【ミス・ターゲット】ネタバレ・あらすじを全話紹介!大人だってピュアな恋愛していいじゃない!
【ミス・ターゲット】ネタバレ・あらすじを全話紹介!大人だってピュアな恋愛していいじゃない!
日曜10時のドラマ【ミス・ターゲット】が4月21日スタート!
地上波GP帯連ドラ初主演の松本まりかが、百戦錬磨の結婚詐欺師を演じます。
共演は、上杉柊平。
松本まりかさんが結婚詐欺師だったらそりゃみんなメロメロになっちゃうわ。
でも突然足を洗って婚活するんだよね。婚活市場でもモテるだろうな。
ただ彼女は普通の恋愛経験がないから、これまでの打算的な疑似恋愛の感覚で進んでいったりしないかしら。ちょっと心配だわ。
この記事では【ミス・ターゲット・】のネタバレ・あらすじを最終回まで全話紹介していきます。
(放送後に随時更新します)
◎この記事でわかること
ドラマ【ミス・ターゲット】
・全話のあらすじ・ネタバレ
・見どころ
・最終回の予想
【ミス・ターゲット】のあらすじ・ネタバレを最終回まで
【ミス・ターゲット】のあらすじ・ネタバレを最終回までまとめていきます。
1話「結婚詐欺師、婚活する」
4月21日(日)よる10時スタート✨#ミス・ターゲット💘
— 日10ドラマ『ミス・ターゲット』【公式】 (@misstarget_abc) April 7, 2024
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
『 婚活する♡ 』
30秒バージョンのティザー映像もお届け🎁
本編がたっぷり見られるロングバージョンは
TVerで公開中です📺
ぜひチェックしてくださいね💐https://t.co/XlszP15x93 pic.twitter.com/OUeSKk5f3x
放送日:4月21日(日)22:00~22:54
1話のあらすじ
朝倉すみれ(松本まりか)は、数々の男を手玉に取ってきた結婚詐欺師。
悪事で荒稼ぎする男たちにターゲットを絞り、狙った「的」を決して逃さない“ミス・ターゲット”として暗躍している。
すみれの目下の標的は、闇金業者の轟武蔵(八嶋智人)。
架空の人物“奈々”になりきったすみれは、華麗に大金を巻き上げる。
その見事な仕事ぶりに感心する師匠の馬淵弥生(筒井真理子)と後輩の玉木萌(鈴木愛理)。
しかし、母親代わりでもある弥生は、すみれにはそろそろ足を洗って幸せを見つけてほしいと思っていた。
すみれは、今の自分と同じ年齢で亡くなった母の命日を迎えて、突如結婚詐欺師の廃業を決意。
本気で婚活を始めて金持ちの結婚相手をゲットすると宣言する。
同じ頃、小豆と会話することが楽しみの和菓子職人・村松宗春(上杉柊平)も、友人の稲垣謙(川西賢志郎)や父の竜太郎(沢村一樹)に背中を押されて、マッチングアプリに登録。
すみれと宗春は、同じ日に初めてマッチングした相手とのデートに出掛けていく。
1話のネタバレ
朝倉すみれ(松本まりか)は、結婚式場で手錠をかけられ連行されていた。
新郎の村松宗春(上杉柊平)が追いかけてきたが無言でパトカーに乗る。
2カ月前。すみれは、悪事で荒稼ぎする男たちにターゲットに暗躍する、通称“ミス・ターゲット”という結婚詐欺師だった。
華麗なテクニックで、闇金業者の轟武蔵(八嶋智人)はじめ数々の男たちから華麗に大金を巻き上げてきた。
師匠の馬淵弥生(筒井真理子)と後輩の玉木萌(鈴木愛理)はその見事な仕事ぶりに感心。
しかし、母親代わりの弥生は、すみれにはそろそろ足を洗って幸せを見つけてほしいと思っていた。
すみれは、今の自分と同じ年齢で亡くなった母の命日を迎え、結婚詐欺師をやめて、金持ちの結婚相手を見つけるべく婚活をすることを決意する。
同じ頃、小豆を愛する和菓子職人の宗春は、友人の稲垣謙(川西賢志郎)や父の竜太郎(沢村一樹)に背中を押されて、マッチングアプリに登録した。
宗春は、初めてマッチした相手とのデートに出掛けていく。
同じ日、すみれもマッチングアプリで見つけた相手とデートすることに。
しかし宗春は会話の内容が小豆のことばかりなせいで相手に帰られてしまう。
すみれは、相手からホテルの部屋に誘われて拒否するがしつこく言い寄られて困っているところへ、たまたま通りかかった宗春に助けられる。
お礼にと、食事に誘ったすみれだったが、これまでの恋愛テクニックが宗春には通用しなくて戸惑う。
そして宗春が金持ちだと思ったことが勘違いだったことがわかり、その上お金に対する価値観が違うことでがっかりしてしまった。
ところが帰る途中でひったくり犯にバッグを奪われてしまう。
中には母からもらった大切なお守りの「一万円札」が入っていた。
すみれは通りかかった宗春に助けを求める。
宗春は近所の仲間たちを呼んできて皆で捜索の末、犯人を捕まえることができた。
バッグも一万円札も無事に戻って来てお礼を言うすみれ。
宗春は、すみれにとっての大切なものが戻ってきたことを喜び、すみれの価値観を否定したことを謝った。
すみれは、改めて宗春とどこかへ出かける約束をする。
宗春の父・竜太郎は、伝説の結婚詐欺師「奈々」、通称“ミス・ターゲット”を長年追う刑事だった。
