朝ドラ【あんぱん】キャストと相関図!主演・今田美桜、モデルはやなせたかしとその妻!

あんぱん

2025年度前期放送のNHK「連続テレビ小説」第112作は『あんぱん』。昭和・平成を代表する漫画家やなせたかしとその妻・小松暢を主人公のモデルとしたフィクションで、ドラマオリジナル作品。

今回は朝ドラ【あんぱん】のキャスト一覧と相関図について紹介していきます!

目次

朝ドラ【あんぱん】のキャスト一覧

今田美桜(役:朝田のぶ) ※出演者発表第1弾

キャスト:今田美桜(いまだ・みお)…1997年3月5日生まれ。福岡県出身。2015年 『罪の余白』で映画デビュー。2018年のドラマ『花のち晴れ 〜花男 Next Season〜』(TBS)で真矢愛莉役を演じ反響を得た。2021年の映画『東京リベンジャーズ』で第45回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞。2022年、ドラマ『悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』(日本テレビ)でドラマ初主演を務める。近年もドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ)など出演作多数。朝ドラへの出演は、2019年の『おかえりモネ』以来の二度目となる。

※ヒロイン朝田のぶ役は、3365人の応募者の中からオーディションで今田美桜さんに決定。

登場人物:朝田のぶ(あさだ・のぶ)…高知で祖父母・両親の愛情をたっぷり受けて育つ。三姉妹の長女。県大会で優勝するほど足が速く、行動力とスピード感にあふれ、人生の荒波をパワフルに乗り越えていくヒロインで、持ち前の男勝りで勝気な性格から「ハチキンおのぶ」「韋駄天おのぶ」とも呼ばれる。ちょっと気が弱くて自信のない柳井嵩(やない・たかし)と出会って激動の時代を共に生き、どんな時も励まし、けん引し続けた。

※モデルはやなせたかしの妻である小松暢。

北村匠海(役:柳井嵩) ※出演者発表第2弾

キャスト:北村匠海(きたむら・たくみ)…1997年11月3日生まれ。俳優、歌手、モデル。東京都出身。スターダストプロモーション制作3部所属。小学生のときに油絵教室に通っていて、ボールペンのペン画も趣味だった。収録現場でキャストやスタッフの似顔絵を描いてたりするという。

登場人物:柳井嵩(やない・たかし)…幼少期に新聞社の特派員だった父を亡くして伯父の家に引き取られ、転校先の学校でのぶに出会う。若いころから漫画や絵を愛した。製薬会社の宣伝部に就職するも、徴兵され戦争に出征することになる。戦後、高知の新聞社でのぶと再会する。のぶを追って上京後、百貨店の宣伝部での勤務を経て、のぶの後押しもあり思いきって漫画家として独立し、さまざまな活動をしていくようになる。

※モデルは漫画家やなせたかし。

朝田家の人々 ※出演者発表第3弾

加瀬亮(役:朝田結太郎)<父>

キャスト:加瀬亮(かせ・りょう)さんは、本作で連続テレビ小説初出演。

登場人物:朝田結太郎(あさだ・ゆうたろう)…のぶの父。商事会社に勤め、仕事で各地を飛び回る。妻と娘3人をとても大切にしている。

<加瀬亮さん コメント>
今回、主人公のぶの父、朝田結太郎を演じます。台本を読む限り、マイペースな穏やかな、それでいて芯のある人のように思いました。結太郎は実父が望む生き方の外を選んで歩いた人ですが、のぶ自身も当時の価値観の外で自由に息をしている子です。彼女が彼女らしくあれるように暖かく見守っていける存在になれたらと思っています。

江口のりこ(役:朝田羽多子)<母>

キャスト:江口のりこ(えぐち・のりこ)連続テレビ小説出演歴 「マッサン」

登場人物:朝田羽多子(あさだ・はたこ)…朝田家を支え続ける、家庭的で趣深い母。夫を尊敬し、子どもたちには平等に接する。

<江口のりこさん コメント>
ヒロインのぶの母である羽多子さんは、明るくてたくましい女性です。家族の笑顔を喜びに、日々ハツラツと動き回ります。名前の通り「アンパンマン」でいうところのバタコさんでしょうか。素敵な共演者の家族の中で、私自身もその家族の笑顔を喜びにして、撮影に励んでいきたいと思います。

河合優実(役:朝田蘭子)<次女>

キャスト:河合優実(かわいゆうみ)連続テレビ小説初出演

登場人物:朝田蘭子(あさだ・らんこ)…真面目で器用なしっかり者の次女。誰が何を考えているかを察し、的確な行動をする。

<河合優実さん コメント>
蘭子は、にぎやかな朝田家の中でもひときわ冷静で、多くを語らない人物に見えますが、そんな彼女の中にも、表に出せない熱い気持ちが折に触れて湧き上がることは確かにあるのだと思います。人と一緒に生きていくために、想いを伝えたり、かかわり合ったりする、そういうことに彼女なりのやり方を見つけていくことが、蘭子の人生と並走するひとつのテーマかもしれないと今は感じています。たっぷり長い時間をかけて見つけていけることが私もすごく楽しみです!

原菜乃華(役:朝田メイコ)<三女>

キャスト:原菜乃華(はら・なのか)連続テレビ小説初出演

登場人物:朝田メイコ(あさだ・めいこ)…天真爛漫(らんまん)で、歌うことが好きな三女。朝田家の皆を幸せな気分にさせる。

<原菜乃華さん コメント>
子どものころはおもちゃも食器も靴もパジャマもすべてアンパンマンなくらい大好きでした!なので、初めての朝ドラ出演がこの『あんぱん』に決まったときは飛び跳ねるくらいうれしかったです。私が演じるメイコはおっとりした性格で愛嬌(あいきょう)たっぷりの末っ子感のある可愛(かわい)らしい女性です。THE愛されキャラ!を演じるプレッシャーもありますが、明るく朗らかに楽しんで撮影できたらと思います。素晴(すば)らしいスタッフ、キャストの皆様とご一緒できるのが今から楽しみでなりません!
精一杯がんばります!よろしくお願いいたします!!

吉田鋼太郎(役:朝田釜次)<祖父>

キャスト:吉田鋼太郎(よしだ・こうたろう)連続テレビ小説出演歴 「花子とアン」

登場人物:朝田釜次(あさだ・かまじ)…のぶの祖父。「朝田石材店」三代目で、その道一筋の石工。手先は器用だが、人への接し方は不器用。

<吉田鋼太郎さん コメント>
非常に重要な役をいただき、責任の重さと同時に大いなるやり甲斐(がい)を感じています。どうすれば自分なりの血の通わせ方が出来るのか、生き生きとした人物像になるのか、模索中です。

浅田美代子(役:朝田くら)<祖母>

キャスト:浅田美代子(あさだ・みよこ)連続テレビ小説出演歴 「さくら」「花子とアン」

登場人物:朝田くら(あさだ・くら)…のぶの祖母。釜次とともに「朝田石材店」を支えてきた“くらばあ”。おっとりしていて、ややとぼけている。

<浅田美代子さん コメント>
おばあちゃんというより、子供っぽくて茶目(ちゃめ)っけのある人。
堅苦しい。ではなく明るい。演じるのがとても楽しみです。
面白がって、楽しく演じたいと思っています。

細田佳央太(役:原豪)<釜次の弟子>

キャスト:細田佳央太(ほそだ・かなた)連続テレビ小説初出演

登場人物:原豪(はら・ごう)…釜次の弟子。釜次のことを尊敬してやまない、若き石工。朝田家の一部屋に住まわせてもらっている。

<細田佳央太さん コメント>
豪は決して口数が多い子ではありません。そういう意味では、賑やかな朝田家とは対照的に見えるかもしれませんが、彼自身の心はしっかりと動いています。だからこそ、彼自身が持つ朝田家への愛情や、その時に抱いた感情を丁寧に表現することができるよう精一杯努められればと思います。また、時間が経(た)ち、年齢を重ねてからの豪は人としての可愛らしさが出る場面もあるので、豪の人としての魅力を余すことなく伝えられるよう頑張ります。

阿部サダヲ(役:屋村草吉/ヤムおんちゃん) ※出演者発表第4弾

キャスト:阿部サダヲ(あべ・サダヲ)…1970年〈昭和45年〉4月23日生まれ。千葉県出身。大人計画所属。2024年の話題作「不適切にもほどがある!」で主演を務める。2025年7月期の主演ドラマ「しあわせな結婚」も控えている人気俳優。連続テレビ小説出演歴は「かりん」「こころ」。

登場人物:屋村草吉(やむら・そうきち)… 愛称は「ヤムおんちゃん(ヤムおじさん)」。風来坊のパン職人。どこからともなくふらりと高知にやって来た、謎の男。お金にうるさく口は悪いが、パン作りの腕はたしかである。 朝田家でパン作りを始めて「朝田パン」を開店する。銀座でパン職人をしていた過去がある。

屋村草吉は「アンパンマン」のキャラクター「ジャムおじさん」のイメージ?

