朝ドラ【あんぱん】キャストと相関図!主演・今田美桜、モデルはやなせたかしとその妻!

あんぱん

2025年度前期放送のNHK「連続テレビ小説」第112作は『あんぱん』。昭和・平成を代表する漫画家やなせたかしとその妻・小松暢を主人公のモデルとしたフィクションで、ドラマオリジナル作品。

今回は朝ドラ【あんぱん】のキャスト一覧と相関図について紹介していきます!

朝ドラ【あんぱん】のキャスト一覧

今田美桜(役:朝田のぶ)

キャスト:今田美桜(いまだ・みお)…1997年3月5日生まれ。福岡県出身。2015年 『罪の余白』で映画デビュー。2018年のドラマ『花のち晴れ 〜花男 Next Season〜』(TBS)で真矢愛莉役を演じ反響を得た。2021年の映画『東京リベンジャーズ』で第45回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞。2022年、ドラマ『悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』(日本テレビ)でドラマ初主演を務める。近年もドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ)など出演作多数。朝ドラへの出演は、2019年の『おかえりモネ』以来の二度目となる。

※ヒロイン朝田のぶ役は、3365人の応募者の中からオーディションで今田美桜さんに決定。

登場人物:朝田のぶ(あさだ・のぶ)…高知で祖父母・両親の愛情をたっぷり受けて育つ。三姉妹の長女。県大会で優勝するほど足が速く、行動力とスピード感にあふれ、人生の荒波をパワフルに乗り越えていくヒロインで、持ち前の男勝りで勝気な性格から「ハチキンおのぶ」「韋駄天おのぶ」とも呼ばれる。ちょっと気が弱くて自信のない柳井嵩(やない・たかし)と出会って激動の時代を共に生き、どんな時も励まし、けん引し続けた。

※モデルはやなせたかしの妻である小松暢。

北村匠海(役:柳井嵩)

キャスト:北村匠海(きたむら・たくみ)…1997年11月3日生まれ。俳優、歌手、モデル。東京都出身。スターダストプロモーション制作3部所属。小学生のときに油絵教室に通っていて、ボールペンのペン画も趣味だった。収録現場でキャストやスタッフの似顔絵を描いてたりするという。

登場人物:柳井嵩(やない・たかし)…幼少期に新聞社の特派員だった父を亡くして伯父の家に引き取られ、転校先の学校でのぶに出会う。若いころから漫画や絵を愛した。製薬会社の宣伝部に就職するも、徴兵され戦争に出征することになる。戦後、高知の新聞社でのぶと再会する。のぶを追って上京後、百貨店の宣伝部での勤務を経て、のぶの後押しもあり思いきって漫画家として独立し、さまざまな活動をしていくようになる。

※モデルは漫画家やなせたかし。

朝田家の人々

加瀬亮(役:朝田結太郎)<父>

キャスト:加瀬亮(かせ・りょう)さんは、本作で連続テレビ小説初出演。

登場人物:朝田結太郎(あさだ・ゆうたろう)…のぶの父。商事会社に勤め、仕事で各地を飛び回る。妻と娘3人をとても大切にしている。

<加瀬亮さん コメント>
今回、主人公のぶの父、朝田結太郎を演じます。台本を読む限り、マイペースな穏やかな、それでいて芯のある人のように思いました。結太郎は実父が望む生き方の外を選んで歩いた人ですが、のぶ自身も当時の価値観の外で自由に息をしている子です。彼女が彼女らしくあれるように暖かく見守っていける存在になれたらと思っています。

江口のりこ(役:朝田羽多子)<母>

キャスト:江口のりこ(えぐち・のりこ)連続テレビ小説出演歴 「マッサン」

登場人物:朝田羽多子(あさだ・はたこ)…朝田家を支え続ける、家庭的で趣深い母。夫を尊敬し、子どもたちには平等に接する。

<江口のりこさん コメント>
ヒロインのぶの母である羽多子さんは、明るくてたくましい女性です。家族の笑顔を喜びに、日々ハツラツと動き回ります。名前の通り「アンパンマン」でいうところのバタコさんでしょうか。素敵な共演者の家族の中で、私自身もその家族の笑顔を喜びにして、撮影に励んでいきたいと思います。

河合優実(役:朝田蘭子)<次女>

キャスト:河合優実(かわいゆうみ)連続テレビ小説初出演

登場人物:朝田蘭子(あさだ・らんこ)…真面目で器用なしっかり者の次女。誰が何を考えているかを察し、的確な行動をする。

<河合優実さん コメント>
蘭子は、にぎやかな朝田家の中でもひときわ冷静で、多くを語らない人物に見えますが、そんな彼女の中にも、表に出せない熱い気持ちが折に触れて湧き上がることは確かにあるのだと思います。人と一緒に生きていくために、想いを伝えたり、かかわり合ったりする、そういうことに彼女なりのやり方を見つけていくことが、蘭子の人生と並走するひとつのテーマかもしれないと今は感じています。たっぷり長い時間をかけて見つけていけることが私もすごく楽しみです!

