【三千円の使いかた】のネタバレ・あらすじを最終回まで!結末は美帆が保護犬を飼える?
【三千円の使いかた】のネタバレ・あらすじを最終回まで!
葵わかな主演のドラマ【三千円の使いかた】(三千円の使い方)のネタバレ・あらすじを最終回まで紹介していきます。
ドラマの結末は主人公の美帆が念願の保護犬を飼える?
今回はドラマ【三千円の使いかた】のネタバレ・あらすじについて!
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【三千円の使いかた】のネタバレ・あらすじを最終回まで!
ドラマ【三千円の使いかた】のネタバレ・あらすじを最終回まで紹介!
1話のネタバレ・あらすじ
第1話のネタバレ・あらすじ
主人公の御厨美帆(葵わかな)は子どもの頃から「人はね、三千円の使いかたで人生が決まるの」と祖母・琴子(中尾ミエ)から言われていた。現在、24歳の社会人となり、憧れの一人暮らしをはじめた美帆は、祖母の言葉など忘れ、人生を謳歌していた。
美帆はIT企業に勤め、手取り25万円。同世代の中では給料もよく、毎日、デパ地下でお惣菜を買って食べる贅沢な食生活。長谷川大樹という自慢の彼氏もいて、幸せに暮らす毎日。しかし順風満帆に見えた美帆の人生に、自分自身の生活を見直す転機が訪れて…。
美帆の2つの転機
転機になったのは2つあった。
転機①:一つは、慕っていた先輩・小田街絵(酒井若菜)の病気、そして彼女が急に退職したこと。リストラされたという噂だった。
転機②:もう一つの転機は、大樹との考えの違い。…美帆は、飲み会で街絵のことを揶揄していた同僚のことを大樹に愚痴った。だが、大樹は同僚の言い分も分かると言い出した。会社は人の価値を見極めて人材整理することも必要だともいう。大樹は、いずれ美帆は子供作って退職すると考えていた。美帆が反論すると「じゃあ働けばいい。俺らは今を楽しまなきゃ」と、どこか他人事な大樹。美帆は価値観が違うと感じ始める。
美帆と動物保護団体の出会い
そんな時、美帆は動物保護団体と出会った。美帆は犬を飼ってもらったことがある。ピーと名付けて可愛がっていたが、美帆はだんだん世話をしなくなり、ある日、勝手に家を出て行方不明になってしまった。ピーは保健所に引き取られて処分された。
ある日、美帆は街絵と再会した。街絵は病気をきっかけに今の仕事を「自分が本当にやりたいのか?」と見つめ直して、自分から辞めたという。街絵は美帆に「後悔しないように、自分らしい生き方を見つけて」と伝える。
美帆は自分の人生を変えることを決心する。そして保護犬たちに「待っててね」と伝える。
10年後の2023年には空き家が多くなるから一軒家を買えるように貯金を開始。元証券会社勤めの美帆の姉・真帆(山崎紘菜)に相談すると、それなら一千万が目標だという。
真帆の家は600万を貯金していた。一方、美帆は貯金30万くらい。真帆は固定費(家賃、光熱費、スマホ代など)の見直しを勧める。さらに、節約アドバイザーの黒船スーコ(アンミカ)のセミナーを勧められる。
一方、琴子は園芸コーナーで初対面の安生(橋本淳)と安い植物を半分こにして購入。安生は祖母が残した家に住んでいるという。
美帆の「1日100円」貯金がスタート
美帆は早速、黒船スーコのセミナーに参加。黒船スーコは美帆の持参したコーヒーが650円と聞いて、本当にそれじゃなきゃダメか指摘。だがセミナー代金3千円は価値があるという。毎月8万の貯金と2回のボーナスで、1年で100万円貯金できると語る黒船スーコ。8✕12の法則だ。そして黒船スーコも固定費の見直しを勧める。
