【カムカムエヴリバディ】第4週のネタバレ!稔(松村北斗)の安否は?
NHKの朝の連続テレビ小説(朝ドラ)【カムカムエヴリバディ】4週「1943−1945」のあらすじネタバレをお伝えします。
カムカムエヴリバディ第4週は、「1943−1945」年代の週です。
1945年といえば、終戦の年。海外の戦線で敗れていき、日本が一番被害を受けていく年。それはヒロイン・安子が住む岡山県も同じ。
もちろん軍も特攻など、無謀な戦いをしていきます。
出征した稔(松村北斗)の安否も気になる、朝から辛い週ですが、覚悟して見届けたい週で…。
【カムカムエヴリバディ】4週のあらすじネタバレ
ここからは「カムカムエヴリバディ」第4週のあらすじネタバレを紹介!
16話(11月22日)
稔(松村北斗)の出征を見届けた安子(上白石萌音)。稔の子を授かっているとわかったのは、稔が出征したふた月後のことだった。
ラジオからは連日アメリカからの攻撃の知らせが流れ、勇(村上虹郎)も徴兵が決まり、戦争はさらに安子たちの日常を変えていく。
時が経ち、1944年(昭和19年)9月14日。安子は元気な女の子を出産。
名前は『るい』。稔が考えた名前だった。
しかしその名前に込められた本当の意味は、周囲には明かせないもので…。
安子の耳の奥に、稔と聞いたルイ・アームストロングの「On The Sunny Side Of The Street」がよみがえる。
どこの国とも自由に行き来して、どこの国の音楽でも自由に聴ける世界で生きて欲しい。日向の道を歩いてほしい。そんな願いが込められていた…。
【出演】上白石萌音、村上虹郎、YOU、西田尚美、段田安則
【ネタバレ】「るい」の名前の由来はルイ・アームストロング(英語: Louis Armstrong)からでした。アメリカのジャズトランペット奏者で、安子・稔が喫茶店で聞いてた曲「On The Sunny Side Of The Street」を歌っていました。そして稔は文通のときもこの曲の歌詞を書きましたね。
17話(11月23日)
1945(昭和20)年。安子(上白石萌音)は赤子のるいを連れて橘家に帰る。久々にひさ(鷲尾真知子)や金太(甲本雅裕)、小しず(西田尚美)たちと思い出話に花を咲かせた。
その頃、戦況は悪化の一途をたどっていた。
3月10日:第1回 東京大空襲。
3月13日・14日:第1回・第2回 大阪大空襲。
B29が日本に来襲し、次々に市街地を襲っていく。
6月29日:とうとう岡山でも空襲が始まる。
安子はるいをおぶって、焼夷(い)弾が降る中を必死に逃げ惑う。
商店街は焼け野原となって…。
【出演】上白石萌音、大和田伸也、鷲尾真知子、YOU、西田尚美、甲本雅裕、段田安則
18話(11月24日)
空襲で、ひさ(鷲尾真知子)と小しず(西田尚美)が亡くなった。
空襲からひと月経過したが、金太(甲本雅裕)は床に伏せ続け、心と体は回復しないまま。
安子(上白石萌音)もまた、金太の世話をしつつ、母と祖母の死を現実のものとして受け入れらない。
8月6日、8月9日:広島、長崎へと原子爆弾が落とされ、焼け野原に。
そして1945年8月15日:ラジオから玉音放送が流れる。日本は敗戦した。(終戦記念日)
ある日、安子はお供えのおはぎを作ろうと、金太にあんこの作り方を教えて欲しいと声をかけるが…
【出演】上白石萌音、YOU、甲本雅裕、段田安則
19話(11月25日)
「たちばなの菓子で救われる人が、きっとおるはずじゃ」
金太(甲本雅裕)は再び、菓子作りへの意欲を取り戻した。
戦後、焼け野原となった岡山の町も、少しずつ復興に向け動き出す。
安子(上白石萌音)は材料集めに奔走する。
幼い頃からの憧れだった「あんこ炊き」を金太から教わった。
そうして出来上がった おはぎ を売りに町へ出ると、持ち逃げしようとする小さな手が!?
その男の子を引き止めた金太は、とある賭けをする。
【出演】上白石萌音、甲本雅裕、西田尚美、濱田岳、大和田伸也、鷲尾真知子、段田安則、YOU
20話(11月26日)
菓子作りに命を燃やしてきた金太(甲本雅裕)が突然、亡くなった。
金太の死を見守ったのは、おはぎを持ち逃げしようとした男の子だった。
金太におはぎ売りを託された男の子は商いの楽しさを知り、新たな人生を歩みはじめる。
戦後から3か月半が経過。4年ぶりにラジオの「基礎英語講座」が復活!
安子(上白石萌音)は、稔(松村北斗)の帰りを心待ちにしながら、英語の勉強を再開。
るい をあやしながら家事をしていると1人の復員兵が現れる。
【出演】上白石萌音、村上虹郎、YOU、段田安則
稔(松村北斗)の安否のネタバレ
第20話で安子が会う「復員兵」は、出演者名に名前があることから、村上虹郎さん演じる勇でしょう。
稔の帰りを待つ安子に辛い事実を伝えるのでしょうか?
