【西園寺さんは家事をしない】ネタバレ・あらすじを全話紹介!ドラマは原作通り幸せな結末に?

西園寺さんは家事をしない

TBS火曜ドラマ【西園寺さんは家事をしない】が7月9日スタート!
GP帯連続ドラマ初主演の松本若菜が、仕事は有能、家事はしない独身女性・西園寺さんを演じます。
西園寺さんと不思議な同居生活を送ることになるのは、年下の天才エンジニアでシングルファーザーの楠見くん。
演じるのは松村北斗です。
この記事では【西園寺さんは家事をしない】のネタバレ・あらすじを最終回まで全話紹介していきます。
また、原作の結末に触れながらドラマの結末予想もします。
(放送後に随時更新していきます)

アプリ制作会社「レスQ」に勤める西園寺さんは有能で人望も厚い女性。38歳にして一戸建てを購入して家事は一切しない。憧れるわ~!

その西園寺さんの家に、アメリカ帰りの天才エンジニアの年下男子がなぜか転がり込むんだよね。

しかもその年下男性・楠見くんには4歳の娘・ルカがいるのよね。西園寺さんと楠見くんとルカちゃんの同居生活を通して、家族って何かを改めて考える機会になると良いわね。

◎この記事でわかること
ドラマ【西園寺さんは家事をしない】
・全話のあらすじ・ネタバレ
・見どころ
・原作の結末内容
・原作から予想する最終回の結末

目次

【西園寺さんは家事をしない】のあらすじ・ネタバレを最終回まで

【西園寺さんは家事をしない】のあらすじ・ネタバレを最終回までまとめていきます。

1話「家事しない38歳+シンパパ=?」

放送日:7月9日(火)22:00~22:57

1話のあらすじ

仕事はバリバリやるが家事は一切しない、そんな主人公・西園寺一妃(松本若菜)は、アプリ制作会社「レスQ」に勤める38歳独身女性。
自身が手がけたアプリが500万ダウンロードを達成して仕事は順風満帆。プライベートでは一軒家を購入して愛犬と暮らし始め、念願の“家事ゼロ生活”を実現させ、公私ともに充実した日々を送っていた。
ところが、職場にアメリカ帰りのエンジニア・楠見俊直(松村北斗)が転職してきたことで平穏な暮らしが一変する。無愛想で無表情、そのうえ協調性もなく理詰めでアプリにダメ出しをする楠見と西園寺さんは全く馬が合わない。西園寺さんのストレスは爆発寸前に。
そんな中、社長の天野竜二(藤井隆)から、楠見と親睦を深めるように指示された西園寺さんは、仕方なく2人で食事に行くことに。するとそこで楠見の思わぬ一面を知って彼への印象が激変することに。さらに、楠見が4歳の娘・ルカ(倉田瑛茉)を育てているシングルファーザーであるという秘密を知ってしまう。

1話のネタバレ

アプリ制作会社「レスQ」で働く西園寺一妃(松本若菜)は数々の大ヒットアプリを生み出す有能な38歳独身女性。
明るくポジティブでコミュ力高め。面倒見も良く職場や取引先からの信頼も厚い。
そんな誰もが憧れる西園寺さんだが、家事は一切しない。
西園寺さんは愛犬と暮らすため、そして“理想の家事ゼロ生活”を手に入れるために賃貸付きの一軒家を購入。
そんな自分史上最高の生活を満喫していたある日、「レスQ」にアメリカ帰りの天才エンジニア・楠見俊直(松村北斗)が転職してきた。
不愛想な楠見とうまくやっていけそうになかった西園寺さんだが、偶然彼が4歳の娘・ルカ(倉田瑛茉)を育てるシングルファーザーであることを知る。
火事でマンションに住めなくなった楠見親子に西園寺さんは、一時的に部屋を貸すことに。

1話の感想はこちら↓

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2話「家事ゼロの危機!?人と暮らすって大変!」

放送日:7月16日(火)22:00~22:57

2話のあらすじ

西園寺さん(松本若菜)は勢いで自宅の賃貸スペースに楠見親子を住まわせることにした。
楠見(松村北斗)も勢いに押されて西園寺さんの好意を受け入れたのだが、「家族でもない人にここまで甘えるのは変です!」と、異常なほどに気を遣いはじめる。
楠見のかたくなな態度に、西園寺さんは居心地の悪さを感じてしまうのだった。
ある日、夜遅くに娘のルカ(倉田瑛茉)を抱っこしてどこかへ向かう楠見を見かけた西園寺さんは、こっそり後をつけることに。
そこで家事育児の大変さを目撃した西園寺さんは、ある提案をする。

