【院内警察】1話ネタバレ・感想|自由奔放に事件を解決する桐谷健太と光の無い真っ黒な目の瀬戸康史!

【院内警察】1話ネタバレ・感想|自由奔放に事件を解決する桐谷健太と光の無い真っ黒な目の瀬戸康史!

【院内警察】1話「profile」が1月12日(金)に放送されました。
病院内で起こる患者同士のトラブル対処やクレーム対応、落とし物管理などを担う民間組織「院内交番」は全国で300以上の病院に設置されています。
本作は、阿栖暮総合病院内に設置された院内交番に所属する院内刑事・武良井(桐谷健太)と天才外科医榊原(瀬戸康史)のお互いの正義が交錯する物語。

飄々とマイペースで事件を解決していく武良井と、難しい手術も冷静に成功させる端正な榊原、どっちもカッコいいね!

桐谷健太さんも瀬戸康史さんもコミカルな役からクールな役まで幅広く演じる俳優だけど今回は二人とも新境地!期待以上に面白いドラマね。

それでは、【院内刑事】1話のネタバレと感想をお届けします。

目次

【院内警察】1話のネタバレ

天才外科医・榊原俊介

院内警察1話榊原

阿栖暮(あすくれ)総合病院で心臓の手術が行われている。
執刀医は榊原俊介(瀬戸康史)。正確で迅速な技量は全国一だと評判だった。
院長の武藤(山田明郷)や外科部長の倉田雄二(神尾佑)からの信頼も厚く、次の外科部長は榊原にという話も出ていた。

配属先は院内交番

川本響子(長濱ねる)は、阿栖暮総合病院に医療事務の仕事で採用されて張り切っていた。
しかし初日に出くわしたのは、病棟で入院患者の清宮松雄(でんでん)が武良井治(桐谷健太)と何やら揉めている場面だった。
清宮は、同部屋の患者の野島(藏内秀樹)の入れ歯が紛失したのを自分のせいにされて腹を立てていたのだった。
しかし武良井の指摘通り、清宮は自分の物と間違えて野島の入れ歯を自分の口に入れていた。
いつもと比べて清宮の滑舌が悪いことで気がついたと言う武良井の名推理に、野島は感謝し清宮は「ブライの名推理には歯が立たねえや」と感心する。
騒動をあっけにとられて見ていた川本は、武良井に声をかけられて慌てて自己紹介した。
すると「あんたが川本さんか」と言われて
「ブライさん私のこと知っているんですか?」と驚く川本。
「俺の名前、ムライね。じいさんたちはずっと間違えてるけど」

その後武良井が案内してくれた職場は、総務課でもなく事務室でもなく「院内交番」だった。

院内交番の仕事

院内警察横堀

院内交番のメンバーは、室長の横堀仁一(市村正親)と武良井、そして川本の3人。
川本は、横堀から院内交番について説明を受けた。
病院の秩序を守る院内交番は、全国で300以上の病院に設置されている。
横堀や武良井のように警察組織にいた者が退職後に就任するケースが多い。
院内のトラブルに対処したり遺失物の受け付けや捜索をしたり迷子を預かったり、交番の警察官が行う仕事を病院内で行っているということだった。
優しく話をしてくれる横堀についうっとりとしてしまう川本。
川本は枯れ専(経験豊富で落ち着いた雰囲気の男性に魅力を感じる女性)だったのだ。

傍若無人な武良井治

院内警察1話武良井と響子

川本は、エレベーターの前に寝転んでいる武良井を見つけて驚く。
武良井は監視カメラから死角になっている場所を警備室に報告していたのだが、通る人の邪魔になっても気にしない様子に川本は呆れてしまった。
しかも警備室のスタッフと昼ご飯を賭けていたと言う。

川本は病院内で3K(軽薄・空気が読めない・給料泥棒)と呼ばれている院内交番に配属されたことにがっかりした。
ソファに寝そべってずっとタブレットを見ていたり、遊びに来る清宮たちと呑気にお喋りしたりしている武良井にも失望していた。