必ず自分の手で捕まえると固く決意していた。
1話の詳しいネタバレはこちら↓
2話「結婚詐欺師の初デート」
放送日:4月28日(日)22:00~22:54
2話のあらすじ
村松宗春(上杉柊平)に興味を抱いた朝倉すみれ(松本まりか)は、「あなたの幸せ、どんなものか見てみたいんです」と宗春に告げ、再び会う約束を交わす。
その一方で、宗春に金はないと冷静に判断したすみれは、お金持ちとの確実な出会いを求めて結婚相談所のリサーチを始めた。
そんな中、宗春からすみれに誘いのメッセージが届く。
「今週末、どこかに出かけませんか?車出します」。
パッとしない内容に、すみれの宗春への興味は薄れていく。
しかし馬淵弥生(筒井真理子)から、老舗の和菓子店なら大地主の可能性があると囁かれ、俄然興味が再燃。意気込んで宗春とのデートに出掛けていくことに。
2話のネタバレ
村松宗春(上杉柊平)に興味を抱いた朝倉すみれ(松本まりか)は、再び会う約束を交わした。
宗春から「今週末、どこかに出かけませんか?車出します」というメッセージが届き、馬淵弥生(筒井真理子)から、老舗の和菓子店なら大地主の可能性があるとささやかれたすみれは張り切って宗春とのデートに出掛ける。
ところが、宗春のデートプランは、すみれとよもぎ摘みをしたいというものだった。
大量のよもぎを摘むことができた宗春は嬉しそうだったが、すみれは思っていたようなデートでなくその上足場が悪い場所でヒールが折れてしまってガッカリしていた。
宗春から出来立ての草餅を食べに来て欲しいと連絡が来た。
宗春の和菓子屋は広尾にあるので、不動産価値を計算してほくそ笑むすみれだったが、店も土地も宗春のものではなかった。
和菓子職人になる前、宗春は警察官だった。
自分が警察官に向いていないと感じて落ち込んでいた時、和月堂の店主・権助(岩城滉一)に優しく声をかけられ、その時食べさせてもらった草餅の美味しさに感動して、宗春は権助のもとで修業することに。
3年前に権助が亡くなった後、宗春が店を継ぐことになったのだった。
宗春がすみれに手渡してくれた出来立ての草餅はとても美味しかった。
すみれは、宗春のために経営計画の資料を作る。
だが「お金をもっと儲けて幸せになるため」というすみれの考えに宗春は同意できなかった。
お客さんのために美味しい和菓子を作ることが自分の幸せだと言い、すみれは突き放されてしまう。
重い足取りで店を出ていくすみれ。
入れ違いに、宗春の父・竜太郎(沢村一樹)が店に入って来た。
竜太郎は宗春に残された経営計画の資料をちゃんと見るように言う。
そこには和菓子と竜太郎を大切に思う言葉が並んでいた。
宗春はすみれを追いかけて、心から謝り、感謝する。
宗春は、すみれがどうしてそんなふうにお金が大切になったのか、すみれのことを教えて欲しいと頼んだ。
すみれの父が連帯保証人で借金を背負ったまま事故死した後、すみれの母・愛(白石美帆)は借金を返すために昼の仕事のほか、夜も弥生のスナックで働いていた。
愛はスナックで仕事している時に倒れ、その後亡くなってしまう。
当時中学生だったすみれは、借金返済で母を追い込んでいた黒崎達夫(小木茂光)が許せなかった。
ナイフで刺そうとするところを弥生が止める。
その後すみれは、弥生によって結婚詐欺師として育てられた。
そして黒崎を騙して大金を巻き上げ、警察に黒崎の悪事を通報して復讐を果たしたのだった。
それ以来、結婚詐欺師として生きて来たすみれ。
だが、宗春には「いろいろと大変だった」とだけ言い、詳しい話はしなかった。
お互い全く別の人生を歩んできて価値観が違うことを告げ、立ち去る。
その背中に、宗春は、
「すみれさんはよもぎのような人です!」
と呼びかける。
そして、よもぎは過酷な環境で育つ植物で沢山の効能があり昔から薬としても使われてきたことを説明した。
「すみれさんはいろいろ大変な人生を歩んできたから、よもぎのように周りの人を救える、愛のある人に育ったんだなって。愛のある人にしかこんな資料作れませんから」
すみれの目から大粒の涙がこぼれる。
宗春に誘われて、すみれは一緒に草餅を作ることに。
二人が良い雰囲気になったところに、竜太郎がやって来た。
すみれは、宗春の父が、弥生から気をつけるように言われていた刑事だということに気づく。
2話の詳しいネタバレはこちら↓
3話「結婚詐欺師のガチ婚活」
放送日:5月5日(日)22:00~22:54
3話のあらすじ
お互いの良さを少しずつ分かり合い、良い雰囲気になった朝倉すみれ(松本まりか)と村松宗春(上杉柊平)。
しかし、宗春の父・竜太郎(沢村一樹)が、馬淵弥生(筒井真理子)から警告されていた刑事だと気づいたすみれは、「大嫌い」の言葉を残して去る。
唐突にフラれた宗春はすっかり元気がなくなり大好きな和菓子作りも手につかない。
見かねた稲垣謙(川西賢志郎)は、宗春を励ますためにあるものをプレゼントする。
一方のすみれは、宗春には二度と会わないと心に誓い、玉木萌(鈴木愛理)に誘われた婚活パーティへと出掛けていく。