2話のネタバレ

西園寺一妃(松本若菜)は、自宅の賃貸スペースに楠見俊直(松村北斗)と娘のルカ(倉田瑛茉)を住まわせることにしたが、楠見が気を遣い過ぎるので居心地が悪くなってしまう。
寝ているルカを抱っこしながら深夜にコインランドリーを使う楠見の姿を見て、西園寺さんは自宅の洗濯機を使うように申し出た。
愛犬リキと遊ぶルカを見ていて、西園寺さんはふと家族と暮らしていた時のことを思い起こす。
西園寺さんに甘えてばかりで申し訳なく思った楠見は、家事労働で恩を返そうと部屋の掃除にやって来た。
しかしなんとなく落ち着かない西園寺さんは、晩御飯も作ってくれるという楠見に丁重にお礼を言って帰ってもらうことに。
親友の小西洋介(塚本高史)と宮島陽毬(野呂佳代)に楠見との話を聞いてもらうと、小西は、家族じゃないから気を遣うんだろと言う。
そんなある日、楠見が残業しなければならなくなり、西園寺が代理で保育園のお迎えに行くが、登録されていないのでルカを引き渡せないと言われてしまう。
結局楠見が保育園に迎えに来て、待っていた西園寺さんとルカと3人で帰ることに。
家に着くとそこには西園寺さんの父・康平(浅野和之)が。
新築祝いにやって来たという父は、失言ばかりで西園寺さんに追い返されることに。
西園寺さんが苦労してこぎ着けた岡田缶詰とのコラボ企画が後輩・武田英美里(横田真悠)のミスで白紙になりそうになり、西園寺さんがお詫びに駆けつける。
一度は突っぱねられたが、楠見の作った野菜スープで元気をもらい、再度岡田缶詰に。
西園寺さんの誠実な謝罪と前向きな提案に社長の岡田(ベンガル)が心を動かされチャンスをもらえることになった。
西園寺さんは楠見にお互い気を遣わない関係になるために「偽家族」になることを提案する。

2話の視聴率と感想はこちら↓

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3話「偽家族開始!家族ってこんなに難しいの?」

放送日:7月23日(火)22:00~22:57

3話のあらすじ

気を遣わない関係になるため、「偽家族」になることを思いついた西園寺さん(松本若菜)はワクワクモード。
しかし楠見俊直(松村北斗)は西園寺さんが言う「偽家族」というものが理解できずに戸惑ってしまう。
それでも西園寺さんは勢いで押し切り、まずは偽家族をお試しして検証してみることになった。
レスQはついに人気 YouTuber のカズト横井(津田健次郎)と社運をかけたコラボプロジェクトを実現させる。
その前に横井の思わぬ正体が明らかになった。
一方、楠見のもとへ、亡き妻・瑠衣(松井愛莉)の母・波多野里美(奥貫薫)から一周忌の連絡がくる。
楠見は瑠衣の実家を訪れるが、義母である里美と楠見の間には深い溝があった。
そんな2人の複雑な思いを知った西園寺さんは、ある行動に出る。

3話のネタバレ

西園寺一妃(松本若菜)はお互い気を遣わないために、楠見俊直(松村北斗)と娘のルカ(倉田瑛茉)と3人で“偽家族”として暮らすことを提案する。
“偽家族”がどういうものか理解できないと楠見が言うので、まずは試してみて検証することに。
カズト横井(津田健次郎)がコラボの企画で「レスQ」を訪れた。
横井と西園寺さんはお互い前に勤めていた会社の同僚だったことが明らかに。
楠見は亡き妻・瑠衣(松井愛莉)の一周忌で瑠衣の実家に行く。
しかし喪服を忘れてしまい西園寺さんが届けることに。
瑠衣の母である波多野里美(奥貫薫)と楠見の間に深い溝があることを知った西園寺さんは2人の関係を修復しようと奮闘する。
ルカを引き取りたいと楠見のもとへやってきた里美を西園寺さんは強引に自分の家に2泊させる。
里美に懐いていなかったルカと里美の距離を縮めるきっかけを作ったり、里美に楠見の子育てぶりを知らせる機会を作ったりした西園寺さんのおかげもあり、楠見と里美はお互いの気持ちを理解しあってわだかまりが解けることに。
楠見と本当の家族の絆を結んで、里美は帰っていった。
西園寺さんと楠見の距離も深まることになったが、西園寺さんはふと自分の中に芽生えた楠見への感情に戸惑う。

3話の視聴率と感想はこちら↓

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4話「恋の始まりは、偽家族の終わり!? 」

放送日:7月30日(火)22:00~22:57

4話のあらすじ

思いがけず楠見(松村北斗)にドキドキしてしまって以来、西園寺さん(松本若菜)は自分の感情に大混乱していた。
そんな西園寺さんに、陽毬(野呂佳代)と洋介(塚本高史)は、「それはもう恋だ」と断言する。
しかし、恋愛感情が絡むとせっかく始まった“偽家族”生活は成立しなくなってしまうと考えた西園寺さんは、芽生えてしまった恋心らしきものを全力で駆逐しようと決心した。
だが、駆逐しようとすればするほど、かえって楠見を意識してしまい挙動不審に。
そんな中、ルカ(倉田瑛茉)が保育園でトラブルを起こしてしまう。
トラブルの原因が“偽家族”にあることを知った西園寺さんは、ルカのお友達とその保護者に自分たちの関係を理解してもらうため、ルカの誕生日パーティーを企画。
西園寺さんは苦手な料理やケーキ作り等、準備に全力投球することに。

4話のネタバレ

西園寺さん4話ルカ

倉田瑛茉の演技に泣かされる4話。

西園寺一妃(松本若菜)は楠見俊直(松村北斗)に対する自分の感情に混乱していたが、宮島陽毬(野呂佳代)と小西洋介(塚本高史)は「それは恋だ」と断言する。
西園寺さんは、自分の恋愛感情は“偽家族”を続けていくための障害になると考え恋愛感情を封じ込めようとする。
ある日、ルカ(倉田瑛茉)が保育園で友達とトラブルを起こしてしまった。
その原因が自分たちの“偽家族”生活であることを知った西園寺さんは、ルカの誕生日パーティーに友達とその保護者を招いて、自分たちの関係を理解してもらおうと準備に奮闘する。
保護者たちの理解や協力を得て誕生日パーティーは楽しい時間になったが、ルカは父の隣で笑う西園寺さんを見て亡くなった母を思い出し、泣き出してしまった。
ルカは西園寺さんに抱き着いて「パパのこと好きにならないで」と頼む。