美帆の家に祖母・琴子がやってきた。美帆が月8万の貯金が難しいと嘆くと・・・琴子は、1日100円貯金を提案。すると月3千円たまるという。
美帆は、来る日も来る日も、毎日毎日、100円ずつ貯めていく。そして1カ月で、3000円が達成できた。
そして美帆は大きな荷物を持って実家へ。
美帆は母に「お世話になります。私、固定費を見直すことにしました」と宣言する。
こうして美帆の「保護犬と一軒家」を目標にした節約・貯金への挑戦が始まった…。(つづく)
第1話のポイント:第1話のメインキャラクターは主人公・美帆。美帆に2つの転機が訪れ、動物保護団体との出会いをきっかけに、「保護犬と一軒家」という目標ができます。そして節約セミナーに参加したり、姉や祖母に相談。そして、100円貯金をスタートさせ、固定費の見直しのため実家暮らしにも戻りました。
2話のネタバレ・あらすじ
第2話のネタバレ・あらすじ
美帆(葵わかな)は「保護犬を飼うため一千万円を貯めて一軒家を購入する!」という夢を抱いた。その夢の実現のため、固定費を浮かせて貯金する目的で、一人暮らしをやめて実家に戻ってきた。
一方、77歳の祖母・琴子(中尾ミエ)は、夫の死後、「一千万円の遺産をコツコツ増やしマッサージチェアを購入する!」 という目標を立てて貯金し、ついに達成した。だがその後、琴子は日々、生きがいがない暮らしをしていて…。
琴子が働いてお金をもらって…
そんなある日、琴子は智子(森尾由美)から、友人たちにおせち料理の作り方を教えてほしいと頼まれる。智子に懇願され渋々ながら協力することになった。
美帆は琴子が家計簿をつけているのを目撃。琴子の母も家計簿をつけていて日記のように書いていて、厳しい時代の心の拠り所になってきたかもしれないという、美帆は家計簿をつけるのを大変そうに思うが、琴子は「大変じゃないわよ」という。さらに、家計簿をつけてきたらから一家が路頭に迷わず地に足をつけて生活できてきた…と琴子。
琴子はおせち料理作りを教えたお礼として、講師代「五千円」をもらった。琴子の胸は高鳴った。年金以外の収入を家計簿につけるのは久しぶりだったのだ。
琴子は、この講師代をきっかけに【働くこと】に目覚め、コンビニのバイトの面接を受ける。その様子を長女・真帆(山崎紘菜)が目撃。両親や美帆に大騒ぎしながら報告。
しかし帰宅した琴子の様子は落ち込んでいた。面接で不採用だったのだろうと思う美帆たち。実際、77歳という年齢がネックになり落とされていた。
琴子が働きたい理由
琴子は小森(橋本淳)からハローワークでシニアを募集していたと教えてもらう。
美帆は、上司の山下がミスをしたことで、資料作りの手伝いをして感謝された。いつも高圧的な態度の山下が珍しく美帆を褒めてくれた。
夜遅くに帰宅した美帆は、琴子に「嬉しかったあ」と会社で役に立ったことを報告。琴子は「わかる」と共感した。琴子も若い頃、デパートのハンカチ売り場に勤めていた時、お客様に喜んでもらえて嬉しかったことを話す。
美帆は、琴子が外で働きたいのはなぜか、その理由を尋ねる。琴子はおせち教室でお金をもらった時、「胸の奥が熱くなって久しぶりに生きてるって感じがしたの」と打ち明ける。お金は労働の対価であり、社会で機能している証しであり…「生きがい」ともいえる。琴子はそれが欲しいと思ったという。
琴子がついに採用される!
