【ライオンのおやつ】5話のあらすじと感想|雫(土村芳)と父の思い出のおやつに涙
【ライオンのおやつ】5話のあらすじと感想|雫(土村芳)と父の思い出のおやつに涙
土村芳さん主演ドラマ【ライオンのおやつ】第5話「どんな終止符で人生を飾ろうか? 答えを出そう。」が2021年7月25日(日)にBSプレミアムで放送されました。
小川糸さん原作、誰の人生にも祝福があることを、優しく繊細に描く感動の物語・第5回は、余命わずかな主人公のもとに家族が集まって…
今回は【ライオンのおやつ】5話のあらすじ、感想を紹介します!
【ライオンのおやつ】の動画(NHKオンデマンド)は、U-NEXTがオススメ!
ライオンのおやつ】5話のあらすじ
【ライオンのおやつ】5話のあらすじを、ネタバレありで紹介します。
雫(土村芳)から重い病気であることを打ち明けられた弘人(石丸幹二)は、妻の早苗(西田尚美)と、娘の梢(新井美羽)とともに島へとやってきた。雫は少しずつ体力が低下していた。弘人の再婚をきっかけにぎくしゃくした関係になっていた家族だが、初めて本当の思いを打ち明けあう。雫たちは家族の姿を取り戻せるのか? 物語は後半へ!
体調悪化
雫は少しずつ体力が低下して、車椅子で生活するようになっていました。
不安や痛みで夜眠れないことが増え、その結果、朝も起きられません。
マドンナが呼んでくれた医師は、睡眠導入剤の使用を勧めます。
雫はついに睡眠もできなくなり、「できないこと」が増えたと嘆きますが…
マドンナは…
「眠れる森の美女になるんです。
スヤスヤと 安らかな夜にしましょう。」
と励ましました。
ももちゃんの手紙
そんな中、「先生」がももちゃんの手紙を発見します。
(亡くなったももちゃんの部屋に入ったのが通称「先生」です)
マドンナはももちゃんの母(星野真里)と兄(萩原利久)を呼び、手紙を開けると、
次はベッドの下を見るように指示が…。
そのとき、雫は父・弘人(石丸幹二)からの手紙を読みます。
<この間は 連絡をくれて ありがとう。
やっと雫の声が聞けたと思ったのに
病気で苦しんでいたなんて
お父さんは
何にも気づいてあげられなかった。
雫 ごめんな。
雫が 色んな事を考えて 決心して
今1人でホスピスにいることは
わかった。
お父さんが雫に何をしてあげられるか
わからないけど
でも やっぱり会いたい。
もう一度 話がしたい>
マドンナも手伝い、母親・兄があちこち手紙の指示に従っていきます。
最後は、おやつのリクエストボックスの下です。
「ママ おにいちゃん 大すき」
最後の手紙を読んで、ももちゃんの母は嗚咽。
マドンナはももちゃんのことを話したければいつでもここに来てと話しました。
・・・雫は、残された家族のことを目の当たりにして心境が変化します。
雫:「死んだからって 終わりじゃないんですね。
残された家族の人生は続いていくんですよね。」
家族との再会
純(柳生みゆ)はタヒチ(竜星涼)に「あと2か月ぐらいで出来ると思うので楽しみにしててくださいね。」と言ってしまったことで後悔していました。
タヒチはバカで真っ直ぐなところがイイんだ、と茶化します。
ある日。弘人は、妻の早苗(西田尚美)と、娘の梢(新井美羽)とともに島へとやってきました。
来るのを断った雫だったので、「何で来たの?」という言葉が弘人を凍り付かせます。
「あっ 何でっていうのは 交通手段のこと。」と雫。
フェリーと答えたあと、弘人は「ごめんな 約束破って。」と謝った。
「来るような気はしてた。せっかくだから のんびりしてって。」と雫。
雫は少し休むことに…。
神様がくれた最後のチャンス
家族と再会した雫は、「これってチャンスかもしれないですよね。神様がくれた最後のチャンスなのかも…。」と思います。
翌日の朝食後。雫は早苗を散歩に誘いました。車いすを押してもらって、見晴らしがいい場所で…
「私 ずっと苦手だったんです
早苗さんのこと。
何か 心を開けないっていうか
弱いところ見せられないっていうか…。」
雫は本心を打ち明けます。
「気付いてたよ。」と早苗。
「私ね 親子は無理だろうけど
友達くらいには
なれるんじゃないかなって。
雫ちゃんが成人したら
私の行きつけの飲み屋さんとかに
連れてってあげたりとか
そういうことしたいなあって」
と、早苗も思っていたことを打ち明けます。
早苗は早苗で、逃げるようにひとり暮らしを始めた雫のことを不満に思っていました。
「関わりたくなかったんです。」と雫。
「感じ悪っ」
「病人に言いますか(笑)」
「そっちが先に吹っかけてきたんでしょ。」
「やっぱり私たち 根本的に合わないですね。」
「だね」
笑い合う2人。
雫はその<飲み屋>に行きたかったなあとつぶやいて、早苗に「父をよろしくお願いします」と頼みました。
その後、弘人に子供のときのように、ひざ枕で耳掃除をしてもらう雫。
「私を引き取る時 嫌じゃなかった?
