朝ドラ【ばけばけ】キャスト相関図・出演者一覧!小泉八雲の妻がモデル!

ばけばけ

朝ドラ【ばけばけ】キャスト相関図・出演者一覧!小泉八雲の妻がモデル!

2025年度後期の朝ドラ(連続テレビ小説)は【ばけばけ】。

著書『怪談』で知られるラフカディオ・ハーン(日本名:小泉八雲)の妻、小泉セツが主人公のモデルです。

今回は朝ドラ【ばけばけ】キャスト相関図・出演者一覧について。

朝ドラ【ばけばけ】とは?

朝ドラ【ばけばけ】は松江の没落士族の娘・小泉セツがモデルの物語。外国人の夫・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と共に、「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語です。

朝ドラ【ばけばけ】キャスト相関図・出演者一覧

髙石あかり(役:松野トキ)

キャスト:髙石あかり(たかいし あかり)…2002年12月19日生まれ。宮崎県出身。エイベックス・マネジメント・エージェンシー所属。2025年冬ドラマでは日曜劇場『御上先生』にレギュラー出演。代表作は主演映画『ベイビーわるきゅーれ』シリーズ。

登場人物:松野トキ(まつの・とき)…主人公。怪談話が好きな、ちょっと変わった女の子。松江に新しくやってきた外国人英語教師の家で住み込み女中の仕事をする。そこで外国人教師と心が通じ合っていく。*小泉セツがモデルの人物。

髙石あかり・クランクイン時のコメント: クランクインいたしました!本読みの段階から既に『ばけばけ』のおかしな世界観が出来上がっていて、撮影を本当に楽しみにしていました。こんな朝ドラ見たことないと思わず笑ってしまうシーンも多く、和やかな空気感の中、撮影しています。愛と笑いにあふれる現場作りをしてくださった『ばけばけ』チームの皆さんには感謝しかありません。これから一年間、いろいろなハプニングの連続だと思いますが、そんな日々さえも楽しみながら頑張ります!

幼少期:福地美晴

トキの少女期を演じるのは、福地美晴。

福地美晴(ふくち・みはる)…2015年3月31日生まれ、大阪府出身。2023年上演のミュージカル「SPY×FAMILY」のオペレーション「アーニャ役を探せ!」子役オーディションにて、アーニャ役の1人に抜擢され、舞台デビュー。2024年にはNHKドラマ「昔はおれと同い年だった田中さんとの友情」にも出演。

福地は「オーディションに受かったと聞いた時はとてもびっくりして、『本当に!?』と何度も聞いちゃいました。私が演じるおトキちゃんは父上、母上、おじじ様からたくさんの大好きをもらって毎日をすごしています。みなさまと一緒にお芝居ができると思うと、ワクワクです!毎朝、『ばけばけ』が楽しみで、ついお布団から出ちゃうようなドラマになったらうれしいです。一生懸命頑張ります!」と喜びや意気込みをコメント。

また、橋爪國臣・制作統括は、674人の応募者の中からオーディションで選ばれたことを明かし「ピュアで、自然体で、高石さんの小さい頃はこうだったかもしれないと思うほどのお芝居です」と絶賛しています。

トミー・バストウ(役:ヘブン)

キャスト:トミー・バストウ…英国出身。2005年に俳優デビュー。2023年、エミー賞で作品賞などを受賞したテレビシリーズ「SHOGUN 将軍」では、日本語が堪能なポルトガル人司祭を演じた。ミュージシャンとしても活動し、ロックバンド「FranKo」のボーカルを務めている。

登場人物:ヘブン …主人公の夫。ギリシャ出身のアイルランド人。小さい頃に両親から見放されて育ち、親戚をたらい回しにされたあげく、アメリカに追いやられ、居場所を探し続けて日本に流れ着いた。女中のトキとは初め、言葉が通じない苦労や文化の違いに悩まされるが、お互いの境遇が似ている事から、だんだんと心が通じるようになっていく。しかも2人には怪談話が好きだという共通点もあり、のちに夫婦となる。*ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)がモデルの人物。

松野家

ヒロインのトキは、明治時代の没落士族・松野家の一人娘。貧しいながらもトキにたっぷりと愛情を注ぐ、個性豊かな松野家の人々を紹介します。

岡部たかし(役:松野司之介)

