ドラマ【この世界の片隅に】キャストとあらすじ!ガッキー以来の主演女優は?

この世界の片隅にドラマ
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2018年7月期のTBS日曜劇場は、ドラマ『この世界の片隅に』

主演はアニメ映画版の"のん"(能年玲奈)ではなく松本穂香。

朝ドラからTBSへの流れはついにヒロインと相手役にまできた!?

今回は本作の気になるあらすじ・キャスト・コラム「日曜劇場の主演俳優一覧」「”朝ドラ”から”日曜劇場”のキャスト一覧」についてご紹介します。

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目次

ドラマ『この世界の片隅に』が2018年7月15日スタート!主演は“のん”でなく松本穂香が決定!

この世界を片隅に漫画

(画像出典:ナタリ-

『この世界の片隅に』がTBS日曜劇場で2018年7月にドラマ化と報じられています。

〇第1報は『漫画アクション』(2018年3月20日発売)の誌上で実写ドラマ化が発表。しかし放送局・放送時期は未発表でした。

○第2報の「女性自身」が4月13日に「のんじゃない!連ドラ『この世界の片隅に』主演の意外な名前」と題して報じました。映画はのん(能年玲奈)が主役の声を務めて人気を博し、実写ドラマでの主演も期待されていましたが…。広告代理店関係者がいうには、TBS日曜劇場の枠で主演は松本穂香が内定とのこと。

2018年5月5日に主演・松本穂香と正式に情報解禁されました!

『この世界の片隅に』は、こうの史代の漫画が原作。2016年のアニメ映画(監督:片淵須直、声の主演:のん)は、日本アカデミー賞・最優秀アニメーション賞、第90回キネマ旬報ベストテン第1位(日本映画)に輝く高評価。

クラウドファンデイングで資金を募り、わずか63館で封切り。公開後口コミで広まり、400館に拡大、世界39以上の国・地域で上映。累計動員数200万人の大ヒットを記録しました。

この記事ではドラマ『この世界の片隅に』のあらすじ・キャストを追っていきます。

ドラマ『この世界の片隅に』のあらすじ

この世界の片隅に映画

画像出典:映画版公式サイト

『この世界の片隅に』のあらすじを1行でいうと、太平洋戦争中の広島県呉に生きた女性・すずのリアルな物語。すずは架空の人物ですが、映画の片渕須直監督は「すずさん」と呼んで実在の人物のように制作しました。

原作や映画の内容を時系列で端的に紹介すると・・・

・1944年(昭和19年)。太平洋戦争中の広島県の軍港・呉(くれ)市。主人公すずは18歳で、広島市から呉へ嫁ぎます。嫁ぎ先の北條家で奮闘しながら、呉の街にも馴染んでいきます。

しかし戦況は悪化。配給も乏しく日々の生活に陰りが…。

・1945年(昭和20年)3月、ついに呉の街にも大規模な空襲が! (映画ではすずの想像の中でカラフルに表現された)

・同年6月、時限爆弾により、すずは義姉の娘・晴美を目の前で亡くし、自らも右手を失う。

・同年8月。原爆投下ののち15日に日本は敗戦。最後まで戦うつもりだったすずは、正義の戦争と信じていた価値観が崩され「何も知らないまま死にたかった」と泣いた。

・翌年1月。すずは広島市内で妹・すみと再会するも両親は他界していた。すずはこの世界の片隅で自分を見つけてくれた夫の周作に感謝しながら、戦災孤児の少女とともに呉の嫁ぎ先に戻った…。

ドラマ『この世界の片隅に』主演キャストは松本穂香

松本穂香(役:浦野すず/北條すず)

この世界の片隅にドラマ
・右が松本穂香さん。

登場人物

浦野 すず/北條 すず(うらの・すず/ほうじょう・すず)…主人公。1925年(大正14年)生まれ。広島市江波で育つ。絵を描くことが好きで裁縫は苦手。18歳の時に呉の北條家に嫁ぐ。

【判明したこと】

・幼少期に人さらいにあう。周作にキャラメルをあげ、勇気を与え、ともに脱出した。(第1話より)

