【科捜研の女-劇場版-】のネタバレと考察。怪しい人物が消えてないのは新シリーズへの伏線?

1999年から続く沢口靖子主演のテレビ朝日系「科捜研の女」が初めて映画化され、「科捜研の女-劇場版-」(兼崎涼介監督)として2021年9月3日公開されました。

気になる<あらすじ>をネタバレ!科学者が次々に謎の飛び降り不審死を遂げるが自殺として処理されそうになる中、沢口演じる主人公・榊マリコたちは捜査を進め、未知の細菌の発見で世界的に注目される科学者、加賀野(佐々木蔵之介)の存在にたどり着きます。そして衝撃のラストではマリコがまさかの事態に

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今回は【科捜研の女-劇場版-】のネタバレと考察について。

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【科捜研の女-劇場版-】のネタバレ

風丘早月の目の前で石川教授が転落死

洛北医科大法医学部の風丘早月教授(若村麻由美)は大学内の自身の部屋で娘と電話をしていた。電話を切ったその直後、「助けて、殺される」という声が聞こえる。窓を振り返ると、同じ大学の石川礼子教授(片岡礼子が上階から落下していく姿が見えた。即死である。

すぐに京都府警科学捜査研究所(科捜研)の法医研究員である榊マリコ(沢口靖子)らにも現場への出動要請が。洛北医大に到着すると、府警捜査一課の土門薫刑事(内藤剛志)が捜査を始めていた。もちろん、すでに風丘が死亡を確認。「落ちていく時、目が合ったの。何か訴えようとしていた」と説明する。

風丘は遺体を解剖・検死するが、転落死の所見しか見当たらない。死因は全身打撲による外傷性ショック。薬毒物も検出されなかった。その上、防犯カメラでは屋上まで他に誰も映っておらず、下足痕も石川教授以外に見つかならなければ、争った痕もない。真っすぐに走った形跡があり、落下の角度も自ら飛び降りたとしか考えられない。殺人でも事故でもなければ、自殺なのか?

マリコと仲のいい風丘先生が最初の、”事件”の目撃者。しかも落下したのは同じ大学の女性教授だった。しかも、科捜研の調べでは、自殺の線が濃厚。しかし、風丘先生は「殺される!」という声を聞いたのだが。自殺か、事件か?

ダイエット菌の研究が関係?

石川教授について、研究室では「頭が痛いので早く帰る」と言っていたという。風丘の元を離れ、石川の研究室へ移ってきたばかりという秦助教(佐津川愛美)はなぜかおどおどしていた。その後、一昨日、東京帝政大へ向かい、微生物学の教授に会うと話していたことがわかる。

現地を訪れた土門と蒲原勇樹刑事(石井一彰)は、双子の研究員生に出迎えられる。一卵性双生児だが、1人はダイエットして痩せていた。「ダイエット菌です」。微生物学の加賀野亘教授(佐々木蔵之介)が研究していたのだ。医学的に感染させる感作させたことにより、ダイエットに成功したという。「世界中の人が適正体重になれば、たくさんの病気が減る」と豪語す加賀野。石川教授は1人でなく、3人できたといい、一人は秦助教で、もう一人は京都医科歯科大の斎藤朗准教授(増田広司)だった。

腸内細菌にあるというダイエット菌。似ても似つかない双子のひとりがそれを半年使って、ダイエットに成功したという。まるで、ライ●ップのビフォーアフター? それにしても佐々木蔵之介さんは悪役臭をただよわせて、「007」に出てくる悪者科学者のようです。

斎藤准教授も土門刑事の前で転落死

土門は同じ大学で旧知の佐沢准教授(野村宏伸)に電話するが、知りあいではないという。その後、佐沢は斎藤を探すと、京都歌舞練場へ行ったと聞く。石室研究員(宮川一朗太)を連れて向かうと、斎藤は最上階へ上っていき、苦しそうに倒れる。佐沢は「斎藤さんですよね」と声をかける。その頃、土門らが1階に到着したとき、斎藤がすぐそばに転落してきた。マリコが駆けつけるが、今回も転落死の所見しかない。「でも解剖をしたほうがいい」とマリコ。佐沢は飛び降りる直前、「助けて」と言われたといい、解剖を志願。しかし、事件性のない解剖は認められない。