キャスト:岡部たかし(おかべ・たかし)…連続テレビ小説歴「ひよっこ」「なつぞら」「エール」「ブギウギ」「虎に翼」

登場人物:松野司之介 (まつの つかさのすけ)…トキの父。江藩の上級武士だったが、時代が明治になると収入がなくなり、苦しい貧乏暮らしを送る。いままで武士をやってきたからお金の稼ぎ方なんて分からない…けど、愛する娘・トキと家族のために不器用ながらも奮闘する。

池脇千鶴(役:松野フミ)

キャスト:池脇千鶴(いけわき・ちづる)…連続テレビ小説歴「ほんまもん」

登場人物:松野フミ(まつの ふみ)… トキの母。出雲大社の上官の家で育ち、出雲の神々の物語や生霊・死霊の話、目に見えないモノの話に詳しく、トキにもよくお話を聞かせてあげる。トキのお話好きはフミ譲り。トキの幸せを誰よりも願っている。時代の変化に戸惑いながらも、内職で家計を支えるしっかり者。

小日向文世(役:松野勘右衛門)

キャスト:小日向文世(こひなた・ふみよ)…連続テレビ小説歴「まんてん」「まれ」

登場人物:松野勘右衛門(まつの かんえもん) …トキの祖父。 幕末をたくましく生き抜いた生粋の武士。明治となり武士の時代は終わった…はずだが、いざという時に異国からこの国を守るのは自分だと信じ、髷を結い、剣の稽古を続ける“ラストサムライ”。剣ではいかなる相手にも決して負けないという自負があるが、孫であるトキにはめっぽう弱い。

松江の人々

松野トキ(髙石あかり)が松江で出会い、ともにたくましく支えあう仲間と、ヘブンを松江に導く出演者を紹介します。

寛一郎(役:山根銀二郎)

キャスト:寛一郎(かんいちろう)…1996年8月16日生まれ。東京都出身。ユマニテ所属。父は佐藤浩市、祖父は三國連太郎。連続テレビ小説 初出演。

登場人物:山根銀二郎(やまね ぎんじろう) … トキのお見合い相手。鳥取県因幡の貧窮足軽の次男として生まれ、極貧生活の中で育つ。厳格な父のしつけのもと、時代が変わってもなお、武士としての生き方を貫いていた。トキとお見合いすることになる。趣味は浄瑠璃や怪談で、読むことも語ることも楽しみのひとつ。

円井わん(役:野津サワ)

キャスト:円井わん(まるい・わん)…連続テレビ小説歴 『虎に翼』

登場人物:野津サワ(のづ・さわ) … トキの幼なじみ。元下級武士の娘で、トキの親友。貧しい家に生まれ、いつか不自由ない生活を夢見る家族の期待を一身に背負いながら育つ。安定した生活を手に入れるため教師を志す。ちょっと変わったトキのことをありのまま受け入れ、唯一無二の親友である。

さとうほなみ(役:なみ)

キャスト:さとうほなみ…連続テレビ小説歴 『まんぷく』

登場人物:なみ… 遊女。農家の家に生まれ、八人兄弟の長女として貧しい暮らしを支えてきた。借金を背負った家族を養うために天国遊郭の遊女となる。境遇に沈まない、明るくたくましい女性。没落して近くに引っ越してきたトキをなにかと気にかける。

佐野史郎(役:江藤)

キャスト:佐野史郎(さの・しろう)…連続テレビ小説 初出演

登場人物:江藤(えとう) … 島根県知事。島根をこよなく愛し、島根を日本が誇る一流の県へ押し上げようと情熱を燃やす知事。これからの時代を担う若者たちには英語教育の充実が不可欠だと考え、本場の外国人教師を求めていた。県の未来を切り開くべく、ヘブンを島根に招く。

雨清水家

朝ドラ「ばけばけ」出演者発表・第四弾は、「トキの親戚 ・ 雨清水(うしみず)家の人々」です。ヒロイン・髙石あかりさん演じる主人公・松野トキとその家族を陰日向で支える雨清水傳(うしみず でん)役に堤真一さん、その息子・三之丞(さんのじょう)役は板垣李光人さんに決定しました。

堤真一(役:雨清水傳)

