【麒麟がくる】29話のネタバレと感想!光秀の室町幕府改革始動!

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【麒麟がくる】29話のネタバレと感想!光秀の室町幕府改革始動!

義昭が新将軍となり、信長と光秀は彼を支えようとします。

が、幕府は摂津晴門に牛耳られ腐敗が進んでいました。光秀は室町幕府改革を進めますがどうなるでしょうか。

今回の記事では【麒麟がくる】29話の視聴率、ネタバレと感想をお伝えします。

画像出典:Amazon

目次

【麒麟がくる】29話の視聴率

【麒麟がくる】29話の視聴率は分かり次第、お伝えします。

【麒麟がくる】29話のネタバレ

摂津晴門の悪巧み

織田信長(染谷将太)は自ら、将軍・足利義昭(滝藤賢一)の御所・二条城を造る指揮を執る。

信長は義昭の為に東山慈照寺(銀閣寺)の庭石や、近隣の社寺から茶器、屏風、壺なども集めていく。だが、

信長は将軍の名を借りて高価そうな物を強奪している

と幕府内で悪い噂がたってしまう。

信長への悪評を耳にした明智光秀(長谷川博己)。

  • 幕府は今まで将軍を守るための城を造って来なかった
  • 内部には寺社が経営する金貸し業と手を組み、利益をむさぼる人物もいる
  • 腐敗している幕府が非難するのはもっての他

と光秀は憤慨する。

一方、信長に庭石や茶器を持っていかれた寺の僧侶は取り戻す為に義昭と目通りする。

政所の頭人・摂津晴門(片岡鶴太郎)は義昭に警告する。

晴門「このまま推し進めれば洛中の寺社は信長や義昭様を恨む。」

信長に恩がある義昭は思い悩むが「信長が美濃に戻った時にこっそり返却することはできる」と約束してしまう。

晴門、僧侶らは納得する。そして、晴門は僧侶から裏金を受け取り満足そうに笑うのだった。

義昭の理想と駒の決心

義昭は駒(門脇麦)の下に向かい自分の理想と現実を話す。

  • 身分に関係なく困窮する者を受け入れ、助けたい館を造りたい
  • その館には花が咲き乱れ、人々の意向の場
  • かつて聖徳太子が建てたという悲田院を理想としている
  • 将軍となった今ならこの理想を実現する為に命じれば土地は手に入るだろう
  • だが、建設や医者を呼ぶには最低1000貫は必要、今の幕府にそんな余裕は無い

それを聞いた駒は決心する。望月東庵(堺正章)の診療所に戻ると東庵が丸薬で稼いだ金を持って双六へいこうとしていた。

駒は東庵を一喝、200貫貯まっていることを確認する。「残り800貫はどうするべきか?」と駒が考えていると今井宗久(陣内孝則)が言っていたことを思い出す。

宗久「場所を移し今の5倍丸薬を作ればもっと商売が出来る。」

駒は宗久の下へ向かうのだった。

幕府腐敗の元凶は

光秀は伊呂波太夫(尾野真千子)に呼び出されある神社の境内にいた。そこに前関白・近衛前久(本郷奏多)がやってくる。

前久は足利義栄(一ノ瀬颯)を将軍に進言したことで三好勢と繋がっていると疑われ、朝廷を追われていた。今は太夫の一座の芸人として身を隠しているという。

太夫は弟のように可愛がっている前久を救いたく、光秀に助けを求める。

前久は朝廷と晴門の関係を語りだす。

  • 前久は晴門らに朝廷を追われた
  • さらにその裏には近衛家をライバル視している公家の二条晴良(小藪千豊)がいる
  • 晴良は近衛家没落をさせたら土地を奪い、晴門らと分けるつもりである
  • 摂津晴門こそが今の幕府の正体であり、腐敗の元凶である

さらに続ける前久。

  • 信長なら幕府を変えられるはず
  • 光秀なら信長も動かせるはず
  • 晴門を嫌っている光秀だからこそ頼んだ

前久は光秀に期待して去っていく。

さらに伊呂波太夫が近衛がプライドから言えなかった本心を光秀に続ける。

  • 京では公家だけでなく、天皇ですら貧窮している
  • 正親町天皇は所領を奪われた
  • 曾祖父・後土御門天皇が崩御した時は、弔う費用すら無く、二ヶ月も御所に亡骸が置かれていた
  • 幕府は見て見ぬ振りをして朝廷を助けなかった

