【未来への10カウント】10の違和感と疑問!最終回にはスッキリできる?

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未来への10カウント

【未来への10カウント】10の違和感と疑問!最終回にはスッキリできる?

木村拓哉主演のスポ根青春ドラマ#みらてんがいよいよ最終回。

これまで視聴してきた中で、違和感がある、惜しいと思うことや最終回に期待したいことをまとめてみました。

目次

ボクシング部員が軟弱すぎる

ボクシングといえば、ハードでストイックなスポーツという印象があります。1話の芦屋元監督(柄本明)の発言によれば、1年前にガンとわかってから監督としての活動ができなくなった。でもそれは、裏を返せば1年前までは監督をやっていたということになります。

監督・コーチがいなくて弱体化したとはいえ、3年生で残っているのが、ボクシングセンスまるでなしの東大受験を狙う伊庭(髙橋海人)だけというのにはかなりの違和感。1、2年生部員にもこの激しくてストイックなスポーツをやりたい! スポーツで持て余すエネルギーを発散させるタイプの体育会系部員がいない。

廃部を免れるために伊庭たちが公開スパーリング観覧に誘って入部を決めた1年生たちも、体育会系とはほど遠い感じの生徒ばかり。

インターハイ予選で、ライバル校・京明の選手が出てきたときに、そうだよね、ボクシングを頑張ろうって生徒はこういう闘争心があるだろうと思いませんでしたか?

松高ボクシング部には「ボクシング命」みたいな生徒がいないだけでなく、運動部系の生徒がいないのが不自然。空手経験者という玉乃井(坂東龍汰)がいるものの、「空手のクセが抜けない」という設定にしても、空手を長くやっていたならもっとキレがあるんじゃないかと。超弱小から成長するクラブを描くために、軟弱な生徒の成長を描くにしても違和感ありまくり。運動部らしくなったのは、西条(村上虹郎)がやってきてから。

マネージャーに恋する理由

4話では伊庭(髙橋海人)と玉乃井(坂東龍汰)が、インターハイ予選を目の前にして突然、マネージャーの西山愛(吉柳咲良)を争うという展開が描かれました。

でも、それまでに2人の部員がケンカするほど夢中になる西山愛の魅力も、伊庭と玉乃井からの恋する視線もまったく描かれていない。ほんの少しでもいいから、伊庭と玉乃井がいつどんな瞬間に西山に恋したのかを描いて欲しかった。

ベタだけど、何かに落ち込んで顔を洗っていたときにタオルをそっと差し出して励ましてくれた、何か心に刺さる励ましの言葉をかけてくれた、というような場面。西山愛がとびきりかわいく見えるシーンでもいい。それがないから、急に何で?

伊庭は「本当のボクシングがやりたい」「強くなりたい」って言ってたけど、結局は「西山がいたから辞めなかった」って…。両立可能な感情ではあるけれど、何だかな。単に「リングの中心で愛を叫ぶ」って演出をやりたかったためだけの恋愛展開だったのか。

甲斐の扱いが雑すぎる

ずっと桐沢を気にかけて助けてきた甲斐(安田顕)。とってもいい人なのに、みんなからの扱いが雑すぎる。そういうキャラっているし、桐沢が甲斐を頼りにしていることはわかるけれど、芦屋元監督や校長、折原先生や部員たちも、もう少し感謝してもいいのに。

最終回には、甲斐が少しでも報われるシーンがありますように!

桐沢史織と佐久間美鈴

何よりも大切だったボクシングを失った桐沢が史織(波瑠)という伴侶に出会って救われた。でも結婚して半年で史織は乳がんに罹患して亡くなってしまった。

史織がキレイでカワイイ、焼き鳥が好きな人ということは回想シーンでわかったものの、どんなふうに桐沢の心の支えになっていたかが描かれていない。やはり絶望した桐沢に史織がどんな言葉をかけてきたのかを少しでも描いてほしかった。

また史織そっくりの美鈴が登場。かつて史織に恋していたという甲斐(安田顕)が「甲斐くん」「祥ちゃん」と言わせる謎展開があった。おそらく言い方は違うから、あー、この人はそっくりだけど史織ではないんだと現実に戻ったようなシーンがあったけれども、史織が「甲斐くん」と呼ぶ回想シーンがなかったから、意味不明な状況に。

新聞を作らない新聞部

桐沢が産休教師に代わって政治経済を教える2年生の選択クラスに新聞部部員がいて、インターハイ予選の際は取材もしていたけれど、作った新聞は公開されず。そもそもキャストが公開された際に「桐沢に興味を持つ新聞部員」と紹介されていたから、桐沢やボクシング部のことを記事にして応援していくのかと思っていたのに、あまり新聞部としての存在感がない。

さすがに最終回では、試合に勝って新聞記事が作られるのかもしれませんが…。劇中で難しければ、新聞仕立てで各話の内容やオフショットをSNSで紹介する企画があってもよかった。

教師キャストの無駄遣い

学園ドラマでは、脇役の職員たちがよく考えもせずに言いたいことを言うシーンは鉄板。【未来への10カウント】でも、間地(八嶋智人)、日比野(馬場徹)、坂巻(オラキオ)、大野(富田靖子)という教師が豪華キャストのわりに影が薄かった。

大野先生、頑張っていたけどちょっと浮いてましたよね…。

学校の問題はイジメと暴力だけ?

