【初恋の悪魔】のあらすじ&ネタバレ!最終回結末を徹底考察!
坂本裕二氏脚本の話題作【初恋の悪魔】の放送が開始。
捜査権のない個性豊かな4人の男女が真実を追い求めるミステリー、コメディー、そしてラブストーリーでもある物語。
悠日の兄・朝陽の死と連続殺人。物語全体に謎がちりばめられています。鍵を握るのは二重人格のヒロイン・摘木星砂(松岡茉優)。
今回の記事では【初恋の悪魔】あらすじ・ネタバレをお届けすると共に、最終回の結末を考察します。
9月24日、最終回ネタバレを追記。
【初恋の悪魔】配信情報
【初恋の悪魔】放送後からhuluで配信予定。
さらにhuluでは日本テレビ系の名作ドラマも多数配信中。
目次
【初恋の悪魔】あらすじ・ネタバレを最終回まで
【初恋の悪魔】で描かれるエピソードのあらすじ・ネタバレを最終回までまとめていきます。
【初恋の悪魔】1話ネタバレ
1話あらすじ
境川警察署の総務課職員・馬淵悠日(仲野太賀)は控えめな性格で目立たない存在。事を荒立てなければ平穏に生きられる、としていた。
ある日、悠日は署長の雪松鳴人(伊藤英明)から、停職処分中の刑事・鹿浜鈴之介(林遣都)の監視を命じられる。
さらに鈴之介が殉職した悠日の兄・朝陽(毎熊克哉)の事故に関わっているかもしれない、と聞かされる。
悠日は鈴之介の自宅へ向かい、話を聞く。鈴之介は無類の凶悪犯罪愛好家の推理マニアだった。
その後、悠日は会計課の小鳥琉夏(柄本佑)から「病院での転落死事件の真相を確かめて欲しい」と頼まれる。
長期入院中の少年・新(柴崎楓雅)が転落死。同室の入院患者の少年・大希(高橋來)の証言で担当医師の堂島(川原田樹)に殺人容疑が掛かった。
さらにその直後、大希は危篤状態に陥ってしまった。
琉夏は刑事課の新人刑事・服部渚(佐久間由衣)に惚れており、彼女に手柄を立てさせたい、と考えていた。
悠日は、琉夏を連れて鈴之介に事件の話を聞かせることに。鈴之介は「医師がシリアルキラーである可能性は高い」と興味を示し、捜査に参加する。
悠日と琉夏が捜査資料管理室へ向かうと生活安全課の刑事・摘木星砂(松岡茉優)がいた。2人は彼女も病院の転落死事件を調べていると思い込み、捜査を依頼する。
こうして、捜査権のない4人が少年の転落死事件に挑むことになった。4人は病院の模型を元に鈴之助の自宅で捜査会議。彼らがたどり着いた思いがけない真実とは?
