【ライオンのおやつ】7話のあらすじと感想|粟鳥洲(和田正人)の人生最後の恋とまっとうの仕方とは?

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【ライオンのおやつ】7話のあらすじと感想

土村芳さん主演ドラマ【ライオンのおやつ】7話「誰もが宝物を手にできる。ドラマは最終章へ。」が8月8日に放送されました。

7話は粟鳥州の最期!?彼の人生最後の恋と、まっとうの仕方とは?

今回はドラマ【ライオンのおやつ】7話のあらすじ、感想を紹介します!

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目次

【ライオンのおやつ】7話のあらすじ

【ライオンのおやつ】7話のあらすじを、ネタバレありで紹介します。

小川糸さん原作、かけがえのない人生の輝きを描く物語、第7回。雫(土村芳)の残り時間が少なくなっていく一方、粟鳥洲(和田正人)は人生最後の恋に努力していた。雫は粟鳥洲のことを心配しながらも、がむしゃらに突き進もうとするその姿に心を動かされ、応援しようという気持ちになっていく。はたして、彼の恋はうまくいくのか? シスター(梅沢昌代)とヘルパー(伊藤修子)の過去も語られ、物語は最終章へ向かう!

魔法のお弁当箱

「私の… せいじゃない…。カレー鍋… 私は… 倒してない…。」

雫はベッドで夢を見ているのがうわ言が増えていく。

医師から「ボタンを押すと薬が出て痛みが和らぎますよ」といわれた雫。

マドンナ(鈴木京香)が「これは 何という名前にしましょうか?」というので、

雫は魔法のお弁当箱と名付けることにした。

粟鳥州の恋(1)

粟鳥洲(和田正人)は、外で両親に会った後、タクシーで純(柳生みゆ)を追いかける。

そして明日葉の畑で、粟鳥州は純に花束を渡す。

すると、畑の奥から 田陽地(竜星涼)が現れる。粟鳥州は雫の彼氏だと気づく。

「ライオンの家」に戻って、粟鳥州は雫の部屋に行き、純のことを紹介してほしかったと茶化します。

雫:「田陽地さんとは付き合ってません。

それに 私たちには無理だと思います。

残された僅かな時間 傷ついて過ごす…。

つらくないですか?」

粟鳥州「傷ついても 笑ってやる。

俺は そういうふうに生きるって
決めたんだよ。

恋したいんだよ 恋。

失恋だって 立派な恋だろ。

生きてなきゃ できないだろ。

死ぬからって
諦めたくないんだよ。」

粟鳥州は、純への恋をあきらめない。

粟鳥州の恋(2)

粟鳥州は、雫に教えてもらったバー(田陽地の店)に行き、純に「付き合ってください」と告白。返事は保留に。

その後、雫が純に電話して、バーを教えたことを謝りつつ…

「ごめんなさい 困ってますよね。

でも 正直に気持ちを伝えればいいと思います。

粟鳥洲さん 言ってました。

失恋だって生きてなきゃ できないって…。

どうか彼に ちゃんと恋させてあげてください。

お願いします。」

その後、純は「ライオンの家」にやってきて、

粟鳥州に「粟鳥洲さんの気持ちに応えることはできません。」と返事をする。

理由は別れが近い人を好きになるのはつらいこと、今やりたいことがあるから待ってくれる人じゃいとダメなこと。

粟鳥州は、「オッケー。

だって 病気が原因ってことは

俺の顔とか性格は
問題ないってことだろ?」

とポジティブに変換。病気になってなかったら純に会えなかった、と言いつつ(病気を)「感謝できねえよ」とひとりツッコミ。

(くだびれた粟鳥州はダイニングから動けなかったので周囲に人がいて)

