日10ドラマ【いつか、ヒーロー】4話「「衝撃!!愛娘を奪われたシングルマザー、親子に隠された哀しい真実」が2025年5月4日(日曜)に放送されました。

今回は、赤山の4人目の教え子、シングルマザーいぶきのお話ね。

グッとくる話だったなあ。
桐谷健太さん演じる赤山の温かさに毎回救われるよ。
赤山の過去についても少しずつ明らかになってきたね。
それでは、【いつか、ヒーロー】4話の考察をお届けしていきましょう。
今夜、松浦健志監督回の4話放送🌳
日10ドラマ『#いつかヒーロー』
今週はタイムカプセルの子供たちのひとり《シングルマザー・いぶき(#星野夢奈)》との再会。母となった彼女に感涙する赤山。ですが、驚嘆過酷なアクシデント発生。ひとつ屋根の下、5人の子供たちは再び集えるのか。ぜひご覧下さい📺 pic.twitter.com/KdRY833NqD— アベラヒデノブ(阿部羅秀伸) (@abera7kantoku) May 4, 2025
【いつか、ヒーロー】4話の考察
星乃夢奈の演技に心揺さぶられる
絶対観てねっ
ゆなちゃんと感想待ってます👼@abcdrama_hero#いつかヒーロー #本日22時15分#星乃夢奈 pic.twitter.com/ZuKwOlYdyl— 星乃夢奈mg (@hoshino_staff) May 4, 2025
氷室海斗(宮世琉弥)が君原いぶき(星乃夢奈)のプロフィールを語ります。
君原いぶき。児童養護施設卒園後、奨学金で資格系の専門学校を出て非正規公務員として働く。職場結婚で一女をもうけるが夫のDVが原因で2年で離婚。
いぶきの居場所を探し当て連絡をとっていた樋口ゆかり(長濱ねる)は、いぶきに会いにショッピングモールのフードコートへやってきます。
暴走しがちな赤山誠司(桐谷健太)にはまだ会わせたくなかったのですが、教え子に早く会いたい赤山がゆかりの後をつけてきてしまいました。
しかし二人の前で突然、児童相談所の職員・田島早苗(池津祥子)がいぶきの娘・沙織(遠藤くるる)を緊急保護措置として連れて行きます。
赤山はいぶきと沙織を助けるため、教え子たちとともに自分たちの家に引き取ろうと奔走するのですが、実は児童相談所に通報したのはいぶき自身でした。
いぶきは自分が子どもの時母親から虐待されたのと同じような言葉の暴力を沙織にかけてしまっていました。
生活が苦しく精神的にも追い詰められた末に、自分や娘の命を絶とうとまで考えていたのです。
娘を愛する気持ちに嘘はないのに、大切にすればするほど自分がしてもらえなかったことを思い出してしまう。
愛情と妬みとの葛藤、現実に食べていけない生活の苦しさを演じる星乃夢奈さんの演技が、真に迫っていました。
昨年同じ枠で放送された『素晴らしき哉、先生!』では、高校生役をフレッシュに演じていた星乃さん。
現在20歳ですが、30歳のシングルマザーの苦悩がリアルに迫ってきて心揺さぶられました。
深い懐を持つ児童福祉司を真摯に演じた池津祥子さん、いぶきの少女時代と母を思いやる繊細な娘・沙織の二役を担った遠藤くるるさんも素晴らしかったです。