1話ネタバレ
4人は話し合い、時には衝突しながらも事件の真相にたどり着く。
転落死事件の真相は新の自殺。その原因は堂島医師にあった。
事件の前日、堂島医師は入院中の少女・島倉栞奈の手術を担当していた。
だが、堂島医師(病院)は心筋梗塞で運ばれていきた大物司会者・一文字の手術を優先。栞奈は後回しにされ、死亡してしまった。
病院による命の選択が行われたのだ。
新は栞奈と花を贈り合い、励まし合う仲だった。ショックで彼女の跡を追うように自殺してしまった。
そして、大希は堂島医師を犯人とし、告発しようとしていた。
事件後、鈴之助は星砂に対して胸がドキドキしているのに気づく。この感情は彼女への初恋なのか、それとも殺意なのか、鈴之助にも分からなかった。
癖の強すぎる4人の会話の応酬は必見。コミカルに描かれ、思わずクスッとなる場面も。
一方、事件の真相はシリアスで中々の社会派。
コミカルとシリアスのバランスがお見事でした。
【初恋の悪魔】2話ネタバレ
2話あらすじ
悠日(仲野太賀)は、恋人の結季(山谷花純)と結婚について相談。彼女は悠日が仕事を辞め専業主夫になって欲しい、と願っていた。
結季は家柄のいいお嬢様。悠日は自分とは身分違いと感じ、彼女に従おうとしていた。
結婚予定を知った鈴之介(林遣都)は動揺。恋愛に関する偏った持論を展開する。
一方、捜査一課では団地で起こった殺人事件を捜査。
売れなくなった芸人・夕紀夫(内藤トモヤ)がハサミを胸に突き立てられて死亡。夕紀夫は弟の日出夫(六角精児)とコンビを組んで、紙切り芸を行なっていた。
手がかりと見つけようと一人徹夜で監視カメラをチェックする渚(佐久間由衣)。
琉夏(柄本佑)は頑張る渚が心配で堪らない。再び、鈴之介、悠日、星砂(松岡茉優)、琉夏の4人で自宅捜査会議を開始する。
鈴之介は無類のハサミコレクター。紙切り芸をしていたことから弟の日出夫が犯人、と推理。
琉夏は全否定し、鈴之助と喧嘩になってしまう。第一、日出夫にはアリバイがあった。
悠日は捜査会議から帰る途中、婚約者の結季が別の男と一緒にいるのを目撃してしまうのだった。
2話ネタバレ
結季は浮気をしていた。が、「結婚後もお互い自由に恋愛するべきよ。それがこれからの価値観」と悪びれる様子はない。
悠日は納得しきれないが彼女の考えに従う。
その後、4人は団地の模型を作って推理開始。事件の真相を導く。
犯人はやはり弟の日出夫だった。
被害者が「殺される」と叫び、団地の住民は避難した。だが、元監察医の杏月(田中裕子)の見立てでは肺にハサミを突き立てられた被害者が叫ぶのはおかしい。
叫んだのは日出夫。住民を遠ざけた後で兄を殺害。犯行時刻をずらしてアリバイを手に入れたのだった。
悠日はこの兄弟が仲良く出来る道はなかったのか、と嘆く。
そんな悠日に星砂は「(兄と)話したいなら電話に出な!!」と促す。
悠日は兄・朝陽(毎熊克哉)の最後の留守電を聞き返しながら、返事をしていく。
優秀な兄に負い目を感じていたが、思いを口にして悠日の心は軽くなった。
一方、嵐の夜に鈴之助の自宅に額から血を流した隣人の森園(安田顕)が訪ねてきた。
悠日は優秀だった兄と比べられたり、婚約者の尻にひかれたり、と苦労している様子。もう少し自己肯定感が高められればいいのですが。
そして後半、悠日役の仲野太賀さんの一人芝居は必見。
【初恋の悪魔】3話ネタバレ
3話あらすじ
悠日(仲野太賀)は、今一度、結季(山谷花純)に正式なフィアンセとしてプロポーズしようと意気込む。だが、結季は約束の場所に来なかった。
落ち込む悠日は星砂(松岡茉優)と遭遇。彼女とな何気ないやり取りで元気を出す。
その後、悠日は鈴之介(林遣都)から呼びされ、隣人の森園(安田顕)について話を聞かされる。
