【ライオンのおやつ】最終回ネタバレと感想|雫(土村芳)が最後に出会う人は…
【ライオンのおやつ】最終回ネタバレと感想|雫(土村芳)が最後に出会う人は…
小川糸さん原作、土村芳さん主演のドラマ【ライオンのおやつ】最終回「人生は、私への贈り物でした。」のあらすじネタバレ、感想を紹介します!
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【ライオンのおやつ】最終回ネタバレ
【ライオンのおやつ】最終回のあらすじを、ネタバレありで紹介します。
小川糸さん原作。私はまもなく、この世から永遠に旅立つ。生まれてきてよかった。感動のドラマ、最終回。雫(土村芳)は命の火の最後の揺らめきとともに、大切な人たちと心の中で再会していた。マドンナ(鈴木京香)が雫に最後のおやつを作り、雫の口元にそれを運ぶ。そして、静かに、来るべき時がやってきた。雫のいない世界には、小さな奇跡が…。ライオンの家に時は流れ、人々は今を生きる。かつて雫がそうだったように。
母・珠美(佐津川愛美)との再会
雫(土村芳)の命は残りわずか。心の中で、大切な人たちと再会します。
珠美は「私ね ずっと見守ってたんだよ。さみしい思い させたよね。」と言ってくれます。
雫は「不幸なわけじゃなかったよ。最後には みんなとも家族になれたし…。何て言うか うん 味わい深い人生だった。」と言います。
珠美は、雫が前はつまんない人生って言ってたから、その言葉に安心します。
珠美は、心配していました。カレー鍋を倒してないのに犯人にされちゃったり、先輩と両思いになれたのに告白できなかったり。いつも損していたから。
珠美は、いい子だけでなく「しーちゃんは 強いんだと思う。」と言って、
そして「よく生きたね。 死ぬことは とても つらいけど…。 でも よく頑張って 最期まで ちゃんと生き切った。 偉いよ。」と褒めました。
夏子(田中麗奈)との出会い
また、雫は夏子(田中麗奈)とも出会います。雫の部屋の前に住んでいた人で、六花の元・飼い主です。
雫は夏子のリクエストしたおやつと言葉が胸に刻まれていました。
「最期まで ちゃんと生き切る。 チョコが たっぷり詰まった コロネのように 人生も端まで味わい尽くす。」
「達成できそう?」と聞かれ、「はい。」と答える雫。
夏子は、離婚したばかりですごい傷ついていたとき、動物愛護団体の「飼い主募集」を知って、六花を引き取りました。
真っ白で冬生まれだっていうから 雪にちなんで 六花と名付けました。
夏子と雫は、六花と遊びまわります。さみしくなるから…。思いっきり、駆け回りました。
雫(土村芳)の旅立ち
雫は、最後に蘇(そ)を一口味わって、「ごちそう… さま… で… した…」と告げて、目を閉じました。
タヒチ(竜星涼)は六花とともに、空に向かって叫びます。
「雫さ~ん!また! また会いましょう!」
午前4時53分。雫は息を引き取りました。
マドンナ(鈴木京香)は「よい旅を」と声をかけます。
入居者みんなが、棺(ひつぎ)に花を入れて、送りました。
人生はロウソク
その後。マドンナは、タヒチに「雫さんの最期 とっても きれいでした」と伝えて…
「人の人生って一本のロウソクのようだって思うんです。」と語ります。
ロウソクそれ自体は自分で火をつけることができないし火を消すこともできません。
一度 火がともったら自然な流れに逆らわず燃え尽きて消えるのを待つしかない。
ロウソクの火は消える瞬間が一番美しく感じるが…人も同じに感じる、と。
また、「生きることは 誰かの光になること。」とマドンナ。「自分自身の命をすり減らすことで ほかの誰かの光になる。 そうやって お互いにお互いを 照らし合っているんだと思います。」
タヒチも亡き父が「死んだ人間は光になる」と言っていたといいます。
残された人々の思い出
坂口家にて。弘人(石丸幹二)が「見上げてごらん夜の星を」をチェロで弾きます。
妻と娘に聞かせていましたが、雫のことを思い出して、演奏後、弘人は涙…。
#ライオンのおやつ
最終回
見送っていただけましたか阪口家はチェロを奏で音楽葬で見送りましたした。
『見上げてごらん夜の星を』#土村芳 雫#永田琴 8話演出#石丸幹二 pic.twitter.com/LK0tVz7Qao— 石丸幹二 (@team_kanji) August 15, 2021
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雫の友人2人が喫茶店で、雫はみんなでシェアするの好きだったね、と思い出話しに。雫からもらった服に電車の切符が入っていて、きっと困っただろうな、など。話しているとウルっときてしまいます。
会社では、あの子がシュレッダーのゴミをいつも捨ててくれていた、と雫の話しに…。みんな押し込んだりして ごまかして使ってたのに… あの子は 毎回 ちゃんと自分で捨てて…。時々、失敗して大惨事にも?
ある母親と小さな子の会話。
ママは、給食当番で カレーの鍋 倒しちゃったの。
だけど 別の子が犯人だって疑われちゃって…。
でも ママは自分が犯人だって言いだせなかった…。
きっとママのせいだって 気付いてたのかもしれない。
だから 違うって言わなかったのかも…。
いつか あの子に ちゃんと 謝りたいな…と後悔を息子に話していました。
中学の時の両想いだったのに付き合えなかった雫の先輩は、「あの子 どうしてるかな…。」とつぶやきました。
雫の近所の人は…雫をちゃんと挨拶のできる子だったと懐かしみます。妻が亡くなって落ち込んでるとき、雫の笑顔に救われたと語り、「元気にしてるといいな。」といいます。
雫の最後のおやつ
マドンナは雫から埋葬でなく散骨にしてほしいと言われていました。
「土の中に静かに眠るっていうより…自由に舞いたくて…。ここの風に乗って…。気持ちよさそうだから…。」と雫は病床で語っていました。
入居者たちは、昨日みんな夢で<明日葉モンブラン>を食べました。そこには雫も、もも太郎も粟鳥洲もみんないました。雫がリクエストした、タヒチの育てた明日葉を使ったモンブラン。
入居者たちは、現実に再現してみようと試みます。そしてついに完成。
みんな、雫の置き土産と思いました。夢の中で おやつのメニューを教えてくれたから…。
マドンナは雫の部屋を整理して、表札も外します。そして六花に「次の方もかわいがってくれるといいですね。」と声をかけました。
ラストシーンは、島を車が走るシーン。(新しい入居者を乗せている?)
おわり。
【ライオンのおやつ】最終回の感想とまとめ
最終回まで、なんて悲壮感のない、心地いい旅立ちなのでしょう。
雫(土村芳)は最後に… 亡き母親や六花の飼い主との出会いがあって、
ファンタジーな演出が素敵でした。
みんなに見送られて幸せな最期でした。
が…
個人的には、最後の友人2人が思い出を語って涙ぐむシーンがグッときました。
さらに、カレー鍋の犯人(?)が後悔しているシーンや、先輩、会社の同僚らのシーンも良かったです。
雫は自分を犠牲にして我慢してましたが、それも含めて、すべて雫の人生だったんだなと思いました。
最後まで生き切った、楽しみ味わおうとした雫。
さみしいのはさみしいですが、自分も最後まで人生を味わい尽くそうと思いました。
全8話の放送、ありがとうございました♪
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画像出典:NHK
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