会場に着いたすみれは、理想の相手探しに闘志を燃やす。
ところが、そのパーティには謙に伴われた宗春も参加していた。
和服姿の宗春は誠実な佇まいが女性たちにモテていた。
すみれも得意の話術で男性参加者を惹きつけていく。
そして迎えたマッチングタイム。お互いの存在が気になって仕方がないすみれと宗春。
3話のネタバレ
元結婚詐欺師・朝倉すみれ(松本まりか)は和菓子職人・村松宗春(上杉柊平)とお互いの良さを理解し始め、良い雰囲気になっていた。
しかし宗春の父が、結婚詐欺師を担当している刑事・村松竜太郎(沢村一樹)であることに気づいたすみれは、「大嫌い」の言葉を残して宗春のもとを去る。
すみれは、宗春には二度と会わないと心に誓い、玉木萌(鈴木愛理)に誘われ婚活パーティへと出掛けていく。
会場に着いたすみれは、この中に年収一億円の男性が参加しているかもしれないと理想の相手探しに闘志を燃やすが、そこで宗春に遭遇する。
すみれにフラれてすっかり元気がなくなった宗春は、心配した稲垣謙(川西賢志郎)に連れられてそのパーティに参加したのだった。
宗春は和服姿がよく似合っていて女性たちから大人気。
すみれも得意の話術で男性参加者を魅了していく。
お互いを気にしながらもすみれは、文房具の営業をしているという脇坂昇平(浅利陽介)と、宗春は本城葵(工藤美桜)とマッチングした。
パーティ終了後、それぞれの相手と食事に行くことに。
竜太郎と捜査員たちはその婚活パーティに結婚詐欺師が参加しているという情報を得て踏み込むが、参加者たちはすでに会場を後にしたところだった。
すみれと脇坂はあるカフェバーに入ろうとするが、店内に宗春と葵の姿を見たすみれは、脇坂の行きつけの店に連れて行ってほしいと言う。
脇坂が案内したのは高級レストランだった。
そこで脇坂は、実は自分は営業マンではなく創業5年で上場した文房具メーカーの社長であることを打ち明ける。
お金目当てで近寄ってくる女性を避けたくて偽りのプロフィールで婚活していたのだった。
この人こそ理想の相手と意気込むすみれ。
そんな時、萌から宗春がマッチングした相手は男からお金を騙し取る“ちょうだい女子”であるという連絡が来る。
すみれは、葵が婚活パーティで男を騙すテクニックを駆使して宗春と話していることに気づき、萌に葵のことを調べてもらっていたのだった。
それでも気にせずに脇坂と2軒目に行くつもりだったすみれだったが、バッグの中のお守りの一万円札を見て、宗春への想いが高まる。
「すみません。ちょっと急用を思い出して。また必ず連絡しますので!」
すみれはレストランを飛び出し、宗春たちがいたカフェバーへと走る。
カフェバーにいたのは葵ひとりだった。
葵が一万円札の束を数えているのを見て、すみれはそのお金を宗春に返すように頼む。
お客さんのために一生懸命に和菓子を作って、たくさんの人を幸せにしている宗春のお金を取らないでほしい、と。
そこへ宗春が入ってくる。
葵が持っていたお金は別の人を騙して奪ったものだった。
葵は、宗春の真摯な言葉に感動して改心し、お金を返そうとしていたのだった。
その時、竜太郎が率いる渋谷南警察署の捜査員たちが入って来る。
竜太郎たちが追っていた詐欺師は葵だったのだ。
竜太郎は改めてすみれに自己紹介するが、すみれは挙動不審になってしまう。
すみれは宗春と帰る道で、脇坂の連絡先を聞いていないことに気づき「どうしてくれるんですか!」と宗春を責める。
自分のためにここまで来てくれたのかと聞かれて、自分は人を騙す人が嫌いなんだと言うすみれ。
もう宗春が騙されていても放っておく、いやもう会うこともないからと言いおいて、すみれが立ち去ろうとすると、宗春は「好きです」と言って抱きしめる。
3話の詳しいネタバレはこちら↓
4話「結婚詐欺師の職場恋愛」
放送日:5月12日(日)22:00~22:54
4話のあらすじ
村松宗春(上杉柊平)から突然「好きです」と告白され抱きしめられた朝倉すみれ(松本まりか)。
一瞬、言葉を失うが「あなたを好きじゃない」と自分に言い聞かせるようにつぶやいて宗春の元を去る。
失恋した宗春は、「和菓子作りに集中する」と稲垣謙(川西賢志郎)の居酒屋で宣言。
そこに、元カノの稲垣由衣(田中真琴)が現れる。
由衣がパリでのパティシエ修行を終えて帰国したことを知らなかった宗春は混乱し、由衣は宗春の傷心状態を瞬時に見抜く。
さまざまな感情が入り乱れる中、大宴会となった。
一方、ミス・ターゲットを追う竜太郎(沢村一樹)に有力な情報がもたらされる。別件で捕まえた人物に、ミス・ターゲットの被害者がいたのだ。竜太郎の捜査にいよいよ本腰が入る。
すみれは気持ちを切り替え、婚活目標を金持ちのCEOに的を絞り、“職場恋愛”からの“交際ゼロ日婚”を目指すことに。
4話のネタバレ
村松宗春(上杉柊平)から突然「好きです」と告白され抱きしめられた朝倉すみれ(松本まりか)は驚く。
すみれは、「あなたとは一緒にいちゃいけないんです。二人とも不幸になります。それに私、あなたを好きじゃないから」と自分に言い聞かせるように言って宗春の元を去った。