ネタバレですが、稔さんは戦死します。そう事前に発表されています。
正確には「雉真稔」とは明かされてませんが、安子は夫と戦争で死に別れるのです。↓↓
本作は、朝ドラ史上初となる3人のヒロインが織りなす100年ファミリストーリー。
祖母・安子(やすこ) / 母・るい / 娘・ひなたの3人はラジオで英語を聴き続けることで、それぞれの夢への扉を開いていくオリジナル作品です。上白石萌音は戦争で夫と死に別れ、娘を置いてアメリカに渡るしかなかった一代目のヒロイン橘安子(たちばな やすこ)を演じます。
https://www.toho-ent.co.jp/event_reports/34592
第3週ラストで、稔が安子の夫になったことで、稔の戦死が明らかになりました。
しかし安子が最愛の娘・るいを置いて、アメリカへ渡る事情は一体どんなことなのでしょう。
その理由はまだどこでも明かされてないので気になります。
戦死と小説「帰郷」
【20話放送後、ネタバレ】稔の戦死が判明。手紙らしきものが届いたのです。死亡告知書(戦死公報)というものでしょう。
ただし、戦死公報がきたにもかかわらず、終戦後、生きて帰ってきた兵隊が大勢いたと言われているのは事実。
『鉄道員(ぽっぽや)』『壬生義士伝』などの著作がある直木賞作家・浅田次郎さんの小説に『帰郷』というのがあります。
復員兵が題材の短編集『帰郷』の中でこんなストーリーがあります。ある男が家族を残して戦争に行き、生き残って帰ってきました。しかし、男の故郷ではすでに男は死んだ者として扱われていました。 戦死公報が出たため妻は、男の弟と結婚していたのです。男は、妻子が弟と幸せに暮らしていると知って帰るべき「故郷」を失って…という展開。
浅田次郎さんは戦後の1951年生まれですが、自衛隊にいた時代の体験や、戦争・軍隊にまつわる豊富な知識を活かし戦争小説も執筆している方。
そんな浅田次郎さんがこうインタビューで戦死が「正確にわかるわけない」と語っています。↓↓
戦時中に兵隊が戦死すると、遺族のもとに戦死公報が配達される。しかし、太平洋戦争では、戦死公報がきたにもかかわらず、終戦後、生きて帰ってきた兵隊が大勢いたと言われている。
「太平洋戦争も末期になると、情報はどんどん曖昧になってくる。そもそも帝国陸軍には終戦時点で500万人の兵がいたと言われているから、コンピューターもない時代に、誰がどこで何をしているかなんて、正確にわかるわけはないんです」
https://www.huffingtonpost.jp/…
私(筆者)は辛すぎるので、戦死した夫・稔が生きていて、安子と再会という望みも捨てずに視聴しようと思います。
【カムカムエヴリバディ】4週の事前レビュー
『カムカムエヴリバディ』第4週のストーリーのあらすじネタバレを紹介しました。
ついに空襲がはじまります。安子の住む岡山も空襲が!
つらい週になりそうですがスタッフ・キャスト陣の心意気も伝わってきます。
制作統括の堀之内礼二郎氏は取材会で、死を描くことを明言していて…
堀之内 制作統括:「今作ではちゃんと死を描いていきます。戦争を二度と起こしてはいけないというメッセージを次の世代に伝えるためにも それは避けられないことだと思っています。いろんな大切なものが崩れてしまい、絶望のふちまで追い込まれても、みんな頑張って生きている。そこから立ち上がる人の力強さを描きたい。
僕は朝ドラを作る時、病院で見ている方を思い浮かべています。以前 他の番組で病院を取材した時、ほとんどの病室で患者さんが朝ドラを見てくださっていました。『明日の放送を見たいから頑張れる』という人がいると看護師さんが話してくださいました。明日の放送があるから来週の放送があるから頑張ろうと思ってもらえる朝ドラは素敵だな、そういう朝ドラを作りたいな、という思いが原点にあります。
死を描くのは、病院で見ている方が落ち込んだりしないかとも考えますが、どんなにつらくて困難な状況でも必ず希望はあるということを伝えるために描かないといけないこともあると思います。
今回は100年にわたる人々の営みの積み重ねの上に今があるという意味でも、生と死に真摯(しんし)に向き合って描いていきます」
前作【おかえりモネ】は現代劇でしたが、その前の【エール】では戦争を描きましたね。
【エール】の、とくに18週「戦場の歌」では、裕一(窪田正孝)が太平洋戦争史上「最も無謀」と言われたインパール作戦の行われるビルマ(現ミャンマー)に慰問へ。そこで、音楽の師・藤堂(森山直太朗)と再会。しかし喜びもつかの間…。激しい爆発シーンなども交え、凄惨な戦場を描きました。
戦後。裕一が「長崎の鐘」作曲のため、歌詞の元になった本の著者・永田武(吉岡秀隆)に会いに行ったシーンも涙を誘いました。
話がそれましたが、本作【カムカムエヴリバディ】も戦争と向き合います。市井(しせい)の人である安子ら橘家が巻き込まれた空襲。戦争。
現代劇も魅力的ですが、国民的ドラマの朝ドラで戦争と向き合うことはとても価値があります。病院で視聴している方にはつらいかもしれません…。けれど日本の過ちから目をそらしてはいけないし、幸せな日々も、希望も描いてくれる…とのことなので覚悟して期待して視聴したいです♪
画像出典:NHK
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