原菜乃華(役:朝田メイコ)<三女>

キャスト:原菜乃華(はら・なのか)連続テレビ小説初出演

登場人物:朝田メイコ(あさだ・めいこ)…天真爛漫(らんまん)で、歌うことが好きな三女。朝田家の皆を幸せな気分にさせる。

<原菜乃華さん コメント>
子どものころはおもちゃも食器も靴もパジャマもすべてアンパンマンなくらい大好きでした!なので、初めての朝ドラ出演がこの『あんぱん』に決まったときは飛び跳ねるくらいうれしかったです。私が演じるメイコはおっとりした性格で愛嬌(あいきょう)たっぷりの末っ子感のある可愛(かわい)らしい女性です。THE愛されキャラ!を演じるプレッシャーもありますが、明るく朗らかに楽しんで撮影できたらと思います。素晴(すば)らしいスタッフ、キャストの皆様とご一緒できるのが今から楽しみでなりません!
精一杯がんばります!よろしくお願いいたします!!

吉田鋼太郎(役:朝田釜次)<祖父>

キャスト:吉田鋼太郎(よしだ・こうたろう)連続テレビ小説出演歴 「花子とアン」

登場人物:朝田釜次(あさだ・かまじ)…のぶの祖父。「朝田石材店」三代目で、その道一筋の石工。手先は器用だが、人への接し方は不器用。

<吉田鋼太郎さん コメント>
非常に重要な役をいただき、責任の重さと同時に大いなるやり甲斐(がい)を感じています。どうすれば自分なりの血の通わせ方が出来るのか、生き生きとした人物像になるのか、模索中です。

浅田美代子(役:朝田くら)<祖母>

キャスト:浅田美代子(あさだ・みよこ)連続テレビ小説出演歴 「さくら」「花子とアン」

登場人物:朝田くら(あさだ・くら)…のぶの祖母。釜次とともに「朝田石材店」を支えてきた“くらばあ”。おっとりしていて、ややとぼけている。

<浅田美代子さん コメント>
おばあちゃんというより、子供っぽくて茶目(ちゃめ)っけのある人。
堅苦しい。ではなく明るい。演じるのがとても楽しみです。
面白がって、楽しく演じたいと思っています。

細田佳央太(役:原豪)<釜次の弟子>

キャスト:細田佳央太(ほそだ・かなた)連続テレビ小説初出演

登場人物:原豪(はら・ごう)…釜次の弟子。釜次のことを尊敬してやまない、若き石工。朝田家の一部屋に住まわせてもらっている。

<細田佳央太さん コメント>
豪は決して口数が多い子ではありません。そういう意味では、賑やかな朝田家とは対照的に見えるかもしれませんが、彼自身の心はしっかりと動いています。だからこそ、彼自身が持つ朝田家への愛情や、その時に抱いた感情を丁寧に表現することができるよう精一杯努められればと思います。また、時間が経(た)ち、年齢を重ねてからの豪は人としての可愛らしさが出る場面もあるので、豪の人としての魅力を余すことなく伝えられるよう頑張ります。

阿部サダヲ(役:屋村草吉/ヤムおんちゃん)

キャスト:阿部サダヲ(あべ・サダヲ)…1970年〈昭和45年〉4月23日生まれ。千葉県出身。大人計画所属。2024年の話題作「不適切にもほどがある!」で主演を務める。2025年7月期の主演ドラマ「しあわせな結婚」も控えている人気俳優。連続テレビ小説出演歴は「かりん」「こころ」。

登場人物:屋村草吉(やむら・そうきち)… 愛称は「ヤムおんちゃん(ヤムおじさん)」。風来坊のパン職人。どこからともなくふらりと高知にやって来た、謎の男。お金にうるさく口は悪いが、パン作りの腕はたしかである。 朝田家でパン作りを始めて「朝田パン」を開店する。銀座でパン職人をしていた過去がある。

屋村草吉は「アンパンマン」のキャラクター「ジャムおじさん」のイメージ?

阿部サダヲさんのコメント

「風来坊のパン職人」という、とても魅力的な役!ワクワクしています!

どこから来て、どこへ行くのか?目的は何なのか?などなど、
今のところ謎がたくさんあって、台本を頂くのが楽しみです!

