【カムカムエヴリバディ】77話│ひなた(川栄李奈)すみれの所作に口出し?!
【カムカムエヴリバディ】77話
朝ドラ【カムカムエヴリバディ】第16週 第77話が2022年2月18日(金)に放送。
第77話では、ひなた(川栄李奈)が女優・すみれの所作に口出ししてしまい…?!
今回は【カムカムエヴリバディ】77話のあらすじネタバレと感想について。
【カムカムエヴリバディ】77話のあらすじネタバレ
あらすじ
条映映画村でアルバイトとして働くことになったひなた(川栄李奈)は、幼いころから見ていた「棗黍之丞シリーズ」にレギュラー出演していた美咲すみれ(安達祐実)と出会います。憧れの女優に出会って舞い上がっていたひなたでしたが、出演をオファーした映画村職員の榊原(平埜生成)に不機嫌そうに接するすみれを見てちょっとがっかり。しかし、すみれがお芝居に真剣に取り組む様子を観たひなたには感じるものがあって…
番組表より
ネタバレ
ここから【カムカムエヴリバディ】77話のあらすじネタバレです。
すみれ(安達祐実)の暴走!
五十嵐は、侍の恰好をして出番を待っていた。
ひなた:「あいつ、出番あんの?それもあんな立派な侍の扮装で。大部屋の下っ端の下っ端に出番なんてあるわけあれへんのに。」
美咲すみれ(安達祐実)は自分の出演シーンで棒読みで「キャ~」。飽きれる轟監督。
すみれは設定を変えたいと言い出す。
すみれ:「ねえ、轟さん。お武家のお姫様がお花を生けるのっておかしくない?だってほら、お花ってポロって首が落ちたりするじゃない?それが気になっちゃって台詞に集中できないのよ。お茶をたてる場面にしたらどうかしら?」
ひなたは(こういうもん何やろか撮影って)と不思議に思う。
お茶の指導の先生はいないが、すみれは黍之丞シリーズに出てたから出来るという。
リハーサル再開。お茶をたてるすみれ。茶しゃくを縁に打つ音が聞こえた。※73話で、ひなたが一子(市川実日子)に「そない大きな音たてたらあかん!」と注意されたしぐさ。
すみれがさらに設定を付け足す。
すみれ:「斬られた従者と(すみれ演じる)珠姫は恋仲じゃないかしら?その方が深みが増すと思うのよ。ねえ轟さん。そう思わない?」
轟は「そんな深いシーンとちゃいますけど」というが、すみれに押し切られる。
すみれが黍之丞シリーズに出演していた時、轟はまだ助監督だったため強く言えなかった。
スタッフも監督も困惑。
リハーサル再開。
すみれは斬られた従者に「千代之介!千代之介!」と泣きつく。
監督が指示を出し、悪党がすみれ演じる珠姫を連れていく。
すみれ:「そなたの愛、しかと受け止めた。珠は生涯、そなた1人のものじゃあ~」
轟は設定をOKにして進めて、編集で全部切るようスタッフに伝える。
ひなた(川栄李奈)すみれの所作に口出し!?
いったん場を整える時間になり、榊原がすみれに挨拶。すみれは榊原が見に来てくれたことを喜んだ。
ひなた:(なんかようわからんけど、すみれさん、ええ作品にしようと思て、一生懸命なんやな。榊原さんにとってもこの撮影は大事なんや。よ~し)
すみれが榊原と話しているところ、ひなたがすみれに助言する。
ひなた:「あの~すみれさん。茶杓の抹茶を払うとき、コツンて音立てはらへん方がいいですよ。」
周りのスタッフたちは、ひなたが口出しをしたことに絶句。榊原や轟、五十嵐もみんな凍り付く。
すみれも真顔だ。ひなたはキョロキョロし、周囲の空気に気づくが、理由を言う。
ひなた:「あ、私、友達のお母さんがお茶の先生で、それすごく注意されたんです。そやから」
すみれは口角を(無理に?)上げた。
ひなたは(よかった。すみれさん喜んでくれはった)と笑顔になる。
しかし、すみれは気分を害していて…
すみれ:「轟さん、休憩にして。気分が悪い。」
轟:「すみれさん。今押してるんやわ~」
すみれ:「こんな気分でお芝居なんて出来るわけないでしょ!」
すみれはセットの部屋の立ち位置に不機嫌そうに戻る。
榊原は「謝り、大月さん。素人に所作の指導されたら気分悪いに決まってるやろ!」と注意。
ひなたも理解して、すみれの元へ行き…
『黍の丞 危機一髪 おゆみ命がけ』
ひなた:「あの!ごめんなさい。いらんこといいました。ホンマにすみません。見てて気づいたもんですから。すみれさんは、ええ作品作ろうと一生懸命やってはんのやなあって。」
そっぽを向いていたすみれがひなたを直視する。(一生懸命の言葉に反応?)