阿部サダヲさんのコメント

「風来坊のパン職人」という、とても魅力的な役!ワクワクしています!どこから来て、どこへ行くのか?目的は何なのか?などなど、
今のところ謎がたくさんあって、台本を頂くのが楽しみです!
「なんのために生まれて なにをして生きるのか」
「なにが君のしあわせ なにをしてよろこぶ」

この歌詞が元々すごく好きだったので、連続テレビ小説で関われることがうれしいです! よろしくお願いします。

柳井家の人々 ※出演者発表第5弾

柳井家は、嵩(北村匠海)の家族です。

松嶋菜々子(役:柳井登美子)<母>

キャスト:松嶋菜々子(まつしま・ななこ)連続テレビ小説出演歴「ひまわり」(主演)、「なつぞら」

登場人物:柳井登美子(やない・とみこ)…嵩の母。文化的な教養が豊かであり、美しく勝ち気で利発。嵩が幼い頃に夫の清を亡くす。奔放な振る舞いで、嵩を翻ろうする。

<松嶋菜々子さん コメント>
やなせたかしさんをモデルにした柳井嵩のお母さん役をやらせていただきます。夫を早く亡くし、子供2人を親類に預けて離れて暮らした期間があるとうかがいました。家族の在り方が作品にも反映されていて、やなせさんの思いが詰まった『アンパンマン』という物語に大きな影響を与えたお一人だと思います。やなせさんの家族愛や人生観をより深く理解しながら大切に演じたいと思っています。

二宮和也(役:柳井清)<父>

キャスト:二宮和也(にのみや・かずなり)連続テレビ小説初出演

登場人物: 柳井清(やない・きよし)…嵩の父 。出版社を経て新聞社での海外赴任時代に病死。文学や絵に造詣が深い、嵩が大好きな父。清は既に他界しているところから物語は始まる。

<二宮和也さん コメント>
本当に驚きました。なんとなく感覚的ではありますが、あの連続テレビ小説に自分が出演できるとは考えてもいなかったので、ご期待に応えられる様、共演者の方々とふっくらと柔らかい作品を作っていけたらと思います。

中沢元紀(役:柳井千尋)<弟>

キャスト:中沢元紀(なかざわ・もとき)連続テレビ小説初出演

登場人物: 柳井千尋(やない・ちひろ)…嵩の弟。幼少期は体が弱く、兄の陰に隠れるような弟だったが、大きくなるにつれ、家族思いで優しく、文武両道の青年となる。

<中沢元紀さん コメント>
僕にとって、朝ドラに出演することは役者としての一つの大きな目標だったので、出演が決まった時は心の底からうれしかったです。
千尋は、強くて逞(たくま)しく、細かな気遣いもできる心の優しい青年です。
皆さんと過ごす中で生まれてくる気持ちを大事にしながら、全身全霊で臨み、千尋とともに僕自身も成長していければと思います!
皆さんとお会いできるのが今からとても楽しみです!

瞳水ひまり(役:宇戸しん)<女中>

キャスト:瞳水ひまり(ひとみ・ひまり)連続テレビ小説初出演。※高知県南国市出身(南国市には後免町がある。劇中の御免与町は架空の街)

登場人物:宇戸しん(うと・しん)…柳井家の女中 。高知で柳井診療所を営む柳井家を献身的に支える。柳井家の面々からも慕われている。

<瞳水ひまりさん コメント>
出演が決まったときは「まさか私が!?」とびっくりしたと同時に、故郷である高知県へ恩返しができると本当にうれしくなりました。柳井家に仕えている “おしんちゃん”は、柳井家のみなさんを心から信頼し尊敬しているなと感じます。私が考える「生きる喜び」とは、見返りを求めることなく相手に喜んでもらうために生きることです。彼女の、いつも誰かのためにと動くその姿勢は、決して目立ちはしないけれど、ものすごく大きな愛に満ち溢(あふ)れています。おしんちゃんが皆様に愛されるよう、精一杯彼女とともに生きようと思います!

戸田菜穂(役:柳井千代子)<伯母>

キャスト:戸田菜穂(とだ・なほ)連続テレビ小説出演歴 「ええにょぼ」(主演)、「なつぞら」

登場人物:柳井千代子(やない・ちよこ)…嵩の伯母。厳しさと優しさを持ち合わせた女性。夫の寛とともに、おいっ子の嵩と千尋を預かることになる。

<戸田菜穂さん コメント>
出演が決まったとき、とてもとてもとてもうれしかったです!
私は18歳で連続テレビ小説「ええにょぼ」のヒロインを演じさせていただきました。いつの日かお母さんとして帰ってきたいなあと夢見ていました。
私の役は育ての母ですが、やなせたかしさんの心の襞(ひだ)を育んだ女性です。
そのことを心して、感性豊かな女性を演じたいと気の引き締まる思いでおります。頼もしい監督と、素晴らしい共演者、スタッフの皆様と心ふるえる優しさに溢れる作品になるよう、全力で取り組む気持ちです。

竹野内豊(役:柳井寛)<伯父>

キャスト:竹野内豊(たけのうち・ゆたか)連続テレビ小説初出演

登場人物:柳井寛(やない・ひろし)…嵩の伯父(清の兄)。柳井診療所の院長をつとめる町医者。嵩や千尋にとっての育ての父で、どんな時も二人を励まし続け、生きる道しるべを示す。

<竹野内豊さん コメント>
今回のように実在の人物をモデルとした役を演じる場合は楽しみでありながらも、ご本人を知る方々の期待を裏切らないように取り組みたいと思っています。私が演じる伯父の柳井寛という人物は、私たちが生きる上で根底に必要となる部分、忘れてはならないものを、日々の生活の中であたたかく思い出させてくれるような人物なのではないかと感じます。

のぶと嵩が学生時代に出会う主な人々 ※出演者発表第6弾

高橋文哉 (役:辛島健太郎)

キャスト:高橋文哉(たかはし・ふみや) …連続テレビ小説初出演

登場人物:辛島健太郎(からしま・けんたろう)…嵩の東京高等芸術学校時代の同級生。福岡出身。若いころに友人がいなかった嵩にとって真の友人となっていく。のぶや朝田家の面々とも関わっていくことになる。

高橋文哉さんのコメント

この辛島健太郎という役は本当に愛すべき不器用で、台本を読んでいても愛くるしいなと思う瞬間がある一方で、ドキッとするような発言をする瞬間もありますが、素直でまっすぐな子だからこその言動だなと感じています。そして、健太郎は福岡出身なので、初めて博多弁でお芝居が出来ることにもワクワクしております!! 
北村匠海さん演じる柳井嵩の一番の親友ですので、この作品の中で二人の関係性と空気感を大切にしつつ、健太郎にしか引き出せない嵩くんをお届けしたいと思っております。
この役をこの「あんぱん」という作品の現場で演じられることを誇りに、精いっぱい向き合いたいと思います。

志田彩良(役:小川うさ子)

キャスト:志田彩良(しだ・さら)…連続テレビ小説初出演

登場人物:小川うさ子(おがわ・うさこ) …のぶの同級生で幼なじみ。のぶと一緒に通っていた女学校時代は、卒業までに良い相手を見つけて花嫁になることを夢見ていたが、のぶと同じ「女子師範学校」に進学する。

志田彩良さんの コメント

これまでもオーディションに挑戦し、結果に涙してきた念願の朝ドラに出演させていただけることが本当にうれしく、自分で自分を抱きしめてあげたい気持ちです。 私が演じるうさ子はのぶちゃんの幼なじみで親友です。ちょっぴり泣き虫な一面もありますが、周りの人からたくさんの刺激や影響を受け、少しずつ強さを身につけようと奮闘する影の努力家です。うさ子がたくさんの方に愛していただけるよう、私自身も努力をし精いっぱい務めたいと思います!