「なんのために生まれて なにをして生きるのか」
「なにが君のしあわせ なにをしてよろこぶ」

この歌詞が元々すごく好きだったので、連続テレビ小説で関われることがうれしいです! よろしくお願いします。

柳井家の人々

柳井家は、嵩(北村匠海)の家族です。

竹野内豊(役:柳井寛)<伯父>

キャスト:竹野内豊(たけのうち・ゆたか)連続テレビ小説初出演

登場人物:柳井寛(やない・ひろし)…嵩の伯父(清の兄)。柳井診療所の院長をつとめる町医者。嵩や千尋にとっての育ての父で、どんな時も二人を励まし続け、生きる道しるべを示す。

<竹野内豊さん コメント>
今回のように実在の人物をモデルとした役を演じる場合は楽しみでありながらも、ご本人を知る方々の期待を裏切らないように取り組みたいと思っています。私が演じる伯父の柳井寛という人物は、私たちが生きる上で根底に必要となる部分、忘れてはならないものを、日々の生活の中であたたかく思い出させてくれるような人物なのではないかと感じます。

戸田菜穂(役:柳井千代子)<伯母>

キャスト:戸田菜穂(とだ・なほ)連続テレビ小説出演歴 「ええにょぼ」(主演)、「なつぞら」

登場人物:柳井千代子(やない・ちよこ)…嵩の伯母。厳しさと優しさを持ち合わせた女性。夫の寛とともに、おいっ子の嵩と千尋を預かることになる。

<戸田菜穂さん コメント>
出演が決まったとき、とてもとてもとてもうれしかったです!
私は18歳で連続テレビ小説「ええにょぼ」のヒロインを演じさせていただきました。いつの日かお母さんとして帰ってきたいなあと夢見ていました。
私の役は育ての母ですが、やなせたかしさんの心の襞(ひだ)を育んだ女性です。
そのことを心して、感性豊かな女性を演じたいと気の引き締まる思いでおります。頼もしい監督と、素晴らしい共演者、スタッフの皆様と心ふるえる優しさに溢れる作品になるよう、全力で取り組む気持ちです。

二宮和也(役:柳井清)<父>

キャスト:二宮和也(にのみや・かずなり)連続テレビ小説初出演

登場人物: 柳井清(やない・きよし)…嵩の父 。出版社を経て新聞社での海外赴任時代に病死。文学や絵に造詣が深い、嵩が大好きな父。清は既に他界しているところから物語は始まる。

<二宮和也さん コメント>
本当に驚きました。なんとなく感覚的ではありますが、あの連続テレビ小説に自分が出演できるとは考えてもいなかったので、ご期待に応えられる様、共演者の方々とふっくらと柔らかい作品を作っていけたらと思います。

松嶋菜々子(役:柳井登美子)<母>

キャスト:松嶋菜々子(まつしま・ななこ)連続テレビ小説出演歴「ひまわり」(主演)、「なつぞら」

登場人物:柳井登美子(やない・とみこ)…嵩の母。文化的な教養が豊かであり、美しく勝ち気で利発。嵩が幼い頃に夫の清を亡くす。奔放な振る舞いで、嵩を翻ろうする。

<松嶋菜々子さん コメント>
やなせたかしさんをモデルにした柳井嵩のお母さん役をやらせていただきます。夫を早く亡くし、子供2人を親類に預けて離れて暮らした期間があるとうかがいました。家族の在り方が作品にも反映されていて、やなせさんの思いが詰まった『アンパンマン』という物語に大きな影響を与えたお一人だと思います。やなせさんの家族愛や人生観をより深く理解しながら大切に演じたいと思っています。

中沢元紀(役:柳井千尋)<弟>

キャスト:中沢元紀(なかざわ・もとき)連続テレビ小説初出演

登場人物: 柳井千尋(やない・ちひろ)…嵩の弟。幼少期は体が弱く、兄の陰に隠れるような弟だったが、大きくなるにつれ、家族思いで優しく、文武両道の青年となる。

<中沢元紀さん コメント>
僕にとって、朝ドラに出演することは役者としての一つの大きな目標だったので、出演が決まった時は心の底からうれしかったです。
千尋は、強くて逞(たくま)しく、細かな気遣いもできる心の優しい青年です。
皆さんと過ごす中で生まれてくる気持ちを大事にしながら、全身全霊で臨み、千尋とともに僕自身も成長していければと思います!
皆さんとお会いできるのが今からとても楽しみです!

