【カムカムエヴリバディ】51話│錠一郎(オダギリジョー)の告白と「男はロマンチスト」論

【カムカムエヴリバディ】51話

朝ドラ【カムカムエヴリバディ】第11週 第51話が2022年1月13日に放送されました。

第51話では、るいがWデートへ。そんな中、錠一郎(オダギリジョー)から思わぬ告白があり…。

あわせて「男はロマンチスト」論も考察してみました。

今回は【カムカムエヴリバディ】51話のあらすじネタバレと感想について。

目次

【カムカムエヴリバディ】51話のあらすじネタバレ

【カムカムエヴリバディ】51話のあらすじネタバレです。

るいがWデートへ

トミー(早乙女太一)の運転で、助手席にるい(深津絵里)が、後ろの席にベリー(市川実日子)と錠一郎(オダギリジョー)が乗って、海岸線をドライブ!

ベリー:「ちょっと、トミー話違うやん。」

トミー:「しつこいな、ダブルデートかてデートや。」

るいは(なんでこないことになってんやろか?)と思う。

るいがWデートに行った理由

クリーニング店にて。和子(濱田マリ)と平助(村田雄浩)は、るいがドライブに行った経緯を西山(笑福亭笑瓶)・てる子(春やすこ)に説明していました。(視聴者への説明)

和子・トミーのまねで:「サッチモちゃん。頼みがあるんや。」

平助・るいのまねで:「何?どないしたんですか?トミーさん。わざわざこんなころまできて。」

和子:「実は、ベリーが俺のこと好きらしいねん。せやけど、俺は女ははべらすもんで付き合うもんとは思ってへん。ベリーがドライブデート行きたい言うてんねんけど、俺は気進まへん。サッチモちゃん、一緒に行ってくれんか?ってこうや」

平助:「るいちゃんは仕事中やし困ります、言うとったけどな。こいつ(=和子)がええから、行け、行けいうて。」

和子:「そやかて、あんな凄い自動車でドライブなんて、なかなか行けへんのやから。」

平助:「るいちゃんが行けへんのやったら、私が行く。って」

和子:「困っとったなジミー。」

平助:「トミーやて!」

大笑いする4人。

あいつはアホやから

海に到着し停車すると、錠一郎が車に酔っていて…。

ベリー:「大丈夫?ジョー。お茶飲む?」

トミー:「ええ歳して、車酔いって。」

錠一郎:「トミーがこないだのお詫びにええとこ連れていったるいうから僕は…。」

トミー:「小学生は、ほっといてビーチ一緒にいこか。サッチモちゃん。」

錠一郎:「僕は大丈夫やから。」

るいはトミーとビーチへ行く。

るい:「あの~なんか、話が違うような気ぃするんですけど?」

トミー:「今度、コンテストがあんねん。関西一のトランぺッター決めるんや。」

るい:「でるんですか?」

トミー:「フフフ。誰に言うてんの。」

るい:「すみません。」

トミー:「ジョーはでえへんって。」

るい:「えっ、なんで?」

トミー:「アホやから。あいつ、戦災孤児やねん。小さい頃からトランペットだけがお友達なんや。そやからトランペットで優劣をつけたくない。トランペットで負けるのが怖い。アホやろ!

るい:「何で?何で、その話を私に?」

トミー:「あいつが出えへんのやったら、俺もでえへん。意味ないからなあ。」

トミーの作戦会議

一方、ベリーは錠一郎の背中をさすってずっと寄り添っていて…

錠一郎:「もう、大丈夫。ベリー、この間ごめんね。強く言うてしもうて。」

ベリー:「こっちこそごめん。わかった風な口きいてしもて。」

錠一郎:「ベリーらしくないなあ。そんな、しおらしいの。」

そこにトミーがやってきます。

トミー:「おっ、復活したか。小学生。」

ベリー:「邪魔せんといて。ええとこやったのに。」

トミー:「ベリー、ちょっと。」

ベリー:「何やの!」

トミー:「作戦会議!」

トミーはベリーにダッシュボードを開けてみて、と車の中に誘い込む。秘密の計画書でもあるのかとワクワクして車に乗ると…。

ベリー:「痛っ!トミー何すんの!待って!どこ行くん!?トーーミーーーーー!」

ベリーを乗せた車が、トミーの運転で出発した!