一方、石川教授は30分も屋上にいたことが判明する。そして死亡の15分前に携帯電話に着信があった。科捜研にやってきた風丘は、石川がウイルス学、斎藤が歯周病系細菌学を研究しており 類似性を指摘する。解剖できないなら、死亡時画像診断をしようという話になり、やってきた佐沢に任せることに。研究室の同僚によれば、斎藤も頭が痛いと話していた上、石川教授と共同研究していたことがわかる。

石室によれば、「心臓や肝臓の原因となる口内細菌の研究をしていた」という。斎藤にも石川と同じような脳浮腫があった。脳症を起こしていたのは間違いない。さらに斎藤も最後にやりとりした電話番号は、石川と同じ相手の番号だった。共通点があり、ようやく解剖が認められる。携帯の基地局は全て京都。電話で催眠術かけて飛び降りたのか?

祇園甲部歌舞練場でのロケ。しかも飛び降り死してしまう衝撃。並べた傘が飛び跳ねるシーンはドキッとします。そしてここは野村宏伸のひとり舞台。とにかく、大袈裟に騒ぎまくり、うるさいのなんの。オーバーな役を彼が演じるのは、この役くらいでは? 目尻のしわが年輪を感じます。

加賀野教授は京都府警へ猛抗議!

その頃、ロンドン、トロントでも研究者が飛び降りるように転落死していた。そして石川、斎藤の衣服からダイエット菌が大量に付着していたことが判明する。土門と蒲原は、加賀野にアリバイを聞く。しかし、加賀野はダイエット菌と保存液を見せ、無害であると主張。そして双子の森奈々枝(駒井蓮)には毎日、午前11時、午後5時、午後11時にダイエット菌を飲ませており、アリバイはあるという。

特許とることを目指している加賀野。マリコの連絡で、ダイエット菌ではなく保存液になんらかの成分があるのではと連絡を受け、土門は保存液の任意提出を求めるが、加賀野は「あなた方の非科学的な論理では話にならない」と拒絶。しかし、土門は「令状を取ることになりますが。大事になりますよ」「脅しですか!」「いや、国から補助金を得ている身であり、特許を出願中であると聞いたので」。加賀野はテレビに出演し、「京都府警は我々の研究を潰そうとしている。任意提出を強要した。科学への冒涜だ」と訴える。

土門刑事が強引に、保存液の任意提出を求めます。それは、時間が経てば、偽装されてしまう可能性があるから。駆け引きとして、強く出たのですが、まさかテレビで京都府警への抗議をベラベラとやられるとは!

マリコパパに「どう思う?」

土門は警務部に呼ばれ、本庁の観察を受けることに。警察庁刑事指導部連絡室長倉橋拓也(渡辺いっけい)と芝監察官(戸田菜穂)がやってくる。警察協力受難者協会の佐久間(田中健)は、土門の捜査が加賀野の研究に損害を与えたかどうかを調べる。しかし、土門が任意提出させた保存液から決定的な成分は出なかった。科捜研にも、化学鑑定監察所が乗り込んでくる。マリコの父、榊伊知郎(小野武彦)が来る。父から聴取を受けるマリコ。科捜研に落ち度はなかった。

マリコ「お父さんはどう思う?」

マリコパパ「これが加工食品にしても保存液としても余分な成分が多い」

マリコ「でしょ。そのためには残り0.01%の隠れ成分がわかれば。監察の立場なのに、どうして答えてくれたの」

マリコパパ「いやお母さんに出かけるときバレてたみたいで。あなたがマリコに会うときは仕事だし、親子でいられない。でもせめて科学者同士でいてほしいと言われたんだ。だから科学者として意見しました」。

マリコさんが走り出して「たくやー!」

科捜研に鑑定の瑕疵はなかった。受難者協会からも、教授の研究に支障が出た事実はないと報告。そして加賀野から、和解条件が提案された。今後容疑者としてはもちろん、任意の参考人としての聴取も応じない、と。土門は「風評を避けたいなら、テレビには出ない。隠したい何かがあるはず」と睨む。

土門は本部長注意程度の処分で済むことに。安堵するマリコ。しかし、倉橋が来ていたことを聞き、慌てて追いかける。「たくやー!」「職場で下の名で呼ぶな」「本庁に戻っていたのね」「キャリアとしては燻ってるよ。相変わらず生き方が下手とか思ってるんだろ」「それが悪いと思ってたら結婚しなかった」「だから離婚したんだと」「結婚してあなたが変わったように見えた。私が若かったからかもしれない」「一応これでも幹部だ。いつでも頼れ」。その様子を土門はそばで聞いていた。