・義姉が出戻り、実家に戻った際にキャラメルを見て周作との出会いを思い出した。(第2話より)

・家事の為に結婚したとしても嬉しいすず。しかし義姉に仕事を奪われ、ハゲができるほど苦労。母・妹・周作にハゲがばれてしまうが、周作と戦艦大和を見て、気持ちを新たにした。(第2話より)

・嫁いで3か月。周作にデレデレ。初の逢引きでアイスクリームを生まれて初めて食べた。(3話より)

・昭和19年8月-11月。遊女のリンと仲良くなるが、夫・周作の前の見合い相手と知り、嫉妬にかられる。

キャスト

松本 穂香(まつもと・ほのか)は、1997年2月5日生まれの本作放送時21才。大阪府出身。高校のころ、朝ドラ『あまちゃん』を見て憧れ、女優を目指した。

事務所は有村架純と同じフラームに所属。『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(2016)、続いて朝ドラ『ひよっこ』(2017年度後期)で有村架純と共演。同作の澄子役は大食いでコミカルな役柄もあり人気となった。

『この世界の片隅に』の松本穂香こぼれ話し

・本ドラマでは、オーディションで3000人から選ばれた。「純粋にその世界に惹かれた。絶対に私がやるんだ」と初めてくらいの強い気持ちでオーディションに挑んだ、と松本は語る。[3]

・「正直“うれしい”とかよりも“ポカーン…”という感じ」と2018.5.3の会見でコメント。じわじわとやる気持ちが沸いてきているそうです。

・また松本は主演が決まったあと、ヒロインのすずが生きた地・広島の江波や呉の空気を感じるためにその地を訪れて役作り。戦争の語り部・梶本淑子さん(87)に話しも聞いた。「すずさんが前より近く感じられたという。[1]

・私生活で下駄を履いたり、好きな洋菓子も食べず[2]、料理・裁縫の練習をするなど2018年5月8日のクランクインに向けて準備をしたことを明かしています。

・演技に関しては「2人で一緒に歩くシーンで、近づいてと言われて、近づいたら息ができなくなってと言ってて、すごく役とともに生きてるなって」と松坂桃李が高評価。また二階堂ふみからは「変な手加減さとか上手くやろうとしない感じが、ステキだなと思って勉強させられる」と評される[3]

・「ぽかぽかした感じ」と尾野真知子からは評される[4]

・ドラマにちなんだ質問で「相手のことを知らないままの結婚はありか?」は、なし[4]

・丘で肩を寄せ合う2人の気持ちが通じ合うシーンは「カットがかかっても空気が途絶えなかった、離れたくないなあという気持ちだった」と語っている[4]

・ドラマのここが素敵…「悪い人が出てこない」「女子会の流れ・本気の恋バナは現代と変わらない」点をあげている[4]

・心の片隅にいつもあることは?…「好きの気持ちを大事にすること」。戦争終結の時の悔しさは周りの人を好きな気持ちがあるからこそ演技できたと語る。

・今後演じてみたい役柄は「コレって限らず、振り返ったときに、本当にいろんな役をやったなって思えるようになりたい。あと福田監督ともご一緒したいです」[5]

・"福田監督の作品で印象に残ってる作品は?…「吉野家さんのCM動画」「役者さんも途中で笑っちゃったりしているんですが、楽しそうだなと。私もやってみたいなと思いました」[5]


1…6/24放送の「TBS夏のドラマ祭り」より。

2…6/17放送の「TBS夏のドラマ祭り」より。すずがアイスクリームの絵を知らないから描けない、という原作の描写を見て役作りに洋菓子厳禁を取り入れた。

3…7/14放送の「開幕!夏のドラマ祭り」より

4…7/15放送の「この世界の片隅に徹底ガイド」より

5…9/16の1st PHOTO BOOK『negative pop』発売記念お渡し会(都内)にて。

日曜劇場で女性主演はガッキー以来の5年ぶり!