轟は「誰がこんなアホ入れたん!」と叫ぶ。(撮影所の端に伴虚無蔵も注目している)
ひなた:「私はただその気持ちを応援したい思て」
五十嵐(本郷奏多)がやってきてひなたの腕をつかむ…
五十嵐:「出ていけ。お前みたいなバカがいていい場所じゃない。」
ひなた:「なんで?あんたが来い言うたんでしょ!」
五十嵐:「撮影の邪魔なんだよ!」
ひなた:「何で?」
五十嵐:「早く撮らなくちゃならないんだよ。」
ひなた:「何で?」
五十嵐:「それがテレビ時代劇だからだよ。イイ作品を作るとか、一生懸命とか、そんなこと誰も考えてない。お前みたいなバカを喜ばせることしか考えてないんだよ!」
ひなた:「何?私みたいなバカって!?」
五十嵐:「毎回毎回、同じような展開を飽きもせず見てるやつのことだ。同じセットで、同じ場所で、同じことが起きて、同じクライマックス迎えて、大立ち回りで拍手喝采。それを速く安く撮るから会社は儲かる。そういうカラクリなんだよ」
ひなた:「そうかもしれへん。…あんたの言うとおりかもしれへん。それでも」
(回想)幼少期のひなたは父と黍之丞シリーズをテレビにかじりついて見ている。黍之丞がお茶屋におゆみを助けに駆けつけたシーン。
ひなた:「それでも私は夢中やった。黍之丞やおゆみちゃんの運命にハラハラしてた。それがバカって言うんやったら、私は…バカで良かった!」
涙目で訴えるひなた。端で虚無蔵も目をつむり、日向の言葉をかみしめる。
五十嵐:「はあ。卑怯だぞ。そんな特殊な回のことを持ち出して来るなんて。『黍の丞 危機一髪 おゆみ命がけ』」
お茶屋の娘・おゆみが悪者に捕まった。黍之丞が駆けつけたが、悪者に「刀を捨てろ」と言われる。人質に取られた おゆみが「罠でございます。私のことはいいから、ご自分の命を大切になさってください」と止めるのも聞かず、黍之丞は刀を捨てた。
しかし黍之丞はおゆみを突き飛ばし、その背中を袈裟斬り(肩から斜めにきりおろすこと)にする。怒りに萌えた黍之丞は素手でカンフーのように悪者たちを倒した。
五十嵐:「黍之丞がおゆみに駆け寄る。するとおゆみは…」
ひなた:「目を開ける。黍様、ご無事でよかった。」
おゆみの羽織っていた綿入れの中に座布団があった。
五十嵐:「これは?」
ひなた:「黍様のために作った座布団です。」
五十嵐:「それがしのために!?」
ひなた:「お団子を食べてるとき、いつもお尻が冷たそうだから。黍様。ゆみのために刀を捨ててくださったのですね」
五十嵐:「おゆみ」
ひなた:「ゆみは三国イチの幸せ者でございます。」
五十嵐・ひなたは手を取り合って喜んだ。
轟が「おい!そこの2人つまみ出せ」とスタッフに指示を出す。
二人とも我に返って、スタジオから出て行く。
おゆみは『黍の丞 危機一髪 おゆみ命がけ』の回を懐かしむ。それは轟が初の演出回だった。
当時ブルースリーが流行っていて、「いらんことすな」と怒られたと話す轟。
昔の微笑ましいエピソードに、スタッフたちは大笑い。
77話の結末
休憩室にて。
五十嵐:「お前のせいだからな。今日の仕事がぱあだ。」
ひなた「仕事て。斬られる役者さん見て勉強してるだけでしょ。衣装までつけてその気になってアホみたい!けど、あんたも見てたんやな。黍之丞。子供のころから」
返事がない。
五十嵐は床にうつ伏せになり寝ていた?!
ひなた:「ちょっと!五十嵐!何、寝てんの!」
(TO BE CONTINUED)
【カムカムエヴリバディ】77話の感想
「ひなた(川栄李奈)すみれの所作に口出し」は、ひなたの勘違い?
77話は、ひなた(川栄李奈)が女優・すみれ(安達祐実)の所作に口出ししてしまうという回。
本編だけだと、すみれはなぜそこまで設定を変更するのか分からなかったのですが…
実は、【自分の出番を増やしたいすみれは勝手にセリフを増やしたり】と、公式ガイド本のあらすじで紹介されています。※公式本part2・91ページ参照。
ひなたは良い方に勘違いしてしまったのですね。
でも、すみれは「勝手に」変更という感じではなくて、轟監督が助監督時代からの旧知の仲だから、お願いしやすかったように見えました。
当初の脚本だと意地悪な女優に見えすぎてしまうので、完成台本は変更されたのかも。あるいは演出で変更されたのかもしれないですね。
2人の時代劇愛が見ごたえあり
ひなた・五十嵐の掛け合い。とても引き込まれました。
とても時代劇愛が感じられます。
これってウルトラマンでも仮面ライダーでもなんでも、好きなシーンは熱弁しますよね。
ジブリ映画のセリフも覚えるほど見たという人けっこういますし。
しかし当時、ひなたの家にビデオはあったのでしょうか。ないと思いますが…。
それでよくぞ、あんなにセリフが出てくるものですね(笑)
とても集中して見ていて、記憶に強く残っているんだろうと解釈しておきます♪
画像出典:NHK
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