ある日、美帆が会社の休憩室で「65歳の求人」をネット検索していた。それを知った山下は、表参道に店を構える高級衣料品ブランド【Tommy Hilfiger】(トミー ヒルフィガー)(*実在する会社)の求人を美帆に渡す。美帆は琴子の面接に付き添う。琴子は採用された。
琴子の家族は心配する。だが、琴子は本気なことを熱弁する。美帆が「契約は半年だし」と様子をみてほしいと頼む。
琴子が働いている様子を、こっそり美帆・真帆・智子(森尾由美)が見に来た。琴子は生き生きと働いており、3人へも接客してくれた。美帆たちは安心した。
美帆の決断
美帆は、久しぶりに恋人の大樹(中田圭祐)と会った。そして目標ができたと明かす。一千万貯金して一軒家を買うこと、保護犬を飼うこと…だ。その上で、美帆は「別れよう。今が楽しいだけじゃダメなの。私の将来の目標に大樹はいなかった」とキッパリ告げる。最後はこれまでを感謝して、彼と別れた美帆。
寂しさはあるが、それでも力強く歩いて行く美帆。翌朝、美帆は祖母と一緒に出勤。(節約のため)自宅からコーヒー持参だ。祖母は恋人と別れた孫に「時間が解決してくれる。仕事に打ち込むのが一番」と伝えた。(つづく)
第2話のポイント:第2話のメインキャラクターは琴子です。生きがいを失くしていた琴子は「おせち教室」講師でお金を稼いだことで、働くことに目覚めました。77歳の年齢もネックとなりバイト探しは苦戦。けれど、美帆の提案もあって、琴子は思い切って高級衣料品店の販売員に採用されます。美帆は大樹とも別れることを決意しました。
原作との違い ネタバレ:ドラマ第2話での琴子は表参道の高級衣料品店に勤めますが、原作小説での琴子は街の和菓子屋さんに採用されます。いわゆる「おばあちゃん」が売り場に欲しいという要望でした。ドラマはより希望が持てるように改変されていますね。
3話のネタバレ・あらすじ
第3話のネタバレ・あらすじ
智子(森尾由美)は健康診断の結果で、【子宮体がんのステージ1】だと知らされる。娘の美帆(葵わかな)と真帆(山崎紘菜)や、義母の琴子(中尾ミエ)は心配して励ましてくれるのだが、反応の薄い夫・和彦(利重剛)からは「大丈夫か」の一言もない!?智子は夫への不満を募らせる。
親友の熟年離婚
そんな中、智子は親友の千さと(とよた真帆)が熟年離婚を考えていると聞かされて、動揺。千さとは航空会社勤務の夫と結婚し、裕福な暮らしをしていたはずだった。そんな千さとでも、離婚後の生活は苦しくなるという。もし自分が離婚したらと不安になる智子。
智子の不満
智子は、ボーっとして不味い料理を作ってしまう。家族たちが「味はおいしいよ」「固いけど大丈夫」とフォローする中、夫の和彦だけは塩を振りかけて勝手に味付け!?琴子に促されて、智子は家族への不満をぶちまける!