4話の視聴率と感想はこちら↓

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5話「この恋心を駆逐せよ!上書き彼氏大作戦!」

放送日:8月6日(火)22:00~22:57

5話のあらすじ

西園寺一妃(松本若菜)は「パパのこと好きにならないで」とルカ(倉田瑛茉)から言われてしまった。
自分の楠見(松村北斗)への気持ちが幼いルカを不安にさせてしまっていることにショックを受ける西園寺さんだったが、小西洋介(塚本高史)から、“上書き彼氏”、つまり他に恋人を作ればルカが安心するのではとアドバイスされてその妙案に飛びつく。
早速マッチングアプリに登録した西園寺さん。
だが素敵な男性とデートをしてみてもつい楠見やルカのことを思い出してしまうのだった。
レスQチームが横井(津田健次郎)の自宅を訪れてコラボ企画の動画撮影をすることになった。
撮影は順調に進んでいたが、ひょんなことから西園寺さんがマッチングアプリで彼氏を募集していることが知られてしまう。
西園寺さんが「彼氏募集中」であることを知った楠見は当惑した顔をする。
そして横井もまた何かを考えていた。

5話のネタバレ

西園寺さんは家事をしない5話

松本若菜と松村北斗と津田健次郎の魅力を存分に堪能できる5話

西園寺一妃(松本若菜)は楠見俊直(松村北斗)への恋心を駆逐しようとするが、小西洋介(塚本高史)から“上書き彼氏”を作ればいいとアドバイスされ、ルカ(倉田瑛茉)を安心させて“偽家族”を続けるために恋人を作ることを決意。
西園寺さんはマッチングアプリに登録して何人かの男性と会ってみるが、デート中に楠見親子のことを思い出して心ここにあらずになりうまくいかない。
西園寺さんはカズト横井(津田健次郎)から食事に誘われた。
横井は、前の会社にいた時に西園寺さんからかけられた言葉が自分を救ってくれたのだと感謝の言葉を伝える。
西園寺さんは横井の言葉に心が動くが、宮島陽毬(野呂佳代)から偽家族を続けるためだけに横井とつき合うのは自分勝手だと言われて自分は最低だと反省する。
楠見は西園寺さんが横井と食事に行ったことを知り、自分にとって救世主であり女神である西園寺さんはひとりの女性なのだと認識を改める。
そして自分たち親子が西園寺さんの邪魔になっているので一刻も早く家を出るよう努力すると西園寺さんに告げるのだった。
西園寺さんは、楠見を好きにならないよう彼氏を作ろうとしていること、それは“偽家族”を続けるためなのだということを楠見に話す。
楠見親子への愛情を断ち切れずに苦しむ西園寺さんに、横井が声をかける。

5話の視聴率と感想はこちら↓

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6話「三角関係が偽家族をバージョンアップ!?」

放送日:8月13日(火)22:00~22:57

6話のあらすじ

西園寺一妃(松本若菜)は、横井(津田健次郎)から「あなたを救うことができる、守ってあげられる」と告白され、同時に楠見俊直(松村北斗)からも「それは僕もです!」と伝えられてまるで三角関係のような状況になってしまったことに動揺する。
また楠見も、自分でも思いがけない行動をとってしまったことに困惑。
しかしルカ(倉田瑛茉)と帰宅する途中でふとなぜあんな行動をとってしまったのかに気づくのだった。
一方、横井は西園寺さんをデートに誘う。
西園寺さんは戸惑いながらも応じるが、一緒に過ごす中で横井の大きな優しさに触れる。
今のカオスな状況をスッキリと整理したい西園寺さん、行動の理由をきちんと伝えたい楠見、そして真っすぐ西園寺さんに想いをぶつけていく横井。
3人それぞれの想いが“偽家族”を新たな形態へ導いていく。

6話のネタバレ

西園寺さんは家事をしない6話

横井さんの大きな器が素敵過ぎる!

西園寺一妃(松本若菜)は横井和人(津田健次郎)と楠見俊直(松村北斗)と三角関係のような状態になってしまい困惑するが、楠見から自分への気持ちは“家族愛”であることを説明され、ルカ(倉田瑛茉)と同じように大切に思ってもらっていることを知って喜ぶ。
横井にデートに誘われた西園寺さんは、そこで告白を断ろうと思う。
しかしデートの途中不測の事態で連れて行かれたこども食堂で横井の一面を知った西園寺さんは、前向きに横井と向き合いたいと思うようになった。
西園寺さんと楠見は家族会議を開き、横井に“偽家族”のことを全て打ち明けることに。
横井は“偽家族”に理解を示し、自分を“仮彼氏”としてお付き合いしてくれないかと西園寺さんに提案する。

6話の視聴率と感想はこちら↓

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7話「偽家族に、新メンバー”仮彼氏”加入!? 新形態にバージョンアップ!」

放送日:8月20日(火)22:00~22:57

7話のあらすじ

横井和人(津田健次郎)に“仮彼氏”としてお付き合いすることを提案された西園寺一妃(松本若菜)は、それを受け入れ、二人の交際がスタートした。
横井は積極的に“偽家族”生活に参加して、ルカ(倉田瑛茉)もすっかり横井に懐いた様子。
新形態に進化した“偽家族”にワクワクする西園寺さんだったが、一方で楠見俊直(松村北斗)だけは“偽家族+仮彼氏”という関係性が理解できずに大混乱していた。
そんな中で、突然西園寺さんがニューヨークへ出張することになり、楠見は横井とともに留守を預かることに。
ところが楠見に仕事のトラブルが。
一方、出張先で困っていた西園寺さんを、謎めいた女性・エリサ(太田莉菜)が助けてくれる。

7話のネタバレ

西園寺さん7話

楠見と横井が仲良しに?新たな女性も登場!