いぶきと沙織ちゃん、また一緒に暮らせる日がきっと来るわよね。
その日を目標に、二人とも前向きに生きてほしいわ。
頼りになる瑠生と野々村
曽田くん×メガネ×パーカーっていう最強な組み合わせ🥰🥰🥰 https://t.co/vDuBxvaevX
— 友里 (@uri_kt) May 4, 2025
交野瑠生(曽田陵介)は以前自分が持ち掛けた詐欺まがいの不動産契約のせいで自殺を図ろうとした人を見舞い、土下座して謝罪しました。
ドラマの序盤で「このたびは…」と何度も練習していたのは、お詫びの言葉だったのですね。
今回瑠生は、いぶきの就職先を探したり、「希望の道」の跡地について調べたりと活躍しました。
野々村光(泉澤祐希)も挫折してしまったYouTubeを再開して、着実に前に進んでいるようです。
瑠生と野々村は「希望の家」の跡地がドリームグループジャパンのものになったこと、その土地は国が持っていた港区の一等地と等価交換されたことを突き止めました。
その一等地には現在ドリームグループジャパンの本社ビルが建っています。
不動産売買の仕事をしていた瑠生と株式投資に詳しい野々村が、チーム赤山にいるのは頼もしいですね。
二人とも、赤山と一緒に住むようになってから元来の素直さや優しさが戻って来たようです。
若王子が抱える闇
優秀な兄二人に常に劣等感を抱きながら育ってきた若王子公威(北村有起哉)。
ところが兄は二人とも不慮の事故で亡くなり、ドリームグループジャパン会長の父親もその心痛で倒れてしまって、彼が事業を継ぐことになりました。
西郡十和子(板谷由夏)のインタビューに答えて、若王子は当初は周囲からも全く期待されず毎日死にたいと思っていたほどだったのが、“ある人”に出会ったことでよみがえったと言います。
“ある人”とは誰のことでしょう?
若者が生きにくい世の中である現状を十和子が問うと、若王子は不意にスマホの録音を止め、「しょうがないじゃない」と歯をむき出して笑いました。
子どもは生まれず老人は増え、イノベーションは起こらず、非正規雇用で人件費は削られる、それでも若い人たちは声を上げない、そう教育されてきたから。
自分だけは違うと思い込んでいるんだろうけど、と若王子の声はどんどん大きくなります。
「後ろからガツンと急にやられるから。振り返れって!」
この若王子の言葉、赤山が後ろから殴られた場面を思い起こしますね。
「だからね、僕が導いてあげるんだ、彼らを。より良い方向に」
苦しんでいる者たちに、自ら命を絶つように仕向けているというのでしょうか。

若王子会長は、十和子には本音を話すのよね。
心を許しているのかしら。それとも何か意図がある?

ところで、赤山が殴られて意識不明になった事件に若王子会長が絡んでそうだけど、まさかお兄さんたちの不慮の事故にも関わっていたりしないよね?
若王子のお気に入りの「ゆあーんゆよーんゆやゆよん」
若王子会長の応接室に、「希望の道」の白黒写真を大きく引き伸ばしたものが飾られています。
「そこは何か思い出の場所なんですか?」
十和子の質問に「いっぱいいたよ、ちっちゃな熊さんが」と答える若王子。
そして「ゆあーんゆよーんゆやゆよん。楽しかったなあ」と。
またしても、中原中也の詩「サーカス」の一節です。
「熊さん」とは、「希望の道」にいた子どもたちのことでしょうか。
児童養護施設の子どもたちを、サーカスの熊に例えているのでしょうか。
その後、若王子は十和子に「僕の実質的な後継者。僕のヒーローだ」と氷室を紹介します。
小関裕太演じる“小松崎”が癒しキャラで終わるはずはない?
#いつかヒーロー
第4話ありがとうございました。
1話から4話までTverでは見逃し配信を行なっています。
是非GWのお供に🔥🔥staff#小松崎さん#くしゃみする3秒前 @abcdrama_hero pic.twitter.com/QfCbzMYRwM— 小関裕太 (@yutakoseki) May 4, 2025
十和子は、若王子の応接室で見た「希望の道」の写真が気になり調べます。
20年前まであった「希望の道」という児童養護施設。
持ち主が亡くなり、その一帯の土地はドリームグループジャパンの物になり、それをとてつもなく有利な条件で国に売却したのが若王子公威の最初の実績。
そう部下の小松崎実(小関裕太)に説明しながら、
「なんか嫌な予感がするのよね」と十和子は呟きます。
それを聞いている時の小松崎の表情は今まで見たことのない真剣なものでした。
すぐにくしゃみをして張りつめた空気を台無しにしますが、小松崎がわざとごまかしたのかもしれないですね。
いつも十和子の周りで愚痴ったり突っ込みを入れたりしている癒しキャラの小松崎ですが、彼も政治部記者としての使命感を持っているはず。
今後、彼の別の面が見えてくるかもしれません。