院内パトロール


川本は、横堀に言われて武良井とともに病院内のパトロールに出かけることに。
すると、ある病室で騒いでいる男がいた。
男は入院患者・山際恵美 (金沢沙耶)の夫・山際修平 (渡辺光)で、妻が検査を何度も繰り返し受けていることに不信感を抱いていた。
内科医の嶋田英二(佐古井隆之)は高名な榊原医師が手術してくれるから安心するように話すのだが、山際は納得しない。
廊下で、何かトラブルがあったのかと聞く武良井に嶋田は「あなた方に心配されるほど落ちちゃいませんよ」と言い、看護師の知子(荻野友里)とともに去ってしまう。
暴言に腹を立てている川本に、武良井は、インフォームドコンセントのトラブル対応も院内交番の仕事であることを説明した。

武良井が出会った少女

院内警察1話武良井と美紀

パトロール中なのに中庭で男の子たちとボールを蹴って遊んでいる武良井に呆れる川本。
武良井は転がったボールを追いかけていて、ひとりの少女に出会った。
棒付きキャンディをポケットから取り出して「食べる?」と聞くが、少女は首を振る。
母親(水田萌木)が少女を連れに来た。
母親が少女に話している内容からすると、少女は美紀(宮崎莉里沙)という名前で明後日手術らしい。

一日の業務を終えて室内を片付けている時、川本は日本酒の瓶を見つける。
武良井が清宮たちに酒をふるまっていたことがわかり、許されることではないと怒った。
大きな病院で医療事務の仕事ができると張り切っていた川本は、やりがいのある仕事ができるのではという希望を打ち砕かれてしまっていた。

謎の美女

院内警察1話尼子

昨日武良井にキツい言葉を投げつけたため少々気まずい気持ちで出勤した川本だったが、院内交番のソファに色っぽい女性が寝ていることに驚く。
女性は「治ちゃんおはよう~」と後ろから武良井をハグし、デスクから棒付きキャンディを勝手に取ると川本に「バイバイ」と手を振って出て行ってしまった。
女性は、腫瘍内科医の尼子唯織(さとうほなみ)。
武良井とは何やらいわくありげの様子で、気になる川本。

手術を拒否する美紀

院内交番に電話がかかってきた。
美紀がそけいヘルニアの手術を受けたくないと急に言いだしたのだ。
武良井と川本が美紀に話を聞いていると、執刀する外科医・伊藤智(西村元貴)が病室に入って来た。
伊藤は武良井たちに丁寧に挨拶すると、優しく美紀を励ましたが、美紀は何も話してくれない。
伊藤はこのままでは手術を延期するほかないと言う。
武良井はベッドの傍のフォトフレームを見ていて、何かに気づいた様子。

山際が起こした事件に榊原登場!

山際が、事務室でスタッフを人質に取り「妻の病名を教えろ!」と刃物を振り回す事件を起こした。
震えながら説得しようと試みる川本だったが、ふと隣を見ると一緒に駆けつけたはずの武良井がいない。
少し経つと何故か白衣を着た武良井がやってきて山際と相対した。
「医師の武良井です」と名乗り、「あなたの奥さん、がんですね」と告げる。
「主治医でもないのに適当なことを言うな、本当なら何のがんなのか言ってみろよ」と言われ
「膵臓がん」だと言おうとしたところに、
「膵臓がんで間違いないでしょう」と声が被さる。
榊原が部屋に入って来た。
榊原が、膵臓がんは早期には症状が出にくくその上検査しにくい場所にあるため判断に時間がかかってしまったと説明し、手術方法について話していると、山際は座り込んでしまった。
妻の恵美は小さい時に母親を膵臓がんで亡くしていると言う。
榊原は、検査の説明が十分ではなかったことを床に頭をつけて丁寧に謝罪した。

武良井と川本は山際を警察官に引き渡すが、パトカーに乗る前に山際は武良井のもとへ走っていき、榊原先生に妻を助けてほしいと伝えてくださいと必死で訴える。
その時、武良井の胸に過去のある場面が蘇った。
病院の廊下を走る自分。たどり着いた病室のベッドにいる女性。
深い記憶の中にいる武良井に、警官のひとりが声をかける。
「武良井警部補!こんなところでお会いするとは。何かの捜査でしょうか」
武良井は人違いだと言って立ち去った。

