【どうする家康】最終回ネタバレと視聴率|瀬名と信康登場&オールスターのフィナーレ!
【どうする家康】最終回ネタバレと視聴率|瀬名と信康登場&オールスターのフィナーレ!
松潤主演の大河がいよいよ最終回!第48話「神の君へ」が放送されました。家康をあの世に迎えにきたのは、戦国の亡霊ではなく、懐かしいあの人たち!茶々の叫びの意味とは?
今回は、【どうする家康】最終回/48話のあらすじ・ネタバレと視聴率・感想・レビューをお届けします。
【どうする家康】最終回/48話の視聴率
【どうする家康】最終回48話の視聴率は12月18日(月)にお知らせします。
【どうする家康】48話のあらすじ
【どうする家康】48話のあらすじです。
大坂夏の陣
<二条城>
阿茶(松本若菜)は、家康(松本潤)の戦の準備を整えていた。言いたいことがあればと聞く家康。これが最後かもしれん。最後だと思っていないからないと阿茶。ただ1つだけ、「鯉」の話が聞きたいと言う。
<大坂城>
後藤又兵衛が討死、長宗我部も戦の後行方知れずと大谷吉治が真田信繁(日向亘)に報告する。信繁は、父・信幸と碁を打っていたときのことを思い出す。打つ手が汚いと非難すると父はこう言った。
戦は汚いもの。ひっくり返せるときがまたいつか来る。乱世を取り戻せ。愉快な乱世を泳ぎ続けろ。
家康が動いた。目指すは化け物の首1つ。大野治長(玉山鉄二)、秀頼(作間龍斗)、茶々(北川景子)、千姫(原菜乃華)が皆を煽り、家康の首を取ることだけを目標に豊臣は一致団結する。そして戦は始まった。
劣勢ではあるものの、真田信繁が家康の陣に突撃。
家康はここじゃあ〜、ここにおるぞ!と叫ぶ家康。
さあ、来い、ともに行こうぞ。
乱世の亡霊たちよ、わしを連れていってくれ。
秀吉らの亡霊に心で語りかけながら手を広げて信繁を迎える。家康に斬りかかる信繁…。
全滅した真田の軍を見た大野治長は愕然としながら信繁の六文銭を拾う。
「また生き延びてしまいましたな」。本多正信が声をかける。乱世を生き延びたのは家康のほうだった。
千姫は徳川へ
茶々と秀頼は千姫を徳川に返すことに。豊臣の嫁として秀頼と茶々とともに死する覚悟でいる千姫は、大坂城に残ると秀頼、茶々、初にも懇願するが受け入れられずに初が家康のもとに連れていく。
大御所様!お願い申し上げます!
と土下座をして、茶々と秀頼の存命を懇願する。
秀頼を深く慕っておるんじゃな…。
私だけではない、多くの者が慕っている。あのお方は夢をと力を与えてくれる。前途ある若き才を救ってください!
千姫必死の訴えも、家康の答えはNOだった。
すまぬ。ここで挫ければこれまでやってきたことすべてが…。
秀忠が割って入り、将軍として秀頼に死を申しつける。最後ぐらい私に背負わせてくださいと家康に言う。
鬼じゃ、父上もおじじ様も、鬼か鬼畜か!豊臣の天下を盗み取った化け物じゃ。泣き叫ぶ千姫。初が、これは茶々と秀頼が選んだ道でもあると説き伏せる。
千姫は、鬼じゃ!秀頼様を返せと泣きじゃくりながら連れて行かれる。家康は燃えさかる大坂城に静かに手を合わせる。
豊臣の最期
<大坂城>
炎に包まれた城の中で、まず秀頼が切腹する。見守る茶々に願う。「母上、我が首を持って生きてくだされ」。大野治長が絶叫しながら介錯する。その首を慈しみ、「見事であった」と息子を称える茶々。最期まで豊臣に尽くした重臣たちも次々に後を追う。
徳川は汚名を残し、豊臣は人々の心に生き続ける!
