【カムカムエヴリバディ】42話│るい(深津絵里)はミス・マーサより惨め?

カムカムエヴリバディ42

【カムカムエヴリバディ】42話

朝ドラ【カムカムエヴリバディ】第9週 第42話が2021年12月28日に放送されました。

第42話では、るい(深津絵里)が片桐(風間俊介)と初デートへ。しかし強風が吹いて…

今回は【カムカムエヴリバディ】42話のあらすじネタバレと感想について。

目次

【カムカムエヴリバディ】42話のあらすじネタバレ

前回、るい(深津絵里)は、こわもての田中(徳井優)からクレームを言われたものの、弁護士の卵・片桐(風間俊介)に助けられました。るいは恋心を抱き始めて…。

ここから【カムカムエヴリバディ】42話のあらすじネタバレです。

桃山剣之介(尾上菊之助)が侍(松重豊)を斬って…

42話冒頭は、「モモケン」こと桃山剣之介(尾上菊之助)の主演映画『棗黍之丞(なつめきびのじょう)女狐乱れ桜』のワンシーン。

黍之丞 :「暗闇でしか見えぬものがある。暗闇でしか聴こえぬ歌がある。黍之丞(きびのじょう)見参!」

敵に囲まれた黍之丞 が、バッサバッサと相手を斬っていき、最後に残った侍(松重豊)も斬って…

※松重豊さんは「斬られる侍」という役名。

*****

竹村クリーニング店にて。

平助(村田雄浩)・和子(濱田マリ)・西山(笑福亭笑瓶)がお茶を飲んでくつろいでいた。

平助:「なんや、もう一つやったな。」

西山:「割引券で見てて何いうねん。」

平助は、黒澤明の『椿三十郎』に比べるとモモケンの殺陣が嘘くさいという。

そんな中、片桐が店にやってきて…

ミス・マーサの皮肉な話がお気に入り

片桐:「こんにちは。」

るい:「いらっしゃいませ。これ、お預かりしとったシャツです。」

片桐:「今日もオー・ヘンリー?」

るい:「はい。なかなか読み終わらんもんじゃから。」

片桐:「数が多いからなあ。」

るい:「ちょっとずつ楽しんどります」

片桐:「面白いのあった?」

るい:「私のお気に入りは『善女のパン』です。」

どんな話だったか、片桐が尋ねる。るいは、ストーリーを話して聞かせた。

古いパンを買いに来る男性客へ、ミス・マーサがこっそりバターを塗った。

ミス・マーサはその日、男性客がバターに気づいて驚き、塗った人を考えてくれるかなと想像。

しかし後日、男性客に叱られてしまう。

その人は建築の製図を描いていて、古いパンはその消しゴムとして使わていた。

3ヶ月かけて描いた製図がバターのせいで台無しになった…。

ミス・マーサは青い水玉のブラウスを脱いで、古いサージに着替えた。おしまい。

片桐:「いやあ、面白いなあ」

るい:「はい。本当に面白えお話で」

片桐:「いや、あなたが。そんな皮肉な話をお気に入りや、と言えるあなたが面白いなあと僕は思います。せやけど、ミス・マーサはその客に訴えられるかもしれんなあ」

るい:「そねん感想持つたあ、片桐さんの方がよっぽど面白えわ。」

2人の仲睦まじい様子を奥から平助たち3人が見ていた。

デートの誘い

片桐が帰った後、ジャケットのポケットに何か入っていた。

それは映画『椿三十郎』の前売り券で、その裏に文字が書かれていた。

「るいさんへ 
こんどの日曜の昼 
よかったらご一緒しませんか。 
片桐 」

デートの誘いだった。

部屋で、るいが服を着ているところに、和子(濱田マリ)が入ってくる。

和子:「初めて来たときの服やな。デートか。やっと出番がきたなあ!」

和子は喜んだ。

デート当日。平助(村田雄浩)は、るいのハンカチにアイロンをかけて渡す。

平助・和子に温かく送りだされて、映画館へ。

るい(深津絵里)の初デート

るいは片桐と映画デートを楽しむ。その帰り・・・

片桐:「まだ、時間ええかな?良かったら、もうちょっと話がしたいなあと思って。」

るい:「私も、もっと話をしてえです。片桐さんと」

片桐が知ってるレストランへ誘われ、「ぜひ連れてってください」とるいがお願いしたその時。

強い風が吹いた。

あわてて前髪を押さえた るいが片桐の方を確認すると、

るいの額の傷が見えてしまった片桐は驚いた顔をしていた…。

るい:「すみません。やっぱり、帰ります。今日はありがとうございました。さようなら。

るいは走って帰る中、転んでしまう。

ナレーション(城田優):るいは、みじめでした。勝手に浮かれて。叩き落されて。自分はミス・マーサよりもみじめだと思いました。

るいが入った喫茶店が、急に照明が落ちて暗くなった。

そして音楽が始まった。

謎の男・宇宙人(オダギリジョー)がトランペットを吹いていた?!

そのジャズ喫茶には、おしゃれな女(市川実日子)や すかした男(早乙女太一)もいて…。

(TO BE CONTINUED)

【カムカムエヴリバディ】42話の感想

るい(深津絵里)はミス・マーサより惨め?

42話は、るい(深津絵里)の初デートが描かれました。

しかし、強風で前髪がめくれて、額の傷がデート相手・片桐(風間俊介)に見えてしまいます。

就職の面接に続き、またも額の傷で失敗へ…。

「皮肉な話」がお気に入りなるい。きっと、自分と重ねていたのでしょう。

勘違いして失恋する。

るいは「ミス・マーサより惨めだ」と言っていましたが、同じ立場だと思いました。

それなのにナゼるいは自分の方が惨めだと思ったのでしょう?

ミス・マーサの方が惨めでは?

失恋した立場は同じでも、ミス・マーサの方は(その人を貧乏だと)勘違いして勝手に行動して、相手を傷つけたのだから怒られても仕方ありません。

一方、るいは何も悪いことをしていません。その点は大きな違いです。

顔に傷があることを隠していた後ろめたさはあるかもしれませんが…

ミス・マーサの失恋は自業自得。一方、るいは不憫、理不尽に思えます。

どちらが「惨め」かと言ったら、第三者から見たら「何やってんだ」と思ってしまう行為をしたミス・マーサの方が惨めに感じます。

なぜ、るいが私の方が惨めと思うのかは、分かりにくいですね。

るい(深津絵里)がミス・マーサより惨めな理由

筆者の見解ですが、きっと、るいの額の傷はどうしようもないからでは?

ミス・マーサはいつか恋ができるかもしれない。

けれど、るいは額の傷がある限り、恋はできない

本人も分かっているのに、浮かれてしまった。

るい(深津絵里)がミス・マーサより惨めな理由は、できるはずのない恋をしてしまったから。

そう解釈してみました。

そう思うと、惨め…ではありますが、ちょっと自分を責めすぎでは?るいちゃん(涙)

まあ、次週予告に片桐の姿があったので、これで退場ではないもよう。

驚いたけれど嫌いになったわけじゃない…そう片桐が思っていたらいいな、と思います。

【カムカムエヴリバディ】の2021年の放送は今回まで。次回、43話は新年です。2022年1月3日(月)からスタート!

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画像出典:NHK

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