川本は、プライドを捨てて謝った榊原も、山際の妻が膵臓がんということを知っていた武良井も凄いと称賛した。
しかし武良井は、データに病名が書いてあるわけではなく、勘だと言う。
「昨日のうちに話していたらこんなことにはならなかっただろうにな」と呟いた後、武良井は「俺らにはもう一個解決しなければいけない事件があるでしょ」と歩き出した。

ぬいぐるみけいさつ

武良井と川本は美紀の病室を訪ねる。
武良井は美紀がどうして手術を受けたくなくなったのか、わかっていた。
最初に会った時にも、フォトフレームの家族写真でも美紀が抱いていた金魚のぬいぐるみ。
それが病室のどこにもないことに気づいていたのだった。
武良井は自分と川本のネームプレートにマジックペンで「ぬいぐるみけいさつ」と書く。
二人は美紀に迷子の金魚を探しだすことを約束した。

拾得物の記録にはなかったので中庭あたりから探しに行こうと意気込む川本だったが、武良井は歩き回る必要はないとタブレットを見ながら言う。

武良井は主治医の伊藤に、ぬいぐるみをなくしたことが原因で美紀が手術を拒否していたことを伝えた。
ぬいぐるみは父親(持永雄恵)がお守りとして買ったもので、万が一の時に美紀を探し出せるようGPSを付けていると話す。
美紀の母親にスマホを持ってきてもらっているのでアプリを使ってすぐ探し出せるでしょうと。
「これで明日手術ができますね」と言う伊藤だったが、武良井と別れた後、自分のデスクに戻った表情には焦りの色があった。
引き出しから何かを掴んでポケットに入れ、部屋を出たところで武良井が声をかける。
ポケットの中のものを見せてほしいと手を入れると、そこには金魚のぬいぐるみがあった。

院内警察1話金魚

手術が怖い

GPSの話はぬいぐるみを持ち出させるためについた武良井の嘘だった。
伊藤が病室で美紀と話す様子からおかしいと感じていた武良井だったが、伊藤の執刀した手術のデータを見て確信に変わった。
伊藤はかつて虫垂炎の手術でミスをして、指導医の榊原がいなかったら患者を死亡させてしまっていたかもしれなかったのだった。
それ以来手術が怖くなり理由をつけて避けるようになっていた。
今回も美紀のぬいぐるみを隠すことで手術を回避したかったのだ。
しかし、武良井から美紀の命を軽んじているような酷い言葉で煽られると、伊藤は「美紀ちゃんは大切な患者です!」とつかみかかった。

伊藤は金魚のぬいぐるみを美紀に持っていく。
「ぬいぐるみけいさつさんが見つけてくれたよ」
美紀は嬉しそうに抱きしめて、ぬいぐるみを買ってもらった時のことを話し始めた。
水族館で金魚を見ていた時に「こんなにいっぱいいたらパパとママとはぐれちゃうよ」と心配する美紀に、父親は金魚さんたちは人間には見えない赤い糸で家族とつながっているから大丈夫と話して、家族それぞれに金魚のぬいぐるみを買ってくれたのだった。
「これがあれば美紀とパパとママはいつでもどこにいてもはぐれない。ず~っと一緒にいられる」
そう話してくれた父親は事故で亡くなってもういない。
美紀は、もし死んじゃってもこれがあれば天国でパパに会えるから手術すると言う。
伊藤は、大丈夫、絶対に助けるからと抱きしめるのだった。

手術の日。
伊藤は手術室で子どもの頃の失敗や前回の手術のミスの話をする。
そして手術が怖くて回避するために美紀のぬいぐるみを隠したことを打ち明ける。
もしも自分が取り乱したら執刀医を変わってほしい、皆さん何もできない自分を助けてください、美紀ちゃんを助けてくださいと真摯に頭を下げる伊藤に、補助医師や麻酔科医、看護師たちは笑顔で大丈夫と励ますのだった。