西園寺一妃(松本若菜)は横井和人(津田健次郎)に“仮彼氏”としてお付き合いすることを提案され,二人はお試しの交際をスタートさせる。
横井は積極的に“偽家族”生活に参加して、ルカ(倉田瑛茉)もすっかり横井に懐いていた。
新形態にバージョンアップした“偽家族”にワクワクする西園寺さんだったが、一方で楠見俊直(松村北斗)は“偽家族+仮彼氏”という関係性に複雑な気持ちだった。
ある日、西園寺さんがニューヨークへ出張することになった。
ところが西園寺さんが不在の中、レスQでアプリのエラーが見つかり楠見は対応に追われてしまう。
楠見は公私ともに西園寺さんの存在の大きさを痛感する。
そんな楠見を横井や社員たちが支えてくれるのだった。
一方、出張先で英語の苦手な西園寺さんが困っていると、橘エリサ(太田莉菜)が助けてくれる。
エリサは楠見の大学の友人で、楠見と亡き妻の仲を取り持ってくれた人だった。
後日、西園寺さんはエリサと仕事で再会することに。
帰宅した西園寺さんは、横井の“仮彼氏”から“仮”をとりたいという話を楠見にする。
そして、以前楠見のことを少し好きだったこと、でも今はその気持ちはないことを打ち明けるのだった。
話してスッキリした西園寺さんは「おやすみ」と去っていくが、残された楠見はモヤモヤしてしまいそんな自分に戸惑う。

7話の視聴率と感想はこちら↓

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8話「今度は四角関係!?恋の自覚と別れの予感」

放送日:8月27日(火)22:00~22:57

8話のあらすじ

西園寺さん(松本若菜)がニューヨーク出張で出会ったエリサ(太田莉菜)はSJ社のCEOで、日本に来てレスQが世界進出するためのコンサルタント業務を担うことになった。
エリサのおかげで仕事も新たなステージに入り、横井(津田健次郎)との関係も順調。
西園寺さんは公私共に充実した日々を過ごしていた。
一方の楠見(松村北斗)は、西園寺さんへの新たな感情を自覚してしまい、混乱する心を鎮めようと、亡き妻・瑠衣(松井愛莉)との思い出が詰まった数式ノートを取り出すのだった。
そんな中、楠見に好意がある様子を見せるエリサに、西園寺さんは胸のざわつきを覚えてしまう。

8話のネタバレ

“偽家族”に新たな局面が!

西園寺一妃(松本若菜)がニューヨーク出張で出会った橘エリサ(太田莉菜)はSJ社のCEOだった。
エリサはレスQが世界進出するためのコンサルタント業務を担うことになり、日本にやってくる。
エリサのおかげで仕事の新たな目標もでき、横井和人(津田健次郎)とも正式につき合うことになって、西園寺さんは公私とも充実していた。
一方、楠見俊直(松村北斗)は自分の中に西園寺さんへの特別な感情があることに気づいてしまう。
ある日、西園寺さんはエリサが楠見をアメリカに呼びたいと思っていること、更に、週末二人きりで過ごす約束をしたことを知る。
そして同じ日に、横井から自宅で花火大会を見ましょうと招かれて、西園寺さんはルカを連れて行くことに。
そんな西園寺さんは小西洋介(塚本高史)から、横井と向き合えていないこと、どっちつかずであることを批判されてしまう。
週末、西園寺さんは横井とルカと3人で花火を見てひと時を過ごすが、横井は西園寺さんの心の中に楠見がいることに気づいているようだった。
同じ頃、楠見はエリサの家で、あるファイルを渡されていた。
それは、亡き妻・瑠衣(松井愛莉)がずっと楠見と取り組んできていた数式を解くヒントだった。
数式を解いてもらうことで自分から解放してあげたいと考え、瑠衣はエリサにファイルを託していたのだった。
愛しさと戸惑いと哀しみと嬉しさと切なさで感情があふれる楠見。
数式を解き終わった楠見は一心に西園寺さんの元へ走ってくる。
前へ進んでほしいという瑠衣の想いを受け取った楠見は、自分でもうまく説明できない気持ちをそのまま西園寺さんにぶつける。
西園寺さんは涙を流す楠見をしっかりと抱きしめた。

8話の視聴率と感想はこちら↓

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9話「グランピング…それは恋と涙と別れの舞台」

放送日:9月3日(火)22:00~22:57

9話のあらすじ

西園寺さん(松本若菜)は楠見(松村北斗)への特別な想いを持っていることをようやく自覚し、横井(津田健次郎)に別れを切り出す。
しかし横井はそれを拒否し、楠見への思いを消してみせると宣言した。
そして、家事レスQと横井のコラボのラストを飾る企画として、レスQメンバーとのグランピングを提案する。
一方、「西園寺さんと横井さんが結婚するかも」という噂を耳にした楠見は激しく動揺してしまう。
混乱したまま謎の言動を繰り返して西園寺さんをブチギレさせることに。
3人の思いが複雑に絡み合う中、思いがけないことが起こる。

9話のネタバレ

西園寺さん9話

優し過ぎる横井さんに泣く!