キャスト:堤真一(つつみ・しんいち)…連続テレビ小説歴『マッサン』

登場人物:雨清水傳(うしみず でん) …松江藩に名をはせる上級武士で文武両道のエリート。親戚のトキを大変可愛がっており、幼い頃からなにかと気にかける。松江で知らない人はいないほどの人格者で、変わりゆく時代の中、トキをはじめ多くの没落士族に手を差し伸べようと尽力する。

<堤真一さん コメント> 朝ドラ出演は『マッサン』以来、約10年ぶりです。『ばけばけ』で僕が演じる雨清水傳は、時代の流れの中で武士から商売に転じるのですが、生産性を追い求めるのではなく、働く人のことを大切にする、懐の大きな人物だと思います。ここでは、時代が移りゆく中で非常に苦しい生活を強いられる人たちが描かれていますが、貧しくても明るい家族の絆で結ばれた物語で、生きる活力があふれています。その雰囲気がそのまま撮影現場にも広がっていて、全体が明るく楽しく進んでいると感じています。読み物としても大変面白い脚本なので、これは絶対に良い作品になると思いますし、僕自身、とても期待しています!

板垣李光人(役:雨清水三之丞)

キャスト:板垣李光人(いたがき・りひと)…連続テレビ小説 初出演

登場人物:雨清水三之丞(うしみず さんのじょう) … 雨清水(うしみず)家の三男。トキの2歳下。兄が家督を継ぐため自身は特に役目がない。 家の中に居場所がないため、トキたちの仕事場に入り浸っている。

吉沢亮(役:錦織友一)

キャスト:吉沢亮(よしざわ・りょう)…連続テレビ小説歴『なつぞら』

登場人物:錦織友一(にしこおり ゆういち) … 英語教師。松江随一の秀才で、「大磐石(だいばんじゃく)」の異名を持つ。松江中学で英語教師を務め、外国人教師として松江にやってきたヘブンを公私でサポートする。トキとも奇妙な縁で知り合い、深く関わっていく。

<吉沢亮さん コメント>
朝ドラに出演させていただくのは『なつぞら』以来二度目です。
「英語教師なので、それなりに英語をしゃべります」とは言われていたのですが、台本を頂いたら思っていた2.5倍くらい英語だったので焦りつつ、現場の温かい空気感の中、楽しくお芝居をさせていただいています。
時代の変革期、変わり続ける文化や常識を面白がれる者、受け入れられない者、受け入れる他ない者。
翻弄されながらも各々の宝物を握りしめ大いに笑ったり、たまに泣いたりしちゃう人たちの物語です。是非お楽しみに。

朝ドラ【ばけばけ】小泉八雲の妻がモデル

主人公のモデルは小泉セツ(小泉節子)、主人公の相手役はラフカディオ・ハーンです。

小泉セツ……1868-1932。松江藩家臣の小泉家の次女として生まれ、直後に稲垣家の養女になる。没落した家を支えるため11歳から織子として働く。1886年に結婚するも、1年で夫は出奔。その後、松江に英語教師として赴任してきたラフカディオ・ハーンのもとで住み込みで働くようになり、当時珍しかった国際結婚をする。再話文学の語り手として、ハーンの著作に大きく寄与した。

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)……1850-1904。ギリシャ生まれのアイルランド人(英国籍)。アメリカでジャーナリストとなった後、1890年に来日。松江に英語教師として赴任する。その後、熊本五高、東京帝国大学、早稲田大学でも教鞭をとる。1896年、小泉セツと結婚、日本に帰化し、小泉八雲を名乗る。『知られぬ日本の面影』『怪談』など、日本の古来の文化を記した著作は高く評価されている。

朝ドラ【ばけばけ】タイトルの意味

このドラマは「化ける」物語です。急速に近代化が進む明治の日本は、人々の暮らしや価値観がどんどん「化けて」いきます。その中で取り残された人々の思いは、時に怪談という物語に形を変え語り継がれてきました。それと同じように、うらめしかったトキの世界も、いつしか、かけがえのないすばらしいものに「化けて」いくのです。

