【ライオンのおやつ】4話|雫(土村芳)の本音と決心に涙
【ライオンのおやつ】4話のあらすじと感想
土村芳さん主演ドラマ【ライオンのおやつ】4話のあらすじ、感想を紹介します!
4話は新しい入居者がやってきました。その荒れ方がまるで自分を見ていると感じた雫(土村芳)。
雫は、自分の本音に気づいて、とある決心をします。ラストは涙なしに見れない!?
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ライオンのおやつ】4話のあらすじ
【ライオンのおやつ】4話のあらすじを、ネタバレありで紹介します。
小川糸さん原作、人生の美しさを描く感動のドラマ、第2回。雫(土村芳)の「ライオンの家」での日々が続いていた。マドンナ(鈴木京香)や入居者たちとのふれあい。島の自然。そしてタヒチ(竜星涼)への淡い思い…。雫は、もう少し生きていられたらという思いをもつ自分に気づいていた。入居者のタケオ(綾田俊樹)はそんな雫を気遣い、「最後のデート」に誘う。雫の叔父・弘人(石丸幹二)は連絡の取れない雫を心配していた。
新しいゲスト
ライオンの家の、亡くなったももちゃんのお部屋に、新しいゲストがやってきました。
マドンナは彼を「先生」(三浦浩一)と呼びます。
一方、雫の実家では、警察に届けようかと心配されていました。何も言わないで会社を辞めて引っ越しもしていたのですから当然です。
その「先生」もいかにも居丈高でエラそーにしています。彼、実は有名な作詞家の阿久津英司だったそうなのです。
「ライオンの家」の意味
マドンナは、雫に身の上話しをしました。
「私 養子なんです。物心付く頃には もう施設にいました。実の両親のことは知りません。中学生の時、育ての親が引き取ってくれました。しばらくして 母が亡くなって、それからず~っと父と2人っきりで生きてきました。でもその父も 晩年がんになってしまいました…」
その父は入院中、家に帰りたいと望んでいました。しかしマドンナは「頑張ろう。また島に遊びに行けるように、ね?」と父を励ましました。
結果的に、マドンナの父は病院のベッドの上で亡くなりました。
「治療を切り上げて 少しでも父が笑顔になるようにしてあげた方が良かったんじゃないかって…。それで このライオンの家を作ったんです。一人でも多くの人に幸せに旅立っていってもらえるように。」
と、<ライオンの家>の設立目的を語るマドンナ。
「ライオンは動物界の何だか分かりますか?」と尋ねるマドンナ。
「百獣の王?」と雫。
「そうです。つまり ライオンには敵に襲われる心配はありません。安心して食べたり寝たりすればいいんです。」とマドンナ。
雫は「なれたら いいな。ライオンに…」とつぶやきます。
「先生」の正体
「先生」は自暴自棄になっていてマドンナに当たり、食事を一切しません。
他のゲストたちが皆で「君の贈り物」という歌を歌っていると、「下手くそ!静かにしろ。耳障りだ」と怒り出します。
雫は「私も助からないって分かった時あんな感じでした」と思い出しました。
「先生」はマドンナにまたも当たり、「どうせ お前ら 金が欲しいだけだろ。部屋が空いたら 稼ぎがなくなるからな。そんなに欲しいならな… くれてやるよ!」とお札をばらまいて出て行こうとします。
するとそこへ、「先生」の妻の洋子(根岸季衣)がやってきます。洋子は離婚届を持ってきました。
しかし「先生」は何もいわず部屋に引きこもります。
その後。洋子は雫に、「先生」が作詞家で、ヒット曲に「君の贈り物」があると伝えました。
「先生」はガンになったと分かった時、「おまえのせいでガンになった」と洋子を責めました。洋子は、もう我慢できなくて自分の人生を生きることにしたのです。
「先生」の部屋の前にて。洋子が「先生。 私 これで帰ります。離婚届は サインしてこちらに郵送してください。」と声を掛けました。
藍堂のレーズンサンド
夜中。「先生」がダイニングで酒を探しているところに、雫が出くわします。雫は「先生」に食事が美味しいことや思い出のおやつがリクエストできることを話していると…
黙れ 黙れ 黙れ!