あの日、鈴之助の家にはナイフを持った強盗がいた。森園は鈴之助を助けてくれた。(強盗は逃亡。)
話題は星砂のことに。鈴之助は屈折しているが彼女に恋心をいだいているようだ。
一方、星砂はスーパーで万引きの監視。ワインを万引した男性を捕まえる。だが、彼のバックにワインはない。誤認逮捕だ。
店長の山田(今野浩喜)は星砂に苦言。ベテラン店員・絹子(松金よね子)は星砂を庇う。
その後、星砂はまたしても万引きの誤認をしてしまう。「確かに見たはずなのに……」と星砂は気落ち。
その頃、鈴之助は恋煩いで寝込んでしまう。琉夏(柄本佑)は悠日に「鈴之介と星砂の仲を取り持ってあげれば」と提案。鈴之助も口には出さないが当てにしている様子。
万引きの誤認を知った悠日は星砂に「鈴之助に相談してみては?」と提案。
こうして4人は消えた証拠の謎に挑むことになった。
3話ネタバレ
万引き騒動の黒幕はベテラン店員・絹子(松金よね子)だった。
絹子と万引き犯達はグル。彼女は監視カメラに映らないように商品カートを移動させ、死角を作っていた。
さらに絹子は事務所に同じカバンを用意。万引き犯達は商品が入っているカバンとすり替えていた。
狙いは社長室の金庫。監視カメラを再生するとその間、録画はできなくなる。
絹子は万引き騒動をカモフラージュにして店の金を横領していた。
事件が終わり、鈴之助は星砂から身を引くことにした様子。そして、彼は「悠日も星砂に惹かれている」とする。
悠日と星砂は居酒へ。星砂は「好きだよ」とした上で秘密を打ち明ける。
悠日の兄・朝陽(毎熊克哉)と会い、彼のスマホを持っているが記憶がない。
その直後、星砂の様子が急変。臆病な性格になってしまう。星砂は二重人格者だった。
一方、森園は鈴之助に「(鈴之助の)自宅に監視カメラが設置されている」と告げる。
衝撃的な事実が明かされた第3話。性格が豹変する時の松岡茉優さんの演技は必見です。
【初恋の悪魔】4話ネタバレ
4話あらすじ
星砂(松岡茉優)は落ち着き、元の性格に戻る。家の鍵を無くしてしまったので悠日(仲野太賀)の自宅に転がり込む。
星砂は自分の中に知らないもう一人の自分がいることに怯えてしまう。そんな星砂を悠日は気遣う。
一方、鈴之介(林遣都)は隣人の森園(安田顕)と共に自宅に仕掛けられた監視カメラを撤去する。
そして、森園は自分の正体を明かす。彼は駆け出しのサスペンス小説家だった。
鈴之助は森園が期待していたようなシリアルキラーでなかったことに落胆。
だが、その後も森園家に様々な女性たちが出入りしていた。やはり、森園には何か秘密があるようだ。
町では社会のマナーやルールを守らない者が矢で襲撃される事件が多発。世界英雄協会と名乗る男が動画で犯行声明を出す。
新人刑事の渚(佐久間由衣)は世界英雄協会の危険性を訴えるが、先輩刑事たちはまともに取り合わない。
世界英雄協会の犯行はエスカレート。世間を挑発するかのようにアジトを示す数学クイズを出題する。
琉夏(柄本佑)は渚に頼まれて、暗号解読に挑む。だが、捜査は進まず、渚も世界英雄協会の餌食になってしまう。
琉夏と悠日は再び鈴之助に助けを求めるが。
4話ネタバレ
鈴之助に断られてしまい、悠日、琉夏、星砂は3人だけで考察。犯人が出した数学クイズを解き、アジトへ。
だが、矢を装着したドローンに襲われてしまい大ピンチ。
そこに鈴之助が登場し3人を救助。彼もクイズを解いていた。
4人はドローンの操縦できる範囲から犯人の居場所を絞り込んでいく。
だが、鈴之助は「自分たちがやっていることは歪んだ正義、犯人と変わらない」と言い放つ。琉夏は強く反発し、1人で捜査を続行する。
その直後、捜査一課は動画の発信履歴から犯人の居場所を特定。逮捕する。
