【カムカムエヴリバディ】47話│「満月」と「すごく特別な曲」の意味

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カムカムエヴリバディ47話

【カムカムエヴリバディ】47話

朝ドラ【カムカムエヴリバディ】第10週 第47話が2022年1月7日に放送されました。

第47話では、るいと錠一郎の交流が描かれます。

劇中で描かれた「満月」と「すごく特別な曲」の意味について考察もしてみました。

今回は【カムカムエヴリバディ】47話のあらすじネタバレと感想について。

目次

【カムカムエヴリバディ】47話のあらすじネタバレ

【カムカムエヴリバディ】47話のあらすじネタバレです。

サマーフェスティバルにて。るい(深津絵里)は錠一郎(オダギリジョー)がトランペットで演奏した曲「On the sunny side of the street」を聞くと、曲の途中で店を飛び出してしまい…。

すごく特別な曲

るいは橋の上で泣いていた。母・安子(上白石萌音)との記憶がよみがえっていた。

演奏を終えた錠一郎が追いかけてきた。るいは「すみません。曲の途中で。」と謝った。

錠一郎:「特別な曲なんやと思うてた。泣いてたらか。前に吹いたとき。でも違うんやな。『On the sunny side of the street』はサッチモちゃんにとって、特別な曲じゃなくて、すごく特別な曲なんやな。違う?」

るい:「じゃから、吹いたんですか?今日、あの曲う。」

錠一郎:「うん」

るい:「あなたのせいです。あなたのせいで…余計なこと思い出してしもた。忘れたかったのに。忘れるために岡山を出たのに。」

るいは涙ぐみ、ジョーの前を走り去る。

満月を見上げて

翌日。クリーニング店にて。

西山(笑福亭笑瓶)がやってきて地蔵盆のポスターを貼った。

るいは地蔵盆とは何か尋ねてみると、お祭りみたいで、サマーフェスティバルみたいなもんだという。

るいは「ナイト&デイ」へ配達に行く。

木暮(近藤芳正)に渡すと、「ジョーの分も預かっとくわ。今出かけとるから」と言われた。

木暮:「こないだ、どないしたん?サマーフェスタの時。ジョーの演奏の途中で出ていってしもうたやろう?」

るい:「すみません。急ぎの配達を思い出して。」

木暮:「そうか。忙しいんやなあ」

るい:「あのう、怒ったりしてますか。ジョーさん。」

木暮:「でも、もったいないことしたなあ。せっかくのジョーの【サニーサイド】。特別やから。あいつの【サニーサイド】は

満月の夜。るいはベランダで、錠一郎や木暮の言葉を思い返しながら、月を見上げていた。

そのころ、錠一郎も窓から月を見てトランペットを吹きつつ、るいのことを思っていた。

結末

地蔵盆の当日。よく晴れていた。

るいがベランダで洗濯物を取り込んでいると、にぎやかな声が聞こえた。

ベランダから地蔵盆の様子が見えた。

カキ氷が売られ、金魚すくい、ヨーヨー釣り、輪投げコーナーもあった。

るいは「入れ」と応援し、「あー」と残念がったり、と子供たちの輪投げを見ていると…

そこに錠一郎がやってきて輪投げや、金魚すくいを子どもたちと一緒にしていた。

錠一郎がたこ焼きを買って、「一人1個な」と子供たちに配った。

錠一郎もひとつ食べようとして、口からこぼれて…

るい:「あ!

るいは考える間もなく、階段を駆け下りて、外へ飛び出す。

錠一郎の(胸のところが)汚れたシャツを拭くるい。

るい「いけん!今すぐ落とさんと染みになってしまう!もう!なんですぐ汚すんじゃ。なんであなたはこう…

錠一郎:「良かった。サッチモちゃん、怒ってると思ってた。もう、僕の洗濯してくれへんと思ってた。

るい:「そねえなわけねえじゃろ。私ゃあ、クリーニング屋なんじゃなから

(TO BE CONTINUED)

【カムカムエヴリバディ】47話の感想

「満月」の意味

夜。るいと錠一郎は別々の場所で満月を見上げていました。

同じ時間に男女が月をているシーンがあれば、意味があると考えられます。

お互いを想っているシーン、ですね。

文豪・夏目漱石が、「I love you」を「我君を愛す」と翻訳した教え子に対して、「日本人はそんなことは言わない。月が綺麗ですねとでも訳しておけ」なんて言ったというエピソードがあります。(出典は不明の話ですけど。)

有名なエピソードなので、脚本家も意図的に使っていることでしょう。

夏目漱石が「月が綺麗ですね」と訳した理由

「月が綺麗ですね」は日本人の奥ゆかしさを表現していて、小説家の夏目漱石らしい文学的な愛の表現です。

美しく、叙情的(≒感情を述べ表している)な言葉です。

(野暮ですが)分析すると…

月が綺麗」とは、感情と同時に「価値感」も表現しています。

月が光っていても綺麗と思わない人も、中にはいると思います。(少数派でしょうが)

ですね」とは、問いかけと同時に「共有」して欲しい願望もあります。

分かりやすくいうとこんな感じ↓↓

僕は月が綺麗と思うんだけど、この価値感を共有できますか?ね、綺麗ですね?ねえ?

離婚する理由として、「性格の不一致」「価値観の相違」が多く挙げられます。

裏を返せば、結婚は「性格の一致」「価値観の一致」。

(性格は反対の方が上手くいくとか、価値観が違うから新鮮だし新たな発見がある場合もあり一概には言えません)

性格は一致がイイかはともかく、食べ物の好みや美しいものを美しいと感じる価値観は同じ方が楽しさを共有できてよいと(私は)思います。

だから夏目漱石は「月が綺麗ですね」を愛の表現としたのかな、と思います。

47話に戻ると、るいも錠一郎も月が綺麗だから見ていて、価値観が一緒というシーンなのですね。

「すごく特別な曲」の意味

47話で気になった台詞があります。それは錠一郎が言った「すごく特別な曲」発言。

木暮も「特別な曲だから」と発言。

錠一郎はサニーサイドを「特別な曲」と思っていますが、るいにとっては「すごく特別な曲」。

まだ考察する情報が少ないですが…

「特別な曲」…良い思い出。

「すごく特別な曲」…辛い思い出。

かな?と思いました。

錠一郎が、ジャズ喫茶「ディッパーマウス・ブルース」で「サニーサイド…」を立ち聞きしていた少年ならば、錠一郎にとって苦しい少年期(おそらく戦災孤児)を乗り越えた救いの曲。

一方、るいにとっては自分を捨てた母を思い出す辛い曲。

錠一郎がいう「すごく」って、とても曖昧すぎるのですが、トラウマ的とか、衝撃的とかの意味の「強調」の「すごく」と使ってるのかな?と考察してみました。

単純に「すごく特別」って、「特別のさらに上」って使ったのかも。

そんな「特別」を超える曲を簡単に吹いて申し訳なかったと錠一郎は理解したのかな?

ともかく、錠一郎とるいの今後や、錠一郎の過去、気になりますね。来週以降も期待してます♪

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画像出典:NHK

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