実は、智子は病理検査の結果しだいで、抗がん剤治療を始めなくてはいけない状況だった。
智子の検査結果
美帆は、検査結果を一緒に聞きに行く。検査結果は良好だった。
美帆は家賃・食費として智子に3万円を毎月渡すことにした。和彦も週1回、智子の習い事がある木曜夜の夕飯を作ることにした。だが和彦は「今日は夕飯ない日?」と気遣う様子が見られない。智子は2万を家の修繕費に回し、残り1万を新規の口座に入れる。
第3話のポイント:第3話のメインキャラクターは智子さんです。初期のガンを宣告された智子は、たまっていた不満をぶつけます。そのことで美帆は家にお金を入れることにし、夫も週1で料理をすることになりました。
原作との違い ネタバレ:ドラマ第3話で、お母さんが(離婚に備えて)へそくり貯金始めるのは、ドラマオリジナルです。ちなみに、おばあちゃんや美帆が実家に同居しているのもドラマオリジナル。
4話のネタバレ・あらすじ
第4話のネタバレ・あらすじ
美帆(葵わかな)の職場で結婚を悩んでいる女性社員・英子に相談される。同僚の男性社員が女は結婚という逃げ道があっていい、と口をすべらせた。美帆は気に障(さわ)った。
美帆の姉・真帆(山崎紘菜)は元証券会社勤務。消防士の夫・太陽(堀井新太)の給料をやりくりしながら、ひとり娘を育てつつ、一千万円を貯めることを目標に、日々節約を心がけている。
真帆の友人がセレブ婚
ある日、真帆の友人・小春(中村加弥乃)がセレブ婚をすることになった。学生時代の友人たちと集まって、玉の輿に乗った彼女をお祝いする。その一方、真帆は自身の結婚について友人たちから「正直なんで?って思った」「仕事も辞めて、あの旦那一本にかけたってことでしょ?」と率直な感想をぶつけられる。
夫・太陽の給料が安いのに若くして専業主婦になった真帆。そんな彼女に友人たちは当時そんな疑問を言わなかったのに・・・「みんな、そんな風に思っていたの?」とショックを受ける真帆。
真帆は節約してばかりの毎日が何だか惨めに思えてきて、落ち込む。さらに仲がいいはずの太陽とも喧嘩してしまう。私ばかり節約を頑張ってる!と、真帆が当たってしまったのだ。
ピンクの財布
実家にて。真帆はセンスの良いモノに囲まれる祖母のような生き方をしたかった…と嘆く。美帆は姉のぶれない決断力を尊敬しているが、真帆は仕事をスパッとやめて結婚したのは、仕事から逃げたかったからだと明かす。
美帆は、真帆が今でも使用している【ピンクの財布】のことを伝える。それは高校時代の真帆が、祖母からのお年玉の三千円の使い方を質問され、「貯金してピンクの財布を買う」と答え、実際に買ったもの。美帆はその三千円をパンケーキと漫画に使ってしまったのに…。祖母の琴子は「真帆ちゃんは計画性があり、皆の幸せのために悩んで貯金ができる子だから、絶対幸せになれる」と言っていたという。
隣りの芝生
小春(中村加弥乃)はセレブ婚をする予定だが、相談なく彼の両親を受取人とする1億円の生命保険を掛けられてしまい、真帆に相談する。小春は、結婚後の夫の生命保険の受取人も彼の両親だと言って怒っていた。真帆は「彼とちゃんと話し合って」と背中を押す。小春は、真帆のことを幸せな家庭を築いて羨ましがっていた。
真帆は内心、驚いていた。私がセレブ婚目前の友人から羨ましがられるなんて…。真帆は【隣の芝生は青く見える】ものだと思った。
真帆と太陽が仲直り
その後、真帆は太陽と仲直りする。そしてプロポーズの真相を聞く。真帆は自分が仕事で弱ってたから太陽が(同情してくれて)プロポーズしてくれたと思っていた。けれど太陽は、ずっとプロポーズをいつするか考えていたと打ち明ける。弱みを見せたときに乗っかっただけだという。
真帆の娘・佐帆(泉谷星奈)はオモチャを我慢するようになっていたが、真帆と太陽は手作りの魔法のステッキを娘にプレゼント。娘も笑顔に!