失恋の衝撃を断ち切れない宗春だったが、「俺はこれから和菓子作りに集中する」と稲垣謙(川西賢志郎)の居酒屋で宣言。
そこに、謙の妹であり宗春の元カノの稲垣由衣(田中真琴)が現れる。
由衣がパリでのパティシエ修行を終えて帰国したことを知らなかった宗春は混乱するが、由衣は宗春の傷心状態を瞬時に見抜いた。
すみれは気持ちを切り替えて、金持ちのCEOに的を絞った婚活をすることに。
“職場恋愛”からの“交際ゼロ日婚”を目指して就活するが、採用された職場に行くとそこは宗春の和菓子屋「和月堂」だった。
すみれが採用されたのは和月堂のオーナーの会社だったのだ。
回れ右をして帰ろうとするすみれだったが、宗春に出来立ての大福をご馳走になり一日だけ接客のアルバイトをすることに。
すみれは宗春に頼まれて大福の箱を包装しようとするが、上手くできない。
「和菓子を食べるのは包装を開けるところから始まるんで、やり直し」
と言われてしまう。
「アルバイトさんだってうちの大事な働き手です。しっかり働いてください」
すみれの休憩中、由衣が調理場に遊びに来た。
二人それぞれを紹介する宗春だったが、由衣もすみれも、相手が宗春にとってどんな存在なのか感じ取っていた。
夜、店じまいをする宗春を、物陰から闇金業者の轟武蔵(八嶋智人)が手下の茶野竜(後藤剛範)と見ていた。
宗春は、轟のところから金を借りて飛んでしまった人物の連帯保証人になっていたのだ。
轟は、茶野に命じてネットに和月堂の評判を下げる書き込みをさせる。
すみれは、家に箱と包装紙を持ち帰り、熱心に包む練習をした。
完璧に包めるようになったすみれは、意気揚々と二日目も働くことに。
そこへ、由衣がやってきて店の評判を落とす口コミがいくつも書きこまれたことを教える。
宗春は、美味しい和菓子を作ればいいと気にしなかったが、すみれはSNSで発信できるような可愛い和菓子を作ったらどうかと提案した。
宗春はそれに同意せず、すみれと口論になってしまう。
「もっと多くの人に食べてもらったら、もっと多くの人を笑顔にできるじゃないですか」
どうしてもわかってもらえないことに腹を立て、すみれは店を出て行った。
由衣は、自分が言いたかったことをすみれが全部言ってくれたと宗春に言う。
家に帰ってからスマホを忘れてきたことに気づき仕方なく店に戻ると、作業場で宗春が新作を作っていた。
すみれのアドバイスのおかげもあって、可愛い大福が出来上がる。
すみれはそれをきれいに包装するのだった。
店の前を通る人たちに試食してもらうと、上々の評判。
「SNSに投稿してもいいですか?」
「ハッシュタグは和月堂で」
宗春からアルバイト代を渡されて、すみれは
「これ、私が稼いだんですよね」と嬉しそうに涙ぐむ。
謙の店に行って宗春にご馳走したすみれは、これでもう宗春とは会わないと決心していた。
しかし、満月を見て新しい和菓子を思いついたという宗春と一緒にまた店に行くことに。
包装紙を取りに行ったすみれと入れ替わるように由衣が作業場へ入ってくる。
「やり直してほしい」という由衣の言葉を聞いてしまったすみれは、二人に「お幸せに」と言って店を出て行く。
これでいいんだと自分に言い聞かせながら満月を見上げるすみれ。
一方、ミス・ターゲットを追う村松竜太郎(沢村一樹)に、部下から報告が入る。
横領事件で捕まえた人物に、ミス・ターゲットの被害者がいたというのだ。
ミス・ターゲットの偽名である“奈々”に500万円貢いだと言う牧野(今奈良孝)は、彼女に感謝しているから結婚詐欺で訴えるつもりはないと言う。
竜太郎が牧野から得たのは、“奈々”の後ろ姿の写真と似顔絵だけだった。
それが、息子の宗春が好意を持っているすみれに似ていることに、竜太郎は気づく。
4話の感想はこちら↓
5話「結婚詐欺師、本気を出す」
放送日:5月19日(日)22:00~22:54
5話のあらすじ
村松宗春(上杉柊平)と稲垣由衣(田中真琴)の幸せを願い、朝倉すみれ(松本まりか)は「和月堂」を去る。
玉木萌(鈴木愛理)や馬淵弥生(筒井真理子)の前では、次なる婚活への意欲を口にして懸命に取り繕うすみれ。
しかし弥生は、すみれがまだ宗春に未練を残していることに気づいていた。
すみれの家の玄関にはよもぎ摘みデートで宗春が用意してくれた長靴、机の上には和菓子を包む練習のために持ち帰っていた包装紙が。嫌でも宗春との色々な思い出が蘇ってくる。
そんな自分に苛立ちを感じつつも、結局すみれは長靴や包装紙を返すために翌日「和月堂」を訪れる。
すると、そこには茶野竜(後藤剛範)を引き連れた、闇金業者の轟武蔵(八嶋智人)の姿があった。
お人好しの宗春は、友人の借金の連帯保証人になっていて、その友人が失踪していたのだ。
轟は宗春に2000万円の返済を迫る。
一方、ミス・ターゲットを追う刑事の竜太郎(沢村一樹)は、すみれの最初のターゲットである黒崎達夫(小木茂光)と15年ぶりに接触して、ミス・ターゲットの正体に迫ろうとする。
5話のネタバレ
村松宗春(上杉柊平)と稲垣由衣(田中真琴)の幸せを願い、朝倉すみれ(松本まりか)は「和月堂」を去る。