瞳水ひまり(役:宇戸しん)<女中>

キャスト:瞳水ひまり(ひとみ・ひまり)連続テレビ小説初出演。※高知県南国市出身(南国市には後免町がある。劇中の御免与町は架空の街)

登場人物:宇戸しん(うと・しん)…柳井家の女中 。高知で柳井診療所を営む柳井家を献身的に支える。柳井家の面々からも慕われている。

<瞳水ひまりさん コメント>
出演が決まったときは「まさか私が!?」とびっくりしたと同時に、故郷である高知県へ恩返しができると本当にうれしくなりました。柳井家に仕えている “おしんちゃん”は、柳井家のみなさんを心から信頼し尊敬しているなと感じます。私が考える「生きる喜び」とは、見返りを求めることなく相手に喜んでもらうために生きることです。彼女の、いつも誰かのためにと動くその姿勢は、決して目立ちはしないけれど、ものすごく大きな愛に満ち溢(あふ)れています。おしんちゃんが皆様に愛されるよう、精一杯彼女とともに生きようと思います!

御免与町の人々

斉藤暁(役:天宝和尚)

キャスト:斉藤暁(さいとう・さとる) …連続テレビ小説出演歴「とと姉ちゃん」「ひよっこ」。

登場人物:天宝和尚(てんぽうおしょう)…町の噂を聞きつけるのが早い和尚さん。御免与町にある寺の住職。釜次(吉田鋼太郎)と親しく、よく朝田石材店で無駄な話をしながら時間をつぶしている。

小倉蒼蛙(役:桂 万平)

キャスト:小倉蒼蛙(おぐら・そうあ) …連続テレビ小説出演歴「おていちゃん」「とと姉ちゃん」「エール」。

登場人物:桂万平(かつら・まんぺい)…世話好きなご近所さん。御免与町にある団子屋の店主。釜次(吉田鋼太郎)と天宝和尚とおしゃべりする仲間。

のぶと嵩が尋常小学校時代に出会う主な人々

濱尾ノリタカ(役:田川岩男)

キャスト:濱尾ノリタカ(はまお・のりたか) …連続テレビ小説初出演。

登場人物:田川岩男(たがわ・いわお)…のぶの「御免与尋常小学校」時代の同級生。転校してきた嵩のことをいじめたことで、正義感の強いのぶと対立する。

櫻井健人(役:今野康太)

キャスト:櫻井健人(さくらい・けんと) …2000年6月11日生まれ、東京都出身。鈍牛俱楽部所属。

登場人物:今野康太(こんの・こうた)…のぶの「御免与尋常小学校」時代の同級生。愛称は、コン太。

樫尾篤紀(役:伊達正)

キャスト:樫尾篤紀(かしお・あつき) …連続テレビ小説初出演。※高知県香美市出身。

登場人物:伊達正(だて・ただし)…のぶと嵩が通った「御免与尋常小学校」時代の2年1組の担任教師。面倒見がよい先生。

のぶと嵩が学生時代に出会う主な人々

市川知宏(役:貴島勝夫)

キャスト:市川知宏(いちかわ・ともひろ) …連続テレビ小説初出演。

登場人物:貴島勝夫(きじま・かつお)…のぶの幼なじみ。頼りがいのあるガキ大将。海軍中尉となり、御免与町に帰省し、のぶと再会する。

高橋文哉 (役:辛島健太郎)

キャスト:高橋文哉(たかはし・ふみや) …連続テレビ小説初出演

登場人物:辛島健太郎(からしま・けんたろう)…嵩の東京高等芸術学校時代の同級生。福岡出身。若いころに友人がいなかった嵩にとって真の友人となっていく。のぶや朝田家の面々とも関わっていくことになる。

高橋文哉さんのコメント

この辛島健太郎という役は本当に愛すべき不器用で、台本を読んでいても愛くるしいなと思う瞬間がある一方で、ドキッとするような発言をする瞬間もありますが、素直でまっすぐな子だからこその言動だなと感じています。そして、健太郎は福岡出身なので、初めて博多弁でお芝居が出来ることにもワクワクしております!! 北村匠海さん演じる柳井嵩の一番の親友ですので、この作品の中で二人の関係性と空気感を大切にしつつ、健太郎にしか引き出せない嵩くんをお届けしたいと思っております。 この役をこの「あんぱん」という作品の現場で演じられることを誇りに、精いっぱい向き合いたいと思います。

志田彩良(役:小川うさ子)

キャスト:志田彩良(しだ・さら)…連続テレビ小説初出演

登場人物:小川うさ子(おがわ・うさこ) …のぶの同級生で幼なじみ。のぶと一緒に通っていた女学校時代は、卒業までに良い相手を見つけて花嫁になることを夢見ていたが、のぶと同じ「女子師範学校」に進学する。

志田彩良さんの コメント

これまでもオーディションに挑戦し、結果に涙してきた念願の朝ドラに出演させていただけることが本当にうれしく、自分で自分を抱きしめてあげたい気持ちです。 私が演じるうさ子はのぶちゃんの幼なじみで親友です。ちょっぴり泣き虫な一面もありますが、周りの人からたくさんの刺激や影響を受け、少しずつ強さを身につけようと奮闘する影の努力家です。うさ子がたくさんの方に愛していただけるよう、私自身も努力をし精いっぱい務めたいと思います!

