【西園寺さんは家事をしない】8話の松村北斗と松本若菜のハグに視聴者も涙！

2024-08-28

【西園寺さんは家事をしない】8話の松村北斗と松本若菜のハグに視聴者も涙！

TBS火10ドラマ【西園寺さんは家事をしない】8話「今度は四角関係！？恋の自覚と別れの予感」が8月27日に放送されました。
西園寺一妃（松本若菜）と楠見俊直（松村北斗）とルカ（倉田瑛茉）の“偽家族”は、横井和人（津田健次郎）や橘エリサ（太田莉菜）との関係によって新たな局面を迎えます。

西園寺さんがニューヨーク出張で出会ったエリサさんが、世界進出のためのコンサルタントとしてレスQにやってきたわね。

エリサさんは楠見くんの大学時代の友達で、楠見くんに何か想いがありそうだね。横井さんと西園寺さんは正式につき合うことにするみたいだし。

そう、エリサさんと横井さんの存在によって、西園寺さんと楠見くんはそれぞれ自分の気持ちに気づくことになるんだよね。

それでは、【西園寺さんは家事をしない】8話の視聴率と感想のまとめをお届けしていきます。

【西園寺さんは家事をしない】8話の視聴率

8話の世帯視聴率は6.7％、個人視聴率は3.8％でした。
（ビデオリサーチ調べ、関東地区）

	世帯視聴率	個人視聴率
1話	7.3%	4.0%
2話	7.2％	3.9％
3話	6.7％	3.9％
4話	5.9％	3.2％
5話	6.3%	3.5%
6話	5.4%	3.0%
7話	7.0%	4.1%
8話	6.7％	3.8％

【西園寺さんは家事をしない】8話の感想

小西洋介（塚本高史）と宮島陽毬（野呂佳代）の存在感

視聴者がもやもやしすぎるちょっと前に友達キャラがヒロインに突っ込んでくれるのドラマとして見やすくて好き
#西園寺さんは家事をしない
— さかな子 (@gumiudon) August 27, 2024

小西洋介（塚本高史）宮島陽毬（野呂佳代）は、西園寺さんにとってなんでも打ち明けられる親友。
この二人が、西園寺さんに遠慮なく意見を言うことで、ファンタジックな物語のバランスが取れていると思います。
西園寺さんが良かれと思ってする行動は、時に自分本位で誰かを傷つけることになったり西園寺さん自身を苦しめることになったりするんですよね。
明るく前向きな西園寺さんのキャラでそうした部分は見逃してしまいそうになりますが、そこに「待った」をかけてくれるのがこの二人です。
エリサの登場によって楠見が自分以外の誰かと家族になる可能性に気づいてしまい、動揺する西園寺さん。
洋介は、今一番大事なのは彼氏なんじゃないのか？と、横井に向き合えていない西園寺さんをとがめます。
原作の洋介は西園寺さんに少し気があるようでしたが、ドラマでは純粋に西園寺さんのためを思って忠告していることが伝わってきます。
陽毬は5話で、横井とつき合うことで楠見への想いを封印して偽家族を続けようとした西園寺さんに
「なかなか自分勝手だよね、それは」とはっきり言ってくれました。
二人とも本当に良い友達です。
ところで、洋介のお土産は“うなぎパイ”でした。
今回の出張は静岡県浜松市だったんですね。

好きな人をみんなそばに置きたい西園寺さん

本人が自覚するしないに関わらず、西園寺さんが楠見を好きなことは視聴者にはよくわかっています。
その愛情が楠見だけではなくルカを含めた二人へのものだということも。
大好きな楠見親子と一緒にいたいというのが、西園寺さんの一番大きな気持ち。
でも、横井さんを好もしく思う気持ちも嘘じゃない。
自分の家に楠見親子がいて、愛犬リキがいて、横井さんという彼氏も時々来てくれて。
好きな人みんながそばにいてくれる環境は、西園寺さんにとってすごく楽しいものだと思います。
それは、ルカと同じ感覚ですよね。
そして、シルバニアファミリーで遊ぶのと似た感覚でもあると思います。
みんなが幸せで誰も我慢していないのなら、それは理想的な生活のように感じます。
でも人と人との関係は人形遊びとは違うから難しい面も出てきてしまうのでしょう。
楠見には楠見の、ルカにはルカの、横井には横井の気持ちがある。
西園寺さんは私たちに様々なことを気づかせ、考えさせてくれます。

