本記事は【恋愛禁止】の原作小説ネタバレとともに、連続ドラマの全話あらすじを紹介!最終回結末も考察&予想していきます。
伊原六花主演ドラマ【恋愛禁止】が、日本テレビ系で2025年夏に放送!
共演は佐藤大樹(EXILE / FANTASTICS)、渡邊圭祐、など。
小説『恋愛禁止』をドラマ化。恋愛の果てに、一線を越えてしまった人物たちが巻き起こす “恋愛ホラー”サスペンスです。
原作者が監督としても参加しているので、オリジナルの展開もあるとか?はたしてその結末とは?
本記事には原作とドラマのネタバレが含まれます。未視聴の方はご注意ください。
【恋愛禁止】の原作
原作者・長江俊和さん自ら監督を務めた、ドラマ『#恋愛禁止』がいよいよ今夜放送!
原作とは違うドラマだけのオリジナル要素もたっぷり。
“怖い恋愛”に浸りたい方は、原作とドラマの二刀流でぜひ。 https://t.co/r76gySZVJp pic.twitter.com/QFnnh5yRLL— 角川ホラー文庫編集部 (@KadokawaHorror) July 3, 2025
タイトル | 「恋愛禁止」 |
著者 | 長江俊和 |
出版社 | KADOKAWA |
レーベル | 角川ホラー文庫 |
注記 | 2019年刊の単行本を加筆修正 |
文庫の発売日 | 2023年01月24日 |
原作は長江俊和の同名小説。長江さんはドラマの監督も務めます。原作者がスタッフを務めるメリットといっていいと思いますが、ドラマではオリジナル要素も加えるようですよ。
【恋愛禁止】の原作小説ネタバレ
ドラマ【恋愛禁止】の原作小説について、ネタバレありで紹介します。
原作小説あらすじ(ネタバレなし)
「恋愛禁止」(角川ホラー文庫)のあらすじ(ネタバレなし)は、以下の通りです↓
あなたには隠された秘密が分かるだろうか……禁止シリーズ新境地!
瑞帆の前に現れた3人の男――。1人は、ある時期、彼女の世界の中心だった。だが、いつしか愛情は憎しみに変わり、口論の末、彼を衝動的に殺してしまう。発覚を恐れた瑞帆だったが、一向に殺人は露呈しない。そのことに戸惑う中、知人の紹介で知り合った男と交際を重ね、やがて子供を授かる。そしてもう1人は、純粋さの果てに歪な愛を向けてきた……。彼らは瑞帆に何をもたらしたのか。恋愛の“業を描き出す戦慄の長編!KADOKAWAより
あらすじで詳細が伏せられている「3人の男」についてネタバレありで紹介しましょう。↓
小久保寿人(倉島隆役)の正体ネタバレ
■「ある時期、彼女の世界の中心だった」人物は、倉島隆(くらしま たかし)(演:小久保寿人)です。倉島隆の正体(本性)は複数の教え子と肉体関係を持った<淫行教師>であり、DV&ストーカー男です。
瑞帆の元恋人で高校時代の担任の先生。高校時代に家庭の悩みに相談に乗ってもらう内に親密になり、付き合うことに。卒業後も短大時代・社会人時代に隆と付き合っていたものの、友人から隆が女子生徒に手を出して高校をクビになったこと、何人も被害女性がいることを聞いてしまった瑞帆。彼に暴力で支配されていたこともあり、別れを決断。地元の静岡県から千葉県へ引っ越した瑞帆ですが、隆に見つかってしまいます。そして瑞帆は隆を殺害してしまうことに…。
佐藤大樹(津坂慎也役)の正体ネタバレ
