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【ライオンのおやつ】の原作ネタバレ|雫(土村芳)の最期は空!?

ライオンのおやつ
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【ライオンのおやつ】の原作ネタバレ|雫()の最期は空!?

土村芳 主演ドラマ「ライオンのおやつ」(BSプレミアム)のドラマ原作は、小川糸さんの同名小説。

架空のホスピスを舞台にした、本屋大賞2位の人気小説です。

今回は「ライオンのおやつ」の原作ネタバレあらすじを紹介!


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【ライオンのおやつ】の原作ネタバレ

【ライオンのおやつ】の原作あらすじ

人生の最後に食べたいおやつは何ですか――
若くして余命を告げられた主人公の雫は、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、穏やかな景色のなか、本当にしたかったことを考える。
ホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのだが、雫はなかなか選べずにいた。
――食べて、生きて、この世から旅立つ。
すべての人にいつか訪れることをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語。

Amazonより

【ライオンのおやつ】登場人物

  • 海野雫(うみのしずく)(演:土村芳)- 余命宣告を受けた主人公。
  • マドンナ(演:)- ホスピス「ライオンの家」代表。
  • タヒチ(演:)- 島であしたばの栽培に汗を流す青年。
  • 粟鳥洲(あわとりす)友彦(演:)-「ライオンの家」の入居者。
  • 狩野シマ(演:かとうかず子)-「ライオンの家」の食事担当スタッフ。
  • 狩野舞(演:濱田マリ)- 「ライオンの家」の食事担当スタッフ。シマの妹。
  • 雫の父(演:)- 雫の育ての親。
  • 六花(ろっか)- 「ライオンの家」で飼っている犬。

以下、原作のあらすじをネタバレ

原作ネタバレ(1)ライオンの家とは?

「ライオンの家」とは、瀬戸内海のとある美しい島にあるホスピスのこと。

ライオンの家には余命宣言を受けた人たちが集い、人生最期の日々を送ります。

物語の始まりは、主人公の雫(土村芳)がやってくる日からスタート。12月も終わるころです。

余命宣告(癌のステージ4)を受けた33歳の雫は、幼いころに両親を亡くし、育ての父と過ごしてきましたが…

父と最後に会ったのはもう5年前です。(ドラマでは入居する前に、父の新しい家族と鍋を囲みました)

父には病気のことも、「ライオンの家」で最期の日を迎えることを伝えていません。

「ライオンの家」は助産院のような雰囲気でした。

管理者であるマドンナは、「生まれることと亡くなることはある意味、背中合わせですからね。どっち側からドアを開けるかの違いだけです。…きっと生も死も大きな意味は同じなのでしょう。そこには始まりは終わりも基本的にはないと思っています」といいます。

「ライオンの家」には、毎週日曜日 午後3時、お茶会が開かれ、「おやつがでます。

毎回ゲスト(入居者のこと)おひとりの希望のおやつを再現し、みんなで思い出を聞きながら食べるのです。選ばれるひとりは抽選になっています。

「ライオンの家」 にルールは、一切ありません。自由に時間を過ごすのがルールと言えばルールです。

「ライオンの家」の由来は、ライオンが百獣の王だから敵に襲われる心配がないから。…安心して、食べたり、寝たりすればいい、という意味。

原作ネタバレ(2) 雫(土村芳)のお願い

「ライオンの家」には食事担当の狩野姉妹のほか、粟鳥州、先生、ももちゃん、マスター、シスター…など個性的な入居者たちがいて、思い出の「おやつ」とからめて、それぞれの最期が描かれていきます。

まるで絵日記のような穏やかな文章で描かれていきます。

雫は、物事のすべてを「いい」「悪い」で考えて決ました。先回りして相手の気持ちを推し量り、自分の気持ちを犠牲にすることもありました。だから…好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、最後くらい心のかせを外したいと思っています。

雫は「犬が欲しい」と毎年サンタクロースにお願いしていました。けれど毎年、人形が枕元にありました。なので、雫は中学1年のとき、もう犬をお願いするのはやめると父に言いました。(父と暮らした集合住宅はペット不可だったのです)