玉木萌(鈴木愛理)や馬淵弥生(筒井真理子)の前では平気な顔をしてみせていたが、弥生は、すみれが宗春に未練があることを感じていた。
宗春への想いを断ち切りたいすみれは、以前宗春が用意してくれた長靴や和菓子を包む練習のために持ち帰っていた包装紙を返すために「和月堂」を訪れた。
すると、そこには闇金業者の轟武蔵(八嶋智人)と手下の茶野竜(後藤剛範)の姿が。
お人好しの宗春は、失踪した友人の借金の連帯保証人になっていて、轟は宗春に2千万円の返済を迫る。
轟たちが去った後、すみれは宗春から一緒に作った和菓子の新作「月の花」を商品化したので食べてほしいと言われるが断って立ち去る。
帰り道に轟と出くわしたすみれが、和月堂に買い物に来たのだと言うと、轟は以前宗春の車にすみれが乗っていたことを思い出した。
多額の借金を抱えているからあの店はもうすぐつぶれると言われたすみれは、轟の力でなんとかならないかと頼むが断られる。
すみれは足を洗った結婚詐欺師を宗春のためにもう一度やることを決意した。
一方、ミス・ターゲットを追う刑事の竜太郎(沢村一樹)は、すみれの最初のターゲットである黒崎達夫(小木茂光)に15年ぶりに接触する。
「朝倉すみれ」という名前を不意に出して、黒崎の表情の変化を読み取ろうとする竜太郎。
すみれは轟と食事をし、もう和月堂には行かないことを約束して、結婚を承諾した。
宗春は銀行を回って融資を頼むがどこからも断られてしまう。
自宅で竜太郎から、すみれと最近会っているか、仕事は何をしているのかと質問され、宗春は訝しく思う。
すみれは轟と会い、前回轟に用立ててもらった200万円とは別に父の借金が2000万円あることを打ち明ける。
轟はそのお金をすぐに用意してくれた。
その会話をすみれを尾行していた竜太郎が陰で聞いていた。
すみれは轟から渡されたお金をバッグごとそっと宗春の店に置いてこようとするが、宗春に気づかれてしまう。
宗春は、お金は受け取れない、店を閉めることにしたと告げ、明日が最後の日なので店に来て欲しいと言う。
「最後の和菓子、月の花、食べてほしいんです」
「嫌です」
ぽろぽろ泣きながら、すみれは立ち去った。
翌朝、丁寧に月の花を作る宗春のところへすみれがやってきた。
月の花はすみれを思って作ったのだと言う。
差し出された月の花を食べるすみれ。
「美味しいです!」「本当に美味しいです!」
「当たりめえよ」「魂こもってっからな」
宗春とすみれが売る月の花は飛ぶように売れた。
常連客と新しいお客で大盛況、温かな雰囲気の店内。
閉店後、お礼を言う宗春にすみれは店を続けてほしいと言い、宗春は一緒に店をやりたい、一緒にいたいと伝える。
すみれは、自分が結婚詐欺師であることを告げた。
2000万円が入ったバッグには盗聴器が仕掛けられていて、二人の会話を轟が聞いている。
そして、竜太郎は“ミス・ターゲット”が朝倉すみれであることをついに突き止めた。
5話の感想はこちら↓
6話「結婚詐欺師、愛を誓う」
放送日:5月26日(日)22:00~22:54
6話のあらすじ
朝倉すみれ(松本まりか)は、身の破滅を覚悟の上で自分が結婚詐欺師であることを村松宗春(上杉柊平)に伝えた。しかし宗春はそれをすみれの下手な嘘と解釈。すみれが用意した金で店を存続させることを笑顔で約束する。その金がすみれが轟武蔵(八嶋智人)から騙し取ったものとも知らずに。
そんな宗春を、稲垣由衣(田中真琴)がデートに誘う。由衣は、宗春がすみれに思いを寄せていると知りながら、改めて宗春に告白。
一方、竜太郎(沢村一樹)の捜査の手が着実にすみれに迫っていた。
6話のネタバレ
朝倉すみれ(松本まりか)は自分が結婚詐欺師であることを村松宗春(上杉柊平)に告白した。
しかし宗春は信じない。
すみれが轟武蔵(八嶋智人)から騙し取ったお金で、宗春は友人の肩代わりをした借金を返すことができたが、勿論その事情は知らなかった。
すみれと宗春は稲垣由衣(田中真琴)に頼まれてブライダルフェアの模擬挙式に出ることになった。
すみれは嬉しさを隠し切れない。
純白のウエディングドレスを試着したすみれを見た宗春は「世界一きれいです!」と感激する。
一方、轟は騙されていたことを知ってすみれを刺そうとするが、すみれを張り込んでいた村松竜太郎(沢村一樹)に取り押さえられる。
馬淵弥生(筒井真理子)は竜太郎が近づいてきていることを知り、東京から離れたほうが良いと忠告するが、すみれはどうしても模擬挙式だけは出たいと言う。
轟を深く傷つけたことを感じたすみれは、模擬挙式を終えたら自首するつもりだった。
弥生はすみれの想いをくみ取り、すみれの母・愛(白石美帆)から“すみれの結婚が決まったら渡してほしい”と預かっていた手紙をすみれに渡す。
母の墓前でその手紙を読むすみれと宗春。
それは、結婚するすみれとその相手への愛情にあふれたものだった。
いよいよ模擬挙式。
バージンロードを歩くすみれは見学者たちの中に母の幻影を見る。
しかし指輪を交換し誓いの口づけを交わすふりをして二人が微笑み合った時に、竜太郎が会場に踏み込んで来た。