捜査一課が本気を出せば4人の考察は意味のないこと。琉夏は厳しい現実を突きつけられた。
一方、鈴之助は人を好きになることの意味を理解。自ら身を引き、悠日と星砂にエールを送る。
星砂はもう一人の自分がいること、どっちが本当の自分なのか、悠日の兄・朝陽(毎熊克哉)を殺したのではないか、と怯える。
悠日は「好きです。僕が知っているから貴方はいなくなりません」と告白し、星砂を優しく抱きしめるのだった。
鈴之助の家に再び森園がやって来る。2人は引っ越してから一度も開けていないドアをこじ開ける。
一方、悠日と星砂の元に署長の雪松(伊藤英明)がやって来る。星砂を強引に連れていこうとする雪松。
悠日は抵抗し、雪松を階段から突き落としてしまうのだった。
【初恋の悪魔】5話ネタバレ
5話あらすじ
鹿浜邸にある開かずの間をこじ開けた鈴之介(林遣都)と森園(安田顕)。
2人は階段を降り、不気味な地下室を発見する。そこには誰かが監禁されたような痕跡が残されていた。
突如、森園はすきを突いて鈴之助を地下室に閉じ込めてしまう。
一方、雪松署長(伊藤英明)の怪我は大したこと無かった。悠日(仲野太賀)は兄の朝陽(毎熊克哉)が残したスマホのロックを解除しようとする。
星砂(松岡茉優)は「“もう一人の自分”が朝陽の死に関わっているかも知れない」と不安を抱く。
その頃、新人刑事の渚(佐久間由衣)は琉夏(柄本佑)に「いつも事件解決のヒントが手紙で届く」と打ち明ける。
渚は手紙の差出人は鈴之介と思い込んでいた。渚は嬉しそうで、彼女に想いを寄せる琉夏は複雑な心境。
翌日、閉じ込められている鈴之介は森園から5年前に起きた中学生殺害事件について聞かされる。
15歳の少年が遺体で発見された。犯人はまもなく逮捕されたが、森園はこの奇妙な屋敷に住む鈴之助が真犯人だと疑っていた。
鈴之助はこの屋敷に住むことになった経緯を話し出す。彼は椿静枝(山口果林)という老いた女性から譲り受けた。
その頃、悠日、星砂、琉夏は連絡が取れなくなった鈴之助を心配して屋敷にやって来る。
3人は鈴之助の部屋から椿が描いたと思われる手記を発見する。
椿と鈴之助の出会いとは?誰にも語られたことのない鈴之助の過去が今、明かされる。
5話ネタバレ
椿は屋敷の地下室で男を監禁していた。
通学路の壁が倒壊する事故が発生し、椿の娘と孫が巻き込まれて死亡した。裁判で責任者を追求することが出来ず、椿は自らの手で裁こうとした。
監禁されていた男は逃走し、椿は逮捕。執行猶予がついて1年前に出所した。
その時、刑事の鈴之助に遭遇。交流するうちに椿の復讐心は無くなった。
「貴方に救われました。ありがとう」。亡くなった椿の最後の言葉に涙する鈴之助。
鈴之助は幼少期から周囲と溶け込めなかった。だが、自分のやり方で他人を救うことが出来たのだ。
鈴之助たちはカラオケで大いに盛り上がる。4人の友情は深まった。
その後、鈴之助は捜査一課に復職。捜査で東京に向かう。
一方、悠日と星砂は雪松と共に朝陽が転落死したホテルへ。朝陽の先輩刑事・上柳(谷田歩)から事故の詳細を聞かされる。
悠日は雪松に朝陽のスマホを渡す。だが、星砂が奪い取って逃げてしまった。
その最中、森園と遭遇。森園は元弁護士で5年前の中学生殺害事件を担当していた、と判明する。
夜の東京で鈴之助は星砂を発見。彼女は別人格となっており、鈴之助に急接近するのだった。
【初恋の悪魔】6話ネタバレ
6話あらすじ
別人格となった星砂(松岡茉優)は鈴之介(林遣都)を自分が寝泊まりしているネットカフェに連れていく。
翌日、悠日(仲野太賀)は逃げた星砂を心配し、鈴之介と琉夏(柄本佑)に相談する。
鈴之助は昨晩東京で星砂と会ったことを話せずにいた。琉夏は鈴之助の煮え切らない態度を怪しむ。