ソニン (役:山下実美)

キャスト:ソニン…連続テレビ小説初出演 ※高知県出身(韓国籍の在日コリアン3世)

登場人物:山下実美(やました・みみ)…のぶが通う高等女学校の担任教師。のぶたちを規律正しい婦人に育てるべく導く。

ソニンさんのコメント

高知出身、ハチキンの女であった私は、のぶちゃんのような子だったと思います。それとは真反対であるその時代の象徴である女学校の先生。そのコントラストが出るように演じたいと思います。

瀧内公美(役:黒井雪子)

キャスト:瀧内公美(たきうち・くみ)…連続テレビ小説初出演

登場人物:黒井雪子(くろい・ゆきこ)…のぶが高等女学校を卒業後に入る「女子師範学校」の教師。軍国主義。女性もお国のために役立つよう厳しく指導する。

瀧内公美さんのコメント

登場人物全体においては、アンパンマンに登場するキャラクターたちを想起させるような人物名になっており、キャラクターイメージが湧きやすい印象を持ちました。 主人公ののぶさんに立ちはだかる壁として登場させていただきますので、非常にやりがいのある役です。パワフルに気合を入れて演じていこうと思っております。

山寺宏一(役:座間晴斗)

キャスト:山寺宏一(やまでら・こういち)…連続テレビ小説出演歴 「半分、青い。」「なつぞら」「おかえりモネ」

登場人物:座間晴斗(ざま・はると)…嵩が通う東京高等芸術学校の図案科の教師。嵩にとって生き方、人生の考え方の基本を教えてくれた恩師。

山寺宏一さんのコメント

まず、この作品に出演できることをとても光栄に思います! 36年前「それいけ!アンパンマン」のばいきんまんのオーディションには落ちたものの、めいけんチーズ役としてレギュラーになれたことに感謝です。 座間晴斗は、やなせ先生の恩師がモデル。型にとらわれず本質を見抜き、学生たちに真の自由を説く、当時としては稀有(けう)な先生だと思います。ドラマでは、飄々(ひょうひょう)としながらもユニークでおちゃめな面が加わっているような…。やなせ先生への感謝を込めて、この役に全力で取り組みたいと思います!

のぶの見合い相手

中島歩(役:若松次郎)

キャスト:中島歩(なかじま・あゆむ)…1988年生まれ。宮城県出身。テンカラット所属。連続テレビ小説出演歴は「花子とアン」。

登場人物:若松次郎(わかまつ・じろう)…のぶのお見合い相手。エリートの一等機関士。父親が結太郎(加瀬亮)の知り合いで機関長。次郎も結太郎と船上で会ったことがある。カメラが趣味。船乗りなため1年の多くを船上で過ごすことから結婚の必要性を感じていなかったが、のぶに恋をすることに。戦争が終わったら何をしたいか、のぶに問いかけるなど未来を見ている。

嵩が軍隊で出会う主な人々

妻夫木聡(役:八木信之介)

キャスト:妻夫木聡(つまぶき・さとし)…1980年12月13日生まれ。福岡県生まれ、神奈川県横浜市出身。ホリプロ所属。

プレトークショー(3月10日、渋谷のNHKホール)にて、妻夫木さんがレギュラー出演することがサプライズ発表されました!1998年の俳優デビューから約27年、ついに朝ドラ初出演です。

登場人物:八木信之介(やぎ・しんのすけ)… 柳井嵩(北村匠海)が所属する小倉連隊の上等兵。前半のヤマ場「戦争パート」の重要キャラクター。大学卒ながら幹部候補生試験を受けない変わり者。軍隊になじめない柳井嵩を気にかけていて、折に触れて助け舟を出す。戦後、柳井嵩と思わぬ再会を果たす。

嵩と仕事を共にする主な人々

大森元貴(役:いせたくや)

キャスト:大森元貴(おおもり もとき)…1996年〈平成8年〉9月14日生まれ。人気バンド「Mrs. GREEN APPLE」のボーカル。連続テレビ小説は初めての出演。ドラマに出演すること自体「あんぱん」が初めてとなる。