■「知人の紹介で知り合った男」とは、津坂慎也(つさか しんや)(演:佐藤大樹)です。子供は美空(みく)と名付けました。慎也の正体は研究者だと思われます。瑞帆を観察し、恋愛について個人研究をしている人物と示唆されているからです。
※ドラマでは美空が美玖となっています。
渡邊圭祐(郷田肇役)の正体ネタバレ
■「もう1人は、純粋さの果てに歪な愛を向けてきた」人物は、郷田肇(ごうだ はじめ)(演:渡邊圭祐)です。成功している個人投資家で、不動産会社に勤める瑞帆が担当する大口の顧客。郷田の正体は、歪な愛のために犯罪者になる男です。瑞帆にストーカー行為をしていたり、瑞帆にbelieverの名前でショートメールを送りつけてきたり、瑞帆への愛のために犯罪の共犯者(死体遺棄)となったりします。また物語終盤では、瑞帆のために殺人者にもなってしまい……。
渡邊圭祐の正体はショートメールの送信者「believer」であり、倉島隆の遺体を遺棄した人物で、殺人者でもあります。
原作小説ネタバレ・あらすじ
ここから原作小説のストーリーについて起承転結に分けて、分かりやすく紹介していきます。
【起】遺体が消えた⁉
瑞帆は、DV男で元カレ・倉島隆から逃げて平穏な日々を過ごしていた。だが、隆が瑞帆の前に現れ、自殺をほのめかす。瑞帆はもみ合いの末、衝動的に隆を殺してしまう。瑞帆はその場から逃げた。その後、殺人事件はニュースにならない。現場の痕跡や遺体は消えてしまった。一体だれが何のために?
【承】believerに脅される
瑞帆は、慎也と結婚し、娘も誕生。2年ほど幸せな日々を過ごす。そんな中、ショートメールで、2年前の殺人を知っている人物「believer(ビリーバー)」(意味:信奉者)が現れる。「味方」だが「愛がほしい」というbelieverの正体は、瑞帆の顧客で投資家の郷田(渡邊圭祐)だった。会社勤めをしていない郷田だが、尾行を楽しむ趣味があった。対象者は男女関係なかった。だが、ある日、電車で瑞帆を見つけて以来、憧れの感情を抱き、尾行していた。事件前も、そして事件当日も尾行していた。そして、遺体を遺棄した人物は郷田だった。郷田は愛する瑞帆のことを守るため死体遺棄の罪を犯したのだった。
※ドラマではbelieverから送信されているという設定が消えています。
【転】新たなる脅迫者
瑞帆は自首すべきか、家族を殺人者にしないために郷田を殺すか、自殺するか…など、迷う。そんな中、新たなる脅迫者が瑞帆の前に現れた。倉島隆の現在の恋人である武藤直美だ。直美は隆の行方を捜していた。瑞帆が隆の元カノであることも突き止めていた。そして、隆の失踪に瑞帆が関わっていることも感づいている様子。瑞帆は追い詰められた…。
※隆の恋人・武藤直美は、ドラマでは隆の妻・倉田直美に改変されています。
【結末】歪な愛の証明
【結末1】歪な愛の結末は?
瑞帆は郷田の思いを「気持ち悪い」「(付き合うなら)死んだほうがまし」とハッキリ拒絶した。そして郷田に隆を捜す人物がいることを話して、もう郷田の脅迫に意味がないことを告げる。
その後。郷田は武藤直美を殺して、逮捕された。
・令和元年10月に千葉県の森林から遺体が発見。
・令和2年3月、郷田が逮捕。遺体の身元が直美であると判明。
郷田は瑞帆のことを伏せて供述していて、ただの直美へのストーカー殺人となりそうだ。郷田は「証明だよ」と供述している。瑞帆への愛を証明したようである。
【結末2】どんでん返し
【結末2】瑞帆の結末は、衝撃のどんでん返し?