結婚を悩んでいた英子は、妊娠が分かり結婚を決めた。だが、真帆の友人=小春の婚約は破棄となった。琴子は美帆と真帆に、幸せは人それぞれと語る。
美帆と翔平の出会い
4話ラスト。懸命に節約に励む美帆は、スーコ(アンミカ)のセミナーへ。隣の席には沼田翔平(葉山奨之)という男性がいた。セミナー中、スーコは「1円を笑う者は1円に泣く」と語る。少額の使い方の重要性を説く中、美帆は「あ」と声をあげてしまい、祖母の言葉【三千円の使い方で人生が決まる】を紹介する。スーコは「ブラボー」と拍手した。
セミナー後、美帆は沼田から声をかけられて、三千円をどう使うか聞かれる。美帆は目標という未来のために貯めると言うと、沼田は今必要なことに使うという。反対だ。笑いあう2人。(※ネタバレ:彼は美帆の恋人になる男で、まさに運命の出会い)
第4話のポイント:第4話のメインキャラクターは御厨家の長女・真帆です。セレブと婚約した友人と比較してしまい、節約ばかりの人生に疑問を持ち始めます。けれど、結果的にその友人の婚約は破談に!まさに「隣の芝生は青く見える」な回で、セレブ婚をするはずだった友人から「真帆は羨ましい」と言われていたのが印象的。人の幸せは、それぞれなのですね。
5話のネタバレ・あらすじ
第5話のネタバレ・あらすじ
琴子(中尾ミエ)の「庭友」として仲良くなった安生(橋本淳)は、40歳手前の年齢の今でも仕事は日雇いバイトで、お金が貯まると放浪の旅に出るという悠々自適な生き方をしている。
浮気相手が妊娠?
安生は、「子供が欲しい」という恋人・木本きなり(高田里穂)のことを上手くはぐらかしていたのだが、ある日、安生のもとに若い女性が訪ねてくる。その人物は、漁協のバイトで知り合ったひな(東野絢香)だった。なんと、ひなは妊娠したから結婚したいと言う。
その後、安生はひなのことを恋人・きなりに打ち明ける。(性交渉は)「1回だけ」と予防線を張る言い方をしたが、きなりはショックを受けた。
安生ときなりが破局へ
安生は、きなりへの思いはないし今後上手くいかないから冷静な判断を求めていると言う。だが、きなりがそれで安心するわけがない。きなりが欲しかった赤ちゃんと結婚を浮気相手に取られたのだから。安生が年金を支払ってなく健康保険も入っていなくても、それでも支えるつもりだったのに…。
きなりは安生と食べるはずだった高級肉を「結婚祝い」として安生に渡す。帰り道、きなりは真帆に会った。そして安生のことを話す。
真帆は御厨家の女性たちに安生のクズさを話す。「女の敵だ」と怒る真帆。
だが、きなりは「生理がきたから」帰ると言い出す。しかも「安生さん思ったのと違った」と捨て台詞(?)を残して去る。
人生に費用対効果はない
安生は、琴子(中尾ミエ)を自宅に呼んで「しゃぶしゃぶ」を一緒に食べる。妊娠していなかった旨はメールできなりに伝えたという安生。琴子は(メールで済ませないで)「きなりさんに会いに行きなさいよ」とあきれる。
琴子は「浮気したことに変わりない」と注意する。「1回だけ」と言い訳する安生。
そして安生は結婚や子供は費用対効果がないと言う。育てた子に金属バットで殺されるかもしれないと凄惨な事件の例えまで出す。
だが琴子は「あんたの生き方、費用対効果あるの?」と怒る。
安生は「自分の納得する人生を送れたらいい」というのだが・・・
琴子は「費用対効果が大切ならココでくたばりなさい」と愛情を思って怒る。死亡すれば一番お金がかからないのだ。それに費用対効果を考えて子供を産まない方がいいなら安生も産まない。そのことも分らないのか、と…。
御厨家にて。琴子は美帆(葵わかな)に「バカバカしい」「悲しい」と愚痴をもらす。人生は計算どおりには上手くいかないものなのだから、費用対効果なんてないと受け入れてこその人生なのに…なぜ彼は分からないのか、と琴子は悲しくなった。
