【カムカムエヴリバディ】49話│るいは強欲でしたたか?!
【カムカムエヴリバディ】49話
朝ドラ【カムカムエヴリバディ】第11週 第49話が2022年1月11日に放送されました。
第49話では、るいと錠一郎が急接近?!
さらに、ベリーから言われた「るいは強欲で強(したた)かな女」なのか問題も考察!
今回は【カムカムエヴリバディ】49話のあらすじネタバレと感想について。
【カムカムエヴリバディ】49話のあらすじネタバレ
【カムカムエヴリバディ】49話のあらすじネタバレです。
るい(深津絵里)レコードを買う
るい(深津絵里)はためていたお金でレコードを買うことを決心した。
レコード屋にて。るいは「On the sunny side of the street」のレコードを買った。
るいは電器屋さんにも行く。
るい:「レコードプレイヤーも買わんといけん。あった。これじゃ。」
店のショーウインドーにあったレコードプレイヤーは、3万3千600円もした。
るいが(ああ、たけえ!)と、あまりの高額で驚いて、振り返ると錠一郎(オダギリジョー)がいた。
るいはレコードを聴く
錠一郎は、るいをジャズ喫茶「ナイト&デイ」に連れていく。
るいは、 「On the sunny side of the street」のレコードを夢中になって聴く。
錠一郎はホットドッグを食べながら、るいのうっとりした状態に「フフフ」と笑うが…
木暮(近藤芳正)は 「ジョー、お前もや」と指をさす。
錠一郎がシャツを見るとケチャップ出汚れていた。
るいは帰り道、野球のボールを拾って、子供たちに見事に投げ返す。
後日。るいは配達で錠一郎の部屋に行くと…たくさんの本を渡される。
ジャズに関する雑誌だった。るいは店番をしながら、その本を読む。
世界のジャズ・トランぺッターについて紹介されていた。
伴虚無蔵(松重豊) って誰?
竹村クリーニングにて。
西山(笑福亭笑瓶)が「またも出ました西山さん♪いつもニコニコほがらかに~♪和子ちゃん」と、おどけながら、ポスターを持ってやってきた。
和子(濱田マリ):「おいやー」
西山:「るいちゃん!」
るい:「あいよー」
西山:「アハハ!るいちゃんもすっかり大阪人やなあ」
西山は、桃山剣之介(尾上菊之助)主演の映画ポスターを貼った。
平助(村田雄浩)は共演者をみて「誰やねん」とツッコミ。
伴虚無蔵(ばん・きょむぞう)(松重豊)は、西山によると「条映の秘蔵っ子」だという。
和子は「どっかで見たことあるな」というが思い出せない。(※この秘蔵っ子は斬られ役で桃山の映画の出演シーンあり)
るいは強欲でしたたか?!
ジャズ喫茶「ナイト&デイ」にて。
ベリー(市川実日子)は錠一郎を映画に誘う。
ベリー:「若大将シリーズの第4弾え。前売り券2枚あんねん。ジョー、一緒に見に行かへん?」
錠一郎:「うーん。トミーと行ったら?大学生の青春とかなんとか、僕はようわからんから。」
ベリー:「わからんからこそ、映画で体験するんや!ん。同時上映の『マタンゴ』いうんは恐怖映画の最高巨編やて。なっ?行こ!」
錠一郎:「ごめん、ベリー。また、セッション聴きに来て。」
ジョーは部屋に帰ってしまう。
ベリー:「どないしたらデートしてくれんの!ジョーは!」
木暮:「ベリーちゃん。押しが強すぎるんとちゃう?追いかけられたら逃げるんは世の常やろ。もっとこう、控えめな態度とってみるとかやな。」
ベリー:「ふん。そういう女、一番嫌い。私は興味ありませーん。欲しい思うてませーん。そんな顔した女に限って、気ついたら何もかも手に入れてんねん。」
木暮:「そうなん?」
ベリー:「そうえ!絶対、そうえ~。ええ年してわかってへんな」
るいが配達でやってきた。
るいは木暮に挨拶した後、カウンターのベリーに気づき「こんにちは」と声をかける。
ベリーは低い声で「はい、こんにちは」と投げやりに返答。
木暮:「なんか飲む?」
るい:「いえ、けっこうです。」
木暮:「そない言わんと。新しい紅茶仕入れたんやで。」
るい:「いえまだ、配達…」
ベリー:「それえ~!!!それや!それや!その態度や!『いえけっこうです』そない言うたら、相手がもうひと押しくるのがわかってんねん。わかった上で断んねん。控えめの皮をかぶった強欲のかたまりや。けどな、そんなしたたかな女に私は負けへん。【いのち短し恋せよ乙女】や。じっと待っとる暇なんか私にはないねん!」
ベリーは店を去った。なんの話か、るいは意味不明だ。
木暮:「気にせんとき。ごめんな。悪い子じゃないねんけど。」
るい:「はい。わかっています。」
木暮:「いのち短し恋せよ乙女、ああ【ゴンドラの唄】か」
るいと錠一郎が急接近?!