ソニン (役:山下実美)

キャスト:ソニン …連続テレビ小説初出演 ※高知県出身(韓国籍の在日コリアン3世)

登場人物:山下実美(やました・みみ)…のぶが通う高等女学校の担任教師。のぶたちを規律正しい婦人に育てるべく導く。

ソニンさんのコメント

高知出身、ハチキンの女であった私は、のぶちゃんのような子だったと思います。それとは真反対であるその時代の象徴である女学校の先生。そのコントラストが出るように演じたいと思います。

瀧内公美(役:黒井雪子)

キャスト:瀧内公美(たきうち・くみ)…連続テレビ小説初出演

登場人物:黒井雪子(くろい・ゆきこ)…のぶが高等女学校を卒業後に入る「女子師範学校」の教師。軍国主義。女性もお国のために役立つよう厳しく指導する。

瀧内公美さんのコメント

登場人物全体においては、アンパンマンに登場するキャラクターたちを想起させるような人物名になっており、キャラクターイメージが湧きやすい印象を持ちました。 主人公ののぶさんに立ちはだかる壁として登場させていただきますので、非常にやりがいのある役です。パワフルに気合を入れて演じていこうと思っております。

山寺宏一(役:座間晴斗)

キャスト:山寺宏一(やまでら・こういち)…連続テレビ小説出演歴 「半分、青い。」「なつぞら」「おかえりモネ」

登場人物:座間晴斗(ざま・はると)…嵩が通う東京高等芸術学校の図案科の教師。嵩にとって生き方、人生の考え方の基本を教えてくれた恩師。

山寺宏一さんのコメント

まず、この作品に出演できることをとても光栄に思います! 36年前「それいけ!アンパンマン」のばいきんまんのオーディションには落ちたものの、めいけんチーズ役としてレギュラーになれたことに感謝です。 座間晴斗は、やなせ先生の恩師がモデル。型にとらわれず本質を見抜き、学生たちに真の自由を説く、当時としては稀有(けう)な先生だと思います。ドラマでは、飄々(ひょうひょう)としながらもユニークでおちゃめな面が加わっているような…。やなせ先生への感謝を込めて、この役に全力で取り組みたいと思います!

妻夫木聡(役:八木信之介) ※出演者発表第7弾

キャスト:妻夫木聡(つまぶき・さとし)…1980年12月13日生まれ。福岡県生まれ、神奈川県横浜市出身。ホリプロ所属。

プレトークショー(3月10日、渋谷のNHKホール)にて、妻夫木さんがレギュラー出演することがサプライズ発表されました!1998年の俳優デビューから約27年、ついに朝ドラ初出演です。

登場人物:八木信之介(やぎ・しんのすけ)… 柳井嵩(北村匠海)が所属する小倉連隊の上等兵。前半のヤマ場「戦争パート」の重要キャラクター。大学卒ながら幹部候補生試験を受けない変わり者。軍隊になじめない柳井嵩を気にかけていて、折に触れて助け舟を出す。戦後、柳井嵩と思わぬ再会を果たす。

<妻夫木 聡さん コメント> 朝ドラに出演することはすべての役者にとっての目標だと思っております。念願叶ってようやく出演できることに、喜びを感じております。そして、その作品がこの「あんぱん」ということがまたとても幸せなことです。初めて台本を読んだとき、胸がキューッとなりました。温かくて、時には厳しくて、大きな愛で包んでくれるこの作品は、きっと見てくれた方々の心にぽっと明かりを灯してくれると確信しています。
私が演じる八木信之介は、一見厳しくも見えますが、冷静に繊細に物事を見つめ、本質を見抜く人。邪念なく嵩をみつめ、嵩のもつ清らかな心を大事に支えていけたらいいなぁと思っています。
どんな時代でも簡単には生きられない世の中。だけど、忘れちゃいけない思いがある。思いやりの心。この朝ドラは希望の話です。そんなすてきな「あんぱん」の物語を、最後まで精いっぱい、心を込めて演じたいと思います。

大森元貴(役:いせたくや) ※出演者発表第8弾

キャスト:大森元貴(おおもり もとき)…1996年〈平成8年〉9月14日生まれ。人気バンド「Mrs. GREEN APPLE」のボーカル。連続テレビ小説は初めての出演。ドラマに出演すること自体「あんぱん」が初めてとなる。

登場人物:いせたくや… 作曲家。CM音楽や映画、テレビ、ラジオの劇音楽を多数作曲。そのかたわらミュージカル創作にも意欲を燃やし、生涯で15000曲以上を作曲。 いせたくやが音楽を担当したミュージカル「見上げてごらん夜の星を」で柳井嵩(北村匠海)が舞台美術を担当すること。やがて、嵩が作詞を担当した「手のひらを太陽に」の作曲を手がけることになる。物語の終盤において柳井嵩と仕事を共にしていく非常に重要な役。

いせたくや のモデルは作曲家のいずみたく(1930年 - 1992年)。永六輔とともにミュージカル「見上げてごらん夜の星を」を制作。その制作現場で、舞台美術を担当するやなせたかしを永六輔から紹介される。ミュージカル「アンパンマン」をプロデュース。晩年、アニメ化作品「それいけ!アンパンマン」(日本テレビ)の音楽も担当し、挿入歌やキャラクターソングの作曲にも携わる。

<大森元貴さんのコメント>
 この度いせたくや役を演じさせていただく運びとなりました。大森元貴です。朝ドラチームからのご丁寧な愛あるお声がけ、とてもうれしく光栄に思います。後世に名を残す「名曲」たちを数多く作曲された音楽家いずみたくさんがモデルとなっている役だと伺い、最大のリスペクトを込めて、僕が持ち合わせる心の底から精一杯演じさせていただきます。
 いち視聴者としても「あんぱん」がすでに放っているワクワクするエネルギー、早く見たいです!

若松家の人々 ※出演者発表第9弾

中島歩(役:若松次郎)

キャスト:中島歩(なかじま・あゆむ)…1988年生まれ。宮城県出身。テンカラット所属。連続テレビ小説出演歴は「花子とアン」。

登場人物:若松次郎(わかまつ・じろう)…のぶのお見合い相手。エリートの一等機関士。父親が結太郎(加瀬亮)の知り合いで機関長。次郎も結太郎と船上で会ったことがある。カメラが趣味。船乗りなため1年の多くを船上で過ごすことから結婚の必要性を感じていなかったが、のぶに恋をすることに。戦争が終わったら何をしたいか、のぶに問いかけるなど未来を見ている。

<中島 歩さんコメント> 11年ぶりの“朝ドラ”はやっぱり特別で、難しくて、なんか青春っぽかったです。 そしてこんなにのめり込んで仕事ができた自分自身に驚いています。 そんな機会にまた出会えたことはとても幸運です。 お楽しみにー。

神野三鈴 (役:若松節子)

キャスト:神野三鈴 (かんの・みすず)…1966年〈昭和41年〉2月25日生まれ。神奈川県出身。株式会社オフィスゆっくり所属(マネジメントは株式会社taft)。

登場人物:若松節子(わかまつ せつこ)…次郎の母。のぶの存在を知り、朝田家に次郎とのお見合い話をもってくる。

<神野三鈴さんコメント> 私の母は生前「アンパンマンは目の前に困っている人がいたら自分の顔を齧(かじ)らせてあげるの。一番すてきなヒーローね」とよく話していました。 日常の中やニュースを見ては母の言葉に思いを馳(は)せることが多くなり、そんなときに中園ミホさんの脚本でやなせさんご夫婦のお話が朝ドラに!自分が物語の細胞のひとつになれるなんて。あんまりうれしくて思わず踊ってしまいました。 すばらしい役者さんたちの中に途中参加する不安も、柳川監督が衣装合わせから名演出でほぐしてくださり、(土佐ことば指導の)西村雄正さんが役者ならではの指導で土佐弁に血を通わせてくださいました。 朝田家の皆さんの包容力の大きさ、さりげない優しさに助けられて。 スタッフの皆さんがこの作品を愛していて、今田美桜さんの明るさと情熱を真ん中に穏やかな熱気が満ちている現場にいられる幸せ。 私は家族にあの戦争を経験した人がいる世代。語ってくれたこと、つないでくれた命の意味を申し送りできたら。 早く皆さんに中島歩さん演じる自慢の息子、次郎に出会っていただきたいです。

「高知新報」で出会う主な人々 ※出演者発表10弾

津田健次郎(役:東海林明)

キャスト:津田健次郎(つだ けんじろう)… 連続テレビ小説出演歴 「エール」

登場人物:東海林 明(しょうじ あきら)… 高知新報の編集局主任。戦後の闇市でのぶ(今田美桜)と出会い、のぶに高知新報の採用試験を受けることを薦める。

<津田 健次郎さん コメント> 「逆転しない正義とは何か」という大切な問い。戦前、戦中、戦後という激動の時代を生きる二人の絶望と希望の物語。愛と勇気が満ちるこの作品に参加出来ることをとても嬉しく思います。東海林明という重要な役を託して下さったプロデューサー陣の期待に応えるべく、脚本から飛び出してくる豊かな言葉に感動し、丁寧な演出をして下さる監督陣に導かれ、温かいスタッフの皆様の元気に支えられながら、素敵なキャストの皆様と共に「あんぱん」の時間を生きています。撮影はハードなのですが、笑顔溢れる最高の現場で楽しく過ごしています。願わくば、多くの皆様にこの物語が届きますように。先の見えない混迷の今を生きる皆様の心に響きますように。