大きな声で荒れる「先生」。雫は落ち着いて、スタッフを呼びに行きます。
くそだな 俺は…。
「先生」はひとりになったとき、つぶやきます。
<おやつの時間>がやってきました。珍しく「先生」も出てきています。
おやつは、藍堂のレーズンサンドです。リクエストしたのは、「先生」でした。
大学時代、詩の世界に はまっていた「先生」はバイト代のほとんどを詩集の自費出版に つぎ込んでいました。給料日前のある日、アパート近くの有名な菓子店「藍堂」で何時間も作業をしていた時、店員が「店長には内緒ですよ。頑張ってください」と、レーズンサンドをくれました。
「彼女は昔から そういう人だった。私は ずっと彼女に頼っていた。後にも先にもあんなに うまい おやつはない」
とリクエスト文には書かれています。
みんな美味しそうにレーズンサンドを食べました。
夜。雫は「先生」に私も同じだと言いました。
家族に内緒で来たのは迷惑かけたくないから、でなくて、本当は心配してほしかったのだ、と雫は「先生」に伝えます。
そんないやらしい自分のホンネに気づいて、「言わなきゃダメですよね」と自分にいいきかせる雫。
「俺も ケジメつけなきゃな…」という「先生」。
「先生」は「つきあってる頃に あいつが言ってたんだ。『人の幸せは 周りの人をどれだけ笑顔にできたかだと思う』って…」と言います。
それは「先生」のヒット曲「君の贈り物」の中にも使われていました。
「俺はあいつを笑顔にすることはできなかった。いいかげん 自由にさせてやらないと…」という「先生」。
「私も… もう 甘えるのは やめよう」と雫も決心します。
雫(土村芳) の本音と決心
「先生」は離婚届に判を押し、自分の足で郵便局へ出しに行きました。
一方、雫はタヒチに会いに行き、「死ぬのはおまえだからやりたいようにやれ」と背中を押してくださいとお願いしました。
タヒチが「死ぬのは雫さんなんですからやりたいようにやってください。」と頼まれとおり言いました。
その夜、ついに育ての父・坂口弘人(石丸幹二)に電話をします。
ホスピス「ライオンの家」にいることを伝えて、「私ね…がんになっちゃったの。もう助からないんだって」と言いました。
雫は間を持たせようと「ライオンの家」の様子を喋りまくります。
坂口が「会いに行く」と切り出すと、「来ないでほしい」という雫。
なぜ雫はそんな馬鹿なことをいうのか。理由は「大好きだから」で・・・
「大好きだから。
一緒にいると 死にたくないとか、
こんな病気になって ごめんなさいとか、
お父さん悲しむだろうなとか、
そんなことばっかり考えちゃうから…。
だから… だから… お願い。
わがまま言って 本当に ごめんなさい。
今まで育ててくれて ありがとう。
大好きだよ お父さん。
じゃあ… おやすみなさい。」
マドンナが雫の電話を聞いていました。
マドンナは泣きじゃくる雫を抱きしめて…(つづく)
【ライオンのおやつ】4話の感想とまとめ
3話は子供の旅立ちに泣かされて、4話は雫(土村芳)の本音と決心に涙でした。
育ての父からしたら、急に病気を伝えられて、もう二度と会えないなんて、本当に「そんなバカな話し」あるか状態ですよね。
でも雫の気持ち、お父さんに会ったら甘えてしまう、色々と考えてしまうのも分かります。
けれど、残される方もつらい。
「ライオンの家」にいると雫が言ってくれたことで、今の時代、探して突き止められますよね。
お父さん、顔を見せてくれるはず、と予想。
でもそんな親子の対面。またも涙腺崩壊する予感しかないんですけど(笑)
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画像出典:NHK
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