逮捕状を示して、すみれに手錠をかける。
連行されるすみれ。混乱する宗春。
すみれは宗春に自分が結婚詐欺師であることを改めて伝え、今までのことは全部嘘だと言って冷たく別れを告げる。
パトカーの中のすみれは、複雑な表情の竜太郎の隣で涙が止まらない。
6話の感想はこちら↓
7話「結婚詐欺師、第二章へ」
放送日:6月2日(日)22:00~22:54
7話のあらすじ
村松宗春(上杉柊平)との模擬挙式の最中、村松竜太郎(沢村一樹)に逮捕された朝倉すみれ(松本まりか)は、取り調べには応じていたが、宗春との関係についてはあくまでもただのターゲットだと主張する。
一方、茫然自失だった宗春は、稲垣謙(川西賢志郎)たちに支えられて自分が愛したすみれが、父が長年追い続けてきた結婚詐欺師のミス・ターゲットであるという事実を少しずつ受け入れていく。
すみれには懲役3年の刑が下った。
玉木萌(鈴木愛理)は、馬淵弥生(筒井真理子)とともにすみれの出所を待とうとするが、弥生は「私たちのことは、忘れなさい」と告げて萌を店から追い出した。
そして3年後、すみれは刑期を終える。
7話のネタバレ
朝倉すみれ(松本まりか)は、村松宗春(上杉柊平)との模擬挙式の最中に村松竜太郎(沢村一樹)に結婚詐欺の罪状で逮捕された。
取り調べに応じたすみれは、宗春はあくまでも結婚詐欺のターゲットだと主張し、轟武蔵(八嶋智人)から騙し取った大金を宗春に渡した理由についても本当のことは語らなかった。
一方、茫然自失だった宗春は、稲垣謙(川西賢志郎)たちに支えられながら、すみれが伝説の結婚詐欺師、ミス・ターゲットであるという事実を少しずつ受け入れていく。
すみれに懲役3年の刑が下った。
玉木萌(鈴木愛理)は、馬淵弥生(筒井真理子)とともにすみれの出所を待とうとするが、弥生は萌に「私たちのことは忘れなさい」と告げ、店から出て行かせる。
萌が幸せな人生を歩めるようにしてほしいとすみれから頼まれていたのだった。
弥生のスナックに竜太郎が突然訪れた。
「まさかあんたと朝倉すみれが繋がっていたとはねぇ」
竜太郎は、すみれが自分の息子から笑顔を奪ったと言い、時効が過ぎても弥生の罪が消えたとは思っていないと告げる。
宗春は偶然出会った萌に、すみれが結婚詐欺師になった理由、そして萌とすみれとの関係を聞く。
かつて、恋人に裏切られ踏切の遮断機の中に入ろうとした萌をすみれが止めたのが二人の出会い。
すみれは、萌を傷つけた男からお金を騙し取って復讐してくれた。
優しさと強さに惹かれた萌はすみれに弟子入りすることになったのだった。
3年後、刑期を終えたすみれを弥生が温かく迎えた。
包装の仕事に就いたすみれは、ある日別の工場のヘルプに入ることに。
そこは「和月堂」の工場だった。
かつて宗春がすみれを想って作った「月の花」はSNSで評判になりコンビニやデパートでも商品を売るようになって大人気に。
宗春は和菓子王子と呼ばれてテレビでも取り上げられるようになっていた。
戸惑いを隠せないすみれだったが、月の花を手早くきれいに包む。
その紐の結び目は特別な結び方で際立って美しかった。
他の作業員から崩れてしまった月の花を食べて良いと言われて口にしたすみれは、味の違いに驚く。
工場に宗春がやって来た。
包装の工程をオートメーション化する相談を工場長とするためだった。
すみれは逃げ出すが、月の花の特別な結び目を見た宗春は、すみれがいることを確信して追いかける。
久しぶりに相対した二人。
すみれは、高価なスーツや時計や靴を身に着けた宗春を見て、
「変わりましたね。変わっちゃいましたね、悪い意味で」と言う。
かつては「和菓子を食べるのは包装から始まっている」と言っていたのに、生産性・合理性を重視して手作業を大事にしなくなった宗春。
すみれは失望して立ち去ろうとするが、宗春はその背中に、「ネットやデパートやコンビニで売ればもっと儲けられてもっと多くの店を作ることができてもっと沢山の人を笑顔にできる」と言ったのはあなただと言う。
すみれは、「沢山の人笑顔にできてますか?」と訴えた。
大量生産の結果、和菓子の味が落ちていると。
以前の月の花が大好きだった、とすみれが涙を浮かべながら伝えていると、背後から女性の声がする。
「部外者が口出さないでください」
和月堂の社長になった萌だった。
7話の感想はこちら↓
8話「元結婚詐欺師VS元弟子」
放送日:6月9日(日)22:00~22:54
8話のあらすじ
朝倉すみれ(松本まりか)は、村松宗春(上杉柊平)と偶然の再会を果たしたが、味よりも生産性を重んじるようになった宗春の変わりようをついなじってしまう。
そんなすみれに、いまや「和月堂」の社長となった玉木萌(鈴木愛理)が反論した。
宗春と同じく3年ぶりにすみれと再会した萌はすみれの出所を喜ぶが、宗春にこれまでどれほどの苦悩があったかを知らないすみれに、今の宗春を否定してほしくないと、毅然とした態度で言う。
すみれは萌の言葉を深く受け止め、元弟子の成長ぶりを噛み締めると同時に、人を騙した罪の重さと3年の月日の残酷さを実感する。