ボクシング、つまり結果的に力で解決する問題だからなのか? ボクシング部員たちが抱える問題が暴力的なイジメ・DVばかりなのに違和感。

・間地先生(八嶋智人)がボクシング部を目の敵にする理由は、高校生のときボクシング部員からイジメられたから。
・水野あかり(山田杏奈)の元義父(袴田吉彦)のDV問題
・江戸川蓮(櫻井海音)の半グレ先輩による拉致監禁事件
・西条桃介(村上虹郎)の暴力事件も原因はイジメ

間地先生(八嶋智人)がボクシング部を嫌う理由は、現在のボクシング部とは何の関係もなく、おかど違い。水野のDV元義父については、桐沢の斬新な解決法がよかったのかもしれないけど、イマドキ部外者を校内に入れていいの?

江戸川(櫻井海音)が半グレな先輩に拉致された場面では、“警察沙汰”にもなっていたというのに、警察も呼ばずに桐沢が単独で救出、大場校長(内田有紀)と折原先生(満島ひかり)も女性2人きりで駆けつける。結局は桐沢がボクシングで半グレをやっつけ、みんなでそそくさと退散という流れでした。江戸川のことを考えて大事にしたくなかったという説明もなかったし、今後の仕返し対策としても警察に連絡すべきでは?

西条桃介とボクシング部員の関係

突然大阪の姉妹校から転校してきた西条桃介(村上虹郎)。生意気でひねくれているから、先輩や同級生から嫌われていたし、うまくいっていなかったり、ぶつかり合う場面はいくつかあったけれど、桃介がボクシングができなくなるといきなり仲直り。

そんなに桃介のことが好きだった!?

劇中で桐沢や折原先生も話していたけど、驚きましたね。ここから、高校生の考えることはわからない→ジェネレーションギャップ→自分と桐沢の関係と展開する折原先生にもビックリ。

校長(内田有紀)と父(柄本明)の確執

大場麻琴校長(内田有紀)とボクシング部の元監督・芦屋(柄本明)の確執が、「実の娘の自分より、ボクシングで4冠という夢を叶えてくれた桐沢を大事にしすぎる」という問題。

芦屋元監督は「お前が男だったらよかった」「ボクシングを教えたのに」と言い続けていたという。麻琴にとっては毒親なんだろうけれど、それを理由にボクシング部を潰すって言ってたかと思ったら、結構あっさり打倒京明!と方針変え。部活を私物化しすぎ?

桐沢は葵をいつ好きになる?

折原葵先生が、桐沢をどんどん好きになっていく様子はとても丁寧に描かれているし、満島ひかりの演技が素晴らしい。

しかし桐沢はというと…。キス顔で迫られても、ドキッとした感じがない。どんどん距離を縮めてくる折原先生にまんざらでもない感は微妙に醸し出しているけれど、もうちょっと表情の変化を見せてきてくれてもよかった。

最終回では2人の気持ちが通じ合う、胸キュンシーンを期待。

桐沢と葵は結婚する?

最終回のあらすじには、「2人の結婚にはもうひとつの障壁があることを知り…」とあるので、その障壁を乗り越えてハッピーエンドに向けて進んでいくことは間違いないでしょう。

人は何度でも立ち上がれる、ということがドラマのテーマなので、ハッピーエンド以外の結末は考えられません。

おそらく障壁は、婚姻関係にある2人が同じ学校に勤められないとかいう学校のルールではないかと思いますが、次のような流れになるのではないか、と予想します。

・インターハイで1人は京明を倒し、部の存続と桐沢のクビを免れる。
・京明を倒したことで校長と父親の確執にも変化
・桐沢が倒れたことも影響して、校長が古臭いルールを撤廃。
・桐沢は非常勤講師は辞めて、焼き鳥屋と監督を両立。葵も顧問を続ける。

ハッピーエンドで終了。

違和感だのなんだのと批判が多めになってしまいましたが、【未来への10カウント】は楽しく観てきました。絶望した主人公の人生再起、部員の恋愛・成長・問題、校長・監督親子の確執…。拡大版が多いドラマですが、9話で描き切るには盛り込みすぎだったのかもしれません。

最終回も盛りだくさんの展開となりそうですが、スッキリ感動できる神回になることを期待しています!

未来への10カウント

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