海を眺めて

錠一郎は、るいのいるビーチへ。

るいは海を眺めていた。錠一郎も海を眺めてつぶやく。

錠一郎:「これ渡って行ったんかあ。ほら、いつかニュースで見たヨットの人。」

るい:「堀江謙一さん?」

錠一郎:「そうそうそう。サンフランシスコまで行ったっていう。」

るい:「ホンマにつながってるんですね。この海が、アメリカに…。」

海を眺める2人。

錠一郎:「お母さんの顔が浮かんでる?」

るい:「大月さんこそ、トランぺットが聞こえていますか?ルイアームストロングが吹くトランペットが?」

錠一郎:「吹いてみたいな。いつか、アメリカの空の下でトランペット。『On the sunny side of the street』を吹いてみたい。」

2人は海を、同じ方向を眺めている。

そして『On the sunny side of the street』をアカペラで歌う2人。

共鳴し合っている

その頃、トミーはベリーを説得していた。

トミー「やめとけ。あの2人は共鳴し合ってんねん。ええセッションは響き合う。出会ったことが運命やったみたいに、楽器と楽器が、音と音が響き合う。求め合う。惹かれ合う。そして同じ夢を見るんや。諦めろ!サッチモちゃんにしか、ジョーの気持ちを変えられへん。

ベリー:「私は、あんたに利用されただけってこと?」

トミー:「悪いなあ。これも、日本のジャズの未来のためや。」

ベリーは車の運転席に乗り込んで告げる。

ベリー:「言うとくけど、私は負け犬やあれへん。ジョーが世界に認められるトランペッターになったら、私の勝ちえ。」

トミー:「ベリー、僕と共鳴せえへんか。」

ベリーは不敵な笑みを浮かべて…トミーを置き去りにして車を出発させる。

ベリー:「私をハントしようなんて、100万年早いわ。」

ベリーは晴れ晴れした顔で海岸沿いを運転する。

結末

るいは、ジョーに家まで送ってもらう。

錠一郎:「今度、トランペットのコンテストがあるんや。出ることにした。」

るい:「そうですか。よかった。頑張ってくださいね。」

錠一郎:「うん。…サッチモちゃん。もし、僕が優勝したら、一緒に東京に行ってくれる?

るいは突然の提案に驚いて…。

(TO BE CONTINUED)

【カムカムエヴリバディ】51話の感想

錠一郎(オダギリジョー)の思わぬ告白

51話は、ラストで錠一郎(オダギリジョー)の思わぬ告白がありました。

告白というか提案ですけど、これって「恋人として付き合って欲しい」「(東京でも)ずっとそばにいてほしい」という意味で…もう告白ですよね(笑)

さあ。るいは、どうするのでしょうか。るいは錠一郎と親しくならないようにセーブしていたのに。

まあ、るいは3代目ヒロインを産む予定なので、誰かと結婚するでしょう。(未婚で出産もありますが)。

今後の注目ポイント

消去法的に、今さら片桐(風間俊介)の復活はないでしょうし、錠一郎との結婚・出産が可能性大。

今後の注目ポイントは誰と結婚するか?ではなくて…

るいが額の傷のコンプレックスをどう乗り越えるか?

錠一郎が優勝できるのか?

になってきました。

まあ、優勝できなくても、大阪で結婚すればいいと思いますが…。

「男はロマンチスト」論

51話で気になったのは、錠一郎が条件付きの告白だったこと。

先に「好きです」じゃない?順番違くない?と思ってしまいました。

告白と「優勝したた東京行き」をセットにするなんて!(笑)

錠一郎は自分に条件を与えて、告白する勇気を振り絞ったのかもしれません。

自分にプレッシャーをかけて、やる気を奮い立たせているという感じです。

思えば、勇ちゃん(村上虹郎)も進駐軍のチームと野球で勝ったら安子に告白するぞ、と決心してましたね。

冷静になれば、何か賭けて、勝たなくても告白したらいいんですけど(笑)

男ってロマンチストで、バカな生き物だから、何かを賭けて戦いたいんでしょう。そんな自分がカッコイイと思ってしまうんです。きっと。

そして勝者になって自信をつけて告白したいんでしょうね。きっと。

男の方が(体は強くても心は)弱い生き物で、怖がりなのかもしれません。(だから条件をつけて告白する)

錠一郎の場合は現実的に、売れた方が恋人としてちゃんと付き合えるってこともあるでしょう。そして戦災孤児の錠一郎にとってトモダチな楽器で評価されたくないって信念も本当でしょう。

なので「男は条件つけたがる」論は、あくまでひとつの解釈ですので悪しからず(笑)

ベリー(市川実日子)の散り際がカッコイイ!

最後に、ベリー(市川実日子)のことについて。

51話はベリーがいよいよ本当に失恋。

錠一郎の元へ戻らず、トミーの説得に納得して、諦めました。

そのベリーの散り際がカッコイイんです!

「私は負け犬やあれへん。」は、やや強がりに聞こえますが…

「ジョーが世界に認められるトランペッターになったら、私の勝ちえ。」との発言と、トミーを振って、一人で颯爽と車でどこかへ…のシーンは、素敵すぎて、しびれます。

錠一郎をずっと見てきた、応援してきた(≒育ててきた)自負、誇りは捨てない。気高さが良いですんね。

そして失恋して弱っているところを付け込まれない、自分を安売りしない強さも!

ベリーにも幸せな展開が来てほしいな。

まあトミーもいい奴だったんですけど、チャラいので勝手に幸せになるでしょう(笑)

50話< >52話

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画像出典:NHK

カムカムエヴリバディ51話

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