【どうする家康】29話|松ケン正信再登場!殿を助けた小憎らしい説得術

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どうする家康29話

【どうする家康】29話|松ケン正信再登場!殿を助けた小憎らしい説得術
29話「伊賀を越えろ」(7月30日放送)で家康が大ピンチに!そしてあのイカサマ軍師が再登場!
今回は、【どうする家康】29話のまとめ・視聴率・感想・レビューをお届けします。

目次

【どうする家康】29話の視聴率

【どうする家康】29話の視聴率は、11.5%でした。
(視聴率は関東地区・世帯・リアルタイム)

【どうする家康】29話|「伊賀を越えろ!」

【どうする家康】29話では、家康三大危機の1つと言われる「伊賀越え」が描かれます。

明智が家康の首に懸賞金

信長(岡田准一)が明智(酒向芳)に殺されたと茶屋四郎次郎(中村勘九郎)から知らされた家康(松本潤)一行は、京都から逃亡する。天下人となった明智が、家康の首を取ってきた者には褒美の金に糸目をつけないと触れ回っているからだ。山道を逃げていると多くの追っ手が家康たちを襲う。京から駆けつけた半蔵(山田孝之)や女大鼠(松本まりか)ら服部党に助けられる。

多羅尾の親切は罠!?

朝宮のあたりに来たころにはすでに満身創痍の一行。半蔵たちが手に入れた野菜を、家康は伊賀者たちにも分けてあげる。驚く女大鼠。半蔵は伊賀越えを提案。伊賀国は半蔵たちの親や祖父母の故郷だから大丈夫だろうと踏んだ。甲賀衆の頭・多羅尾光俊(きたろう)の小川城を頼ってみることにする。数正(松重豊)と左衛門尉(大森南朋)は、3手に分かれようと言い出す。体力がなくて足手まといになるからだというがおとりになるつもりだ。

小川城に行くと、炊きたての赤飯や干しイチジクを大盤振る舞いするという大歓迎。罠かもしれない、と毒味をする半蔵と女大鼠はついつい大食らい。家康たちも我慢できなくなって食べに行く。

多羅尾は伊賀越えには反対。半蔵は服部家は伊賀名士だからというが、多羅尾たちは、伊賀者は織田を心底憎んでいる。そんなところに家康が行ったら危険だと注意する。半蔵は、家康には伊賀者を多数助けた恩義があるはずと主張するが、そんな言葉は伊賀者にはないと笑われる。

イカサマ軍師、再び

半蔵は、多羅尾たちの親切は罠だと睨み、「ただの親切じゃないか」という平八郎(山田裕貴)のツッコミもスルー。貸してくれた山伏の装束も明智側に襲わせる目印だと身につけず、夜が明けないうちに一行は伊賀に向かう。「三河にたどりつけたら褒美を出す」という書き置きをして。
家康は、自分に徳があるかどうか。あるならば天は我らを生かすだろうと覚悟を決める。
伊賀に入ると、何者かが木の上から様子を見ている。すぐに伊賀者が襲いかかってくる。「わしは服部半蔵じゃ!」と半蔵は自分も伊賀者だとアピールしまくるが、聞く耳を持たない。

激闘を繰り広げるうちに家康の刀は折れ、一同は百地に囚われてしまう。
その頃、光秀の元には家康の首が届けられたが、それは首違い。「われこそは徳川家康だ」と言っていた男のものだというが…。
敵の大将は百地丹波(嶋田久作)。その首を明智光秀にくれてやるという。憎き信長を討ち取ってくれたからだ。ここでも半蔵が服部家の者だと主張するが、父の服部保長のことを知らないと言ったり、たいした家でもないとバカにしたり。女大鼠は、徳川は伊賀者を大勢助けたから恩義があるだろうというがそれも却下。徳川は、虫けらを食って生き延びていた自分たちを人間扱いしてくれたという女大鼠の言葉に胸を打たれる家康。

本多正信登場!

