日本版【誘拐の日】全話あらすじ・ネタバレ!韓国版との違いはある?

誘拐の日

2025年7月8日(火)よる9時より、テレビ朝日で初回拡大スペシャルとして放送がスタートする新ドラマ「誘拐の日」。韓国のヒットドラマをリメイクした本作は、誘拐という重いテーマを扱いながらも、マヌケな誘拐犯と記憶喪失の天才少女が織りなす奇妙で温かい人間ドラマ、そして先の読めない巧妙なミステリーが魅力のヒューマンミステリーです。

この記事では、ドラマ【誘拐の日】のあらすじやネタバレ、そして原作情報や主題歌まで、徹底的に深掘りしてご紹介します。

ストーリーのネタバレが含まれるため、未視聴の方はご注意ください。

ドラマ【誘拐の日】の概要

テレビ朝日系火曜9時ドラマ【誘拐の日】は、韓国の同名ドラマ(原作は韓国の作家チョン・ヘヨンによる小説『誘拐の日』)を日本でリメイクした作品です。重い心臓病を患う娘の手術費用を工面するため、裕福な病院長の娘を誘拐しようとする男が、予期せぬ出来事により記憶喪失となったその少女と、なぜか奇妙な共犯関係を築いていく…という斬新な設定が特徴です。

犯罪と純粋な絆、そして複雑に絡み合う事件の真相が描かれる、サスペンスとヒューマンドラマが融合した物語となっています。

1話のあらすじ・ネタバレ

1話あらすじ

重い心臓病の娘の手術費用を工面するため、妻に持ちかけられた誘拐計画を実行しようとする男・新庄政宗(斎藤工)。ターゲットの少女・七瀬凛(永尾柚乃)を誘拐しようとしたまさにその時、凛はひき逃げ事故に遭い、記憶喪失に。新庄はとっさに自分が「パパ」だと偽り、共に逃亡生活を送る羽目になる。

しかし、凛の両親が何者かに殺害されていることが発覚し、新庄は誘拐犯だけでなく殺人容疑者としても追われることに。さらに、多言語を操る天才児である凛の正体、そして彼女を狙う謎の勢力の存在が明らかになり、事態は思わぬ方向へ。

新庄と凛の奇妙な共同生活は、やがて巨大な陰謀と殺人事件の真相へと巻き込まれていく。

1話ネタバレ

誘拐を押し付けられた新庄政宗

新庄政宗(斎藤工)は、心臓病の娘・芽生(日下莉帆)の心臓病の手術費用を得るために、妻の汐里(安達祐実)から、裕福な病院院長の娘である七瀬凛(永尾柚乃)の誘拐を押し付けられた。本来の誘拐の形式ではなく、新庄の前に政宗の前に現れて気を失った凛を連れ去るという形で成功するが、凛は記憶喪失になっており、肝心の自宅へ連絡がつかない。新庄はとっさに凛が自分の娘であると伝えてしまうのだった。

新庄の言動から、妻の汐里に普段から強く言えず、従っている様子が伺えました。また、新庄と気の強い雰囲気の凛のやり取りからも、新庄が人に強く言えない性格であることがわかります。さらに、芽生の入院費を払えていない描写もあり、住まいが港近くの小屋であることから、かなり苦しい生活をしているようです。

天才少女とその家族

凛とのぎこちない生活を送る新庄だが、何度連絡しても両親とのコンタクトが取れない。凛の自宅に出向いて確認すると、そこでは両親が殺害される事件が起きていた。これによって身に覚えのない殺人事件の容疑が降り掛かってしまい、さらには凛を狙う怪しい男に襲われるというトラブルも発生する。

凛は記憶をなくしているものの、英語や中国語、タガログ語を巧みに使いこなし、さらに大人っぽい話し方や表情から、かなりの天才少女であることがわかりました。さらに彼女が両親から虐待されていたことを汐里から聞かされ、自宅の地下からは謎の診察室のようなものも見つかり、いびつな家庭環境であることが読み取れます。しかも男に誘拐されそうになるなど、凛を狙う人々がいるようで…?