すみれは因縁の相手、轟武蔵(八嶋智人)とも再会することに。
8話のネタバレ
朝倉すみれ(松本まりか)は、偶然再会した村松宗春(上杉柊平)に、和菓子の味よりも生産性を重んじるようになったことを責めてしまう。
そこへ「和月堂」の社長となった玉木萌(鈴木愛理)が現れて反論した。
和菓子が作れなくなるくらいどん底だった宗春を3年間支えてきた萌は、
「何も知らないすみれさんに宗春さんの今を否定してほしくないです」
ときっぱり言った後、すみれを抱きしめる。
すみれは萌の言葉を重く受け止めた。
馬淵弥生(筒井真理子)は萌が社長としてちゃんとした道で生きているという話をすみれから聞くと、
「あんただってちゃんとした道で生きていいんだよ。私と違ってちゃんと罪償っているんだから」と優しく言う。
すみれは、自分と同様に出所した轟武蔵(八嶋智人)とも再会した。
轟は服役中にすみれへの愛の歌を500曲作ったという。
「ムショにいる時気づいたんです。僕はすみれさんと一緒にいる時が人生で一番幸せだったなって」
愛の歌を捧げる轟に「本当にバカな人ですね」と泣き笑いのすみれ。
稲垣由衣(田中真琴)は、すみれに宗春への素直な気持ちを語らせようとお酒を飲ませるがすみれはなかなか本音を言わない。
稲垣謙(川西賢志郎)も稲垣歩美(小槙まこ)もお店ですみれを温かく受け入れてくれた。
酔っぱらった帰り道、偶然宗春と出会う。
宗春は、すみれを嫌いになれたらどんなに楽だったかと訴えるがすみれは素直になれない。
草餅の季節ですねと言うすみれに、今は作っていないと言う宗春。
「食べたいですか?」
「はい」
「素直ですね」
じっと見つめ合う二人だったが、そこへ萌がやって来て明日大事な日だからと宗春を帰宅させてしまった。
翌日は、萌が企画準備したコンビニ向け“月の花”お披露目会だった。
沢山のマスコミが集まる中、会場に轟が宗春を訪ねてきた。
すみれを捜していると言う。
轟の部下・茶野竜(後藤剛範)が、すみれのせいで轟が変わってしまったことを恨みに思いすみれに復讐しようとしていたのだ。
お披露目会が始まる直前だったが、宗春は会場を出てすみれのもとに駆けつける。
茶野からすみれを救おうとして、宗春は大怪我をしてしまった。
知らせを聞いて病院に駆けつけた萌は手術が終わるのを待ちながら、すみれに宗春と自分の3年間の道のりを話した。
大好きなすみれが大好きな人なのに、宗春を好きになってしまったと萌は泣く。
「萌ちゃんは幸せになっていい。あなたはあなたの好きな人を好きになればいいから」
すみれは優しく告げる。
宗春の手術は無事成功した。
8話の感想はこちら↓
9話(最終回)「元結婚詐欺師、愛する」
放送日:6月16日(日)22:00~22:54
9話(最終回)のあらすじ
茶野竜(後藤剛範)に襲われた朝倉すみれ(松本まりか)を守り、大怪我を負った村松宗春(上杉柊平)は緊急手術で一命を取り留めた。
すみれは宗春の意識が戻ったことを見届け、看病を続ける玉木萌(鈴木愛理)を残して病院を去るが、その時遭遇した竜太郎(沢村一樹)に宗春に近づくなと厳しい口調で言われる。
萌の献身的な看病もあって宗春は順調に回復。
すみれは、謝罪に現れた轟武蔵(八嶋智人)から改めて告白され、草津にある実家の温泉宿で一緒に働かないかと誘われた。
返事は来世まででも待つという轟の一途さにすみれはある決断を下す。
そして、宗春は想いを胸に、封印していた草餅作りを始めた。
9話(最終回)のネタバレ
朝倉すみれ(松本まりか)が轟武蔵(八嶋智人)を変えてしまったことを恨みに思い轟の手下の茶野竜(後藤剛範)がすみれを襲った。
そこへ駆けつけた村松宗春(上杉柊平)は大怪我をしてしまったが緊急手術で一命を取り留める。
すみれは、玉木萌(鈴木愛理)に看病を任せて病院を去るが、そこで竜太郎(沢村一樹)に遭遇し、もう宗春に近づかないように厳しく言われる。
すみれは、轟から謝罪を受け、実家の草津の温泉宿で一緒に働かないかと誘われた。
草津に移り住むことを決意したすみれは宗春に別れを告げる。
萌は、馬淵弥生(筒井真理子)からすみれが結婚詐欺で得たお金を養護施設に寄付していた話を聞いた。
その中には萌が育った養護施設もあり、萌はすみれが自分のことを気にかけて自殺を止めてくれたことを知る。
竜太郎は、宗春がすみれのことを忘れられないことを知り、弥生に会いにスナックを訪れた。
すみれが母の復讐のために結婚詐欺師になったことを聞いた竜太郎は、弥生もまた妹の復讐で結婚詐欺を働いたことを知る。
竜太郎は亡くなった妻・恵(小林涼子)の言葉を思い出していた。
「どんな夢でもこの子が描きたい夢を描いてほしいし、この子が一緒にいたい人と一緒にいてほしい。それが一番の幸せだから」
竜太郎に背中を押され、萌からも自分の気持ちに正直になってほしいと言われた宗春は、すみれが旅立つ日、作り立ての草餅を届けに行く。
轟とすみれが乗ったバスを見送り、別れの悲しみをかみしめる宗春。
そこへすみれがやってくる。
「来世では一緒になりましょう」と轟に言われて、すみれは途中で高速バスを降りてきたのだった。