橘エリサ(太田莉菜)はアメリカに帰る前に西園寺一妃(松本若菜)に会いに来る。
エリサは楠見俊直(松村北斗)のことを好きなのではと思っていた西園寺さんだったが、エリサにはアメリカに女性の恋人がいるのだった。
楠見に恋愛感情を抱いているのかとエリサが確かめると、西園寺さんは素直に認める。
でも楠見やルカの心には亡き妻・瑠衣(松井愛莉)がいるから、と西園寺さん。
するとエリサは、かつて好きだった人に気持ちを伝えられなかったことを後悔しているという話をしてくれた。
エリサは最後に西園寺さんに力強いエールを送る。
西園寺さんと楠見はお互いを好きなことを自覚するようになったのだが、西園寺さんは瑠衣の存在が、楠見は横井和人(津田健次郎)の存在が気になっていた。
そんな中、西園寺さんは横井に別れを切り出す。
自分の中に楠見への恋愛感情があるのにつき合うわけにはいかないと思ったのだった。
しかし横井は別れを拒否し、楠見への恋心を抹消させるべくがんばると宣言した。
レスQと横井のコラボ動画の企画でグランピングに出かけることになり、そこが横井の西園寺さんへの最終アピールの場になった。
横井は、西園寺さんから“偽家族”を奪うつもりはない、西園寺さんの心に誰がいても丸ごと大切にしたいと、誠実に想いを伝えていたが、その時、西園寺さんの父・康平(浅野和之)が手術をすることになったという連絡が入る。
西園寺さんは楠見と横井とともに、急遽病院へ駆けつけることに。
幸い、父は軽い怪我だった。
横井は待合室で楠見に西園寺さんへの想いを聞く。
そしてその後楠見に話している西園寺さんの言葉を聞いた横井は、楠見と西園寺さんの想いの深さを知る。
楠見と横井は、父に付き添う西園寺さんを置いてグランピング施設に戻った。
コラボ動画の生配信・最終回は横井がひとりで出演することに。
横井はめんつゆ用のだしをとりながら、昆布やかつお節は形としてはめんつゆに残らないけれど味として存在する、それは人生に似ていると語る。
出会って別れていった人たちは必ず心の中に残る、だから出会いはかけがえのないものなのだと。
それは、西園寺さんへのメッセージでもあった。
グランピング施設に戻って来た西園寺さんは、「久しぶりの彼氏が横井さんでホント良かった!」と横井に告げる。
二人は静かに別れの言葉を交わすのだった。
帰宅した西園寺さんは楠見を呼び出して伝える。
「楠見くん、この家から出て行って欲しい」

9話の視聴率と感想はこちら↓

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10話「別居を選択!?偽家族最後の日々と嘘」

放送日:9月10日(火)22:00~22:57

10話のあらすじ

西園寺さん(松本若菜)は楠見(松村北斗)に「この家を出ていってほしい」と告げた。
高齢の父・康平(浅野和之)を賃貸部分に住まわせるためだと聞いた楠見は承諾するが、ルカ(倉田瑛茉)のことが気がかり。
“偽家族”が大好きなルカは寂しがるに違いないだろう。
しかし西園寺さんはポジティブで、別々に暮らすことになっても“偽家族”は続くと言う。
西園寺さんの提案にルカも納得し、新形態の“偽家族”生活に向けて計画が立てられる。
ワクワク感に満ちた楠見家お引越し準備だったが、寂しさは隠し切れなかった。

10話のネタバレ

西園寺さん10話

ついに想いを打ち明け合った二人だけれど…

西園寺一妃松本若菜)は、楠見俊直松村北斗)とルカ(倉田瑛茉)に家を出て行ってほしいと頼む。
一人暮らしの父・康平(浅野和之)を呼び寄せたいと言うのだ。
同じ敷地に住む形式ではなく別居しながら“二拠点偽家族”というスタイルで“偽家族”を継続するという西園寺さんの話に楠見も納得した。
“偽家族”のことが大好きなルカに賛成してもらうのは難しかったが、西園寺さんと楠見は丁寧に説明し、なんとかわかってもらう。
しかし西園寺さんは実は楠見親子との“偽家族”をこれで終わらせようと考えていた。
楠見への恋愛感情を自覚した今、「パパを好きにならないで」と泣いたルカのために一緒にはいられないと思ったのだった。
楠見家の引っ越し先での家事代行業は川口美代子(高畑淳子)に依頼することになった。
美代子は人見知りのルカの心をすんなり開いてくれたのだった。
引っ越しが決まり、3人は最後に楽しい思い出を作ろうと家の中で存分に遊ぶ。
だが、それぞれ寂しさは隠し切れなかった。
引っ越しの日、突然西園寺さんの妹・皆川琴音村川絵梨)が産気づいたと連絡してくる。
引っ越しはキャンセルに。
病院に駆けつけた西園寺さんがスマホを忘れたため楠見は届けに行くがそこで西園寺さんの父に会う。
楠見は、西園寺さんの説明とは違って父が琴音の家の近くに住むことになっていることを知った。
無事に生まれた赤ちゃんに会った後、西園寺さんと楠見は二人で帰る。
歩きながら楠見は西園寺さんに、なぜ嘘をついていたのかと問いただした。
本当は横井和人(津田健次郎)と一緒に住むために自分たちを出て行かせるのではと疑っていたのだ。
西園寺さんは自分と横井がすでに別れていることになぜ気づかないのかと怒る。
楠見にも火がつき、西園寺さんについて語り始めた。
お互いへの想いを激しくぶつけ合ううちに、やがてそれは「好き」という言葉を伝え合うことに。
初めてお互いを思い合っていることに気づく二人。
黙って歩くうちに、やがて二人は手を繋ぐが、家が近づいてくると自然に手を離す。
家に帰ると、横井と留守番しているはずのルカが「さようなら」というメモを残していなくなっていた。