きなりへの思いに気付く安生
後日。美帆は安生に会いに行く。美帆は安生の考えも分かる。少し前は「今」と「自分」しか考えていなかったから。だが、今は自分一人の人生じゃなかったと気づいた。この先、家族ができたら理不尽なことが起きるだろうけど、「それが生きてくってことで、みんな、覚悟を決めたのかも」という美帆。
そして、美帆は、きなりさんも自分一人の人生じゃないんだと思う。安生と全てひっくるめて一緒に人生を歩みたいと思っていたのだろう。
安生ときなりはインドで出会った。きなりは「自分」を持っている女性だった。…一緒にいるのが当たり前になってしまって、今後きなりのいない人生に安生は不安を覚える。
「俺、きなりのこと、けっこう好きなのかもしれない」ときなり。美帆は、それをきなりに伝えるように背中を押す。さらに琴子から預かった手紙も手渡す。なんと、「きなりさんへの謝り方・10箇条」までついていた。
謝り方10箇条
安生は琴子の教えを守って行動していく↓
- 第1条:花と甘いものを準備
- 第2条:服装と姿勢を整える
- 第3条:ひたすら待つ
- 第4条:会えたら正直な気持ちを話す
- 第5条:無視されても話す
- 第6条:伝わらなくても一生懸命話す
- 第7条:土下座
- 第8条:花、甘いもの、土下座の繰り返し
- 第9条:土下座に次ぐ土下座
- 第10条:最後にプロポーズ
5話の結末
安生は9条まで従ったが、さすがにプロポーズはためらう。そんな中、魚屋さんで見つけた「ズワイガニ」(3千円)を丸ごと持参。ついに、きなりが「なんで蟹?」と立ち止まる。今日も土下座して謝るが、きなりは「ふざけんなよ!」と安生を蹴っ飛ばす。
安生は「結婚するなら相手はきなり」と伝える。だが、きなりは「勝手なこと言うんじゃねえ」と蟹の入った発泡スチロールの蓋で安生をぶん殴る。それでも「電話やメールしていい?」と頼むと、「わかんない」ときなり。(今後の連絡を断らなかった!!)
安生は琴子と話す。きなりという帰る場所があったからフラフラできたという安生。琴子は「大切だと気づいたなら頑張りなさい」と応援する。
一方、美帆は会社の飲み会でのお店で沼田翔平(葉山奨之)と偶然会って、意気投合。その後、プライベートで逢うようになった。そしてついに翔平から「好きなんだ」と告白され、美帆は付き合うことをOKする。
第5話のポイント:第5話のメインキャラクターは小森安生です。浮気相手の妊娠騒動をきっかけに恋人との関係について溝ができてしまいます。それでも琴子や美帆に背中を押されて、何度も恋人・きなりに謝ります。きなりが安生からのメールを【断らなかった】ことは、まだ脈アリか?って感じで終わります。とりあえず良かったですが…あの猛アタックとストーカー行為すれすれなんじゃ(笑)
5話は、琴子さんの「費用対効果」論が素晴らしい。一番の費用対効果はくたばってしまうこと…。辛口ですが、核心ですね。費用対効果なんて人生にはないのだと思います。
そして第5話ラストでは、美帆に新しい恋人が誕生したのもポイント。うまくいくといいいのですが…。
6話のネタバレ・あらすじ
第6話のネタバレ・あらすじ
智子(森尾由美)は、親友の千さと(とよた真帆)の離婚をきっかけに、自身の離婚についても真剣に考えて、貯金し始めている。そして夫・和彦(利重剛)の定年退職の日を【離婚を切り出すXデー】と決めた。
和彦を仕立てようとする美帆たち
母の決断を知った美帆(葵わかな)・真帆(山崎紘菜)・琴子(中尾ミエ)の3人は、和彦を「理解ある夫」に仕立てようとするが、和彦のやることなすこと全てが裏目に出てしまう…。