TBS日曜劇場の主演俳優一覧(2013年4月~2018年4月)

TBS日曜劇場の主演俳優を2013年4月以降ですが、一覧にしてみました。

タイトル 放送日 主演
空飛ぶ広報室 2013.4 新垣結衣
半沢直樹 2013.7 堺雅人
安堂ロイド〜A.I. knows LOVE?〜 2013.1 木村拓哉
S -最後の警官- 2014.1 向井理
ルーズヴェルト・ゲーム 2014.4 唐沢寿明
おやじの背中 2014.7 田村正和他
ごめんね青春! 2014.1 錦戸亮
流星ワゴン 2015.1 西島秀俊
天皇の料理番 2015.4 佐藤健
ナポレオンの村 2015.7 唐沢寿明
下町ロケット 2015.1 阿部寛
家族ノカタチ 2016.1 香取慎吾
99.9-刑事専門弁護士- 2016.4 松本潤
仰げば尊し 2016.7 寺尾聰
IQ246〜華麗なる事件簿〜 2016.1 織田裕二
A LIFE〜愛しき人〜 2017.1 木村拓哉
小さな巨人 2017.4 長谷川博己
ごめん、愛してる 2017.7 長瀬智也
陸王 2017.1 役所広司
99.9-刑事専門弁護士- SEASON II 2018.1 松本潤
ブラックペアン 2018.4 二宮和也

ご覧のとおり、日曜劇場は池井戸潤原作ドラマの『半沢直樹』など男性主演ばかり。

女性の単独主演は、2013年4月期『空飛ぶ広報室』でのガッキーこと新垣結衣以来で5年ぶり。

作品数では、女性の抜擢は実に21作品ぶり!

しかも地上波ゴールデン・プライムタイム(19‐23時)の連ドラ主演経験のない松本穂香の主演は異例中の異例で注目です。

ヒロインの夫役・キャストは松坂桃李!日曜劇場に初出演

 松坂桃李(役:北條周作)

この世界のキャスト1

登場人物

北條周作(ほうじょう・しゅうさく)…すずの夫。

【判明したこと】

・幼少期に人さらいに遭い、すずとともに脱出した。(1話より)

・すずの寝返りで鼻血を出す。翌朝、近所の幸子から水をかけられた。(2話より)

・戦艦大和をずずと見てその大きさに自分たちの悩みの小ささを伝えた。ハゲも気にしないようにフォローした。(2話より)

・水兵隊にからまれるが水原哲に助けてもらった。お互いすずの関係者とは知らない。(3話より)

・忘れ物をしたと嘘をつき、すずと初の逢引きをした。アイスを食べ、橋の上でお互いへの想いを語る。(3話より)

キャスト

松坂桃李(まつざか・とおり)…1988年10月17日生まれの29才。20代最後の連ドラになります。2018年は朝ドラ『わろてんか』ヒロインの夫役、映画『娼年』主演、映画『孤狼の血』市役所広司とコンビの刑事役など活躍。TBSの連続ドラマ出演は、金曜ドラマ『TAKE FIVE~俺たちは愛を盗めるか~』(2013)以来で5年ぶり。日曜劇場枠への出演は初!

『この世界の片隅に』の松坂桃李こぼれ話し

・松坂本人曰く、脚本の岡田惠和(おかだ・よしかず)とは5年ぶり。おそらく『チキンレース』(2013年、WOWOW)のこと。

・土井裕泰(どい・のぶひろ)監督とは7年ぶり。『麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜』(2012年1月公開)以来のタッグとなります。

・周作を演じるにあたり、優しさと無器用さの間というか、どちらにも偏り過ぎないように気をつけている。(番宣「夏のドラマ祭り」より)

・軍人を演じる工夫として朝昼は食べないことを実践。ロケ弁も夜にまわしていた。(番宣「夏のドラマ祭り」より)

・広島弁の勉強に地元のおでん屋に通った。(番宣「夏のドラマ祭り」より)

・土井監督。岡田脚本。戦時下でのドラマということで「やらせて頂きます」という気持ちで受けた。(番宣「夏のドラマ祭り」より)

