【カムカムエヴリバディ】24話│父(松村北斗)と娘の日常と喪失が切ない!
【カムカムエヴリバディ】24話
朝ドラ【カムカムエヴリバディ】第5週 第24話が2021年12月2日に放送されました。
第24話では、幸せな、ありふれた父(松村北斗)と娘の日常が描かれ…その喪失が切なくて…。
今回は【カムカムエヴリバディ】24話のあらすじネタバレと感想について。
【カムカムエヴリバディ】24話のあらすじネタバレ
【カムカムエヴリバディ】24話の内容は…
つつましい暮らし
1947(昭和22)年。米や砂糖、小豆など菓子作りの材料が少しずつ手に入るようになった。
安子(上白石萌音)はおはぎやおまんじゅうを作り、「たちばな」の暖簾をだして店舗で売って、るい(中野翠咲)とふたり、つつましく暮らしていた。
そんな中、甲子園球場で7年ぶりに学生野球が再開するとラジオで知る。安子は勇(村上虹郎)がどうしているが気がかりだった。
稔(松村北斗)とるいの朝の風景
カムカム英語は日本中で爆発的な人気を誇っている。
安子は倹約してラジオを買って、るいと一緒に「カムカム英語」を聞いていた、
テキストには日本人のありふれた日常が描かれていた。
今日は父親が娘を起こすシーンの英会話。
安子は、雉真稔と書かれた辞書を見つめて想像する…。
稔「るい、まだ起きんのか」
るい「まだ眠たいー」
稔「フフッ。もう起きにゃあいけんで」
るい「今何時?」
稔「今6時半じゃ」
るい「ほんなら、起きようっと」
稔(松村北斗)が「ラジオしようか」と、るいを抱っこして縁側へ。
稔とるいが庭でラジオ体操をしている。
・・・そのテキストには安子が欲しかった、でも手に入れることができなかった家庭の姿があった。
るいは、悲しい顔をしている安子を心配する。
「るいがいるんじゃもん。な~んにも悲しいことはねえよ」と安子。
1年後
1年が経った頃…住吉の岡野商店が、おはぎを毎朝200個仕入れて欲しいという依頼が舞い込む。
安子が初めて受けた大口の注文だった。
我孫子から歩くと遠かった。途中、るいをおぶって店へ届けた。
安子はリヤカー付きの自転車で毎朝届けることにする。
るいもリヤカーの台に乗って楽しそう。
通り道で、よもぎを摘んで帰り、よもぎまんじゅうと天ぷらにした。
るいの父親
大家さんに家賃を払いに行ったとき、安子が頑張ってるから雉真くんも笑ってくれてる、と言われた。
散歩に出たとき、るいに父親はどんな人かと聞かれる。
「優しい人。それから大きい夢を持った人じゃ」と安子。
るいの名前に託した夢を語る。どこの国にも自由に行き来できて、どこの音楽も聞けて、日向の道を歩いてほしい。だからルイ・アームストロングからとった、と。
安子がるいと家に戻ると、玄関前に千吉(段田安則)がいて…。
(TO BE CONTINUED)
【カムカムエヴリバディ】24話の感想:父(松村北斗)と娘の日常と喪失が切ない!
24話は、お父さん(松村北斗)について聞かれた安子が稔のことを話しました。
優しくて、大きな夢を持った人。…的確な表現ですね。
るいの名前の由来も伝えました。
こんなハッキリ言われると…るいは、母が父を愛していることが伝わるし、自分の名前に込められた願いも自覚できて、自尊心が高い子に育つんじゃ?母子家庭でも愛情たっぷりな感じですし。
しかし予告であった、稔さん登場シーンはやはり夢(想像)でした。
英語講座のテキストで扱われた「朝、子どもを起こす」と日常の風景。
なんでもない当たり前に思っていたこと。
けれど安子にはもう叶うことがない日常。
戦争で奪い去られた喪失感が、あらためて突きつけられました。
戦争の悲惨さを描くことって、凄惨な銃撃・爆撃シーンもそうですけど、こういう<日常が奪われる>ことも描き方。
今回の稔とるいの朝、金太の最期に見た夢など、幸せな風景と喪失の対比がとても心に切なく痛く響く本作となっている…と思った第24回でした。
画像出典:NHK
コメント