瑞帆は自首を決めて、夫・慎也にこれまでのことを語る。慎也は瑞帆と2回目の食事デート(瑞帆が隆を殺した後のデート)のときに、瑞帆の憂いある瞳から何か抱えていると気づいたという。慎也は瑞帆の「人殺しの目」に惹かれたのだった。慎也は自首を待つように瑞帆に頼む。慎也も罪をいっしょに抱えた。
・令和2年春:瑞帆は会社に復帰。家族3人の幸せの日々だが、罪悪感を抱えている瑞帆。
・令和2年秋:「彼がひた隠しにしていた秘密」に気づいた瑞帆は、残酷な運命や呪縛を断ち切るために選択をする。美空に「愚かな母を許してほしい」との言葉を残して…。
時が過ぎて…。中学生になった美空と思われる人物は、父と暮らしている。母(=瑞帆)は幼いころに亡くなった。そんな美空に、出所した郷田とみられる人物が近づき、「安心して。僕は君の味方だから」と言い残す…。
【ラストの解説】原作小説のラストは、ループや円環、宿命を感じさせるものでした。ラストシーン(美空が郷田にストーカーされているシーン)とファーストシーン(美空の母である瑞帆が殺人を犯すシーン)を結ぶものです。美空の母が倉島隆を殺したことがこの邪悪な宿命の始まりとなっているからです。まあ、更にさかのぼると、瑞帆の不幸の連鎖の始まりは父の死と母の離婚で負の感情を持ち、倉島隆と引き合ってしまったことですが…。
【考察】なぜ瑞帆は亡くなった?
小説のラスト。未来で、瑞帆は亡くなってしまったことが示唆されています。しかし、なぜ亡くなったのかは作中では不明です。なぜ瑞帆は亡くなったのか、考察しましょう。↓
瑞帆はおそらく自殺でしょう。瑞帆の手帳に娘に謝る書き置きみたいなのがありましたし…。
一体なぜ自ら命を絶ったのでしょうか。
章ごとの間に研究者のレポートが短く挿入されているのですが、そのレポートが考察のヒントか。
瑞帆は「自身の身に起こっていた、想像すらしなかった真実」「彼がひた隠しにしていた秘密に気づかなければ」と令和2年秋に書き残しています。
名前が明かされていない研究者は夫・津坂慎也なのだと思います。
「彼がひた隠しにしていた秘密」とは、研究のことか。
「想像すらしなかった真実」とは自分が研究対象だったということか。
研究者(慎也?)は「恋愛における人間の生物学的宿命」を執筆していました。研究対象者は瑞帆です。しかし瑞帆の人生に大きく関わってしまい研究が終了したようです。つまり夫婦になってしまったから終了したのでしょう。
慎也は、殺人の目をしていた瑞帆に興味を持って、ずっと観察・研究していたということ?
それを知ってしまった瑞帆はショックを受けて亡くなってしまったのでしょうか。
あるいは瑞帆が罪悪感を相当強く感じていたようなので、慎也に何か言われたのでしょうか。
研究者(慎也?)は、瑞帆の不幸の始まりは父の死と母の再婚だったとレポートしています。
瑞帆は研究レポートを読み、始まりである自分自身を消したくなってしまったのでしょうか。
瑞帆が亡くなった理由のまとめ
■なぜ瑞帆は亡くなった?その理由をまとめます↓
- 瑞帆は夫・慎也から自分が研究対象者であることを聞かされたのではないか。
- あるいは瑞帆は慎也の書いているレポートを見つけてしまって、自身が研究対象だと気づいたか。
- 理由1:瑞帆は精神的にショックを受けたから、亡くなってしまった。
- 理由2:瑞帆は研究レポートを読んで、不幸の始まりが自分の家庭環境(父の死と母の再婚)にあると知ってしまったから。つまり、自分自身を消して不幸な運命を断ち切りたかったから。