鳴海唯(役:小田琴子)

キャスト:鳴海 唯(なるみ ゆい)… 連続テレビ小説出演歴 「なつぞら」

登場人物:小田琴子(おだ ことこ)… 高知新報にのぶと共に戦後初の女性記者として入社。ふだんはおしとやかだが、酒が入るとじょう舌になる。

最初は結婚相手を探して入社したのが本音だったが、しだいに仕事にのめり込む。第120回では岩清水信司と結婚していたことが明らかになる。

<鳴海 唯さん コメント> 「私はアンパンマンのような人になりたいです。」 オーディションシートの自由欄にそう書いた日から作品とのご縁が始まっていたように思います。 私が演じる小田琴子という女性はのぶさんとともに戦後初の女性記者として高知新報で働くことになります。 一見おしとやかな女性に見えますが実は二面性のある、とてもユニークな女性で、彼女の一挙手一投足を見逃さずに演じたいという思いで現場に臨んでいます。 終戦を迎えた高知新報の自由と活気に溢れる日々をお届けできるよう精一杯頑張ります! 皆様に琴子としてお会いできるのが待ち遠しいです! 

倉悠貴(役:岩清水信司)

キャスト:倉 悠貴 (くら ゆうき)…連続テレビ小説出演歴 「おちょやん」

登場人物: 岩清水 信司(いわしみず しんじ)… 高知新報の編集局記者。後に地方紙としては異例の総合雑誌「月刊くじら」の立ち上げメンバーの一員になる。

<倉 悠貴さん コメント> 「おちょやん」に続き、また朝ドラの舞台に戻って来られて大変光栄に思っております。 「あんぱん」では、高知新報の記者・岩清水役を演じます。津田健次郎さん演じる東海林との掛け合いや、のぶや嵩とどんな関係を築いていくのか是非楽しみにしていただけたらうれしいです。 撮影現場では、共演者やスタッフの皆さんとともに、温かい雰囲気で撮影に臨ませていただきました。 朝から皆さんに元気や笑顔を届けられるよう、精一杯演じました。 ぜひ、よろしくお願いします。

戸田恵子(役:薪鉄子)※出演者発表11弾

キャスト:戸田恵子…愛知県出身。NHK名古屋放送児童劇団を経て、ドラマ「中学生群像」(NHK)でデビュー。数々の舞台、テレビドラマ、映画に出演。『それいけ!アンパンマン』のアンパンマンの声を務めている。連続テレビ小説出演歴: 「チョッちゃん」「ちゅらさん」「純情きらり」「まれ」「なつぞら」

登場人物:薪 鉄子(まき てつこ)…ヒロイン・のぶ(今田美桜)が高知新報時代に出会う高知出身の代議士。のぶ以上のスピード感で進んでいくハチキン(土佐ことばで、快活な女性)であり、「弱い立場の者に手を差し伸べる」という強い信念がある。 後にのぶの人生に大きな影響を与えていくことになる。

<戸田恵子さん コメント> TVアニメの「それいけ!アンパンマン」スタート時、初回の台本を読んでアンパンマンの台詞に涙しました。同様に、今回の台本を手にしたときもうれしくて泣けてきました。こんなにも立派な正義の台詞をいただいて、とても幸せに思います。全国のアンパンマンファンの皆さん、天国のやなせ先生にも喜んでいただけるよう、ハチキン薪鉄子!精一杯、頑張ります!

眞栄田郷敦(役:手嶌治虫)※出演者発表12弾

キャスト:眞栄田郷敦(まえだ ごうどん)…連続テレビ小説初出演

登場人物:手嶌 治虫(てじま おさむ)… 嵩が上京後に出会う天才漫画家。後に、アニメーション映画「千夜一夜物語」のキャラクターデザインと美術を嵩に依頼することになる。

<眞栄田郷敦さん コメント> 朝ドラ初出演で「漫画の神様」と呼ばれる手塚治虫さんをモデルとした人物を演じさせていただくのは大変緊張しますがやりがいを感じてます。 自分から勝手に降りていく神様、温厚だけどこだわりが強く、漫画を愛してる、そんなイメージを持ってます。 自分にできる精一杯の自分らしい手嶌治虫を演じて、やないたかしさんの人生に大きな影響を与えられる説得力のある人物でいたいです。

久保史緒里(役:白鳥玉恵)※出演者発表13弾

キャスト:久保史緒里(くぼ しおり)…連続テレビ小説初出演

登場人物:白鳥玉恵(しらとり たまえ)… 嵩が作詞した「手のひらを太陽に」を歌う人気歌手。 嵩にリサイタルの構成など次々と頼み事をする。※第21週に登場。

<久保史緒里さん コメント> 白鳥玉恵役を務めます、久保史緒里です。 今回、朝ドラに初めて参加させていただきます。 ずっと追いかけていた夢だったため、現場では常に心臓の音を感じながら挑みましたが、やわらかい太陽のようなあんぱんチームのみなさまが包み込んでくださる現場は、本当にあたたかな場所でした。 玉恵の周囲を巻き込むパワフルさ、たくましさ、そして天真爛漫な人物像が、今後のぶさんや嵩さんにどんな影響を与えるのか…。 生きているから、歌い、かなしみ、笑い。 時が流れても決して変わることのない、 『生きる』ことへの尊さを歌に乗せ、みなさまのもとへ届けられますように。 よろしくお願いいたします。

藤堂日向(六原永輔)※出演者発表14弾

キャスト:藤堂日向(とうどう ひなた)…連続テレビ小説初出演

登場人物:六原永輔(ろくはら えいすけ)…気鋭の演出家・作詞家・構成作家。ひらめき型の天才で、変わり者。 嵩にミュージカル「見上げてごらん夜の星を」の舞台美術を依頼する。

<藤堂日向さん コメント> 小学生のころにおばあちゃんと一緒に朝ドラを見ていて、「私あんまりテレビは見ないけど大河と朝ドラは見ているのよ」と言っていました。 そしてこの度の「あんぱん」に出演が決まった時は手を合わせておばあちゃんに報告させていただきました。 おばあちゃん、俺あの永六輔さんがモデルの役を演じるよ! 役者を志した時から、朝ドラに出ることが一つの大きな目標でした。朝ドラ初出演、心の底から感謝の気持ちでいっぱいです。 六原永輔が、のぶや嵩たちの人生に鮮烈で強烈に輝くように、精一杯演じさせていただきます!

古川琴音(役:中尾星子)※出演者発表15弾

キャスト:古川 琴音(ふるかわ ことね)… 連続テレビ小説出演歴 「エール」

登場人物:中尾 星子(なかお せいこ)…のぶが自宅の茶室で開くことになる小さなお茶教室の生徒。 アンパンマンの魅力に早くからほれ込むようになる。※24週から登場。

<古川琴音さん コメント> 大好きで見続けてきた本作に、まさか自分が出演できるなんて…しかも物語のラストを彩る大切な役をいただき、震えるような気持ちでいっぱいです。私が演じる中尾星子さんは、やないさんとのぶさんを最後まで支え、2人の想いを引き継ぎアンパンマンを次の世代へ繋げている方。のぶさんに「嵩に似ている」と言われる場面が心に残ります。純粋にアンパンマンを愛し、不器用でも地味でも揺るがない芯を持つその姿に、私自身も励まされながら撮影に臨んでいます。温かいチームの中で、この物語に心を込めて参加できることを幸せに思います。

周辺人物

斉藤暁(役:天宝和尚)

キャスト:斉藤暁(さいとう・さとる) …連続テレビ小説出演歴「とと姉ちゃん」「ひよっこ」。

登場人物:天宝和尚(てんぽうおしょう)…町の噂を聞きつけるのが早い和尚さん。御免与町にある寺の住職。釜次(吉田鋼太郎)と親しく、よく朝田石材店で無駄な話をしながら時間をつぶしている。

小倉蒼蛙(役:桂 万平)

キャスト:小倉蒼蛙(おぐら・そうあ) …連続テレビ小説出演歴「おていちゃん」「とと姉ちゃん」「エール」。

登場人物:桂万平(かつら・まんぺい)…世話好きなご近所さん。御免与町にある団子屋の店主。釜次(吉田鋼太郎)と天宝和尚とおしゃべりする仲間。

濱尾ノリタカ(役:田川岩男)

