【院内警察】8話ネタバレ・感想!川本(長濱ねる)も横堀(市村正親)も田尻(忍成修吾)もカッコいいと話題!
【院内警察】8話ネタバレ・感想!川本(長濱ねる)も横堀(市村正親)も田尻(忍成修吾)もカッコいいと話題!
【院内警察】8話「scapegoat」が3月1日(金)に放送されました。
今回は、川本(長濱ねる)と横堀(市村正親)の活躍ぶりが評判です。
8話のゲストは、悪役から温かな人物まで幅広い役柄を演じることができる忍成修吾さんだね。
今回の内科医の役は、良い医師か悪い医師か単純に決められない複雑な味わいのキャラクターで魅力的だったわ。
それでは、【院内警察】8話のネタバレと感想をお届けします。
【院内警察】8話のネタバレ
榊原が結依を励ます
HLHS(左心低形成症候群)で阿栖暮総合病院に入院している今井結依(梨里花)は、親しかった入院患者・清宮松雄(でんでん)の死にショックを受けていつもの快活さを失っていた。
心配した結依の母親・今井千里(原田佳奈)は、外科医の榊原俊介(瀬戸康史)に相談する。
榊原は、結依を中庭に連れ出す。
「時々怖くなるんです。私っておかあさんのためだけに存在しているんじゃないかって」
「このまま死んじゃったとしても悲しむのはおかあさんだけだし」と結依は言う。
榊原は同じ病気で失った妹・榊原希(共田すず)と結依を重ね合わせていた。
「助かる気がない人間を救うのはどんな医師でも難しい」
母親に頼まれたからではなく、君を救える可能性を上げるためにここに連れ出したのだと元気づける。
結依の手術は、天才外科医と呼び声高い榊原にとっても困難なものだった。
武良井は廊下で出会った榊原に、治験についての調査とともに榊原の過去も調べたことを話す。
同じ病気の妹と結依を重ねているのだとしたらあんたも過去にとらわれていると、以前自分が言われたのと同じ言葉を告げた。
病室の結依のところへ、榊原が手術日程を早めることを伝えに来た。
本来なら母親に先に知らせるべきことだが、結依なら受け止められる、先に知りたいだろうと思ったからだった。
「君はおかあさんのために存在しているわけではない。だけどおかあさんは君のことならどんなことも知りたいと思うだろう」
小さい頃から病気を抱えた親の気持ちを汲んであげてほしいと榊原は静かに伝える。
高校時代とは別人のような友達
院内交番に勤務する武良井治(桐谷健太)は、職務中に不倫行為をしていた男性医師に証拠写真を突きつけていた。
その医師が阿栖暮総合病院と製薬会社の取次役だという情報を得ていた武良井は、治験の情報を手配してくれたら不倫の証拠写真を破棄するという交換条件を出す。
治験に参加中に亡くなった恋人・夏目美咲(入山法子)の真相を探るためだった。
たまたま、その現場を見てしまった川本響子(長濱ねる)は、室長の横堀仁一(市村正親)から亡くなった美咲の話を聞いていると打ち明け、榊原を疑っているようだがそんなに悪い医師には思えないと話す。
すると、武良井は「川本さんに何がわかるのよ」と強い語気で反発する。
川本は傷つき、院内交番での自分の存在に思い悩んでしまう。
翌日、川本がスマホで転職サポートアプリをダウンロードしていると、院内交番に看護師が駆け込んできた。
深夜に救急搬送された入院患者が行方不明だと言う。
患者は曽根崎茉莉(美山加恋)という名前のかなり痩せた23歳の女性。
その名前と年齢は川本の高校の同級生と同じだったが、ただ友達の茉莉はぽっちゃりしていたほうだった、と川本は戸惑った。
武良井は「それ、結構重要な情報かも」と外へ出ていく。
武良井と川本は病院の外の歩道を歩く茉莉を発見した。
ふらついて車道に倒れ込みそうになったところを武良井が助ける。
武良井は、川本の話から茉莉が摂食障害だと想像したのだった。
ビタミンB1が不足すると自分がどこにいるかわからない意識障害を起こすことがある。
診察した綜合内科医の田尻賢太郎(忍成修吾)から詳しい診断結果を聞き出せなかった川本は、武良井とともに院内交番に与えられたアクセス権を利用して茉莉のカルテを検索した。
すると、茉莉は処方されていない食欲抑制剤や睡眠薬を大量摂取していたことが明らかになる。
川本は茉莉を見舞ってプリンを渡すが、「ずっと細い響子に(自分の気持ちが)わかるわけない」と拒絶されてしまう。
反社とのつながり
生活保護者が無料で受け取った薬を一部の人間が反社に売り、反社は高い値段でそれをネットで売りさばくという犯罪が横行している。
医師が反社と組んで薬を処方するケースもあるという。