【考察】believerは複数説
瑞帆に送られるショートメールの送信者は「believer」と名乗る人物で、郷田が送っていたことが作中で明かされています。
しかし読者の間で、「believerは実は複数人という説が浮上しています。
複数説の根拠
根拠は2つ↓
- ショートメールの文体の違い。
- 瑞帆の携帯電話番号の入手経路。
ショートメールの文面に「木村瑞帆様」と「瑞帆様」の2種類の呼び方がある点から、複数説が浮上。また、believerは瑞帆の携帯電話番号(個人の携帯電話)を瑞帆の勤務先の人から教えてもらったそうですが、個人情報(電話番号)を顧客に教えるなんてあるのか?という疑問から共犯者がいるのでは?という疑惑が浮上しているのです。
徳島説と慎也説
郷田とつながっていた可能性のある人物は以下の2人↓
- 瑞帆の上司・徳島(石井正則)。
- 瑞帆の夫の慎也(佐藤大樹)。
徳島(石井正則)は課長職(ドラマでは支店長)で瑞帆の上司です。原作小説では、瑞帆を何度も食事に誘っていて、瑞帆に好意があると噂されています。(※文庫本初版の57p参照)
慎也は瑞帆に「実は俺…」と言いかけたことがあり、多くの読者は慎也の共犯説を疑っているようです。私(筆者)は研究レポートのことかと思ったのですが、謎です。
たしかに、この2人の言動からは疑念が拭えません。
慎也説の方が有力か
ただ、徳島はあまり動きが描かれていないので、慎也の方が動機がある分、可能性があると私(筆者)は思います。
慎也は瑞帆を観察&研究しています。研究テーマは「恋愛における人間の生物学的宿命」。殺人の目をしていた瑞帆に興味をもって、結婚までして研究を続けていました。
郷田は瑞帆の勤務先に連絡して担当の瑞帆と連絡がつかないから個人の携帯番号を教えてもらったと言っていましたが…。慎也がそういう理由にしてほしいと頼んだのでは?慎也が教えたということになると、研究が続けられなくなるからです。
慎也はストーカーの郷田の脅迫に対して研究対象者がどう対応するか観察したかったのでしょう。脅しに屈して夫を捨てて郷田と一緒になるのか。夫と娘との幸せを続けるために何らかの行動(郷田を殺すとか?)を取るか…。瑞帆の心の葛藤自体が研究対象ですしね。
また、倉島隆はなぜ恋人が現在いるのに瑞帆のもとに現れたのかも疑問。現在の恋人の直美は隆と不仲ではなかったようですし。この隆の行動の動機は作中で不明なのですが、もしかすると、慎也が暗躍していたのかもしれません。
瑞帆と慎也は倉島隆殺人事件から半年ほど前、知人の紹介で知り合い、一度だけレストランで食事した関係でした。そんな慎也が暗躍するのは難しい?…うーん。
隆は静岡にある瑞帆の実家を訪れて、同窓会の幹事を装って瑞帆の連絡先を知ろうとしました。瑞帆の母は教えなかったのですが…。誰かが教えたのでしょう。それが慎也の可能性はないでしょうか。直美によると、瑞帆が倉島隆と付き合っていたことは同級生に知れ渡っていたようですし。慎也はDV男と再会した研究対象者がどう対応するか観察したかったのかもしれません。
【まとめ】
・believerは複数説がある。
・believer複数説は、徳島説、慎也説の2つがある。
・複数説を取るなら、慎也説の方が有力だと思う。
とはいえ、郷田単独説でもおかしくない…と私は思います。
しかし、複数説なら、原作小説のラストで郷田が美空に近づきますが、慎也が娘の居場所(学校や登下校のルート)を郷田に教えた可能性も出てきちゃって怖いです!研究対象が娘に移ってるってこと?!