キャスト:濱尾ノリタカ(はまお・のりたか) …連続テレビ小説初出演。

登場人物:田川岩男(たがわ・いわお)…のぶの「御免与尋常小学校」時代の同級生。転校してきた嵩のことをいじめたことで、正義感の強いのぶと対立する。

岩男は戦死しましたが、第25週にて岩男の息子・和明 役で濱尾さんが再登場しました。

櫻井健人(役:今野康太)

キャスト:櫻井健人(さくらい・けんと) …2000年6月11日生まれ、東京都出身。鈍牛俱楽部所属。

登場人物:今野康太(こんの・こうた)…のぶの「御免与尋常小学校」時代の同級生。愛称は、コン太。

戦時中は、中国で柳井嵩と同じ軍隊に配属されて過ごす。殻付きのゆで卵をむさぼる体験をしたことから、戦後、羽多子に朝田家の場所で食堂を開業させて欲しいと頼む。羽多子がのぶに相談し、のぶから「えい(良い)と思う」と賛成される。そして、康太は店名を「たまご食堂」にして、中国での恩返しをしていくことに。

樫尾篤紀(役:伊達正)

キャスト:樫尾篤紀(かしお・あつき) …連続テレビ小説初出演。※高知県香美市出身。

登場人物:伊達正(だて・ただし)…のぶと嵩が通った「御免与尋常小学校」時代の2年1組の担任教師。面倒見がよい先生。

田中俊介(役:粕谷将暉)

キャスト:田中俊介(たなか しゅんすけ)…1990年1月28日生まれ。男性グループBOYS AND MENの元メンバー。朝ドラ終了後、秋ドラマの「ESCAPE それは誘拐のはずだった」にレギュラー出演!

登場人物:粕谷将暉(かすや まさき… 陸軍軍曹。小倉連隊宣撫班の班長。八木とは同期入隊。福建省の駐屯地にて地元民の懐柔を図り、占領に有利となるよう任務を遂行する。しかし紙芝居『桃太郎』の反発を招く。そこで、八木の似顔絵を描いた嵩の画力に目をつけ、炊事班の健太郎とともに宣撫班に所属させる。その結果、紙芝居は成功し、嵩たちを絵画制作主任と補佐役に任命する。

戦後、八木が設立した「九州コットンセンター」(のちのKYURIOと改名)の社員となっている。

木原勝利(役:世良則雄)

キャスト:木原勝利(きはら まさとし)…1981年6月19日生まれ。京都府出身。High Endz所属。

登場人物:世良則雄(せら のりお) …鉄子(戸田恵子)の事務補助員。 無表情で几帳面。多忙な鉄子の事務作業を1人でこなす。のぶと嵩の面会を許可するものの、正確に30秒で区切る。一方、関東大震災の被災経験があり、大地震の被害にあった故郷に帰ろうとする鉄子やのぶを必死に止めている。 鉄子が次第に政党へ足を向けるようになっても、「民の声を聞きルール(法律)を作るのが代議士の務め」として彼女の補佐に徹する。しかし、のぶが祖母の葬儀のため欠勤している間、独立した。最終回直前の129回では代議士になっている様子が描かれた。

世良則雄は、セロリくんがモチーフらしいと明かされています。

番家玖太→齊藤友暁(役:木月アキラ)

キャスト:齊藤友暁(幼少期:番家玖太)

登場人物:木月アキラ(きづき アキラ) … ガード下の戦災孤児。 八木から食料や読み聞かせなどを施される一方、生きるために物を盗んでいた。のぶのカメラを盗んだが、八木に取り上げられる。それがきっかけで、のぶと同行していた嵩と八木が再会することに。のちに、再び上京した嵩が持参した井伏鱒二の詩集も盗んでいる。
のぶが代議士の事務補助員となり、ガード下に移り住んだことで会う機会が増え、八木の代わりに勉強を教わることも。「刈り込み」で警察官に捕まりそうになったところをのぶに助けられる。その際、過去に収容されていた保護施設が劣悪で逃げてきたことを語る。その後、孤児院への保護が決まった。

その後も八木との交流は続き、昭和39年には八木が設立した「九州コットンセンター」の見習社員となっている。のちに嵩が「おじさんアンパンマン」について悩んでいると、もっと格好良くした方が良いと提案する。

メイコと健太郎の娘

<長女>辛島愛(からしま あい):演 ; 五十嵐美桜→ 津久井有咲 → 岡本望来 

<次女>辛島花(からしま はな):演 ; 前田花 → 戸簾愛。

ゲスト出演者(1週~5週)

第1週のゲスト

  • 永瀬ゆずな…役:朝田のぶ(幼少)
  • 木村優来…役:柳井嵩(幼少)
  • 吉川さくら…役:朝田蘭子(幼少)
  • 永谷咲笑…役:朝田メイコ(幼少)
  • 平山正剛…役:柳井千尋(幼少)
  • 笹本旭…役:田川岩男(幼少)
  • 中村羽叶…役:今野康太(幼少)
  • 中野翠咲…役:小川うさ子(幼少)
  • 笈川健太…役:駅員(第3週)
  • 増岡裕子…役:岩男の母
  • 若林久弥…役:岩男の父
  • 渡辺郁也…役:駅長(第6週~)

※幼少期キャストはたびたび再登場します。初登場以降の登場は割愛します。

第2週のゲスト

  • 島本須美…役:大出加子(朝田家の近所の人。あんぱんを2銭で買う。しかしパン屋開店後は1個3銭になったため買わなかった)
  • 宮坂ひろし…役:勢内隆造(登美子の再婚相手)
  • 髙木悠叶…役:隆造の娘

第3週のゲスト

  • 市川知宏…役:貴島勝夫(のぶの幼なじみ。元ガキ大将)
  • 佐々木ありさ…役:雨宮春代(のぶのクラスメイト)(第4週)
  • 松平春香…役:金田松子(のぶのクラスメイト。卒業後に県庁職員と結婚予定)(第4週)
  • 金井晶…役:山本小夏(女の子。パン食い競争に参加したいのに女子はダメだからと拒否された)
  • 栗田晴行(声)…役:ラジオアナウンサー(第6週)

第4週のゲスト

  • 千葉誠太郎…役:係の教師
  • 宮島岳史…役:面接官

第5週のゲスト

  • 青山祥子…役:白州タキ(女子師範学校の寮の室長。のぶとうさ子の先輩)
  • 西野優希…役:郡山国子(女子師範学校時代ののぶとうさ子の先輩)
  • 小國一俊…役:試験管

ゲスト出演者(6週~10週)

第6週のゲスト

  • 瀬戸芭月…役:宍戸 杏(女子師範学校の生徒。のぶとうさ子の後輩。)(第7週)
  • 西畑澪花…役:元木桃子(女子師範学校の生徒。のぶとうさ子の後輩。)(第7週)
  • 三河悠冴…役:辺見菊磨(高等芸術学校の生徒。嵩の同級生)(第7週~)
  • 八木将康…役:瓜田朝雄(高等芸術学校の生徒。嵩の同級生)(第7週~)
  • 福田らん。…役:事務員(女子師範学校の事務員)
  • 陰山泰…役:カフェの店長(第7週)
  • カナキティ…役:デッサンモデル
  • 養田和裕…役:軍人
  • 阿部俊二
  • おかやまはじめ…役:校長(女子師範学校の校長)
  • 松本享子…役:婦人

第7週のゲスト

  • 和田瑠子

第8週のゲスト

  • 池津祥子…役:餅田民江(国防婦人会の婦人)(第9週~)
  • 中尾隆聖…役:古山時三(尋常小学校のち国民学校の校長。のぶが教師として赴任したときの校長)(第9週~)※アニメの「ばいきんまん」の声優
  • 寺島ゆうか…役:国防婦人会婦人1(第9週~)
  • 倉本沙耶…役:国防婦人会婦人2(第9週~)
  • 藤本健翔…役:皆川平吉(のぶの教え子)(第9週~)
  • 瀬口直助…役:熊井太一(のぶの教え子)(第9週~)
  • 宮本輝…役:皆川紋吉(皆川平吉の弟)
  • 木村日鞠…役:小島紀子(のぶの教え子)(第9週~)
  • 高橋岳則…役:兵事係

第9週のゲスト

  • 八須賀孝蔵…役:患者
  • 伊藤育恵…役:患者の妻
  • 下総源太朗…役:有賀 功(陸軍中佐。のぶに乾パンを発注する)
  • 大門嵩…役:春日昭彦(陸軍上等兵。朝田パンの製造過程を監視する)(第10週)
  • 宮下泰幸…役:佐藤金太(朝田パンの取引相手)

