【カムカムエヴリバディ】57話│錠一郎(オダギリジョー)「お前とは終わりや」が切ない!

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カムカムエヴリバディ57

【カムカムエヴリバディ】57話

朝ドラ【カムカムエヴリバディ】第12週 第57話が2022年1月21日に放送されました。

第57話では、錠一郎()に「お前とは終わりや」というセリフが!?

切ない週またぎとなって…。

今回は【カムカムエヴリバディ】57話のあらすじネタバレと感想について。

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目次

【カムカムエヴリバディ】57話のあらすじネタバレ

【カムカムエヴリバディ】57話のあらすじネタバレです。

るい()の手紙

トミー(早乙女太一)「サッチモちゃんなんか聞いてる?ジョーのデビューコンサート延期になったんや。笹川社長から木暮さんに電話があったらしいんや。レコードもステージも4月の初めまで、延期やって。」

るい(深津絵里):「なんで?」

トミー:「なんやようわからんけど、レコードの録音が遅れとってバンドのメンバーのスケジュールの調整やら、色々やってたら、そうなるって。」

るい:「全然、知りませんでした。」

るいはショックを受けた。るいはその晩、思い切って錠一郎(オダギリジョー)に手紙を書いた。

<るいの手紙>
「前略 お元気ですか。
コンサートが春まで延期になったと聞きました。
いつになったら会えるのでしょう。
寂しいです。
きっととても期待されてる証拠だと嬉しく思っています。
どうかお体を大切に。
春にお会いできことを楽しみにしています。
かしこ」

るいはポストに投函し祈ったが、その後、何通手紙を書いても、錠一郎からの返事はなくて…。

錠一郎(オダギリジョー)はトランぺットが吹けない

錠一郎は、病気でトランぺットが吹けなくなっていた。

笹川(佐川満男):「もういい!コンサートもレコーディングも中止だ!」

奈々():「パパ。お医者さまも言っていたでしょ?ジョーは疲れてるだけよ。慣れない東京でハードスケジュールで。」

笹川:「そういってもう何ヶ月たつんだ!」

奈々:「だから、いつ治るのかお医者さんにもわからないのよ。」

錠一郎:「申し訳ありません。本当にわからないんです。歩けるし走れる。しゃべることも食事をすることもできる。そやけど、トランぺットを吹こうとすると…」

笹川:「本当に病気なのかねえ?重圧に耐えらえなくなって逃げてるだけじゃあないのかあ?」

奈々:「パパ!」

笹川:「レコーディングスタジオも銀座のクラブもさっさとキャンセルするか。それに他のトランぺッターに、差し替えないとなあ。大損なんだよ!!木暮に電話して迎えにこさせる。」

錠一郎:「それだけは、やめてくださ。木暮さんや大阪のみんなには、余計な心配かけたくないんです。お願いします。」

奈々:「パパ、麻布にアメリカ帰りのお医者様がいるって聞いたわ。他にも何件か良さそうな病院を調べたの。春まで時間をちょうだい。お願いします」

笹川:「春までだ。それ以上は許さん。

女はそれじゃ納得できない

しかし、どこの病院に行っても結果は同じだった。日常生活に何の支障もないのに、トランぺットを吹くときだけ思うように体が動かないという症状に、適切な診断と処置を与えてくれる医師は見つからなかった。

奈々(佐々木希)は、るいの手紙を錠一郎に渡して…

奈々:「また来てるわよ。恋人なの?」

錠一郎:「うん」

奈々:「返事は書いたの?」

錠一郎:「書けるわけない。」

奈々:「困った人ね。あなたは、それでいいかもしれないけど、女はそれじゃ納得できないのよ。」

錠一郎は、竹村クリーニング店に電話する。

和子(濱田マリ):「はい。竹村クリーニング店でございます。もしもし?もしもし?」

電話の奥から、るいの声が聞こえてきた。

錠一郎は何も話すことができずに電話を切った。

錠一郎(オダギリジョー)の噂

「ナイト&デイ」にて。

ベリー(市川実日子):「どないなってんの?ジョーのデビュー。聞いてえな、東京に?」

木暮(近藤芳正)「そないに催促の電話かけられへんて。」

ベリー:「もう私も卒業してまうで」

木暮:「関係あらへんがな」

ベリー:「トミー、あんた何も聞いてへんの?」

トミー:「東京からツアーで来たバンドマンが言うとったんや。ジョーのデビューがいつまでも進まんのは笹川社長の機嫌 損ねたせいやって。」

木暮:「ジョーが?!」

ベリー:「なんで?」

トミー:「娘と交際してるみたいやで。しょちゅう2人で出かけるんやて。」

ベリー:「やっぱり…あの女!そやさかい忠告したったのに。ホンマ、サッチモはボーっとしてるから!」

ベリーが振り返ると配達に来ていた るいが不安そうな顔でかたまっていた。

トミー:「ただの噂や。浮気みたいな器用なこと、できる男やない。」

るいは涙目だが「わかってます」と気丈にふるまって答えた。

57話の結末

るいは錠一郎を信じていた。でも、るいは不安だった。

どうして錠一郎が電話も手紙もくれないのか、どんなに考えてもわからなくて…。

るいの部屋にて。るいは錠一郎からもらった風鈴を手に取って鳴らし、彼を想った。

笹川家にて。

笹川:「終わりだな。ご苦労さん。」

錠一郎:「社長、お世話になりました。」

笹川:「いつか治ること、祈ってるよ」

奈々:「どうするつもり?これから」

錠一郎:「一度、大阪に帰って木暮さんにだけ事情話すよ。」

奈々:「るいさんには?」

錠一郎:「どないして会えるんや。僕とるいをつないでいたのは、トランペットやのに。」

錠一郎は閉店後の「ナイト&デイ」に戻った。

木暮:「ジョー!?…今夜は休め。話は明日や。」

木暮は何も理由を聞かず、とりあえず錠一郎を寝かせる。

翌日。

錠一郎は「ナイト&デイ」の店頭に出て、トミーの単独コンサートのポスターを見る。(日付は2月26日。)