一方、署長の雪松(伊藤英明)は星砂のことを徹底的に調べていた。
鈴之助は星砂(蛇女)の様子を見にネットカフェへ。だが、彼女は元の人格となり、悠日の元に戻っていた。
悠日は星砂の無事を喜び、星砂は「気がつけばネットカフェにいた」と話す。
悠日は別人格について星砂に尋ねてみるが、再び彼女はいなくなってしまう。
その後、別人格になった星砂(蛇女)は再び鈴之助の元を尋ねる。2人は少しずつ心を通わせていき、星砂(蛇女)は自分の過去について語りだす。
16歳で家出し東京に出た星砂(蛇女)は淡野リサ(満島ひかり)という女性と出会い、救われた。
そして、リサは悠日の兄・朝陽(毎熊克哉)と大きく関わっていた。
6話ネタバレ
星砂(蛇女)は人格が2つあることを認め、過去について話し出す。
家出して一人ぼっちだった星砂(蛇女)はリサという女性に助けられ、面倒を見てもらった。
リサの元には自分と同じような境遇の子が多くいて、貧しいながらも幸せに暮らしていた。
だが、リサたちは多額の借金を抱えてしまう。星砂(蛇女)はお金を借りるため「間庭制作所」へと向かった。
しかし、記憶を失い、気がつけば7年後。自分は生活安全課の刑事となっていた。
自分の居場所は無くなり、リサは殺人事件の容疑者になっていた。
星砂(蛇女)は彼女を探し出し、逃がそうとする。だが、事件を捜査していた悠日の兄・朝陽(毎熊克哉)と遭遇。
朝陽が撃った流れ弾に当たり、星砂(蛇女)は負傷。再び記憶を失ってしまう。
次に目覚めたのは2年後、リサはすでに逮捕されていた。
再び自分が自分でなくなることを怖がる星砂(蛇女)。鈴之助は「もしいなくなっても後は引き継ぎます」と慰める。
翌日、悠日は署長の雪松から事実上のクビを宣告される。雪松は兄のスマホを手に入れるのが目的だったのか?もう自分は用済みなのか?
怒りのまま悠日は雪松を殴り飛ばしてしまった。
その夜、鈴之助は星砂(蛇女)と森園に3年前の殺人事件の話をする。
高校生がめった刺しにされ、川で発見された。遺体はずぶ濡れで履いていた靴が無くなっていた。
森園が5年前に弁護を担当した中学生殺害事件と手口が同じ。この事件で逮捕されたのがリサ。
2つの事件は連続殺人でまだ見ぬ真犯人がいるのかも知れない。
琉夏が悠日を連れて鹿浜邸にやって来る。星砂が無事だったことを喜ぶ悠日。
だが、星砂(蛇女)は悠日を警戒。鈴之助の後ろに隠れる。
そして、河原で新たな遺体が見つかった。
【初恋の悪魔】7話ネタバレ
7話あらすじ
悠日(仲野太賀)は再会した星砂(松岡茉優)は別人格(蛇女)と察する。さらに彼女は自分を警戒し、鈴之介(林遣都)を頼っていることに複雑な思いを抱く。
そんな中、河原で大学生の望月蓮の遺体(萩原竜之介)が発見された。遺体は濡れており、複数の刺し傷、靴を履いていなかった。5年前と3年前に発生した事件と手口が一緒だった。
森園(安田顕)は今回の事件は“第3の事件”だとする。
星砂(蛇女)も真犯人を見つけられれば、リサ(満島ひかり)の無実を証明できる、と意気込む。
鈴之介は2人の勢いに押されて3人で捜査することになる。
一方、悠日は雪松(伊藤英明)を殴ったことで謹慎処分に。琉夏(柄本佑)は失意の底にいる悠日を慰める。
それでも悠日は星砂が自分の元に帰ってくる、と信じていた。
鈴之助たちが事件を調べるうちに被害者の恋人の大学生・桐生菜々美(あかせあかり)が容疑者として浮上する。
菜々美は犯行時刻にカラオケにいき、居合わせた同じ大学のテニスサークルの仲間たちと話をした、とアリバイを主張。
だが、サークルのメンバーは菜々美と会わなかった、と証言。彼女のアリバイは不成立。
捜査一課も菜々美を最有力容疑者とする。
果たして事件の真相は?新たな冤罪事件となってしまうのか?