第10週のゲスト

  • 成田次郎…役:小島泰平(紀子の兄。出征していく)
  • 山田里奈…役:小島ウメ(紀子と泰平の母)
  • 奥野瑛太…役:神野万蔵 班長(11週~)
  • 牧野尊…役:憲兵1
  • 一之瀬翔真…役:憲兵2
  • 山崎秀樹…役:准尉
  • 松本こうせい…役:軍曹

ゲスト出演者(11週~15週)

第11週のゲスト

  • 板橋駿谷…役:古参兵 馬場力(陸軍上等兵。小倉連隊内務班の古年兵)(12週~)
  • 萩原亮介…役:古参兵 甲田鉄(陸軍一等兵。小倉連隊内務班の古年兵)(12週~)
  • 薄平広樹…役:加畑安雄(陸軍二等兵。小倉連隊内務班の初年兵)(12週~)
  • 日高由起刀…役:目黒 新(陸軍二等兵。小倉連隊内務班の初年兵)
  • 松浦慎一郎…役:週番士官(12週~)
  • 久村優太郎…役:上松庄助(陸軍二等兵。小倉連隊内務班の初年兵。伍長の嵩を恐れる)(12週~)
  • 三浦和也…役:下川宗一(陸軍二等兵。小倉連隊内務班の初年兵。伍長の嵩を恐れる)(12週~)
  • 木津誠之…役:准尉
  • 横田栄司…役:島 仙吉 中隊長(12週~)
  • 飯田倫太朗…役:友人1
  • 田中穂先…役:友人2
  • 清水天琴…役:友人3
  • 藤間貴月輝…役:仲居
  • 田中俊介…役:粕谷将暉 軍曹→宣撫班長(12週~、戦後は八木のもとで働く)

第12週のゲスト

  • 渋谷そらじ…役:リン・シュエリャン(中国・福建省の少年。田川岩男と親しくなる)
  • 志村光貴…役:宣撫班員1
  • 木村巴秋…役:宣撫班員2
  • ブンリュウ・ティ…役:通訳(嵩らが制作した紙芝居「双子の島」の通訳者)
  • HOJO…役:村人1
  • Ko・H…役:村人2
  • 佐野陽一…役:衛生兵1
  • 石松太一…役:衛生兵2
  • 天野眞由美…役:ヤン・チュアンユン(福建省の奥地に住む老婆。第58回にて、正気を失った康太に襲撃され、唯一の食糧である産みたての鶏卵を全て茹でて分け与える)
  • 那須佳瑛…役:少尉
  • 土井玲奈…役:なおきの母(13週)
  • 二ノ宮陸登…役:なおき(高知の空襲の時、のぶが助けた少年)(13週)

第13週のゲスト

  • 安藤瞳…役:看護婦(次郎の入院先の看護婦)
  • 会田久美…役:おばさん(闇市でのぶにサツマイモを売る)
  • 井川秀栄…役:医師(次郎の入院先の医師)
  • 渡辺郁也
  • 成田次郎…役:小島泰平(小島紀子の兄。出征した)
  • 山田里奈…役:小島ウメ(紀子と泰平の母)
  • 木村日鞠…役:小島紀子(のぶの教え子。のぶが「胸を張って、わろうてお兄さんをお見送りしましょうね」と励ました)
  • 小川大二郎…役:客(露天の客。のぶが盗み聞きして速記の練習をする)
  • 野村万蔵…役:霧島 了(高知新報の編集局長)(14週~)
  • 古河耕史…役:鳥居 出(高知新報の編集局次長)(14週~)
  • 大寺亜矢子…役:露天の女店主
  • 西牟田笑莉…役:こども(露店の女店主の子ども)
  • 花ヶ前浩一…役:おじさん(のぶが高知新報の試験で取材する相手)

第14週のゲスト

  • 嘉島陸…役:緑川逹也(高知新報の編集局記者)(15週~)
  • 若林拓也…役:青木政三(高知新報の編集局記者)(15週~)
  • 阿久津将真…役:幸男(闇市で野菜を盗む少年)(15週~)
  • ジョナサン・シガー…役:シーガー(進駐軍)
  • ヒロウエノ…役:通訳
  • 片山万造…役:屋台のおじさん(16週、17週)
  • 武谷公雄…役:八百屋
  • 根本葵空…役:男の子1(15週)
  • 大西悠貴…役:男の子2
  • 関根咲奈…役:女の子(15週)
  • 佐古井隆之…役:羽村(質屋の店主)(15週)
  • 藤尾勘太郎…役:鰐口(質屋の店員)(15週)
  • 持永雄恵…役:店主(のぶが広告を断られた時計屋の店主)

第15週のゲスト

  • たつろう…役:人事担当者(71話に出演。高知新報の人事担当)
  • 田中啓三…役:お店のおじさん(闇市で健太郎の隣に店をかまえるおじさん)
  • 中條孝紀…役:元締め(16週)
  • 廻飛呂男
  • 永井誠

ゲスト出演者(16週~20週)

第16週のゲスト

  • 番家玖太…役:アキラ(戦災孤児)(17週~)※のちに八木の会社に入る。
  • 松井稜樹…役:タケル(戦災孤児)(17週~)
  • 緒方彩椰…役:のりこ(戦災孤児)(17週~)
  • 高田郁恵…役:A子
  • 小槙まこ…役:B子
  • 延増静美…役:C子
  • 三溝浩二…役:男1
  • 宮下幸生…役:男2
  • 吉川一勝…役:警官1
  • 粕谷吉洋…役:警官2
  • 高橋ひろし…役:闇市店主
  • 倉金春…役:婦人客

第17週のゲスト

  • 佐藤五郎…役:八百春(盗みをしたアキラを捕まえる男)
  • かないしゅう…役:警官(刈り込みをする)
  • 徳橋みのり…役:女性(ガード下に立つ女性)
  • 鈴木勝美…役:アナウンサー(声)

第18週のゲスト

  • 小野寺ずる…役:マサ子(のぶの近所に住む女性)
  • 行平あい佳…役:ケイ子(のぶの近所に住む女性)
  • 西村雄正…役:カフェの店長(19週~)
  • 小田井涼平…役:出川部長(三星百貨店宣伝部時代の嵩の上司)(19週)
  • 福士永大…役:宣伝部員(三星百貨店宣伝部時代の嵩の同僚)(19週)
  • 澤田美紀…役:店員(三星百貨店の店員)

第19週のゲスト

  • 青柳翔…役:大根座長(嵩に劇団のポスターの制作を依頼)
  • おしの沙羅…役:中山駒子(鉄子の秘書)
  • 俵山峻…役:ボーイ
  • 田中海咲…役:山野わかば(のど自慢の予選会の参加者)
  • 安田裕…役:NHKスタッフ(のど自慢の予選会のスタッフ)
  • 東家一太郎…役:浪花節の男性(のど自慢の予選会の参加者)
  • 加藤満…役:漆原(代議士。鉄子の事務所にやってくる)
  • 斉藤陽一郎…役:編集者(手嶌治虫とカフェで打ち合わせする)

第20週のゲスト

  • 七瀬公…役:大島コオ(独創漫画派のリーダー格)
  • 池田努…役:三浦光雄(独創漫画派のメンバー)
  • 江原パジャマ…役:久里田 洋(独創漫画派のメンバー)
  • 港谷順…役:近藤(編集者)
  • 川俣しのぶ…役:霧子(児童福祉施設員)
  • 宇陽大輝…役:子ども(九州コットンセンターを訪ねるこども)
  • 津久井有咲…役:辛島愛(からしま あい)
  • 前田花…役:辛島花(からしま はな)
  • 田中愛実…役:ハルエ(舞台「見上げてごらん夜の星を」出演者)
  • 吉田雄…役:井村(舞台「見上げてごらん夜の星を」出演者)
  • 半澤昇…役:上田(舞台「見上げてごらん夜の星を」出演者)
  • 宮村大輔…役:佐川(舞台「見上げてごらん夜の星を」出演者)
  • 森山真衣…役:スタッフ(舞台「見上げてごらん夜の星を」スタッフ)
  • 田中和音…役:劇団ピアニスト
  • 茂木沙月…役:サツキ(舞台「見上げてごらん夜の星を」出演者)
  • 志賀遼馬…役:劇団員1
  • 堀内穣…役:劇団員2
  • 竹内強…役:蘭子の編集者1
  • 堀口真帆…役:さくら(のぶの会社員時代の同僚)(21週)
  • 宮本和歌子…役:女性客(八木の雑貨店の客)