新庄の過去と凛の気付き

警察は凛の存在に気づき、彼女の行方を追い始める。そこで防犯カメラに新庄が写っていることを発見し、さらに彼が過去に殺人で逮捕されている前科者であることが判明。そして凛は新庄が自分のことを凛と呼んでいたことに気づき、自分の正体や政宗の正体が誰なのかと鋭く追求する。

優しく温厚なイメージの新庄が、まさかの殺人者という展開に、驚いた方も多いはず。自分の正体を知りたがる凛に、新庄はどのような対応をするのでしょうか。凛が記憶喪失になった理由も気になります。

2話のあらすじ・ネタバレ

2話あらすじ

凛に問い詰められた政宗は、ついに観念し、心臓病の娘・芽生(日下莉帆)の治療費を工面するため、裕福な病院長の娘である凛を誘拐したこと、そして凛の両親が何者かに殺害されたことを告白する。真実を知った凛はショックを受けながらも、政宗と別れ、一人で家に帰るため警察署へ向かう。

しかし、署に到着する直前、パトカーを見た凛は誘拐された日の記憶をフラッシュバックさせ、がく然。あの日、凛は“何か”から必死に逃げており、自宅の前で目にしたのはパトカーの光だったのだ。まさか、犯人は警察関係者なのか? 焦った凛は、急いで引き返し、再び新庄と共に逃亡する道を選択する。

2話ネタバレ

観念した新庄

凛に正体を迫られた新庄は、彼女を誘拐しようとしたことや、凛の両親がすでに亡くなっていること、そして誘拐した理由などを包み隠さず話す。それを聞いた凛は、芽生のことが落ち着くまで誘拐のことは黙っているといい、1度自宅に戻ることに。しかし、家の近くにいるパトカーを見た瞬間、彼女の記憶が断片的に蘇る。

誘拐される前にパトカーを見たことや、誰かから逃げていたことを思い出します。凛はそれでも冷静に振る舞い、新庄と行動をともにすることに。新庄の事情を知った凛の表情が、少しずつ和らいでいく様子が見えて、なんだかほっこりするポイントでもありました。

警察の捜査が進む

新庄の居場所を探る警察は、徐々に二人に迫っていく。凛に促されて元妻・汐里に連絡を取る新庄だが、その頃警察が汐里に近づいていた。刑事・須之内と北村が話を聞くが、汐里はまるで事件のことを知らないように、新庄との関係を話す。涙を見せる汐里に心を奪われる北村だが、須之内はどこかで怪しんでいる様子。

警察が来たことにも動揺していない様子の汐里。新庄とはここ最近連絡を取っていない、芽生の治療費を拒否されたなど、演技力抜群で嘘を並べていました。凛の誘拐を計画し、足がつかないスマホや車の手配をしたのも汐里だったことから、ぐっと怪しさが増していきます。

病院への突撃

しばらく芽生に会えていない新庄は、芽生に会いたいと病院に向かうことに。しかし病院に芽生が入院していることはすでに警察が突き止めており、病院にも警察が張り込んでいる。凛の知識とアイデアでなんとか芽生に会えた新庄だったが、やはり警察に見つかってしまい、追いかけられることに。この危機的な場面でも、凛のアドバイスでなんとか逃げ切った二人。

凛は病院内でも短時間でいろいろな情報を収集し、逃げるための方法やルートまで新庄に指示していました。この行動から、凛の頭の良さや判断力の鋭さなどが十分伝わってきましたね。警察から逃げ切った二人はハイタッチをしており、絆が深まっているように見えます。

殺人の前科について

とあるきっかけで新庄に殺人の前科があることを知った凛は、新庄に過去のことを問い詰める。新庄は16年前、酔っぱらいの男性に絡まれていた女性を助けようとした際にもみ合いになった。その際に男性を転ばせてしまい、打ちどころが悪く亡くなってしまったという。しかもその男性は国会議員の息子であり、目撃者が買収されていたために殺人として扱われてしまったのが真実だった。