7話ネタバレ
鈴之助、悠日、星砂(蛇女)、琉夏の4人は自宅捜査会議を開き、証言が食い違った理由を探る。
実は大学生たちは女子高生(未成年)と飲酒をしながらカラオケをしていた。発覚を恐れて嘘の証言をしていたのだった。
自宅捜査会議終了後、悠日は星砂(蛇女)の仕草に自分が愛した星砂の面影を感じる。
そして、「出ていって下さい!貴方はそこにいちゃいけないんだ!!」と声を荒らげてしまう。
怯える星砂(蛇女)を鈴之助がかばう。鈴之助は「彼女に触らないでくれ」と言い放つ。
悠日は杏月(田中裕子)の元へ。彼女から星砂が残していた手紙を受け取る。自分がいなくなった時に悠日を慰めるためだ。
手紙を読んだ悠日は涙を堪えることが出来なかった。
一方、雪松署長は涙ながらに電話を掛けていた。「響子、やっと終わったんだ……」と。
【初恋の悪魔】8話ネタバレ
8話あらすじ
4人の推理も虚しく、“第3の事件”の容疑者・菜々美(あかせあかり)に逮捕状が出されてしまう。
鈴之介(林遣都)、蛇女人格の星砂(松岡茉優)、森園(安田顕)は冤罪の可能性が高いとする。特に森園は署長の雪松(伊藤英明)を疑う。
その雪松は鈴之助に昇進をちらつかせて、菜々美逮捕の疑念を逸らそうとしてきた。
一方、免職となった悠日(仲野太賀)は、境川警察署を去る。琉夏(柄本佑)だけが悠日のことを心配する。
そんな中、悠日の元に両親が訪ねてくる。会話の中で朝陽(毎熊克哉)のスマホのパスワードが判明。
悠日は鈴之助、星砂(蛇女)、琉夏と共にスマホの中を確認。雪松との通話記録は残っていなかったが、4人は別の発信履歴をたどっていく。
朝陽の優しさや悠日への思いが見えてくるものの、彼の死に関する有力な手がかりは得られなかった。
そんな折、発信履歴にあった「みぞれ」という人物から悠日に電話が掛かってくるのだった。
8話ネタバレ
菜々美が神奈川県警に逮捕された。彼女の自宅から凶器が見つかったことが決め手だ。
森園は3年前の事件にはリサ以外に容疑者がいた、と告げる。その人物は左肘に火傷の痕があった、という。
悠日は「みぞれ」こと元刑事の本城に会い、生前の朝陽のことを聞かされる。
朝陽は雪松署長に「容疑者(リサ)を撃つよう」命じられていた。納得できない朝陽は銃弾をわざと外した。(星砂に命中した。)
朝陽は雪松に疑念を持ち、話を付けるつもりだった。が、その翌日、朝陽は転落死してしまった。
鈴之助と森園は雪松署長について調べる。彼には5年前、3年前の事件ともにアリバイがあった。
さらに鈴之助は雪松署長の左肘には火傷の跡が無いことを確認する。
そんな中、星砂の人格が元に戻る。星砂は急いで悠日の元に向かったが、彼と会う直前に再び蛇女人格になってしまう。彼に思いを伝えることは出来なかった。
その後、悠日と琉夏は雪松署長の自宅へ。自宅から息子の弓弦(菅生新樹)が出てくるのを確認。2人は彼を尾行する。
一方、鈴之助はリサの面会に向かうのだった。
【初恋の悪魔】9話ネタバレ