ドラマ【恋愛禁止】全話あらすじネタバレ
ドラマ【恋愛禁止】のあらすじネタバレを最終回まで全話紹介します。
各話で考察すべきポイントがあれば解説していきます。
1話ネタバレ・あらすじ
あらすじ
不動産会社で営業を担当する木村瑞帆(伊原六花)は、最近誰かの視線を頻繁に感じていた。瑞帆の様子を心配してくれていた同僚の樋口麻土香(小西桜子)に、元恋人から暴力を振るわれ、逃げるために東京へ来たことを打ち明ける。地元を離れ2年が経ち、仕事では顧客の郷田肇(渡邊圭祐)から大口の契約を相談されるなど、充実した毎日を送っていた瑞帆。ある日、瑞帆の前に元恋人・倉島隆(小久保寿人)が現れる。隆はナイフを取り出し、復縁しないなら自分を殺せと迫る。瑞帆は恐怖のあまり衝動的に隆を刺し殺してしまう。我に返り現場から逃げ出す瑞帆。翌日になっても事件が明るみになる気配はなく、まるで事件は“なかった”かのようだった。そんな中、友人の津坂慎也(佐藤大樹)との関係に変化が-。
ネタバレ
「一生付きまとう」と言われ、思わず隆を刺してしまった瑞帆は我に返り現場から逃げ出した。家に帰って血のついた服をゴミ袋にしまい、シャワーを浴びて血を洗い流す。翌朝、悪夢を見て起きたが、テレビやネットのニュースを見ても事件が明るみになっている気配はなかった。
自首しようと警察署の前に来た瑞帆。だが母・美知恵(山口香緒里)から電話が来て、休みに帰省しなくても瑞帆が幸せならそれでいい、と優しい言葉をかけられる。瑞帆は警察署に入らずに立ち去った。
瑞帆は会社にいても警察から連絡がくるのでは?と怯えていた。そんな中、顧客の郷田肇(渡邊圭祐)が大口の契約を決めてくれて、支店長(石井正則)にも褒められる瑞帆。
夕方になっても隆を殺したことが報じられてない。まるで事件は“なかった”かのようだった。
16時。瑞帆は、友人の津坂慎也(佐藤大樹)にマンションの一室を案内する。慎也は瑞帆を何度か“見つめる”。そして瑞帆に「何かあった?」と尋ねる。瑞帆は昨日の殺人を思い出し、涙をこぼしたが、ごまかす。
夜。自宅にて。瑞帆はSNSをチェックするが、やはり事件は“なかった”。
翌日。瑞帆が歩いて、事件現場の駐車場(※防犯カメラあるような綺麗な駐車場ではない。地面は小石。隣は墓場)に向かう。すると隆の遺体がなかった。事件の痕跡が消えていた。動揺する瑞帆のスマホが鳴って…。
パソコンの画面に「こうして観察者たる私はこの場所に舞い戻ってきたのだ」「私は、運命の相手をやっと見つけた」と打ち込まれる。瑞帆とみられる人物が歩いている後ろ姿の画像もアップされる。この謎のブログは一体?(つづく)
初回は主人公が元カレを刺し殺したものの、遺体や痕跡が跡形もなく消える!という不思議な展開が描かれました。
ほぼ原作通りで進んでいますね。慎也が瑞帆の異変を察してしまうのも、一応、原作通りです。ドラマではマンションの内見のときでしたが、原作では焼き鳥屋デートのときでした。
小久保寿人さんのDV彼氏な演技が狂気だったし、伊原六花さんのおびえる様子も迫真の演技。見ていて可哀想になってしまいます。
しかし…正当防衛の要件を満たすか分からないけれど、計画的な殺意はないし、相手はDV男でストーカーなのだから情状酌量の余地があるので、自首しても良かったのでは?と思います。まあ、それだと連ドラにならないですけどね(笑)
【恋愛禁止】1話あらすじ考察!ぶつかった黒い服の人は渡邊圭祐? | dorama9
2話ネタバレ・あらすじ
あらすじ
衝動的に元交際相手の倉島隆(小久保寿人)を刺し殺してしまった木村瑞帆(伊原六花)。事件は一向に報道されず、現場の駐車場から隆の遺体はなくなっていた。
不安な日々を送る瑞帆は、大口顧客である郷田肇(渡邊圭祐)との内見にも身が入らない。「どうして何もなかったことになるの?もしかして隆が生きているから?」と。そんな瑞帆に、津坂慎也(佐藤大樹)は「放っておけない…傍にいたい」と想いを打ち明けるが、「もう恋愛するつもりはない」と答える瑞帆。
事件が明るみにならないまま、数年が経ったある日、瑞帆の携帯に差出人不明のショートメールが届く。「私は全てを知っています」「あの夜の駐車場の件です」。あの悪夢は終わっていなかった-。
ネタバレ
慎也に「傍に居たい」と告白されるが、瑞帆は「もう恋愛するつもりはない」と断る。優しかった恋人が変わってしまった経験から恋愛が怖くなったのだ。それでも慎也から「木村さんの全部を受け止めたい。一人で抱えてないで、俺に少し分けてよ」と改めて想いを告げられ、「大丈夫だから。俺は変わらないから」と彼に優しく抱きしめられた瑞帆は心境が変化する…。
謎のブログが映される↓
- ブログのタイトルは【恋愛における人間の生物学的宿命】
- Auther:観察者。
- 2025年7月にアップされた記事
- タイトルは「Mの出勤を見て私は時計を合わせる」
- 画像は歩いている瑞帆。盗撮?