10話の視聴率と感想はこちら↓

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11話(最終回)最終話!全員幸せになる方法、きっとあるよね

放送日:9月17日(火)22:00~22:57

11話(最終回)のあらすじ

突然、ルカ(倉田栄松)が「さようなら」と書いたメモを残していなくなってしまった。
西園寺さん(松本若菜)と楠見(松村北斗)は、自分たちがお互いに恋愛感情を抱いたことがルカの心を傷つけてしまったのではないかと罪の意識を感じる。
二人は懸命にルカを探し続けるが、実はルカは意外な場所を目指していた。
そして、そこで西園寺さんと楠見は思いもよらぬ人に会うことになる。
一番大切な存在であるルカのために自分たちはどうあるべきなのかを考え続ける西園寺さんと楠見。
これまで“偽家族”としてお互いを思いやりながら生活してきた西園寺さんたちが、皆が幸せになるためにたどり着いた答えとは。

11話(最終回)のネタバレ

西園寺さん最終回

また西園寺さんたちに会えますように!

ルカ(倉田瑛茉)が横井和人(津田健次郎)に付き添われながら家出をしたのは、西園寺一妃松本若菜)が“偽家族”を続けるという嘘を自分についたことに対する怒りからだった。
ルカが家を出て会いに行ったのは、家事代行業の川口美代子(高畑淳子)。
ルカを追って美代子の家に来た西園寺さんと楠見俊直松村北斗)だったが、美代子に会って西園寺さんは立ちすくむ。
美代子は西園寺さんの母親だったのだ。
美代子に捨てられた恨みをぶつける西園寺さん。
家を出るまで自分自身を押さえつけてきた思いを涙とともに話す美代子。
お互いの気持ちを受け取って、二人は抱き合う。
西園寺さんと楠見は自分たちの恋愛感情がルカを傷つけていることを心配して“偽家族”を終了させようと思っていた。
でもルカは3人の暮らしが好きなのだ。
西園寺さんと楠見は、ルカが幸せに暮らすためにどうすれば良いかを考える。
様々な形を試行錯誤してみるがルカが納得する形は見つからない。
ルカは、バーベキューの用意をする楠見と西園寺さんの隣に、亡くなった母親・瑠衣松井愛莉)の姿を見る。
3人が楽しそうに笑っている姿を見たルカは、安心して西園寺さんに抱きついた。
西園寺さんがママの代わりになるのではない、パパと西園寺さんの隣にママはちゃんといるということを理解できたのだった。
西園寺さんと楠見とルカはアメリカに行くことになった。
空っぽになった家は、横井がこども食堂を運営する場所に。
シルバニア人形の部屋は丸ごと子どもたちのために残された。
西園寺さんと楠見とルカは、“偽家族”でも“本物の家族”でもない、名前のない関係で、明日も明日の明日も明日の明日の明日も、一緒に楽しく幸せに暮らしていく。

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【西園寺さんは家事をしない】の見どころ

原作はひうらさとるの同名コミック

原作は、『ホタルノヒカリ』などでお馴染みの人気漫画家・ひうらさとるの「西園寺さんは家事をしない」(講談社「BE・LOVE」連載)。
2021年10月号から連載がスタートして、2024年5月31日「BE・LOVE」7月号にて完結しました。
現在、コミックス版「西園寺さんは家事をしない」は4巻まで出版中。
最終巻の第5巻は2024年7月11日に発売予定です。
原作とドラマ、それぞれの結末に違いがあるのかどうかも気になりますね。

原作にはいないオリジナルキャラ

西園寺さんは家事をしないうらじぬの

「レスQ」のデザイナー・小杉亜希(うらじぬの) は、原作には出て来ないドラマオリジナルのキャラクター。
活躍が楽しみです。
ドラマで、レスQのメンバーひとりひとりのエピソードをふくらませて描いてもらえたら、視聴者にとって一層物語が身近に感じられキャラクターに親しみがわきますね。

子役の倉田瑛茉ちゃんが可愛い!

西園寺さんは家事をしない倉田瑛茉

楠見の娘・ルカを演じるのは倉田瑛茉。
ルカと同じく4歳です。
『下剋上球児』の南雲なぎさ役ではあまりの愛らしさに共演者も視聴者もメロメロになってしまいました。
本作では、父親役の松村北斗ととても仲良しになっているそうで、どんな親子の姿を見せてくれるか楽しみです。

犬のリキが可愛い!

西園寺さんは家事をしないリキ

西園寺さんのことが大好きなリキ。
リキはボーダーコリーでしょうか。可愛いですね。
火曜日の夜はルカちゃんとリキに癒されましょう!

【西園寺さんは家事をしない】最終回の予想(最終回後追記)

西園寺さんと父との間には過去に何があった?