9話あらすじ
署長の雪松(伊藤英明)と息子・弓弦(菅生新樹)の会話はごく普通。
悠日(仲野太賀)は「2人は事件とは関係ない」と主張。だが、琉夏(柄本佑)は息子・弓弦に疑いの目を向ける。
鈴之介(林遣都)は服役中のリサ(満島ひかり)との面会を終え、戻ってくる。リサは事件については話さなかったが星砂(松岡茉優)の名が出ると動揺していた。
星砂(蛇女)はリサが深く傷ついたと知り、「リサを苦しめた人間を殺したい」と言ってしまう。
鈴之助は「あなたにそんなことはさせません」と星砂(蛇女)を強く抱きしめる。
その後、鈴之助は3年前に朝陽(毎熊克哉)が転落死したホテルへ。事件当日のことを覚えていた従業員から話を聞く。
森園は3つの事件の被害者宅へ。そして、殺害された3人にある共通点があることを突き止める。
鈴之介と森園は3つの連続殺人の真犯人は雪松署長と確信する。
森園は「動機や理由は後でいいから雪松署長の告発を急ぐべきです」と主張。鈴之助は「それではリサに行ったことと変わらない」と主張。
らちが明かない、と森園は飛び出してしまう。
一方、悠日と琉夏は弓弦の監視を続けていた。そして、2人は弓弦のある行動を目撃してしまう。
9話ネタバレ
鈴之助は事件の日に雪松署長がホテルにいたこと、森園は被害者3人が同じアウトドアクラブに属していたことを突き止めた。
弓弦は被害者の靴を処分しようとしていた。悠日と琉夏は彼を取り押さえる。
そして、弓弦は「父が犯人です」と告げる。
悠日と琉夏は弓弦を鹿浜邸に連れていき、保護。鈴之助、星砂(蛇女)と共に録音した弓弦の告白を聞く。
弓弦は小学生の時、アウトドアクラブにいた。被害者の3人と共に父親が一人の少年を川で殺害するのを目撃。
さらに雪松署長は過去を知る3人を次々に殺害していったのだ。
鈴之助は雪松逮捕を決意。悠日もバディとして共に向かう。
一方、森園は雪松を問い詰める。雪松は観念して犯行を認める。
留守を預かる琉夏と星砂(蛇女)。クレームが入り、琉夏はレンタカーを移動させに行く。
星砂(蛇女)は琉夏が握ったおにぎりを弓弦に差し入れする。手をのばす弓弦の左肘には火傷の跡。
弓弦はハサミを持って星砂(蛇女)に襲いかかる。彼女を庇った森園が刺されてしまった。
【初恋の悪魔】最終回ネタバレ
最終回あらすじ
雪松(伊藤英明)の元へ向かう鈴之介(林遣都)と悠日(仲野太賀)。2人は琉夏(柄本佑)からの着信に気付き、折り返す。
だが、いくら掛けても琉夏は電話に出ない。嫌な予感がした2人は鈴之助の屋敷に引き返す。
玄関先に血痕の痕を見つけて鈴之助と悠日は固まる。
そして、玄関のドアは静かに開く。屋敷の中にはおにぎりを頬張る雪松の息子・弓弦(菅生新樹)が待ち構えていた。
弓弦との決着の行方は?一連の事件と朝陽の死の真相は?星砂(松岡茉優)を巡る三角関係の行方は?
【初恋の悪魔】完結!!
最終回ネタバレ
ついに最終回。切なすぎて、悲しすぎる。
最後に現れた星砂の人格はどっちなのでしょうか?