るいは二階の錠一郎の部屋へ、洗濯物を届ける。
錠一郎:「ありがとう。そこに置いておいて。こないだのジャズジャーナルどうやった?」
るい:「あの記事読みました。トランぺッターの日野皓正(ひの・てるまさ)さんの。」
錠一郎:「インドネシア演奏旅行?」
るい:「はい。音楽はいいですね。言葉がなくても、どこの国でも通じるから。」
錠一郎:「今更?(笑)」
るい:「すみません。ほんまにそうやなってつくづく」
錠一郎:「それがサッチモちゃんの名前の由来でしょ。」
るい:「それは?」
錠一郎:「昨日思いついたフレーズ。…吹いてみる?」
るい:「いえ、私は」
錠一郎がトランペットをるいに渡して、「左手はここしっかり持って。小指ここかけて。しっかり支えて。唇にあてて」と、るいの背中から指導する。
るいの顔のそばに錠一郎の顔があった。
♪いのち短し~恋せよ乙女(ゴンドラの唄がかかる)
るいは錠一郎と見つめい、耐え切れずに「配達行かんと。失礼します。」と部屋を出る。
るいは走って帰る。そして途中で止まり、気を落ち着かせてから、ゆっくり歩く。
結末
るいの部屋にて。お風呂上りに、髪をタオルで拭きながら、鏡を見て前髪を上げた。
片岡(風間俊介)とのデートで傷を見られたときや、母(上白石萌音)に傷を見せて追い出したことを回想する。
るいは額の傷を前髪で隠して、また髪を吹く…。
(TO BE CONTINUED)
【カムカムエヴリバディ】49話の感想
るいは強欲でしたたか?!
ベリー(市川実日子)は、支配人・木暮(近藤芳正)から「推しが強すぎる」「追いかけすぎる」「もう少し控え目で」と助言されます。
「どうしたらデートしてくれんの!」って相談されたから助言したら、ベリーに逆ギレされちゃって、木暮さん可哀想に…(笑)
まあ相談じゃなくて大きなひとり言というか、愚痴を聞いてほしいだけだったのかもですが。
しかし気になったのは、ベリーが るいのことを「それや!」と言って、「控え目の皮をかぶった強欲なかたまり」「したたかな女」と決めつたこと。
はたして、るいは本当に「強欲」で「したたか」なのでしょうか。
「強欲」とは、非常に欲深いこと。度を越した欲張り。他人のことを考えずに私利私欲に走ることを意味します。
「したたか」とは、 強く、しっかりしているさま。計算高い、しぶとい、と揶揄する意味もあります。
「欲」と言っても色々あります。るいは、まず物欲はないと思います。…裕福な岡山の実家を出て、クリーニング屋で働いてるくらいですし。レコードプレイヤーを買えない暮らしになってしまったので。
るいが竹村夫婦の笑いある食卓に涙したように、物よりも「幸せな家族」への憧れはありそう。
性欲というか、恋したい欲求(?)はありそうです。片岡とのデート、楽しみにしてましたし。
でも何がなんでも相手を射止めたい、という強欲さは感じられません。
片岡に傷を見られて諦めてしまったるい。
そして、るいが本当に「したたか」ならば、逆に額の傷で同情を引いて、片岡を繋ぎとめたんじゃ?
と思うんですが…。
片岡のことはそのレベル、それほど好きでなかったのかもしれませんね。
錠一郎には、ぜひ額の傷も打ち明けて、恋をしてほしいと思います。
「るいは強欲でしたたか」の指摘はベリーの嫉妬?
るいは(控え目な皮をかぶってるが)強欲で、したたかな女と指摘したベリーの心境、状態も理解しなくてはなりません。
ベリーはジョーを映画に誘って振られました。
これまで水族館など色々誘ってもダメで、もう八方ふさがり。
ベリーは追い詰められていた、せっぱつまった、いっぱいいっぱいな心境。
ベリーは単純に、ジョーと仲良さげなるいに嫉妬していると思います。
おそらく、るいと違って、ジョーの部屋に上げてもらったことなんてベリーはなさそう。
るいは仕事ですけど、羨ましいですよね。
ジョーの態度がるいに優しいのも、感じますよね?
ベリーは本当は悪い子じゃない。木暮もるいも分かってるのが、いい描き方だなとも思いました。
るいと錠一郎が急接近?!
49話は、るいと錠一郎の急接近も見どころ。
コーチが生徒にテニスのラケットの持ち方・振り方を教えているような、接近の仕方!
いやあ、近かった!(笑)
見つめあってるシーン長くて、ドキドキさせられました。
今後の2人から、ますます目が離せないですね♪
画像出典:NHK
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