・初日は松本穂香が緊張していて「出たよ」と思ったという。クランクインがすずとの初夜のシーンで、緊張感があり、試行錯誤を重ねていた。「結構、緊張しいなの?(自分も)寝られなかったよ」と松本穂香に声をかけた。「すごく気遣ってくれた」と松本穂香はインタビューに答えている。(7/14放送の「開幕!夏のドラマ祭り」より)

・ドラマにちなんだ質問で「相手のことを知らないままの結婚はありか?」は、なし。

・ある試写会の発言によると、松坂桃李はお嫁さんの尻に敷かれるタイプだという。本人曰く、父がそうだから。(7/15放送の「この世界の片隅に徹底ガイド」より)

・やりやすい女優は「作品に向き合う人ならどなたでも」好きなタイプは「和服が似合う人」好きなおにぎりの具は「梅(稲垣来泉はダメ!?)」(7/15放送の「この世界の片隅に徹底ガイド」より)

・松坂桃李の小さな幸せは、今日は巻きましたね(=撮影が進んだこと)(7/15放送の「この世界の片隅に徹底ガイド」より)

すずの義理の姉・キャストは演技派・尾野真千子

尾野真千子(役:黒村径子)

この世界のキャスト3

登場人物:黒村径子(くろむら・けいこ)……とある事情で嫁ぎ先から出戻ってきた周作の姉。すずの義理の姉。すずには嫌味を言うことも。戦時下では悲しみのあまり、すずを責めてしまう。

・第4話で、離縁しても取り戻す予定だった息子・久夫から、黒村家に残ると告げられ、別れることになる。

キャスト:尾野真千子(おの まちこ)は、1981年11月4日生まれの36才。河瀬直美監督作の映画『萌の朱雀』(1997)で主演デビュー。ドラマ『カーネーション』『最高の離婚』、映画『萌の朱雀』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』などで高い評価を得ている演技派。

尾野の日曜劇場出演は、連作短編ドラマだった『おやじの背中』第6話「父の再婚、娘の離婚」(2014年8月17日)以来4年ぶり。連ドラの日曜劇場では『サマーレスキュー〜天空の診療所〜』(2012年7月期) ヒロイン役以来で、6年ぶり。

TBS日曜劇場に久々戻ってきた尾野真千子が主演・松本穂香をはじめ若手キャストを支えます。

・ムードメーカーながらカメラが回ると女優のモードに…松坂桃李からは「空気をつかむのが早い、役と繋がるスピードが速い」と評される。(番宣「夏のドラマ祭り」より)

・ドラマにちなんだ質問で「相手のことを知らないままの結婚はありか?」は、なし。(7/15放送の「この世界の片隅に徹底ガイド」より)

ドラマ『この世界の片隅に』キャスト一覧

ドラマ『この世界の片隅に』の相関図

この世界の片隅に相関図

(公式サイトより)

ドラマ『この世界の片隅に』のキャスト一覧

松本穂香、松坂桃李、尾野真千子以外のキャストは…

村上虹郎………役:水原哲(すずの幼なじみ)
伊藤沙莉………役:刈谷幸子(北條家の隣人・タキの娘)
土村 芳………役:堂本志野(北條家のご近所さん・お嫁さん)
ドロンズ石本………役:浦野十郎(すずの父)
久保田紗友………役:浦野すみ(すずの妹)
大内田悠平……役:浦野要一(すずの兄)
新井美羽(子役)…………浦野すず(幼少期)
稲垣来泉(くるみ)(子役)………黒村晴美(径子の娘)
二階堂ふみ………白木リン(遊女)

* <現代篇>*

榮倉奈々……役:近江佳代(北條家を訪れた介護士)

古舘佑太郎……役:江口浩輔(佳代の恋人)

香川京子……役:北條節子(佳代の年の離れた友人)


木野花………刈谷タキ(北條家の隣人)
塩見三省………堂本安次郎(北條家のご近所さん)
田口トモロヲ………北條円太郎(すずの義父)
仙道敦子………浦野キセノ(すずの母)
伊藤 蘭………北條サン(すずの義母)
宮本信子………森田イト(すずの祖母)