- 尾行しているから時計を合わせて行動している?
- 2015年8月にアップされた記事
- タイトルは「泣き顔も絶叫も」
- ここから出すなんてとんでもない、などと書かれている。
- 動画が添付されている。
- 「ここから出して。かえして」と懇願する若い女性の動画が流れる。
時は進み、3年後へ。瑞帆は慎也と結婚している。2人の娘・美玖(大谷日南実)は2歳になる。事件はいまだ発覚していない。瑞帆は家族と幸せな日々を過ごしていたが…。
ある日、瑞帆の携帯にショートメッセージが届く。「私は全てを知っています」「あの夜の、駐車場の件です」「私は、あなたの味方です」…など。そして、美玖の保育園に差出人不明の人物から美玖宛てでウサギのぬいぐるみが届く。瑞帆はそのぬいぐるみを処分した。
瑞帆はショートメッセージの相手と公園で待ち合わせる。しかし相手は現れなかった。
ラスト。瑞帆は道端で郷田(渡邊圭祐)と再会。郷田は謝りに来たと言いだす。待ち合わせたのにすっぽかしたことを謝りたいという。ウサギのぬいぐるみを送ってきた人物で、ショートメッセージを何通も送ってきた「事件の全てを知る人物」は郷田だった。(つづく)
2話序盤は元カレが瑞帆を襲うシーンがあって恐怖でした。不安を拭えない瑞帆が生み出した悪夢でしたね。
2話中盤では、瑞帆が結婚・出産。幸せな家庭を築いているのですが、「事件を知っている人物」からメッセージが何度もきます。
そのメッセージを送ってきた人物は郷田(渡邊圭祐)。
郷田は「偶然街角で見かけた瑞帆に好意を抱き、距離の詰め方が分からず、ストーカー行為に走ってしまう」人物であると事前に紹介されています。ストーカー行為中に事件を目撃したということでしょうね。
瑞帆はもし隆が生きていたらと恐れていたのですが、その隆が郷田に代わっただけで、恐怖は続きます。やっぱり自首した方が…。いや、3年も黙っていたし、夫と娘もいるし、今さら自首はきついですよね。もう郷田を口封じで消すしかないですかね。罪に罪を重ねてほしくないですが…。
■謎のブログについて:劇中のブログは瑞帆のストーカーが書いているようですが、10年前に女性を監禁しているようです。一見、郷田が執筆者にみえますが…。
原作小説では研究レポートですが、書いている人物が最後まで不明なんです。上記の原作ネタバレのコーナーで色々と考察はしましたが、正解は不明です。
ドラマではブログ執筆者(運営者)の正体を明かしてくれることを期待してます♪
ちなみに女性監禁の動画はドラマオリジナル要素。ブログ執筆者の残虐性が視覚的に伝わって怖いですね。
【恋愛禁止】2話感想!ベッド下から元恋人が?「怖すぎる」と話題 | dorama9
3話ネタバレ・あらすじ
あらすじ
郷田(渡邊圭祐)が語る3年前の事件の驚きの真相とは?ーー 瑞帆(伊原六花)が衝動的に元恋人・隆(小久保寿人)を刺し殺してしまった夜、瑞帆の後をつけていた郷田は、偶然、瑞帆の殺人行為を目撃した。郷田は「これは運命なんです」と、瑞帆に一方的な愛を向けて迫り…。 一方、隆の妻・直美(酒井若菜)は、行方不明となっている夫がどこかで生きていると信じ、隆と繋がりがある人物を一人一人調べていた。