登場人物:いせたくや… 作曲家。CM音楽や映画、テレビ、ラジオの劇音楽を多数作曲。そのかたわらミュージカル創作にも意欲を燃やし、生涯で15000曲以上を作曲。 いせたくやが音楽を担当したミュージカル「見上げてごらん夜の星を」で柳井嵩(北村匠海)が舞台美術を担当すること。やがて、嵩が作詞を担当した「手のひらを太陽に」の作曲を手がけることになる。物語の終盤において柳井嵩と仕事を共にしていく非常に重要な役。

いせたくや のモデルは作曲家のいずみたく(1930年 - 1992年)。永六輔とともにミュージカル「見上げてごらん夜の星を」を制作。その制作現場で、舞台美術を担当するやなせたかしを永六輔から紹介される。ミュージカル「アンパンマン」をプロデュース。晩年、アニメ化作品「それいけ!アンパンマン」(日本テレビ)の音楽も担当し、挿入歌やキャラクターソングの作曲にも携わる。

大森元貴さんのコメント

 この度いせたくや役を演じさせていただく運びとなりました。大森元貴です。朝ドラチームからのご丁寧な愛あるお声がけ、とてもうれしく光栄に思います。後世に名を残す「名曲」たちを数多く作曲された音楽家いずみたくさんがモデルとなっている役だと伺い、最大のリスペクトを込めて、僕が持ち合わせる心の底から精一杯演じさせていただきます。

 いち視聴者としても「あんぱん」がすでに放っているワクワクするエネルギー、早く見たいです!

ゲスト出演者

第1週のゲスト

  • 永瀬ゆずな…役:朝田のぶ(幼少)(第2週)
  • 木村優来…役:柳井嵩(幼少)(第2週)
  • 吉川さくら…役:朝田蘭子(幼少)(第2週)
  • 永谷咲笑…役:朝田メイコ(幼少)(第2週)
  • 平山正剛…役:柳井千尋(幼少)(第2週)
  • 笹本旭…役:田川岩男(幼少)(第2週)
  • 中村羽叶…役:今野康太(幼少)(第2週)
  • 中野翠咲…役:小川うさ子(幼少)(第2週)
  • 笈川健太…役:駅員(第3週)
  • 増岡裕子…役:岩男の母
  • 若林久弥…役:岩男の父
  • 渡辺郁也…役:駅長

第2週のゲスト

  • 島本須美…役:大出加子(朝田家の近所の人。あんぱんを2銭で買う。しかしパン屋開店後は1個3銭になったため買わなかった)
  • 宮坂ひろし…役:勢内隆造(登美子の再婚相手)
  • 髙木悠叶…役:隆造の娘

第3週のゲスト

  • 佐々木ありさ…役:雨宮春代(のぶのクラスメイト)(第4週)
  • 松平春香…役:金田松子(のぶのクラスメイト。卒業後に県庁職員と結婚予定)(第4週)
  • 金井晶…役:山本小夏(女の子。パン食い競争に参加したいのに女子はダメだからと拒否された)
  • 栗田晴行(声)…役:ラジオアナウンサー

朝ドラ【あんぱん】の相関図

朝田家

「あんぱん」朝田家

柳井家

あんぱん 柳井家

朝ドラ【あんぱん】の内容

昭和のはじめごろ、高知の町中をものすごい勢いで走る少女がいました。「ハチキンおのぶ」こと、朝田あさだのぶです。
一方、幼いときに父を病気で亡くした柳井やない たかしは、叔父の家に引き取られ、そこでのぶに出会います。二人を結びつけたのは、一個のあんぱんでした。
戦争の足音が近づくころ、女学校に通っていたのぶは周りと同様に、妄信的な軍国少女になっていました。やがて戦争が始まり、嵩は出征。嵩は弟・千尋ちひろを戦争で亡くし、のぶも最愛の人を亡くしました。女学校を卒業し、のぶは戦争で全ての価値観が変わり、「何が正しいかは自分で見極めなければならない」と新聞社に女性初の記者として就職。戦後、クズ拾いの仕事を辞めた嵩が新聞社に入社してきて、二人は同じ雑誌の担当に。嵩は東京で漫画家を目指したい気持ちがありつつも、生活していけるか不安でした。のぶはそんな嵩に「あなたもあとから来なさいよ。先に東京に行って待ってるわ」と告げ、新聞社を辞め上京。のぶを追いかけ上京した嵩と、六畳一間のオンボロアパートでの生活が始まります。お風呂はなく、トイレは共同。トイレの天井には穴があき、雨の日は傘をさして入らなければいけないが、晴れた夜には星が見える。そんな暮らしをおもしろがり、「どんな環境でも楽しめるこの人と一緒にいたい」と二人は結婚。『手のひらを太陽に』『アンパンマン』が世に出るのは、まだまだ先のことです──。

