絵理が最後に見せた生き方に影響を受けて循環器内科に進みました

追記

ドラマ版でも良太は循環器内科を選びました。

同期が選んだ科は?

良太の同期となる5人はどの科を選んだのでしょうか?

○同期の進路

  • 曽根田みどり(池田エライザ):小児科と外科を両立。横浜(実家)近くの病院で母の容態を見ながら働く。
  • 冴木裕也(矢本悠馬):外科。純正医科大学附属病院に残り、父親の下で働くが「モテる」のは魅力的。
  • 牧村康雄(濱津隆之):目標通り小児科。岩手の病院へ。
  • 橘麻友(堀未央奈):純正医科大学附属病院の皮膚科で修行してから実家の病院に戻る。
  • 谷川聖人(YU):世界中を周り、医療を学ぶ。いつかは橘の病院を手伝う。
    ←橘「頼んでないんですけど。」

諏訪野良太(玉森裕太)の過去 特性はどう形成された?

良太の幼少期と義理の父親との関係を見ながら、どう特性が形成されたのかを追います。

原作にはないドラマオリジナル要素です

良太の物心がつく前(2歳)に実父が病気で他界。母親の千絵は女手一つで良太を育てた。

11歳のときに母が幸一と再婚。母の苦労を知っていた良太は嬉しかった。

幸一は良太と関係を築こうと積極的に手料理を振る舞う。だが、料理の腕はイマイチ。

良太は「息子らしく振る舞わなければ」と思い我慢。今ではハンバーグが苦手に。

向こうも気を使うと思い、早めに実家を出てアパートで暮らし始めた。

この義理の父親への気遣いが、良太の「人の顔色を顔色をうかがう」特性に繋がりました。

そして、現在でも良太は義理の父に対して本音を言えていません

謎の患者・広瀬の正体は?

【祈りのカルテ】でもう1つ大きな軸をなっているのが患者の広瀬(原田泰造)。

良太を気に入っているようですが彼の正体は?最終回で描かれそうです。

○広瀬について分かっていること

  • 生活保護を受けている
  • 第1話、足を挫き夜間救急で搬送される。
  • 良太が広瀬の処置を担当。以後、広瀬は何かと良太を気にかける。
  • 第5話、メシ代として良太に強引に1万円を渡そうとする。
    →生活保護なのにお金に困っていない?
  • 第5話、外科の冴木は広瀬を知っている。
    →冴木は広瀬を警戒している様子。
  • 第6話、広瀬は冴木、立石と共に研修をしていた同期と判明。
  • 第6話、広瀬は何らかの罪を犯した。冴木はそれを知っている。
    →それが原因で広瀬は医者になれなかった。

原作から広瀬をネタバレ

広瀬の正体は原作小説『祈りのカルテ 再会のセラピー 二十五年目の再会』で描かれています。

「二十五年目の再会」のネタバレ

広瀬は過去に職場で大金を盗んだとして逮捕、服役していた。だが、冤罪だった。

更に彼は余命わずか。冤罪のせいで離れ離れになった家族と会いたいと願う。

良太は事件を担当していた桜井刑事の協力の下、事件を捜査。金の在り処を見つけ出し、広瀬の冤罪を証明する。

広瀬はこれで思い残すことはない、とし、息を引き取った。

そして、ドラマ版では広瀬は良太の実の父親になります。

ドラマの最終回は原作と同様のストーリー、それ加えて親子の絆が描かれそうです。

【祈りのカルテ】ネタバレまとめ

原作「祈りのカルテ」のエピローグで諏訪良太(玉森裕太)は循環器内科に進むことを決めました。

ドラマの良太はどの診療科に進むのでしょうか?今から楽しみです。

画像引用:祈りのカルテ~研修医の謎解き診察記録 – 日テレ

祈りのカルテ ネタバレ親 サムネ

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