西園寺さんと父親(浅野和之)は、過去に何かあったらしく微妙に距離感があります。
結婚した次女の琴音(村川絵梨)はそんな2人を気遣っているようです。
西園寺さんには母親はいないのでしょうか。
西園寺さんの実家、いろいろ気になりますね。

西園寺さんは、頑固者で一方的に物事を決めつける父親と折り合いがよくありません。
ただ問題はもっと根深く、家事を一手にやっていた母親(高畑淳子)が突然家を出て行ってしまった原因が父親にあると西園寺さんは思っているのですよね。
父親は琴音の出産があり楠見親子との交流があり、また西園寺さんも母親との再会があって、それぞれに内面の変化がありました。
今後父娘の関係性も修復されていくのではないでしょうか。
妹・琴音の存在も頼もしいです。

西園寺さんはなぜ家事をしないのか

確かに家事は面倒です。ですが西園寺さんは潔いほど家事をしません。
それにはどんな理由があるのでしょうか。
いつか西園寺さんが家事を自らやろうとする日は来るのでしょうか。

西園寺さんは、大学時代に母親が失踪したことがトラウマになっていました。
母親はやりたくない家事・育児に追われてずっと辛抱してきたけれどある日突然家を出て行ってしまった、と西園寺さんは思っています。
それで西園寺さんは、自分はやりたくないことはやらないようにしようと決意し、家事をしません。
そして、他の人の家事の負担も減らすために家事レスQのアプリを作ったのでした。
でも、ルカを中心とする生活の中で、西園寺さんは家の中のことも積極的に行うようになります。
(勿論、楠見と分担してですが)
ルカのためにやることは“やりたくないこと”ではないからですね。

西園寺さんを取り巻く3人の男性

西園寺さんの周りには、年下の天才エンジニア・楠見俊直(松村北斗)、料理系YouTuber・横井和人(津田健次郎)、高校時代からの親友・小西洋介(塚本高史)という3人の男性がいます。
横井はかつて西園寺さんと何かあったらしいのですが、それは何なのか。
3人それぞれと西園寺さんの関係性は変化していくのかどうか、気になります。

原作の洋介は、隙あらば西園寺さんを口説こうとしますが女性トラブルの多いキャラクターでどこまで本気がわかりません。
西園寺さんの悩みに親身に相談に乗ってくれるところは原作もドラマも一緒ですね。
ドラマの洋介は地方に出張に行くたびにお土産を大量に購入してくるというキャラ付けをされていました。
塚本高史さんが実に味わい深い人物造形をしていて楽しかったです。

横井は、前職で西園寺さんと同僚で、西園寺さんに励まされたことがきっかけで新たな人生を歩み始めました。
西園寺さんに対して恩義を感じるとともに、恋愛感情も抱いています。
告白して、“仮彼氏”、その後“本彼氏”として西園寺さんとつき合うことになりますが、西園寺さんの楠見への想いを知り、西園寺さんの“偽家族”を支えていくことに。
津田健次郎さんのダンディな佇まいとコメディセンスも相まって、横井はとても魅力的な男性に描かれていました。

楠見は、西園寺さんと出会って新たな価値観を知ることになります。
明るく前向きで困難なことにも負けず解決していく推進力と行動力の持ち主、西園寺さん。
楠見親子は西園寺さんに助けられて、日々安心して暮らすことができるようになりました。
精神的にも支えられます。
やがて、楠見と西園寺さんはお互いに恋愛感情を持つようになりますが、ルカの気持ちを大切にしたい二人は前に進むことができません。
松村北斗さんは、ルカをひとりで育てていくんだと張り詰めていた時期、次第に西園寺さんに心を開いていく時期、やがて西園寺さんに惹かれていくようになった時、ルカを思うゆえの葛藤、と楠見の内面の変化を繊細に表現していて素晴らしかったです。
ルカ役の倉田瑛茉ちゃんとの仲良しぶりも話題でした。
瑛茉ちゃんの様々な愛らしい表情は、松村さんが引きだした部分も大きかったのではないでしょうか。

原作の結末

※原作の内容に触れていますのでご注意ください。

原作の西園寺さんと楠見とルカは“偽家族”としてお互い助け合いながら一緒に生活していきますが、西園寺さんは楠見のことを好きになってしまいます。
“偽家族”を続けていくためにはその感情が邪魔になると考えた西園寺さんは自分の気持ちを押し込めることに。
そんな中、カズト横井こと横井から告白されます。
西園寺さんは今後どうするかを楠見と話し合う中で、実は楠見のことを少し好きだったと打ち明けますが、その気持ちはおしまいにすると告げます。
そして、横井に“偽家族”の形態を説明して、引き続き3人は同居生活を続けることになりました。
横井は元々ボランティアでシングルマザーなどのシェルターやシェアハウスなどに料理しに行っている人で、家族のように助け合う西園寺さんたちの関係に感動します。
西園寺さんとつき合うことになった横井は、西園寺さんや楠見が仕事で忙しい時、ルカの世話をしたり料理をしたり様々な面でサポートしてくれました。
3人の中に横井が入ったような不思議な家族の形に。
ただ、西園寺さんの本当の気持ちは押し込めたつもりでも消えるものではなく、横井もそのことに気づいていたのでした。
一方で、楠見は妻・瑠衣の死を自分の責任だとずっと思っていました。
交通事故にあった時の瑠衣は残されたメモにびっしりと走り書きしていたことから育児ノイローゼだと言われていて、仕事が忙しく育児も家事も話を聞くこともできなかった楠見は自分を責め続けていたのでした。
しかし、実は当時瑠衣はずっと解けなかった数式の解答を思いついて興奮していたのだという真相が明らかになります。
その話の中の瑠衣の様子と自分の思い出の中の瑠衣が同じなのが嬉しい、嬉しい気持ちを西園寺さんに聞いてほしかったと言う楠見くん。
西園寺さんは、この人を守りたいというシンプルな気持ちにたどり着きます。
横井は西園寺さんの想いを大きな深い心で受け止めてくれて2人は別れることに。
西園寺さんと楠見はお互いの気持ちを確かめ合いますが、そこへ大きな障害が立ちはだかります。
ルカが2人の仲を許さなかったのです。
ルカの気持ちを大切にしたい2人。
でもある日、楠見とルカの夢の中に瑠衣が出てきて、最初は嫉妬したけれど2人を一生懸命守ってくれた西園寺さんを今は大好きなこと、自分はちゃんと生き切って幸せだったことを話します。
西園寺さんと楠見とルカは、法律の制度には縛られない形でこれからも一緒に生きていくことになりました。