周囲の人も粟鳥州の失恋に笑顔になっていた。

粟鳥州:「純ちゃん。

最後に いい恋させてくれて ありがとう。

拍手が起きる。


雫の部屋にて。純は「あの時 ほんのちょっとだけですよ、ほんのちょっとだけ

粟鳥洲さんが かっこよく見えました。」

雫は「でも それは
本人には言わない方がいいですね。

猛アタックが再開しちゃいますから…。」

と注意します。

「フフフ… 本当ですね。」

「何か 久しぶりです…。
こういう恋バナ? みたいなことするの…。」

ベッドから動けない雫は、純と恋の話しができて、笑顔になった。

シスターの過去

芋ようかんがまたリクエストされた。

マドンナが手紙を読みます。

「皆様 また同じリクエストをして
申し訳ありません。

でも シスターが 以前 なぜ
芋ようかんをリクエストしたのか

その理由が分かりましたので
みんなに知ってほしいんです。

私たちの部屋には シスターの古い日記が
たくさんあります。

先日 そのうちの一冊を
落としてしまったのですが

そこから古い写真が出てきました。」

その写真は夫とシスターが映っていて、夫はスタッフのシンちゃんそっくり!?

これが、シスターがシンちゃんのことを好きだった理由だった。

しかし、シスターは当時あまり夫のことが好きじゃなかった。

シスターの日記が読まれます…

「源太さん ごめんなさい。

私 長い間 あなたのことを
受け入れようとしませんでした。

でも それは
あなたが嫌だったんじゃなくて

親同士が決めた結婚だったから
反抗してたんです」。

あなたは よく 本土から
芋ようかんを買ってきてくれましたよね。

私が食べ飽きたと言ったら

網焼きにしてバターを載せてくれたこともありました。

本当に 一生懸命 私を喜ばせようとしてくれました。

(生まれ変わっても また一緒にいたいなあ。と言われた回想シーン)