ゲスト出演者(21週~26週)

第21週のゲスト

  • 齊藤友暁…木月アキラ(青年期~)
  • 岡本望来…役:辛島 愛(健太郎とメイコの娘。長女)(22週~)
  • 戸簾愛…役:辛島 花(健太郎とメイコの娘。次女)(22週~)
  • 三田村賢二…役:ご隠居
  • 瑞木和加子…役:ご婦人
  • 立川談慶…役:立川談楽(テレビ番組「まんが教室」の司会者。モデルは「まんが学校」の司会を務めた立川談志)
  • 若林秀敏…役:ドラマのスタッフ
  • 永夏子…役:ホステス1
  • 齋藤里菜…役:ホステス2
  • 鈴木ふみ奈…役:ホステス3

第22週のゲスト

  • 川添野愛…役:嵩の編集者
  • 佐藤礼菜…役:婦人1
  • 森寧々…役:婦人2
  • 永瀬ゆずな…役:中里佳保(柳井家を訪れる少女 ※中園ミホ氏がモデル?)
  • 浅野和之…役:中里砂男(佳保の祖父)
  • 沢城みゆき…役:ムクムク(声、劇中ラジオドラマ「やさしいライオン」)※沢城さんはアニメ「それいけ!アンパンマン」ではサラダ姫などの役を担当。
  • 柳沢三千代…役:ブルブル(声、劇中ラジオドラマ「やさしいライオン」)※柳沢さんはアニメ「それいけ!アンパンマン」ではカレーパンマンなどの役を担当。

第23週のゲスト

  • 平井珠生…役:本間詩織(編集者)(24週~)
  • 徳留洸稀…役:パン屋のバイト1
  • 水津広俊…役:パン屋のバイト2

第24週のゲスト

  • 北斗…役:手嶌治虫のマネージャー
  • 静 莉子…役:女の子
  • 緑川蓮…役:男の子
  • 片山茉広…役:女の子2
  • 田宮優姫…役:女の子3
  • 牛山陽太…役:男の子2
  • 阿部蓮乃…役:女の子1
  • 小林鈴奈…役:女の子2
  • 曽根田あすな…役:6歳の女の子
  • 駿之介…役:少年

第25週のゲスト

  • 長谷川心晴…役:小学生
  • 浜野謙太…役:浜辺ヒラメ/アンパンマン(ミュージカル「怪傑アンパンマン」のアンパンマン役)(26週)
  • 伊礼彼方…役:マノ・ゴロー(ミュージカル「怪傑アンパンマン」の演出家)(26週)
  • 西山潤…役:古川マモル/ヤルセ・ナカス(ミュージカル「怪傑アンパンマン」の漫画家役)(26週)
  • 井上一馬…役:キリギリ博士(26週)
  • 佐竹桃華…役:ミルカ(26週)
  • ボブ鈴木…役:ジャムおじさん(26週)
  • 吉田 雄…役:ゴリラマン(26週)
  • 神澤直也
  • 半澤昇
  • 宮田佳奈(26週)
  • 大川永(26週)
  • 神野紗瑛子(26週)
  • 鳴 梓紗(26週)
  • 岩城風羽(26週)
  • 田中桃羽
  • 鎌田麻里名(26週)
  • 原 春奈(26週)
  • 橋本則行…役:田川明男(和明の息子。亡き岩男の孫)
  • 永澤 洋
  • 高橋和正(26週)
  • 高橋好史(26週)

第26週(最終週)のゲスト

  • 三谷昌登…役:大宮幸也(原稿を取りに来た編集者)
  • 前原…役:武山恵三(アンパンマンのアニメ化を希望するテレビ局プロデューサー)
  • 石原朱馬…役:女の子
  • 大野夏希…役:男の子
  • 戸田恵子…役:戸部由子(声:アニメ化されたアンパンマンの声)
  • 久野雅弘
  • 桜田 澪
  • 志部明日香
  • 佐野柚葉
  • 木村優来…役:少年(屋村草吉に話しかける少年。※柳井嵩の少年期と二役)
  • 市原茉莉…役:記者(柳井夫婦にインタビューする)
  • 藤森里緒…役:看護師1
  • 日景温子…役:看護師2

朝ドラ【あんぱん】の相関図

朝田家

「あんぱん」朝田家

柳井家

あんぱん 柳井家

戦争中の相関図

「あんぱん」相関図(12週)

最終週の相関図

「あんぱん」相関図(最終週)

朝ドラ【あんぱん】の内容

昭和のはじめごろ、高知の町中をものすごい勢いで走る少女がいました。「ハチキンおのぶ」こと、朝田あさだのぶです。
一方、幼いときに父を病気で亡くした柳井やない たかしは、叔父の家に引き取られ、そこでのぶに出会います。二人を結びつけたのは、一個のあんぱんでした。
戦争の足音が近づくころ、女学校に通っていたのぶは周りと同様に、妄信的な軍国少女になっていました。やがて戦争が始まり、嵩は出征。嵩は弟・千尋ちひろを戦争で亡くし、のぶも最愛の人を亡くしました。女学校を卒業し、のぶは戦争で全ての価値観が変わり、「何が正しいかは自分で見極めなければならない」と新聞社に女性初の記者として就職。戦後、クズ拾いの仕事を辞めた嵩が新聞社に入社してきて、二人は同じ雑誌の担当に。嵩は東京で漫画家を目指したい気持ちがありつつも、生活していけるか不安でした。のぶはそんな嵩に「あなたもあとから来なさいよ。先に東京に行って待ってるわ」と告げ、新聞社を辞め上京。のぶを追いかけ上京した嵩と、六畳一間のオンボロアパートでの生活が始まります。お風呂はなく、トイレは共同。トイレの天井には穴があき、雨の日は傘をさして入らなければいけないが、晴れた夜には星が見える。そんな暮らしをおもしろがり、「どんな環境でも楽しめるこの人と一緒にいたい」と二人は結婚。『手のひらを太陽に』『アンパンマン』が世に出るのは、まだまだ先のことです──。

朝ドラ【あんぱん】の主題歌

主題歌はRADWIMPSの新曲「賜物」。

■野田洋次郎(RADWIMPS)
この度『あんぱん』で主題歌を担当させていただきます。 昨年春にオファーをいただいてから、手紙のように少しずつ届く脚本を読ませてもらいながら曲を育てていきました。 読み進めるうちにのぶ、嵩、登場するそれぞれの人物が愛しくなり、時にどうしようもなく苦しくなり。 彼らのことが好きになればなるほどどんな曲がふさわしいのか迷子になったりもしました。 「朝、出たくない布団から這い出す力が湧くような“効き目”があること」「のぶに負けぬ瑞々しい生命力を持った曲であること」「挑戦と冒険をすること」を主眼に作りました。 半年間、「あんぱん」と共に旅ができることを嬉しく光栄に思います。 よろしくお願いします!

■主演・今田美桜
RADWIMPSさんの奏でる音楽と一緒に、のぶの人生を歩んでいけること、本当にうれしいです! 『あんぱん』の物語が主題歌を通して、より視聴者の皆さんの心にしみわたると思います。 初めて曲を聴いたときは、私がイメージする“朝ドラ”の主題歌とは少し違った印象を抱きましたが、聴けば聴くほど『あんぱん』の世界観にぴったりだと感じました。 『あんぱん』の登場人物は、それぞれ悩みを抱えながら生きています。 でも、悩みがあるからこそ喜びもあることに気づきますよね。 そんな喜びの感情やのぶの成長に、主題歌の歌詞やリズムが強く結びついている気がします。 皆さんの毎朝を少しでも彩ることができたらうれしいです。

■制作統括・倉崎憲チーフ・プロデューサー
やなせ夫妻をモデルにした“朝ドラ”を描くにあたり、人生は決して喜びだけでなく誰にでも哀しさや愁いもあって、それを深く体現してくれるアーティストはRADWIMPSさんだとオファーさせていただきました。 NHKの18祭の「正解」もそうですが、RADWIMPSさんの音楽には「生きるとは」を自身に問いかけられるような歌詞、曲が多く、「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」をテーマの一つとしても描く『あんぱん』において、彼らと共にとことん挑戦・冒険してみたいという想いになりました。 初めてお会いした時に、「今までの“朝ドラ”の主題歌のイメージに縛られず、自由に作ってください。生命力だったり生きる喜びが湧いてくるような曲を」とお伝えしました。 一年近く対話を積み重ね「賜物」にたどり着きました。 曲のなかでいろんな表情があり、可能性が無限に広がっていくような、まるでのぶと嵩の波乱万丈の人生のようです。 毎朝この「賜物」を皆さんにお届けできること、とても心躍ります。

朝ドラ【あんぱん】の原作

「あんぱん」の原作は?