横井の気持ち

西園寺さんから、“仮彼氏”は終わりで“本彼氏”になってくれませんかと言われて、横井はどんなに嬉しかったことでしょう。
週末、勇気を振り絞って家に招き二人で花火を見ようと誘ったら、ルカと一緒ならと言われてしまいました。
ソファに小さく座ってうなぎパイを食べる横井の姿には哀愁が。
横井は、“偽家族”を受け入れて、楠見親子とも仲良くしてくれて、積極的に手伝いもしてくれて、楠見についての話も聞いてくれて、本当に優しい人です。
西園寺さんが持っている世界を丸ごと愛しているんでしょうね。
”西園寺さんには西園寺さんらしくいてほしい“と。
問題は、その横井の気持ちに西園寺さんが応えているかどうかです。
西園寺さんは、楠見親子が家を出て行く可能性を考えた時、“当初の予定通り自分とリキの二人だけの暮らしになるだけ”と自分を納得させようとしました。
その想像の中に、横井の存在が出て来ないんですよね。
そういうことを全部、横井はわかっているような気がします。
切ないです。

楠見を解放した瑠衣

楠見の亡き妻・瑠衣（松井愛莉）は楠見とずっと取り組んでいた数式を密かにひとりで解いていました。
そして、解くヒントを楠見に渡してほしいとエリサに託します。
数式を解くことで楠見を自分から解放してあげたいという瑠衣の愛の深さ。
でも渡すのは自分が亡くなってから1年後にしてほしい、1年くらいは自分のことを思い続けてほしいから、と。
エリサは、瑠衣の想いを1年間ひとりでずっと持ち続けていたんですね。

解けない数式のような自分の心

決意した何かを伝えに来たわけでも、想いを伝えに来たわけでもない。
忘れられないるいへの想いと制御できない感情が爆発しただけ。
でも、それが出来たのは西園寺さんだから。
西園寺さんが受け止めてくれるとわかっていたから。
話したい誰かがいる。
すごいドラマだ。
#西園寺さんは家事をしない
— まこ (@macoyugoST) August 27, 2024

エリサから渡された“数式のヒント”と“瑠衣の想い”。
楠見は瑠衣への愛しさと哀しみと、“前へ進んでいいんだよ”というメッセージへの戸惑いと嬉しさと切なさで混乱して、一心に西園寺さんのもとへ走ってきました。
解けない想いを解けないままでいる自分を受け止めてくれると信じて。
西園寺さんは様々な感情でいっぱいになっている楠見をそのまま丸ごと受け入れてしっかり抱きしめました。
この世界にそういう人がいてくれる、それはなんて幸せなことでしょう。
二人の魂こもったシーンに、心を揺さぶられ涙を誘われた視聴者が数多くいました。

【西園寺さんは家事をしない】8話の出演者

松本若菜、松村北斗、津田健次郎、
野呂佳代、横田真悠、村川絵梨、
松井愛莉、水澤紳吾、太田莉菜、
前野朋哉、うらじぬの、大朏岳優、
倉田瑛茉、濱田達臣、藤井隆、
濱田マリ、塚本高史、浅野和之、ほか。

【西園寺さんは家事をしない】8話のまとめ

分かった。このドラマは人間関係を簡単に「VS構造」にしないから心が動かされるんだ…何がなんでも人から選択肢を奪わない、人の選択肢を守りたいって伝わってくるから大好き…他人は悪者でも敵でもなくて、決して二択なんかじゃ分けられない生き方を本気で描いてくれる。#西園寺さんは家事をしない
— 安どう (@andosaka46) August 27, 2024

西園寺さんは、快適に暮らすために自由な発想と推進力で常識にとらわれない生き方をしています。
そういう西園寺さんとぶつかったり受け入れたりする人達の動きも含めて、【西園寺さんは家事をしない】は凝り固まった考え方を見直すきっかけになるドラマだと思います。
違う考えを持っていても敵ではない、とか、いろいろな“好き”があっても良いんだよ、とか。
登場人物ひとりひとりを尊重しているこのドラマは、人と人との関わり合いについて大切なことを教えてくれますね。
次回、【西園寺さんは家事をしない】9話の放送は9月3日（火曜）夜10時からです。
どうぞお楽しみに！

記事内画像出典：「西園寺さんは家事をしない」公式サイト