和彦は、父親は黙って外で働いて家族を守るという信念で生きてきた。そんな和彦を太陽(堀井新太)は尊敬し、和彦の定年退職の日にお祝いの会があるからサプライズしようと提案する。
琴子もまた契約延長の申し出を断り、無事に「トミー ヒルフィガー」店員の契約期間をまっとうした。
定年退職の日
そして和彦の38年勤めての定年退職の日。家族で祝う中、和彦が手紙を読み始めた。琴子、娘たち、太陽くんへの感謝を述べる。だが、智子が離婚を切り出して部屋に立てこもった。
和彦は誠心誠意、謝罪し「変わるから」と宣言。そして「これからも俺はお前と生きていきたいんだ」と懇願。
和彦は母・琴子の教え<三千円の使い方>を実践していた。毎月お小遣いから三千円を貯金してきたのは一番大切な人、智子とのこれからのため。和彦は貯金を使ってハワイへ一緒に行こうと誘う。
6話の結末
智子は和彦との楽しかったことも思い出し、不満を数えるのではなく笑顔を数えようと思った。和彦と夫婦関係をやり直していくことを決めた。
その後、智子と和彦は2人でハワイ両行へ。
他の家族も新たな出発をする。琴子は安生とお惣菜デリバリーを起業することにした。そして美帆は、翔平からプロポーズされた。
第6話のポイント:第6話のメインキャラクターは御厨和彦です。家族と会話が続かず、家事も全くしないため、妻・琴子から離婚を切り出されてしまいます。和彦は古い父親像を持っていて、本当は家族と関わりたかったのに分からなくなっていました。和彦の秘めていた家族への熱い思いが聞ける場面は感動ものです。もう少し早く夫婦で話し合えていたらと思いますが、再スタートするのに遅すぎるってことはないかもしれません。
6話ラストは、琴子の起業、美帆が求婚されたりと物語も動き出していきました。上手くいくといいのですが…。
7話のネタバレ・あらすじ
第7話のネタバレ・あらすじ
美帆(葵わかな)は恋人の翔平(葉山奨之)からプロポーズされて幸せいっぱいに。将来の目標を明確に持っている現実的な2人は、今後の結婚生活でどれくらいお金が必要なのか計算し始める。
御厨家の面々は美帆の結婚に驚くも温かく祝福する。美帆は幸せの絶頂だった。そして美帆は翔平の両親へ挨拶をするために翔平の実家を訪れて…。
変わった家族と衝撃の事実
翔平の実家・沼田家は、それぞれが自由奔放で、かなり変わった家庭だった。母・加奈子(霧島れいか)は翔平に「お母さん」と初めて呼ばれて笑う。いつもは加奈子と呼び捨てだった。みんな名前で呼び合っているそうだ。
父の栄太(川瀬陽太)もいるが暇さえあればバイクをいじっているとのこと。だが家の中にいた。美帆が挨拶しても栄太はそっけない。すると、加奈子は美帆の手土産のお菓子を目の前で「美味しい」と食べる。
リビングで美帆が結婚の話をすると、加奈子は「そういうマジなのいいから」と制する。「結婚はご自由に」だからという。
ここまでは美帆は悪気がないし大丈夫と思っていたが…。両親から翔平も知らなかった衝撃の事実が明かされる。翔平の美大進学のための教育ローンが残り400万円あるという。正社員になった翔平が払うことになったが…美帆はショックを受ける。
翔平との将来を考える美帆
美帆はひとりで実家へ戻り、結婚を迷っている事情を説明した。姉・真帆は「理解できない」と怒る。400万、利子入れて450万を2人で返すとなると、月3万で12年もかかる…美帆の中古の一軒家購入と保護犬を飼うという夢が遠のくし「毎月3万で出来たこと」を諦めないといけない…それでいいのか?と。
美帆は翔平としばらく会わず、ひとりで今後のことを考えることに。美帆は琴子と安生の惣菜デリバリーを手伝っていたが、注文と違った惣菜を入れるミスをしてしまう。
安生は再配達に行く前、美帆に「大切な人のことと向き合うのを先延ばしにしちゃダメ」とアドバイス。自分のように後悔して欲しくないから、と。
