【らんまん】124話｜家族みんな無事だが標本や原稿がダメに！朝鮮人識別法も話題！
【らんまん】124話
朝ドラ【らんまん】第124話（第124回）が2023年9月21日（木曜）に放送。
万太郎（神木隆之介）、寿恵子（浜辺美波）、千歳（遠藤さくら）、千鶴（本田望結）、虎鉄（濱田龍臣）たち家族みんなは無事だったが、長屋の標本や原稿は…。
今回は【らんまん】124話の放送内容・感想・事前レビュー・出演者について!
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【らんまん】124話の放送内容
【らんまん】124話の放送内容です。
万太郎（神木隆之介）、寿恵子（浜辺美波）、千歳（遠藤さくら）、千鶴（本田望結）は、ようやく渋谷までたどり着く。渋谷一帯は被害が少なく、寿恵子の店も無事だった。
地震から数日後、百喜（松岡広大）、大喜（木村風太）が「やまもも」に来て、無事を確認できた。2人は、市内は倒壊や火災…まるで戦場のようだと話す。さらに慶応義塾の武器庫に侵入し、自警団と称する者たちも現れているという。
それでも万太郎は、標本や原稿を確かめるべく、根津の長屋へ向かおうとする。
寿恵子は「私も行きます」と言うが…
万太郎「ここで待っちょってくれ。命よりも大事な標本じゃけんど……焼けてしもうたか確かめてくるだけじゃ。信じてくれ」
寿恵子「待ってます。だけど万ちゃん、忘れないで。私がこの店を始めたのも、2人の夢をかなえるためです。いつか園ちゃんのところに行ったときに、万ちゃんの図鑑必ず持っていくんですから。40年間、2人で頑張ってきたんです。私もいつじゃち、同じ気持ちですから」
寿恵子は笑顔で万太郎を送り出した。
十徳長屋にて。万太郎は虎鉄（濱田龍臣）と再会し、抱きしめあう。印刷所の大将も無事だった。
だが、長屋は、４０年かけて集めてきた標本や原稿が無残な姿となっていた。ふちの焦げた『南総里見八犬伝』、園子が描いたヒメスミレの絵を胴乱にしまう万太郎。
肩を落とす万太郎がふと地面に目をやると、瓦礫のそばにはムラサキカタバミがひっそりと、けれどたくましく咲いていた。
「何があったち、必ず季節は巡る。生きて根を張っちゅう限り、花はまた咲く」
再び万太郎は、やる気を取り戻した。（つづく）
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【らんまん】124話の感想
124話は大震災の数日後のストーリー…。
劇中では万太郎が自警団に「根津の十徳長屋に」と言って、通してもらうとのですが…
実は婉曲表現だったのでは？と話題です↓
「根津の十徳長屋に」
— ぬえ🦅 (@yosinotennin) September 20, 2023
ねづのじっとくながやに。
「十五円五十銭」が頭を過る。これだけで伝わる人には伝わる筈だという脚本。最後まで凄みがある #朝ドラらんまん
自警団に「根津の十徳長屋に」と必要最低限のことしか言わなかったの朝ドラでやるにはキツい事実を婉曲的に表してて描くべきことと描くのは控えたいもののバランス感覚が相変わらずすごいと思った #朝ドラらんまん
— けうぽ (@Keu_Po_Rin) September 20, 2023
関東大震災の時、「朝鮮人が暴動を起こした」、「朝鮮人が井戸に毒をまいた」というデマが出回り、自警団が朝鮮人・中国人などを虐殺。警察や軍の一部もそれに加担し、朝鮮人虐殺の被害者は数千名に達すると推定されています。
また、自警団が通りすがりの人に「１５円５０銭」を発音させ、それが「正しく」発音出来れば日本人、出来なければ「朝鮮人」として選別し、虐殺するという、おぞましいこと行われていたそうです。
歴史学者の姜徳相さんは、「朝鮮人識別法」という用語で「代表的なものが「十五円五十銭」と発音させる方法で、これ以外にも、「ザジズゼゾ」「ガギグゲゴ」「座布団」あるいは、「いろはカルタ」「歴代天皇の名前」「教育勅語」の暗誦、「君が代」を歌わせるといったものがあった…と述べています。
124話の劇中で、万太郎が『「ジ」ットクナ「ガ」ヤ』とザ行、ガ行が混じっている言葉をスラスラ言ってたのは、そういうことなんですね。つまり朝鮮人識別法。
挫折からの前を向くラストだったのですが、時代背景を知ると怖さが増しますね。現代でも災害時に「ライオンが逃げた」と混乱させる人はいますが、デマや偏見・差別での悲しい出来事は繰り返してはならないと思います。
なお、多くの朝鮮人が虐殺された問題について、小池百合子・東京都知事は「何が明白な事実かについては、歴史家がひもとくものだ」という見解で、関東大震災の朝鮮人犠牲者追悼式典に7年連続で追悼文を送っていません。
見解が違う人もいるということもいることですね。火のないところに煙はたたない気もしますが…。
【らんまん】124話の事前レビュー
渋谷は被害が少なく、寿恵子の店も無事だったことはホッとする展開。
しかも、虎鉄（濱田龍臣）や家族みんなの無事が確認できて、本当に何より。まず緊急時は命を守ることが大事ですから。
ただし、４０年かけて集めてきた標本や原稿が無残な姿に…。植物学者の万太郎にとってはつらいと思います…。
そんな万太郎が出会うのはムラサキカタバミ。
ムラサキカタバミの花言葉には「心の輝き」「喜び」などがあります。万太郎の励ますのは愛すべき植物という展開になりそうですね♪
【らんまん】124話の出演者
【出演】神木隆之介，浜辺美波，芹澤興人，濱田龍臣，本田望結，遠藤さくら，松岡広大，木村風太，森優里斗，【語り】宮﨑あおい
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画像出典「らんまん」公式HP
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