元夫の権力をちゃっかり利用するマリコさん

元科捜研の物理研究員で、現在はカナダの科学捜査センターにいる相馬(長田成哉)からテレビ電話。カナダで起きたトロント工科大細菌疾患の教授が転落死した件で、マリファナ摂取で自殺で処理された。しかし、ロンドン農大教授も転落死していた。こちらは畜産細菌研究室。マリコは「データを送って」と頼むが、警察庁からICPOへ依頼しないといけない。そこで倉橋に早速電話するマリコ。佐久間はマリコと土門に会う。元京都府警の刑事部長だが「捜査と鑑定は夫婦や親子みたいなものと言ったのを覚えているか?君らはいい夫婦になれたんだな」。「えっ?」「は?」。

科捜研では鑑定できない微量成分について、宮前元所長(山崎一)がいる施設でスプリング8での鑑定を依頼しようとする。しかし、鑑定に必要なビームラインが埋まっているという。そこでマリコの父は観察所のビームラインを使えるようにする。しかし、宮前は「特別な申請書が必要だよ」という。「じゃあ」とマリコはまたもや倉橋に依頼する。

元夫との再会でテンションの上がったマリコさん。お似合いなのかはよくわかりませんが、「あのころは若かったから」と、まるで、今なら大丈夫と言わんばかりに笑顔で再会を喜ぶ。しかし、その倉橋の立場と権力を使って、自分の仕事をしてしまうちゃっかりぶりが笑えます。

加賀野教授とやりあうマリコ

トロントからドクタースティーブのCTが届く。化学研究員の宇佐美(風間トオル)らと話すうち、「脳症の患者でも、脳に侵入しなくても免疫が強く反応すると色々な症状が出ることがある」。マリコの父は「痙攣や意識障害、異常行動なんかが出る」。「異常行動!」と声を上げるマリコら。

加賀野のもとを訪れる土門とマリコがいく。斎藤准教授のCT画像をみせ、「脳症を起こしてます。脳症の原因は? ダイエット菌が感作したと仮説を立てました。毒性により、免疫系が感情反応し、神経症状を発症した。高いところから飛び降りる異常行動です」とマリコは加賀野に話す。土門は「それを隠したかったのでは。警察と和解してでも」。しかし、加賀野は「じゃあダイエット菌をずっと投与しているうちの研究室の女性に、毒性が出ていないのはなぜだ。科学者というなら憶測で発言せず、科学で証明すべきでは」とマリコに言い放つ。帰り道、秦が来ていた。

「これ以上、教授の妨害しないでください。私は先生の論文に衝撃を受け、風丘先生のもとから転籍したんです。それほど偉大なんです」「邪魔する人間は許せない」「その通りです。それは石川教授でも」「とにかく教授には近づかないでください」

ダイエット菌はかけて付着させ、飛び降り衝動を

科捜研に戻ると、宇佐美がすごい発見をしたという。菌の効果を残したまま、毒性を消すには胃液の成分。つまり、胃液で溶けるカプセルで飲めばいい。ではカプセル以外の方法は?顔から胸にダイエット菌をかけたのだ。再び、加賀野を訪ねるマリコと土門。「ダイエット菌をかけて付着させたんです。トロントの研究者には日本からの郵便物で飛び出す仕掛けで付着させた。トロントの研究者の再現実験で毒性があり、24時間以内に頭痛などの症状が起きることを知った。それも研究レポートにまとめていた。しかし、高いところにいた時、飛び降り衝動が起きることは知らなかった。

転落死した人の携帯には同じ番号から着信があった。京都市内から発信されていた」「私は東京にいたアリバイはある。逮捕できるのか。榊さん、あなたは大した科学者だ。短時間で毒性と性質を突き止めた」「あなたは毒性に気付いていたんですね」「あなたが証明したのは毒性だけだ。浴びせた証拠は? うちのダイエット菌という証拠は?」