手術は無事成功する。

人には色々ありますからね

川本は、山際さんの事件は医師からの説明の不十分さで発生したし、美紀ちゃんのことも話をちゃんと聞いてあげてなかったことが原因、伊藤先生も素直に不安を口にできていればよかったと話し、そういうコミュニケーションの不完全さを少しでも埋めることが自分達の仕事なら!と明るい表情で言う。
「それが川本さんの言うやりがいってヤツ?その貝みつけたらわさび醤油で食うか」と言いながら部屋を出ていく武良井。
川本は、横堀に、「武良井さんってあんなですけど誰よりも患者さんやお医者さんのことを思っているんじゃないですか」と言うが「さあどうだろうかねえ」と曖昧な返事。
「思ってたよりもいい人に思えて」とさらに言うと「まあ人には色々ありますからね」と横堀は謎めいたことを言う。

外階段で二人きりで話す武良井と尼子。
「走り回って何かつかめたの?」
「まあちっちゃなヒントくらいは」
やっぱりアイツが関わっていると思っているんだ、と言う尼子。
武良井がなめている棒付きキャンディを見て「それ、ハマってんね」
棒付きキャンディはかつて、尼子が武良井に差し出したものだった。
「決めごとが一つでもあると、なんか楽だなぁって」

二人の過去に何が?

院内警察1話武良井と榊原

榊原が執刀した山際恵美の手術も成功した。

屋上にいる榊原のところへ武良井がやってきた。
「院内交番の」
「武良井です。覚えててくれて嬉しいなあ」
榊原は、なぜ山際恵美の病名がわかったのかを聞く。
武良井は検査内容からプロファイリングしたと答える。
武良井の頭の中には500人以上の入院患者すべてのデータが入っているのだった。
日がな一日タブレットを見ていたのはそういう理由だった。

今度は武良井が質問する。
山際恵美の手術判断ができてからも検査を何度もしたのは、ドイツの学会にいた榊原が帰国後に手術できるように時間稼ぎしたのではと。
榊原は時間稼ぎの指示を出したことを認める。

武良井の脳裏に病室で寂しそうに微笑む夏目美咲(入山法子)の姿が浮かぶ。
自分を訴えるか?と榊原は聞くが、武良井は、訴えても誰も得しないと答える。
「あなたは神から手術の才能、ギフトを授かった。でも本当は英語じゃなくてドイツ語のほうだったりして」

武良井を呼びに来て二人の話を陰で途中から聞いていた川本は、ドイツ語の「ギフト」の意味を調べた。

ギフト(Gift)ドイツ語「毒」

【院内警察】1話の感想

物語を進める役割を担う川本響子

新しく院内交番に配属された川本響子が事件や登場人物たちに素直に反応しながら物語を進める役割。
視聴者の視点に立つ人物がいることで、個性的な登場人物たちをすんなり受け入れることができます。
演じる長濱ねるさんは驚いたり怒ったり喜んだりする表情がとてもフレッシュ。
枯れ専ということで、市村正親さん演じる横堀室長にうっとりしてしまうところも和みますね。
川本は、最初は失望していた院内交番にやりがいを見出していけそうで今後が楽しみです。

武良井と榊原の過去

時折インサートされる武良井の過去のシーン。
どうやら武良井の大切な人の問題に榊原が関係しているようで、尼子も何かを知っているみたいですね。
この二人の因縁を縦軸に、毎回病院内の事件や出来事を解決していく構成でしょうか。
桐谷健太さん演じる武良井には単なる空気が読めないマイペースな男というだけではない痛みと翳りを感じます。
また、いつもの明るい瀬戸康史さんからは想像ができないような榊原の冷酷さと最後の微かな笑みにゾクッとしました。
榊原先生、陰で何か動いているような場面もあり気になりますね。

期待以上に面白いと評判の【院内警察】、2話は1月19日(金)夜9時からです。
どうぞお楽しみに!

記事内画像出典:「院内警察」フジテレビ

院内警察1話

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