【らんまん】85話|田邊への謝辞なし論文に「徳永がいてくれたら」とネット嘆き!
【らんまん】85話
朝ドラ【らんまん】第85話(第85回)が2023年7月28日(金曜)に放送。
万太郎(神木隆之介)は日々ムジナモの研究をし、ついに精密に描かれた植物画と論文が完成。それを見た田邊(要潤)は…
今回は【らんまん】85話の放送内容・感想・事前レビュー・出演者について!
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【らんまん】85話の放送内容
【らんまん】85話の放送内容です。
ムジナモの開花から4か月――。徳永(田中哲司)はドイツへと旅立ち、大窪(今野浩喜)は助教授となった。
槙野家では、寿恵子(浜辺美波)が第2子を授かった。散歩中、学生たちの話し声を聞いて、田邊の妻・聡子(中田青渚)と「友達」になろうと話をしたことを思い出す。しかし田邊家の前で躊躇(ためら)っていると、女中に怪しい人物扱いされる。結局、聡子とは会わなかった。
田邊(要潤)は、国費で留学させてくれた恩人である森有礼(橋本さとし)が文部大臣になったことで、女学校の校長に就任。
一方、万太郎(神木隆之介)は、園子が元気に動き回る中、ムジナモの研究に没頭している。みんなの思いを込めて、ついに、精密に描かれたムジナモの植物画と論文が完成。
植物学教室の仲間たちに見せると、みんな精密な植物画を絶賛。しかし田邊(要潤)は表情をくもらせながら「君は…自分の手柄だけを誇っているんだな」と言い放つ。
大窪は、万太郎の論文の中に、田邊がムジナモを食虫植物だと突き止めたことへの言及がないと指摘し、論文の刷り直しを命令する。万太郎は戸惑う。
大窪が「とにかく教授の名を入れろ!」と強く叱責すると、田邊は「もういい」と笑う。
田邊は笑い続ける。今まで万太郎のことを評価してきた者たちの言葉が脳裏によぎる。
田邊は「何を期待していたんだか…」とつぶやくと、「もういい!」と絶叫し…
田邊「今後、わが東京大学植物学教室への出入りを禁ずる」
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【らんまん】85話の感想
【らんまん】85話の感想です。
田邊への謝辞なし論文に「徳永がいてくれたら」とネット嘆き!
85話ラスト。万太郎が植物学教室を出禁になってしまいました。謝辞があれば、まだここまで怒らなかったかもしれないと思うと・・・徳永教授が留学してしまったタイミングが惜しまれます。
「徳永がいてくれたら」論文をチェックして謝辞を入れるように助言してくれたかも…と話題で↓
「徳永先生がいてくれてたら」と思わずにはいられなかった。徳永先生は万太郎と大窪さんがヤマトグサの共同研究をしていたときに「経過を報告するように」と言ってたんだよな。今回の万太郎も教授にときどき報告していれば、自然と共著者に入れたり、謝辞を書いたりしたんだろうに。#朝ドラらんまん
— ほうじ茶 (@BegaChin) July 27, 2023
徳永助教授がいてくれたら、絶対ちゃんと、田邊教授と東大植物学教室の資料使用への謝辞を入れるように指導してくれただろうに…と思わせる脚本が上手い。大窪助教授は徳永助教授の分も忙しかっただろうから、そこまで配慮できなかったのかな?と思わせるのも上手い。起こりうる悲劇。#朝ドラらんまん
— 蒔岡雪子 (@yukikomakioka) July 27, 2023
あぁそうか、研究室に残ってる面々は、学会誌創刊号が焚書の危機にあったこと、万太郎が書いた謝辞でそれが回避できていたことを知らないんだ。田邊教授が目に見える形での実績にこだわらざるを得ない立場も。
— 昊 (@sirene00358) July 28, 2023
徳永助教授がいないから…#朝ドラらんまん
田邊教授との共著にしろは言い過ぎな気がするけど、「この感謝を忘れるな」ってあんなに徳永助教授が言ってくれてたんだから謝辞はいれておくべきだったよなぁ。これは万太郎のやらかしなのかな。#朝ドラらんまん
— はる (@harumogera9) July 28, 2023
出禁は史実だが納得の脚本
実は史実通りで、教授の嫉妬とも牧野富太郎氏の問題もあったとも言われているこの出禁の事実。
しかし、史実通りとはいえ、納得できてしまう脚本だったのは、描写の積み重ねがあったからでしょう。そりゃそうなるよな、という…。
劇中での田邊は万太郎が手柄を独り占めしていると指摘していましたが、たしかに「論文を書け」と言ったのは田邊。小学校中退の万太郎を植物学教室に出入りさせて研究させているのも田邊。感謝の言葉を添えるくらいは当然だったかも…。
一方、田邊は植物学教室での実績がなく、万太郎が優秀すぎて教授よりも崇(あが)めており、フラストレーションがたまっていたのも事実。嫉妬していた側面もあるのも事実。
<謝辞なし>がなくても万太郎はいずれ出禁になりそうな感じでしたが、最後のひと押しだったような気もします。
私は聡子さんが「槙野さんまた来てくれないかな」と言っていたシーンを田邊が回想しているのが印象的。万太郎の優秀さとは関係ないのですが、妻も槙野万太郎を高評価していると混同してしまっているのが、追い詰められている田邊の心の状態を示しているように感じました。
寿恵子と聡子の初対面でのワチャワチャする談笑シーンが可愛かったので、また見たかったのですが、今後そんなシーンがあるのでしょうか。夫同士がここまで険悪だと、妻同士もなさそうですが、密かな楽しみです。
【らんまん】85話の事前レビュー
寿恵子が第二子を妊娠。万太郎はムジナモの研究をしています。
しかし、この後、万太郎は田邊と対立してしまうことになるはず・・・
史実だと、牧野富太郎氏は自叙伝でこう語っています。
図篇第六集が出版されたのが、明治二十三年であったが、この年私には、思いもよらぬ事が起った。というのは大学の矢田部良吉教授が、一日私に宣告して言うには、
「自分もお前とは別に、日本植物志を出版しようと思うから、今後お前には教室の書物も標品も見せる事は断る」というのである。私は甚だ困惑して、呆然としてしまった。
東大・植物学教室の資料を閲覧できなくなってしまいます。
しかし、牧野富太郎氏は研究を続けることはできたと語っています↓
当時私は日本ではじめて「むじなも」を発見していたが、その研究を大学でやる事が不可能になったので、困惑していたが、池野成一郎君の厚意で、ともかくも駒場の農科大学の研究室でこの研究を続行する事ができた
この池野成一郎という人物に相当するのはドラマでは誰なのか?は注目です。
【らんまん】85話の出演者
【出演】神木隆之介,浜辺美波,今野浩喜,前原滉,前原瑞樹,山本浩司,中田青渚,要潤,
【語り】宮﨑あおい
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画像出典「らんまん」公式HP
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