藤吉郎の警告

翌日、光秀は京の妙覚寺にいる信長の下を訪ねる。するとそこには木下藤吉郎(佐々木蔵之介)もいた。

藤吉郎は京の奉行になる予定、朝廷の動きとその為に前久が使える人物かどうか見極めようとしていた。そして、光秀と前久のやり取りも聞いていた。

「将軍の側近である自分が信長に背かないかも見ていたのか」と光秀は疑う。

藤吉郎は否定するが「公家衆は、寺や大名と繋がっている可能性があり、気足をすくわれるかもしれない」と警告する。

光秀は面白くなく信長に藤吉郎の文句を言う。ただ、信長は藤吉郎のことを信用しているようだ。

光秀の室町幕府改革

その後、信長は越前の朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)が三好勢と手を組み美濃に攻め入ると情報を得たので急いで戻ることにする。

光秀、藤吉郎、柴田勝家(安藤政信)らを京の奉行にするよう幕府の許可を得ており、特に将軍の側近である光秀に幕府の改革を任せる。

信長は今の心情を話す。

  • 信長は父・信秀から、この世で一番偉いのは太陽で、次は天皇、その次は天皇を守る将軍だと聞かされていた
  • 現状では将軍は天皇を守れておらず、自分が御所の塀の修理代4000貫を送った
  • まだ塀を見れておらず気になっている

数日後、細川藤孝(眞島秀和)の下に申し文が届く。「光秀が東寺八幡宮領の一部を奪ったので返せ」とあった。

その土地は光秀が家族を呼び寄せる為に義昭から拝領した土地であり、憤慨した光秀は晴門の元へ向かうのだった。

光秀VS晴門

光秀は晴門に訴えの文を見せ、「自分は無実であり、本当に横領したものを探すべき」と訴える。

「いちいち調べておれぬこと」と軽くあしらおうとする晴門。光秀は「政所は将軍の家来が疑われても調べないのか」と嫌味で返す。

「では5年、10年とじっくりと時間を掛けてましょう」とやはり晴門は調べる気などない。

「そうやって帝の領地も奪ったのか」と追及する光秀。「武士が寺や朝廷を守っているのだから見返りぐらいは当然であろう」と開き直る晴門。

光秀は「はっきりとさせるまでは土地は返す気は無い」と宣言して去っていく。

伊呂波太夫の願い

光秀は伊呂波太夫の案内で御所の様子を見に行く。塀はボロボロ、見張りの人手も足りず子供の悪戯すらも見落とす始末だと言う。

さらに伊呂波太夫は近衛家に拾ってもらった時のことを話す。

  • 助けては貰ったが尼寺に出されることになった
  • 御所で1人で泣いていると若い男の公家が声を掛けてくれた
  • お守りとして焚き火であぶった温かい石をくれて、今でも大切に持っている
  • その人物こそが今の帝・正親町天皇
  • 自分は尼寺にいかない為に近衛家を逃げ出したが恩は忘れていない

「せめて塀だけでも直さねば」それが伊呂波太夫の願いだった。

次なる戦に向けて

4月、宣言通りに2ヶ月で義昭の新しい御所である二条城を完成させた。このことは近隣諸国の大名へ信長の底力を示していた。

義昭は信長に「見事な出来じゃ。信長殿は大恩人じゃ。」と礼を述べる。

義昭が城の中を見る中、信長は光秀に妹の市が嫁いだ近江の大名・浅井長政を紹介する。

その後、信長は光秀に「自分が美濃に戻った2、3日後に追って来い、朝倉義景について聞きたい」と告げる。

次なる戦に向けて事態は動き出していた。

【麒麟がくる】29話の感想とまとめ

新将軍が誕生しましたが室町幕府はすでに腐敗し、武士のまとめ上げや天皇、朝廷を支えることは出来なくなっていました。

そして、光秀が腐敗した幕府の改革に乗り出すことになり、牛耳る摂津晴門と衝突することになります。

史実の摂津晴門は幕府の役人ではありましたが、信長が力をつけたことには記録があまり残っていません。【麒麟がくる】は幕府腐敗の元凶、光秀と対立する悪役として描かれるようです。

ベテラン声優・緒方賢一が登場

冒頭で義昭に「信長が持っていったものを返してほしい」と訴えていた僧正は40年以上の大ベテラン声優の緒方賢一さんです。

  • 「一休さん」:桔梗屋
  • 「名探偵コナン」:阿笠博士
  • 「ONE PIECE」:五老星の1人

など含蓄のあるおじ様役が多いです。【麒麟がくる】でもそのベテランの演技を披露していました。

次回【麒麟がくる】30話は光秀が越前で世話になっていた朝倉義景との戦いに向けて動き出します。さらに帰蝶様も久々登場です。

2020/11/1(日)20:00~の放送をお楽しみに。

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28話「新しき幕府」 30話「朝倉義景を討て」

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