すべての家臣の介錯を担った治長は、そう叫ぶと介錯を茶々に託し絶命する。崩れ落ちていく城の中、茶々はいう。
日ノ本か、つまらぬ国になるであろう。正々堂々と戦うことをせず、万事長き物に巻かれ、人目ばかりを気にして陰でのみ妬みあざける、優しくて卑屈なかよわき者の国に。
己の夢と野心のために、なりふり構わず力のみを信じて戦い抜く。かつてこの世の荒れ野を駆け巡った者たちはもう現れまい…
茶々は、ようやりました。そういうと茶々は首を切って自害する。かすかに聞こえた鈴の音は秀吉の呼び鈴だったか。
家康は茶々を看取るかのように手を合わせた。
【どうする家康】最終回/48話のネタバレ
【どうする家康】最終回/48話のネタバレです。
「神の君」に仕立てたのは天海
かくして安寧の世の中がやってきた。神の君の偉業を正しく伝えて行かなければならない。
南光坊天海(小栗旬)が、稲らに家康の話を集めさせているが、ろくな話が出てこない。もっといい話を集めろという。立派な話ばかり残すのはいかがものかという秀忠(森崎ウィン)だが、家康のことを、世間では狡猾で恐ろしい狸と憎悪する輩も多い。源氏物語や吾妻鏡の書物を手にしながら天海は続ける。
かの源頼朝公にしたって実のところはどんなやつかわかりゃしねえ。周りがしかとたたえて語り継いできたからこそ、今日すべての武家の憧れとなっている。
人間は誰しも間違ったりするものだという秀忠に天海は声を高める。
人ではありません、大権現!
春日局/福(寺島しのぶ)。家光は「神の話なんて聞きたくない」と絵を描いていた。扇子を持った狡賢そうな狐の絵は正信のことらしい。
家康の最期
本多正信が、病床につく家康を見舞う。正信も高齢だ。正純に背負われながら阿茶に案内される。
正信は、「わしのようなものを信用してくださり、深く深く感謝している」これまでの礼を言いながら、自分もすぐに後を追うという。シミだらけでシワシワの家康の手を取りながら、これまでの長きお勤め、誠にご苦労様でございしたとその功績を労う。家康もかすかな力を振り絞り、その手を握り返した。
天が遣わした神の君。あるいは、狡猾で恐ろしい狸。いずれにしても皆から恐れられる人にあらざるものななってしまった。お幸せだったのでしょうか…。
戦なき世を為し、この世のすべてを手に入れた。しかし本当に欲しかったもの、ずっと求めていたものは…。正信は手を合わせる。
1616年4月17日、家康は逝去した。
瀬名と信康がお迎えに
家康は木彫りのウサギを作っていた。
「殿、との…」声が聞こえると、瀬名(有村架純)と信康(細田佳央太)が現れる。もう隠れないでもいいでしょうと信康。2人はずっとそばで家康を見守ってきたのだった。
ようやりました。私の言った通りでしたでしょう。為し遂げられるのは殿だと。ご立派なことでございます。
立派なことなんぞ。やってきたことはただの人殺しじゃ。あの金色の具足を着けたその日から、望んでしたことは1つもない。望まぬことばかり、したくもないことばかりをして…。
家光/竹千代(潤浩)が「おじじ様、上手に描けたので差し上げます」と家康の似顔絵を持ってきた。竹千代には瀬名と信康が見えているようだ。
不思議な子でございますな。竹千代、跡継ぎじゃ…。
昔の家康にそっくり。あの子が鎧を纏って戦場に出なくてよい世の中をあなた様が作ったのでしょう。あの子があの子のまで生きていける世の中を作ったのでございます。なかなか立派なことだと。
家光が描いた家康の絵は、存外本質を見抜いていると瀬名。描かれているのは、狸でも神君でもなく、
白うさぎだった。みんなも待っていますよ、白兎を。
信康と五徳の祝言と「鯉」事件
「信長の姫なんていらない」と逃げ回る信康。
のんきに笑っている家康に、それどころではないと彦右衛門(音尾琢真)と七之助(岡部大)。鯉がいなくなったのだ。先日、お祝いにと信長が選んだ鯉を秀吉が持ってきた。秀吉はそれを信長・秀吉・家康に例え、これに何かあったら…と言っていた。
大久保忠世(小手伸也)が、魚の骨を見つける。渡辺守綱(木村昴)から信長が直々にやってくると聞いて鯉の行方を必死に探す家康。於大(松嶋菜々子)が本多家の笄を見つける。目撃証言からも、平八郎(山田裕貴)を疑い問い質す。昨夜本多忠真(波岡一喜)と夏目広次(甲本雅裕)が酒を飲んでいたと小平太に言われ、2人を問い詰める。
今度は広次が、鯉に目がない人がいると言い出す。それは鳥居の翁(イッセー尾形)だった。食ったかもしれないと言う。信長一行がやってきたと報告がある。誰かが首を差し出さなければならぬならこのおいぼれから…と首を差し出す翁。刀を振り上げる家康。
もうよい。大事な家臣を、鯉と引き換えにはできない。家康は刀を下ろした。
信長様にはなんと?