その他のキャスト一覧

村上虹郎(役:水原哲)

登場人物:水原哲(みずはら・てつ)……すずの幼なじみ。海軍に志願して水兵となる。すずとは、お互いに淡い恋心を秘めていたもよう。

キャスト:村上虹郎(むらかみ・にじろう)……1997年3月17日生まれ。父は俳優の村上淳、母は歌手のUA。2015年、スペシャルドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』でドラマ初主演を務めた。以降、ドラマ『デッドストック〜未知への挑戦〜』アニメ『いぬやしき』で主演を務めるなど活躍中。

・TBS日曜劇場への出演は『仰げば尊し』(2016年7月期)以来、2年ぶり。本作では、役のため人生初の丸刈りにした。撮影前に海上自衛隊の訓練にも参加したという。

・片想いの人は学生時代ずっといたから、片想いの役はお手のもの(?)(2018.7.14「開幕!真夏のドラマ祭!」より)

・シュタイナー教育を実践する小中高一貫のシュタイナー学園の出身。俳優の斎藤工が2期生で村上は17期生。中学2年までで、その後、沖縄の公立中学に転入している。

・早見あかりと誕生日が一緒。/母UAのへその緒を切ったことがある。妹を産んだ時。自身が中1のころ。/“総理”(響心SoundsorChestrA)と仲が良く、カンボジア旅行もした。/中学時代に自宅が全焼。親指が焦げたらしい(?)(「A-Studio」2018.8.10より)

伊藤沙莉(役:刈谷幸子)

登場人物:刈谷幸子……ドラマオリジナルキャラクターで、北條家の隣に住む。

キャスト:伊藤沙莉(いとう・さいり)は、1994年5月4日生まれの24才。岡田惠和脚本の朝ドラ『ひよっこ』に出演。2018年1月期は連ドラ『いつまでも白い羽根』にレギュラー出演。

土村芳(役:堂本志野)

この世界のキャスト13

登場人物:堂本志野……北條家の近くに住む、夫が出征中の主婦。

キャスト:土村芳(つちむら・かほ)は、1990年12月11日生まれの27才。朝ドラ『べっぴんさん』や 『恋がヘタでも生きてます』に出演した若手女優。ゴールデンプライムタイム(19-23時)帯で全国ネット放送の連ドラレギュラーは初。

ドロンズ石本(役:浦野十郎)

この世界のキャスト11

登場人物:浦野十郎(うらの・じゅうろう)……主人公・すずの父。かつては海苔の養殖をしていたが、工業港建設で海が埋め立てられ廃業。埋立地に建てられた工場に勤めている。

キャスト:ドロンズ石本(ドロンズいしもと)……1973年10月11日生まれ。広島県広島市出身。マセキ芸能社所属のお笑いタレント。ドロンズのコンビは解散している。かつて、バラエティ番組「進め!電波少年」で「アメリカ大陸縦断の旅」に挑戦し話題になった。

久保田紗友(役:浦野すみ)

この世界のキャスト7

登場人物:浦野すみ…ヒロイン・北条(旧姓・浦野)すずの妹。

キャスト:久保田紗友(くぼた・さゆ)は、2000年1月18日生まれの18才。BS-TBSのドラマ『神様のイタズラ』(2013)主演・主題歌担当、映画『ハローグッバイ』(2017)で長編映画初主演と活躍。連ドラのレギュラーは『過保護のカホコ』(2017・日本テレビ)以来1年ぶり。

新井美羽(役:浦野すず)

登場人物:浦野すず(幼少期)

キャスト:新井美羽(子役)(あらい みう)……2006年9月17日生まれ。大河ドラマ『おんな城主 直虎』(2017) おとわ(幼少期)役、朝ドラ『わろてんか』(2017年度後期)藤岡てん(幼少期)役など、国民的ドラマで主人公の幼少期を演じている。

稲垣来泉(役:黒村晴美)