そんな雫に神様のプレゼントなのか、前の入居者が飼っていた犬の六花(ろっか)が、雫になつきました。(犬がほしいという夢が叶いました)

また、雫は六花の散歩中に出会った青年・タヒチと、仲良くなっていきます。

ある日、雫はタヒチにブドウ畑がある海岸に連れていってもらい、お願いしました。

私が死んだらさ、ここに来て、空に向かって手を振ってもらいたいの。そのときは、六花も一緒に連れてきてほしいんだ。私も、がんばって手を振るように努力するから」

雫は、死んだ後のお楽しみが欲しかったのです。この海岸からタヒチが手を振ってくれる、六花も一緒と思うと…ワクワクします。(ドラマでは第7話で、ベッドから動けなくなった雫が部屋に呼んだタヒチに頼みました。)

いつ手を振ればいいか?雫が死んで3日目の夕方にしよう、と決めました。

このとき、雫はタヒチにキスをします。

(原作小説では「タヒチ君の唇に吸い付いていた」「タヒチ君も私と同じように私の唇をむさぼった」とあります。ドラマではソフトなキスでした 笑)

原作ネタバレ(3)死後、天国、大事なこと

死後はどうなる?

あるとき、雫はマドンナに「死んだらどうなるか」尋ねました。

マドンナは「死んだことがないから分からない」と言いますが、「でも、きっと、その人のもとになっているエネルギー自体は、なくならないんじゃないかな。形を変えながら未来永劫、続いていくのでは」と持論を伝えます。

またマドンナは、粟鳥州が亡くなった時「死ぬことはオーガズム」と言いました。

天国はどういうところ?

死期が近くなった雫は、粟鳥州の霊と会います。その次は25歳の(実の)母。亡くなったときのままでした。

「ごめん早死にしちゃって」という母に、雫は「私、(育ての)お父さんと幸せだった」と答えます。母は双子の弟が面倒見てくれたことを(あの世からみて)知っていました。それでも母は謝ります。

雫は自分の人生をトントンだと伝えました。プラマイゼロ。病気になったからこそ出会えた人も、六花もいる、と。

亡きおじいちゃんにも会ったあと、また母と名乗る彼女と再会。

母はいつも遠くから雫を見守ってくれていました。

母は「私のことを思い出してくれるたび、地球が明るくなる」と言います。

雫が亡き両親に感謝するとき、母に伝わっていたのです。

雫は母の願いで、「お母さん」と呼びます。歓喜するお母さん。

そして「天国はどういうところか」尋ねると…

「とっても素晴らしいところ」と言います。自分にピッタリの眼鏡をかけたような…と。

大事なこと

母は少し強い口調でいいました。

何が大事かって、今を生きてるってことなの

自分の体で、五感で感じることは体がないとできない。そのことに意味があったと言います。

雫は、鈴木夏子とも(夢で?)会いました。今は亡き、六花の元飼い主です。

雫は六花との別れがつらかったのですが…

夏子は「六花はすべてわかっている」と言ってくれて雫は安心しました。

原作ネタバレ(4) 雫(土村芳)のおやつ

雫がリクエストしたおやつが選ばれました。

雫は幼い時に両親を事故で亡くし、その後は母の双子の弟(=雫の叔父)に育てられました。中学卒業まで。

叔父が再婚するので、雫は16歳・高校1年のときからアパートでひとり暮らしをしました。

…そんな父との思い出のおやつ「ミルクレープをリクエストしました。

雫は、小学2年か3年生のころ、父の誕生日のために、初めてひとりでおやつを作りました。

自分でいうのもなんだが美味しく、父も喜んでくれた思い出のおやつでした。

***

この日、なんと雫の(育ての)父親が「ライオンの家」に来てくれました。

父は雫の幼なじみの女性に場所を聞いて、ここに来たようです。

さらに、中学生になる妹も来ていました。

私に妹がいたの!?