昼休憩の時間に、姉・真帆がやってきた。真帆は先日、頭ごなしに反対したことを謝る。美帆にとって翔平が本当に必要で大切な人なら考えることも必要だと助言した。
黒船スーコと再会
美帆と真帆は、商店街で黒船スーコ(アン・ミカ)と偶然再会する。そして美帆の話を聞いてもらった。スーコは借金返済の影響で余裕がある暮らしができるのは先になるが、前倒ししたいなら「愛」が必要だと語る。お金と愛は両極でなく、愛があれば貯められるものだから、と。
7話の結末
翔平が美帆の実家の近くに(勝手に)来ていた。そこへ琴子が帰って来て、初めて会う。翔平は琴子に教育ローンのことで謝った。美帆を巻き込んだことを申し訳ない、と。
翔平は母がもう一度会いたいと言っていると、美帆を誘う。
沼田家にて。美帆は、加奈子の言い分が変わってないのに気づく。加奈子は貯金なんてしないしお金は使うべきという価値観。教育ローンは沼田家にお金がないから仕方ない。翔平たちに任せて「ごめんね」という。
美帆は、それなら自分も自由にしたい、教育ローンを放り出して翔平と2人で生きたいと。だが自由には責任がともなうし、家族になるから放り出せないという。
美帆は「大切な人の未来を奪ってまで自分が楽しい今を優先するっておかしくないですか」と両親に意見する。
だが、翔平は奪われてない、逆だという。美大行きを反対されていたら今の自分はないから。
美帆と翔平の話は平行線に。沼田家を後にした美帆を、翔平が追って来た。翔平は仕事を変えるといいだす。稼げる仕事に就ければその分を返済できる、と。だが、美帆はお金のために夢(デザインの仕事)を捨てるのは大反対。プロポーズは白紙となった。
最終回(8話)のネタバレ・あらすじ
最終話(第8話)のネタバレ・あらすじ
美帆(葵わかな)は、恋人・翔平(葉山奨之)の教育ローンや特殊な家庭環境が原因で、プロポーズをいったん白紙に戻す。
それから二カ月後。美帆は翔平への思いを振り切るかのように仕事に打ち込んでいる。そんな彼女のもとに、退職した先輩社員・街絵(酒井若菜)がやって来る。価値観の違いから恋人とぶつかったと話す美帆は、街絵からアドバイスを受ける。
ある日、翔平から「自分がデザインを手がけたポスターが展示されるので、ぜひ見て欲しい」というメールが美帆のもとに届く。美帆は両親とともにポスターを見に行くが…。
「何のためにお金を貯めるのか?」…お金について学んできた美帆が最後に下す決断とは?
【三千円の使いかた】結末は美帆が保護犬を飼える?
ドラマ【三千円の使いかた】の結末では、美帆が節約と貯金に成功して、一軒家を購入し、保護犬を無事に飼うことができるのでしょうか?
実はドラマ【三千円の使いかた】には原作小説があります。
原作小説での結末は、美帆は「一軒家の購入と保護犬を飼う」夢を実現できませんでした。ざっくりいうと、恋人の(実質的な)「借金」を祖母・琴子が肩代わりしてくれたので、琴子に借金を返していくことになる・・・というところで終わっています。
詳しくはコチラ↓
小説版の結末はそれはそれで、お金の使い方が愛情あふれる展開で良かったのですが、ドラマ版の結末として、10年後、一軒家で保護犬を飼っている美帆の姿も見たいところ。第1話で犬のピーちゃんが逃亡して、保健所で殺処分された展開がとても辛いので…ハッピーエンドにしてほしいです。
美帆は保護犬にまた「ピー」と名付けて、笑顔でワンちゃんとお散歩してほしい。そんなドラマ・オリジナルでの結末を用意してくれるといいなあと思います。
画像出典「三千円の使いかた」公式HP
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