ネタバレ
郷田はなぜ目撃者となり、なぜそこに居合わせたのか?……郷田は事件の前から瑞帆に一方的に思いを寄せ、つけていたから目撃者になりえた。郷田は道ですれ違った瑞帆に好意を抱き、遠くからずっと見守っていたのだ。
事件当日、駅前で隆とぶつかった黒い服の通行人も郷田だった。瑞帆に少しずつ近づきたくて顧客にもなったという。
郷田は「貴方の犯罪を見たのは、この世にこの僕だけなんです」「運命なんです」と語り、美玖の父にもなる覚悟があるという。そして、瑞帆と娘の美玖(大谷日南実)が自分のマンションに来て一緒に暮らすよう提案する。
慎也(佐藤大樹)は幼なじみの麻土香(小西桜子)を呼び出して、瑞帆の近況を聞く。その帰り、瑞帆と付き合っていたころのフレンチレストランを見つけて…。夜、慎也は瑞帆に2人で思い出のフレンチに行こうと誘う。
倉島隆の妻・倉島直美(酒井若菜)は、行方不明の隆と繋がりがある人物を一人ひとり調べる中、ついに瑞帆の存在に辿り着く。
ラスト。瑞帆が美玖の迎えを麻土香に任せて、夫・慎也と待ち合わせ場所へ。すると慎也の隣りには郷田がいて…。(つづく)
3話は郷田が不気味で、怖すぎましたね。彼は沢山喋ってるんですが、終始、何を言ってるのか意味がわかりません。あなたの言ってること、ストーカー行為ですし、脅迫ですよ。遺体を目撃したことを神様がくれたとか運命とか、本当に何言ってるんだ(笑)
ラスト、どうして慎也と郷田が一緒にいるの?!外堀りから埋める感じ?と疑問符がついて終わりました。そして、直美が瑞帆のことを知ってしまって動き出しそう。瑞帆は殺人を隠したことでドツボにはまっているというか、こんなに不安な日々で幸せなのでしょうか。やはり正直に警察に自首した方が良かったような……。
【恋愛禁止】3話感想&考察!郷田が死体遺棄してないなら隆はどうなった? | dorama9
4話ネタバレ・あらすじ
あらすじ
瑞帆(伊原六花)のもとに、倉島直美(酒井若菜)から突然電話がかかってくる。直美は行方不明の夫・倉島隆(小久保寿人)を捜索していて、「一緒に探してほしい」と瑞帆に協力を求める。「隆の最後の携帯番号の位置情報は東京だったらしい」と告げられた瑞帆は、罪悪感と直美の必死さに断り切れず了承する。
ある晩、瑞帆が帰宅すると、郷田肇(渡邊圭祐)が自宅にいて、夫・慎也(佐藤大樹)と親しげに酒を飲んでいた。驚きと恐怖を感じる瑞帆。さらに、郷田の口から、“駐車場”“高校の担任”などの発言が飛び出す。その夜はおとなしく帰っていった郷田…。だが翌朝、瑞帆は出勤途中に郷田が再び現れたため、警戒する。そんな二人の様子を同僚の樋口麻土香(小西桜子)が偶然見ていて―
ネタバレ
放送後に更新します。
【恋愛禁止】最終回・結末はどうなる?