裁判で戦わず罪を認めて有罪になったという新庄。須之内は、このような過去から新庄が凛の両親を殺しているとは限らないと感じているようだ。事実を聞いた凛は、新庄に自分を殺さないと誓わせており、本当に新庄を信頼し始めている様子が伺えました。

2話の最後では、新庄と凛が謎の男性に襲われますが、汐里が登場してサポートをしてくれました。汐里はなぜそこに二人がいることを知っていたのか、なぜ助けに来たのか、謎は深まります。

3話あらすじ・ネタバレ

3話あらすじ

新庄と凛は謎の男に襲われ絶体絶命の窮地に陥るが、新庄の妻・汐里に救われる。指名手配中の新庄は街を自由に歩くことができないため、凛と共に汐里のマンションに身を隠すことになる。

凛は、自身を誘拐した汐里が両親を殺害した犯人ではないかと疑念を抱く。しかし汐里は、凛が虐待されているという噂を聞き、誘拐を計画したと告白。身代金目的であれば両親を殺すのは本末転倒だと述べ、凛の疑惑を否定する。それでも汐里を不審に思う凛は、新庄を巻き込み汐里をこっそり尾行する。すると、仕事を終えた汐里は予想外の場所へと向かっていた。やがて、汐里が3年前に新庄と芽生の前から姿を消した衝撃の理由、そして彼女が抱えてきた壮絶な秘密が明らかになる。

一方、所轄の刑事たちは、七瀬家の監視カメラが事件の数日前に撤去されていた事実を突き止める。警備会社の担当者・松田真明(春海四方)によると、撤去を命じたのは凛の父・守(半田周平)で、それに伴い過去のデータも削除されたという。犯人にとって都合が良すぎる状況に須之内は疑問を抱くが、松田にはアリバイがあり……。その後、汐里のマンションを出た新庄と凛は、警察そして謎の男に追われ、再び絶体絶命の危機に瀕する。

3話ネタバレ

放送後に更新します。

【誘拐の日】原作について

【誘拐の日】は、韓国のスリラー小説作家であるチョン・ヘヨン氏が、2019年に発表した作品が原作です。チョン・ヘヨン氏は、2013年に『ダブル』という作品でデビューし、2016 YES24 e連載公募展大賞(奉明アパートイケメン捜査日誌)、2018 CJ E&Mとカカオページ主催チュミス金賞(私が殺した)を受賞した実力派。

誘拐の日は「日3部作」として発表されており、ほかに『救いの日』『選択の日』という作品があります。誘拐の日は日本語化に翻訳されているので、気になる方は小説もチェックしてみてください。

韓国でのドラマ化について

誘拐の日は、韓国で2023年9月13日から10月25日までENAの「水木ドラマ」枠で放送され、大きな反響を呼びました。誘拐犯役を実力は俳優・ユン・ゲサンが、天才少女をユナが演じ、話題になった作品でもあります。

最終回では、自己最高となる全国視聴率5.2%、首都圏視聴率5.5%(ニールセン・コリア調べ、有料世帯基準)を記録し、総合編成チャンネルおよびケーブルチャンネルの全番組で1位を獲得。また、1分当たりの最高視聴率は7.1%を突破しました。

特に、20~49歳層の視聴率も2.2%を達成し、2023年にENAで放送されたドラマの中で世帯平均最高視聴率を記録する快挙となりました。

ドラマ【誘拐の日】の主題歌

主題歌は、デビュー以来、性別・顔非公表で活躍しているyamaの『us』に決定しました。予告編にて、曲の一部も公開されているので、ぜひチェックしてみてください。

ドラマ【誘拐の日】のあらすじ・ネタバレは毎週更新

本記事では、ドラマ【誘拐の日】のあらすじやネタバレを最終回まで毎週更新していきます!ぜひドラマとともに楽しんでいただければと思います。

【誘拐の日】は、2025年7月8日(火)の21時からスタートします。初回は拡大スペシャル!

番組公式サイト: テレビ朝日「誘拐の日」
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