正直にいうしかあるまい。
信長の逆鱗に触れたら?
そんなのこっちから願い下げじゃ。
鯉は所詮、鯉じゃ。食うて何が悪い?
そのお言葉、待っておりました!と左衛門尉。
これで晴れて鯉が食べられると於大や登与。立派な鯉料理が運ばれてくる。信長だけじゃなく、信長の鯉にへつらっていられるかと小平太。すべては家臣団による冗談だった。
もし、わしが手打ちにしたらどうするのだ?
そんなことはしないとわかっていた。
皆よくわかっている。殿という人のお心を…。平八郎も珍しくしおらしい。
左衛門尉が「殿、まことにありがとうございました」と礼を言う。平八郎、小平太、鳥居翁、彦右衛門、夏目広次、大久保忠世、七之助、石川数正(松重豊)ら、家康を支えてきた家臣たちが次々に礼を言い、いつまでも一緒だ、いつまでも支えると言ってくれた。
心より、感謝を申し上げる、と家康も皆に頭を下げる。
「お幸せでございますな、殿」という声が聞こえる。それは瀬名だった。最後に別れたときと同じカニ柄の小袖にピンクの羽織を身に纏っているが、あのときとは違う、笑顔だ。
そうじゃな、わしは…幸せ者じゃな。
信康と五徳の祝言で海老すくいを踊りながらはしゃぎまくる家臣たち。なんとよき光景でしょうと瀬名。
家康はふと思う。わしが為したいのは、今日この日のような世かもしれぬな。
ぜひあなたさまが為してください。
わしには無理じゃ。
ただの白兎ですもんね。
だがこの者たちを見ていると、いつの日かそんな世が来るような気がする…。まことに…。
わしは信じるぞ。いつかきっとそんな世がくると。いつか、きっと…。家康と瀬名が見ている江戸の街には、現代の東京の摩天楼が写っていた。
【どうする家康】最終回/48話の感想とレビュー
1年間、見続けた「どうする家康」がついに終わってしまいました。
これまで何度か話には出てきたものの、詳しく語られてこなかった「鯉」の話は、家族や家臣たちとの楽しい思い出をフィナーレに使おうととっておいたわけですね。オールスター登場で懐かしくなりました。
NHKお得意、幽霊のお迎えもあって、瀬名と信康も登場。戦は所詮人殺し。やりたくもないことばかりやってきた自分の人生を悲しみとともに振り返る家康に、平和な世の中を作るという立派なことを成し遂げたのだと褒めてあげました。
白兎に始まり、白兎で終わった家康の波瀾万丈な人生。
狸だの化け物だの、神の君だの、好き勝手に言われてきたが、本質はずっと平和な世の中を望む、気の優しい白兎。家康を連れていったのは、乱世の亡霊ではなく、大好きな家族や家臣たちでした。
多くの人々が命をかけて戦ってきた戦国時代が終了。乱世が終わった、家康にも安らげるときがやってきたということではハッピーエンド。
しかし茶々が最期に叫んだこの言葉も、古沢良太さんからのメッセージなのでしょうか。
日ノ本か、つまらぬ国になるであろう。正々堂々と戦うことをせず、万事長き物に巻かれ、人目ばかりを気にして陰でのみ妬みあざける、優しくて卑屈なかよわき者の国に。
己の夢と野心のために、なりふり構わず力のみを信じて戦い抜く。かつてこの世の荒れ野を駆け巡った者たちはもう現れまい…
現在の日本のことを言っているのでしょうが、一面では当たっているけど、その何百年後には再び戦争も起きました。殿のために戦った武士たちとお国のために戦争で戦った人たちは同じではないのか。
そして日本は家康が成し遂げた国内の平和を守っています。
あらためて神の君…、ではなく、泣き虫弱虫の白兎に感謝しないといけませんね。
1年間、楽しませていただき、ありがとうございました!
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