この世界のキャスト4

登場人物:黒村晴美(くろむら はるみ)……径子(尾野真千子)の娘。国民学校初等科への入学を控えている。母とともに北條家に同居。すずに懐く。空襲のあと、すずと一緒にいて時限爆弾に巻き込まれてしまう…。

キャスト:稲垣来泉(子役)(いながき くるみ)……2011年1月5日生まれ。NHK朝ドラ『とと姉ちゃん』では水田家の娘を演じ、ドラマ『砂の塔〜知りすぎた隣人』(2016年10月期)では主演・菅野美穂の娘・高野そら役を演じた。

浅川大治(役:北條周作)

 

浅川大治

登場人物:北條周作(幼少期)…すすの夫になる。

キャスト:浅川 大治 (あさかわ・だいじ)…2008年06月24日生まれ。テアトルアカデミー所属の子役。日曜劇場「ごめん、愛してる」(TBS、2017年) で律の幼少期役、大河ドラマ「西郷どん」第24回・第25回(NHK、2018年)にも出演するなど活躍中。

二階堂ふみ(役:白木リン)

この世界のキャスト18

登場人物:白木リン……謎多き遊女。すずと同じく広島の出身

キャスト:二階堂ふみ(にかいどう ふみ)……1994年9月21日生まれ。沖縄県那覇市出身。2011年、第68回ヴェネツィア国際映画祭の『ヒミズ』で、最優秀新人賞に相当する賞を受賞。ドラマでは少ないが映画主演は多数。2018年、NHK大河ドラマ『西郷どん』では愛加那役で出演。

・女子高生の制服が好き。理由は輝かしく美しく、まぶしいため。特にセーラー服が好き。制服で何となく学校も分かる。高校も制服で選んだ。都内でセ―ラー服着用の高校名を4つ挙げるクイズで、15秒中7秒残して素早く答えた。(「東京フレンドパーク」2018.7.2放送より)

・「すごく二階堂さんは素敵な方。リンは漫画から出てきたよう。すごく学ばせてもらっています」と松本穂香がコメント。役への向きあい方が貪欲と松坂桃李も二階堂ふみを評価し「裏でどんだやってるか知らないですけど僕は感じるんです」とコメント。(2018.7.14「開幕!真夏のドラマ祭り!」より)

・役・作品について「すずとタイプが違う女性が描かれていて、すごくステキな作品だな」と二階堂ふみがコメント。(2018.7.14「開幕!真夏のドラマ祭り!」より)

木野花(役:刈谷タキ)

この世界のキャスト11

登場人物:刈谷タキ……すずが嫁いだ北條家の隣に住む刈谷幸子の母

キャスト:木野花(きの はな)……1948年1月8日生まれ。朝ドラ『あまちゃん』ドラマ『女囚セブン』ほか多数出演するベテラン俳優。

塩見三省(役:堂本安次郎)

この世界のキャスト12

登場人物:堂本安次郎……北條家の近くに住む堂本志野の祖父

キャスト:塩見三省(しおみ さんせい)……1948年1月12日生まれ。朝ドラ『あまちゃん』の「琥珀の勉さん」から映画『アウトレイジ ビヨンド』の凄味のあるヤクザ役まで幅広く活躍している。

田口トモロヲ(役:北條円太郎)

この世界のキャスト16

登場人物:北條円太郎 (ほうじょう・えんたろう)……周作の父。すずの舅(しゅうと)。

キャスト:田口トモロヲ(たぐち・トモロヲ)は、1957年11月30日生まれの60才。ドラマ『バイプレイヤーズ 〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜』の6人の名脇役のひとりとして出演。

仙道敦子(役:浦野キセノ)

この世界のキャスト6

登場人物:浦野キセノ……すずの母

キャスト:仙道敦子(せんどう のぶこ)……1969年9月28日生まれ。1990年代、TBSの連続ドラマ『ホットドッグ』『クリスマス・イブ』『卒業』など主演クラスを多く務めた。連続ドラマへの出演は、『徹底的に愛は…』(1993年10月期)以来で、約25年ぶりとなる。

伊藤 蘭(役:北條サン)