原作なしモデルは「アンパンマン」の原作者・やなせたかしさんと、小松暢(のぶ)さん夫妻。やなせさんは2013年、暢さんは1993年に他界しています。「連続テレビ小説 花子とアン」も執筆した中園ミホさんのオリジナル脚本で、夫妻の人生を波乱万丈の物語として大胆に再構成してドラマ化。あくまでフィクションのドラマです。

朝ドラ【あんぱん】の舞台

【あんぱん】の舞台は?

高知県と東京が舞台となっていきます。
やなせたかしさんは、東京都北区滝野川生まれ。しかし父の死後、やなせさんが5歳頃、父母の故郷である高知県へと移り住みます。
中学まで高知で過ごし、東京高等工芸学校に進学。東京田辺製薬に就職。戦後(1946年)、高知新聞社に入社。翌年(1947年)退職し、同僚の小松暢(こまつ のぶ)と上京。その後は、ずっと東京が拠点のようです。

朝ドラ【あんぱん】の時代

「あんぱん」が描く時代は?

劇中の放送当初の時代設定は、戦争の足音が近づく昭和初期です。
テレビアニメ『それいけ!アンパンマン』が日本テレビで放送を開始したのが、1988年(昭和63年)。
昭和は1989年(昭和64年)1月7日までです。ということは昭和後期や平成初期ぐらいまでは描きそうです。

朝ドラ【あんぱん】のスタッフ

■主要スタッフ

  • 原作:なし(小松暢・やなせたかし夫妻をモデルとたフィクション)
  • 脚本:中園ミホ(連続テレビ小説『花子とアン』、大河ドラマ『西郷どん』他)
  • 音楽: 井筒昭雄(音楽担当の主なドラマ:『民王R』『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』『99.9 -刑事専門弁護士-』『トクサツガガガ』他)
  • 語り:林田理沙
  • 制作統括:倉崎憲
  • プロデューサー:中村周祐、舩田遼介、川口俊介
  • 演出:柳川 強、橋爪紳一朗、野口雄大 ほか
  • 制作・著作 - NHK

■中園ミホさんのコメント

「ハチキンおのぶ」「韋駄天いだてんおのぶ」こと、小松 暢さんをモデルにした朝田のぶがこのドラマのヒロインです。
ハチキンとは、土佐弁で男勝りの女性のこと。県大会で優勝するほど脚が速く、行動力とスピード感にあふれ、人生の荒波をパワフルに乗り越えていくヒロインです。
彼女は、あの『アンパンマン』に登場する『ドキンちゃん』のモデルといわれています。いつも好奇心に目を輝かせ、「おなかがすいた~!」というのが口癖のチャーミングな妖精です。
そして、暢さんが生涯のパートナーとして選んだ男性は、漫画家で詩人の柳瀬 嵩(やなせたかし)さん。彼ははっきり言って遅咲きの人です。日本中の子どもたちの間でアンパンマンが大人気となり、漫画家として世間に認められたのは、なんと70歳になってからでした。
幼い時に父を病気で亡くしたやなせさんは、高知県の後免町ごめんちょうにある伯父の家に引き取られ、やがて戦争が始まり、出兵します。
終戦後の混乱期、二人は高知新聞社の編集部で記者として働いていましたが、暢さんは「私、先に東京へ行ってるから」と言い残し、さっさと新聞社を辞めていなくなります。彼女を追いかけるようにやなせさんも上京し、漫画家となるきっかけをつかむのです。
こうして、暢さんは持ち前の行動力と飽くなき好奇心で、さまざまな職場を渡り歩き、手塚治虫、赤塚不二夫、いずみたく、向田邦子、青島幸男……などなど、才能豊かで個性的な人たちと出逢い、関わり合いながら、ちょっと気が弱くて自信のないやなせさんを励まし続けます。
やなせさんの才能がいつか必ず開花することを信じていたパートナーの存在がなかったら、アンパンマンがこの世に誕生することもなかったかもしれません。「正義は逆転することがある。信じがたいことだが。
じゃあ、逆転しない正義とは何か?
飢えて死にそうな人がいれば、一切れのパンをあげることだ」これはアンパンマンの神髄であり、二人が逆境や失敗をいくつも乗り越えて、つかんだ人生のテーマです。二人が最も輝いていたはずの青春期、戦争が始まりました。やなせさんはたった一人の弟(千尋さん)を戦争で亡くしました。戦場にも日本中にも飢えて死にそうな人があふれていました。
だからこそ、晩年になってアンパンマンを書かずにいられなかったのだと思います。おなかをすかせて弱っている人に自分の頭をかじらせて元気にするヒーローです。
初めは「自分の頭を食べさせるなんてグロテスク」とか「太っていてカッコわるい」と、まるで人気がなかったアンパンマンですが、たった一人、暢さんだけは応援し続けたのです。最後に、とても個人的な打ち明け話をします。
アンパンマンが誕生するずっと前、小学生の私は、やなせさんと文通をしていました。『愛する歌』という詩集に感動して手紙を送ったところ、すぐにお返事をくださったのです。何度かお目にかかったこともあります。やなせさんはいつもやさしい笑顔を浮かべ、「元気ですか? おなかはすいていませんか?」と声をかけてくれました。
戦後80年、放送開始から100年目にあたる2025年、連続テレビ小説で、のぶと嵩のお話を書かせていただけることに、今、私は幼いころのように胸を高鳴らせています。ドキンドキンと──。

■その他のスタッフ

  • 脚本協力:山岡真介、三谷昌登
  • 時代考証 :天野隆子
  • 風俗考証 :刑部芳則
  • 戦時考証 :神立尚紀
  • 土佐ことば指導:西村雄正
  • 博多ことば指導:魚谷としお
  • 福建語指導:鄭文逸
  • 所作指導:藤間貴雅
  • 製パン指導:竹谷光司
  • 漫画指導:山根青鬼、海老原優
  • 石工指導:山中英明
  • 書道指導:金敷駸房
  • アクション指導:吉田浩之
  • 仏事指導:守祐順
  • 医事指導:冨田泰彦、刈谷育子
  • 軍事所作指導:越康広
  • ギター指導:藤本功一
  • 歌唱指導:門脇幸
  • 薙刀指導:松本真治
  • 裁縫指導:小林操子
  • 写真指導:田村政実
  • 馬術指導:田中光法
  • 速記指導:中根康雄
  • 記者指導:前田惣吉
  • 出版指導:藤橋和浩
  • 麻雀指導 :梶本琢程
  • 茶道指導:井関宗脩
  • ミュージカル指導:本藤起久子、大原晶子
  • ピアノ指導 :田中和音
  • タイトルバック制作 :涌井嶺
  • アニメーション制作・イラスト制作 :稲葉卓也
  • 撮影協力:湯島天満宮、川崎市国際交流センター
  • 資料提供: やなせスタジオ、フレーベル館、郵政博物館、やなせたかし記念アンパンマンミュージアム振興財団、多摩美術大学、貴志俊彦、高知新聞社、手塚プロダクション、オールスタッフ、コオプロ、日本相撲協会、京都国際マンガミュージアム、芳文社、サンリオ、International Olympic Committee、日本テレビ、トムス・エンタテインメント
  • 資料:横山隆一『フクちゃん』(1936年)、田河水泡『のらくろ軍曹』(1934年)、阪本牙城『タンク・タンクロー』(1935年)、磯部俶『やさしいライオン』オリジナル楽曲
  • 監修:銀座木村家

朝ドラ【あんぱん】の放送日

朝ドラ【あんぱん】の放送は2025年3月31日(月)からスタートです。

歴代朝ドラ

放送年 朝ドラ
2026年度前期 風、薫る
2025年度後期 ばけばけ
2025年度前期 あんぱん
2024年度後期 おむすび
2024年度前期 寅に翼
2023年度後期 ブギウギ
2023年度前期 らんまん
2022年度後期 舞いあがれ
2022年度前期 ちむどんどん
2021年度後期 カムカムエヴリバディ
2021年度前期 おかえりモネ
2020年度後期 おちょやん
2020年度前期 エール
2019年度後期 スカーレット
2019年度前期 なつぞら
2018年度後期 まんぷく
2018年度前期 半分、青い。
2017年度後期 わろてんか
2017年度前期 ひよっこ
2014年度前期 花子とアン
2006年度前期 純情きらり
1985年度前期 澪つくし
1983.03~1984.04(1年) おしん

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