「大月さん?」と声がして振り返ると、るいが鍋を持って立っていた。

るい:「いつ帰ってきたんですか?手紙、届いてますか?何通も出したんですよ。心配で。どないしてたんですか?大月さん…」

そこに「ジョー!」と女性の声がする。

奈々:「ごめんなさい。やっぱり気になって。木暮さんには私からも…。」

奈々は、るいの存在に気づいて、驚く。

錠一郎:「中、入っといて。」

るい:「変な噂ききました。大月さんが社長のお嬢さんとしょちゅう2人で出歩いてるって。それで、社長が怒りはってデビューが遅れてるって。そやけど私はそんなん信じません。大月さんに限って、そんな…」

錠一郎:「ホンマや。奈々のことが好きになった。そやから、お前とは終わりや。」

るいは何も言えず、その場を立ち去って…。

(TO BE CONTINUED)

【カムカムエヴリバディ】57話の感想

錠一郎(オダギリジョー)「お前とは終わりや」が切ない!

57話は、錠一郎(オダギリジョー)がるいに「お前とは終わりや」と言って、別れを告げました。

これって好きなのに、別れを決断したってことですよね。

デビューに失敗したこんな俺は、るいにふさわしくないって感じでの「嘘」の発言ですよね。

切ない!

しかし奈々も手紙の返事を書かない錠一郎に「女はそれじゃ納得できない 」と言ってましたが…

錠一郎わかってないですよ。女とか男とか関係なく納得できないです!

錠一郎は「トランぺット」で、るいと繋がっていると本編で語っていました。

本当にそうなの?トランぺットだけなの?

もっと心の奥の方で「共鳴」している2人だと見えたのですが…

錠一郎(オダギリジョー)の無償の愛

錠一郎(オダギリジョー)の思いは、一人前になれないから彼女から身を引こう、あわせる顔がないという感じでしょう。

しかし「愛」ってなんでしょう(笑)

愛は動詞

愛は動詞。具体的な行動」という人がいます。↓

主体的な人にとって、「愛」は動詞である。愛は具体的な行動である。犠牲を払うこと、自分自身を捧げる事である。愛は行動によって具現化される価値観である。

スティーブン・R・コヴィー「七つの習慣」より

私(筆者)が好きな言葉なんですけど、まあ、錠一郎の「別れを告げる」という行動も彼なりの愛あんんですよね。

容疑者Xの献身

ガリレオシリーズの映画「容疑者Xの献身」では、石神という男が愛する女性のために犯罪を行う…というストーリーが展開されます。

石神(手紙)「花岡靖子様、美里様。本当にどうか幸せになってください私のことはすべて忘れてください。決して罪悪感などを持ってはいけません。あなたに幸せになってもらわなければ、私の行為はすべて無駄になるのですから」

「無償の愛」というのがあります。無償の愛とは「見返りを求めない愛」のこと。

上記の石神は相手の幸せのことだけを願い、自分のことは忘れてほしいと、まさに無償の愛を捧げています。

「無償」とは対価を払わないこと。無料という意味。

今回の錠一郎も、見返りを求めていません。自分と別れた方が彼女は幸せ、という彼なりの「愛」を与えています。でも、そんな高尚な愛とは感じません…。

錠一郎(オダギリジョー)の自信喪失が別れの原因か?

高尚の愛がどうのというより、何か腑に落ちません。納得できません。

愛というより、るいの気持ちを考えてない、身勝手な「嘘」と感じてしまいます。

恋と愛の違い

るいは錠一郎のトランぺットが好きでしょう。でも、錠一郎の存在そのものが好きなはず。

それに結婚式の宣誓で「病める時も、健(すこ)やかなるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」とあるように…

るいも、錠一郎が病めるときもそばにて支えたいし、なんとかしたいと思ってるはず。たぶん。

恋と愛の違いってそういう時に現れますよね。病気や上手くいかない状況のとき試されるというか。

自分を信じている者だけが…

エーリッヒ・フロムの「愛するということ」で、「自分自身を信じている者だけが、他人にたいして誠実になれる。」とあります。

愛+名言で考えたり、検索してたとき・・・今回この言葉に出会いました。

錠一郎は原因不明の「トランぺット吹けない」症状に悩まされ、自信を喪失していました。

つまり「自分自身を信じている者」になっていない。

だから他人、るいに対して誠実な行動がとれていないんですね。

こんな自分では恋人を幸せにできない、恋人が不幸だ…と本気で思ってるのでしょう。自信を失っているから…。

ああ。こんな切ない別れで週またぎなんて!来週が待ち遠しいですね♪

56話< >58話

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画像出典:NHK

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