朝ドラ【あんぱん】の主題歌

主題歌はRADWIMPSの新曲「賜物」。

■野田洋次郎(RADWIMPS)
この度『あんぱん』で主題歌を担当させていただきます。 昨年春にオファーをいただいてから、手紙のように少しずつ届く脚本を読ませてもらいながら曲を育てていきました。 読み進めるうちにのぶ、嵩、登場するそれぞれの人物が愛しくなり、時にどうしようもなく苦しくなり。 彼らのことが好きになればなるほどどんな曲がふさわしいのか迷子になったりもしました。 「朝、出たくない布団から這い出す力が湧くような“効き目”があること」「のぶに負けぬ瑞々しい生命力を持った曲であること」「挑戦と冒険をすること」を主眼に作りました。 半年間、「あんぱん」と共に旅ができることを嬉しく光栄に思います。 よろしくお願いします!

■主演・今田美桜
RADWIMPSさんの奏でる音楽と一緒に、のぶの人生を歩んでいけること、本当にうれしいです! 『あんぱん』の物語が主題歌を通して、より視聴者の皆さんの心にしみわたると思います。 初めて曲を聴いたときは、私がイメージする“朝ドラ”の主題歌とは少し違った印象を抱きましたが、聴けば聴くほど『あんぱん』の世界観にぴったりだと感じました。 『あんぱん』の登場人物は、それぞれ悩みを抱えながら生きています。 でも、悩みがあるからこそ喜びもあることに気づきますよね。 そんな喜びの感情やのぶの成長に、主題歌の歌詞やリズムが強く結びついている気がします。 皆さんの毎朝を少しでも彩ることができたらうれしいです。

■制作統括・倉崎憲チーフ・プロデューサー
やなせ夫妻をモデルにした“朝ドラ”を描くにあたり、人生は決して喜びだけでなく誰にでも哀しさや愁いもあって、それを深く体現してくれるアーティストはRADWIMPSさんだとオファーさせていただきました。 NHKの18祭の「正解」もそうですが、RADWIMPSさんの音楽には「生きるとは」を自身に問いかけられるような歌詞、曲が多く、「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」をテーマの一つとしても描く『あんぱん』において、彼らと共にとことん挑戦・冒険してみたいという想いになりました。 初めてお会いした時に、「今までの“朝ドラ”の主題歌のイメージに縛られず、自由に作ってください。生命力だったり生きる喜びが湧いてくるような曲を」とお伝えしました。 一年近く対話を積み重ね「賜物」にたどり着きました。 曲のなかでいろんな表情があり、可能性が無限に広がっていくような、まるでのぶと嵩の波乱万丈の人生のようです。 毎朝この「賜物」を皆さんにお届けできること、とても心躍ります。

朝ドラ【あんぱん】の原作

「あんぱん」の原作は?

原作なしモデルは「アンパンマン」の原作者・やなせたかしさんと、小松暢(のぶ)さん夫妻。やなせさんは2013年、暢さんは1993年に他界しています。「連続テレビ小説 花子とアン」も執筆した中園ミホさんのオリジナル脚本で、夫妻の人生を波乱万丈の物語として大胆に再構成してドラマ化。あくまでフィクションのドラマです。

朝ドラ【あんぱん】の舞台

【あんぱん】の舞台は?

高知県と東京が舞台となっていきます。
やなせたかしさんは、東京都北区滝野川生まれ。しかし父の死後、やなせさんが5歳頃、父母の故郷である高知県へと移り住みます。
中学まで高知で過ごし、東京高等工芸学校に進学。東京田辺製薬に就職。戦後(1946年)、高知新聞社に入社。翌年(1947年)退職し、同僚の小松暢(こまつ のぶ)と上京。その後は、ずっと東京が拠点のようです。

朝ドラ【あんぱん】の時代

「あんぱん」が描く時代は?

劇中の放送当初の時代設定は、戦争の足音が近づく昭和初期です。
テレビアニメ『それいけ!アンパンマン』が日本テレビで放送を開始したのが、1988年(昭和63年)。
昭和は1989年(昭和64年)1月7日までです。ということは昭和後期や平成初期ぐらいまでは描きそうです。

朝ドラ【あんぱん】のスタッフ

  • 原作:なし(小松暢・やなせたかし夫妻をモデルとたフィクション)
  • 脚本:中園ミホ(連続テレビ小説『花子とアン』、大河ドラマ『西郷どん』他)
  • 音楽: 井筒昭雄(音楽担当の主なドラマ:『民王R』『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』『99.9 -刑事専門弁護士-』『トクサツガガガ』他)
  • 語り:林田理沙
  • 制作統括:倉崎憲
  • プロデューサー:中村周祐、舩田遼介、川口俊介
  • 演出:柳川 強、橋爪紳一朗、野口雄大 ほか
  • 制作・著作 - NHK