【恋愛禁止】には原作があります。
なので原作の結末を参考にしながら、ドラマの結末を放送前に予想してみましょう。
最終回結末はオリジナルのバッドエンド?
原作者・チーフ演出の長江俊和さんが、「原作とは違う驚愕のラスト」とコメントしています↓
<原作:長江俊和 コメント>
この小説を書いたときは、まさかドラマになるとは思っていませんでした。しかもこのような豪華キャストが出演し、監督までさせていただけるとは、この上ない喜びです。私の集大成的作品となるべく、連日撮影に臨んでいます。素晴らしい映像が撮れていますので、早く皆さんに観ていただきたいです。今回のドラマは、原作とは違う驚愕のラストが待ち構えています。そちらもぜひ、ご期待ください。本作を書くきっかけになったのは、ある恐ろしい夢を見たからでした。自分が何か人殺しのような重罪を犯して、警察から追われて必死に逃げている夢なのです。起きて夢だと知って安堵するのですが、その中で体験した生々しい感覚はなかなか消えません。本作の主人公である瑞帆も、悪夢のような状況に追い込まれ、もがき苦しみます。一体彼女に何が起きているのか?「恋愛」という名の地獄に落ちた彼女はどうなってしまうのか!? ぜひこのドラマをご覧いただき、全10話に仕掛けられた謎を解き明かしてください。
「原作とは違う驚愕のラストが待ち構えています」といいますが、原作のラストでは瑞帆が死亡していることが示唆されています。バッドエンドといっていいでしょう。
となると……ドラマ版のラストは逆にハッピーエンドを予想してしまいます。瑞帆が生きている未来が描かれるのでしょうか。
でも、恋愛ホラーサスペンスなのにハッピーエンドで良いの?と思いますよね。それだと原作と違うけど驚愕ではないですし。
ということで、瑞帆か慎也が出所した郷田を刺殺するバッドエンドの可能性もあると、私(筆者)は予想します。
そもそも原作ラストで瑞帆が亡くなったのは「呪縛」から逃れるため。
呪縛の始まりは些細なこと。瑞帆の場合は「父の死」と「母の再婚」が不幸の始まりです。そこから不幸が連鎖。不幸になる運命となっていました。自殺エンドは、不幸を呼び寄せているのは私だ。そこら逃れよう!ってことだと思います。
話が難しいし、小説だと説明できるのでアリですが…。映像作品であるドラマの場合は、郷田を殺して呪縛を断ち切る!というぶっ飛んだラストだと驚愕ですし、意味も伝わると思います。
はたして一体どんな結末に?
まとめ
・ドラマ【恋愛禁止】の原作ネタバレ
・ドラマ【恋愛禁止】全話のあらすじネタバレ
・最終回結末予想
以上について紹介しました。
原作小説は「恋愛の業を描き出す戦慄の長編」、ドラマは「恋愛ホラーサスペンス」と銘打たれています。たしかに男性たち3人の“愛”が、瑞帆を追い詰めていきます。
愛することは素晴らしいことと、愛を賛美するラブストーリーは数多くありますが…。本作は愛のマイナスの側面を描き出す点が特徴的。
そして、小説のラストでは不幸の連鎖を断ち切ることができなかった“歪な愛のループ”──母から娘へ“受け継がれる執着”が示唆されています。
本作は心霊や超常現象などのホラー作品とは違い、人間の愛の怖さの側面が強いですね。いわゆる「ヒトコワ」(人怖)というジャンルでした。人間が一番怖いよね!ってホラー作品のことです。
ドラマ版では、原作とは異なる“衝撃の結末”が用意されているとの情報があるので、読み終えた読者もドラマが初めての人もどちらも楽しめる作品になりそうで、楽しみですね。
本記事は、ネタバレあらすじを最終回まで、毎週更新していきます。最終回結末までの気になる点、チェックポイントも放送後に考察、更新予定です。ドラマ鑑賞の参考に何度でもご利用ください。