原作とドラマの大きな違いのひとつは、瑠衣が亡くなった原因です。
原作では交通事故によるもの、ドラマでは病死でした。
ドラマの瑠衣は、自分がいなくなった後の夫にメッセージを残しました。
妻としての深い愛情で夫の心を救うのです。
また、原作では、最後に瑠衣が楠見とルカの夢の中に出てきて想いを伝えますが、ドラマでは、ルカに“パパとママと西園寺さんが並んで笑いあっている”という現実か幻影かわからない景色を見せることで、ルカの心を楽にしました。
全5巻の原作コミックからエッセンスを丁寧にすくい取って、エピソードの取捨選択をし、キャラクターに魅力的な肉付けをして、豊かに物語を深めたドラマだったと思います。

ドラマの最終回の予想

ドラマでも、西園寺さん、楠見、ルカはお互いにとって最良の関係を模索しながら生活を共にし、新しい家族の形を作っていくのではないかと予想します。
夫婦でなくても、血の繋がらない関係であっても家族になれるという、人々の生き方の選択を広げる結末になるのではないでしょうか。
この物語には、西園寺さんたち“偽家族”の他にも様々な家族が登場します。
原作ではほとんど登場しない西園寺さんの父がドラマでは重要なポジションで、親子の関係が丁寧に描かれています。
また、妹の琴音が妊娠していることも原作にはない設定で、新たな命にこの物語の希望が込められているように思います。
楠見と義母の関係、横井と西園寺さんたち“偽家族”の関係、楠見と瑠衣とルカの関係、西園寺さんと母の関係。
様々な家族の姿を通して、人と人との繋がり方の多様な可能性、いろいろな幸せの形を見せてもらえることを期待しています。

楠見とルカ、楠見と亡き妻の母親、西園寺さんと父親、西園寺さんと母親、琴音と赤ちゃん。
様々な親子が出てきました。
そして、西園寺さんと楠見親子という“偽家族”、それを外から支える横井、という形。
最後に西園寺さんと楠見とルカが幸せになるために選んだ形は、“偽家族”でも“本物の家族”でもない名前のない関係でした。
これからもきっと3人は、何か起こるたびに会議をしてワクワクするほうを選んでババババって進んで行くことでしょう。
お互いを思い合って楽しく過ごしていくのでしょうね。
多様な家族の姿を通して、それぞれ形にとらわれずお互いが幸せになる関係を作っていけばいいと教えてくれるドラマでした。
家族を役割だけで見るのではなく“一緒にいたい人”として大切にしていけたら、どんな形でも日々を幸せに暮らせていけそうです。

“偽家族”と“本当の家族”の違いって何だろう?

西園寺さんと楠見くんとルカ

西園寺さんと楠見くんとルカちゃんは“偽家族”としての生活をスタートさせました。
西園寺さんと楠見くんは夫婦でも恋人でもないから確かに“偽”の家族なのかもしれないけれど、一緒に暮らす中で起こる様々な出来事は、偽物ではなく本物です。
“偽家族”だからといっても避けては通れず、本物の出来事として向き合っていかなければならない。
共にひとつずつ乗り越えていくこと、同じ体験をしてお互いの感情を分け合うことは、形がどうあろうと家族の姿だと思います。
家事をやりたくない西園寺さんと、ひとりで仕事も育児もしなければならなかった楠見くんが助け合っていく中で、どんな感情が生まれ、どんな変化が起こり、どんな選択をしていくのか、最後まで見守っていきたいと思います。

登場人物ひとり一人が魅力的で、そんな登場人物たちを誰も置いてきぼりにしないドラマでした。
そして凝り固まった固定観念から解放してくれる作品でもありました。
自分を大切にすること、他者を思いやること、分かり合うために言葉を伝え合うこと。
シンプルだけど大事なメッセージが心に残りました。
このドラマを牽引したみんな大好き西園寺さんこと松本若菜さんの魅力とパワーは底知れないと感じました。
また清潔で端正な楠見くんこと松村北斗さんは俳優として新たな扉を開いたのではないでしょうか。
感情表現豊かなルカちゃんこと倉田瑛茉ちゃんはどんな表情もチャーミングで目が離せなかったです。
横井さん役の津田健次郎さんの温かな存在感、美代子役の高畑淳子さんの繊細さと迫力は流石でした。
全てのキャストの皆さんが魅力的でどの場面も惹きこまれた、心に深く残るドラマでした。

「See you soon, I hope !」
というルカちゃんの言葉を胸に、また西園寺さんたちと会える日を待ちたいと思います。
ここまで読んでくださって、どうもありがとうございました。

記事内画像出典:「西園寺さんは家事をしない」公式サイト

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