■中園ミホさんのコメント

「ハチキンおのぶ」「韋駄天いだてんおのぶ」こと、小松 暢さんをモデルにした朝田のぶがこのドラマのヒロインです。
ハチキンとは、土佐弁で男勝りの女性のこと。県大会で優勝するほど脚が速く、行動力とスピード感にあふれ、人生の荒波をパワフルに乗り越えていくヒロインです。
彼女は、あの『アンパンマン』に登場する『ドキンちゃん』のモデルといわれています。いつも好奇心に目を輝かせ、「おなかがすいた~!」というのが口癖のチャーミングな妖精です。
そして、暢さんが生涯のパートナーとして選んだ男性は、漫画家で詩人の柳瀬 嵩(やなせたかし)さん。彼ははっきり言って遅咲きの人です。日本中の子どもたちの間でアンパンマンが大人気となり、漫画家として世間に認められたのは、なんと70歳になってからでした。
幼い時に父を病気で亡くしたやなせさんは、高知県の後免町ごめんちょうにある伯父の家に引き取られ、やがて戦争が始まり、出兵します。
終戦後の混乱期、二人は高知新聞社の編集部で記者として働いていましたが、暢さんは「私、先に東京へ行ってるから」と言い残し、さっさと新聞社を辞めていなくなります。彼女を追いかけるようにやなせさんも上京し、漫画家となるきっかけをつかむのです。
こうして、暢さんは持ち前の行動力と飽くなき好奇心で、さまざまな職場を渡り歩き、手塚治虫、赤塚不二夫、いずみたく、向田邦子、青島幸男……などなど、才能豊かで個性的な人たちと出逢い、関わり合いながら、ちょっと気が弱くて自信のないやなせさんを励まし続けます。
やなせさんの才能がいつか必ず開花することを信じていたパートナーの存在がなかったら、アンパンマンがこの世に誕生することもなかったかもしれません。「正義は逆転することがある。信じがたいことだが。
じゃあ、逆転しない正義とは何か?
飢えて死にそうな人がいれば、一切れのパンをあげることだ」これはアンパンマンの神髄であり、二人が逆境や失敗をいくつも乗り越えて、つかんだ人生のテーマです。二人が最も輝いていたはずの青春期、戦争が始まりました。やなせさんはたった一人の弟(千尋さん)を戦争で亡くしました。戦場にも日本中にも飢えて死にそうな人があふれていました。
だからこそ、晩年になってアンパンマンを書かずにいられなかったのだと思います。おなかをすかせて弱っている人に自分の頭をかじらせて元気にするヒーローです。
初めは「自分の頭を食べさせるなんてグロテスク」とか「太っていてカッコわるい」と、まるで人気がなかったアンパンマンですが、たった一人、暢さんだけは応援し続けたのです。最後に、とても個人的な打ち明け話をします。
アンパンマンが誕生するずっと前、小学生の私は、やなせさんと文通をしていました。『愛する歌』という詩集に感動して手紙を送ったところ、すぐにお返事をくださったのです。何度かお目にかかったこともあります。やなせさんはいつもやさしい笑顔を浮かべ、「元気ですか? おなかはすいていませんか?」と声をかけてくれました。
戦後80年、放送開始から100年目にあたる2025年、連続テレビ小説で、のぶと嵩のお話を書かせていただけることに、今、私は幼いころのように胸を高鳴らせています。ドキンドキンと──。

朝ドラ【あんぱん】の放送日

朝ドラ【あんぱん】の放送は2025年3月31日(月)からスタートです。

歴代朝ドラ

放送年 朝ドラ
2026年度前期 風、薫る
2025年度後期 ばけばけ
2025年度前期 あんぱん
2024年度後期 おむすび
2024年度前期 寅に翼
2023年度後期 ブギウギ
2023年度前期 らんまん
2022年度後期 舞いあがれ
2022年度前期 ちむどんどん
2021年度後期 カムカムエヴリバディ
2021年度前期 おかえりモネ
2020年度後期 おちょやん
2020年度前期 エール
2019年度後期 スカーレット
2019年度前期 なつぞら
2018年度後期 まんぷく
2018年度前期 半分、青い。
2017年度後期 わろてんか
2017年度前期 ひよっこ
2014年度前期 花子とアン
2006年度前期 純情きらり
1985年度前期 澪つくし
1983.03~1984.04(1年) おしん

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