この世界のキャスト17

登場人物:北條サン……周作の母。すずの姑(しゅうとめ)

キャスト:伊藤 蘭(いとう・らん)は、1955年1月13日生まれの63才。伝説のアイドル、元キャンディーズのメンバー。夫は俳優の水谷豊、長女の趣里は2018年4月期の日曜劇場『ブラックぺアン』にレギュラー出演。親子で日曜劇場2期連続出演になります。伊藤自身の日曜劇場出演は『誰よりもママを愛す』(2006年7月)以来実に12年ぶり。

宮本信子(役:森田イト)

この世界のキャスト5

登場人物:森田イト……すずの祖母。不器用なすずの優しさを誰よりも理解し、陰ながらすずを見守り続ける。

キャスト:宮本信子(みやもと のぶこ)……1945年3月27日生まれ。『マルサの女』『ミンボーの女』ほか、夫の故伊丹十三監督作品に多数主演した。

本ドラマの脚本・岡田惠和作品では、『奇跡の人』『ひよっこ』(ともにNHK)、『私という運命について』などに出演している。

”朝ドラ”から”日曜劇場”のキャスト一覧

『この世界の片隅に』主演の松本穂香は、NHK朝ドラ『ひよっこ』に出演して注目を集めました。

どうも近頃、朝ドラ⇒日曜劇場の流れがあるようです。そこで朝ドラ「主演」と「出演」の2つの観点から日曜劇場のキャスト一覧を表にしてみました。

”朝ドラ”から”日曜劇場”の主演キャスト一覧(2013~2017)

放送年 タイトル 主演 日曜劇場(直後の作品)
2017後期 わろてんか 葵わかな ブラックぺアン
2017前期 ひよっこ 有村架純 ―(映画ナラタージュ)
2016後期 べっぴんさん 芳根京子 小さな巨人
2016前期 とと姉ちゃん 高畑充希 ―(映画アズミ・ハルコは行方不明)
2015後期 あさが来た 波瑠 ―(世界一難しい恋)
2015前期 まれ 土屋太鳳 下町ロケット
2014後期 マッサン 玉山鉄二 ―(連続ドラマW 誤断)
シャーロット・ケイト・フォックス ―(京都人に密かな愉しみ)
2014前期 花子とアン 吉高由里子 ―(舞台 大逆走)
2013後期 ごちそうさん ―(花咲舞が黙ってない)
2013前期 あまちゃん 能年玲奈(当時) ―(映画ホットロード)

振り返ると今の流れは『まれ』主演の土屋太鳳が日曜劇場に抜擢されたころから顕著のようです。土屋太鳳はその後日曜劇場『IQ246-華麗なる事件簿-』にも織田裕二に振り回される刑事役で出演しています。

土屋のパターンから若手キャストの場合、ステップアップとして抜擢されるもよう。能年玲奈が映画にまわり、その後、事務所トラブルでテレビから消えたのも教訓か。

”朝ドラ”出身の”日曜劇場”キャスト一覧(2016秋~2018夏)

日曜劇場 俳優名 朝ドラ
この世界の片隅に 松本穂香 ひよっこ(2017前期)
松坂桃李 梅ちゃん先生/わろてんか
伊藤沙莉 ひよっこ(2017前期)
土村芳 べっぴんさん(2016後期)
久保田紗友 べっぴんさん(2016後期)
尾野真千子 カーネーション主演(2011後期)
田口トモロヲ すずらん(1999前期)
伊藤蘭 こころ(2003後期)
ブラックぺアン 竹内涼真 ひよっこ(2017前期)
葵わかな わろてんか(2017後期)
小泉考太郎 カーネーション(2011後期)
内野聖陽 ふたりっ子(1996後期)
99.9-シーズンⅡ
陸王 山﨑賢人 まれ(2015前期)
竹内涼真 ひよっこ(2017前期)
風間俊介 純と愛(2012後期)
キムラ緑子 まんてん/純情きらり/ちりとてちん/ごちそうさん/半分、青い。
ピエール瀧 おひさま/あまちゃん/とと姉ちゃん
寺尾聰 こころ(2003後期)
ごめん、愛してる 吉岡里帆 あさが来た(2016後期)
坂口健太郎 とと姉ちゃん(2016前期)
池脇千鶴 ほんまもん(2001後期)
大西礼芳 花子とアン/べっぴんさん
六角精児 こころ/純情きらり/カーネーション/まれ/半分、青い。
中村梅雀 なっちゃんの写真館/てるてる家族/つばさ
大竹しのぶ 水色の時,オードリー
小さな巨人 芳根京子 べっぴんさん主演(2016後期)
安田顕 瞳(2008前期)なつぞら(2019前期)
駿河太郎 カーネーション(2011後期)
A LIFE〜愛しき人〜 竹内結子 あすか主演(1999後期)
木村文乃 だんだん/梅ちゃん先生
IQ246 土屋太鳳 まれ主演(2015前期)
ディーン・フジオカ あさが来た(2016後期)