朝ドラ【ばけばけ】の舞台

主人公・松野トキが生まれ育つ島根県が物語の舞台です。

その後、主人公の人生が進むにつれて、熊本県など各地に舞台が変わります。

主人公のモデル・小泉セツ(別名:小泉節子)は熊本から、夫とともに兵庫県神戸市東京府牛込区市谷西大久保へ引っ越しています。

朝ドラ【ばけばけ】スタッフ

  • 作(脚本):  ふじきみつ彦(夜ドラ「褒めるひと 褒められるひと」、テレビ東京「デザイナー渋井直人の休日」「きょうの猫村さん」、WOWOW「撮休シリーズ」他)
  • 演出:村橋直樹、泉並敬眞、松岡一史
  • 音楽:
  • 主題歌:
  • 語り:
  • 制作統括:橋爪國臣(「半分、青い 。」「なつぞら」「青天を衝け」「あなたのブツが、ここに」「ブギウギ」他)
  • プロデューサー:田島彰洋、鈴木航、田中陽児、川野秀昭

作:ふじきみつ彦さんコメント

何も起きない物語を書いています。
人生、光もあれば影もあると言いますが、人生って光でも影でもないところがほとんどだなぁというのが僕の実感です。キラキラしているわけではないけど影というほど暗くもない、取り立てて人に話すほどでもない他愛もない時間。そんな光でも影でもない部分に光を当てる朝ドラを書いてみたい。今回のモデルである小泉セツさんのことを知ってそういう考えに至りました。セツさんは特別なことを成し遂げたりとてつもない夢を叶えたりした人ではありません。少し変わった、しかし何気ない日常を送った、言ってみれば普通の人かもしれません。だけど、だからこそ愛おしいのです。
「夢は○○だけん!(島根言葉)」なんて一度も叫ばない朝ドラですが、好きになってもらえたら嬉しいです。

プロデューサー 橋爪國臣さんのコメント

ヒロイン・松野トキは、夢を宣言し、がむしゃらに追いかけるヒロインではありません。時代の中で取り残されたり、大勢の意見の中で埋もれていったりする人々に光を当て、尊重し、共に生き抜いていく、そんなドラマを作りたいと思っていました。
脚本のふじきさんは、日常に潜む不条理をクスッと笑えるユーモアとして描き出すことができる方です。朝ドラを作るにあたって、ふじきさんなら、小さな声にも耳を傾け、日常の中にちょっとしたおかしみや悲しみが紛れ込み、気がつけば心が温まる、新しいドラマを作り上げることができると思いお願いしました。
ふじきさんと共に題材を探す中で、「小泉セツ」さんと出会いました。セツさんが残した『思い出の記』には、淡々とつづられた日々の奥に、二人の愛情や苦しみ、喜怒哀楽があふれています。大きく変わっていく世の中に翻弄されながらも、夫・ハーンとともに暮らしていく姿に強く感銘を受けました。違う価値観を持つ者同士が、お互いを尊重して受け入れていく姿は、今の私たちにも大切なものを示してくれると思います。
セツと八雲が『怪談』を通じて時代を描き出したように、「ばけばけ」も今を生きる皆さんの心に響く朝ドラとしてお届けできたらと思います。

朝ドラ【ばけばけ】放送日

朝ドラ【ばけばけ】は2025年10月上旬(または同9月下旬)に放送スタート。

2026年3月末ごろまで、NHK総合で毎朝8時から15分間、放送します。

歴代朝ドラ

放送年 朝ドラ
2026年度前期 風、薫る
2025年度後期 ばけばけ
2025年度前期 あんぱん
2024年度後期 おむすび
2024年度前期 寅に翼
2023年度後期 ブギウギ
2023年度前期 らんまん
2022年度後期 舞いあがれ
2022年度前期 ちむどんどん
2021年度後期 カムカムエヴリバディ
2021年度前期 おかえりモネ
2020年度後期 おちょやん
2020年度前期 エール
2019年度後期 スカーレット
2019年度前期 なつぞら
2018年度後期 まんぷく
2018年度前期 半分、青い。
2017年度後期 わろてんか
2017年度前期 ひよっこ
2014年度前期 花子とアン
2006年度前期 純情きらり
1985年度前期 澪つくし
1983.03~1984.04(1年) おしん

画像出典NHK

朝ドラ
Jima

2016年からドラマ9で執筆。朝ドラ・日曜劇場などを担当。ドラマは毎クール10本以上鑑賞。独自の視点で面白い記事を心掛けます。

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