雫は心の中で驚きます。名前は梢(こずえ)と言いました。人生のラストボーナスだ、と雫は歓喜。

父と妹とブドウ畑へも行きました。

美しい景色を父・妹と見ることができて、雫は<最上のプレゼント>に感じました。

<原作小説とドラマの違い>
ドラマでは、義理の母(育ての父の再婚相手)との和解が描かれます。実は小説では、雫と義理の母は一回も会わなかったのです。ここは一番の改変だと思います。小説では父と妹との対面、とくに妹との初対面がドラマチックに描かれています。

原作ネタバレ(5)結末: 雫(土村芳)の最期は空!?

雫に死期が迫っています。

タヒチは「約束守るから、安心して。今度は光になって俺たちを照らしてな。母ちゃんが亡くなる前に言ったんだ。死んだ人は光になるんやって。…だから雫ちゃんも光になるって。」と雫に言いました。

レーズンサンドを一口食べたあと、「ごちそうさまでした」と言った雫。

それからマドンナが言います。「雫さん、本当にお疲れ様でした。ゆっくり休んでください」

***

雫の死後、1日目。
梢の視点で語られます。

梢は父から雫のことを聞きます。本当にいい子だった、と。しーちゃん(=雫のこと)は、夢だったチェロ奏者 以上の喜びをくれたこと、など。

そして、不思議なことも起きます。庭にチューリップの芽が出ていました。球根を植えてない場所なのに。梢は雫おねえちゃんからのプレゼントだと解釈しました。

雫の死後、2日目。
マドンナ視点の語りです。

人生はロウソクの火に似てると思うマドンナ。ロウソク自身は自分で火をつけられないし、自ら消すこともできなから。燃え尽きるのを待つしかないから。

生きることは誰かの光になること、と思うマドンナ。自分の命をすり減らして誰かの光になる。そうやってお互いに照らしあうのだ、と。

雫は、死を怖がっていた入居者の「先生」の枕元に立って説教をしました。「先生」がありがとう、といっていたとマドンナは伝言を雫へ呼びかけます。

よい旅を!」マドンナはいつもの言葉を雫にも贈りました。

雫の死後、3日目。
タヒチ視点の語りです。

雫が父・妹とブドウ畑に行ったとき、雫の父が苗木のオーナーになってくれました。

雫と梢も1本ずつ苗木を植えます。

車いすの雫は、スタッフに支えられながら畑に立って、なんと自分の足で歩きました。

父のところまで歩いて、父親は雫を子供のように抱きしめていました。

そして、雫は苗木を植えて、「美味しいワインになろうね」と苗木にささやき、

「タヒチくんよろしくね」と言っていました。

タヒチはワインになったら、雫の家族に届けることを約束。

そしてラストシーン。3日目の夕方。

約束のビーチにて、タヒチは六花とともに空に手を振って「元気でな!おふくろに会ったらよろしくな!ありがとう」と叫びます。

すると風が吹いてマフラーが飛ばされました。もう一度マフラーをまくと雫の匂いがしました。(おわり)

【ライオンのおやつ】原作ネタバレのまとめ

以上、【ライオンのおやつ】原作あらすじ結末を紹介してきました。

ホスピスを舞台にした物語なのに、暗くないのは小川糸さんの筆致のなせるわざでしょうか。

お粥、おやつ…などが、彩ってくれるからでしょうか。

登場人物がとぼけたニックネームなので、どこかファンタジーさもあるのかも?

本作は、名言も多いので、自分にピッタリくるものがきっとあると思います。

宗教観というか、ちょっと輪廻転生の価値観かもしれませんが、

天国の感覚はキリスト教的かな、と思ったり。どれか特定の死生観ではないので、読みやすいかも。

個人的には、印象的なセリフが2つあります。

ひとつは、亡き母が「(雫が)私を思ってくれると地球がぼんやり明るくなる」というセリフ。個人的にお墓に手を合わせる時、伝わるといいな、でもこっちでは分からないな、と思っていたので…。伝わっているというのを聞いてうれしく思いました。

もうひとつは、亡き母が「体で感じる」ことが大事と言っていたこと。人生を五感を使って、味わっているだろうか?と反省しました。体があるうちに美味しいものを食べて、美しいのものを見て…と色々と体験したいですね。

ラストは、雫は空からきっと手を振り返したことでしょう。マフラーを飛ばしたのは雫のいたずらでしょうか。きっとそう、と思いたいです。

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