私は返事をしませんでした。
傷つけましたよね。

でも 一緒にいるうちにだんだん夫婦らしくなってきて

やっと 私も そう思い始めた時…。

あなたは 漁に出たきり
帰ってこなくなってしまいました」。

あれから 私は ずっと後悔しています。

何で あなたを もっと早く
受け入れてあげなかったんだろうって…。

できることなら 過去に戻って

あなたと一緒に
また あの芋ようかんを食べたいです。

その時は 絶対に『私も一緒にいたいです』
って答えますからね。

ごめんね 源太さん。 大好きです

焼かれた芋ようかんを、みんなで食べる。

まるでスイートポテトのように美味しかった。

シスターとヘルパー

芋ようかんを食べながら、シスターが雇っているヘルパー(伊藤修子)が語る。

「私も 家族を亡くしてるんです。

母を交通事故で…。

私が立ち直ることができたのも
シスターのおかげでした。」

教会にて。シスターは言った。
「私もね 夫を亡くした時 そうだったの。

何で自分がって、そんなことばっかり考えてた。

その時ね 神父さんに言われたのよ。

思いっきり不幸を吸い込んで
吐く息を感謝に変えれば

あなたの人生は
やがて光り輝くでしょう
って。

今は難しいかもしれないけど
そのうち きっと乗り越えられると思う。

だから 一緒に頑張ろう。

私は ずっと そばにいるから。」

だからヘルパーは、シスターが認知症になった時も私がお世話しようって思ったという。

ずっとそばにいるって約束したから。

シスターとヘルパーは手を握り合った。

おやつは人生のご褒美

雫の部屋にて。マドンナが「ヘルパーさんが シスターの手をこんなふうに取って 2人で ぎゅ~って。」と、今日のおやつの様子を伝える。

ベッドに横たわる雫は

「すてきですね 2人とも…。

芋ようかん 焼いたのも食べたかったな…。

でも いいですね おやつって。

温かい気持ちになります…。」

と言います。

マドンナは「おやつは心の栄養で人生のご褒美です。おやつがあることで人生が豊かになります。」と答える。

雫はこれに同意して「私の人生も 豊かになりました」と言った。

その後、粟鳥州が来て、お互いやつれた、という話しのあと、死んだ後の話題に。

雫は、六花の心配をする。マドンナがなんとかしてくれるよ、と粟鳥州。

粟鳥州が死ぬ時は、みんなでパーティー開いてくれって頼んでいた。

「雫ちゃんは どんなふうに死にたい?
その瞬間まで精いっぱい生きれば人生を全うしたことになる。」

「だから 粟鳥洲さんはいつも笑顔なんですか…?」

「思い出して笑われるような人生がいいからさ…。」

「フフフフ…。」

「最後までしょうもねえやつだったなあって…。」

その後、粟鳥州が雫より先に亡くなった。両親もそばにいた。

入居者たちに見守られて、明るく元気よく、旅立った。

粟鳥州はかたい国家公務員だった。鳥洲(とりす)が本名だが、ニックネームが下ネタ(女性器に似た発音)なのには、理由があった。

マドンナが「ず~っと真面目に生きてきて 冗談の一つも言えない人生だったって。 だから 最後は 自分の生き方を変えたい。」と、明かした。

ティラミスのエピソードの続きも、マドンナが明かす。国家機密を扱うような重大な任務に就いていて、その会議中、スタッフがおやつを買ってきて脇に置いていた。

「ティラミスを チラ見する。」と言って、ひとりつぶやいた。あの時の快感が忘れられなかったのだという。

新たなステージ

雫は、粟鳥州の最期をマドンナから聞いて、みんなを笑わせてまっとうしたと思った。

雫は、死んだら次の何かになるのか、とマドンナに尋ねた。

マドンナは「新たなステージ」へ行くのだ。「魂のステージ」と申しましょうか。

私は ステージ4の次に魂のステージに行くんだ…。」と雫。

これに勇気を得た雫は翌朝、車椅子に乗せてもらってダイニングへやってきた。

雫は、もうそろそろだと思うから、最後の挨拶にきたと語る。

「今まで、ありがとうございました」

雫が礼を言うと、皆は「こちらこそわざわざありがとう、ありがとね」

と次々声をかけた。

その後、雫は田陽地を部屋に呼んだ。

そしてある「お願い」をした。

まだ死ぬのが少し不安だから、

その時の「お楽しみ」を作っておきたい

雫が死ぬ時に、明日葉の畑で六花と一緒に手を振ってほしい

私も空から振り返すので。

田陽地は「分かりました」と約束した。

その夜。マドンナが雫の部屋を訪れた時、雫はつらそうだった。

「あれ、食べたいです。マドンナさんのすばらしいもの」

マドンナは「蘇」(そ)だと察して、作りに行った。(つづく)

【ライオンのおやつ】7話の感想とまとめ

7話は、粟鳥洲(和田正人)の人生最後の恋とまっとうの仕方が描かれました。

失恋も、恋って・・・

いい考えですね。生きてないと、失恋できません。

そして最後まで笑わせたいと、明るく歌ってもらいながら、粟鳥州は死を迎えます。

思えば、マドンナが入口と出口みたいなもので、死と生は同じだと語っていました。1話で。

今回は、死が次のステージへの旅・・・

と言っていました。

これは輪廻転生を信じている価値観、宗教観であり、万人に通じるものではありません。

前世がある、というのは証明されてないと思います。

天国のことを次のステージと言っているのかもしれませんが…

なんにせよ、最後はこう生きたい、と生き切るのは羨ましいし、いい生き方だと感じました。

「ライオンのおやつ」 タイトル回収!?

そして「ライオンのおやつ」というタイトル回収というか、

おやつは人生を豊かにする

というのもキーワードでした。

最後の晩餐というか、地球最後に何を食べるかとは話しますが…なぜおやつだろうと思ったら、

おやつは、朝・昼・晩の食事のように身体の栄養を考えないで、

心の栄養のために食べるものだからですね。

おやつのリクエストは、あなたの人生を豊かにしたものは何ですか?ということだったんですね。

自分ならなんだろうと改めて考えてみたくなりました。

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画像出典:NHK

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