マリコを科学者として認める加賀野。だが、「逮捕できるのか」と迫られると、そこまでの証拠はない。そして、このあと、何者かに狙われてしまうのだが。

【科捜研の女-劇場版-】衝撃のラスト

自転車を押して帰宅するマリコ。電話を受ける。「隠れ成分わかったんですね」。そこへ風船が転がってきて破裂、マリコに液体がかかる。仕事を休むマリコ。「頭が痛い」と。そして、誰かから電話で呼び出される。紅葉の名所、東福寺へ。荒い息で歩くマリコ。その時、「鉄腕アトム」のコール音のマリコの携帯が再び鳴る。マリコは「助けて」といい、欄干から飛びおりてしまう。

それを遠巻きに見ていた犯人。「やはりあんただったのか」と土門ら刑事が取り囲む。犯人の唾液の成分が検出されていた。「森奈々枝さん、あなたはカプセルを飲んだふりをして自分で用意した保存液に入れた。その時、唾液が混入したんだ」。「無茶な女がどうしてもというから」と一芝居打ったという。土門は「京都に映画の撮影所があってよかった。スタッフに協力してもらって」。マリコの落下地点には大きなクッションが用意されていたのだ。「アカデミー賞ものの演技で、そばで見たかった」という蒲原。藤倉刑事部長(金田明夫)は「科捜研に捜査権はない。榊は職務規程違反。監査にかけます」というが、佐伯本部長(西田健)は穏便に済ませたい考えだ。

佐々木の元へ、土門が森を連れて現場検証に。実験を休んで京都へ行った夜、石川礼子を殺害した。「彼女は被験者だ。全てを話した。毒性を排除する研究を進めた」「もうすぐできるところだった。無力化する抗生物質が「その前に毒性が公になれば、補助金がとまり、研究がストップしてしまう」。それを聞いたマリコは「その未来のために人を殺したんですか」「毒性さえコントロールできれば、重要な研究だ」と言い合う。その時、森が倒れる。毒性の影響だった。

マリコは病院で精密検査を受けたが、無事だった。迎えにきた土門。河原の紅葉を見て、マリコは「綺麗」「気付いてなかったのか、お前らしい」「これだけの紅葉だ。日本一綺麗な場所から飛び降りたから、堪能したのか」と笑う土門。

THE END

【科捜研の女-劇場版-】考察とまとめ

京都の名所と紅葉を堪能

さすが映画版の迫力!と言いたいところですが、コロナ禍でもあり、派手な爆破シーンなどは一切なし。むしろ、科捜研で検査している時間が長いくらいに感じます。その代わりでしょうか、京都府警を舞台としていることもあり、京都の名所を散りばめ、紅葉の季節の撮影で、真っ赤に染まる東福寺や鴨川沿い、さらには祇園甲部歌舞練場、錦市場なども登場しました。冒頭から、紅葉の葉がモチーフになっていましたね。

怪しい3人はこの人たち!

さて、映画版は謎の連続不審死が展開。痕跡は明らかに自殺なのに、「殺される」」「助けて」という声を聞いた証言。怪しい人物は3人出てきました。

加賀野教授(佐々木蔵之介)

秦助教(佐津川愛美)

石室研究員(宮川一朗太)

加賀野の教え子が犯人だったわけですが、加賀野も道義的には許されない非道ぶり。佐々木蔵之介さんの悪役っぷりがハマってました。そして、風丘の元を離れて、加賀野に心酔していた秦。ラストで犯人の顔が見えるまでは、十分怪しい存在でした。

さらに斎藤准教授の同僚で同じように口腔内細菌について研究していた石室研究員。見るからに怪しい感じでしたが、映画ではスルーして終わっています。

10月スタートのドラマで伏線回収? 元夫と復縁は!

すでに映画版のキャラクターが、10月スタートの新シリーズでも登場することが発表されていますので、何らかの絡みがありそうです。

そして、すでにシリーズ21の告知として、マリコの元夫、倉橋(渡辺いっけい)の存在。映画では、マリコが倉橋に頼りっぱなし。新シリーズでは、ひょっとして、やけぼっくいに火がつくとか、あります?

そういえば、沢口さん、いつの間にか、鼻の下のほくろが無くなってますね

【科捜研の女-劇場版-】反響まとめ

現役最長のドラマの貫禄!根強いファンの熱い思い

「科捜研の女-劇場版-」は長年のファンにも好評のようです。さすがは放送中の最長の22年も続いたシリーズだけあって、根強いファンに支えられている作品ですね。

初見でもちゃんと面白い!

テレビと違う特別感

科捜研の女
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