ずっと癒しキャラでいてほしいような気もするけど、何といっても演じているのが小関裕太さんだから、このままでは終わらないと思うわ。

十和子を演じている板谷由夏さんが、インタビューで小松崎のことを
「弟分みたいで可愛いんですけど、これからいろんな展開がありそうなので、板谷的にはちょっと複雑な気持ちで見てます(笑)」
って言ってるんだよね。
どんな展開になるのか楽しみだよ。
十和子の姉が赤山の妻?
十和子はドラマ序盤で、スマホの中の赤山と妻のツーショット写真を見つめていました。
終盤では、詳しく調べるために訪れた「希望の道」跡地で偶然出会った野々村に、赤山が自分の義兄だと告げます。
“義兄”ということは、自分の夫の兄か、自分の姉の夫だということになりますね。
スマホの写真から考えると、“赤山は十和子の姉の夫”でしょうか。
3話で流れた、喪服の十和子が喪服の赤山に「人殺し!」と叫んでいる過去映像から想像すると、十和子の姉はすでに亡くなっていて、十和子はその責任が赤山にあると思っているのかもしれません。
ゆかりにも陰りが
ゆかりは「希望の道」の仲間たちを赤山の元に集めることに協力したり、その後のサポートをしたり、頼りになる心優しい女性です。
「味方だから。何があっても」
ゆかりの言葉は、いぶきにとってどんなに力強い支えになったことでしょう。
介護施設の仕事は大変そうですが、ゆかりが真摯に働いていることが伝わってきます。
4話では恋人の高野浩介(谷恭輔)が初登場しましたが、誠実な人柄のようですし、ゆかりはすでに彼の母にも会っている様子。
責任ある仕事をし恋人もいて幸せそうに見えますが、時折ゆかりが空を見上げる表情には満たされないものを感じます。
4話の終盤で、ゆかりは電子タバコを吸いながら心の中で呟くのです。
「表の顔と裏の顔、誰しも二つの顔を持つけれど、時に表が裏になり裏が表になることもあって自分でもどちらの顔が本物かわからなくなるのが人間の恐ろしいところなのかもしれない」
若王子、政界進出
若王子は、ドリームグループジャパンが時価総額世界4位の企業になったこと、自らが政界に進出することを発表します。
「夢輝く未来党」という政党を設立し「日本そのものをよみがえらせます」と宣言するのです。
若王子の「日本人は自分でものを考えない。だからいつもお上の顔色をうかがっている」という言葉を受けて、氷室が言います。
「そんな彼らが今一番望んでいるもの、庶民的な独裁者の誕生です」
恐ろしい言葉ですね。
大原が冒頭で言った、
「政治家も経営者も今だけ金だけ自分だけ。お前が寝ている間に社会の底が抜けたんだよ」
「俺たちの責任だな」
という言葉が胸に迫ります。
【いつか、ヒーロー】は単なるヒューマンサスペンスではなく、今の世に警鐘を鳴らす社会派作品ですね。

サーカスの熊になったらダメなんだよね。
独裁者に操られないためには自分で考えないと。
記者会見を見ていたいぶきは、若王子の後ろに映っている氷室を見て、「ひとり親家庭のための支援団体」の人だと言います。
「飲めば楽になる薬」を渡されたけれど、怖かったから捨てた、とも。
赤山は、かつて野々村がもらった薬との共通点を考えます。
さらに赤山は、「希望の道」で若王子に会ったことがあることを思い出しました。
若王子が「希望の道」の土地取引をしたのは、赤山が何者かに襲われた事件の後のことです。
では赤山はなぜ「希望の道」で若王子と会っているのでしょう。
若王子がよみがえるきっかけになった“ある人”が、赤山である可能性はあるでしょうか?
【いつか、ヒーロー】4話の出演者
桐谷健太、宮世琉弥、長濱ねる、
泉澤祐希、曽田陵介、星乃夢奈、
谷恭輔、船ケ山哲、真下有紀、
諏訪部仁、巴山祐樹、永池南津子、
遠藤くるる、戸簾愛、岡崎琉旺、
でんでん、小関裕太、池津祥子、
板谷由夏、北村有起哉、ほか。
【いつか、ヒーロー】4話のまとめ
4話では、赤山と十和子の関係が明らかになりました。
さらに、赤山と若王子が「希望の道」で会ったことがあることもわかりました。
今後それぞれの関係性が浮き彫りになっていきそうで、さらに面白くなってきましたね。
次回、5話の放送は5月11日(日曜)22時15分からです。
どうぞお楽しみに!
◆【いつか、ヒーロー】は、ABCテレビ、テレビ朝日系 毎週日曜 22:15から放送。
(時間変更の場合があります)
TVer、ABEMAにて見逃し配信あり。
◆TVer限定スピンオフドラマ「氷室海斗の秘密」
TVerでは、現在スピンオフドラマを無料配信しています。
「氷室海斗の秘密 #1標的の夜」
出演:宮世琉弥、長濱ねる、星乃夢奈、谷恭輔
ドラマ『いつか、ヒーロー』宮世琉弥演じる氷室の正体に迫るTVer限定スピンオフ配信開始
✨宮世琉弥「彼のほんの少し“裏側”を覗いてみてください」
🎥予告映像あり
▶ https://t.co/GtKJ0WoGGj#いつかヒーロー#宮世琉弥 #長濱ねる@abcdrama_hero pic.twitter.com/7T7IcmPtxs— CINEMA Life! シネマライフ (@cinemalife_web) May 4, 2025