横堀は、気にかかっていることを武良井に相談する。
そこへやって来た川本も話を聞こうとすると武良井が止めるが、横堀は川本さんも関係ないということはないと言って、田尻が生活保護者に睡眠薬ばかり処方していることを話してくれた。
川本は、薬の違法売買について自分が調べると言い、田尻の動向を調べる。
外科医の伊藤智(西村元貴)看護師の白石日向(工藤美桜)に田尻にまつわる話を聞くと、総合内科の専攻医で田尻の後輩の羽鳥敦(樫尾篤紀)の事件を教えてくれた。
羽鳥は一年前、生活保護受給者の患者にナイフで刺されてしまってメンタルを崩し休職しているが、まもなく復帰するという。
田尻を密かに尾行した川本は、外の喫煙所で田尻がガラの悪い男・木村(栄信)から封筒を受け取るところを目撃する。
田尻に気づかれて「何か用ですか」と聞かれた川本は、羽鳥が刺されたのは田尻が関与している違法販売のせいなのではないかとズバリ問いただす。
「痛い目にあいたくなかったら関わらないことです」
「あなたには関係ありませんので」と言われ、川本は「みんなそう言う!」と腹を立てた。
武良井と川本は警備室の監視カメラで木村の映像を確認した。
この男が違法販売している張本人なら生活保護者たちに声をかけて薬をもらってくるように指示をしているはずで、その処方箋を書いているのが田尻ということになる。
田尻が薬を出している患者の情報を見れば男の行動範囲が絞れるかもしれない。
一緒に捜査するという川本を武良井は危険だからと断る。
自分も院内交番の一員なのにいつも肝心なことは教えてもらえない、私にだってできることはあります、という川本の悲痛な叫びに気圧され、武良井は明日一緒に捜しに行こうと約束する。
しかし武良井は翌日一人で聞き込みに行ってしまった。
反社との激闘
夜の繁華街を武良井は歩いていた。
横堀は電話で、川本さんの気持ちも考えてあげるべきでは、事件や榊原先生に踏み込むほどに余裕を失って一人で突っ走っているように思うと訴えるが、武良井は心配し過ぎですと電話を切ってしまう。
そして、街の人たちに木村の画像を見せながら、聞き込み捜査をしていく。
ひと気のない路地で「なんで俺を捜している」と声をかけてきた男がいた。木村だ。
武良井は阿栖暮総合病院のスタッフであると自己紹介し、生活保護者に薬を渡した報酬に田尻先生がお金をもらっていると聞いたので自分も一枚かませてほしい、と話を切り出す。
いくら欲しいと聞かれ、田尻先生にはいくら渡しているか聞くと、月に2回、30万円ずつだと答えた。
その辺にいる借金のある奴をつかまえては生活保護の申請をさせているのだと言う。
木村が、武良井の言うことに矛盾があることを不審に思った時、武良井は録音中のスマホを見せた。
角材を持った木村と、二人乗りのバイクで駆け付けた仲間に囲まれ、武良井は暴力を振るわれる。
スマホは踏みつぶされてしまった
木村は田尻に電話して、武良井を痛めつけながら「先生とグルなの?」と聞いた。
田尻は「私とは関係ない」と答える。
木村は田尻に、いつもの駐車場に来るように伝えた。
ボロボロになった武良井が、生活保護者を使って処方させた薬をどうやって売りさばいたか聞くと、木村は「SNSを使えば簡単だ。世の中暗いからね、眠剤も抗うつ剤も飛ぶように売れる」と事もなげに答えた。
木村は武良井を仲間たちに任せてその場を離れ、田尻と会っていた。
「病院スタッフには手を出さないという約束だったはず」と田尻は言い、「もう二度と協力しない」と伝える。
すると木村は「後輩の羽鳥先生と同じ目に遭うことになるけど大丈夫?」と脅す。
「あなたが仕向けたんですか」と田尻が睨みつけると、そこへ二人乗りのバイクがやってきた。
木村の仲間かと思われたが、バイクに乗っていたのは横堀と武良井だった。
横堀は木村を背負い投げして床に組み伏せる。
横堀は、川本が武良井のコートの内側に密かに張り付けていたイヤホンのおかげで、武良井の位置情報を得て、木村の仲間たちをあっという間に倒してくれたのだった。
武良井はICレコーダーでもしっかり木村との会話を録音していた。
パトカーが到着する。
田尻は、「その証拠音声を警察に渡してください、補足の説明は私がしておきます」と静かに言った。
横堀が調べたところによると、田尻は、元々の事件には関わっていなかった。
羽鳥が休職した後から木村と組んで処方をするようになったのだった。
田尻は、木村から受け取ったお金の全額を薬物やPTSDの支援施設に寄付しているのだという。