ベテラン俳優までピックアップしてしまいましたが、特筆すべきはディーン・フジオカ、吉岡里帆、坂口健太郎、竹内涼真、葵わかな。朝ドラで知名度があがったからこその抜擢です。

もちろん本作『この世界の片隅に』の松本穂香の日曜劇場主演が最大のサプライズ抜擢ですね。

ドラマ『この世界の片隅に』脚本は岡田惠和

『この世界の片隅に』脚本は岡田惠和(おかだ・よしかず)。松本穂香が出演した朝ドラ『ひよっこ』の脚本家です。

岡田のTBSドラマの脚本担当は日曜劇場『おやじの背中』の中の「圭さんと瞳子さん」(2014)以来で4年ぶり。TBSの連ドラとしては『小公女セイラ』(2009)以来で9年ぶりとなります。

本作のメイン演出の土井裕泰(どい・のぶひろ)とは映画『いま、会いにゆきます』(2004)でタッグを組んでいます。

岡田惠和の連ドラ脚本の前作は、テレビ東京の『ユニバーサル広告社〜あなたの人生、売り込みます!〜』(2017)が全7話平均視聴率:4.0%に沈みました。『ひよっこ』でも分かる通り良い人ばかりが脚本の特長で、「ユニバーサル~」は裏目に出たもよう。

『ひよっこ』でもインパール作戦など戦争の影は描きましたが基本は明るく描く作風。太平洋戦争・原爆投下という悲劇をどう描くのかは期待です。

ドラマ『この世界の片隅に』音楽は久石 譲

本作の音楽担当は、数々の映画音楽を手掛ける久石譲(ひさいし・じょう)。宮崎駿監督や北野武監督の作品などの映画作品で音楽を手掛け、日本アカデミー賞の最優秀音楽賞は計8回の受賞をしています。

久石は映画では『羊と鋼の森』(2018)ほか毎年音楽で関わっていますが、ドラマでの音楽担当は2夜連続スペシャル『女信長』(2013年・フジテレビ)以来の5年ぶり。

連続ドラマの音楽担当は『坂の上の雲』(2009-2011の全13回、NHK)以来で7年ぶり。民放の連ドラとなると『時をかける少女』(1994・フジテレビ)まで遡(さかのぼ)り、24年ぶりとなります。

ドラマ『この世界の片隅に』は2018年7月スタート予定!

ドラマ『この世界の片隅に』全体の責任を負うプロデューサー:佐野亜裕美はヒット作『カルテット』演出の土井裕泰との再タッグです。

本作は主演・松本穂香で2018年7月15日スタートし、TBS系でよる9時の日曜劇場枠で放送。北川景子主演で“終戦記念スペシャルドラマ”(2011・日本テレビ)として実写化はされていますが、連続ドラマは初!

原作者のこうの史代も、スペシャルや映画は時間の制約があるため、原作に近い形で描ける実写化に期待を寄せています。

アニメ映画は好評でロングラン上映中。160分の長尺も2018年末公開予定で、『この世界は片隅に』ファンには楽しみな2018年ですね。

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※キャストの年齢は放送時のもの。記事内の画像出典は公式サイト