【初恋の悪魔】は原作なしのオリジナル脚本
【初恋の悪魔】は小説や漫画などの原作はありません。坂本裕二氏オリジナル脚本となります。
坂本裕二が手掛けた他の作品
坂本裕二氏は1991年に名作「東京ラブストーリー」を手掛けた脚本家。社会現象になるほどでトレンディドラマブームの火付け役になりました。
- 映画「世界の中心で、愛をさけぶ」
- 「ラストクリスマス」
- 「カルテット」
- 「問題のあるレストラン」
- 「anone」
など。近年では恋愛映画以外でも多くのジャンルの作品を手掛けています。
【初恋の悪魔】最終回・結末(予想+考察)
オリジナル脚本である【初恋の悪魔】がどのような最終回・結末を迎えるのか予想、考察してみます。
- 二重人格の摘木星砂(松岡茉優)をめぐる三角関係
- 悠日の兄・朝陽の死と連続殺人の謎
これらが物語の大きな軸になりそうです。
摘木星砂(松岡茉優)は二重人格
○摘木星砂の謎
- 捜査一課という刑事の花形から地域課へ異動
- 刑事なのに口が悪く、常にスカジャンを着ている
第1話から第3話
- 捜査資料室で朝陽の転落死を調べていた
- ブランドのハイヒールを買ったことを覚えていない
- 鏡に映った自分に対して「いい加減にしろよ、蛇女」と発言
- バナナのシールが貼られた朝陽のスマホ(朝陽のもの?)を所持している
- 過去に肩を撃たれ、杏月(田中裕子)に秘密裏に治療してもらった
第3話のラストにて摘木星砂(松岡茉優)は二重人格者であることが判明。人格が変わっている時の記憶はありません。
○星砂の人格
- 主人格:ぶっきら棒ながらも人懐っこい
- 2つ目:物腰は柔らかくも「蛇女」と呼ばれるほど芯が通っている
星砂には3つ目の人格がある?
- 悠日の目の前で人格が変わった時、臆病な性格だった
- 主人格、蛇女共にブランドものに興味がない
と説明がつかない描写が多い。星砂には明らかになっていない3つ目の人格がありそうです。
こじれる三角関係
捜査会議をしながら信頼関係を深めていく鈴之助、悠日、星砂、琉夏の4人。やがて恋愛感情へと発展。
ですが、星砂が二重人格だったので三角関係はこじれていきます。
- 悠日:星砂に告白して相思相愛に
←鈴之助は自ら身を引く。 - 鈴之助:星砂(蛇女)に頼りにされる
←朝陽は星砂(蛇女)の大切な人・リサを撃ち殺そうとした。悠日は朝陽の弟なので警戒している。
星砂は人格が変わると記憶を失う。悠日と過ごした日々を覚えていないのが悲しすぎる。
悠日の兄・朝陽の死と連続殺人の謎
朝陽は事件の捜査中にホテルから転落死、殉職。その死は謎に包まれています。
- ホテルに潜伏している容疑者を追っていた
←情報はデマだと判明。 - 人の気配を感じ屋上へ。そして、転落
←優秀な刑事だったのにどうして? - スマホが無くなっていた
←リサの事件を調べ、朝陽に接触した星砂(蛇女)が盗んでいた。
さらに連続殺人と思われる3つの事件が発生。
○3つの連続殺人
- 5年前の事件:弁護士だった森園が担当
- 3年前の事件:星砂(蛇女)の恩人・リサは朝陽に逮捕された
- 現在の事件:過去の事件と同じ手口
朝陽は3年前の事件の捜査をしたが結末に納得していなかった。その為、口封じで殺害された可能性があります。
怪しい3人の人物
朝陽の死と連続殺人の犯人として3人の人物が上がっています。
【初恋の悪魔】ネタバレ まとめ
【初恋の悪魔】は4人の捜査権のないメンバーが奮闘するドタバタコメディー。
一方、星砂の秘密、朝陽の死の謎などミステリーの要素も強そうです。
坂本裕二氏はドラマにどんな仕掛けを施したのでしょうか?
最終回放送後
以上が【初恋の悪魔】の真相及び結末。ストレートに弓弦と雪松署長が真犯人でした。
【初恋の悪魔】はミステリーというより、人物の心情を重視した作品。切なくも温かい結末となりました。
この記事で使用している画像の引用元:初恋の悪魔|日本テレビ
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