もう二度と後輩や地域の若い医師たちが刺されたりしないよう、矢面に立ったのだった。
とにかく薬を出してくれと言ってくる生活保護受給者に、当時の田尻は言った。
「もしもあなたに指示を出している人間がいるならその人にも伝えてください、阿栖暮の田尻はすぐに薬を出してくれるって」
院内交番に帰って来た武良井と横堀。
顔の傷の手当てをしてくれる川本に、武良井は
「川本さん、助かったよ、本当に。ありがとう。これからはもう少し素直に、川本さんにも助けてもらおうと思う」と話す。
田尻の退職と入れ替わるように、羽鳥が復帰した。
かつて田尻からかけられた言葉を羽鳥は反芻する。
「私が失ったものを君は持っている。私は君の真っすぐさを尊敬している」
茉莉は順調に回復して退院となった。心療内科の受診を続けるという。
「私にできることがあったら何でも言ってね」という川本に、茉莉は笑顔で「ありがとう」とうなずくのだった。
川本は、転職サポートアプリを削除する。
意外な結果
榊原の励ましのおかげで、結依は元気を取り戻し、手術に前向きになった。
榊原は屋上で手術のシミュレーションを繰り返す。
「横堀さん、川本さん、本当に巻き込んでいいんだな?俺の事情に」
武良井の問いにうなずく二人。
美咲の治験の内容書類が届いたのだった。
封筒を開封すると、そこには意外な結果があった。
投与された薬品の情報に「プラセボ群」とある。
つまり美咲の死と治験とは無関係ということ。武良井はショックを隠せない。
【院内警察】8話の感想
忍成修吾が演じる田尻は良い医師?悪い医師?
今夜21:00~フジテレビで放送されます。『 #院内警察 』に出演いたします。今週はクソ男から内科医の役です。ロケでの撮影ではいろいろな病院にお邪魔させていただきました。コレが一つの病院に見えてしまうのだから不思議ですね。院内で起きるどんな事に関わっているのか。どうぞご覧ください! pic.twitter.com/qsGjUCKcKn
— 忍成修吾 (@SOshinari) March 1, 2024
#院内警察 第8話
— 栄信 EISHIN (@Eishin_japan04) March 1, 2024
ご覧頂き、ありがとうございました!
撮影終わりに武良井さんと!! pic.twitter.com/uyipgzSq2a
忍成修吾さんは癖のある役柄が多い印象ですが、表裏の無い温かな人物も演じる俳優さんなので、出演作品を見る時、今回はどんな役柄だろうとドキドキしてしまいます。
生活保護者を使って不正入手した薬をネットで売りさばく犯罪組織に手を貸した行為は許されませんが、それは他の医師を守るため自分が全てを受け止める覚悟を持ってのことでした。
忍成さんが演じた田尻医師は、単純に善悪でジャッジできない複雑な人物像で、猶更切ない余韻を残しました。
8㎏減量した美山加恋
#院内警察
— 美山加恋 (@karen_miyama) March 1, 2024
初めて本格的な減量をし、-8kg減しました。(現在はすっかり元通り笑)
減量をしている時間は、同じくらい茉莉の心と向き合った時間。
どこに向けたらいいかわからない怒りとか、悲しみ、悔しさ。茉莉の心は苦しかった。
画面を通して届いてたら嬉しいです。
ありがとうございました! pic.twitter.com/oIJz0AlNRe
ゲスト出演のために8㎏の減量!
美山加恋さんが全身全霊で演じた茉莉は、病的な痩せ方をしていて食欲抑制剤や睡眠薬を大量摂取した摂食障害の患者をまさに体現していました。
加恋さんはちゃんと元に戻ったそうで安心ですが、退院時に明るい笑顔だった茉莉も健康を取り戻すことができそうですね。
川本と横堀の活躍
川本さんはずっと院内交番での自分の存在意義に悩んでいました。
それは武良井が大事なことを共有してくれないからで、武良井にしてみれば彼女の安全を守ろうとしてのことかもしれませんが、頼りにされていないと感じるのは寂しいことです。
今回は、川本さんの機転のおかげで武良井さんを助けることができました。
川本さんの尾行のスタイルもチャーミングでしたね。
横堀さんの背負い投げもお見事!カッコ良かったです。
3人の信頼関係が強くなったことが感じられる8話でした。
次回、9話は3月8日(金)夜9時からです。どうぞお楽しみに!
記事内画像出典:「院内警察」フジテレビ
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