すみれと宗春はようやくお互いに「好きです」と言葉にする。
9話(最終回)の感想はこちら↓
【ミス・ターゲット】の見どころ
脚本は映画「ハケンアニメ!」の政池洋祐
脚本は映画「ハケンアニメ!」で日本アカデミー賞脚本賞を受賞した政池洋祐が松本まりかをイメージして書き下ろしたオリジナルストーリーです。
松本まりかさん演じる結婚詐欺師のすみれは“恋愛のプロフェッショナル”でありながら、自分自身の恋愛経験は、ほぼゼロの“恋愛の初心者”でもあります。悪人でありながら、チャーミング。前代未聞のヒロインを松本さんが演じる。とにかく楽しみです。
松本さん以外のキャスト・スタッフも豪華で、「え!?出てくれるんですか」と何度、言ったことやら。机にしがみついてでも、面白い作品を書くしかありません。
元々、オリジナルの恋愛ドラマを書きたくて、この業界に入りました。
この作品が誰かの『大切な作品』になるよう、丁寧に紡いでいきます。
政池洋佑
1983年7月26日、愛知県名古屋市生まれ。2012年「第3回TBS連ドラ・シナリオ大賞」入選。映画「ハケンアニメ!」で、第46回日本アカデミー賞優秀作品賞・脚本賞を受賞。「スナイパー・時村正義の働き方改革」は、2020年日本民間放送連盟賞テレビドラマ番組最優秀賞、「文化庁芸術祭賞」のテレビ・ドラマ部門優秀賞を受賞した。近作に「シガテラ」、「晩酌の流儀」、「春は短し恋せよ男子。」、「ハコビヤ」など。
昨今では珍しい王道ラブストーリー
制作発表会見で、助監督が考えたキャッチフレーズが披露されました。
「大人の純愛キラキラ青春詐欺物語」。
大人の青春、大人の純愛をどう描いていくのか、楽しみです。
ストレートな王道ラブストーリーは最近珍しいわよね。
「大人が真正面から純愛をしてみたらどうなるんだろう」というありそうでなかった切り口なんですって。
結婚詐欺師なのに恋愛初心者の“すみれ”と奥手の“宗春”を、ハラハラしながら見守っていくことになりそうだね。
松本まりかさんが制作発表会見で「大人だってピュアな恋愛していいじゃない」というワードを言っていたの。キュンキュンさせてくれそうで楽しみ!
キャスト・ゲストに魅力的な俳優が集結!
【ミス・ターゲット】の最終回予想(最終回後追記)
すみれの恋の行方
恋愛経験ゼロのすみれが婚活に悪戦苦闘していく物語は、どんな結末を迎えるのでしょう。
お金への執着心が強いすみれと和菓子作り一筋の奥手の宗春は、最初は価値観が全く違っていてなかなかうまくいかないようです。
すみれと宗春がお互いを少しずつ理解していって、最終回では二人が結ばれる幸せな結末を期待したいですね。
見ている人達が恋をしたくなるドラマになりそうだね。
まさか、すみれと轟が結ばれる可能性もあるかしら?いや八嶋さんは素敵だけど。
結婚詐欺師だったすみれはずっと自分の気持ちに正直になることができず、逮捕されて罪を償った後も、宗春を傷つけた自分を許せなかった。
でも、抑え込めば抑え込むほど溢れてくる“好き”という想いをどうしようもなかったんですよね。
元々不器用な宗春は、そんなすみれに終始振り回されてしまいます。
なかなか結ばれないじれったい二人でした。
すみれは一度は轟と一緒に生きていく決心をしましたが、轟の優しさもあってラストには宗春のもとへ。
「自分の気持ちを優先できるのは自分しかありませんから」
という、すみれが轟に告げた言葉を、轟はすみれにも実行してほしかったのかもしれません。
清々しいハッピーエンドでした。
すみれの罪と罰
どんなに魅力的でもどんなに相手に楽しい時間を提供したのだとしても、結婚詐欺は罪。
すみれの償いはどのように描かれるのでしょうか。
すみれは宗春の父・竜太郎に逮捕されて懲役3年の刑が下ります。
きちんと罪を償う姿とその後の再生の姿が描かれて良かったです。
だからこそ、その後のすみれの笑顔も涙も美しかったのだと感じました。
登場人物それぞれの愛の行方
沢村一樹は、このドラマのテーマは「愛」ではないかと話しています。
すみれをはじめとする登場人物それぞれの「愛」がどのように描かれていくのか、注目したいと思います。
どの人物も視聴者に愛されるキャラクターになると良いなぁ。
すみれと宗春の愛は勿論、登場人物全ての愛が描かれた物語でした。
竜太郎が亡き妻の写真と共に思い出の場所でお団子を食べるシーンにはグッときました。
クランクアップで八嶋智人さんが
「最初はお茶目なラブコメだと思っていたらどんどんシリアスな話も混ざってきて人間模様も面白いなって」
と言っていたように、やり直すこと、人を許すこと、自分に正直に生きることなど、深いテーマを持ったドラマだったと思います。
「萌は萌の幸せを手に入れる、すみれはすみれの幸せを手に入れる、それでいいのよ」
弥生の言葉は視聴者ひとりひとりへの言葉だったのではないでしょうか。
誰かのために“魂こもった”何かを作って届けることができたら、それが幸せなのかもしれません。
優しい人たちの幸せを願って。
記事内画像出典:ミス・ターゲット公式サイト