百地が家康の首を落とそうとすると、半蔵をはじめ、家臣や伊賀者たちが口々に自分が家康だと叫ぶ。百地がちょっとうんざりしていると、軍師がやってくる。それは本多正信(松山ケンイチ)だった!
正信は、昔家康に仕えていたが、寺を襲ったことは許せない。今でも心底憎んでいる。だから「やれ(打首にしろ)」と言いつつ、「妙な噂が広がっているが気にすることはない」と気になることを言う。

信長が生き残っているという噂だ。織田勢が嘘をいいふらしているのだろうけど、信長の首が出ていないのはたしかだ。信長が生きていたら、明智に付くやつなんていない。あっちゅー間に信長に滅ぼされる。そこに家康の首が届いたらどうなるか。家康は信長の弟分だから、信長は伊賀を滅ぼすだろう。逆に今、家康を助ければ、信長は伊賀に感謝して守ってくれるだろう。

百地は家康に聞く。家康は、自分も信長は死んだと思っているが、首が出ていないのはたしか。明智は信長の首をとらなければいけなかったのに、やつはしくじった。

「わしに恩を売れ、それが某にとってもっとも利となることじゃ」

賢い物言いじゃ、軍師殿が惚れ込んだのもわかる。百地はそういうと家康の縄を切り、「おぬしに賭ける」と言って助けてくれた

本多正信が家康を助けた理由

正信が家康を助けたのは、家康が自分の命と引き換えに伊賀者を助けようとしたからだった。なかなかの領主に成長したようだと皮肉を言いつつもうれしそう。
井伊直政(板垣李光人)や左衛門尉、数正たちと合流する。なぜ正信が!? と驚く家臣たち。

正信は、今さら殿に仕えられるとは思っていない、自分は三河を追放された身だから!
いや、今殿がいるのは遠江の浜松か。

相変わらずしれっと家康にからんでくる。

家康は、気が向いたら浜松に来い、鶏の世話からなら使ってやると笑う。鷹の世話ぐらいからなら…と正信。そして家康は、半蔵に、助かったのは服部党のおかげ。褒美をとらすという。「今日からおぬしは立派な武士じゃ」。半蔵は喜びを噛み締めながらも、「わしはもともと武士でござる」と微笑む。そして「わしもこれで側室ぐらいは」と女大鼠の肩を抱き寄せるが、強烈なパンチを食らう。みんな、久しぶりに笑い合った。

光秀を討ち取ったのはやっぱりあの男!

堺を出発して3日後、家康は岡崎に帰り着いた。大久保忠世(小手伸也)から、穴山梅雪が家康の身代わりになってくれたことを聞く。光秀に届けられた“家康の首”は、京で別れた梅雪のものだったのだ。
その頃姫路の山陽道には、明智光秀を追う軍勢があった。光秀は戦に敗れ、都を追われていた。
「わしのほうが、信長よりもうまいことやれたんや」
その光秀を最初に刺したのは子供だった。一斉に槍を向ける兵に「わしは明智じゃない」というが無情にもたくさんの槍が光秀の身体を貫いた。
後日、光秀の首が届けられたのは秀吉(ムロツヨシ)のもと。その首と向き合った秀吉は、「今まででいちばんええ顔しとる」と声をかけて笑った。

【どうする家康】29話の感想とレビュー

本多正信(松山ケンイチ)が再登場。非情そうな伊賀の百地に取り入って、ただ飯をくらい、しかも信用させているのはさすがです。

今回は、家康の人柄がよく見えた回でした。
別れて行動する家臣たちに、誰も死んではならぬと言ったり、半蔵を労い「今日から立派な武士じゃ」と言ってあげたり、いつの間にかよい殿に成長していますね。

本多正信も、家康が自分の首と引き換えに、家臣も伊賀者も助けてくれと言ったこと、家臣や家来たちが皆、自分が家康だと言って殿の身代わりになろうとしたことなどから、その成長を喜んでいるようでした。

なんだかんだ言って、正信も家康が好きだと思うので、もともと助けるつもりではあったと思いますが、そのためには百地も説得しないといけません。

たしかに、織田信長の首は発見されていない。まさしく家康が言ったように明智光秀は肝心なところでしくじった。例えば99.9%信長は死んでるだろうと思っても、0.1%でも生きている可能性があれば、信長に付くか明智に付くか様子見をするしかない。

万が一信長が生きていたら、自分たちがやられてしまうからです。

「わしに付くのが最も利がある。わしに恩を売れ」

家康が百地を説得した物言いは、正信から学んでいるような感じもありました。

でもそこで様子見しなかった男が秀吉です。
信長が討たれたと聞くとすぐに光秀を倒すために軍勢を送っていたんですね。
家康は、これからそんなしたたかな秀吉と戦っていくことになっていきます。

アイキャッチ画像出典: (C)NHK

どうする家康29話

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