本気でチェリスト目指してたんでしょ。」
と聞くと、弘人は「いやじゃなかった、楽しかった」と答えます。
「お父さん、ごめんね」
雫は病気を知らせなかったことを涙ながらに謝りました。
思い出のミルクレープ
雫は、家族を集めて、遺骨はこの島に埋葬することになっているので心配しないでと話します。
「これで 本当にお別れにしたいの…。
電話も これから どんどん しゃべるのも
つらくなっていくと思うし…。
それに 私 今 すごく幸せだから。
この笑えてる今の姿が
みんなの中の最後の私でありたいの。
ごめんね 最後まで わがままで…。」
家族は雫の願いを静かに受け入れます。
午後3時。
今日のおやつは、雫が小学3年のとき父の誕生日ためにはじめて作ったミルクレープです。
雫が初めて父にしたお祝いです。
当時の雫は、オーブン要らずのレシピだったので自分にもできると思ったのですが…。
一生懸命に作ったのですが、完成したクレープは上出来ではありません。
けれど、父はとても喜んでくれました。
「その時の父の顔はいまだに忘れられません」とリクエスト文にありました。
父は雫たちと一緒にミルクレープを食べながら号泣。
その後。ライオンの家の絵の上手なシンちゃん(名村辰)が、坂口家の絵を描いてくれました。
最後に皆で鶏鍋をした時を描いた絵です。
早苗は手にビールを持っています。
梢は「これ部屋に飾っておくね」と大切そうに抱えて去ります。
家族が去ったあと、雫は「マドンナさん。最期まで よろしくお願いします。」とお願いしました。
思い出のキス
家族が去ったあと、雫はタヒチに家族が来たことを報告。
相談にのってくれたお礼を言って、「まだ生きたい、もっと生きたい」と打ち明けます。
やっぱり辛くて、自分の死を受け入れられない、と。
雫は「キスをしてもいいですか」と言い、自分から、それも2度、唇を合わせました。(つづく)
【ライオンのおやつ】5話の感想まとめ
5話は、家族との再会と別れ。タヒチとのキスがありました。
悔いを残してほしくないので、自分の気持ちに正直に向き合えたのは良かったかな?
と思います。
ミルクレープの回想シーンは、今回の泣きポイント。
もう会えない、会わないと分かっているときの思い出のミルクレープは反則。もらい泣きですよ!
そして、ラストのキスは、雫、大胆ですね(笑)
でも、あのときキスしておけばって思いながら死にたくないですし…。その行動、わかる、と思います。
今の姿がみんなの中の最後の私でありたいの。
というのも、わかりますが…。自分ならどうするだろう、と考えてしまいました。
<【ライオンのおやつ】関連記事>
- 【ライオンのおやつ】1話のあらすじと感想|「チョココロネ」の意味が名言
- 【ライオンのおやつ】2話のあらすじと感想|誰の人生にも、輝きがあった。
- 【ライオンのおやつ】3話のあらすじと感想|ももちゃん (渋谷南那) の旅立ちに号泣
- 【ライオンのおやつ】4話|雫(土村芳)の本音と決心に涙
- 【ライオンのおやつ】5話のあらすじと感想|雫(土村芳)と父の思い出のおやつに涙
- 【ライオンのおやつ】6話のあらすじと感想|私たちは、最後まで仲間。
- 【ライオンのおやつ】7話のあらすじと感想|粟鳥洲(和田正人)の人生最後の恋とまっとうの仕方とは?
- 【ライオンのおやつ】最終回ネタバレと感想|雫(土村芳)が最後に出会う人は…
画像出典:NHK
コメント